独5万語

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/6/26(09:41)]

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495. 独5万語

お名前: yksi
投稿日: 2004/2/13(00:05)

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yksi です。
1月下旬から、ドイツ語の多読を始めました。易しい本を入手することができていないので、
話しの筋を知っている本を中心に読んできました。

1) Die Kinder in der Ba"umen
2) Der Ra"uber Hotzenplotz
3) Karius und Baktus
4) James und der Riesenphirsich (Dahl)
5) Der fantastische Mr. Fox (Dahl)

です。
1), 3) は話しも短く多少無理かな?程度ですが、あとの3冊はかなり難しく、理解度は
10〜20%くらいだと思います(話しの筋を知らなかったら挫折したと思います)。
多読を始めたばかりの学生さんが、無理をして読んでいるというのは、こんな感じなのかな?
と思いながら読みました。

この過程で一つ面白い現象を体験しましたので、ご報告したいと思います。
特に、3), 4) を読んでいるときに感じたのですが、1頁24行あると、1、2箇所は、
途中2〜4だけ塊となって、まともに読めるところがあるのです。逆にいうと、あとは
文字を追って、ときどき知っている単語や部分に出会うものの、読めていません。
飛び飛びに読めた箇所を頼りに、(既知の)ストーリー展開を追っているのです。
他人事のようですが、不思議な感じです。
それでも、あまり苦痛は感じません。分からないところが大部分であることに慣れたというか、
ときどき、分かる箇所があることに、新鮮な驚きがあるので、楽しいという感じでしょうか。
Dahl の作品が好きなので、このような状態でも続くのかもしれません。
次は、Ende のJim Knopf シリーズとHotzenplotzの続きを読んでみようかと考えています。

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[喜] 496. Re: 独5万語

お名前: Yuiyui
投稿日: 2004/2/13(10:32)

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5万語おめでとうございます!
こちらもドイツ語の多読をしているので
次回本を注文する時の参考にさせてもらいます!

あれから、ドイツアマゾンから本がやっと届きました。
現在4冊目を読んでいますが11冊頼んでレベルはバラバラ
日本語のレベルでいえば幼稚園児の読む絵本から
小学生高学年や中学生が読むようなものまでです。
今読んでいるのは主人公が小学校に入学する時の話なので
それくらいの子供が読むのだと思います。
面白いけど分からない単語はパラパラ出てきます。
大体の意味は分かるのでレベル的にはOKだと思います。
私のドイツ語の理解力は小学1年生並みということですね。
この本のシリーズを買うべきか残り7冊をとりあえず読むべきか
現在悩んでいます
自分のことばかり書いてすみません
ドイツ語をしている人が周りにいないのでつい・・・・
追いつかれないように頑張ります!

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498. Re: 独5万語

お名前: KYO
投稿日: 2004/2/13(22:48)

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yksiさん、 Yuiyuiさん、こんにちは。

ドイツ語の書籍を読みなれていらっしゃる方から、ドイツ語で書かれたやさしくて
おもしろい本のアドバイスをいただきましたので、ご参考になれば幸いです。
もうすでにご存知のこともあるかと思いますが。

まずミヒャエル・エンデについて
(以下引用)
「読みやすく力がつく本」とおっしゃるなら、わたしは断然ミヒャエル・エンデの名をあげたいです。
あの『モモ』、『はてしない物語』でさえ、文体が日本人の感性にぴったりなのです。
すなおで癖のない、正しい美しいドイツ語です。これならば、原著も翻訳も自由に買えるし、
便利この上なし。わたしはほかの読みにくいものを読んでいて、この人の文章を読むとほっとします。
辞書をひきながら読む場合、合う意味を求めていぶん下のほうまで探すことがありますね。
それがエンデの場合は、言ってみれば、独和辞書に出てくる最初の意味で使っている感じ。
この方が日本人女性を奥さんにしたのは、感性が似ているかなあなどと余分なことを思ったほどです。
(引用終わり)

以前見せていただいたドイツ語の絵本についてのコメントです。
(以下引用)
『ペンギンの音楽会』は作者の持ち味のユーモアが面白いのですが、
ユーモアはかならず言葉のひねりがあるもの、そのひねりを読みとる快感が味わえます。
翻訳も出ていますから、「翻訳とは何か?」を考える材料にもなりましょう。
タイトルは「Am Suedpol, denkt man, ist es heiss」(Elke Heidenreich)です。
ueはuにウムラウト、 ssはエスツェットです。

子どもの本はやさしいというのは、だれでも思うことで、確かにその一面はあります。
しかし国情違いがもろに出るし、また日常の、卑近表現、子ども語など出てきて意外に面倒なものもあります。
(引用終わり)

日本語作家の作品をドイツ語訳したものもお勧めだそうです。
(以下引用)
多読のためには日本作家のドイツ語版がぜったいおすすめです。
翻訳志望でも、比べることでとても勉強になると思いますよ。
吉本ばなな、村上春樹などたくさん出ていますから。
そのことをおすすめくださるといいのではないかしら。
日本は海外本の絶対的な輸入超過だけれど、少しずつ輸出もされてきているので、探せばまだありそう。
去年もドイツの本屋の店頭のベストセラースペースに、トップ10の一冊として
Haruki Murakami(残念ながら何だったかタイトルど忘れ)堂々と出ていました。
(引用終わり)

すでに著作権が切れている古典はグーテンベルグを利用してはどうでしょう。
(以下引用)
ドイツ語の読み物ですけれど、イソップ物語、アンデルセン童話、ブッシュ、あるいはヘッセなどの、
すでに翻訳でおなじみの作品など、グーテンベルクで読むのもいいのではないかと思いつきました。
名前を知っている作者をひろって読むだけでも、ものすごくたくさん読めるのではないでしょうか。

http://gutenberg.spiegel.de/autoren.htm

このHPは勿論ご存じと思います。外国の作品の独訳もあって、おもしろいと思います。
(引用終わり)


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499. Re: 独5万語

お名前: yksi
投稿日: 2004/2/14(01:10)

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Yuiyuiさん、KYOさん、ありがとうございます。


〉まずミヒャエル・エンデについて
〉(以下引用)
〉「読みやすく力がつく本」とおっしゃるなら、わたしは断然ミヒャエル・エンデの名をあげたいです。
〉あの『モモ』、『はてしない物語』でさえ、文体が日本人の感性にぴったりなのです。
〉すなおで癖のない、正しい美しいドイツ語です。これならば、原著も翻訳も自由に買えるし、
〉便利この上なし。わたしはほかの読みにくいものを読んでいて、この人の文章を読むとほっとします。
〉辞書をひきながら読む場合、合う意味を求めていぶん下のほうまで探すことがありますね。
〉それがエンデの場合は、言ってみれば、独和辞書に出てくる最初の意味で使っている感じ。
〉この方が日本人女性を奥さんにしたのは、感性が似ているかなあなどと余分なことを思ったほどです。
〉(引用終わり)

Ende の『モモ』と『はてしない物語』は、私がドイツ語で読みたいお話しの代表作です。すでに、本も
テープも入手していますが、難しすぎて長年待ってもらっています。個人的な感覚では、Harry Potter
の方が易しいのではないかという感じがしますので、Dahl, Darren Shan や Harry Potter の
翻訳版を読んでからかなあと推測しています。Ende の作品では、今Jim Knopfのテープを通勤電車の
中で聞いていて、もう少し聞いてから、読んでみようかと思っています。
また、10万語まで行ったら報告しますね。

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