Re: Jacqueline Wilson

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8962. Re: Jacqueline Wilson

お名前: ポロン
投稿日: 2003/1/11(17:44)

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しおさん、ちーわさん、こんにちは。ポロンです。

〉お2人ともThe Suitcase Kidを読んでくださったんですね。
〉しかも、楽しんで読まれたということ、本当に嬉しいです〜!!

はい、とってもひきこまれました!

〉 ちーわさんがThe Cat Mummyのレビューを書いてくださった
〉 ときも嬉しかったです。ちーわさんのレビューがついて、はじめて
〉 あの書評が生きますね。私のあらすじ紹介だと、「これはホラー?」
〉 って感じ・・。「しおさんに感謝!」なんて私の方が「ちーわさん
〉 に感謝!」です。

書評を見てきました。
テーマは重そうだけど、温かい作品なんですね。
Jacqueline Wilsonの視点って、人生のシビアな部分はシビアなままに
それでも子どもたちを温かく包むように見てるな〜
というのが、1冊だけ読んでみた私の想像です。^^

〉 私も「もうみんなどうしてAndyのことを分かってやらないの!」って
〉 どんどん感情移入してしまいました。
〉 あと、Jacqueline Wilsonの作品の中で、
〉 The Suitcase Kidのように主人公の気持ちが痛いほど伝わり
〉 読んでいる方まで胸が痛くなるタイプの本は、
〉 ”Dustbin Baby”と”The Illustrated Mum"です。
〉 主人公がぎりぎりの状況に追い込まれたり、理不尽な目に
〉 あったりと、つい読み急いでしまいます。
〉 ちょっと字が多いのですが、おすすめです!

しおさん、ありがとう〜〜。
Dustbin Babyとはまた題名からしてシビア!
書評を見たら、胸がきりきりしてきそうなお話ですね〜。
また読みたいリストに加えておきます。
読みたい未読本だけで、300万語は軽く超えるかもしれない。。。

〉 The Secret Gardenの原作はよかったですよ〜。
〉 MaryとColinの2人が激しく自我をぶつけあっているところが
〉 特に面白く読めました。私にとって未知のエピソードが続出で、
〉 どうやら子供の頃読んだ邦訳はだいぶはしょってあったみたいです。

そうそう、全然いい子じゃないところがおもしろいんです。

〉 それでは、ボロンさん、ちーわさん、これからも楽しい読書を!

しおさんも、Happy Reading !!


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9027. Re: Jacqueline Wilson

お名前: しお
投稿日: 2003/1/12(14:16)

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ポロンさん、ちーわさん、こんにちは。しおです。

〉テーマは重そうだけど、温かい作品なんですね。
〉Jacqueline Wilsonの視点って、人生のシビアな部分はシビアなままに
〉それでも子どもたちを温かく包むように見てるな〜
〉というのが、1冊だけ読んでみた私の想像です。^^

 ボロンさん、私もまさに同じ感想です!Jacqueline Wilsonの作品の
 魅力ってそこにあると思います。
   
 2002年7月29日の毎日新聞朝刊にJacqueline Wilsonの
 インタビューがほぼページ半分を使って掲載されていました。
 そのインタビューを読んで、Wilsonは、現実を現実として受け止め
 かつ子供たちを優しい目でみるということをはっきりと意識して
 書いているのだなと思いました。

 一部引用すると、

 「私は普通に幸福な家庭を持たない子供を取り上げ、その現実に正直
  であろうとしている」

  (”The Suitcase Kid”について)
  「英国での離婚はかつて3組に1組だったが、今はさらに増加し
  驚くべき状況にある。私は主人公のような子供に大勢出会った。
  彼女たちは安住の家と空間を持たず、大きな負担を強いられている。
  作品を読んだ子供たちから、自分と同じ境遇の子がいることを
  知って慰められたという手紙を数百通もらった」
  
 「自分は結婚しない、と言う子が多い。結婚がうまくいくとは
  信じられないのだ。子どもは両親が復縁することを何年も期待
  し続けるが、大抵はそうならない。作品で両親を復縁させない
  のは子どもにフェアでないからだ。両親が一緒でなくても幸せ
  になれるという幕引きの方が前向きだ」

  「子供たちは問題の解決法を求めており、非現実的なハッピーエンドは
  望んでいない。一方私は読者に対し、本を読んで涙にくれることは
  望まず、センチメンタルにはしたくない。どんなに深刻な問題を
  扱おうが、本は娯楽だ。悲しい状況でもおかしな面を見つけ、
  ユーモアを交えることが困難な事態への対処メカニズムとなる。」

 「子どもが社会の理想にあわせる必要は全くない。すべての人が異なり
 違っていていいのだ、と思っていてほしい」

  それでは、これからも楽しい読書を!
 
  
  


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9040. Re: Jacqueline Wilson

お名前: ポロン
投稿日: 2003/1/12(21:11)

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しおさん、こんにちは。ポロンです。

Jacqueline Wilsonのインタビュー、詳しく紹介してくださって
ありがとうございました!

ひとつひとつの言葉に、うん、うん、とうなずいてしまいました。
英国の社会状況が、それほどまでとは知りませんでした。
日本でも、一見幸せそうな家庭に育っていても、心の叫びを
おさえつけられている子どもはたくさんいるかもしれない、
そんな思いで、The Suitcase Kidを読みました。

シビアな現実に直面したとき、それにどう対処していくか、
まさに、現代の大人にも子どもにも求められることですね。

Jacqueline Wilsonの邦訳は、残念ながらあまり見かけないのですが、
これから日本でも、もっと評価されていくでしょうね。


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