Re: ピアノ練習法について、アドバイスいただければ

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/6/29(17:16)]

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2944. Re: ピアノ練習法について、アドバイスいただければ

お名前: ドラちゃん http://dorataoku.blog37.fc2.com/
投稿日: 2008/9/24(20:04)

------------------------------

 バナナさん、こんばんは。

 ピアノに限らず鍵盤楽器というものに全く触らなくなって数年になるドラです。

 私の場合は、子どもの頃からあまり指導者につかずに、ほとんど我流で
ピアノや色々な楽曲について、気持ちのおもむくままに勉強というか研究というか
という事をしていました。

# ピアノの先生に付いて習っていた
# 時期もありますけれど。

 バナナさんの書いているのを読んで、私が思った事は、まず、ある程度
ピアノのタッチが身体に馴染むまでは、バッハは止めておいた方がいいんじゃない
かなぁっていう事です。

# ここで言っている『ピアノのタッチ』とは、
# 音を出すためのメカニカルな身体の動きを
# 指しています。

 普通にピアノ教室などに通うようになったお子さんなどは、演奏時の基本的な
姿勢・手の形・肘の位置などを仕込まれ、そういう事を通して余計な力の抜けた
正しいタッチを身につけていきます。

 しかし、(私の経験から言っても)そういった基本的な事が身に付いていない
状態では、バッハのフーガなどは特に手の形が崩れやすく、変なクセや力み
などが身に付いてしまう可能性が高いと思います。

 そんなわけで、しばらくはホモフォニーっぽいものを中心に始めた方が
良いかと思います。

 とはいえ、大人になってからの初めてのピアノという事であれば、自分の
好きな曲を中心にやっていった方がいいと思うので、ぴよぴよさんも書いて
らっしゃる様に、自分が通える範囲の場所で、大人向けのレッスンをしてくれる
いい先生を見つけて、相談しながら進めて行かれるのがいいと思います。

〉============
〉1.CDを聴きながら、その楽譜を目で追う練習の解説

〉  練習目的

〉 オリジナルテンポでの、楽譜の読み取り速度に慣れること。

〉 普通に練習していると、「自分のできる範囲」でしか音符を読まないので、
〉 難しい楽譜に出会うと、止まったり、極端にトロイ演奏になってしまいます。
〉 難しい楽譜でも、普通にサラッと弾けるようになるには?
〉 そのためには、「サラッと弾いている」読譜速度に、目を慣らすこと
〉 から始めます。

〉  速いテンポに目を慣らす

〉 CDを聴きながら、その曲の楽譜を目で追ってみます。
〉 かなり速い速度に感じると思います。
〉 えっ、こんなに素早く進んじゃうの? 速すぎる! と。

〉 慣れるまでは、最初の数行程度で「あれ? 今どこ弾いてるの?」と見失うかもしれませんが、もし途中で見失ったら、CDを止めて最初からやり直しです。

〉 指定テンポの速さで、音符を目で追うことさえ危ういのに、指定テンポの速さで、音符を見ながら初見で弾くのは無理ですから、このトレーニングで、素早く譜面をなぞる訓練を積みます。

〉 この訓練は、結構楽な訓練ですが、意外な効果もあります。
〉 それは、続けていくに従い、「音符アレルギー」が少しずつ克服できていくのです。

〉 音符アレルギーは、普段、音符を見慣れていないことが主な原因ですから、この訓練を通して、楽譜を見慣れることで、「音符への抵抗感」が薄れていくのです。
〉======================

 以前に、あるピアノの先生から、こんな事を言われた事があります。

 その時は遊びのようなもので、初見で連弾をしていたのですが、途中で早い
パッセージが相手のパートと自分のパートに交互に出て来て、かけ合いの様に
なっている面白い部分で、私が弾ききれなくて、手がまごまごしてしまっていました。

  『あなた、このフレーズをドレミファで歌ってみなさい』

 音程なんか多少外れたっていいから、テンポ・リズムを正確にとって歌って
みろ、と言うんです。

 やってみると、正しく歌うことは出来ません。

  『繰り返して!』

と言われて、何回か繰り返していると、段々と良くなってきます。

 何となくよろしくなって来たところで、

  『それじゃ、弾いてみて!』

と言われて弾いてみると、あら不思議! 若干ぎこちなくはあるけれど、
でも、何とかつっかえずに弾けるようになっているんです。

 その時に言われたのは…

  『練習にも色んなレベルがあるけれど、何回弾いてもつっかえて
   しまう箇所や上手く弾けない箇所は、こうやってその部分だけ
   歌ってみるとか、指使いを考えてみるとか、リズムを変えて
   練習してみるとか、工夫してみることが大切ね』

 ま、こんな事でも参考になれば。

〉こんなのもありました。

〉「音符」をアルファベットとか「英語」に置き換えると、訓練方法が分析的
〉でなく、「習うより慣れろ」っていう多読に近いものがあるかなーと。
〉↓
〉で、私の現在の状況を整理すると

〉1)ピアノで好きな曲を弾きたい
〉2)多読的習得法には、くわしい

〉ですので、

〉故に

〉3)多読的習得法で、「ピアノで好きな曲を弾ける」ようになればいい。

〉ということになったのです。

 んーっ、(えらそうかもしれませんが)着想はよろしいんじゃないかと。

 ただ、多読には先生が不要な人も多いですが、ピアノの場合は、自分が余計な
問題を抱えないために適切な助言をしてくれるような、それなりの先生的な人が
いた方がいいと思います。

 それでは、Happy playing pianoで♪


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2950. Re: ピアノ練習法について、アドバイスいただければ

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2008/9/25(21:24)

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"ドラちゃん"さんは[url:kb:2944]で書きました:
〉 バナナさん、こんばんは。

〉 ピアノに限らず鍵盤楽器というものに全く触らなくなって数年になるドラです。

おお、私もそうかな、前世でプロだった(ような気がします)けど、
この世に生まれてからは、ピアノに触ってないかなー。

〉 私の場合は、子どもの頃からあまり指導者につかずに、ほとんど我流で
〉ピアノや色々な楽曲について、気持ちのおもむくままに勉強というか研究というか
〉という事をしていました。

おお!すばらしい!

〉# ピアノの先生に付いて習っていた
〉# 時期もありますけれど。

〉 バナナさんの書いているのを読んで、私が思った事は、まず、ある程度
〉ピアノのタッチが身体に馴染むまでは、バッハは止めておいた方がいいんじゃない
〉かなぁっていう事です。

えええええー、「わたしはバッハが弾きたい弾きたい弾きたい」と
ごねてみます。

〉# ここで言っている『ピアノのタッチ』とは、
〉# 音を出すためのメカニカルな身体の動きを
〉# 指しています。

〉 普通にピアノ教室などに通うようになったお子さんなどは、演奏時の基本的な
〉姿勢・手の形・肘の位置などを仕込まれ、そういう事を通して余計な力の抜けた
〉正しいタッチを身につけていきます。

〉 しかし、(私の経験から言っても)そういった基本的な事が身に付いていない
〉状態では、バッハのフーガなどは特に手の形が崩れやすく、変なクセや力み
〉などが身に付いてしまう可能性が高いと思います。

ふむふむ

〉 そんなわけで、しばらくはホモフォニーっぽいものを中心に始めた方が
〉良いかと思います。

すんません、「ホモフォニー」って言葉がわかんない。

〉 とはいえ、大人になってからの初めてのピアノという事であれば、自分の
〉好きな曲を中心にやっていった方がいいと思うので、ぴよぴよさんも書いて
〉らっしゃる様に、自分が通える範囲の場所で、大人向けのレッスンをしてくれる
〉いい先生を見つけて、相談しながら進めて行かれるのがいいと思います。

うむ、そうですね。おためし短期っていうのがあったらいいなと思ってますね。

〉 以前に、あるピアノの先生から、こんな事を言われた事があります。

〉 その時は遊びのようなもので、初見で連弾をしていたのですが、途中で早い
〉パッセージが相手のパートと自分のパートに交互に出て来て、かけ合いの様に
〉なっている面白い部分で、私が弾ききれなくて、手がまごまごしてしまっていました。

〉  『あなた、このフレーズをドレミファで歌ってみなさい』

〉 音程なんか多少外れたっていいから、テンポ・リズムを正確にとって歌って
〉みろ、と言うんです。

〉 やってみると、正しく歌うことは出来ません。

〉  『繰り返して!』

〉と言われて、何回か繰り返していると、段々と良くなってきます。

〉 何となくよろしくなって来たところで、

〉  『それじゃ、弾いてみて!』

〉と言われて弾いてみると、あら不思議! 若干ぎこちなくはあるけれど、
〉でも、何とかつっかえずに弾けるようになっているんです。

〉 その時に言われたのは…

〉  『練習にも色んなレベルがあるけれど、何回弾いてもつっかえて
〉   しまう箇所や上手く弾けない箇所は、こうやってその部分だけ
〉   歌ってみるとか、指使いを考えてみるとか、リズムを変えて
〉   練習してみるとか、工夫してみることが大切ね』

〉 ま、こんな事でも参考になれば。

なるほど、面白い話です。

〉〉こんなのもありました。

〉〉「音符」をアルファベットとか「英語」に置き換えると、訓練方法が分析的
〉〉でなく、「習うより慣れろ」っていう多読に近いものがあるかなーと。
〉〉↓
〉〉で、私の現在の状況を整理すると

〉〉1)ピアノで好きな曲を弾きたい
〉〉2)多読的習得法には、くわしい

〉〉ですので、

〉〉故に

〉〉3)多読的習得法で、「ピアノで好きな曲を弾ける」ようになればいい。

〉〉ということになったのです。

〉 んーっ、(えらそうかもしれませんが)着想はよろしいんじゃないかと。

〉 ただ、多読には先生が不要な人も多いですが、ピアノの場合は、自分が余計な
〉問題を抱えないために適切な助言をしてくれるような、それなりの先生的な人が
〉いた方がいいと思います。

「余計な問題を抱えない」
これ、そのとおりかも。

基本的には「バッハ、弾きたい弾きたい弾きたい」私なので、あれかも
しれませんが、

ドラちゃんさんのポイントは
 ・変な癖つけると大変よ
 ・余計な問題を抱えないように、適宜先生的な方利用しようね
の2点だと思います。

適宜組み合わせていきますね。

〉 それでは、Happy playing pianoで♪

ラジャーです。


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2951. Re: バッハの曲も色々ですよねぇ…

お名前: ドラちゃん http://dorataoku.blog37.fc2.com/
投稿日: 2008/9/25(23:24)

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 バナナさん、再びこんばんは。

〉〉 バナナさんの書いているのを読んで、私が思った事は、まず、ある程度
〉〉ピアノのタッチが身体に馴染むまでは、バッハは止めておいた方がいいんじゃない
〉〉かなぁっていう事です。

〉えええええー、「わたしはバッハが弾きたい弾きたい弾きたい」と
〉ごねてみます。

 あははは…(笑) バナナさんらしいゴネですね♪

 まぁ、ちょっと私の言い方が悪かったかな…(汗)

 正確に言うと、バッハのフーガの様な、複数の旋律が独立して動くような
曲だと、基本が出来ていない人は手の形が崩れやすいので、変なクセが付き
やすいですよ、って事です。

 特に3声以上の曲は、どうしても一つの手で2つ以上の旋律を弾かなければ
ならないため、手の形が崩れやすくなります。

# 3声のフーガとか、4声のフーガという
# 言い方は、簡単に言うと、同時に3個の
# (4個の)旋律を奏でる曲ですよ、って事です。

# より正確に言うと、独立した旋律を奏でるパート
# (これを声部と言う)が、3声部で構成されている
# フーガなのか、4声部で構成されているフーガ
# なのかを言っているのですけれど。

 でも、バナナさんもご存じのように、バッハの曲にはフーガじゃない曲も
たくさんあって、確かに、そういう心配をしなくていい曲もたくさんあるん
ですよね。

 バナナさんが大好きなゴールドベルグ変奏曲のアリアや、どなたかが書いて
らした(その記事が見つからない…(涙))平均律第1集のハ長調のプレリュード
などは、とっかかりとしてはいいんじゃないかと思います。

# 2曲とも、曲自体が優美ですしね♪

〉〉 そんなわけで、しばらくはホモフォニーっぽいものを中心に始めた方が
〉〉良いかと思います。

〉すんません、「ホモフォニー」って言葉がわかんない。

 ありゃ? バナナさんならgoogleせんせーに教えてもらって帰ってくると
思って、わざと放置しといたんですけども…(汗)

 ホモフォニーってのは、和音の上に旋律がのっている楽曲の構成で、平たく
言えば、左手が和音で、右手が旋律になっている様な曲の事です。

〉「余計な問題を抱えない」
〉これ、そのとおりかも。

〉基本的には「バッハ、弾きたい弾きたい弾きたい」私なので、あれかも
〉しれませんが、

〉ドラちゃんさんのポイントは
〉 ・変な癖つけると大変よ
〉 ・余計な問題を抱えないように、適宜先生的な方利用しようね
〉の2点だと思います。

〉適宜組み合わせていきますね。

 そうですね。

 私の場合、子どもの頃に先生に付いていない時期が結構長くて、その間に
付いてしまった悪いクセを抜くのに非常に時間と労力がかかりました。

 そういう変なクセは、出音の美しさや演奏の自由度を大きく阻害するので、
避けるに越したことはないです。

〉〉 それでは、Happy playing pianoで♪

〉ラジャーです。

 音楽も、自分で演奏できるようになると楽しみが大きくなりますね♪
 良い先行きをお祈りいたします。


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2952. Re: バッハの曲も色々ですよねぇ…

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2008/9/27(01:02)

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"ドラちゃん"さんは[url:kb:2951]で書きました:
〉 バナナさん、再びこんばんは。

ちわっす

わかりやすい説明、dankeです

〉 私の場合、子どもの頃に先生に付いていない時期が結構長くて、その間に
〉付いてしまった悪いクセを抜くのに非常に時間と労力がかかりました。

〉 そういう変なクセは、出音の美しさや演奏の自由度を大きく阻害するので、
〉避けるに越したことはないです。

なるほど、こういうことがあったのですね

〉〉〉 それでは、Happy playing pianoで♪

了解了解です

〉 音楽も、自分で演奏できるようになると楽しみが大きくなりますね♪
〉 良い先行きをお祈りいたします。

ではでは


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