Re: アドバイスでなくてすみません。いっしょに考えさせてくださいね。

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/7/17(10:16)]

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499. Re: アドバイスでなくてすみません。いっしょに考えさせてくださいね。

お名前: チクワ
投稿日: 2004/12/28(23:21)

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えすてるさん、こんばんは。チクワです。また近況がうかがえてうれしいです。
多読授業は、前例の少ない、従来式と大きく異なる方法なので、
嬉しい山もあれば、迷いの谷もありますよね

〉 多読を始めて3ヶ月弱。高校生たちに多読をすすめ始めて2ヶ月半ほどになります。最近になって、新たに始める子たちも出てきてちょっと嬉しいのですが、最初に始めた生徒たちが何となく停滞気味になってきました。

すっかり「慣れた」ということなのでしょうね。
「新鮮味」に魅力を感じていた子たちが、それが薄れてきているのかも。
読書そのものの楽しさにこそ多読の魅力を見つけてくれれば、また気持ちも戻るのでしょうけれど。

〉 授業では週3時間(一コマ50分)の少人数選択授業のうち、1時間を多読にあてているのですが、このところせっせと読む人半分、残りの半分は熟睡してしまったり、携帯や日本語の本を取り出したりする状況です。英語の本を読むことは強制したくはないのですが、授業なので「この時間は英語の本を読む」という約束をつくっています。

うーん、携帯だけは自主的にやめてほしいなー。と、私は古い人間なので、そう思いますがー。(笑)
「この時間は英語の本を読む」という約束というのは、
日本語の本でなく、英語の本を、ということですか?
読みたい本が(日本語で、でも)あるってなかなか幸せですねー。
なにしろ本を読まない子が増えている昨今においては、と思います。
日本語の本ばっかりでなく、英語の本に戻るなら(英語読書を拒否している感じでないなら)
授業方針は変えずとも、目を合わせてニッコリ笑って、黙認してあげる・・・なんてどうですか?
いえ、やっぱり授業方針にクチをはさんでいますね。すみません・・・。
 
 
〉 大部分がORTはStage4〜5くらいまでは読んでいます。その後Stage8とか9まで読み進む派と、LLLに移って読む派と、全然別の読み物を選ぶ派と3つにわかれている感じです。

いろいろな道筋が確立しましたね!

〉 進学校ではないし、学ぶことに対する意欲は薄い(なくはないけど、楽は方、楽しい方がいいという感じ)生徒がほとんどなので、

楽しく、楽に学びたいというのは、大方の人間の本音ですよ、きっと!
そして楽しく学んだことこそが、身につくというか、役に立つというか。
ほんとうの「学び」は楽しいもの、ともいえるのではないかな?だから多読はほんとうの「学び」だと
思うのです。

〉PoppletonやFrog andToadやOliver Pigなどは、ちょっと見て字が多くてイヤ・・と言っている状態。GRを読む日が来るなんて、無理かも・・・とちょっと悲観的になっている昨今です。しばらくは授業での多読はお休みしようかなと思ったりもしています。

ひぇ〜、お休みですか?思いつめていますねー。いや、違うかな。いい作戦?かな。
ちょっとお休みして、また再開とか?また新鮮味が戻るかもしれませんね。
でも、のっている子たちもいるわけですし、いま英語読書に熱心になれない子たちは
本も、いままで読んだ語数もなくならない、という多読の真理のひとつを
わかっているといえたりして。(笑)
そして多読の授業はいつもそこにあってくれる、と思っているのかもしれませんね。
せっかくなので、これから予算をいただくためにも続いていたほうがいいともいえるかも。
 
〉 それから新しく始めた生徒たちの中にも、英語を見て、たとえばDadという文字を音にできないレベルの子もいるのですが、それでもただひたすら読むことをすすめていいのでしょうか?CDを一緒に貸して、聞きながら読む(眺める?)ことをすすめた方がいいのでしょうか?全然読めないのが気になって、多読を中断してしまう子も何人もいるのです。気にしなくていいよとは言っているのですが。

わたしは小学生など、これまで英語経験がなかった子たちに多読を導入しているので
結構似た状況ができているかもしれません。
つまり、「読み」が入っていない状態の子達に活字を読むようにすすめているという点です。

日本人は、字、お話が読めるようになるとき、音読ですもんね。
音と字がほぼ1対1で対応しているので、ぶつぎりだろうと、意味として、言葉のくぎりが変だろうと
「わたしは」のはをwaでなく、haと読もうと、どんどん音にしていく読み方をして、
「わー、読めるようになった」という最初の自分の満足感を得られるんだと思います。
日本人にはこういう原体験があるので、「読む内容を、音にしたい」という欲求は当然なのかも。

で、わたしは読み聞かせ、とテープなどを使った聞き読みを平行して行っています。
うちは狭いし、少人数なので、読み聞かせ、聞き読み、黙読はそれぞれみんな一斉にしています。
えすてるさんのところの教室はどうですか?
黙読したい人はそのまま続けて、読み聞かせを聞きたい人は集まってもらって、とかできれば
そんな風にしてみるのもいいかもしれません。

また、ORT stage8、9を読んでいる子たちなら、(そうでなくてもOKかも)
テープ、CDなどを使った聞き読みなら、GRを読み始められるかもしれません。

文字が好きな人、音が好きな人、いろいろなので、いろいろなアプローチができると
学ぶほうはやりやすいのでしょうね。
教材を揃える側の苦労はネバーエンディング〜、ですけれどねー。

〉 愚痴っぽくてすみません。どなたか、アドバイスをいただけませんか?

ちっともアドバイスになっておりませんで・・・また、二人で他の方にレスをいただけるのを
待ちましょう〜。(わたし、こればっかりで・・・(汗))

ではでは〜。


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504. チクワさん、今回もありがとうございます!!

お名前: えすてる
投稿日: 2004/12/30(19:07)

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チクワさん、こんばんは。
お忙しい時期なのに、レスいただいて恐縮しています。

〉多読授業は、前例の少ない、従来式と大きく異なる方法なので、
〉嬉しい山もあれば、迷いの谷もありますよね

「嬉しい山、迷いの谷」、本当にその通りですね。名言です〜!

〉すっかり「慣れた」ということなのでしょうね。
〉「新鮮味」に魅力を感じていた子たちが、それが薄れてきているのかも。
〉読書そのものの楽しさにこそ多読の魅力を見つけてくれれば、また気持ちも戻るのでしょうけれど。

そうですね、目新しさがなくなったということも大きいかも。
〉うーん、携帯だけは自主的にやめてほしいなー。と、私は古い人間なので、そう思いますがー。(笑)
〉「この時間は英語の本を読む」という約束というのは、
〉日本語の本でなく、英語の本を、ということですか?
〉読みたい本が(日本語で、でも)あるってなかなか幸せですねー。
〉なにしろ本を読まない子が増えている昨今においては、と思います。
〉日本語の本ばっかりでなく、英語の本に戻るなら(英語読書を拒否している感じでないなら)
〉授業方針は変えずとも、目を合わせてニッコリ笑って、黙認してあげる・・・なんてどうですか?
〉いえ、やっぱり授業方針にクチをはさんでいますね。すみません・・・。

私も日本語でも本を読まない子がいる中で、いいことかもとは思うのですが、やっぱり授業ということになると、授業中はその授業に集中させなくっちゃというような教師根性というか、ちょっと同僚の目を気にしてしまう小心者のところがくくくっと顔を出してきてしまうんですよねー。

〉楽しく、楽に学びたいというのは、大方の人間の本音ですよ、きっと!
〉そして楽しく学んだことこそが、身につくというか、役に立つというか。
〉ほんとうの「学び」は楽しいもの、ともいえるのではないかな?だから多読はほんとうの「学び」だと
〉思うのです。

「楽しく」というのが、本当に大切なんですよね。そこを私自身しっかり自分に言い聞かせないと・・と改めて思いました。すぐに「お勉強」させたくなっちゃうんですよね、う〜ん。ダメダメ。

〉ひぇ〜、お休みですか?思いつめていますねー。いや、違うかな。いい作戦?かな。
〉ちょっとお休みして、また再開とか?また新鮮味が戻るかもしれませんね。
〉でも、のっている子たちもいるわけですし、いま英語読書に熱心になれない子たちは
〉本も、いままで読んだ語数もなくならない、という多読の真理のひとつを
〉わかっているといえたりして。(笑)
〉そして多読の授業はいつもそこにあってくれる、と思っているのかもしれませんね。
〉せっかくなので、これから予算をいただくためにも続いていたほうがいいともいえるかも。

そう、本当にちょっと思い詰めていたところもあったかもしれません。肩の力を抜いて、新年からまた始めてみます。実は前回の投稿の後、「そうだ!生徒たちはどう思っているのか、まずきいてみよう!」と思って、アンケートをしてみたんです。そうしたら、思った以上に効果を感じている子もいて、嬉しくなりました。力をくれるのも子どもたち・・ということを実感しました。後日そのことは報告しますね。

わたしは小学生など、これまで英語経験がなかった子たちに多読を導入しているので
〉結構似た状況ができているかもしれません。
〉つまり、「読み」が入っていない状態の子達に活字を読むようにすすめているという点です。

〉日本人は、字、お話が読めるようになるとき、音読ですもんね。
〉音と字がほぼ1対1で対応しているので、ぶつぎりだろうと、意味として、言葉のくぎりが変だろうと
〉「わたしは」のはをwaでなく、haと読もうと、どんどん音にしていく読み方をして、
〉「わー、読めるようになった」という最初の自分の満足感を得られるんだと思います。
〉日本人にはこういう原体験があるので、「読む内容を、音にしたい」という欲求は当然なのかも。

〉で、わたしは読み聞かせ、とテープなどを使った聞き読みを平行して行っています。
〉うちは狭いし、少人数なので、読み聞かせ、聞き読み、黙読はそれぞれみんな一斉にしています。
〉えすてるさんのところの教室はどうですか?
〉黙読したい人はそのまま続けて、読み聞かせを聞きたい人は集まってもらって、とかできれば
〉そんな風にしてみるのもいいかもしれません。

〉また、ORT stage8、9を読んでいる子たちなら、(そうでなくてもOKかも)
〉テープ、CDなどを使った聞き読みなら、GRを読み始められるかもしれません。

これもやってみたくなりました。新年が楽しみになってきましたー!!

〉文字が好きな人、音が好きな人、いろいろなので、いろいろなアプローチができると
〉学ぶほうはやりやすいのでしょうね。
〉教材を揃える側の苦労はネバーエンディング〜、ですけれどねー。
〉ちっともアドバイスになっておりませんで・・・また、二人で他の方にレスをいただけるのを
〉待ちましょう〜。(わたし、こればっかりで・・・(汗))

とんでもないです。本当に元気が出ました!!感謝しています。いろいろ考えたり、試してみたり?、情報を集めてみたり、してみたいです。そのためにもこの掲示板はこれからも役立ってくれそうです。

それでは、よいお年をお迎え下さい。


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