授業の評価に関して、ご相談です

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/7/16(14:00)]

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932. 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: つむぎ
投稿日: 2006/5/5(18:10)

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皆さま、こんにちは。
大学の授業で多読をするようになって3年目に入りました。
語学の選択必修の授業なのですが、今年は60数名の受講者がいて、
大勢が多読に参加してくれて大変うれしいものの、1クラスとしては
人数が多く、授業中一人一人に気を配る余裕がまだまったくありません。

今日は語数のカウントをごまかしているかもしれない学生への対応を
相談させてください。
私の授業では本にレベルと語数を書いたシールを貼って、記録用紙に語数の
総計も記入させています。途中でやめた本は、3分の1とか4分の1とか
だいたいでいいから掛けて、実際に読んだ分だけ足してね、と言っています。
少しでも多くの本を読んで欲しい、またその努力を評価したいという気持ちから、
成績の50%を語数の総計でつけることにし、学生にも伝えました
(評価の残り半分は出席と外部テスト)。
一人一人に声をかける余裕がないので、毎回記録用紙を提出してもらって
目を通し、気になる点のある学生にはコメントを書いたりしています。

そうすると本当に少数なのですが、本当に全部読んでいるのかな?と疑問に
思える学生さんが2,3人いたりするのです。借りた本ではなくて、授業中だけに
読んだにしては語数が多すぎるとか、レベル的にかなり厳しい長い本の語数が
足してあって、感想が「展開がよかった」だけとかです。

個人的に不正は嫌だし、他のまじめにやっている学生さんとの公平性から、
初回の授業で、「語数をごまかして書いた人には単位は認められない」と
伝えてあるのです。でも、ぜったいに不正をしているという証拠があるわけでもないし、
どう対応したらよいかすごく悩んでしまいます。
とりあえず、「これ全部読んだの?」って普通に聞いてみようかしら、
それで「ハイ」と言われたら、結末どうだった?って聞いてみるとか…。
でも読んだ本でも忘れてしまうこともあるし、ちゃんと読んでいた場合、
疑われたこと自体で心を閉ざしてしまう学生さんもいるかもしれないし
雰囲気を悪くしたくないし…でも不正は見逃したくない…
などなどぐるぐると考えてしまっています。

皆さんはどう思われますか?また語数を評価に反映させていらっしゃる方は、
この辺どうされていますか?よかったらご意見をお聞かせください。

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933. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: ミグ
投稿日: 2006/5/6(15:43)

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はじめまして、つむぎさん。旧式戦闘機ミグと申します!最近の学生さんのように電子兵装(IT)は使い慣れないアナログな奴ですが、学生だった経験はありますので学生の手口は見当つきます。

やはり語数を評価基準にするのは問題アリと思います!ミグがその学生でも、語数で成績をつけられたら、証拠はありませんし、詐称するでしょうね。ただ、詐称するにしてもお話に出てきた学生は三流ですね!ミグだったら「今日から…」や「快読…」などのSSS関連の書籍からネタを仕込んでつむぎさんに疑惑を抱かせないよう配慮しますが…老子曰わく「泥棒にも五分の魂」(アッテルカナ?)ですが、この学生さんは魂が無いようです!

具体的な対策として語数は評価から外す。学生だった立場から言わせていただくと稼げるところがあれば、そこを楽して稼ぐのが学生心理です!評価を出席4割、試験2割、講義の感想文2割、多読本の開拓2割といのは如何でしょうか?ミグ教育業界の関係者ではありませんが、多読授業で成績評価は不要だと思います!しかし、制度上評価は必要ですから…。

出席と感想文で6割ありますから、単位を学生にあげることができます!

試験は筆記で英問英答、難易度はアリバイの為ですから英検2級以下3級以上が望ましいと思います。
多読本の開拓はズルする学生へのヒッカケです!配点が20点ですから、1冊4点で条件は「完全ブックガイド」に紹介されていない本を実際に読み、SSSの書評システムに準じたフォーマットの用紙に書名、ISBN、書評などを記入する。やるかやらないかは自由意志とする。SSS書評システム、掲示板などからのコピーである事が発覚した場合は講義の受講資格、単位を剥奪する!これなら、ズルしようとすればする程元が取れなくなります(^O^)/それに無理してやらなくても単位は取得できますし…

あくまでも旧式なミグの浅知恵ですが、参考までにm(_ _)m
ハッピー リーディング


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934. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: Oh!Mah!Ah!
投稿日: 2006/5/6(17:56)

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つむぎさん、初めまして、英語教師ではないOh!Mah!Ah!です。自主的な単位無しの多読を呼びかけていましたが、今年から専門科目としての単位をつけた英語多読を選択として行っています。国家資格を取得するのが第一目標で、授業実習が過密な中、多読授業の時間は取らせてもらえないのです。こんど来て頂ける予定の酒井先生との御討議で理解が進み時間を乗っ取れたらいいのですが。多読は両手で数えられる一部の学生だけがしています。他の英語勉強して600点までは上がってますけれど、700点台を越すには多読多聴よと。おだてや手当てが足りないとほのめかされたことがありますが、分散キャンパスで1週間に一度しか顔を出せないのですね。成功している所は、教員の御努力もありますが、条件もいいんだと最近は開き直っています。悩むのは止め、少数精鋭、地元の高校生に紹介して、多読を目指してうちの大学(できれば)を選択してもらいたいとも思っています。

本職の先生、60名も集められるとは当然なのでしょうが、さすがです。しかし大変なようですね。

当方は、yski先生達の訳読していないかチェックする方式で50%、読書量50%で評価するつもりです。登録人数を増すために、優に必要な語数到達目標をものすごく下げました(目指せ×10分の1)。さらに到達しなかったら翌年に持ち越して翌年単位申請できるようにしました。「英語力」の「客観的な」測定は、学内で開催されるTOEICに任せます。TOEICで就職が足切りされる状況ではないですから、お金もかかるのでTOEICは評価に入れていません。英語コース全体の修了条件としては最終的に600点以上取得という条件が課せられていますしね。多読で不正をして利益があるという状況ではないので楽観しています。来年3月に成果をまた多読学会にレポート報告させていただきます。

勝手に感想つけているだけですから、レスご無用です。


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935. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: つむぎ
投稿日: 2006/5/6(20:56)

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ミグさん、Oh!Mah!Ah!さん、返信ありがとうございます。感謝します。

>ミグさん
やはり語数で評価するのは難しいようですね。確かにおっしゃるとおり、
私が気づかないようにもっとうまくごまかすことも十分可能だと思います。
まぁ大多数の学生は、単位が危ない状況にならない限りは、正直に記入してると
思いたいですが…。

授業だと基本的に1年間ですし、休みも多く読書量が限られてしまうので、
なんとかしてたくさん読んで欲しいという気持ちでこのような評価法に
してしまいましたが、多読という方法と評価はあまりなじまないのかな…。
プレッシャーによって読んでいても楽しめないかもしれませんしね。
学生さんたちはこちらのHPにいらっしゃってる方々と違って
自主的に多読をしているのではなく義務でやっているので、いろいろ難しいです。
ご提案の評価法、おもしろいですね。多読本の開拓なんて、うまくいったら
こちらのHPにもすごく貢献できちゃいますね。
ご意見すごく参考になりました。ありがとうございました。

>Oh!Mah!Ah!さん
資格や実習を重視する学風のなかでがんばっていらっしゃるのですね。
でも多読で実際に力が尽くし、参加した学生さんのクチコミでだんだん広がって
いくかもしれませんね。私も今の大学で2年目で受講者数が2倍になりました。
ただ、他の授業に比べてラクそう…という理由で選んでいる人も少なく
なさそうで…。結果的に多読をする学生が増えるのは嬉しいことですけどね。

目標語数を無理ない数字に設定、また読んだ語数を次年度にも繰り越せるなど、
無理強いしない条件を設定することによって不正が起こらなくなるということ、
なるほどと思いました。とても参考になります。


他の選択必修の授業が、予習が必ず必要で、かつテストで一定以上の点を
取らないと落とされてしまうようなものがほとんどなので、「出席だけで取れる
ラクな授業」となってしまうのも抵抗があるといえばあるのです。
コマ数は増やせないので、ますます受講者が増えたら手に負えなくなってしまうし。
多読と評価というのは難しいですね。1月にあった大学部会に出られなかったのが
とても悔やまれます。

でも英語嫌いな学生さんが熱心に本を読んで、前より読めるようになったと
喜んでいるのを見ると本当に幸せな気分になります。

お二人の書き込みを参考に、評価と不正の対応についてはもう少し考えてみたいと
思います。本当にどうもありがとうございました。

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936. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2006/5/6(21:41)

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"つむぎ"さん こんにちは。

古川@SSSです。
ミグさんやAhさんの言うとおりだと思います。

大変残念ながら、生徒は、
「単位を楽にとるためなら何でもする」
のが普通です。

大学では、教員のみなさんが想像するより
はるかに多くの学生がカンニングをしています。

しかし、学生を責めることはできません。
そう仕向けている大人達に問題があるのですから。

東京のある私立中学校でも、多読の課外指導をしていますが、
たいていの生徒は、読書記録の偽装をしていると聞いています。

一方、多読は、生徒を信頼しないとうまくいきません。
疑いだせば次々に疑念がわいてきてしまいます。

多読を語数で行うなら
「語数をごまかして書いても単位はあげるけど、
 そんなことをしても英語の力はつかないよ」
というメッセージを伝えるしか無いと思います。

語数を評価にいれるということは、
記録の偽装を先生が推奨するようなものだと
思います。

実際、ある大学の英語の先生は
「多読はスゴイです。みんな
 はりーぽったー とかどんどん読んでいきます。
 1割の子を除いて、みんなすごい語数を読むんですよ」
と信じ込んでいました。 

おそらく真相は、1割の子だけが、正直に申告している
のだと思います。不正ができても、したくない子が馬鹿を見る
のが「語数」による評価です。

語数を評価にいれるにしても、それは、10%とか
20%程度に押さえ、内容把握の試験にするか、
CLOZE TEST にするか、完全な外部試験にするか
(TOEIC, ACE, SLEP) などがよいと思います。

〉ちゃんと読んでいた場合、
〉疑われたこと自体で心を閉ざしてしまう学生さんもいるかもしれないし
〉雰囲気を悪くしたくないし…でも不正は見逃したくない…

一人でもそういう学生を出さないためには、
どんなに疑わしくても信じるしかないと思います。

不正をしても単位はとれるけど、英語の力はつかない

といい続けるしかないと思います。


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937. 楽チンではないが、楽しくできる英語多読

お名前: Oh!Mah!Ah!
投稿日: 2006/5/7(16:03)

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追加です。

最近、思いついた勧誘文句です。さらに

英語多読は、おんぶと違い楽チンではないですが、散歩やジョギングのように楽しくなります

ちったあ骨があれば学生怒り出すはずの挑発キーワード「おんぶ」出しましたが、シラバスに目も通してくれないようで空振りです。

書き込んだ後、はたと気づきました。時間が無いといっても、専門分野の簡単な英語を読む「XX英語」ていうのが選択であります。しかし専門の英語は、電子ファイル化して自学自習にまかせれはいいのです。これを多読に置き換えるよう働きかけようかと思います。日本では、多読こそ教員が、一度は学生の目の前に突き付ける?提示する必要義務がある学習法なのです。

さて、人のことはとにかく自分のこと。

三千世界のカラスを殺し、主に多読がしてみたい 

5連休にか〜るくハイジ(Puffin Classics)1冊読もうとしましたがいろんなカラスがカーカー次々出てくるので難航しました。途切れると筋を忘れめちゃくちゃですがとにもかくにも今晩完読予定です。

面白き こともなき世を おもしろく

ではHappy Reading!


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938. Re: 楽チンではないが、楽しくできる英語多読2

お名前: Oh!Mah!Ah!
投稿日: 2006/5/7(18:28)

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実は、語数による評価ではなく、出席による評価を最初は提案していたのです。1分間100語で読めると無理やり考えて、1時間半で1万語近く読めると楽観的に仮定して通年で毎週1回30回で、途中欠席して25回で25万語、読めたら50%の配点としたのですが、敵さん姿をみせず、便宜的な方法で単位認定を提案しています。25万語ではだめなようだから、10万語40%15万語50%とした次第です。


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939. ありがとうございました

お名前: つむぎ
投稿日: 2006/5/7(21:03)

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>古川さん

返信ありがとうございます。

>東京のある私立中学校でも、多読の課外指導をしていますが、
>たいていの生徒は、読書記録の偽装をしていると聞いています。

>おそらく真相は、1割の子だけが、正直に申告している
>のだと思います。不正ができても、したくない子が馬鹿を見る
>のが「語数」による評価です。]

う〜ん、厳しい現実ですね。
ごまかす子もいるだろうけど、あくまで少数なのだと思っていましたが、ちょっと甘すぎましたね。
語数を成績に直結させるのはできるだけ避けた方がよいということがよくわかりました。

ただ私の場合、初回に評価の仕方を明示してしまったので、
今年度に限っては今更変えるわけにもいかないかなと思っています。
幸い単位を取れるための最低語数はまだ伝えていなかったので、
Oh!Mah!Ah!さんのように、きちんと出席していればまず達成できるであろう
数字を目標として提示し、学生が単位のためにわざわざ不正しなくても
いいような状況に近づけたいと思います。そして来年度はまた違った
評価方法を考えたいです。

>一方、多読は、生徒を信頼しないとうまくいきません。

その通りですね。このやり方でいくと決めたからには、
学生を信用していきたいと思います。

>「語数をごまかして書いても単位はあげるけど、
>そんなことをしても英語の力はつかないよ」
>というメッセージを伝えるしか無いと思います。

そのようにしたいと思います。多読をがんばれば確実に今より力がつく、
これは本当だし、学生にとって実際に非常に大きなメリットですので
これを何度も言うことで、少しでも実際に読んでもらえるようにしたいと
思います。どうもありがとうございました。


>Oh! Mah!Ah!さん
「楽チンではないが、楽しくできる英語多読」
すごくいいキャッチフレーズですね。
楽チンではないけど、楽しくできる、本当、その通りだと思います。

>日本では、多読こそ教員が、一度は学生の目の前に突き付ける?
>提示する必要義務がある学習法なのです。]

私もそう思います。多読「だけ」やれば十分なのかはまだ個人的には
わからないけれど、多読は「必ず」加えた方がよい英語学習法だと
思っています。

一回の授業でこれくらいは読めるだろうから通年で…という計算、
私もしてみたのですが、こちらが思うようには皆さん読めないようですね。
まず1コマで1万語というのが、私の教えている学生さんにはかなり無理
みたいです。通年で10万語ならいけそうですね。


こちらに書き込み皆さんに返信をいただくことで、かなり自分のなかでも
考えが整理できました。本当にありがとうございました。

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940. がんばってくださいね!

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2006/5/7(23:37)

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"つむぎ"さん がんばってくださいね。

あとよかったら、
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/SSSER-2006-new.doc]

なる雑文を書いたのでよかったら参考にしてください。


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941. がんばってくださ〜い

お名前: Oh!Mah!Ah!
投稿日: 2006/5/8(08:10)

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つむぎさん

 もう一つ。山本夏彦が随筆で「犬は鎖につなぐと放せ、放せと騒ぎ立てる。放すと、喜び勇んで飛んで出ていき、あちこちうろうろするが、それほど遠くには行かない」とか書いておられました。梁ほど願って棒ほどかなうともいいますが、学生の中に喜ぶ人が一人でも出てくればいいのではないでしょうか。では〜


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945. Re: 楽チンではないが、楽しくできる英語多読3

お名前: Oh!Mah!Ah!
投稿日: 2006/5/10(12:50)

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一部学生は、ある時間帯に「出席」して読みますが、他の学生は、本を借りて自己申告です。大事なことを忘れていました。来年度から、必修「授業」時間帯が持てるか未定です。


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[哀] 946. Re: 楽チンではないが、楽しくできる英語多読3

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/5/11(00:23)

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Oh!Mah!Ah!さん、こんばんは!

〉一部学生は、ある時間帯に「出席」して読みますが、他の学生は、本を借りて自己申告です。大事なことを忘れていました。来年度から、必修「授業」時間帯が持てるか未定です。

それは・・・

もしそうなったら、とても、とても、残念・・・

そうならないことを祈ります!


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947. Re: 楽チンではないが、楽しくできる英語多読3

お名前: Oh!Mah!Ah!
投稿日: 2006/5/11(08:27)

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酒井先生おはようございます。
必修であれば、食わず嫌いをキャッチできますが、何でも文部科学省の通達に必修単位合計の上限があることを指摘され、先行き不明です。資格を取る学科なので、これからじっくり交渉です。


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[汗] 944. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/5/10(00:22)

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つむぎさん、こんばんは!
酒井@快読100万語!です。

つむぎさん、電通大の授業を見にいらっしゃいませんか?

〉皆さんはどう思われますか?また語数を評価に反映させていらっしゃる方は、
〉この辺どうされていますか?よかったらご意見をお聞かせください。

ぼくの授業では、最初のうちいちばん強調するのは、
語数や、感想や、レベルや理解度は、一切成績に関係させないという
ことですね。

つむぎさんは、なぜ語数を評価に反映させたいと思うのだろう?
そこを知らせてくださいますか?


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948. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: つむぎ
投稿日: 2006/5/12(22:18)

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>古川さん

ありがとうございます!ご紹介の論文、プリントアウトしましたので
週末に読ませていただきます(^^)

>Oh! Mah! Ah!さん
何度もご返信ありがとうございました。嬉しかったです。
そうですね、もう少しおおらかになりたいと思います。
Oh! Mah! Ah!さんも来年以降も授業時間がとれますように、お祈りしています。


>酒井先生
ご返信ありがとうございます。反応が遅くなってしまって申し訳ありません。
実はちょうど2年前の今ごろ、先生の授業を見学させていただいたんですよ!
学生さんがとてもよく先生になついていたのが印象的でした。
私は当時は都内で非常勤で教えていましたが、今は地方に来ています。

>つむぎさんは、なぜ語数を評価に反映させたいと思うのだろう?
>そこを知らせてくださいますか?

はい。授業で評価する以上、何らかのできれば客観的な基準が必要だと思いました。
その際まず考えられるのは、出席、語数、実力テストあたりでしょうか。

語数を評価することには、学生が正直に記録すればという前提でですが、
主に以下の二つのメリットがあるのではないかと思います。

1、学生の努力自体を評価できる

レベルは無視して語数で評価すれば、英語が苦手が学生でもがんばればそのこと自体が
評価されることになります。実力テストでこれが測れればよいのですが、
それだけで成績をつけられると思えるほど多読でついた力を測れ、かつ手軽なテストを
個人的に知らないので、実際がんばったけれどテストが伸びなかったということが
起こりそうで、外部テストだけで成績評価することに踏み切れずにいます。

2.たくさん本を読もうという動機になりうる。

これはいわゆる「外的動機」というもので、純粋に本を読みたいとか実力をつけたい
といった気持ちによる「内的動機」ほどは望ましくないですが、実質7ヶ月の
授業という短い期間である程度成果を出すには、もともとの動機が成績であっても
それで多読の良さとか効果を実感してもらえば、その後続けてもらいやすいのかなと
思います。

出席で評価した場合、授業には出たけれどおしゃべりばかりしていたり、寝ていた
ということがありえます(それはそれでよいという考えももちろん理解できますが)。
また借りて読もうという動機としては、語数で評価するのよりも弱いと思われます。

もちろん出席や実力テストも評価基準として使えないというわけではなく、
私自身も語数以外の半分の成績基準を出席と実力テストとしています。

だたし以上のような考えは、学生の申請している語数が実際のものという
前提でなりたっているので、不正を行なう学生が増えれば、古川さんもおっしゃるように
語数による評価はむしろアンフェアなシステムになりかねないのですよね…。

私の授業では、多読をとおして自立的学習態度のようなものを身につけてもらいたいという
気持ちから、ちょくちょく自己評価や今の感じなどを簡単に書いてもらったり
しているのですが、そういうコメントや授業中の態度を見ることで、
語数はかなり増えているけれど不正はしていないと確信ができる学生もけっこういました。
また逆に、不正をしているとわかる学生も何人かいましたが、全体としては
少数派だと感じていました。ナイーブ過ぎると言われてしまいそうですが…。
でも今でも、一般的にどうかは別として、実際に自分が見てきたクラスに関しては、
記録された語数がそれほどひどい偽りのものだったとも思っていないのです。

ただし、やはり語数を成績に直接結びつけることが、不正を助長するものだと
いうことはこちらに相談させていただいたおかげでかなりよく理解できましたし、
成績についてももっとおおらかに考えてよいのかなと思うようになりました。
なので来年度以降の成績評価については、考えなおす必要があると感じています。
今年1年 学生の様子を見たり、掲示板・学会・交流会などでSSSの皆さんとお話し
させていただきながら、じっくり考えたいです。

長くなってしまってすみません。ご質問のお答えになっていればよいのですが…。

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[汗] 949. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/5/13(01:16)

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つむぎさん、こんばんは!
酒井@快読100万語!です。

〉>酒井先生
〉ご返信ありがとうございます。反応が遅くなってしまって申し訳ありません。
〉実はちょうど2年前の今ごろ、先生の授業を見学させていただいたんですよ!
〉学生さんがとてもよく先生になついていたのが印象的でした。

しまった! わすれてしまいました・・・
どなただったか・・・?

実は毎年凄い数の方が授業見学に来てくださいます。
最初は忘れもしないメイさんで、4年前になると思います。
昨年度は「教室で読む英語100万語」のおかげか、
特に先生方の来訪が多くて、50人以上の方がいらっしゃいました。

(こんなところで、授業見学歓迎の宣伝をしております。
もうしわけない・・・)

〉私は当時は都内で非常勤で教えていましたが、今は地方に来ています。

遠いかもしれませんが、またぜひ来てください。
今年はまた変身しつつあります。一人一人の学生ともっと
近く接したいと思っています。南無三!

〉>つむぎさんは、なぜ語数を評価に反映させたいと思うのだろう?
〉>そこを知らせてくださいますか?

〉はい。授業で評価する以上、何らかのできれば客観的な基準が必要だと思いました。
〉その際まず考えられるのは、出席、語数、実力テストあたりでしょうか。

語数で知ることも、実力テストで知ることも不可能ではないかな?
語数で知ろうとすると古川さんのいうようにcheatingを誘発します。
実力テストは二つ具合の悪いことがあります。
一つは学生がテストのために読む姿勢になってしまいかねないこと。
(これは先生とのあいだで揺るぎない信頼ができていれば避けられます。)
二つめは多読で育つ力を計るテストがまだ苦付されていないこと。

なかでも先生と学生・生徒の信頼関係は一番大事ですね。
これさえあればどんなことをしても大丈夫。
(ただし拷問に近いようなことはせっかくの信頼を崩します。)

〉語数を評価することには、学生が正直に記録すればという前提でですが、
〉主に以下の二つのメリットがあるのではないかと思います。

〉1、学生の努力自体を評価できる

〉レベルは無視して語数で評価すれば、英語が苦手が学生でもがんばればそのこと自体が
〉評価されることになります。実力テストでこれが測れればよいのですが、
〉それだけで成績をつけられると思えるほど多読でついた力を測れ、かつ手軽なテストを
〉個人的に知らないので、実際がんばったけれどテストが伸びなかったということが
〉起こりそうで、外部テストだけで成績評価することに踏み切れずにいます。

努力自体を評価すると、人間性の評価になりかねませんね。
(努力は主観的なものだと思います。学生は努力したつもりでも
先生がそれを努力と認めないときの心の傷はとても大きいのでは?)

〉2.たくさん本を読もうという動機になりうる。

〉これはいわゆる「外的動機」というもので、純粋に本を読みたいとか実力をつけたい
〉といった気持ちによる「内的動機」ほどは望ましくないですが、実質7ヶ月の
〉授業という短い期間である程度成果を出すには、もともとの動機が成績であっても
〉それで多読の良さとか効果を実感してもらえば、その後続けてもらいやすいのかなと
〉思います。

なるほど・・・
それはぼくもいつも使っている「手」ですね。
きょうも授業でいいました「みなさんは成績のために、
楽に単位がとれるからこの授業を選んだかもしれません。
それはちっともかまいません。いままで何人も、そういう人が
単位のためにこの授業をとって、英語の読書をおもしろいと
おもいはじめました」って。

〉出席で評価した場合、授業には出たけれどおしゃべりばかりしていたり、寝ていた
〉ということがありえます(それはそれでよいという考えももちろん理解できますが)。

おしゃべりはよくないですね。ほかの人の読書の邪魔になる。
多読三原則のほかに、教室では4原則目があるのをご存知でしょうか?
いわく「ほかの人の読書を邪魔しないかぎり、なにをしてもいい」。
この原則を実際に使っているのは電通大だけのようですが、
電通大ではこの4原則目のおかげで多読を自らの意思ではじめる人が
かなりいると思います。

(半年くらいほんとに寝てばかりいて、それから読みはじめて
おどろくような変貌を遂げた学生は五指に余ります。まずは学生を
信じること!)

〉また借りて読もうという動機としては、語数で評価するのよりも弱いと思われます。

それは逆です。語数で評価すれば借りて読むだろうか?
いや、読まない! 
評価のために借りて、評価のためににせの申告をするだけです。

それは無理ないとぼくは思うな。
学生のことを考えていない、文部科学省式の「人材育成」のための
授業をいーっぱい受けていれば、自己防衛のためにさぼる手を
考えるのは生存のために必須の知恵でしょう。

つむぎさんの授業がそういう授業だといっているわけでは
ありません。ほとんどのほかの授業はそういう「人材育成」のための
評価をしているわけだから、つむぎさんの語数による評価も
そういうものだと学生が考えて当然だということです。

〉もちろん出席や実力テストも評価基準として使えないというわけではなく、
〉私自身も語数以外の半分の成績基準を出席と実力テストとしています。

語数が半分というのはcheatingを招くに十分な割合です。
メイさんやyksiさんの「語数評価」の割合を参考にしてください。
たしか10%以下のはずです。 (ちがった?)

〉だたし以上のような考えは、学生の申請している語数が実際のものという
〉前提でなりたっているので、不正を行なう学生が増えれば、古川さんもおっしゃるように
〉語数による評価はむしろアンフェアなシステムになりかねないのですよね…。

〉私の授業では、多読をとおして自立的学習態度のようなものを身につけてもらいたいという
〉気持ちから、ちょくちょく自己評価や今の感じなどを簡単に書いてもらったり
〉しているのですが、そういうコメントや授業中の態度を見ることで、
〉語数はかなり増えているけれど不正はしていないと確信ができる学生もけっこういました。
〉また逆に、不正をしているとわかる学生も何人かいましたが、全体としては
〉少数派だと感じていました。ナイーブ過ぎると言われてしまいそうですが…。
〉でも今でも、一般的にどうかは別として、実際に自分が見てきたクラスに関しては、
〉記録された語数がそれほどひどい偽りのものだったとも思っていないのです。

ひどい偽りかどうかは、つむぎさんと学生さんの信頼関係次第です。
けれども、つむぎさんはとても心の素直な方のようだから、
ひどくはなくてもかなりの偽りである可能性はあると思います。

つむぎさんがそんな風に楽観的(?)だとすると
学生をcheatingへと誘うだけでなく、
正直な学生にも「cheatingしようかな、どうしようかな?」という
誘惑になるかもしれません。

〉ただし、やはり語数を成績に直接結びつけることが、不正を助長するものだと
〉いうことはこちらに相談させていただいたおかげでかなりよく理解できましたし、
〉成績についてももっとおおらかに考えてよいのかなと思うようになりました。
〉なので来年度以降の成績評価については、考えなおす必要があると感じています。
〉今年1年 学生の様子を見たり、掲示板・学会・交流会などでSSSの皆さんとお話し
〉させていただきながら、じっくり考えたいです。

はい、それがいいと思います。

けれども心配なのは、そうやって、つむぎさんが学生を
「cheatingしているかな、していないかな?」という眼で見るだけで、
学生との信頼関係は崩れていくと思います。

〉長くなってしまってすみません。ご質問のお答えになっていればよいのですが…。

長くなるのは当然です。おもーい課題ですからね。

学生との信頼関係を作っていこうと思うと、これまでとはまったく
ちがうやり方、ちがう心の持ち方が必要だと思います。
そして、それはひじょーーーーーーーに、むずかしい・・・


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950. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: メイ
投稿日: 2006/5/13(15:16)

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つむぎさん、酒井先生、こんにちは。

栄えある酒井先生の多読クラス見学第1号(笑)というのになった
メイです。

つむぎさんの授業をどう評価したら・・・?というのは、教える者みんなが
迷うところだと思います。
どうしても何がしか成績なり、評価なりをしなくてはならないですものね。

多少の参考になればと思いますので、私が考えていることを
お話ししましょう。

〉〉>つむぎさんは、なぜ語数を評価に反映させたいと思うのだろう?
〉〉>そこを知らせてくださいますか?

〉〉はい。授業で評価する以上、何らかのできれば客観的な基準が必要だと思いました。
〉〉その際まず考えられるのは、出席、語数、実力テストあたりでしょうか。

〉語数で知ることも、実力テストで知ることも不可能ではないかな?
〉語数で知ろうとすると古川さんのいうようにcheatingを誘発します。
〉実力テストは二つ具合の悪いことがあります。
〉一つは学生がテストのために読む姿勢になってしまいかねないこと。
〉(これは先生とのあいだで揺るぎない信頼ができていれば避けられます。)
〉二つめは多読で育つ力を計るテストがまだ苦付されていないこと。

みなさんが言われるように語数で評価すると どうしてもcheatingは
避けられないと思います。
私は自分が学生時代にいろいろやった経験があるので、そういう学生の
気持ちはとてもよくわかります。

語数を評価に入れるかぎり、絶対にcheatingを防ぐ手だてというのは
おそらくないでしょう。
ただ、cheatingしにくい状況を作ることはできると思います。
まずは、授業中に学生と良いコミュニケーションができて、信頼関係が
できると なぜかcheatingは少なくなる気がします。
 
それと、語数を評価に入れる場合は、その割合をあまり大きくしない
ようにします。
私のところでは、60%を出席、記録を書いて提出するのを10%にして
います。これで、実力には関係なく Bにはなるので、特にcheatingを
しなくても単位は十分、取れるわけです。
後の30%は何かというと、冊数と語数でポイントを決めて加算して
います。
現在は、50冊で1%、1万語で1%ということにして 基本の70%に加えて
いく方式です。
平均して200冊ちょっと読んでいるので これで4%、このくらいで、5万語
以上になってきますので、Aを取るのも手が届く範囲です。
ちょっと心がければ、誰でも可能と学生が思ってくれれば、それだけで
意欲が違うように思います。

ここで大事にしていることは、学生の意欲を助長するような評価をしたいと
いうことです。
冊数を評価に入れているのは 実力のない人はやさしい本を読み続ける
ので、語数は伸びない代わりに冊数が伸び、読めてきた人は 長い本に
なるので、冊数は伸びず、代わりに語数が伸びていくことを狙っています。
誰にでも公平にがんばる余地があれば、無理してcheatingをする気持ちは
少なくなると思います。

実力テストを評価に入れていないのは、多読で培った力をどこまで
反映するのか 不安があるからです。
テストはある程度の目安にはなりますが、中には ずいぶん読めるように
なったのに、テストに結果が出ないこともあるので・・・

昨年度はけっこう読んでいたのに、なぜかテストの結果はあまり
よくなくて、私はかなり落ち込んでしまいました。
学生になんと言って報告したら・・・とずいぶん悩みました。
こういう時、教師はつらいものだと思いました。

かなり長いこと考えた結果、みんなに言ったことは
「みなさんが英語を勉強しているのは、英語を読んだり、話せたりする
ためでしょう? 前よりむずかしい本が読めるようになったのに、テストの点数が出なかった人は、テストというのはそんなものだと思ってください。
自分が読めたということは事実なのですから、テストの点数ではなくて
読めた事実の方が大切です。
伸ばさなくてはならないのは、英語の実力で、テストの点数ではないはずですから。」
と、こんな内容でした。
多くの人はそれで、納得してくれたように思いますが、中にはそれきり
多読はダメと思った人もないわけではありません。
むずかしいものですね。

こんなところで少しは参考になったでしょうか?

そうそう、酒井先生の授業はまた、見学にいらっしゃるとよいと思います。
毎年、伺っていますが、何か学んで帰ります。
こちらもその時々、いろいろ悩んだり、迷ったりすることがあるので、
そういう目で 見学すると また何か新発見があるわけです。

〉実は毎年凄い数の方が授業見学に来てくださいます。
〉最初は忘れもしないメイさんで、4年前になると思います。
〉昨年度は「教室で読む英語100万語」のおかげか、
〉特に先生方の来訪が多くて、50人以上の方がいらっしゃいました。

〉(こんなところで、授業見学歓迎の宣伝をしております。
〉もうしわけない・・・)

酒井先生、こちらもこんなところで何すが、今年もまた、近いうちに
見学させていただきたいです。よろしくお願いいたします。

では、つむぎさん、ご健闘をお祈りしてますよ〜。

メイ


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952. Re: 授業の評価に関して、ご相談です

お名前: つむぎ
投稿日: 2006/5/14(21:27)

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酒井先生、メイさん、返信ありがとうございました。
こうやって何人もの方が貴重な時間を割き、アドバイスくださったり
考えてくださったりすること、本当にありがたいことだと思っています。


>酒井先生

>努力自体を評価すると、人間性の評価になりかねませんね。
>(努力は主観的なものだと思います。学生は努力したつもりでも
>先生がそれを努力と認めないときの心の傷はとても大きいのでは?)

確かにそうなのですよね。語数で評価すると、本人的にはものすごくがんばった
数字でも、評価をするときには平均と比べて低いとか高いとかいう見方にならざるを
得ないので、確かに公平に評価というのには無理がありますね。

>ひどい偽りかどうかは、つむぎさんと学生さんの信頼関係次第です。
>けれども、つむぎさんはとても心の素直な方のようだから、
>ひどくはなくてもかなりの偽りである可能性はあると思います。

>つむぎさんがそんな風に楽観的(?)だとすると
>学生をcheatingへと誘うだけでなく、
>正直な学生にも「cheatingしようかな、どうしようかな?」という
>誘惑になるかもしれません。

そうですか、ちょっとショックですね(^^;)
私も信頼関係はとても大事だと思います。そのために学生とのコミュニケーションは
大切ですよね。人数が多いとこれが難しくなるので困ります。
信頼関係のためにも、古川さんの言葉にもあったように、
学生を疑うのは止めてもっとおおらかになろうと思ったのですが、
そういう楽観的な態度がさらにcheatingを誘発してしまうのですね…

語数で評価するのをやめればよいというのはよくわかったのですが、
すでにこのやり方で行くと公言して今年度は始まってしまっているので、
急にやり方を変えるのは、難しいと感じています。しかし来年度からは変えます。
今年度は、学生との信頼関係をできるだけ築けるよう努力していくしかないですね。
あとは語数の目標数を低く設定し、cheatする必要性ができるだけなくなるように
したいと思います。

酒井先生の授業も進化し続けているのですね。
なんとか都合を合わせて、また見学に行かせていただこうと思います。
またいろいろご相談させてください。どうもありがとうございました。


>メイさん

メイさんの評価の仕方を具体的に教えてくださりありがとうございます。
とても参考になりました。

>ただ、cheatingしにくい状況を作ることはできると思います。
>まずは、授業中に学生と良いコミュニケーションができて、信頼関係が
>できると なぜかcheatingは少なくなる気がします。

熱中している学生に声をかけるのが邪魔になるような気がしてなかなかできず、
つい文字によるコミュニケーションに頼ってしまいがちなのですが
(提出物にたいするフィードバックを書くなど)、
やはり直接話すことは重要ですよね。がんばります。

>昨年度はけっこう読んでいたのに、なぜかテストの結果はあまり
>よくなくて、私はかなり落ち込んでしまいました。

実は私も去年まったく同じ状況でした。
メイさんが学生に対して話されたことはその通りだと思います。
やはり実力テストで多読で伸びた力を評価するのは、少なくとも現時点では
難しいようですね。

>ここで大事にしていることは、学生の意欲を助長するような評価をしたいと
>いうことです。
>誰にでも公平にがんばる余地があれば、無理してcheatingをする気持ちは
>少なくなると思います。

よく理解できました。語数でも冊数でもよいというのは、とてもよいですね。
それでもそれを成績に反映させるのは最小限にとどめるということですね。

メイさん、今回もアドバイスありがとうございました。感謝します。
今度学会などで直接お会いできたら嬉しいです。

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