読む速さの遅い原因

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[う〜む] 516. 読む速さの遅い原因

お名前: SSS学習法研究会 河手真理子
投稿日: 2002/2/24(22:34)

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kirino さん、こんにちは

わたしも読むのが遅くて、悩んでいる一人です。

〉〉読む速さが遅い原因はいくつかあると思います。
〉〉まず和訳していないでしょうか?
〉〉また、100%理解しようとしていませんか?

〉和訳、特に返り読みは30年近くの習慣になっている気がします。

これがが一番多い原因だと思います。
「いいかげん読み」に慣れれば、ある程度は克服できると思います。

ところが、レベル的には十分読めると思うのに、とても時間がかかることがあります。
つまり、あるレベルで100〜150w/minで読めるのに、同一レベルの他の本ではとても時間がかかることがあるのです。
原因をいくつか考えてみました。

読者の要因
1.眠い時--日本語の本なら、少しくらい眠くても読める
2.心配事があり、読みながら、そのことを考えている
  --つまり集中していないということです
本の要因
1.本の内容に興味が持てない
2.時代物--その国やその時代の背景の知識がないために、
  話に入っていくのに時間がかかる。内容も古くさい
3.登場人物の名前がなじみがない
  (音節の多い名前など、古典ものに多い)
4.登場人物が多い
  --一気に読まないと、人間関係がわからなくなってしまう
5.映画のrewrite版--場面が飛ぶことが多くて、話の展開がスムーズではない。  (映画を観たことがあれば、
  そういう違和感は感じることなく、話にのっていけるでしょう)
6.薄い本

6の薄い本という理由はこういうことです。
本の読み始めは、状況設定や、人物の背景の理解に時間のかかることがありますが、後半は加速度的にスピードがあがります。
薄い本は、その点、話に引き込まれて乗ってきたときにはもう終わりになっていることがあるので、平均して
計算してみると、w/minが遅くなっている。一方通常のペーパーバックなどの厚い本は前半は同じように時間がかかるが、
平均してみるとかなりの速さで読めていることがある、というわけです。

どうでしょうか、読む速さが遅くなる原因、ほかにもありませんか?

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543. Re: 読む速さの遅い原因

お名前: kirino
投稿日: 2002/2/25(20:03)

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丁寧な返信ありがとうございます。
ご指摘のポイントを考えて見ました。

〉「いいかげん読み」に慣れれば、ある程度は克服できると思います。
まだ、わからない部分を飛ばすことが出来ずにいます。
ついつい「これが解らないと、次のレベルで苦しくなる」と考えてしまい...
こういった「勉強」というスタンスをunlearnigする必要を感じています。

〉読者の要因
〉1.眠い時--日本語の本なら、少しくらい眠くても読める
会社員としては、まとまった時間をとろうとするとついつい夜になり勝ちで...
一旦眠って、早朝に読んだりと、工夫はしています。

〉2.心配事があり、読みながら、そのことを考えている
〉  --つまり集中していないということです
直読直解を促進する為に時間圧力をかけているのですが、それが却って集中の妨げに
なっていることもたまにあるかも知れません。
最近は、英文を読んだあと、そのシーンを思い浮かべるように努力をしています。

〉本の要因
〉1.本の内容に興味が持てない
先達の皆さんの書評のおかげで、今のところこれはありません。

〉2.時代物--その国やその時代の背景の知識がないために、
〉  話に入っていくのに時間がかかる。内容も古くさい
〉3.登場人物の名前がなじみがない
〉  (音節の多い名前など、古典ものに多い)
〉4.登場人物が多い
〉  --一気に読まないと、人間関係がわからなくなってしまう
日本語においても翻訳物では、カタカナ名前や地名等の固有名詞の区別がつかなくなって、混乱することが多いです。
(日本名前だと、多分表意記号として一瞬のうちに理解してしまっているのですが)
こればっかりは、そういうものだとあきらめるしかないですね。

〉5.映画のrewrite版--場面が飛ぶことが多くて、話の展開がスムーズではない。  (映画を観たことがあれば、
〉  そういう違和感は感じることなく、話にのっていけるでしょう)
これまでこの手の本は避けて来ましたが、英文からシーンをイメージする訓練には
却っていいのかも知れないと考え直しています。
これから、トライしてみます。

〉6.薄い本
薄い本もさることながら、同じレベルでもオムニバス版は相対的に遅くなっている
気がします。
やはり、入っている話の数だけ、場面設定が変わるのがマイナスに作用しているの
かも知れません。

自分で言うのは何ですが、自分の日本語は相当高いレベルにあると自負しています。
そしてそのベースを作ったのが小学校高学年から、中高にかけて読み漁った膨大な
日本文学の数々にあったと考えています。
そのきっかけは、小学校六年生の時、NHKの大河ドラマの「国盗り物語」が大好きで、
麻疹かなんかで休みの間、ドラマの次がどうなるのか知りたい一心で、上下巻一気に
読みきったのがきっかけでした。

そうなると読むのも速くなるし、分厚くても苦にならないし...
却って分厚い大長編の方が、話にのめり込めてどんどん進んだような記憶があります。
この原体験が、SSSを始める決心をした理由の一つですが、こうやって書いてみて、
読んでるものが、一方で映像になっているということも、「シーンを想起」するいい
訓練になっていたのかも知れないと、再発見するに至りました。

直読直解を促進するテクニックの一つとして、早速トライしてみようと思います。


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