[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/11/25(15:50)]
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お名前: 柊
投稿日: 2015/7/16(12:48)
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"杏樹"さんは[url:kb:2968]で書きました:
〉柊さん、こんにちは。
杏樹さん、こんにちは。
〉〉昨日、スペイン語で140万語通過しました。
〉スペイン語で140万語通過、おめでとうございます。もう140万語読んじゃいましたか。
〉柊さんの報告は、もはやいつ何語で来るかわかりません。
ありがとうございます。何語で来るかわからないというのは、多言語マニアには褒め言葉ですね♪
よく考えると、今年はフランス語に専念する予定だったのですが、ドイツ語に走り、スペイン語に走りと迷走中です。
〉10万語ぐらいあるスペイン語の本を平気で読んでいる…すごいです。
リサ・クレイパスも読みました。でも、10万語ある本を、読みやすいところだけつまみ読みしているので、半分ぐらいしか読んでいません。
〉〉130万語の通過本はJostein Gaarder(ソフィーの世界のヨースタイン・ゴルデル)のEl misterio de Navidadでした。スペイン語でしか読んだことがないので、落ちがよくわからず、英語で確認しましたが、やっぱりよくわからなかったです。これはもう、キリスト教圏の人にしかわからないと思って、日本語の本で解説を確認した方がいいのだろうかと思っているところです。
〉日本語訳はあるんですか?
クリスマス・ミステリーというタイトルであります。絶版ですが、古本の値段は高騰していないし、図書館などにもよくあると思うのですが、ちょっと、日本語を読まないで挑戦しようと欲を出しました。結果、なんだかキリスト教はわからないという漠然としたもやもやが。
〉〉あとはJean Plaidyのスペイン語訳を古本で買って、無理矢理読んでみたりしています。無理矢理ですが、La Italiana(The Italian Woman)を2万語ぐらい読めたりしているので、結構読めていますね。どうも、イングランド人にしろフランス人にしろ、国内では格下の相手しかいないといって箔をつけるために外国の王家から王妃をもらっておいて、スペイン女だのイタリア女だの、フランス女だの、オーストリア女(マリー・アントワネットですね)だのと呼ぶのですね。
〉王家は王家同士で結婚しますから、どうしても国際結婚になるわけですが、それを○○女って呼ぶんですよねえ。
ロンドン市民の記憶は、テムズ川の流れる限り続くようなので、何十年経ってもforeignerですね。母国で過ごした年月の倍、嫁いだ先で過ごしても。
〉〉その上、イタリア人は毒に長けているとか言ってみたり(フランスとイタリアが毒殺の本場(?)の座を争っているらしいです)。La Italianaはメディチ家の人なので、メディチ家は本当は銀行じゃなくて、薬屋だったんだとかいう噂もあったり。スペルがMediciだからMedicinに通じるのでしょうかね?
〉メディチ家の起源は薬屋だという伝説があります。紋章に五つの玉が付いていますが、あれは丸薬を表しているとか。
あー、かすかに記憶がよみがえってきました。どこかで読んだような。
〉ブロワ城には壁が羽目板になっている部屋があって、そのうちのいくつかが隠し戸棚になっています。そのためカトリーヌ・ド・メディシスが毒薬を隠していたという言い伝えがあります。
Plaidyの小説でも何度も、Bloisのsecred drowerの毒薬のことを考えていました。実際に、それっぽいところがあるのですね。
〉〉それでなんだって、スペイン三部作ではなく、カトリーヌ・ド・メディシス三部作をスペイン語で読んでいるかというと、ただの趣味というか、こっちの方が好きなので読みやすそうだったというだけの理由です。
〉スペイン語でスペイン三部作は普通すぎて、別の方向に行ってしまう…?
いえ、スペイン三部作は話が疲れるというだけです。なんというか、報われない上に、カトリーヌさんみたいに悪女なら悪女でいいと思い切るでもなく、夫婦それぞれに自分が正しくて相手が悪いと思って、表面は取り繕っているというのが。
〉〉ドイツ語(こちらは13万語ぐらいなので、桁が1つ違う)でも、Plaidyのマリー・アントワネットとかメアリ・ステュアートとか読んでみています。結局、Plaidyが一番精神的に負担が少なくて、読みやすいみたいです。亡くなっているけれど、本人にもし会ってみたら気が合ったのかなと思います。
〉いやもうPlady何か国語で読んでいるのやら。多言語多読の友ですね。
やはり、娯楽小説が多言語に訳されているのは強いですね。クレイパスやジュリア・クインもありがたいです。
〉マンガの翻訳はやはり日本人からすると、ちょっと違うのでしょうか。
いえ、もともとのマンガのストーリーというか、主人公の考え方に疑問を抱くようになりまして(大人への階段というやつ?)。
〉〉まあ、スペイン語が読めるー!という感激の段階を過ぎて、中身に文句をつけ出しましたね。ドイツ語も、そろそろ文句をつけたくなってきました。フランス語と英語をやっていると、ドイツ語は結構共通点がある気がして、時々、「あれ、これあの単語の使い方そのものだ」とか、「文法おんなじじゃん!」とかあります。フランス語と近いものを感じる時があるのは、意外でした。英語は、見た目からして似ているので、そんなものだろうと思ってはいましたが、やはり、ヨーロッパは狭いですね。
〉同じ語族ですからね。
〉ドイツ語と英語はゲルマン語同士なのでもっと似ているのではないかと思うのですが、意外とフランス語が近かったりするのですね。
〉日本語はまるきり孤立言語なので、似ている外国語があるという感覚がどうもわかりません。
私も未だに、外国語なのに似ているというのが、腑に落ちないです。あと、外国の王家と結婚するとか、隣り合ってもいない国の君主同士がいとこだとかいう感覚が、つかめません。日本の藩で考えた方が近いのだろうか? う〜ん。
〉〉ではでは。
〉それでは〜。
はい、では〜。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2015/7/17(01:58)
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柊さん
〉Plaidyの小説でも何度も、Bloisのsecred drowerの毒薬のことを考えていました。実際に、それっぽいところがあるのですね。
ブロワ城の写真です。下の方にスクロールすると隠し戸棚が見られます。
[url:http://4travel.jp/travelogue/10937954]
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遅くなりましたが、見ました。杏樹さんに案内してもらって、実際にお城を歩いているみたいで、楽しかったです。
ギーズ公暗殺の場所も、あるのですね。