Re: 90万語まできました

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/6/29(23:12)]

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459. Re: 90万語まできました

お名前: shin
投稿日: 2002/2/18(18:25)

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〉Matildaは厚さが、読み応えがありますよね。
〉いよいよふつーのペーパーバック寸前。
〉いままでの経験では Matilda The Witches を読み終わると
〉シェルダンに移れるようです。
 前にも書きましたが、The Witchesはでだしから集会のところまで、笑えました。単語知らなくても。音とリズムがあるなあと思いました。以降最後までは、しんみりした感じもあって、味わいのある作品でした。 翻訳はでているんでしょうか。翻訳するには、日本語の実力がないとこの味はだせないんじゃないかなあと思います。

〉でも読書速度を見ていてください。100語より少ないなら
〉graded readersで150から200語で読めるものを
〉平行して読まれるとよいと思います。
〉少々お節介だったかな?90万語も読んでいるshinさんには。
 そんなことはありません。助かります。
 いつもレベル4、5に戻っています(各レベル別書評の冒頭にあるアドバイスがとても役に立っています)。たまに、残っているレベル2も読みます。
 cambridge4、5はストーリーがオトナ向けであきないことと、活字がゆったり組んでいることのためなのか、その速度で読めます。このシリーズは、内容がシェルダンなどの大衆文学を一直線に志向しているような感じですね。oxfordの4も好きです。旧緑シリーズの売れ残りのうち、現代児童文学ものを3冊ほど買って読みましたが、面白いです(原作がしっかりしているのでしょう)。
 ペンギンは6になるとやや息切れ?しているような・・・もっとも、これは読み手の興味の問題かもしれませんが。なじみのある「月長石」と「白衣の女」のretoldを読みましたが。


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484. Re: 90万語まできました

お名前: 酒井邦秀
投稿日: 2002/2/21(15:10)

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原稿書きで苦しんでいて返信が遅れています。
ごめんなさい。

〉 前にも書きましたが、The Witchesはでだしから集会のところまで、笑えました。単語知らなくても。音とリズムがあるなあと思いました。以降最後までは、しんみりした感じもあって、味わいのある作品でした。 翻訳はでているんでしょうか。翻訳するには、日本語の実力がないとこの味はだせないんじゃないかなあと思います。

その通りだと思います。
(ただでさえ「ざる頭」のなのに、常時何十人、ひょっとすると
百人?くらいの人に読書の経過を知らせてもらっているので、
忘れていることが山ほどあります。ご勘弁を。

まもなくこの掲示板でもぼくのざる頭のことが知れ渡りそうです。

〉 cambridge4、5はストーリーがオトナ向けであきないことと、活字がゆったり組んでいることのためなのか、その速度で読めます。このシリーズは、内容がシェルダンなどの大衆文学を一直線に志向しているような感じですね。oxfordの4も好きです。旧緑シリーズの売れ残りのうち、現代児童文学ものを3冊ほど買って読みましたが、面白いです(原作がしっかりしているのでしょう)。

どっちも4,5をその速度とはすごい!いつでもペーパーバックに
うつれますね。

ところで虫のいい質問ですが、今書いている本のために
100万語をめざしている途中の人のご意見、感想を
求めています。(けこけろりさんにも協力していただき
ました。)お読みになったレベル4,5,6の本で
特におすすめというものはありますか?あれば題名だけ
で結構です。お教え願えませんか?

〉 ペンギンは6になるとやや息切れ?しているような・・・もっとも、これは読み手の興味の問題かもしれませんが。なじみのある「月長石」と「白衣の女」のretoldを読みましたが。


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495. Re: 90万語まできました

お名前: shin
投稿日: 2002/2/22(12:54)

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〉原稿書きで苦しんでいて返信が遅れています。
〉ごめんなさい。
〉忘れていることが山ほどあります。ご勘弁を。
そんなに恐縮していただかなくても。忘却は健康の母ですから。

)お読みになったレベル4,5,6の本で
〉特におすすめというものはありますか?あれば題名だけ
〉で結構です。お教え願えませんか?
 先生の本に、GRはやや大人が読むには内容が物足りないことがあるとありましたので、そのあたりを多少でもカバーしている本を推薦します。

Cambridge English Readers
Level 4(1900 headwords)
タイトル;The Fruitcake Special and Other Stories
  著者;Frank Brennan
  分野;短編集
  内容;1The Fruitcake Special
     香水の開発に携わるAnnaは、香料を調合中に、何の気もなしに、お弁当に     入っていたフルーツ・ケーキをひとかけら混ぜる。Annがその香水をつけた
     とたん、男性たちはAnnaに夢中になる。不思議なフルーツ・ケーキの秘密     とは・・・。
     2The Real Aunt Molly
優しくおっとりとした性格で、家事にいそしむMolly叔母さん。しかし、相
     補いあっていた叔父が急死してしまう。家事のこと以外に関心もなく、外
     出もしない叔母のことを周囲は心配し、気晴らしのために、なんとか外出
     させようとする。人気TV番組のスタジオ収録につれだしたまではよかっ
     たが、催眠術の実演が始まって・・・。
     3Brains
   知能を飛躍的に向上させる薬を開発し、Ph.D.sの取得をめざす科学者
     Gina。彼女は研究資金の援助を受けるために、Mr.Dimitriの面接を受ける
     が・・・。
4The Book of Thoughts
シンガポールの大企業に勤めるエリート社員Chestr。ある日彼は、偶然、
     The Book of Thoughtsという本を入手する。その本を開くと、そばにいる
     人の考えが浮かび上がってくることに気づいたChestrは・・・。
     5Finders Keepers
     考古学専攻の大学講師のHarry Chenは、出土した陶磁器のうち、人目につ
     きにくい小品をこっそりと自分の家に持ち帰り、コレクションに加えてい
     た。ある日、Harryは、調査中の陶磁器を誤って割ってしまうが、破片に混
     じって、小さい笛が。その笛は、Harryの望みを叶えてくれる驚くべき機能
     を備えていたが・・・。
  感想;それぞれにおもしろい小品集。The Real Aunt Molly、Finders Keepers
     は特におもしろかった。Brains以外の四編は、笑える箇所が必ずどこかに     ありました。

 この他、「When Summer Comes 」(Helen Naylor)は、ちょっときわどい不倫モノ。最後は、突然「ジャン、ジャン!」というキレのいい終わり方をします。ただ
し、adult content(高校生以下お断り)です。推薦はしますが、良い子ものでは断じてありませんので、要注意です。
 「The Lady in White」(Colin Campbell)も推薦します。Ghost Storyですが、
おどろおどろしい感じはない。主人公の妻は何者?彼女はどうなるのか?主人公とと
もに不安と心配を共有しながら一気に最後まで引っぱっていってもらえます。

Level 5(2800 headwords)
 一番のおすすめは、上記「When Summer Comes 」の作者Helen Naylorさんの作品
です。彼女はオリジナルGR作家としては、かなりのプロですね。娯楽に徹していま
すし、ストーリーに変な破綻がないので、楽しめます。
タイトル;In the Shadow of the Mountain
  著者;Helen Naylor
  分野;Human Interest
  内容;ジャーナリストClare Newtonの祖父は、74年前、マッターホルン
     登山中に事故死した。その祖父が氷河から発見されたとの連絡がは
     いる。祖父は、事故の数ヶ月前、家族のもとに還ることはない、残
     された家族が経済的に困らぬよう手続きをとった、という手紙を祖
     母に送っていた。祖父の死は事故死だったのか、それとも・・・。
     Clareはスイス・ツェルマットに向かう。
     忘却の彼方に流れ去った祖父の過去を探るロマンチック・ミステリ
     ー。Clareの恋、ジャーナリストとしての野心なども織り交ぜて物語
     は展開していく。一気に読むことができる。大人向け。

  感想;私自身は、ウラにある粗筋を読んで、昔見た「氷壁の女(five days
     one summer)」(フレッド・ジンネマン監督、ショーン・コネリー主
     演)にでてきたエピソードを思いだしました。登山中に事故死した男
     が、氷河に閉じこめられてきたため、若い当時の姿のまま発見される。
     その姿を、既に老婆になった当時の恋人が嘆き悲しむ、というシーン
     でした(実際にはこういうことはあり得ないと思うが)。その記憶が
     あったので、この本ではどういう展開になるのかと、ページをめくる
     のももどかしいという感じで一気に読みました。結局、こういうエピ
     ソードみたいなことにはなりませんでしたが(笑)、大人向け大衆小
     説に連なるGRとして、お金を払う価値あり。

 この他、「Dolphin Music」(Antoinette Moses)というFuture Thrillerは、
SFアクション好きの人には面白いかもしれません。伝統ある英国distopia小説
風の設定に、アクションSFのノリが加わっています。2051年。地球温暖化
の影響を思わせる灼熱の欧州。統治機構controlの存在とバーチャル・リアリティ
づけになった人々の暮らし。イルカの美しい音色が人々の心を癒していたが、そ
こには人々の知らない秘密が・・・。あまり類をみないジャンルの融合がされて
いて、SFアクション好きの人には珍品でしょう。西洋人はイルカが大好きなん
だなあと思いました。

 Level6は、ダントツでThe WitchesとMatildaでしょう。私などが推薦するま
でもなく。老若男女を問わず、それぞれの人が楽しめます。そのことを教えていただいただけでも感謝モノです。GRを読んできてからシェルドンをはさみこの2冊を読みましたが、本当に文のコクが違うことを実感しました。文のもつ音もリズムも身近に感じられ、内容もおもしろい。でも、楽しんだ後に、心に何かを残す作品です。うろ覚えですが、確か、活字の小さい版と大きい版があったように思います。つまらぬことですが、活字の大きい版(puffin novelだったと思う)のほうが、ページの進みが早いので、快読感を味あうことができると思います。 

 以上です。長々失礼いたしました。 


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