これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/7/17(13:05)]

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1592. これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: ako
投稿日: 2007/11/11(15:00)

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こんにちは。akoです。
少し寒くなり始めた霜月の日曜午後、タドキストの皆さん、いかがお過ごしですか。

イギリスのタイムズが世界大学ランキングを発表、というニュースを見て、
以前、感じたことがない感想を抱いたので、ちょっと自分に驚いた午後の紅茶タイムです。

わたしは、ヨーロッパ史が大好きです。
SSSの掲示板に、BBC「ヒストリーマガジン」の投稿をしたこともあるくらいです。
 (突発的キリン読みだったらしく、その後よんでない…(笑))
なのでヨーロッパでも、とりわけイギリスには思い入れもあります。

それは、今も変わりません。

でも。

でも。。。。

今回のイギリス発のニュースを知り、
以前の自分なら、考えたこともないようなことを感じました。

イギリスって、、、、イギリスって、、、、

こうやって、自分の基準を、アジアも含む世界全部にあてはめて、
世界中の人に、イギリスが決めた序列を示して、
この基準で一番をめざせ、と言わんばかりに、
世界の人々を競わせる、という精神構造を、
いつもこうやってメディアを使って、先手を打つのか…。うむむむ、、、

…という、おそるべき感想で…。

しかもこれ、実は多読の影響ではないか?と思ってる話でして…。

同じニュースを、以前も見たことはあるんですが、(毎年やっているそうなので)
前は、「やっぱ日本は東大と京大かぁ〜!」「次はどこだー?」と確認し、
  「世界はどこが優秀なのか」
  「どうであれば優秀と見なされるのか」
といったことしか思わなかったんです。

今にして思うと、これって完全に、英語圏雑誌の価値観にハメられてたってことだ〜。
ああ、くやしい。(笑)

この変化って、多読のせい(おかげ)で、
自分の中にある英語の位置付けが、変わってしまい、
西洋…、いや、欧米…、あるいは英米に対して、
自分の中で無意識に持ってきた英語劣等感の部分も、
影響を受けてしまったんではないか…、という感じです。

“ついうっかり”、英語“学習”をして“しまう”のも、
植民地根性のような、英語への劣等意識が自分にあるからなんだろうな〜、
と気づくときなど、自己嫌悪することもしばしばです。

それでも、今回の大学序列発表については、思うところがありました。

自称ヨーロッパ史愛好家としては、
ヨーロッパやイギリスへの愛着や敬意はそのままなんですが、
英米の基準で、世界の他の国の大学までランクを付けられて、
それを多くの日本人も信じるんだとしたら、
日本人自身が、自分で自分を、まるで一等市民・三等市民に区分するかのような発想に、
無意識のうちに誘導されてしまうような気がしてしまうのは、、、
…考えすぎか。。

以前、「英米人の話す英語以外は聞きたくない」
と言う日本人の英語有段者の発言を聞いたことがあるんですが、
非常に抵抗を感じました。
 (かくいう自分も、英米人の音声CDで、シャドウイングや多聴をするくせに)、
 (…という矛盾があるので、かなりナマイキなこと言ってます…(汗)(汗)(汗))

でも、その方の、英語といったら英米のもの、という発想に、
今回の大学序列のニュースのことが、重なってしまいました。

これは、イギリス批判ともとられかねない発言内容なので、
英語多読や、イギリス、アメリカを愛好する皆さんには、
不興を買ってしまうことかもしれないのですが…。
(おそるおそる…)

でも、英国批判でも、非難でもないつもりです。

もっと広く、人間の価値って何だろう、と思っているんです。
(ますますナマイキなこと、言ってますね…(汗))

わたしは多読で、思い〜〜っっっきり下のレベルの英語の本を知って、
冗談やお下品や、子どものギャグ満載の、楽しい英語を知って以来、
わたしは、自分の英語に対するスタンスがずいぶん変わりました。

「英語ができる」ってどういうことなのかについても、
自分一人の勝手な思い込みがあったなー、と思うようになりました。

多読で英語ができるようになる…、といっても、
英米人信仰に染まるだけの人間になるんじゃ、意味ない、
と、強く思うようになりました。

「多読は、ネイティブ感覚の英語が身に付きます」という説明の仕方は可能だと思いますが、
なんだか、この表現さえ、
英米ネイティブ迎合という感じがしてしまうほど…、
…つまり、重症です…。
 (ああーーー、ナマイキの極致〜〜(汗)(汗))

こういった変化を、多読に結びつけるのは牽強付会かも?とも思います。
その一方で、「こ〜んな愉快な英語の本、見たことない!」
 (具体例:『Super Diaper Baby』の類いを指しています)
[url:http://www.amazon.co.jp/Adventures-Super-Diaper-Baby-Graphic/dp/0439376068]

…というような楽しい英語の本を知らなかったら、
わたしのような、外国人のいる職場での勤務経験もない者は、
英語を使う現場もロクに知らないまま、道を踏み外して、
難関大学受験ナントカ問題集でもやってたんではないか?(笑)とか、
世界大学ランキングのことを、昔と違うように思ったりなど、
しなかったんではないかと思うんです。。。。

まだ、よくわかってませんが。。。

ついでに、英米、英米と言っておいてナンですが、
ヨーロッパ史やってれば、「英米」が一枚岩でないことくらいは、わかっているつもりです。

今回のニュースも、英文記事で読んだわけでもないので、
こういうことで投稿するなんて生意気だ、けしからんという、
英語有段者かつ英米文化愛好の皆々様方のお叱りも多々あることと思います。。。
じつにナマイキなことです。すみません。
ああ、心臓に穴があきそう。。。。

とにかく、英語圏関連のニュースを違うスタンスから見られるようになった自分には驚いてます。
私の場合、英語多読が、英語力と同時に、
日本人としての自分を強く意識する方向に影響しているみたいです。

まだレベル3未満(「以下」ではない)のものばかりしか読んでいないので、
 (突発的キリン読みは長続きしないので、含めない(笑))
そんなに自分のアイデンティティを脅かされるようなものを読んでいるとは思えないんですが…、
まさか、Super Diaper Baby に脅かされているのか…?(笑)

最後はへんな話になってしまいました。失礼いたしました。

※ 資料(ニュース入手の経過)

このニュースを自分が最初に見たのは、もちろん日本語で。
ヤフー配信のネットニュースです。
[url:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071109-00000012-rcdc-cn]

ヤフーの入手モトは、レコードチャイナという中国関係の通信社でした。
[url:http://www.recordchina.co.jp/group/g12691.html]

ここで終わるのも、日本語しか見てなくて、なんだかな〜、と思い、
頑張って英語サイトのニュース発信モトを捜してみました。
 (まだ頑張らないと、英語新聞を見る気になれないです…)

本家イギリスのタイムズです。
(アメリカ雑誌のタイムではなく、イギリスの新聞のタイム「ず」だった。。。
 この2つ、過去、何度確認したかわからないのに、いまだに覚えられない…)

この記事(↓)かなり頑張って読んで、やっと3分の1。。。ここでもう限界、バタ(笑)

ORTで出直します、…って、またイギリスか…。うーん。ロンドン塔の呪いか〜

[url:http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/education/article2827773.ece]


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1593. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: fiona
投稿日: 2007/11/11(17:27)

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akoさん、今晩は。fionaです。

ちゃんと返答にはなっていないかも知れませんが、akoさんの投稿を読んで思ったことを。

私は、英米がどうと言うより、「まずは英語」と言う、「英語信仰」みたいな風潮に疑問を感じます。
「実利」という点では、英語がベストなんでしょうけれど、何でも英語みたいなところには疑問を感じます。
特に、「平等」と言う観点から見ると変。
国際会議にしても、論文にしても、まずは英語というのは「不平等」ではないでしょうか。どう考えても、英語が母国語である者に非常に有利です。
現状がそうだから仕方ないと言われるのですが、それを「変」と思わなくなったら、「当たり前」と思うようになったら、ちょっと怖いような気がします。(何か、洗脳されてしまったみたいで)

現在の英語の地位は、単に、英語圏の国(特にUSA)が世界で大きな影響力をもっているからではないかと思っています(違うのかな?)。
もし、世界のあらゆる面で最も影響力を持つのが「フランス」だったら、今の英語の地位にいるのは「フランス語」、ロシアだったら「ロシア語」、日本だったら「日本語」になるのでは……と思っています。

…で、私の場合、なぜ英語かと言うと、「読みたい本が一番多い」からです。もともと、SFが好きなので、作品数から言って英語、次いでドイツ語かな。

何か、返答になっているような、なっていないような。…お邪魔しました!


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1612. Re: fionaさん、一緒に考えてくださってありがとうございます

お名前: ako
投稿日: 2007/11/14(11:16)

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fionaさん、akoです。
このたびはややこしい投稿に、返答投稿ありがとうございます!  

〉ちゃんと返答にはなっていないかも知れませんが、akoさんの投稿を読んで思ったことを。

なってます!なってます! 十分なってます!
こうしてお話する機会ができて嬉しいです。

〉私は、英米がどうと言うより、「まずは英語」と言う、「英語信仰」みたいな風潮に疑問を感じます。

それなんですよー。
今回の自分の投稿も、なんだか冗長なばかりで(←いつもそう)
自分でも、自分の主旨がよくわからなくなってしまってるんですけどね(苦笑)

最初の投稿文では、イギリスが云々…とか書いてますが、
結局これは、自分自身の内部にある(巣食う)劣等意識の問題なんだな、
ということに気づいた、ということなんです。

英語やイギリスをどうのこうの言っても始まらなくて、
英語が母語ではない自分自身が、
英語という外国語と、今まで、どう付き合ってきたのか、
そして、過去にやったこともなかった多読という方法と出会って、
今、英語とどういう付き合い方になっているのか、
そして今後、どう付き合っていきたいのか、あるいは、いくのか、
または、いかざるを得なくなるのか、どうなのか、という、
結局のところ、自分自身の内面の問題だったんではないか、
と思い始めたところです。

〉「実利」という点では、英語がベストなんでしょうけれど、何でも英語みたいなところには疑問を感じます。

たしかに、そういった疑問を感じる場面はありますよねー。

〉特に、「平等」と言う観点から見ると変。
〉国際会議にしても、論文にしても、まずは英語というのは「不平等」ではないでしょうか。

なるほど。
「有利か不利か」、という実利の問題以前に、
「平等か不平等か」という、かなり根本的(? 本質的?と言えばよいでしょうか?)な面から考える視点ですね。
勉強になります!

〉どう考えても、英語が母国語である者に非常に有利です。

「有利か不利か」となれば、これはもう、
学会のような英語を基準とした場面では、
英語話者に有利な場面は多いだろうとわたしも思います。

もし、英語「以外」を母語とする、何らかの分野の専門家が、
英語学習にかける時間が一切不要で、すべての時間を専門の研究に投じられる…、
としたらどうなるんだろうという夢想をしたことがあります。

〉現状がそうだから仕方ないと言われるのですが、それを「変」と思わなくなったら、「当たり前」と思うようになったら、ちょっと怖いような気がします。(何か、洗脳されてしまったみたいで)

fionaさんの主旨はこういう理解(↓)でよいですか?

「現状がどうであるか」、ということはひとまず置いといて、
「世界はどうあるべきか」「どういう場であって欲しいか」という、
理想の状態をまずはイメージしておきたい、という理解でよいですか?

この理解でよければ…、
ほんっっっと、世界はもっと平和であって欲しいですよねーー。

言語が多様にあって、世界中に多様に並存して…、
というまではいいんですけどね。
話者の人口だけでいけば、中国語を話す人が一番多いそうですけどねえぇぇ。
中国語、といっても、いろいろだそうなので、
(伝聞表現ばかりですが)
13億人だか15億人だかの人々が同じ中国語を話しているのかどうかもサッパリわかりませんしねぇぇぇ
もしかしたら、内陸の中国人が、中国では北京語の地位ばかりが高い、と不満を言ってるかもしれませんしねぇ。(勝手な想像です)

〉現在の英語の地位は、単に、英語圏の国(特にUSA)が世界で大きな影響力をもっているからではないかと思っています(違うのかな?)。

そうだと思いますね。
19世紀以降、まずイギリスが、そして戦後はアメリカが、というのはよく言われることですね。
アメリカさんだって、独立戦争前までは、ナニ語の国になるかなんて決まっていたわけでもないんでしょうけど、
結局、英語の国になっちゃいましたしね。

〉もし、世界のあらゆる面で最も影響力を持つのが「フランス」だったら、今の英語の地位にいるのは「フランス語」、ロシアだったら「ロシア語」、日本だったら「日本語」になるのでは……と思っています。

そういうことになると思います。
よく、歴史に“IF”はない、なんて言われますけど、
“IFオッケ〜♪”モードで、好きなように想像して考えた方が楽しいですもの〜。

フランス語も今でもフランス本国から離れたアフリカ大陸の一部エリアや太平洋の島などに、
フランス語が通じる場所があるそうですしねー。

〉…で、私の場合、なぜ英語かと言うと、「読みたい本が一番多い」からです。もともと、SFが好きなので、作品数から言って英語、次いでドイツ語かな。

おお〜〜、SFファンだったんですか〜!
面白いんだろうな〜、とは思ってるんですが、私はあまり詳しくないので、
いつか別の機会で、語れるチャンスがありましたら、是非お聞かせください!

〉何か、返答になっているような、なっていないような。…お邪魔しました!

いえいえー、自分一人で思っていたのでは気づかないことに気づかせていただいてます。
ややこし投稿に、即日の最初の返答投稿くださって、ありがとうございました。

汗かきかきの投稿しちゃったもんだから、
日頃からおなじみのfionaさんから投稿が入っているのを見つけた時は、
とても嬉しかったです。

ではまた〜〜


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1636. Re: fionaさん、一緒に考えてくださってありがとうございます

お名前: fiona
投稿日: 2007/11/17(17:47)

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akoさん、今晩は。

〉fionaさん、akoです。
〉このたびはややこしい投稿に、返答投稿ありがとうございます! 
 
→いえ、ややこしい返答に、返答をありがとうございます。
 
 
−−(長くなるので間をチョッキンしました。

〉fionaさんの主旨はこういう理解(↓)でよいですか?
〉「現状がどうであるか」、ということはひとまず置いといて、
〉「世界はどうあるべきか」「どういう場であって欲しいか」という、
〉理想の状態をまずはイメージしておきたい、という理解でよいですか?
〉この理解でよければ…、
〉ほんっっっと、世界はもっと平和であって欲しいですよねーー。

→簡単に言えばそうです。
付け加えたら、きちんとイメージしてたら、そう言うイメージがないよりは、少しは実現が早いかもしれないと思ったりします。
うまく書けないのですが、「平和であってほしい」と思っていたら、……例えば、平和運動に売上金を寄付するような宝くじがあったら1枚くらい買うかも(普段は宝くじは全く買いません)。何も考えてなかったら、宝くじなんか買わないので、こっちの方が少しは実現に近づくかもしれないのでは…(変な例ですみません)。と言う感じなのですが。
 
 
〉言語が多様にあって、世界中に多様に並存して…、
〉というまではいいんですけどね。
〉話者の人口だけでいけば、中国語を話す人が一番多いそうですけどねえぇぇ。
〉中国語、といっても、いろいろだそうなので、
〉(伝聞表現ばかりですが)
〉13億人だか15億人だかの人々が同じ中国語を話しているのかどうかもサッパリわかりませんしねぇぇぇ
〉もしかしたら、内陸の中国人が、中国では北京語の地位ばかりが高い、と不満を言ってるかもしれませんしねぇ。(勝手な想像です)

→よく分かりませんが、書き言葉は似ているみたいです(詳しくは分かりません)。と言うのも、台湾の人が、香港の人としゃべったら話は通じないけど、字で書いたらお互いの言いたいことは分かる、と言っていました。
南の人は、北京語のことどう思っているんでしょうね?
 
 
〉〉現在の英語の地位は、単に、英語圏の国(特にUSA)が世界で大きな影響力をもっているからではないかと思っています(違うのかな?)。
〉そうだと思いますね。
〉19世紀以降、まずイギリスが、そして戦後はアメリカが、というのはよく言われることですね。
〉アメリカさんだって、独立戦争前までは、ナニ語の国になるかなんて決まっていたわけでもないんでしょうけど、
〉結局、英語の国になっちゃいましたしね。
〉〉もし、世界のあらゆる面で最も影響力を持つのが「フランス」だったら、今の英語の地位にいるのは「フランス語」、ロシアだったら「ロシア語」、日本だったら「日本語」になるのでは……と思っています。
〉そういうことになると思います。
〉よく、歴史に“IF”はない、なんて言われますけど、
〉“IFオッケ〜♪”モードで、好きなように想像して考えた方が楽しいですもの〜。
〉フランス語も今でもフランス本国から離れたアフリカ大陸の一部エリアや太平洋の島などに、
〉フランス語が通じる場所があるそうですしねー。

→そう言えば、スペイン語やポルトガル語のところもありますね。
たまに、ブラジルの人と接する機会はあるのですが、相手方の片言日本語でコミュニケーションをしています。(ただし、子どもさんは、日本の学校に通っているので、日本語は普通に話せる)
確か、ブラジルってポルトガル語でしたよね。家族同士では、英語でないポルトガル語がスペイン語のような言葉を話しています。
英語は…通じるのかなあ。
取りあえず、日本語でOKで、相手方の母語は(多分)ポルトガル語なので、無理に英語を持ち出すのもおかしい気がして、試したことはありません。
 
 
〉〉…で、私の場合、なぜ英語かと言うと、「読みたい本が一番多い」からです。もともと、SFが好きなので、作品数から言って英語、次いでドイツ語かな。
〉おお〜〜、SFファンだったんですか〜!
〉面白いんだろうな〜、とは思ってるんですが、私はあまり詳しくないので、
〉いつか別の機会で、語れるチャンスがありましたら、是非お聞かせください!

→また、機会があれば。
でも、最近のSFはあまり読んでないので、古いSFでないとよくわからないです。
 
 
〉〉何か、返答になっているような、なっていないような。…お邪魔しました!
〉いえいえー、自分一人で思っていたのでは気づかないことに気づかせていただいてます。
〉ややこし投稿に、即日の最初の返答投稿くださって、ありがとうございました。
〉汗かきかきの投稿しちゃったもんだから、
〉日頃からおなじみのfionaさんから投稿が入っているのを見つけた時は、
〉とても嬉しかったです。
〉ではまた〜〜

→ではでは〜。


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1638. 「標準語」って…

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/17(23:59)

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akoさん、fionaさん、こんにちは。

こういう話題がありますとね、見過ごすわけに行かないんですよ。

〉〉中国語、といっても、いろいろだそうなので、
〉〉(伝聞表現ばかりですが)
〉〉13億人だか15億人だかの人々が同じ中国語を話しているのかどうかもサッパリわかりませんしねぇぇぇ
〉〉もしかしたら、内陸の中国人が、中国では北京語の地位ばかりが高い、と不満を言ってるかもしれませんしねぇ。(勝手な想像です)

〉→よく分かりませんが、書き言葉は似ているみたいです(詳しくは分かりません)。と言うのも、台湾の人が、香港の人としゃべったら話は通じないけど、字で書いたらお互いの言いたいことは分かる、と言っていました。
〉南の人は、北京語のことどう思っているんでしょうね?

日本の「標準語(共通語、というのが正しいらしいですが)」と同じです。北京の言葉を元に「普通話」という共通語が作られました。そして東京の言葉は東京弁であって標準語ではないのと同じで、北京には北京なまりがあって、「普通話」と完全に同じ、というわけではありません。
そしてやはり日本語と同じく書き言葉は全国共通で新聞・雑誌・書籍はどこへ行っても同じもので通用します。

fionaさんが下でも書いていますが(大阪の人だったんですね)、大阪人が標準語をどう思っているかというと、別になんとも…というのは確かにそうです。
ただ、大阪人は東京に対する抵抗意識があり、東京に従う必要はないとか、何でも東京が一番っておかしいやん、と日常的に思ってますので、他の地方の人はまた違うかもしれません。
前に新聞で読んだんですが、なぜ大阪人は日本全国どこへ行っても大阪弁をしゃべるのか?→答えは「通じるから」なんです。東北とか九州とか沖縄とか、方言の強いところは他の地方の人が聞いてもわからないことがよくあります。ですから他の地方の人と話すときは方言が出ないように話すということです。
井上ひさしの「国語元年」というお芝居はご存知でしょうか。明治の初めの官僚の家ではだんなさん、奥さん、書生、使用人、居候、たくさんの人が住んでいますが、出身地がバラバラでみんな違う言葉を話し、わけのわからない言葉が飛び交っています。そこへ上から日本全国で通用する共通の話し言葉を制定せよ、という命令が下ります。それで方言が飛び交う家の中で、みんなで通じる言葉を作るにはどうすればいいかを考えることになる…というお話です。

結局日本の標準語も中国の普通話も、違う地方の人たちがコミュニケーションをとるために使うものです。話を広げますと、インドネシア語もそうです。インドネシア語は「方言」どころではなくて別言語が共存する多民族・多言語国家です。それでジャワ語を基準に「インドネシア語」という標準語が作られたのです。ですからその標準となる言葉を知っていれば国内どこへ行っても話が通じるわけです。それこそ「コミュニケーションツール」であって、優劣とは全く関係のないことです。

さらに、香港では広東語が使われていますが、広東語と北京語は全く通じません。香港は長らくイギリス領だったので、香港へ行っても「普通話」はあまり通じませんでした。しかし中国に返還されてから急速に普通話が通じるようになっているようです。大陸との行き来が急激に増え、違う地方の人たちとも話をする必要ができたのでしょう。また、ブダペストとウィーンとパリの中華料理屋さんでも「普通話」が通じました。外国に住む中国人も普通話だとどこの地方の人同士でも話せるからではないかと思います。
つまり話をする「必要」があるから言葉が普及するんです。外国の観光地へ行ったらお土産屋さんが日本語で話しかけてきますが、お土産販売用語と値段の数字しかしゃべれません。まさしく必要のある言葉のみ習得する、の典型です。

英語もそういうことじゃないでしょうか。互いの言葉を知らない外国人同士でも、英語を知っていたら話が出来る可能性が高い。だから英語が世界の共通語になっている、ということです。

〉〉よく、歴史に“IF”はない、なんて言われますけど、
〉〉“IFオッケ〜♪”モードで、好きなように想像して考えた方が楽しいですもの〜。
〉〉フランス語も今でもフランス本国から離れたアフリカ大陸の一部エリアや太平洋の島などに、
〉〉フランス語が通じる場所があるそうですしねー。

モロッコ、チュニジア、アルジェリアはもとフランス領なのでフランス語がかなり通じるようです。これらの国へ行ったらフランス語かアラビア語を知ってたら大丈夫でしょう。タヒチはフランス領ですからフランス語が公用語です。

〉→そう言えば、スペイン語やポルトガル語のところもありますね。
〉たまに、ブラジルの人と接する機会はあるのですが、相手方の片言日本語でコミュニケーションをしています。(ただし、子どもさんは、日本の学校に通っているので、日本語は普通に話せる)
〉確か、ブラジルってポルトガル語でしたよね。家族同士では、英語でないポルトガル語がスペイン語のような言葉を話しています。
〉英語は…通じるのかなあ。
〉取りあえず、日本語でOKで、相手方の母語は(多分)ポルトガル語なので、無理に英語を持ち出すのもおかしい気がして、試したことはありません。

やっぱり日本人にはブラジルに親戚のいる人が多いんですね。私の教会の牧師夫人も親戚がブラジルにいて、自分の家で収穫したコーヒー豆を送ってくれたといって飲ませてもらいました。
そのあたりになるとやはり英語はあまり通じないかもしれませんね。

ずいぶん語ってしまいましたがこのへんで…。


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[汗] 1594. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/11(22:11)

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akoさん、fionaさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉イギリスって、、、、イギリスって、、、、

〉こうやって、自分の基準を、アジアも含む世界全部にあてはめて、
〉世界中の人に、イギリスが決めた序列を示して、
〉この基準で一番をめざせ、と言わんばかりに、
〉世界の人々を競わせる、という精神構造を、
〉いつもこうやってメディアを使って、先手を打つのか…。うむむむ、、、

   ま、ま、お気楽にお気楽に...
   「この基準で一番をめざせ」とはいっていないと思いますよ。
   
   まず、イギリスという国は、「英語教育」を国家的産業資源と
   位置づけています。
   高校を卒業し大学が決まると、1年休学して世界を放浪する
   ことが奨励されています。
   彼らは、英語教師のバイトが出来るから、貧乏旅行が簡単です。
   NOVAにもいっぱいいます。
   正規の英語教師を雇えない後進国も、バイト学生から英語を
   習えるので、英語が普及します。

   英語が出来るようになると、留学したい人も増えます。
   留学生受け入れも大切な産業ですから、インターネットが整備
   されたとき、一番先に手がけたことは、すべての学校の情報を
   オンライン化して、世界各国からイギリスの教育情報にアクセス
   出来るようにしました。
   (これがアレックスライダーのStormbreakerの下敷きです)

   さて、留学生誘致には英語力ベースのランキングが便利です。
   たとえば酪農の勉強をしたい人がいたとします。
   イギリスにしようか?アメリカにしようか、でも本当はデンマークの
   酪農が学びたいんだけどなぁ、コペンハーゲン大学どうだろう?  
   現地語勉強しなくても英語で通用するなら行きたいなぁ、とか
   考えるでしょ?

   だから、英語通用度がランキングの重大要素になっていますが、
   別に英語こそが世界語という奢り「だけ」ではないと思います。
   留学したい人にとっては一番の関心事です。
   タイ語がそんなに出来なくても、英語で通用するならちょっと
   チュラロンコーン大学行ってみたいなぁ、とか思うじゃないですか?

   思わない? そうか..そうすると、何であんたに東大が何位とか
   いわれる筋合いないよ、って思いたくなりますね。

   つまりこのランキングは、日本人が考えるような、大学の絶対的
   価値を評価して順位付けしているものではないと思います。
   もともと英米人は、○○の分野は○○大学○○学部がトップとか、
   学部単位で見ますしね。イギリスの大学はカレッジの集合ですし、
   アメリカで大統領になれるかどうかは、どのフラターニティに
   所属していたかがものをいいます。

   日本はとっても平等な国です。誰でも一定の点数をとると東大に
   入れますし、縁故入学もあまり聞きません。英米では、もっと階級が
   あって、支配階級にはそれなりの大学入学方法があります。
   だから大学というレッテルへの感覚が日本とは違います。

   まあこのランキングは、留学生様への便利度ご案内と考えて
   眺めていれば良いでしょう。

〉“ついうっかり”、英語“学習”をして“しまう”のも、
〉植民地根性のような、英語への劣等意識が自分にあるからなんだろうな〜、
〉と気づくときなど、自己嫌悪することもしばしばです。

   いや、つい英語をやりたくなるのは、やっぱり英語がやさしいから
   ですよ。
   でる・です・でむ・でん かないません;;(^ ^);;
   独仏伊とも女性名詞・男性名詞に冠詞の変化、あっ形容詞の
   語尾も次が男性か女性かで変えたっけ?
   それで書き言葉が話し言葉と別にあるし..
   第2外国語って、「英語はやさしい」と実感させるために
   履修させられるんだなぁ、」と思ったことです。

fionaさん
   
〉現在の英語の地位は、単に、英語圏の国(特にUSA)が世界で大きな影響力
〉をもっているからではないかと思っています(違うのかな?)。
〉もし、世界のあらゆる面で最も影響力を持つのが「フランス」だったら、
〉今の英語の地位にいるのは「フランス語」、ロシアだったら「ロシア
〉語」、日本だったら「日本語」になるのでは……と思っています。

   まあ、それは当然いえますよね。でも、英語がやさしい、という
   のもはずせないと思う。
   アメリカは、科学技術先進国というのもある。
   それで科学技術って、戦争することで進歩するのね。特に医学
   なんか平和だとボロボロ。戦前の日本の医学部ではドイツ医学を学び
   ましたが、朝鮮戦争以後アメリカに水をあけられて..
   日本も実は結構遅れています。それも日本の大学の世界ランキングを
   下げています。

   だから世界語っていうのは、世界情勢がどう転んでも、一番
   戦争している国の言葉が世界語になると思います。

   そういうの嫌だなぁ、と思って黙々と職人やって、英語なんか
   一言も覚えず、染め物染めたり、木を彫ったりする人生も良い
   よねぇ..少なくとも私はそういう人を尊敬しています。 
    

    


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1595. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: fiona
投稿日: 2007/11/11(23:48)

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まりあさん、今晩は。fionaです。

私は、英語自体がどうのこうのというのではなく、英語が国際語として使われると言う状況が公平ではないこと言うこと。その状況を当たり前のこと、正しいこととして、それ以上何も考えないなら、それって変じゃないの…と言いたかっただけです。
英語を勉強する(?)こと自体は、別にいいとか悪いとかはないと思います。

それから、英語が易しいから、と言うのは理由としてあるのでしょうけど、(現在の状況では)大きな理由ではないと思います。
易しさの点では、エスペラントの方が英語より数倍易しいです。と言っても、ある程度使いこなすには、年単位の時間は必要だと思いますが。
でも、今のような状況になっていると言うことは、その言語を母国語とする国の影響力の大きさが、国際語を決める上で非常に大きなウエイトを占めていると思わざるを得ないのでは?

上のこととは関係ないのですが、できれば「世界語」ではなく「国際語」という言葉を使ったほうが良いのでは…と思うのですけど。
「世界語」と「国際語」を使い分ける場合、
「世界語」は、世界中で統一して使う言葉(みんなが生まれた時から使う)。
「国際語」は、母国語の違う人同士がコミュニケーションする場合の道具として使う言葉。
と言う感じで使うようなので。
英語を「世界語」と言うと、もしかしたら、「他の言葉をなくして、英語だけにするつもり」またはそう考えている、と勘ぐる人がいるかも(そこまではいないか?)
「世界語」と言われるとどうもひっかかるので…ごめんなさい。


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[汗] 1597. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/12(01:02)

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fionaさん、再び。 まりあ@SSSです。

〉私は、英語自体がどうのこうのというのではなく、英語が国際語として使われると言う状況が公平ではないこと言うこと。その状況を当たり前のこと、正しいこととして、それ以上何も考えないなら、それって変じゃないの…と言いたかっただけです。

   う〜ん、でもとにかくここまで人間の活動が国境を跨ぐようになると
   みんなの共通語が必要。
   それが英語であることは確かに不公平かも知れませんが、
   公平ということを言い出すと収集がつかない..

   誰の母語でもない人造語を作らないと公平じゃないですよね?
   誰がそれを作るか?どんなものにするか?
   みんながそれを学ぶまでの間、国際取引をどうするか?

〉易しさの点では、エスペラントの方が英語より数倍易しいです。と言っても、ある程度使いこなすには、年単位の時間は必要だと思いますが。

   エスペラントも、アルファベット使いますから、漢字や
   東南アジア、中近東の文字を使う人からみたら、完全に公平じゃ
   ないと思います。世界各国の言語を代表する人を集めて作った
   訳でもないし。

〉でも、今のような状況になっていると言うことは、その言語を母国語とする国の影響力の大きさが、国際語を決める上で非常に大きなウエイトを占めていると思わざるを得ないのでは?

   言葉というものはそういうものだと思うしかない。
   今、強大な軍事力と科学技術力を背景に、英語が国際語の
   地位を占めていることに異論を唱えても、どうすることも
   出来ません。
 
   で、大事なことは、英語が国際語であることが公平かどうか?
   ということよりも、非英語圏の国民がいかにそれぞれの母語を
   大切にするか、ということだと思います。

   子どもにネイティブ並の発音を身につけさせるために、1日中
   英語のビデオやCDを流して、日本語で話しかけないで育てる
   なんて、バカなことをしないことです。   

   現在での国際語は英語ですが、50年後は中国語かヒンズー語か
   なんて分かりません。

   母国語を失うことは、自らの文化を失うことであり、独自の
   文化を失えば、その国民は単なる労働力程度の意味しか
   持たなくなることでしょう。

   酒井先生のおっしゃるように、母語が国際語でなければバイリンガル
   マルチリンガルになるしかない、その分異文化も学び、教養も高
   まって得だ、と考えるのが良いんじゃないでしょうか?

   子:バイリンガルって何?
   母:2カ国語話せる人のことよ
   子:マルチリンガルって何?
   母:何カ国語も話せる人のことよ
   子:モノリンガルって何?
   母:アメリカ人のことよ

   っていう類のジョークはたくさんあります。イギリス人はそうでも
   ないかも知れないけれど、アメリカ人は結構コンプレックス感じて
   いる人がいますね。

   英語教師ではない普通のアメリカ人に、英語をなおして貰おうと
   すると、「私はありがとうしか知らないのに、あなたはこんなに
   英語が出来て素晴らしい。あなたのメールはちゃんと意味が
   分かる」とか返されて添削して貰えない、というのは良くある
   ことです。

   もっと、英語という「ツール」に対して気楽でも良いのではないかと
   思いますが..

   

 
    


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1603. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: fiona
投稿日: 2007/11/12(23:18)

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まりあさん、何回もごめんなさい。fionaです。
akoさん、長々と占領してごめんなさい。

〉〉私は、英語自体がどうのこうのというのではなく、英語が国際語として使われると言う状況が公平ではないこと言うこと。その状況を当たり前のこと、正しいこととして、それ以上何も考えないなら、それって変じゃないの…と言いたかっただけです。
〉   う〜ん、でもとにかくここまで人間の活動が国境を跨ぐようになると
〉   みんなの共通語が必要。
〉   それが英語であることは確かに不公平かも知れませんが、
〉   公平ということを言い出すと収集がつかない..

〉   誰の母語でもない人造語を作らないと公平じゃないですよね?
〉   誰がそれを作るか?どんなものにするか?
〉   みんながそれを学ぶまでの間、国際取引をどうするか?

→ 英語に限らず、ある民族の言語が国際語となるのは不公平。少なくとも、それが母語である人と、それが母語でない人とのギャップは大きいと思います。
よりよい方向があるのなら、できれば少しでもその方向へは動いて欲しいと思うのです。
何世代、何十世代もしかしたら何百世代かかるような問題かも知れませんが、子孫には、より良くなった世界で生きてもらいたいと思っています。
現在の状況がベストであるなら、良いのですが、残念ながらベストとは思えないのです。そして、少なくとも、現状がベストではないと言う認識を持つ人がいなければ、より良い方向へと世界は動かないと思います(認識を持った人がいても難しい)。
そう言う認識(疑問)を持つということは、おかしいのでしょうか?
もちろん、それ以前の問題として、現状がベストなのか、より良い方向ってどっち、という問題はあります。
いや、現在の状態が最も良いと言うのなら、このことに関しては、ぐだぐだ考える必要はないのですが。
 
 

〉〉易しさの点では、エスペラントの方が英語より数倍易しいです。と言っても、ある程度使いこなすには、年単位の時間は必要だと思いますが。
〉   エスペラントも、アルファベット使いますから、漢字や
〉   東南アジア、中近東の文字を使う人からみたら、完全に公平じゃ
〉   ないと思います。世界各国の言語を代表する人を集めて作った
〉   訳でもないし。

→エスペラントは、完全に公平な言語ではありません。
易しいことも、英語が国際語となっているはずせない理由と言うことだったので、単に易しいと言うだけならエスペラントの方が易しいと言うことで書きました。
英語が現在、国際語であることの理由に、「易しさ」がかなり大きなウエイトを占めていると言って良いのか。これは、必ずしもそうと言えないのではないかと思ったからです。
ただ、公平性という点については、エスペラントはある誰かの母語ではない(非常に稀な例をのぞく)ので、一つの民族の言語を国際語にするよりは、まだ公平だとは思われます。
 
 
〉〉でも、今のような状況になっていると言うことは、その言語を母国語とする国の影響力の大きさが、国際語を決める上で非常に大きなウエイトを占めていると思わざるを得ないのでは?
〉   言葉というものはそういうものだと思うしかない。
〉   今、強大な軍事力と科学技術力を背景に、英語が国際語の
〉   地位を占めていることに異論を唱えても、どうすることも
〉   出来ません。

→確かに、10年や20年変わりそうにはないですね。
でも、現在の状態がベストであるのならともかく、ベストでないなら、より良くなって欲しいと言う「思い」は持ち続けるべきではないでしょうか。
できれば、より良い方向に変わっていって欲しい、少しでも変わるのにどれだけかかるのかは分からない(何十年?何百年?それとも何千年?)。でも、「思い」がなくては変わらないと思う。
みんながあきらめて何も考えなかったら、何時までたっても良くならないと思うのですが、どうでしょう。
誰もがそう言う「思い」持つべきだなんて思いませんが(ある意味個人の問題でしょうから)、そう思うことを否定されるのなら、反発はしたいです。
 
 
〉   で、大事なことは、英語が国際語であることが公平かどうか?
〉   ということよりも、非英語圏の国民がいかにそれぞれの母語を
〉   大切にするか、ということだと思います。
〉   子どもにネイティブ並の発音を身につけさせるために、1日中
〉   英語のビデオやCDを流して、日本語で話しかけないで育てる
〉   なんて、バカなことをしないことです。   
〉   現在での国際語は英語ですが、50年後は中国語かヒンズー語か
〉   なんて分かりません。
〉   母国語を失うことは、自らの文化を失うことであり、独自の
〉   文化を失えば、その国民は単なる労働力程度の意味しか
〉   持たなくなることでしょう。
 
→この点はその通りだと思います。
でも、より重要だから、そちらのことを考えて、「ある民族語(現状では英語)が国際語となっているのは不公平では?」と言う疑問が、どうしようもないことだから放っておきましょう、とは思えないです。理由は、上に書いた通り「思い」を持っておきたいからです。
 
 
〉   酒井先生のおっしゃるように、母語が国際語でなければバイリンガル
〉   マルチリンガルになるしかない、その分異文化も学び、教養も高
〉   まって得だ、と考えるのが良いんじゃないでしょうか?
〉   子:バイリンガルって何?
〉   母:2カ国語話せる人のことよ
〉   子:マルチリンガルって何?
〉   母:何カ国語も話せる人のことよ
〉   子:モノリンガルって何?
〉   母:アメリカ人のことよ
〉   っていう類のジョークはたくさんあります。イギリス人はそうでも
〉   ないかも知れないけれど、アメリカ人は結構コンプレックス感じて
〉   いる人がいますね。
〉   英語教師ではない普通のアメリカ人に、英語をなおして貰おうと
〉   すると、「私はありがとうしか知らないのに、あなたはこんなに
〉   英語が出来て素晴らしい。あなたのメールはちゃんと意味が
〉   分かる」とか返されて添削して貰えない、というのは良くある
〉   ことです。

→国際語が、母語でないことの「プラス面」の方が、「マイナス面」より大きいと言うことですか?
それとも、現在の母語が国際語でない状況はどうしようもないので、「プラス面」に目を向けましょうと言うことでしょうか?
どちらなのかな?
文脈からして後者のような気がするのですが、どっちか分からないので、どう書いてよいのか分からない???
 
 
〉   もっと、英語という「ツール」に対して気楽でも良いのではないかと
〉   思いますが..

英語そのものについては、別に悪者にしようとか、否定しようとか言うつもりは全くありません。(それなら、英語多読なんかやってない)
「ツール」としての英語は、非常に使い勝手があると思いますし、使える環境も整っていると思います。
別に、英語を使うことが良いとか悪いと言うことではなくて、英語が国際語である現状を全面的に肯定していいの?疑問は感じてはいけないの?と思うのですが…。
   

 
    


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[哀] 1604. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/12(23:35)

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fionaさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉現在の状況がベストであるなら、良いのですが、残念ながらベストとは思えないのです。そして、少なくとも、現状がベストではないと言う認識を持つ人がいなければ、より良い方向へと世界は動かないと思います(認識を持った人がいても難しい)。
〉そう言う認識(疑問)を持つということは、おかしいのでしょうか?

   ぜんぜんおかしいとは思っていませんよ。

〉もちろん、それ以前の問題として、現状がベストなのか、より良い方向ってどっち、という問題はあります。
〉いや、現在の状態が最も良いと言うのなら、このことに関しては、ぐだぐだ考える必要はないのですが。

   最も良いとも思ってはいません。
   fionaさんが理念の問題について語っているのに対して、私が
   「理念はそうだとして」現在私達が「今すぐ実行できることは」、
   と対策論でお返事したことが誤解をまねいているかと思いました。

〉誰もがそう言う「思い」持つべきだなんて思いませんが(ある意味個人の問題でしょうから)、そう思うことを否定されるのなら、反発はしたいです。

   否定したようにお感じになられたら、お詫びします。
   べつに否定はしていません。ただ私は理念よりも実用的な
   対策で動いています、という私の立場を説明しただけです。

〉→国際語が、母語でないことの「プラス面」の方が、「マイナス面」より大きいと言うことですか?
〉それとも、現在の母語が国際語でない状況はどうしようもないので、「プラス面」に目を向けましょうと言うことでしょうか?
〉どちらなのかな?
〉文脈からして後者のような気がするのですが、どっちか分からないので、どう書いてよいのか分からない???

   現在では前者だと思いますが、将来的にもっと国際化が進むと
   後者になる可能性もあると考えています。

〉別に、英語を使うことが良いとか悪いと言うことではなくて、英語が国際語である現状を全面的に肯定していいの?疑問は感じてはいけないの?と思うのですが…。

   私も全面的に肯定していないし、疑問も感じていますよ。
   で、それを原点に「どう動くか?」が違っているだけだと
   思います。
   「未来のためによりよい公平な環境を作りたい」と思うfionaさんと、
   「取り急ぎ、母語を大切にし、ネイティブ英語信仰を捨てよう」と
   実践的対策だけ考える私と...
   これはねぇ、英語の問題じゃなくて、未来をどう築こうかと理想を
   抱く若い方と、もう先の心配をする時間が残されておらず、今できる
   ことは何か?と考える年寄りの思考回路の違いかなぁ、私も年寄りに
   なったんだなぁ(T_T;)..と感じています。
   
 


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1619. Re: まりあさん、ご投稿ありがとうございました!

お名前: ako
投稿日: 2007/11/15(01:58)

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まりあさん、こんにちは。akoです。このたびはありがとうございます。

〉〉イギリスって、、、、イギリスって、、、、

〉〉こうやって、自分の基準を、アジアも含む世界全部にあてはめて、
〉〉世界中の人に、イギリスが決めた序列を示して、
〉〉この基準で一番をめざせ、と言わんばかりに、
〉〉世界の人々を競わせる、という精神構造を、
〉〉いつもこうやってメディアを使って、先手を打つのか…。うむむむ、、、

〉   ま、ま、お気楽にお気楽に...

ははは。ありがとうございます!
では肩の力を抜いて、ご返答読まさせていただきます。
(抜き過ぎになってたら、あとで叱ってくださいませ)

〉   「この基準で一番をめざせ」とはいっていないと思いますよ。

ほんとですよねー。
ご返答いただいた後につくづく気がつきましたです、わたし。

なにもイギリス政府が「世界のものども、どうだ、見たか」と言ったわけでも、
タイムズさんが「やっぱ、英米が一番だもんねー、へっへっへ」と言ったわけでもないのに、
わたしが自分でそう感じたってことですわぁ〜、これはーーー、って。
ako侍、語るに落ちたり!!

〉   まず、イギリスという国は、「英語教育」を国家的産業資源と
〉   位置づけています。

おお〜〜〜〜〜〜〜(@@)←目玉がクッキーモンスターから、Tedd Arnoldの『Parts』へ!

 ※ Tedd Arnold『Parts』未読の方、目玉のイラスト、今すぐ必見(↓)!

[url:http://www.amazon.co.jp/Parts-Picture-Puffins-Tedd-Arnold/dp/0140565337/]

え〜…、まりあさま、脱線、失礼いたしました。

そうか! 産業としての英語教育!
こういう視点で考えたことなかったです!
だからなのですかね、GRなど外国人向け学習英語本は、
アメリカより、イギリスのほうが充実しているように思っていましたが…。

〉   高校を卒業し大学が決まると、1年休学して世界を放浪する
〉   ことが奨励されています。

ハタチ前に世界放浪したら、タメになりそう。
「かわいい子には旅させよ」ですね〜!

〉   彼らは、英語教師のバイトが出来るから、貧乏旅行が簡単です。
〉   NOVAにもいっぱいいます。
〉   正規の英語教師を雇えない後進国も、バイト学生から英語を
〉   習えるので、英語が普及します。

うぬぬぬ、そうかーー、そういう手が…。

〉   英語が出来るようになると、留学したい人も増えます。
〉   留学生受け入れも大切な産業ですから、インターネットが整備
〉   されたとき、一番先に手がけたことは、すべての学校の情報を
〉   オンライン化して、世界各国からイギリスの教育情報にアクセス
〉   出来るようにしました。
〉   (これがアレックスライダーのStormbreakerの下敷きです)

(@@)!

(@@)!!

(@@)!!! 『More Parts』、カモ〜ン ! !

もうビックリのビックリ!CIAよりすごい!あっ、元祖ジェームズボンドはMI6でありましたっ(笑)

今、ワタシの顔(↓) 未読の方、表紙イラスト必見!(しつこい!)

[url:http://www.amazon.co.jp/More-Parts-Picture-Puffins-Arnold/dp/0142501492/]

〉   さて、留学生誘致には英語力ベースのランキングが便利です。
〉   たとえば酪農の勉強をしたい人がいたとします。
〉   イギリスにしようか?アメリカにしようか、でも本当はデンマークの
〉   酪農が学びたいんだけどなぁ、コペンハーゲン大学どうだろう?  
〉   現地語勉強しなくても英語で通用するなら行きたいなぁ、とか
〉   考えるでしょ?

なるほどなるほど!

〉   だから、英語通用度がランキングの重大要素になっていますが、
〉   別に英語こそが世界語という奢り「だけ」ではないと思います。
〉   留学したい人にとっては一番の関心事です。

そっかーーーーーっ! つまり、あのランキングは、
単なる実用データだけのことなんだ、と考えてもいいわけですね〜〜?
わたしったら、そそっかしくも、イギリスったらイジワル…って思い込んで。
今度はクッキーモンスターからサザエさん。

〉   タイ語がそんなに出来なくても、英語で通用するならちょっと
〉   チュラロンコーン大学行ってみたいなぁ、とか思うじゃないですか?

チュラロンコーン大学って、タイの東大、って評判の大学だと聞いたことがありますです。

〉   思わない? 

思わない、というより、考えたこともないでございます(笑)

〉   そうか..そうすると、何であんたに東大が何位とか
〉   いわれる筋合いないよ、って思いたくなりますね。

まりあさんは、アジアのこともちゃんと見た上で発言なさる方だから、
ご意見うかがうと、とても勉強になります。

〉   つまりこのランキングは、日本人が考えるような、大学の絶対的
〉   価値を評価して順位付けしているものではないと思います。

まさに、その日本人代表、ako the Sazae でございまぁ〜す。

え〜…またまた…。すみません。「Parts」の顔を見てしまった影響が…

デンマークやタイの例を出してのご説明、とてもよく理解できました。(と思います)

ほんと、そうですね。
アッチは、単に事務的な項目を集計しただけなものかもしれないのに、
コッチ(ako)が勝手に、
「英語帝国+世界支配+植民地根性+誇大妄想+被害妄想+自意識過剰+英語劣等感+高校で英語の成績悪かった(笑)+さらに私怨(爆)」×戦後62年
= 今回の世界大学ランキング突発的感想
…となったわけです。
おかげで少しバランスを取り戻すことができました。

〉   もともと英米人は、○○の分野は○○大学○○学部がトップとか、
〉   学部単位で見ますしね。イギリスの大学はカレッジの集合ですし、
〉   アメリカで大統領になれるかどうかは、どのフラターニティに
〉   所属していたかがものをいいます。

うわ〜、それ、世界史クラブ心をゾクゾクそそる言葉です!
フラタニティ〜〜って、アメリカにあるんですか?!?!

いえね、わたしのようなヨーロッパ史愛好家にとって、
フラタニティって言ったら、イタリアの修道士関係で出てくる言葉なんです。
怪しい!
だって、あの「薔薇の名前」ですよ、アメリカ大統領の世界って怪し〜い!
調べたいこと出現です〜!楽しくてぞくぞくしてきました〜〜(すっかりご機嫌)←放置しておいてください(笑)

〉   日本はとっても平等な国です。誰でも一定の点数をとると東大に
〉   入れますし、縁故入学もあまり聞きません。英米では、もっと階級が
〉   あって、支配階級にはそれなりの大学入学方法があります。
〉   だから大学というレッテルへの感覚が日本とは違います。

確かに! そういうことも全く考えてませんでした。
今回のニュース関連で、いろいろ読んでいたら、
アメリカの大学入学は、有力者の子弟が寄付やコネで入る事例がずいぶんある、
というアメリカ批判を、イギリスの雑誌が書いている、
という話を、日本語の記事で読みました。(息が、息が、ぜぃぜぃ…)
イギリスとアメリカって…、
仲良しだったり批判しあったり、ほーんと、いろいろビミョーで困ります(笑)。

〉   まあこのランキングは、留学生様への便利度ご案内と考えて
〉   眺めていれば良いでしょう。

国家にとって重要産業としての留学、という視点のお話、
とても勉強になりました。

〉   いや、つい英語をやりたくなるのは、やっぱり英語がやさしいから
〉   ですよ。
〉   でる・です・でむ・でん かないません;;(^ ^);;

おお〜、よく父が言ってたのを思い出します。
昔の日本人は、語学といったらドイツ語が主流だった時代があったそうですね〜
(いったい何時代の話だか。。。。。)

〉   独仏伊とも女性名詞・男性名詞に冠詞の変化、あっ形容詞の
〉   語尾も次が男性か女性かで変えたっけ?
〉   それで書き言葉が話し言葉と別にあるし..

書いていただいたのを見て、あっ、そうだった!、といま思い出しました。
アールヌーボー、ヌーベルキュイジーヌ。

〉   第2外国語って、「英語はやさしい」と実感させるために
〉   履修させられるんだなぁ、」と思ったことです。

語学相対性理論ということで(笑)

以下は、fionaさん宛の部分ですがちょっとだけ…

〉   だから世界語っていうのは、世界情勢がどう転んでも、一番
〉   戦争している国の言葉が世界語になると思います。

人類全体の問題として、皮肉なことですよね。

〉   そういうの嫌だなぁ、と思って黙々と職人やって、英語なんか
〉   一言も覚えず、染め物染めたり、木を彫ったりする人生も良い
〉   よねぇ..少なくとも私はそういう人を尊敬しています。 

以前、日本に来ていたインド人から(日本語での会話で)聞いた言葉を思い出しました。
「日本はいい国ですね、外国語をやらなくても豊かな生活ができる人が多いから。」
というものでした。
ずっと忘れられない言葉です。
でも、やっぱわたし、英語やるけど。(懲りない)

まりあさん、ご返答、ありがとうございました!


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1640. 英語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/18(20:41)

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まりあさん、みなさん:

今回のやりとり、感心しながら読ませてもらっています。その中で、次のご意見についてもう少し詳しく教えていただきたいです。

〉   いや、つい英語をやりたくなるのは、やっぱり英語がやさしいから
〉   ですよ。
〉   でる・です・でむ・でん かないません;;(^ ^);;
〉   独仏伊とも女性名詞・男性名詞に冠詞の変化、あっ形容詞の
〉   語尾も次が男性か女性かで変えたっけ?
〉   それで書き言葉が話し言葉と別にあるし..
〉   第2外国語って、「英語はやさしい」と実感させるために
〉   履修させられるんだなぁ、」と思ったことです。

単語のジェンダーや語形変化をややこしいと感じるのは、つまりその言語が難しいということなのだと、僕もずっと思っていました。

でも、昨年この掲示板の仲間に加えていただいてから段々と考えが変わってきました。こういう文法事項を難しいと感じるのは、多読などの自然なインプットがほとんど無い段階でいきなり文法をやるせいかもしれないと思うようになってきたのです。(日本の大学で行なわれてきたドイツ語やフランス語の授業って、1年目に文法を一通り勉強し、2年目があれば辞書を片手に原書の訳読というのが一般的でした。つまり文法から入る学習法だと言っても良いでしょう。)

欧州大陸の言語でも、入門者むけの多読教材が英語の様に沢山あり、十分に多読を経験してから文法の細部を学ぶ方法が確立されれば、難しいという印象も軽減できるかなー、などと思うようになってしまったのです。

実際のところはどうなのでしょう。教授法や学習法に起因する難しさを計算に入れても、英語はやはり易しいのですか?


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[う〜む] 1641. Re: 英語って易しいの?

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/18(21:33)

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"Ryotasanさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉実際のところはどうなのでしょう。教授法や学習法に起因する難しさを計算に入れても、英語はやはり易しいのですか?

   非常に感覚的、主観的な意見を書いて申し訳ありません。
   これも経験的な意見になりますが、義弟がデュッセルドルフに
   転勤したとき、3歳から10歳までの子ども4人を連れていきました。
   4年間現地校に通ってドイツ語を覚え、帰国してから英語を
   学んだわけですが、「英語ってやさしい〜」と口を揃えて
   いました。そんなわけで、やっぱり英語ってやさしいんだな、
   と感じるようになっていたのですが、英語以外出来ない私の
   意見じゃしょうがありませんねぇ..
   ここは英・仏・伊三冠王の寅彦さんの意見など聞いてみたいですね。

   見ててくれないかしら、寅彦さん。
  
    

   
    


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1646. Re: 英語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/19(12:31)

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〉"Ryotasanさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

まりあさん今日は。急に寒くなりましたね。

〉〉実際のところはどうなのでしょう。教授法や学習法に起因する難しさを計算に入れても、英語はやはり易しいのですか?

〉   非常に感覚的、主観的な意見を書いて申し訳ありません。

根拠となる具体例も示しながら流暢に主張されていたので、感覚的・主観的なご意見だとは思っていませんでした。(^_^)

〉   これも経験的な意見になりますが、義弟がデュッセルドルフに
〉   転勤したとき、3歳から10歳までの子ども4人を連れていきました。
〉   4年間現地校に通ってドイツ語を覚え、帰国してから英語を
〉   学んだわけですが、「英語ってやさしい〜」と口を揃えて
〉   いました。そんなわけで、やっぱり英語ってやさしいんだな、
〉   と感じるようになっていたのですが、英語以外出来ない私の
〉   意見じゃしょうがありませんねぇ..

デュッセルドルフでドイツ語を身につけたお子さんたちのことは、以前にもどこかで書いてらっしゃいましたね。興味深い例として記憶に残っています。一般論とは別に、一人一人にとって易しい言語や難しい言語があることは覚えておくべきだと思います。それから、文法に限定して比較すればドイツ語やフランス語の方が複雑だと感じる人もいるでしょうね。

〉   ここは英・仏・伊三冠王の寅彦さんの意見など聞いてみたいですね。

〉   見ててくれないかしら、寅彦さん。

そうですね。僕も寅彦さんの意見を聞いてみたいです。


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1642. Re: 英語って易しいの?

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp
投稿日: 2007/11/18(21:48)

------------------------------

Ryota さん

こんにちは、古川です。基本的に Ryotaさんと同じ考えです。
特定の言語が特に易しいということは無いと思います。
その理由は、

母語であれば、知っている限り(たいして知っているわけではないですが)
どの言葉でも子供の年齢により習得程度は同じだからです。

どの言語にも、易しい部分も難しい部分もあり、ある一定のレベルに
達するのにに必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じではないでしょうか?
なぜなら、どんな言語を話す人間も、かなり複雑な行動や考え方をしているので
したがってそれを表現する複雑さはたいして変わりないと思います。

よく、日本語は「特殊な言語」なので学びにくいといわれますが、
日本に住んで、日本人を友達にもっている外国人の子供や大人(
例えば力士)は、非常にスムーズにみにつけていると思います、

もちろん、文法、語彙が似ている言語を学ぶ場合と、
全く違う場合にはだいぶ違うとは思います。

まりあさんのだした例は、ドイツ語をすでに学んだ人に
とっては、ドイツ語をいちから学んだときに比べて
英語を3番目の言語で学ぶ方が簡単だったという
解釈もできるような気がします。

英語がフランス語やドイツ語に比べて易しいとは個人的には
思えないです。


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1647. Re: 英語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/19(14:36)

------------------------------

古川さん、今日は。

基本的に同じ主張でも、僕と違って科学的ですね。あいかわらず。

ご自身による異文化との接触体験や、一般的に知られている例など、
さまざまな角度から道筋をつけての考察は参考になります。

__________________

〉Ryota さん

〉こんにちは、古川です。基本的に Ryotaさんと同じ考えです。
〉特定の言語が特に易しいということは無いと思います。
〉その理由は、

〉母語であれば、知っている限り(たいして知っているわけではないですが)
〉どの言葉でも子供の年齢により習得程度は同じだからです。

〉どの言語にも、易しい部分も難しい部分もあり、ある一定のレベルに
〉達するのにに必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じではないでしょうか?
〉なぜなら、どんな言語を話す人間も、かなり複雑な行動や考え方をしているので
〉したがってそれを表現する複雑さはたいして変わりないと思います。

〉よく、日本語は「特殊な言語」なので学びにくいといわれますが、
〉日本に住んで、日本人を友達にもっている外国人の子供や大人(
〉例えば力士)は、非常にスムーズにみにつけていると思います、

〉もちろん、文法、語彙が似ている言語を学ぶ場合と、
〉全く違う場合にはだいぶ違うとは思います。

〉まりあさんのだした例は、ドイツ語をすでに学んだ人に
〉とっては、ドイツ語をいちから学んだときに比べて
〉英語を3番目の言語で学ぶ方が簡単だったという
〉解釈もできるような気がします。

〉英語がフランス語やドイツ語に比べて易しいとは個人的には
〉思えないです。


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[喜] 1648. Re: 英語って易しいの?

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/19(20:08)

------------------------------

古川@SSSさん、Ryota さん、みなさん今晩は。 まりあ@SSSです。

〉こんにちは、古川です。基本的に Ryotaさんと同じ考えです。
〉特定の言語が特に易しいということは無いと思います。
〉その理由は、

   どの民族にも、どの言語にも優劣はありません。
   そうしたヒューマニズム論が投影されているように感じます。
   優劣はないけれど、難易の差はあると思わざるを得ません。 

〉母語であれば、知っている限り(たいして知っているわけではないですが)
〉どの言葉でも子供の年齢により習得程度は同じだからです。

   6歳くらいまでの子どもについてはそのようにいって良いように
   感じます。客観的根拠はありませんから、主観的ですみません。

〉どの言語にも、易しい部分も難しい部分もあり、ある一定のレベルに
〉達するのにに必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じではないでしょうか?

   成人するまでに母語に触れる量は同じようなものでしょう。
   でも、学校で受ける母語教育の量は異なっています。
   母語教育にかなりの時間をかける国と、そうでない国が
   あります。

〉なぜなら、どんな言語を話す人間も、かなり複雑な行動や考え方をしているので
〉したがってそれを表現する複雑さはたいして変わりないと思います。

   ここは同意します。

〉よく、日本語は「特殊な言語」なので学びにくいといわれますが、
〉日本に住んで、日本人を友達にもっている外国人の子供や大人(
〉例えば力士)は、非常にスムーズにみにつけていると思います、

   日本語は、英語よりやさしく、現在先進国といわれている国の
   言語のうち、最も易しいだろうと推定しています。
   
   ひとつは、リスニングがたやすいことで、まったく別の言語
   体系を母語とする人にも、日本語の母音の聞き分けには訓練を
   必要としない、とアメリカの言語研究所の実験結果を示した
   本を読んだことがあります。本が見あたらず、出典を明示できず
   申し訳ありません。ベストセラーになったCD付きの新書版の
   リスニング練習の本なんですが...

   もう一つは、日本の国語教育は、大変文芸的側面に偏っており、
   文字と語彙の学習以外は文芸作品の読解にあてられ、日本語の
   表現練習をしないことです。最近表現練習の必要性を叫ぶ人が
   ようやく出てきましたが。
    *表現練習とは、いわゆる作文ではなく、今日の天候を記述する
     とか、見せられた品物の説明文を書くといった、客観的説明文
     を正しい文法で綴る練習です
   こうした訓練を行わなかったのは、日本語がやさしく、放って
   おいても成人する頃には正しく日本語が運用出来るようになる
   のが普通だからではないでしょうか? つまり日本語はやさしい。

   多読を始めて学習用レベル別絵本の存在を知りましたが、日本に
   これに相当するものがありません。Berenstain Bearのようなもの
   児童書にも明らかに語彙増強を意識している本がたくさんあり
   ますが、日本語にはあまりそういう傾向の本は見あたりません。
   不幸本とかね。

   日本語は、家族や友人との会話など社会生活で習得出来、読書は
   既に獲得した日本語力を利用して、文芸作品に触れることを
   目的として書かれていると感じます。

   成人に達するまでに学習する母国語学習量には、国により相違が
   あります。日本よりアメリカの方が多く、ヨーロッパはさらに
   多いです。フランス人はフランス語ばっかり勉強するから
   科学技術が遅れる、と嘆く人もいました。

   古川さんのいわれるように、「ある一定のレベルに達するのに
   必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じ」であるとすると、
   成人に達するまでに受ける母語教育の少ない日本語はやさしい、
   ということになります。

   日本語がやさしいから、外国語学習についても取り組みが甘い。
   それも日本人が外国語が出来ない理由のひとつだと思います。

   とかく、言語の難易度を論ずると、優劣論と混同してヒューマニズム
   の観点から反撃されることがあり、地雷です。
   難しい言語が優れている、やさしい言語は劣る、と評価しているの
   ではありませんから、ヒューマニズム論で反撃しないで下さい。

   正直に言うと、どんな言語でも人間に必要なことは表現できる
   のだから、習得がやさしいのは便利で良い、という母語をひいき
   する気持ちはありますが...
    
 〉もちろん、文法、語彙が似ている言語を学ぶ場合と、
〉全く違う場合にはだいぶ違うとは思います。

   これは、言語そのものの難易度ではなく、「ある国の人にとって」
   別の特定の言語が学びやすいかどうかで、これには難易の差が
   あることは、どなたも異存のない部分でしょうね。

〉まりあさんのだした例は、ドイツ語をすでに学んだ人に
〉とっては、ドイツ語をいちから学んだときに比べて
〉英語を3番目の言語で学ぶ方が簡単だったという
〉解釈もできるような気がします。

   これは確かにそうですね。


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1649. 英語は易しい? 寅です

お名前: 寅彦 http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/
投稿日: 2007/11/19(23:33)

------------------------------

寅彦です。
お招き頂き、ありがとうございます。

言語固有の難易度か、その人にとっての難易度かという話が出ていたようです。

言語固有の難易度という問題は、言語学者にとっては興味深い話かもしれませんが、証券会社の経理マンの私はあまり興味がそそられず、また、きっと研究しようにもいろいろな条件を揃えるのが大変で、結果の比較が正しくできるのだろうかと心配してしまいます。
(二言語間で、幼児の言語習得スピードを比較するのでしょうが、家庭環境、学校の環境、テキストなどの条件を揃えるのが大変そうです)

ということで、母語の習得後に外国語を学ぶことについて思いつくままに書いてみたいと思います。

英語が簡単かフランス語が簡単かという問題も、他の条件を揃えようとすると比較はなかなか難しいかもしれません。
英語を(モノにしたかは別として)中高で学んだ後に大学でフランス語を習うケースは、中学で始めて英語を学ぶケースと直接の比較はできないと思います。

音声面で言えば、追加で覚える音はrと、何種類かの eくらいですし、語順に対する抵抗もなくなっているでしょうから。

55カ国語を教えている大学書林が、10,000人の学生の習得のスピードから、日本人にとって学びやすい外国語/学びにくい外国語をまとめた資料があります。

易しい方から難しい方にグループ1から4に分類すると

グループ1
インドネシア語、朝鮮語、スワヒリ語、マレーシア語
グループ2
中国語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語、トルコ語
グループ3
英語、フランス語、ドイツ語、ハンガリー語、タイ語
グループ4
ロシア語、ポーランド語、チェコ語、アラビア語

同様にアメリカのFSIという外務省の研修所みたいな機関がまとめた資料では、アメリカ人にとって学びやすい/学びにくい言語は

グループ1
フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、スワヒリ語グループ2
ギリシャ語、インドネシア語、ヒンディー語、マレーシア語、ウルドゥー語
グループ3
チェコ語、ハンガリー語、ロシア語、トルコ語、ベトナム語、タイ語
グループ4
日本語、中国語、朝鮮語、アラビア語

だそうです。

出典 
早稲田大学国際言語文化研究所主催、第2回公開国際シンポジウム「アジアの言語と文化を学ぼう − 日本人にとってのやさしい外国語・むずかしい外国語」(2003/12/4) における、大学書林国際語学アカデミー理事長の佐藤氏の基調講演

資料が本のヤマのどこかにあると思うのですがすぐには見つかりません。
「大学書林の授業で、何時間でモノになるか」という調査だというので、ある程度正しそうな気がします。

母語と音、単語、文法が似ていれば、習得が容易だろうなぁということは想像がつきますね。

私の場合は英仏伊で、地上の様々な言語の集まりから見れば極めて近い三カ国語なので、一つができれば後が容易だったということはあると思います。

また、カナダの言語学者のカミンズの「カミンズの法則/氷山の法則」にあるように、一つの言語の学習を放っておいても別の言語の学習を続けている間に一緒に能力が底上げされるということを実際に経験できたのは、言語間の距離が近かったのだと思います。
(フランス語は大学で習った後、20年近く放置していたのが、イタリア、イギリス暮らしを経て帰国して、ちょっと勉強したら仏検1級に合格した)
 
ロンブカトーの「わたしの外国語学習法」(米原万里訳)の181ページに、言語間、言語内の相似にたよって外国語を話すということが書かれています。
「言語のルールをわれわれは外挿するか内挿する」とされていますが、言語間の距離が近ければ、外挿が容易です。(イタリア語で作ったテンプレートをコピーしてフランス語のテンプレートとして使い始めるというようなこと)
私は自分のブログでは「フィルター」という用語で表していました。

お相撲さんの話が出ましたが、インプット/アウトプットと、測定の問題がある点は注意が必要だと思っています。

読んで分かる漢字の数に比べて、書ける漢字が少ないのと同様に、母語でも外国語でも、アウトプットの方が範囲も深さもインプットに比べて劣ります。
しかしながら、その人のインプットのレベルを測定するのは難しく、結果的にアウトプットの測定によって近似させようとします。
結果的に、多読で何千万語も読んで、何の不自由も感じていない人であっても、外国語の会話が苦手だったりすると周囲の評価が不当に低くなります。
逆に、内容が無くてもペラペラと話をしていると、インプットは当然にその何倍もあるに違いないとの美しき誤解から、外国語のできる人という評価がおりることもあります。

会話の場合、自分の話したい話題を使える表現で乗り切れるのに対し、読書などのこちらを意識してくれないインプットは、逃げ場がありません。

話は変わりますが、同じくらいの難易度であっても、教材が入社可能であれば結果的に習得が容易であるということもあるでしょう。

まとまりのない話でごめんなさい。


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1652. Re: 英語は易しい? 寅です

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp
投稿日: 2007/11/20(02:52)

------------------------------

"寅彦"さん こんばんは!

〉易しい方から難しい方にグループ1から4に分類すると

〉グループ1
〉インドネシア語、朝鮮語、スワヒリ語、マレーシア語
〉グループ2
〉中国語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語、トルコ語
〉グループ3
〉英語、フランス語、ドイツ語、ハンガリー語、タイ語
〉グループ4
〉ロシア語、ポーランド語、チェコ語、アラビア語

〉同様にアメリカのFSIという外務省の研修所みたいな機関がまとめた資料では、アメリカ人にとって学びやすい/学びにくい言語は

〉グループ1
〉フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、スワヒリ語グループ2
〉ギリシャ語、インドネシア語、ヒンディー語、マレーシア語、ウルドゥー語
〉グループ3
〉チェコ語、ハンガリー語、ロシア語、トルコ語、ベトナム語、タイ語
〉グループ4
〉日本語、中国語、朝鮮語、アラビア語

なるほどね。

これを見ると、文字の壁も大きそうですね。

〉しかしながら、その人のインプットのレベルを測定するのは難しく、結果的にアウトプットの測定によって近似させようとします。
〉結果的に、多読で何千万語も読んで、何の不自由も感じていない人であっても、外国語の会話が苦手だったりすると周囲の評価が不当に低くなります。
〉逆に、内容が無くてもペラペラと話をしていると、インプットは当然にその何倍もあるに違いないとの美しき誤解から、外国語のできる人という評価がおりることもあります。

同感です!

では!


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[喜] 1660. Re: 英語は易しい? 寅です

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/22(00:12)

------------------------------

寅彦さん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉お招き頂き、ありがとうございます。

   お越し頂きありがとうございます。

〉言語固有の難易度という問題は、言語学者にとっては興味深い話かもしれませんが、証券会社の経理マンの私はあまり興味がそそられず、また、きっと研究しようにもいろいろな条件を揃えるのが大変で、結果の比較が正しくできるのだろうかと心配してしまいます。

   確かに、ハリーポッターとシドニーシェルダンとどっちが
   難しいのか?というような比較みたいに、素人が軽々に
   論ずべきではない問題だな、と気づかされました。

   私自身は、日本語がやさしいと思っていて、やさしくて
   いいねぇ、みんなに広めよう!と思って、「日本語教師になろう、
   その前に、ちと英語」、なんて多読を始めたら本まで書かせて
   頂くようになって、すっかり多読世界に住み着いてしまった
   のですが、自分の言語がやさしいといわれて面白くないと感じる人、
   難しいといわれて面白くない人、民族感情を逆撫でする面もある
   ようで、よほど学問的に研究した上でしかるべき根拠を示して
   語れるのでなければやめておくべきだと思いました。

〉55カ国語を教えている大学書林が、10,000人の学生の習得のスピードから、日本人にとって学びやすい外国語/学びにくい外国語をまとめた資料があります。

〉易しい方から難しい方にグループ1から4に分類すると

〉グループ1
〉インドネシア語、朝鮮語、スワヒリ語、マレーシア語
〉グループ2
〉中国語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語、トルコ語
〉グループ3
〉英語、フランス語、ドイツ語、ハンガリー語、タイ語
〉グループ4
〉ロシア語、ポーランド語、チェコ語、アラビア語

〉同様にアメリカのFSIという外務省の研修所みたいな機関がまとめた資料では、アメリカ人にとって学びやすい/学びにくい言語は

〉グループ1
〉フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、スワヒリ語グループ2
〉ギリシャ語、インドネシア語、ヒンディー語、マレーシア語、ウルドゥー語
〉グループ3
〉チェコ語、ハンガリー語、ロシア語、トルコ語、ベトナム語、タイ語
〉グループ4
〉日本語、中国語、朝鮮語、アラビア語

   上の二つを数学的に処理すると、スワヒリ語が一番やさしくて、
   次ぎにスペイン語・ポルトガル語という結論になりそうですが、
   やめとこやめとこ...

〉母語と音、単語、文法が似ていれば、習得が容易だろうなぁということは想像がつきますね。

〉私の場合は英仏伊で、地上の様々な言語の集まりから見れば極めて近い三カ国語なので、一つができれば後が容易だったということはあると思います。

   「一つができれば」の出来る度合いの問題もありそう..

〉また、カナダの言語学者のカミンズの「カミンズの法則/氷山の法則」にあるように、一つの言語の学習を放っておいても別の言語の学習を続けている間に一緒に能力が底上げされるということを実際に経験できたのは、言語間の距離が近かったのだと思います。
〉(フランス語は大学で習った後、20年近く放置していたのが、イタリア、イギリス暮らしを経て帰国して、ちょっと勉強したら仏検1級に合格した)

   ということは、スペイン語は微かに勉強したら1級でしょうねぇ..

〉お相撲さんの話が出ましたが、インプット/アウトプットと、測定の問題がある点は注意が必要だと思っています。

〉読んで分かる漢字の数に比べて、書ける漢字が少ないのと同様に、母語でも外国語でも、アウトプットの方が範囲も深さもインプットに比べて劣ります。
〉しかしながら、その人のインプットのレベルを測定するのは難しく、結果的にアウトプットの測定によって近似させようとします。
〉結果的に、多読で何千万語も読んで、何の不自由も感じていない人であっても、外国語の会話が苦手だったりすると周囲の評価が不当に低くなります。
〉逆に、内容が無くてもペラペラと話をしていると、インプットは当然にその何倍もあるに違いないとの美しき誤解から、外国語のできる人という評価がおりることもあります。

  確かに、何をもって外国語ができと断定するか?という基準の取り方
  もありますねぇ..
  「喋れてなんぼ」というのが普通人の感覚ではないかな?
  ミステリなら結構読めるけど、会話がほとんど出来ない、なんて
  いうのは英語が出来るうちに入るのかどうか..自分自身は
  「英語なんて出来なくてもペーパーバックくらい楽しめるよ」って
  いい方してます。「読めていれば出来ているうち」と考える人も
  いるかも知れませんね。

〉会話の場合、自分の話したい話題を使える表現で乗り切れるのに対し、読書などのこちらを意識してくれないインプットは、逃げ場がありません。

  多読3原則その3:読めない本は投げるからへーき("-") 

〉話は変わりますが、同じくらいの難易度であっても、教材が入社可能であれば結果的に習得が容易であるということもあるでしょう。

  スワヒリ語のGRがあれば!
  やっぱり酒井先生のユネスコ計画だ〜

  貴重な資料ご紹介とご意見ありがとうございました。


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1663. Re: 英語は易しい? 寅です

お名前: 寅彦 http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/
投稿日: 2007/11/23(00:54)

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まりあさん、みなさん、こんにちは。

〉〉言語固有の難易度という問題は、言語学者にとっては興味深い話かもしれませんが、証券会社の経理マンの私はあまり興味がそそられず、また、きっと研究しようにもいろいろな条件を揃えるのが大変で、結果の比較が正しくできるのだろうかと心配してしまいます。

〉   確かに、ハリーポッターとシドニーシェルダンとどっちが
〉   難しいのか?というような比較みたいに、素人が軽々に
〉   論ずべきではない問題だな、と気づかされました。

〉   私自身は、日本語がやさしいと思っていて、やさしくて
〉   いいねぇ、みんなに広めよう!と思って、「日本語教師になろう、
〉   その前に、ちと英語」、なんて多読を始めたら本まで書かせて
〉   頂くようになって、すっかり多読世界に住み着いてしまった
〉   のですが、自分の言語がやさしいといわれて面白くないと感じる人、
〉   難しいといわれて面白くない人、民族感情を逆撫でする面もある
〉   ようで、よほど学問的に研究した上でしかるべき根拠を示して
〉   語れるのでなければやめておくべきだと思いました。

酒井先生は違うお考えかも知れませんが、母語の獲得と外国語の習得はプロセスが違うと言語学では言われているようで、であれば、母語の習得プロセスを比較しても、これから外国語をやろうとする我々にはあまり意味のないことですよね。

〉〉お相撲さんの話が出ましたが、インプット/アウトプットと、測定の問題がある点は注意が必要だと思っています。

〉〉読んで分かる漢字の数に比べて、書ける漢字が少ないのと同様に、母語でも外国語でも、アウトプットの方が範囲も深さもインプットに比べて劣ります。
〉〉しかしながら、その人のインプットのレベルを測定するのは難しく、結果的にアウトプットの測定によって近似させようとします。
〉〉結果的に、多読で何千万語も読んで、何の不自由も感じていない人であっても、外国語の会話が苦手だったりすると周囲の評価が不当に低くなります。
〉〉逆に、内容が無くてもペラペラと話をしていると、インプットは当然にその何倍もあるに違いないとの美しき誤解から、外国語のできる人という評価がおりることもあります。

〉  確かに、何をもって外国語ができと断定するか?という基準の取り方
〉  もありますねぇ..
〉  「喋れてなんぼ」というのが普通人の感覚ではないかな?
〉  ミステリなら結構読めるけど、会話がほとんど出来ない、なんて
〉  いうのは英語が出来るうちに入るのかどうか..自分自身は
〉  「英語なんて出来なくてもペーパーバックくらい楽しめるよ」って
〉  いい方してます。「読めていれば出来ているうち」と考える人も
〉  いるかも知れませんね。

「英語(外国語)ができること」について先日ブログに書きました。
http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/20071113/1194965172

千野栄一の「外国語上達法」にあるように、人それぞれの到達レベル、身につけるスキルに違いがあっても全く構わないのに、どうしても四技能揃っていないと不十分だと思う人がまだまだ多いようです。

〉〉会話の場合、自分の話したい話題を使える表現で乗り切れるのに対し、読書などのこちらを意識してくれないインプットは、逃げ場がありません。

〉  多読3原則その3:読めない本は投げるからへーき("-") 

今年は通訳・翻訳の世界にちょっと興味を持っているのですが、自分は英語ができると思っている人と、プロの通訳の人との差は何かと考えていました。

自分で英語をやっているときは、興味のない分野は読まなければ良い、聞かなければ良い。言えないことは言うのをそもそも止めてしまっても良い。
ところがプロの通訳であれば、話題が自分の不得意な分野であっても通訳を求められますし、発せられた言葉を訳さないと決めることはできません。
その逃げ場の無さに対峙するのがプロかなと思っています。

私にはまだまだ遠い目標ですが。


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1654. Re: 英語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/20(14:23)

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まりあさん、今日は。古川さんに対するご回答かもしれませんが、衝撃的に興味深い内容なので、もっと詳しく教えていただきたいです。(僕にはほとんど理解できないのです。)

〉古川@SSSさん、Ryota さん、みなさん今晩は。 まりあ@SSSです。

〉〉こんにちは、古川です。基本的に Ryotaさんと同じ考えです。
〉〉特定の言語が特に易しいということは無いと思います。
〉〉その理由は、

〉   どの民族にも、どの言語にも優劣はありません。
〉   そうしたヒューマニズム論が投影されているように感じます。
〉   優劣はないけれど、難易の差はあると思わざるを得ません。

古川さんの意図は分かりませんが、たしかに民族的な優劣や、道具・文化としての優劣と、難易度の差は区別すべきでしょうね。 

〉〉母語であれば、知っている限り(たいして知っているわけではないですが)
〉〉どの言葉でも子供の年齢により習得程度は同じだからです。

〉   6歳くらいまでの子どもについてはそのようにいって良いように
〉   感じます。客観的根拠はありませんから、主観的ですみません。

〉〉どの言語にも、易しい部分も難しい部分もあり、ある一定のレベルに
〉〉達するのにに必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じではないでしょうか?

〉   成人するまでに母語に触れる量は同じようなものでしょう。
〉   でも、学校で受ける母語教育の量は異なっています。
〉   母語教育にかなりの時間をかける国と、そうでない国が
〉   あります。

国語の勉強を沢山やれば国語の力も向上するという前提での主張でしょうか。

〉〉なぜなら、どんな言語を話す人間も、かなり複雑な行動や考え方をしているので
〉〉したがってそれを表現する複雑さはたいして変わりないと思います。

〉   ここは同意します。

〉〉よく、日本語は「特殊な言語」なので学びにくいといわれますが、
〉〉日本に住んで、日本人を友達にもっている外国人の子供や大人(
〉〉例えば力士)は、非常にスムーズにみにつけていると思います、

〉   日本語は、英語よりやさしく、現在先進国といわれている国の
〉   言語のうち、最も易しいだろうと推定しています。
〉   
〉   ひとつは、リスニングがたやすいことで、まったく別の言語
〉   体系を母語とする人にも、日本語の母音の聞き分けには訓練を
〉   必要としない、とアメリカの言語研究所の実験結果を示した
〉   本を読んだことがあります。本が見あたらず、出典を明示できず
〉   申し訳ありません。ベストセラーになったCD付きの新書版の
〉   リスニング練習の本なんですが...

たしかに日本語は母音の種類が少なく、判別しやすいです。この点に限って言えば、日本語や易しいです。

母音の種類が少ない結果として同音異義語が多くなり、多様な表現を駆使したり文字の助けを借りないと日本語会話が成り立たないと言うことはないでしょうか。母音のリスニングがたやすいことが結果的に日本語を難しくしていると僕には思えてしまうのです。

〉   もう一つは、日本の国語教育は、大変文芸的側面に偏っており、
〉   文字と語彙の学習以外は文芸作品の読解にあてられ、日本語の
〉   表現練習をしないことです。最近表現練習の必要性を叫ぶ人が
〉   ようやく出てきましたが。
〉    *表現練習とは、いわゆる作文ではなく、今日の天候を記述する
〉     とか、見せられた品物の説明文を書くといった、客観的説明文
〉     を正しい文法で綴る練習です
〉   こうした訓練を行わなかったのは、日本語がやさしく、放って
〉   おいても成人する頃には正しく日本語が運用出来るようになる
〉   のが普通だからではないでしょうか? つまり日本語はやさしい。

そもそも実用的な国語の勉強を長時間おこなえば高度な国語力が身に付くのでしょうか。僕の知る限り、日本語の読解力や文章表現力が高い人というのは、国語の勉強に時間をかけてきた人より、読み聴かせや自由読書を長期間楽しんできた人の方が多いです。(文字を覚えたばかり時期や、漢字の書き取りなどに限定すれば勉強の量が点数にでることはあると思います。)

〉   多読を始めて学習用レベル別絵本の存在を知りましたが、日本に
〉   これに相当するものがありません。Berenstain Bearのようなもの
〉   児童書にも明らかに語彙増強を意識している本がたくさんあり
〉   ますが、日本語にはあまりそういう傾向の本は見あたりません。
〉   不幸本とかね。

絵本をレベル別にするのは比較的最近の傾向です。日本の公立図書館などで、10年以上まえに発行された I Can Read Books を手に取って見れば、レベル分けされていなかったことに気づくはずです。

〉   日本語は、家族や友人との会話など社会生活で習得出来、読書は
〉   既に獲得した日本語力を利用して、文芸作品に触れることを
〉   目的として書かれていると感じます。

〉   成人に達するまでに学習する母国語学習量には、国により相違が
〉   あります。日本よりアメリカの方が多く、ヨーロッパはさらに
〉   多いです。フランス人はフランス語ばっかり勉強するから
〉   科学技術が遅れる、と嘆く人もいました。

これも初耳です。米国の学校で働いている友人が僕には沢山おり、中西部の小中学校は10校ぐらい訪問して教室や図書室を見学したこともありますが、日本の学校における国語の授業より多くの時間を英語の勉強に費やしている様には見えませんでした。

国語も含めて子どもたちの学力が最も高いのはフィンランドですが、あの国では、国語も含めて授業時間は日本より少ないと聞いています。

〉   古川さんのいわれるように、「ある一定のレベルに達するのに
〉   必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じ」であるとすると、
〉   成人に達するまでに受ける母語教育の少ない日本語はやさしい、
〉   ということになります。

古川さんのばあい、数学や歴史の勉強における言語の使用や、遊びも含めて日常における言語の使用を通して学ぶ時間も含めて考えているようです。

〉   日本語がやさしいから、外国語学習についても取り組みが甘い。
〉   それも日本人が外国語が出来ない理由のひとつだと思います。

これも僕には理解できません(^-^;)。たしかに韓国や中国ほど厳しく外国語とは取り組んでいないと思いますが、日本における英語熱は相当なものだと僕には感じられます。

〉   とかく、言語の難易度を論ずると、優劣論と混同してヒューマニズム
〉   の観点から反撃されることがあり、地雷です。
〉   難しい言語が優れている、やさしい言語は劣る、と評価しているの
〉   ではありませんから、ヒューマニズム論で反撃しないで下さい。

はい。ここから後はよく分かりました。またいろいろ教えてくださいね。

以上


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[う〜む] 1655. Re: 英語って易しいの?

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/20(18:16)

------------------------------

Ryotasanさん、こんにちは。 まりあ@SSSです。

〉国語の勉強を沢山やれば国語の力も向上するという前提での主張でしょうか。

  違います。
  日本の国語教育は、文芸書読解に近く、日本語の運用教育を
  ほとんどしていない、ということです。
  日本語そのものは使いこなせることを前提に、
  「この場面で誰それはどんな気持ちだったか?」とか
  「作者はなんといいたかったか?」とかそういうことを
  学ぶでしょう?

〉母音の種類が少ない結果として同音異義語が多くなり、多様な表現を駆使したり文字の助けを借りないと日本語会話が成り立たないと言うことはないでしょうか。母音のリスニングがたやすいことが結果的に日本語を難しくしていると僕には思えてしまうのです。

  英語にも(多分それ以外の言語にも)同音異義語がありますし、
  英語の場合は、文字で書くと違う文でも、聞けば同じになる場合が
  あり(このへんは酒井先生がいつも話されることです)、
  特に日本語に同音異義語が多くて覚えにくいとはいえないのでは
  ないでしょうか?

  聞き取りやすいということは、少なくとも多聴による習得が
  たやすいでしょう。音そのものを掴む練習が必要な言語もある
  わけですから、ワンステップ飛ばせますよね? 

〉そもそも実用的な国語の勉強を長時間おこなえば高度な国語力が身に付くのでしょうか。

  高度な国語力ではなく、生活に不便のない程度の人並みの日本語力を
  論じています。
  学校で、人並みの日本語力を身につけさせる訓練をしていない、
  でもみんな支障なく日本語が使えるようになっている、といって
  いるんです。
  
〉絵本をレベル別にするのは比較的最近の傾向です。日本の公立図書館などで、10年以上まえに発行された I Can Read Books を手に取って見れば、レベル分けされていなかったことに気づくはずです。

  現在SSSで学習用レベル別絵本と言い習わしているので、その
  用語を使ったまでです。レベル分けしてあろうがなかろうが、
  とにかく英語を習得させる目的を感じさせる本、ということです。
  Dr.SeussとかBerenstain Bear とかRichard Scarry's とか

〉これも初耳です。米国の学校で働いている友人が僕には沢山おり、中西部の小中学校は10校ぐらい訪問して教室や図書室を見学したこともありますが、日本の学校における国語の授業より多くの時間を英語の勉強に費やしている様には見えませんでした。

  国語の時間数ではなく、国語の時間に何を教えているか?です。
  アメリカでは、毎朝のShow and Tell とか話し方の練習をさせ
  ますが、日本ではありませんし、「国語」の時間にも、日本語の
  使い方を教えないではないか、といっているのです。
   
〉これも僕には理解できません(^-^;)。たしかに韓国や中国ほど厳しく外国語とは取り組んでいないと思いますが、日本における英語熱は相当なものだと僕には感じられます。

  英語「熱」どまりです。
  『なぜ私たちの英語は10秒でネイティブ発音になったのか』とか
  『1週間と3日で英会話力を身につける』とかの本を買い込んで
  終わりとかの人がいっぱい..

  会話学校だって、英米の大学院で英語教授法を修めたアジア人
  なんか見向きもせず、金髪・青い目でせいぜい大学出の、語学
  教育には無資格のガイジンを喜んで採用して商売が成り立って
  います。まあNOVA潰れたけど、経営拡大に無理があったためで、
  講師の質が悪くて潰れたわけじゃない。 
   
  ここの掲示板に来ている方々は真剣に取り組んでいらっしゃると
  思っていますが、全人口からみたらまだほんのちょっと。 


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1658. Re: 日本語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/21(09:49)

------------------------------

〉Ryotasanさん、こんにちは。 まりあ@SSSです。

まりあさん、おはようございます。総論については僕より杏樹さんの方が上手に表現してらっしゃるので、各論についてもう少し教えて下さい。

〉〉国語の勉強を沢山やれば国語の力も向上するという前提での主張でしょうか。

〉  違います。
〉  日本の国語教育は、文芸書読解に近く、日本語の運用教育を
〉  ほとんどしていない、ということです。
〉  日本語そのものは使いこなせることを前提に、
〉  「この場面で誰それはどんな気持ちだったか?」とか
〉  「作者はなんといいたかったか?」とかそういうことを
〉  学ぶでしょう?

なるほど。国文学を鑑賞する様な授業ではなく、実用的な国語の授業と言うことですね? (最近は外国人学習者むけの授業を「日本語」、日本人向けの授業を「国語」と呼ぶ傾向があるので、とりあえずそれに合わせて表現しています。)

〉〉母音の種類が少ない結果として同音異義語が多くなり、多様な表現を駆使したり文字の助けを借りないと日本語会話が成り立たないと言うことはないでしょうか。母音のリスニングがたやすいことが結果的に日本語を難しくしていると僕には思えてしまうのです。

〉  英語にも(多分それ以外の言語にも)同音異義語がありますし、
〉  英語の場合は、文字で書くと違う文でも、聞けば同じになる場合が
〉  あり(このへんは酒井先生がいつも話されることです)、
〉  特に日本語に同音異義語が多くて覚えにくいとはいえないのでは
〉  ないでしょうか?

なるほど。同音異義語が多いという限定された側面だけを根拠にしても、日本語は易しくないという結論の裏付けとしては不十分と言うわけですね。実はそのとおりなのです。

英語における同音異義語というのは write と right のような例ですね。日本語の同音異義語は英語よりずっと多いと思いますが、それだけで日本語は難しいとは言えないでしょうね。

〉  聞き取りやすいということは、少なくとも多聴による習得が
〉  たやすいでしょう。音そのものを掴む練習が必要な言語もある
〉  わけですから、ワンステップ飛ばせますよね? 

同様に、その部分だけに注目しても、全体として日本語が易しいという結論までには距離を感じると申し上げたかったのです。

〉〉そもそも実用的な国語の勉強を長時間おこなえば高度な国語力が身に付くのでしょうか。

〉  高度な国語力ではなく、生活に不便のない程度の人並みの日本語力を
〉  論じています。
〉  学校で、人並みの日本語力を身につけさせる訓練をしていない、
〉  でもみんな支障なく日本語が使えるようになっている、といって
〉  いるんです。

なるほど。そういう授業を行わなくても目的は達成されていると。

〉  
〉〉絵本をレベル別にするのは比較的最近の傾向です。日本の公立図書館などで、10年以上まえに発行された I Can Read Books を手に取って見れば、レベル分けされていなかったことに気づくはずです。

〉  現在SSSで学習用レベル別絵本と言い習わしているので、その
〉  用語を使ったまでです。レベル分けしてあろうがなかろうが、
〉  とにかく英語を習得させる目的を感じさせる本、ということです。
〉  Dr.SeussとかBerenstain Bear とかRichard Scarry's とか

Seuss と Scarry のばあい、レベル分けされていない本の方が多いし、Berenstains も元々はレベル分けされていなかったようですが、子どもたちに英語を学習させようと言う意図が見えるのは確かですね。

日本では谷川俊太郎さんの『ことばあそびうた』や五味太郎さんの『言葉図鑑』などがこれに相当すると思いますが、たしかに、言葉を学ぶ本ではなく言葉で遊ぶ本であることを強調している点が米国とは違うかもしれませんね。

絵本という形に限定しなければ、子どもに言葉を勉強させるための教材は日本にも沢山ありますよね。

〉〉これも初耳です。米国の学校で働いている友人が僕には沢山おり、中西部の小中学校は10校ぐらい訪問して教室や図書室を見学したこともありますが、日本の学校における国語の授業より多くの時間を英語の勉強に費やしている様には見えませんでした。

〉  国語の時間数ではなく、国語の時間に何を教えているか?です。

え! そうなんですか? 前のご投稿では時間や量を重視されていたようですが。いずれにしても、日常的な日本語の運用能力を重視した授業をもっと行なうべきと言うことでしょうか?

〉  アメリカでは、毎朝のShow and Tell とか話し方の練習をさせ
〉  ますが、日本ではありませんし、「国語」の時間にも、日本語の
〉  使い方を教えないではないか、といっているのです。

日本の小学校や幼稚園では、人形や紙芝居などを使って子どもたちに劇を創作・上演させる様な活動も行っています。たしかに国語の時間ではないかもしれませんが。

〉   
〉〉これも僕には理解できません(^-^;)。たしかに韓国や中国ほど厳しく外国語とは取り組んでいないと思いますが、日本における英語熱は相当なものだと僕には感じられます。

〉  英語「熱」どまりです。
〉  『なぜ私たちの英語は10秒でネイティブ発音になったのか』とか
〉  『1週間と3日で英会話力を身につける』とかの本を買い込んで
〉  終わりとかの人がいっぱい..

英語熱という表現は一過性の現象を連想させるので不適切だったかもしれませんね。僕が住んでいる町の書店では、英検やTOEIC対策など、長期的に取り組む難行苦行型の教材が多いです。東京では違うのかもしれませんが。

〉  会話学校だって、英米の大学院で英語教授法を修めたアジア人
〉  なんか見向きもせず、金髪・青い目でせいぜい大学出の、語学
〉  教育には無資格のガイジンを喜んで採用して商売が成り立って
〉  います。まあNOVA潰れたけど、経営拡大に無理があったためで、
〉  講師の質が悪くて潰れたわけじゃない。 

金髪や青い目などの身体的特徴を看板に使っている会話学校には注意した方が良いと僕も思います。ただ、そこへ通っている人たちはそれなりに真剣だと思います。授業料だって安くはないし。それでも、まりあさんから見れば「甘い」のかもしれませんね。

〉   
〉  ここの掲示板に来ている方々は真剣に取り組んでいらっしゃると
〉  思っていますが、全人口からみたらまだほんのちょっと。

統計的なことは分からないので、全人口からみてどうなのかについての意見は控えますが、僕はあまり真剣じゃないです。真面目にはやってきましたが、真剣な方ではなかったと思います。難行苦行のふりをして、簡単なペーパーバックを読んできたことを白状しておきましょう。

それでは。まりあさんのご努力に敬意を表しつつ。


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[汗] 1659. Re: 日本語って易しいの?

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/21(11:58)

------------------------------

Ryotasanさん、おはようございます。 まりあ@SSSです。

〉なるほど。国文学を鑑賞する様な授業ではなく、実用的な国語の授業と言うことですね? (最近は外国人学習者むけの授業を「日本語」、日本人向けの授業を「国語」と呼ぶ傾向があるので、とりあえずそれに合わせて表現しています。)

  たとえばですね、児童に傘を1本見せます。
  「あなたはこれをなくしました。遺失物係に届けましょう」
  というのを、表現練習あるいは運用訓練と考えています。
  「傘をなくしました。色は赤で白の水玉模様です。柄のところに
   ぶたのはなこ、と名前が書いてあります。昨日学校の帰りバスを
   降りるとき忘れてしまいました。こちらに届いていませんか?」
  と言わせたり書かせたりすることです。忘れた傘を客観的に正確に
  日本語で伝える訓練です。
  国語の作文では、おばあちゃんから傘を買って貰ったときに
  どんなに嬉しかったか?とかどんなにそれを大切にしていたか?
  とかなくしたときの焦りや失望、親切な人が届けてくれないかと
  いう期待、などの情感を綴らせます。芸術的だとコンクールに
  入賞出来ますね。客観的描写は出来るようになっていることが
  既に前提になっています。

〉英語における同音異義語というのは write と right のような例ですね。日本語の同音異義語は英語よりずっと多いと思いますが、それだけで日本語は難しいとは言えないでしょうね。

〉〉  聞き取りやすいということは、少なくとも多聴による習得が
〉〉  たやすいでしょう。音そのものを掴む練習が必要な言語もある
〉〉  わけですから、ワンステップ飛ばせますよね? 

〉同様に、その部分だけに注目しても、全体として日本語が易しいという結論までには距離を感じると申し上げたかったのです。

  言語学者ではないので、始めに結論ありき、の側面があることは
  私自身感じています。

  インターナショナルスクールでは、先生も英語ですし、親も
  子どもの英語を維持したくて高い授業料を払っているのですから、
  当然英語のみで話しかけます。子どもをバイリンガルにしたい人は
  来ていません。バイリンガルを低く見る人もいることは、寅彦さんが
  今週のメルマガで紹介されています。
  それでもアジア系の子どもが3割を超えると、アメリカ人の子どもが
  日本人の子どもから日本語を覚えてしまって、遊び時間みなが
  日本語になります。これを不服として、アジア人の人数制限をする
  インターが増えてきました。 
  アメリカに3年くらい暮らしても、英語がおぼつかない日本人は
  たくさんいます。戦争花嫁として渡米した人などで、なかなか
  英語が身に付かず、子どもがお父さん(米人)とお母さんの通訳を
  していたりとか。

  ところが日本に来て3年くらいで、ほとんどの外国人が日本語に
  不自由なくなります。出稼ぎにくるアジア人、お相撲さんなどは
  良い例です。
  ここにひとつ落とし穴があります。
  日本に来る外国人の中には、日本語を学ぶ意思のまったくない人
  が混ざっています。
  占領軍の人たちに多くいました。日本は韓国に日本語を強制した
  時代もあったのに、米占領軍は英語を強制しませんでしたが、本来
  ならば強制も許された状況ですから、日本人が英語で話しかける
  のを当然として、自分たちが日本語を覚えようとしませんでした。
  フランス人の駐在員夫人などにも、「世界で一番美しいフランス語」
  以外の言葉など学ぶ気持ちがなくて、ベトナム人のメイドさんに
  買い物させている人とか、ここ神楽坂では毎日見かけます。
  米欧人種は、日本人みたいに建前の向こうに本音が透けて見える
  人種と異なり、本音は墓場まで持っていく人種ですから、
  「けっ、黄色いサルの言葉なんか誰が覚えるか!」と思っても
  『日本語は難しいですね』なんていいます。真に受けちゃいけません。

  英語を覚えたいのに覚えられない日本人はたくさんいるのに、
  日本語を「覚えたい意欲のある」外国人のほとんどは覚えています。
  日本にいなくても、ゲームやマンガで日本語を覚えているアジア人の
  若者はたくさんいます。観光地の土産物屋さんなどは日本語を
  話しますが、それ以外にも日本語を話したり読み書き出来る人は
  たくさんいますよ。
  だから日本語はやさしいと感じています。
 
  リスニングがやさしいせいだろう、というのは「日本語って
  やさしいんだね、なぜかな?そうだリスニングが簡単だからだろう」
  という、あとから探した理由であることは認めます。
  
〉え! そうなんですか? 前のご投稿では時間や量を重視されていたようですが。いずれにしても、日常的な日本語の運用能力を重視した授業をもっと行なうべきと言うことでしょうか?

  最近の若者の日本語力貧困化への懸念から、「日本語の運用能力を
  重視した授業」を主張する動きが出てきましたね。これについての
  賛否は控えますが、今までこういうことを考えもせずに過ごして
  こられた、ほっといても日本語は運用出来る、やさしいんだね、と
  思う、ということです。
  
  現在、表現練習に時間を割くべきだ、と主張している人たちが
  いろいろ発表していますが、外国での国語教育などを調査して
  論文を書いているのですから、外国では以前から(少なくとも
  日本より早く)やっていたということでしょう?

〉英語熱という表現は一過性の現象を連想させるので不適切だったかもしれませんね。僕が住んでいる町の書店では、英検やTOEIC対策など、長期的に取り組む難行苦行型の教材が多いです。東京では違うのかもしれませんが。

  「受験英語をいくらやっても英語が使えるようにならない」という
  ことは(事実かどうかはさておいて)、結構共通認識になっていると
  思います。
  でも、大学受験生の親たちは、受験英語か、本物の英語を身につけら
  れる可能性のある多読か?というところで、「間違っているのかも知れ
  ない受験英語」を選び、少しでも良い大学へ、と考える人が多いです。
  英語より、少しでも偏差値の高い大学に入ることの方に価値を置いて
  います。

  「受験英語? そんなものいら〜ん。それやらなきゃ入れない大学
   など不合格でかまわん!」と、息子に受験問題集というものを1冊も
  やらせなかったあきれた親は、SEGでも私くらいのものです。
  それで、古川さんにスカウトされて今日があります、あはは。

  言語学者でないものが、各国語の難易度を論じても、それぞれの
  断片的な知識や経験の持ち寄りにしかなりませんし、そろそろ
  おしまいにさせて頂こうと思います。 
  英語がやさしいと信じていても、いなくても、これからの多読
  とは関係なさそうですし。
  
  長い間お付き合い頂いたみな様、ありがとうございました。
    


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1661. Re: 日本語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/22(13:13)

------------------------------

〉Ryotasanさん、おはようございます。 まりあ@SSSです。

まりあさん、色々教えていただき、感謝しております。論点が整理されてきたので、今回はこちらからお伝えできることもありそうです。

〉〉なるほど。国文学を鑑賞する様な授業ではなく、実用的な国語の授業と言うことですね? (最近は外国人学習者むけの授業を「日本語」、日本人向けの授業を「国語」と呼ぶ傾向があるので、とりあえずそれに合わせて表現しています。)

〉  たとえばですね、児童に傘を1本見せます。
〉  「あなたはこれをなくしました。遺失物係に届けましょう」
〉  というのを、表現練習あるいは運用訓練と考えています。
〉  「傘をなくしました。色は赤で白の水玉模様です。柄のところに
〉   ぶたのはなこ、と名前が書いてあります。昨日学校の帰りバスを
〉   降りるとき忘れてしまいました。こちらに届いていませんか?」
〉  と言わせたり書かせたりすることです。忘れた傘を客観的に正確に
〉  日本語で伝える訓練です。

客観描写の訓練をすれば客観描写がうまくなるという前提でのご提案ですね。この点について後ほど説明します。

〉  国語の作文では、おばあちゃんから傘を買って貰ったときに
〉  どんなに嬉しかったか?とかどんなにそれを大切にしていたか?
〉  とかなくしたときの焦りや失望、親切な人が届けてくれないかと
〉  いう期待、などの情感を綴らせます。芸術的だとコンクールに
〉  入賞出来ますね。客観的描写は出来るようになっていることが
〉  既に前提になっています。

そうですね。The Little House など客観描写の多い本を十分に楽しんできた子であれば、国語の先生が教えなくても客観描写はできるんですが、そういう経験の少ない子には酷ですね。

〉〉英語における同音異義語というのは write と right のような例ですね。日本語の同音異義語は英語よりずっと多いと思いますが、それだけで日本語は難しいとは言えないでしょうね。

〉〉〉  聞き取りやすいということは、少なくとも多聴による習得が
〉〉〉  たやすいでしょう。音そのものを掴む練習が必要な言語もある
〉〉〉  わけですから、ワンステップ飛ばせますよね? 

〉〉同様に、その部分だけに注目しても、全体として日本語が易しいという結論までには距離を感じると申し上げたかったのです。

〉  言語学者ではないので、始めに結論ありき、の側面があることは
〉  私自身感じています。

個人的な意見として発表する権利は保証されるべきです。僕たちも、別に感情を逆撫でされているわけではないですよ。(^-^)

〉  インターナショナルスクールでは、先生も英語ですし、親も
〉  子どもの英語を維持したくて高い授業料を払っているのですから、
〉  当然英語のみで話しかけます。子どもをバイリンガルにしたい人は
〉  来ていません。バイリンガルを低く見る人もいることは、寅彦さんが
〉  今週のメルマガで紹介されています。
〉  それでもアジア系の子どもが3割を超えると、アメリカ人の子どもが
〉  日本人の子どもから日本語を覚えてしまって、遊び時間みなが
〉  日本語になります。これを不服として、アジア人の人数制限をする
〉  インターが増えてきました。 
〉  アメリカに3年くらい暮らしても、英語がおぼつかない日本人は
〉  たくさんいます。戦争花嫁として渡米した人などで、なかなか
〉  英語が身に付かず、子どもがお父さん(米人)とお母さんの通訳を
〉  していたりとか。

言葉の習得しやすさは、個人個人を取り巻く環境によって変わるということでしょうか。その言語が本質的に持っている難易度とは別に、そういう面は大きいでしょうね。(この点については寅彦さんや杏樹さんが既に指摘しているとおりです。)

〉  ところが日本に来て3年くらいで、ほとんどの外国人が日本語に
〉  不自由なくなります。出稼ぎにくるアジア人、お相撲さんなどは
〉  良い例です。
〉  ここにひとつ落とし穴があります。
〉  日本に来る外国人の中には、日本語を学ぶ意思のまったくない人
〉  が混ざっています。
〉  占領軍の人たちに多くいました。日本は韓国に日本語を強制した
〉  時代もあったのに、米占領軍は英語を強制しませんでしたが、本来
〉  ならば強制も許された状況ですから、日本人が英語で話しかける
〉  のを当然として、自分たちが日本語を覚えようとしませんでした。
〉  フランス人の駐在員夫人などにも、「世界で一番美しいフランス語」
〉  以外の言葉など学ぶ気持ちがなくて、ベトナム人のメイドさんに
〉  買い物させている人とか、ここ神楽坂では毎日見かけます。
〉  米欧人種は、日本人みたいに建前の向こうに本音が透けて見える
〉  人種と異なり、本音は墓場まで持っていく人種ですから、
〉  「けっ、黄色いサルの言葉なんか誰が覚えるか!」と思っても
〉  『日本語は難しいですね』なんていいます。真に受けちゃいけません。

僕の知り合いにはどちらのタイプもいます。何年経っても日本語がうまくならず、休暇中に帰省したらますます日本語が下手になってしまう人もいれば、自分の名前まで日本風の名前に変えて日本人になろうとする人もいます。

〉  英語を覚えたいのに覚えられない日本人はたくさんいるのに、
〉  日本語を「覚えたい意欲のある」外国人のほとんどは覚えています。
〉  日本にいなくても、ゲームやマンガで日本語を覚えているアジア人の
〉  若者はたくさんいます。観光地の土産物屋さんなどは日本語を
〉  話しますが、それ以外にも日本語を話したり読み書き出来る人は
〉  たくさんいますよ。

そうですね。おっしゃるとおりです。

〉  だから日本語はやさしいと感じています。

そう感じるのは、まりあさんの自由です。(^-^) ただ、努力をせずに短期間でうまくなったのか、密かに努力をして短期間でうまくなったのかも考慮にいれておく必要がありそうです。
〉 
〉  リスニングがやさしいせいだろう、というのは「日本語って
〉  やさしいんだね、なぜかな?そうだリスニングが簡単だからだろう」
〉  という、あとから探した理由であることは認めます。

短期間に文法から入る方法だとドイツ語やフランス語は難しく感じられる、という話をしましたね。日本語も、どういう風に学ぶかで難易度は違ってくるかもしれません。
〉  
〉〉え! そうなんですか? 前のご投稿では時間や量を重視されていたようですが。いずれにしても、日常的な日本語の運用能力を重視した授業をもっと行なうべきと言うことでしょうか?

〉  最近の若者の日本語力貧困化への懸念から、「日本語の運用能力を
〉  重視した授業」を主張する動きが出てきましたね。これについての
〉  賛否は控えますが、今までこういうことを考えもせずに過ごして
〉  こられた、ほっといても日本語は運用出来る、やさしいんだね、と
〉  思う、ということです。

これも、世間で一般的に言われていることが僕には理解できません。PISAの調査で、日本の子どもたちが不得意だったのは応用力の方であり、国語もふくめて基礎学力はトップクラスだったはずですが。

〉  
〉  現在、表現練習に時間を割くべきだ、と主張している人たちが
〉  いろいろ発表していますが、外国での国語教育などを調査して
〉  論文を書いているのですから、外国では以前から(少なくとも
〉  日本より早く)やっていたということでしょう?

口頭での表現力については分かりませんが、文章による表現力については The Power of Reading (Krashen, 2004) にまとめが載っています。結論から申し上げれば、文章を書く練習に時間を割いても、文章を書く能力はそれほど伸びないそうです。文章の style は、むしろ読書によって身につくものだと言っています。文章の表現力を伸ばしたかったら、多読というわけです。(ただし、文章を書くことで自分の考えを客観視できる様になるなどの効果はあるそうです。それから、細かい文法事項は、やはり文法の勉強が必要だとも言っています。)

〉〉英語熱という表現は一過性の現象を連想させるので不適切だったかもしれませんね。僕が住んでいる町の書店では、英検やTOEIC対策など、長期的に取り組む難行苦行型の教材が多いです。東京では違うのかもしれませんが。

〉  「受験英語をいくらやっても英語が使えるようにならない」という
〉  ことは(事実かどうかはさておいて)、結構共通認識になっていると
〉  思います。

はい。僕もそう思います。

〉  でも、大学受験生の親たちは、受験英語か、本物の英語を身につけら
〉  れる可能性のある多読か?というところで、「間違っているのかも知れ
〉  ない受験英語」を選び、少しでも良い大学へ、と考える人が多いです。
〉  英語より、少しでも偏差値の高い大学に入ることの方に価値を置いて
〉  います。

この点に関しては、親の方で英語を学んだ経験や大学で学んだ経験が豊富に無いと、判断は難しいかもしれません。英語を学んだ経験も、多読のような方法をどれくらい経験したかによっても大きく違ってきますが。

〉  「受験英語? そんなものいら〜ん。それやらなきゃ入れない大学
〉   など不合格でかまわん!」と、息子に受験問題集というものを1冊も
〉  やらせなかったあきれた親は、SEGでも私くらいのものです。
〉  それで、古川さんにスカウトされて今日があります、あはは。

あはは。それは立派ですね!

〉  言語学者でないものが、各国語の難易度を論じても、それぞれの
〉  断片的な知識や経験の持ち寄りにしかなりませんし、そろそろ
〉  おしまいにさせて頂こうと思います。

今回の議論は、さまざまな観点に触れることができて有意義だったと思います。これからも、まりあ節を楽しみにしています。

〉  英語がやさしいと信じていても、いなくても、これからの多読
〉  とは関係なさそうですし。

そうですね。
〉  
〉  長い間お付き合い頂いたみな様、ありがとうございました。

僕からも、ありがとうございました。


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1666. やっぱり日本語は易しい!

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/23(19:07)

------------------------------

まりあさんから収束宣言が出されましたが、大事なことに気がついたので追加します。

僕はもともと、英語は易しいとか日本語が易しいという意見に反対しているわけではありません。母語として覚える言語に関して、どの言語でも難易度に大きさはおそらくないだろうとは思っていますが、微妙な差はあるかもしれません。それから、2番目以降に学ぶ言語の学び易さは、既に覚えた言語との共通点が多いか少ないかや、その言語を使っている民族や文化に対してどういう感情を抱いているかによって大きく違うだろうとも思っていました。(寅彦さんが示してくれたデータとは矛盾しないです。) その言語を学ぶための教材が手に入るかどうかも重要です。

まりあさんとの議論でも出てきたように、一つの言語の様々な側面で難易度の差もあります。ご指摘があったように、日本語は母音の種類が少なく、判別し易いです。子音も、五十音表という形で整理されています。ですから、五十音を通してひらがなやカタカナを学ぶこともそんなに難しくないでしょう。つまり、文法や日常会話から入るより、仮名から入る方が学び易い可能性も多いにあるのです。

ひらがなとカタカナをゆっくりでも読めれば、幼児向けの絵本を使って日本語の多読を始めることができます。『こどものとも0.1.2.』や『こどものとも年少版』あたりなら、英語の多読教材より値段も安いです。

勿論、日本語を使いこなせるまでの道は長いです。でも勾配は限りなく緩やかにもできますから、道ばたの花々を眺めたり、風を肌に感じたりしながら、楽しく登って行くことができるでしょう。というわけで、日本語は易しい!


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[賛成] 1644. Re: 英語って易しいの?

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2007/11/18(22:21)

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Ryotasanさん、まりあさん、みなさん、こんばんは!
さかい@tadoku.orgです。

〉まりあさん、みなさん:

〉今回のやりとり、感心しながら読ませてもらっています。その中で、次のご意見についてもう少し詳しく教えていただきたいです。

〉〉   いや、つい英語をやりたくなるのは、やっぱり英語がやさしいから
〉〉   ですよ。
〉〉   でる・です・でむ・でん かないません;;(^ ^);;
〉〉   独仏伊とも女性名詞・男性名詞に冠詞の変化、あっ形容詞の
〉〉   語尾も次が男性か女性かで変えたっけ?
〉〉   それで書き言葉が話し言葉と別にあるし..
〉〉   第2外国語って、「英語はやさしい」と実感させるために
〉〉   履修させられるんだなぁ、」と思ったことです。

〉単語のジェンダーや語形変化をややこしいと感じるのは、つまりその言語が難しいということなのだと、僕もずっと思っていました。

〉でも、昨年この掲示板の仲間に加えていただいてから段々と考えが変わってきました。こういう文法事項を難しいと感じるのは、多読などの自然なインプットがほとんど無い段階でいきなり文法をやるせいかもしれないと思うようになってきたのです。(日本の大学で行なわれてきたドイツ語やフランス語の授業って、1年目に文法を一通り勉強し、2年目があれば辞書を片手に原書の訳読というのが一般的でした。つまり文法から入る学習法だと言っても良いでしょう。)

〉欧州大陸の言語でも、入門者むけの多読教材が英語の様に沢山あり、十分に多読を経験してから文法の細部を学ぶ方法が確立されれば、難しいという印象も軽減できるかなー、などと思うようになってしまったのです。

大賛成です。

ぼくはかなり前から、ドイツ語やロシア語の冠詞やフランス語の時制や
中国語の四声がむずかしく見えるのは多読・多聴・シャドーイングではなく
文法や発音練習からはいるためだと思っていました。

(実際、NHK第2の中国語講座を意味もわからずにシャドーイングしていると、
 四声なんて意識さえしません。)

〉実際のところはどうなのでしょう。教授法や学習法に起因する難しさを計算に入れても、英語はやはり易しいのですか?

世界中どこの言語をとっても、どれがやさしく、どれがむずかしい
ということはないはずだと、ぼくは考えています。

ORTに相当する本と朗読が世界中のあるあゆる言語について存在すれば、
世界の言葉の問題は半分になると思っているのですが・・・


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1653. Re: 英語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/20(07:52)

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酒井先生、おはようございます。

さまざまな言語の難易度については上の方で議論することになりそうですが、たしかにORTのような細かい段階付けがあって楽しくその言語を理解できる教材が豊富にあれば、どんな言語でも学習に伴う苦痛を大幅に減らせますね。

ものすごく壮大な話ですが、少しでもそういう状況に世の中が近づけばよいですね。海外旅行やインターネットが日本で当たり前の存在になったように、多読や多聴があたりまえの学習法になって、誰も多読のことを話題にしないようになるのかも知れませんが。

日本語の多読にも関わり始めたのは、そういう世界への一歩なんですね。今後もご活躍を期待します。

"酒井@快読100万語!"さんは[url:kb:1644]で書きました:

〉Ryotasanさん、まりあさん、みなさん、こんばんは!
〉さかい@tadoku.orgです。

〉〉まりあさん、みなさん:

〉〉今回のやりとり、感心しながら読ませてもらっています。その中で、次のご意見についてもう少し詳しく教えていただきたいです。

〉〉〉   いや、つい英語をやりたくなるのは、やっぱり英語がやさしいから
〉〉〉   ですよ。
〉〉〉   でる・です・でむ・でん かないません;;(^ ^);;
〉〉〉   独仏伊とも女性名詞・男性名詞に冠詞の変化、あっ形容詞の
〉〉〉   語尾も次が男性か女性かで変えたっけ?
〉〉〉   それで書き言葉が話し言葉と別にあるし..
〉〉〉   第2外国語って、「英語はやさしい」と実感させるために
〉〉〉   履修させられるんだなぁ、」と思ったことです。

〉〉単語のジェンダーや語形変化をややこしいと感じるのは、つまりその言語が難しいということなのだと、僕もずっと思っていました。

〉〉でも、昨年この掲示板の仲間に加えていただいてから段々と考えが変わってきました。こういう文法事項を難しいと感じるのは、多読などの自然なインプットがほとんど無い段階でいきなり文法をやるせいかもしれないと思うようになってきたのです。(日本の大学で行なわれてきたドイツ語やフランス語の授業って、1年目に文法を一通り勉強し、2年目があれば辞書を片手に原書の訳読というのが一般的でした。つまり文法から入る学習法だと言っても良いでしょう。)

〉〉欧州大陸の言語でも、入門者むけの多読教材が英語の様に沢山あり、十分に多読を経験してから文法の細部を学ぶ方法が確立されれば、難しいという印象も軽減できるかなー、などと思うようになってしまったのです。

〉大賛成です。

〉ぼくはかなり前から、ドイツ語やロシア語の冠詞やフランス語の時制や
〉中国語の四声がむずかしく見えるのは多読・多聴・シャドーイングではなく
〉文法や発音練習からはいるためだと思っていました。

〉(実際、NHK第2の中国語講座を意味もわからずにシャドーイングしていると、
〉 四声なんて意識さえしません。)

〉〉実際のところはどうなのでしょう。教授法や学習法に起因する難しさを計算に入れても、英語はやはり易しいのですか?

〉世界中どこの言語をとっても、どれがやさしく、どれがむずかしい
〉ということはないはずだと、ぼくは考えています。

〉ORTに相当する本と朗読が世界中のあるあゆる言語について存在すれば、
〉世界の言葉の問題は半分になると思っているのですが・・・


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1657. Re: 英語って易しいの?

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/21(01:32)

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Ryotasanさん、みなさん、こんにちは。

一連のレスを読んで、習得しやすい言語とは、ということについて考えてみました。

言葉の難しさ、やさしさは色々な要素に左右されますので、どれがやさしい、難しいとは決めにくいと思います。

その要素として、文法、発音、文字、そして母語との関連といったことがあるでしょう。
英語は他のヨーロッパ語に比べて文法は簡略化されて易しいように見えます。しかし発音は難しいです。なんであんなにつなげて発音するのか…。
おそらくドイツ人にとっては英語は習得しやすいと思います。ゲルマン系で共通の語彙が多く、さらにドイツ語よりも文法が単純化されています。ですからドイツ語を勉強した人がその後英語を勉強したら「易しい」と思うのは無理はないと思います。

しかし日本人にとってどうかと言うと、虎彦さんの [url:kb:1649] 発言の習得しやすいランクのように、必ずしも英語が上位なわけではありません(このランク付け、おもしろいです)。

ならヨーロッパの言葉で日本人に習得しやすいものは、と言うと、まず発音で言えばスペイン語、イタリア語です。母音が日本語と同じ五つで、子音も巻き舌Rさえできればあとは難しくありません。英語よりずーっと簡単です。
文法を比べますと、たしかにスペイン語は人称によって動詞が活用しますが基本的に規則があります。また男性名詞・女性名詞の区別もありますが、語尾で区別できることが多いです。
となると、英語がスペイン語より習得しやすいかどうか、という答えはかなりビミョーになってきます。

ヨーロッパ語以外なら、韓国語は日本語と文法、語順がほぼ同じで習得しやすいと言われます。これは母語との関連で習得しやすいということで、韓国語そのものが「易しい」ということにはなりませんが。また、韓国語は発音の点では難しいと言う話を聞いた事がありますが、どうでしょうか(韓国語はわからないので…)。

ついでに、ハンガリー語は発音はとてもやさしいです。日本語にない音もいくつかありますが、カタカナ発音みたいな発音でもかなり通じるみたいです。強弱アクセントが強くないのも日本人には発音しやすいです。中でも特徴的なのは長母音の存在です。「ア」と「アー」の区別が発音上もつづりでも存在します。これはアメリカ人よりも日本人の方がずっと正確に発音できるでしょう。
しかし文法はかなり難しいです。

中国語は構造的には日本語とは異なりますが、言葉の感覚、ニュアンスがヨーロッパ語よりはなじみやすく、また漢字を使うので(簡体字を覚えるのは最初は大変ですが、西洋人が漢字を覚えることを思えば…)、日本人にはわかりやすい言葉です。しかし…発音が難しい!です。

また、タイ語やアラビア語のように、文字そのもになじみがなくて文字から覚えると言うのはかなり労力が必要です。

文法が勉強しやすいけど発音が難しいとか、発音はやさしいけど文法が難しいとか、言葉によって「易しい部分」「難しい部分」がありますので、単純に「易しい」かどうか、は決められないと思います。
日本語の発音は音の少なさで言えば易しそうですが、アメリカ人にとっては難しいと思います。日本人の名前ってすごい言いにくいみたいです。強弱アクセントで一音節、二音節の単語に慣れていて、母音が三つも四つも平均に並んでる言葉はアメリカ人にとっては発音しにくいようです。指揮者の「大植英次」を正しく発音できるアメリカ人は、なかなかいないと思います。「クニヒデ」だって相当言いにくいんじゃないでしょうか。文法は、逆もまた真で、おそらく韓国人にとっては習得しやすいでしょうが、ヨーロッパ系言語の人にとってはどうでしょう。

発音も文法もやさしい言葉といって思いつくのはインドネシア語です。文字もローマ字で特殊な記号もありません。でもインドネシア語を覚えても使える場所が限られますからねえ。

それから、まりあさんの[url:kb:1655] 発言ですが…
>学校で、人並みの日本語力を身につけさせる訓練をしていない、
  でもみんな支障なく日本語が使えるようになっている、といって
  いるんです。

母語ならどこの国でも使えるようになります。多読をしたら勉強をしなくても本が読めるようになったり、ニュースや映画が聞いてわかるようになったりします。
日本は義務教育の普及率が高く文盲率の低い国です。しかし開発途上国や貧富の差の大きい国など、教育に格差のある国も多いです。そういう国で教育をきちんと受けてない人でも、言葉を使って日常生活を営んでいます。もちろん、教育の程度によって言葉の使いこなし方に差は生じますが。

そして、言葉を習得する重要な要素として、「好きな言葉は覚えやすい」ということがあります。19世紀のオーストリアの皇后エリザベートは、母語はドイツ語です。そして子どもの時から当時の貴族の必須言語、フランス語を勉強させられ、皇后になってからはオーストリア領であるチェコ語やイタリア語も習わされましたが、どれも全く覚えられなかったそうです。公式行事の際のあいさつの丸暗記もダメだったとか。回りも本人も語学の才能がないと思っていました。
なのに、ハンガリーが気に入って、ハンガリー語を習おうとしたのです。そしてハンガリー人の教師を呼んで習い始めたら、どんどん上達していったのです。そしてハンガリー人の女官を置いてハンガリー語だけで話すことにしたり、読まれたくないことをハンガリー語で書いたりするようになりました。ついに、ハンガリーに居ついてウィーンに帰ってこなくなりました。
ヨーロッパ語同士の各地の言葉は全然覚えられなかったのに、系統の違うハンガリー語だけが上達すると言うのは、相当ハンガリーが気に入ってハンガリー語が使えるようになりたかったようです。

好き放題に語ってしまいましたが、このへんで…。


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[賛成] 1596. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2007/11/12(00:08)

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akoさん、こんばんは!
さかい@tadoku.orgです。

まりあさん、fionaさん、こんばんは!!

ただいま最終章、取り込み中なので、簡単に・・・

akoさんの書いていることは二つありますね。
一つはイギリスが大学ランキングを発表する「いけず?」と
二つはそれに気づいたakoさんの多読効果
についてですね。

まりあさん、fionaさんの返信は第一点についてだけれど、
ぼくは基本的にakoさんの意見に賛成かな?
まりあさんの言うとおり、英語を目の敵にすることはない。
でも、fionaさんの言う世界語と国際語の使い分けは
なるほどと思いましたね。ぼくもそういう風に使い分けようと
思います。

で、第二点。akoさんのいう第二点は実は第一点にも通じると
ぼくは思います。

できるだけ短く言うと、世界中の人が多読・多聴で他の人たちの言葉を
いとも簡単に使えるようになると、今回akoさんの中の「英語」が
特権的地位を失ったように、英語が特権的言葉ではなくなると思うな。
だれでも使えて、便利な「国際語」になるかもしれない。

それと、そうやって英語と母語を使えるバイリンガルの人が増えると、
英語しか使えない人たちは発想が単純ということになって、
国際的に不利になる!

そこへ多聴多読によって世界のさまざまな言葉が簡単に身につく
ようになると、何カ国語も話せる人がいっぱい出てきて、
もう英語なんかたくさん話される言葉の一つに過ぎなくなる!
(これはちょっと夢を広げすぎかな?)

いつも書いていますが、だから、ユネスコが加盟国に
その国の使用言語すべての多聴多読教材を製作することを
義務づけるっていうのが実現するといいなと・・・
一つにつきせいぜい数億円で可能だと思うのだけれど・・・


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1620. Re: 酒井先生、ご投稿ありがとうございました!!

お名前: ako
投稿日: 2007/11/14(23:56)

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酒井先生、こんにちは! 原稿かいてますか〜(定番挨拶)。

〉ただいま最終章、取り込み中なので、簡単に・・・

いよいよ最後の追い込みですね。お忙しい時にありがとうございます!!
大事なときに、こんな投稿、すみません。
ニュースを見て、いても立ってもいられなくなってしまって。

〉akoさんの書いていることは二つありますね。
〉一つはイギリスが大学ランキングを発表する「いけず?」と
〉二つはそれに気づいたakoさんの多読効果
〉についてですね。

冗長なako投稿の要旨をまとめて頂いてありがとうございます!

そうです、それ、「イギリスさんたら、い・け・ず」っていうの、
ピッタリです。
こんなにあなたに片想いして、膨大な時間を捧げているのに、
こんなに女を泣かして、アンタ、うううう…です。
  (最近、どこかで書いたような記憶が…)
スパっと嫌いになって無視できるんなら、こんな葛藤は起きないですもの。。。

待てよ…。
「嫌い嫌いも好きのうち」だから、
英語を嫌いになるんじゃなくて、「関心ない」まで行かないとダメですわね、、、
無理です、、、

〉まりあさん、fionaさんの返信は第一点についてだけれど、
〉ぼくは基本的にakoさんの意見に賛成かな?

あぁ、せんせい…、もう、この一行を書いていただいただけで、
今回の投稿、勇気をふるって投稿した甲斐がありました。
ご返答投稿、ありがとうございます!!

長年、イギリス文学や英語教育を専門にしてこられた先生に不興を買うのでは…
なんて、チラとでも思ったわたしが了見狭いです。
酒井先生を我が英語恩師として、
多読を続けてきたことを誇りに思います。

わたしはわたしで、ヨーロッパ史を学んできた経緯から、
 (日本語だけで…なので、シロウト愛好家に過ぎないですが)
自分のヨーロッパ各国についてのバイアスもあり、
そういった下地と、たまたま、英米好きの日本人の方の発言などが重なって、
こういった経緯になりました。

でも、まりあさんから、
留学生便利データと見ることもできるという視点を教わって、
目が開かれた思いです。

原稿が済みましたら、いつかまた、続きをじっくりうかがえたらと思います。

〉まりあさんの言うとおり、英語を目の敵にすることはない。
〉でも、fionaさんの言う世界語と国際語の使い分けは
〉なるほどと思いましたね。ぼくもそういう風に使い分けようと
〉思います。

「世界」と「国際」という二つの言い方を意識的に使い分けてみると、
あいまいに考えていたことに輪郭が描かれるような感じがしますね。

言葉の使い方を大事にすると、考えることまで影響受けますね!

〉で、第二点。akoさんのいう第二点は実は第一点にも通じると
〉ぼくは思います。

と言いいますと…?

〉できるだけ短く言うと、世界中の人が多読・多聴で他の人たちの言葉を
〉いとも簡単に使えるようになると、今回akoさんの中の「英語」が
〉特権的地位を失ったように、英語が特権的言葉ではなくなると思うな。
〉だれでも使えて、便利な「国際語」になるかもしれない。

それです! そういう感じです。
まさに「特権的地位」という表現に、
今の気持ちが、ぴったり集約されている感じがします!

他の言語の存在も意識した上で、
なおかつ、英語にだけ、どういうわけか強い劣等意識を感じる、
という感情?現象?を、一言で説明していただけました!
ありがとうございます。
やっぱ、せんせ〜って、先生だったんですね〜(当たり前のことを…)

〉それと、そうやって英語と母語を使えるバイリンガルの人が増えると、
〉英語しか使えない人たちは発想が単純ということになって、
〉国際的に不利になる!

なるほど!
まりあさんが上で紹介されたジョークにも通じる話です。

〉そこへ多聴多読によって世界のさまざまな言葉が簡単に身につく
〉ようになると、何カ国語も話せる人がいっぱい出てきて、
〉もう英語なんかたくさん話される言葉の一つに過ぎなくなる!
〉(これはちょっと夢を広げすぎかな?)

遠大な夢をもってこそ、今、やるべきことが決まってきますもの!
大風呂敷を広げるくらいじゃないと、
大きなことはできませんから〜〜〜!!

〉いつも書いていますが、だから、ユネスコが加盟国に
〉その国の使用言語すべての多聴多読教材を製作することを
〉義務づけるっていうのが実現するといいなと・・・
〉一つにつきせいぜい数億円で可能だと思うのだけれど・・・

初めてこのサイトを見始めて、まだ投稿もしたことがなかった頃に、
酒井先生という人がどういうことを言っている先生かと思って、
1ヶ月ほど過去ログをROMしていた時期がありましたが・・・

その頃にもユネスコが・・・、という投稿があったのを思い出しました。

とすると、日本では、日本語の多読多聴教材をつくって、
世界の日本語学習者の皆さんに使っていただき、
わたしたちは、自分が学習したい言語の多読多聴教材を手に入れることができる。
そんな世の中にしていきたい、という夢ですね。

な〜んて素敵な提案でしょう。
つまらない劣等意識の縛りから、外国語学習を解放する方法…
これは、また、次の本を書かなければなりませんね〜っ!

ご挨拶「せんせ〜ぃ、原稿かいてますか〜」は、永遠に続きそうです。
ご投稿、ありがとうございました。

Happy writing !


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1598. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/12(10:59)

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akoさん、こんにちはー。
fionaさん、まりあさん、酒井先生もこんにちは。
何だかそうそうたるメンバーの中に、私が入るのもどうかと思ったのですが。
まあ、いっか。おじゃましまーす。

相変わらず、akoさんの投稿は面白いです。
一番面白かったのは、「英語を読んで、英語信仰がなくなってきた。」というところ。
なるほど、こんなことがあるんですね。
私は多言語で英語信仰が薄れました。
酒井先生がおっしゃる、「英語はいろいろな言語の一つ」だと思えるようになりました。
それまでは「まず英語、やっぱり英語、どうしても英語」でした。
ああ、でも勉強もしていなかったな・・・
「外国語=英語、国際語=英語、国際人=英語ができる人、英語ができる人=すごい人=尊敬=あこがれ」でした(しつこい?)

今でも、たぶんあります。英語信仰。
だから、fionaさんの言う「違和感」もよくわかります。
論文でも何でも、英語でなければ認めてもらえない。
英語を扱う人たちに認めてもらえなければ、世界で認めてもらえない。
それって変なんじゃない?
それをみんなが「当たり前のこと」と認識していること(わけでもない?)に、違和感を覚えます。
「そんなこと言っても、現実そうなんだから」という意見もごもっとも。
でもこの「違和感」は感情の部類なので、「そんなこと言っても」と言われても
「だって、変じゃ〜ん」と反発してしまうのです。(私の場合、です)

ああ〜、やっぱり生意気なことを書いてしまう・・・まりあさん、すみません。
ええと、fionaさんの意見にさんせー!と言いたかっただけです。

酒井先生の、壮大な計画もいいですね。
みんなが、マルチリンガルになる話や、ユネスコの話。
私もマルチリンガルになりたいなー(と、言っているだけでは駄目だな・・・)

あ、そうだ。
『Super Diaper Baby』昨日読んだところです!
なーんていいタイミングでしょう!
ジョージ君とハロルド君、校内配布だけでは飽きたらず、出版までしていたとは!
恐るべき小学生!
私としては、最後のページの「We are sorry!!」の最後が一番うけました。

ではでは、おじゃましました〜。


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[う〜む] 1599. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/12(11:41)

------------------------------

こるもさん、fionaさん、みなさんこんにちは。 まりあ@SSSです。

〉論文でも何でも、英語でなければ認めてもらえない。
〉英語を扱う人たちに認めてもらえなければ、世界で認めてもらえない。
〉それって変なんじゃない?
〉それをみんなが「当たり前のこと」と認識していること(わけでもない?)に、違和感を覚えます。

   前の書き込みがあんまり長くなるのが嫌で省いたんですが、
   これって私達(の一部も)やっていることなんですよね。
   標準語=東京弁ベース。
   関西弁で書いた論文は日本国内で認められないでしょう?
   論文は標準語で書くことが当たり前になっています。
   関西の人は、どう感じているでしょうか?

〉「そんなこと言っても、現実そうなんだから」という意見もごもっとも。
〉でもこの「違和感」は感情の部類なので、「そんなこと言っても」と言われても
〉「だって、変じゃ〜ん」と反発してしまうのです。(私の場合、です)

〉ああ〜、やっぱり生意気なことを書いてしまう・・・まりあさん、すみません。

   あっ、全然あやまる必要ないですから。
   この掲示板では、年長者の意見に「だって、変じゃ〜ん」と
   いったからって「生意気」なんてことはないですよ。
   そのために誰が年長かは分からないようになっているんですけど、
   私のように年齢のバレている人間もいて、わかっちゃうといいにくい
   かも知れませんが、知らなかったことにしてくれたら嬉しいです。

     
   
   


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[かみなり] 1600. Re: はっ そうだった!!

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/12(13:05)

------------------------------

まりあさん、こんにちはー。
レスをありがとうございます。

〉   前の書き込みがあんまり長くなるのが嫌で省いたんですが、
〉   これって私達(の一部も)やっていることなんですよね。
〉   標準語=東京弁ベース。
〉   関西弁で書いた論文は日本国内で認められないでしょう?
〉   論文は標準語で書くことが当たり前になっています。
〉   関西の人は、どう感じているでしょうか?

はっ・・・そ、そうだった!!
気付いてなかった!!!
すみません、関西の方々、東北の方々、九州の方々・・・(以下略)
そういう私も群馬ですけど。

と、いうことはですね。
英語を母国語とする方々も、私(たち?)の持つ「違和感」なんて、これっぽっちも気付いていないのかも。
「俺たち得だよなー、英語勉強する必要なんてないもんなー」
とか、思ってもいないのかも。

やっぱり、この「違和感」は、大事にしたいな。
だからといって、国連に乗り込んだりはしませんが(当たり前か)

〉   あっ、全然あやまる必要ないですから。
〉   この掲示板では、年長者の意見に「だって、変じゃ〜ん」と
〉   いったからって「生意気」なんてことはないですよ。
〉   そのために誰が年長かは分からないようになっているんですけど、
〉   私のように年齢のバレている人間もいて、わかっちゃうといいにくい
〉   かも知れませんが、知らなかったことにしてくれたら嬉しいです。

え、まりあさんて、年長さんだったんですか?(意味が違うって)
ええと、年がどうのというよりですね、掲示板の古参の方というか、
多読のベテランの方というか、そういう方に対してという意味です。
実際、まりあさんがいくつなのは知りませんし。

まりあさんは、英語を完全に「ツール」としてお考えなのですか?
私はまだまだ英語信仰が抜けなくて。
頭では「英語なんて、ツールじゃん」と思っているのですけれど。
いったい、どこでこんな信仰を植え付けられたのか。
だから、反発も強いのかと。
個人的には、一番unlearnするべきはこの英語信仰だと思っています。

ではでは!


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[喜] 1601. Re: はっ そうだった!!

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/12(21:57)

------------------------------

こるもさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉英語を母国語とする方々も、私(たち?)の持つ「違和感」なんて、これっぽっちも気付いていないのかも。
〉「俺たち得だよなー、英語勉強する必要なんてないもんなー」
〉とか、思ってもいないのかも。

   多分気づいていないんじゃないかな?
   でもイギリス人が、「俺たち幸せ、海外で英語教師の
   バイト口があって、世界旅行が簡単」というのは聞いた
   ことがあります。 

〉え、まりあさんて、年長さんだったんですか?(意味が違うって)

   28歳です、ぶひっ というしておこう(笑)

〉まりあさんは、英語を完全に「ツール」としてお考えなのですか?

   え〜、ミステリが好きですから、そしてやっぱりミステリは
   アメリカものが面白いと思っています。ですから、十分に
   理解するために、なるべくネイティブ感覚に近づきたい、と
   いう気持ちはあります。

   でも読むんではなくて、英語を使うという場面では、単なる
   異言語間のコミュニケーションツールだと思っているので、
   ネイティブ並の発音とか、ネイティブ並の言葉遣いとか、
   追い求める気はありません。
   用が足りる程度で良いと思っています。
   
   まあ海外旅行と、海外で研究をしたりビジネスで取引したり、
   では「用が足りるレベル」の中身が違いますので、そこは
   各人自分が英語でやりたいこと、に応じて到達目標レベルは
   違ってくるはずですが、いずれにせよ「ネイティブ」を
   到達目標に置くなんてナンセンスだと思っています。

   いろんな言語の人間が集まっているところで、みんなに分かり
   やすい英語、が目標ですね。

   07年6月5日をどう綴りますか?
   参考書には、アメリカ式は06/05/07
         イギリス式は05/06/07 と書いてあります。

   20年ほど前、シンガポール(旧イギリス植民地)人に、どっちで
   書くか?と確認したことがあります。
   彼女の曰く、イギリス式だのアメリカ式だのって習った記憶も
   あるけど忘れた。他にも知らない人がいるだろう、
   5th Jun. 07 とか 05 Jun. 2007 とか書けば誰も間違えない、と。
   ああ、こういうのが国際感覚というものだな、と目から鱗でしたね。
   (現在は、日付の記入欄の横にDD/MM/YY と指示があるのが普通)

   私は日本にインターネットプロバイダがなかったパソコン通信
   時代にネットを始めました。メールリンクシステムもMajordomo
   だけしかありませんでしたから、英語でML始めました。 

   今年のハロウィーンはセーラームーンになるの
   私は蔵馬よ
   髪をピンクに染められたらhide-chanになれるのにぃ
   私Atsushi-samaになる
   無理、無理、世界中にあんなに美しい人がもう1人いると思えない
   でもデートするならRyuichi-sama
   どして〜
   知らないの、彼の車フェラーリよ!
   何色?
   シルバーグーレー、この間テレビで見た
   ええっ、ビデオ撮った?貸して貸して
   あ〜ん、次ぎ私に回して〜

   なんてことを、14歳から大学生くらいの英米独仏伊スイス・スペイン
   ベルギー・スウェーデン・ソ連(当時は)韓国台湾香港シンガポール
   マレーシア・タイ・インドネシア・フィリピン・オーストラリア
   あたりの学生がわ〜きゃ〜 やっているのですよ。  
   もちろん日本人は私1人です。渋谷のコギャルさながらのこんな
   ミーハーなこと語りありたい人は英語が出来ないし、英語ができる
   えら〜い人、こんな話しませんから。

   アジア系は、単数・複数を区別しない冠詞抜きの英語書くし、
   ヨーロッパ系はそういうとこ間違えませんが、平気で
   I buyed 4CDs yeaterday. なんて書きます。母国語で規則活用だと
   英語にもedつけて済ます、英語が規則活用でも、母国語が不規則に
   なっていると勝手に過去形作っちゃいます。だれも辞書なんか
   引かないらしく、スペルミスだらけで辞書なんか全く通用しません。
   前後関係だけが頼り。
   4、5年こんなところで遊んでいて、英語上達したのか乱れたのか?

   や〜、英語ってえら〜い人の覚えるもんじゃなくて、諸外国では
   こんな話題に打ち興じる人も英語ができるんだ〜、って正直
   腰の抜ける思いはしましたよ。
   たかが英語、されど英語、出来たからってなんぼのもんじゃい、
   でもそれが出来なきゃ始まらないよ、というのが私の出発点です。

   今年2月ドバイに行きました。ドバイは母国人2割・移民8割の国
   です。会社エグゼクティブはイギリス・ドイツなどヨーロッパが
   多いです。宝石店はインド系が圧倒。その他店員とかタクシーとか
   イラク・イラン、パキスタン、バングラデシュ、東南アジア...
   で結局、みんな英語で会話する。
   ホテルもお店も市場もみんな英語。それぞれお国訛りで聞き取り
   大変でしたけど。

   長くなりましたが、英語って畏敬の眼差しで崇めたり、憧れたり
   するもんじゃなくて、単なるツールだと思います、ということです。  
   

   
  
   


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1637. Re: 大阪弁と標準語

お名前: fiona
投稿日: 2007/11/17(21:51)

------------------------------

まりあさん、こるもさん、みなさん今晩は。fionaです。

〉〉論文でも何でも、英語でなければ認めてもらえない。
〉〉英語を扱う人たちに認めてもらえなければ、世界で認めてもらえない。
〉〉それって変なんじゃない?
〉〉それをみんなが「当たり前のこと」と認識していること(わけでもない?)に、違和感を覚えます。
〉   前の書き込みがあんまり長くなるのが嫌で省いたんですが、
〉   これって私達(の一部も)やっていることなんですよね。
〉   標準語=東京弁ベース。
〉   関西弁で書いた論文は日本国内で認められないでしょう?
〉   論文は標準語で書くことが当たり前になっています。
〉   関西の人は、どう感じているでしょうか?

ここのところ、関西人としては答えておかなくてはと思ったのですが、何かややこしくて、すぐには書けませんでした。
書いては見たのですが、これが関西人を代表した答えではありません。
私は、大阪生まれの大阪育ちなので、一大阪人の個人的な感想、考えにすぎません。
 
 
まず、どう感じているのか?
特に、なにも感じていないです。
英語だと感じるものが、標準語では感じていません。
なんででしょ?

取りあえず、頭のなかでの、大阪弁と標準語との関係を探ってみました。

どちらも、自分の母語と言う感じ(もしかして、私は「バイリンガル」?)。
二つは、全く別のものではなく、一部は混じり合い、一部は分かれている感じ。
別の言い方をすると、根っこは同じで、どこかで二つに分かれている感じ。そして、(多分)共通する部分の方が多い。

と言って、どちらも完全に使いこなせるわけじゃない。
「話す」に関しては、大阪弁優位。標準語(らしきもの)を話しても、イントネーションは大阪弁。多分、少しは大阪弁語彙も混じるかも。
「聴く」に関しては、対等。どちらも普通にわかる。
「読む」は、標準語優位のような気がする。と言うより、大阪弁のみの本って読んだ覚えがない(セリフが大阪弁と言うのはある)。大阪弁のみで書いてあったら、最初は読みにくいかも知れない。
「書く」は、標準語優位。大阪弁で書いてみようとしたら、ちょっと書きにくい。だいたい、いままで大阪弁で文章を書いたことが、全くと言って良いほどない(と思う)。慣れてないと言うのもあるし、書き言葉の大阪弁ってどんなの?多分、スタイルを確立して、書くのに慣れたら標準語と変わらなくなるとは思うけど、今のところ、標準語優位。

どうも、標準語も母語と思っているため、英語に対してのとは感じ方が違うようです。

さらに、「話す」以外について、生まれつき標準語に近い方言をしゃべっている人以上に努力が必要だったかと言うと、そう言う気はしない。
「聴く」は、テレビ、ラジオで流れている標準語で、(多分)いつの間にか身につけた(のだと思う)。
「読み書き」は、本を読んだり、学校で勉強したけれど、標準語に近い言葉の方言の人より苦労をしたかと言うと、そんな気はしない(ただ、比べたわけではないので、「気がする」のレベル)。

特に、他人より苦労をしたわけではないので、標準語で別にいいんじゃない、って感じです。
(それに、標準語でない、「大阪弁から距離の離れた方言」で書かれたら読めないですし。)

このあたりが、英語とは違う感じ。英語だと、日本語、英語、ダブルで勉強が必要で、余計な努力が必要(面倒くさい!)。大阪弁と標準語みたいに、根っこが同じと言う感じもない。
ただ、日本語と英語とのバイリンガルの方はどうなんでしょう?私の、大阪弁と標準語みたいな感じなのかな?それとも違う?

いろいろ書きましたが、「正しい」かどうか自信はないです。個人的な感想ですので。
上のようなことは、同じ大阪人でも違うかもしれないし、他の方言を使っている方は違うかもしれないですから。
他の方は、どうなんでしょう?知りたいところです。
それに、日本語と英語のバイリンガルだとどうなんでしょう?


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1602. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: たかぽん
投稿日: 2007/11/12(22:15)

------------------------------

akoさん、みなさん、こんばんは。横レスすみません。

英語については、う〜ん、よくわかりませんが、
何でも、やってみたいことを、やってみればいい、というふうに、最近が思っています。(前からか?)

私は、歩いてるときや、風呂に入ってるときなど、リラックスしているときに、
ふつふつと、こういうことをやってみたい!というのが胸の底から湧き上がってくるのですが、
そこで考えてしまって、いや時間が無いじゃん、とか、ムダっぽいじゃん?とか、
金かかるじゃん、とか、ごちゃごちゃと、「実行しない理由」を編み出してしまって、
やらずじまいにしてしまうことが多うございました。
でも、これは非常に楽しくない!
おそらく、心がリラックスして落ち着いているときには、自分の中のスパコンが働いて、
良いアイデアを指し示してくれとるんだと思います。
だから、その「ホンモノの指令」には従うのが一番良いのでありましょう。
非常にめんどくさかったり、エイヤッという「実行力」を要するのですが、
マイスパコンがそう言っとるんだから仕方ない。粛々と実行あるのみなのでしょう。
もちろん、逆らってイバラの道を行くも良しではありましょう。そういう楽しみ方もアリですわ。

・・・って、いちじるしく話題ズレの感あり。スミマセン。。

反応したかったのは、、、

〉あ、そうだ。
〉『Super Diaper Baby』昨日読んだところです!

おー!
これ、いいでしょー!
私の好きな児童本の1本の指に入りますねー。

、、、でした。

お邪魔様でしたー。


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1628. Re:横レスに横レス

お名前: ako
投稿日: 2007/11/15(23:15)

------------------------------

たかぽん、しばらくです。akoです。 横レスありがとうございます。

えっと、この場所の投稿ってことは、こるもさんが返答すべきところなのかどうか、
よくわかりませんが、一応、僭越ながらワタクシめがとりあえずのご返答させて頂きますね。

〉英語については、う〜ん、よくわかりませんが、
〉何でも、やってみたいことを、やってみればいい、というふうに、最近が思っています。(前からか?)

前と最近と、どっちなんですのーーっ!?!?

〉私は、歩いてるときや、風呂に入ってるときなど、リラックスしているときに、
〉ふつふつと、こういうことをやってみたい!というのが胸の底から湧き上がってくるのですが、

ありますねー。ふつふつ。
いいですねー、ふつふつ意欲が湧き上がる時って、自分でも気持ちいいですよね!
わたしも、気持ちに余裕がある時とか、(ごくまれに)部屋が片付いている時とか、
こうして書いてる最中などが、思いつきの湧きどきです。
そのとき書いていることと関係なく、突然、あっ、いいこと考えた!…といった感じで。

〉そこで考えてしまって、いや時間が無いじゃん、とか、ムダっぽいじゃん?とか、
〉金かかるじゃん、とか、ごちゃごちゃと、「実行しない理由」を編み出してしまって、
〉やらずじまいにしてしまうことが多うございました。
〉でも、これは非常に楽しくない!

おっしゃる通りと思います。
理性が働いて、セーブすることも、必要なことではあるんですけどね。

〉おそらく、心がリラックスして落ち着いているときには、自分の中のスパコンが働いて、
〉良いアイデアを指し示してくれとるんだと思います。

なるほど、自分の中にスパコン〜! 面白い! 天才になった気分です!

〉だから、その「ホンモノの指令」には従うのが一番良いのでありましょう。
〉非常にめんどくさかったり、エイヤッという「実行力」を要するのですが、
〉マイスパコンがそう言っとるんだから仕方ない。粛々と実行あるのみなのでしょう。
〉もちろん、逆らってイバラの道を行くも良しではありましょう。そういう楽しみ方もアリですわ。

本能に逆らうとイバラの道を行くことになる、という意味ですか…?
あ、勝手に「マイスパコン」を「本能」に置き換えてしまいました…。
そう言えば、どの宗教にも、戒律が非常に厳しい宗派がありますが、
そういう感じですかしら…(よくわかってなくてすみません…)

〉・・・って、いちじるしく話題ズレの感あり。スミマセン。。

なんの新規投稿だったか忘れてしまいましたが。。。なんだっけ。
あ、世界の大学か。(←おかげ様でどうでもよくなってきました(笑))

〉反応したかったのは、、、

こるもさん〉〉あ、そうだ。
こるもさん〉〉『Super Diaper Baby』昨日読んだところです!

〉おー!
〉これ、いいでしょー!
〉私の好きな児童本の1本の指に入りますねー。

神々の指紋のたかぽんさんもお読みでしたか。
Super Diaper Babyも、神様の遣いかもしれません。

ではでは〜


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1632. Re: 無駄レスすみません。

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/16(10:12)

------------------------------

たかぽんさん、こんにちは。
akoさんのスレ乗っ取り計画(うそです)のこるもです。

たかぽんさんの、力の抜け具合、よいな〜。
さすが師匠です(失笑?)

私もわき上がる思いを粛々と実行したいと思います。
でもそうすると家族が大迷惑するかと・・・

〉〉あ、そうだ。
〉〉『Super Diaper Baby』昨日読んだところです!

〉おー!
〉これ、いいでしょー!
〉私の好きな児童本の1本の指に入りますねー。

それって、すべてじゃん・・・

ではでは。


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1624. Re: こるもさん、ありがとうございました〜っ

お名前: ako
投稿日: 2007/11/15(01:44)

------------------------------

こるもさん、はくなまたた〜(どういう意味だったっけ?(笑) 書くたびに、パンツはくな、と言われている気がしてしまう)akoです!
このたびはご投稿ありがとうございます。

〉相変わらず、akoさんの投稿は面白いです。

山田く〜ん、こるもさんに座布団ご用意してー。
ささ、粗茶でございます〜。

〉一番面白かったのは、「英語を読んで、英語信仰がなくなってきた。」というところ。

何しろ『Super Diaper Baby』 は、スペルも間違いだらけですもの(笑)

そりゃぁ、ワザと間違えたスペルを書いてるのかもしれないけど、
こういうのを見ると、そっかー、英語圏の現場の子どもたちも、
たぶん、こういう風に、スペルを間違えながら大人になるのかも、となごめますよね〜。
それならガイジンのアタシがどう間違えたって、タカが知れてるわねって感じ(笑)。

〉なるほど、こんなことがあるんですね。
〉私は多言語で英語信仰が薄れました。
〉酒井先生がおっしゃる、「英語はいろいろな言語の一つ」だと思えるようになりました。

こるもさんこそ、実に面白い人です!!
なるほど! 
多言語で、という経路があるんですね〜。

わたしも、英語以外はいろいろ楽しいとは思ってて、
ほら、いつぞや、さらまだった〜ん、とか、てりまかし〜、とか、
こるこさんとお話させてもらって、ああいうの楽しいですよね。
ただ、わたしの場合、旅先で単品のフレーズを真似するのはいろいろ面白いので、
すぐ真似していくつか覚えてくるんですけど、
これは、わたしにとっては北海道に行ってアイヌ語をいくつか言ってみたり、
ふざけて(恐れ多くも?)関西弁を真似したりするのとあまり変わらなくて、
英語との関連で考えたことがなかったです。

〉それまでは「まず英語、やっぱり英語、どうしても英語」でした。
〉ああ、でも勉強もしていなかったな・・・

わかるわかる。こるもさんの感覚、すごくわかります。

〉「外国語=英語、国際語=英語、国際人=英語ができる人、英語ができる人=すごい人=尊敬=あこがれ」でした(しつこい?)

お見事! まさに! よくぞそこまで言ってくださった!
そういう風に言ってる人、日常生活の周囲にもいくらでもいます。

〉今でも、たぶんあります。英語信仰。

わたしも「かなり軽減しました」とは言えますが、
「すっかりなくなりました」なんて言えないです。

でも、こるもさん、勇敢。
そうやって、自分には、いいとは思ってないのに英語信仰があります、
って言えるって、カッコいいです。
こるもさんの率直さに、敬意を表します。

〉だから、fionaさんの言う「違和感」もよくわかります。
〉論文でも何でも、英語でなければ認めてもらえない。
〉英語を扱う人たちに認めてもらえなければ、世界で認めてもらえない。
〉それって変なんじゃない?
〉それをみんなが「当たり前のこと」と認識していること(わけでもない?)に、違和感を覚えます。
〉「そんなこと言っても、現実そうなんだから」という意見もごもっとも。
〉でもこの「違和感」は感情の部類なので、「そんなこと言っても」と言われても
〉「だって、変じゃ〜ん」と反発してしまうのです。(私の場合、です)

つい最近、学者の人と話す機会がありましたので、
そういったことを質問したんですよ。
で、やはり同じことは思うそうですよ。
自然科学系の学問の人でしたけど、自分の属する学会で英語が当たり前になっているとはいえ、そのことについて、ヘンともなんとも思ったこともない、なんてことは、ないって。
普段は、語学云々の前に、専門の研究内容が勝負なので、
世界共通の使用言語はどうあるべきか、という問題について、
いちいち考えたりしない、というだけで。

〉酒井先生の、壮大な計画もいいですね。
〉みんなが、マルチリンガルになる話や、ユネスコの話。
〉私もマルチリンガルになりたいなー(と、言っているだけでは駄目だな・・・)

こるもさんは、すでに結構マルチリンガルなんじゃない〜?
…なんて言っても、ご謙遜されるかもしれないけど、
外国語っていったら、英語しか関心ない、という人もいる世の中、
ヨーロッパ語だけじゃなく、アジアの言葉やスワヒリ語にも関心あって、
たとえ挨拶一言だって、実際にケニアまで言って話してくる、って、
相当なことです〜〜〜〜〜〜(マサイ族の人と話ができるのかしら、アタシもやってみたい…)
かくいうわたしも韓国語は好きだけどね〜!
尾崎豊アイラブユー、韓国語で歌えるモンね〜(意味わかんないまま(爆))

〉あ、そうだ。
〉『Super Diaper Baby』昨日読んだところです!

やったー、ついにアレを読みましたか!!

〉なーんていいタイミングでしょう!
〉ジョージ君とハロルド君、校内配布だけでは飽きたらず、出版までしていたとは!
〉恐るべき小学生!
〉私としては、最後のページの「We are sorry!!」の最後が一番うけました。

あたしゃー、その直後の「I'm not」に爆笑でした。
今度、雑談のところで「Super Diaper Baby」ごっこ、しよーーー!

〉ではでは、おじゃましました〜。

はいはいーー。So long, Deputy Doo-Doo,,,(笑) I'm sorryyyy~~~


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1627. Re: こるもさん、ありがとうございました〜っ

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/15(17:15)

------------------------------

akoさん、こんにちは。
無駄にスレを伸ばしている、こるもです。

〉こるもさん、はくなまたた〜(どういう意味だったっけ?(笑) 書くたびに、パンツはくな、と言われている気がしてしまう)akoです!

はくな はらか。というフレーズも聞きました。
腹巻きはくな ってところでしょうか。

〉山田く〜ん、こるもさんに座布団ご用意してー。
〉ささ、粗茶でございます〜。

あ、こりゃどうも。
・・・・・
ああ、これはおいしいお茶ですねー。

〉何しろ『Super Diaper Baby』 は、スペルも間違いだらけですもの(笑)

〉そりゃぁ、ワザと間違えたスペルを書いてるのかもしれないけど、
〉こういうのを見ると、そっかー、英語圏の現場の子どもたちも、
〉たぶん、こういう風に、スペルを間違えながら大人になるのかも、となごめますよね〜。
〉それならガイジンのアタシがどう間違えたって、タカが知れてるわねって感じ(笑)。

あ、そうか。
スペル間違い、あんまり意識していなかったです。
人によって、本当に受ける印象違いますね。
akoさんにとって転機になる本だったんですね。

〉わたしも、英語以外はいろいろ楽しいとは思ってて、
〉ほら、いつぞや、さらまだった〜ん、とか、てりまかし〜、とか、
〉こるこさんとお話させてもらって、ああいうの楽しいですよね。
〉ただ、わたしの場合、旅先で単品のフレーズを真似するのはいろいろ面白いので、
〉すぐ真似していくつか覚えてくるんですけど、

ここがakoさんのすごいところ。
すぐまねしても、普通はすぐ忘れますよ?
私が杏樹さんのところにインドネシア語書くと、インドネシア語でレスポンスできるなんてすごい。
あ、でもわたしの知っているのはじつはマレー語です。

〉これは、わたしにとっては北海道に行ってアイヌ語をいくつか言ってみたり、
〉ふざけて(恐れ多くも?)関西弁を真似したりするのとあまり変わらなくて、
〉英語との関連で考えたことがなかったです。

だって、ロシア語やフランス語やタイ語よりかは、英語の方が判るじゃないですか。
「なんだ私、英語しゃべれるじゃん(他の言葉よりは)」と、気が楽になったんです。

〉〉「外国語=英語、国際語=英語、国際人=英語ができる人、英語ができる人=すごい人=尊敬=あこがれ」でした(しつこい?)

〉お見事! まさに! よくぞそこまで言ってくださった!
〉そういう風に言ってる人、日常生活の周囲にもいくらでもいます。

まりあさんのお返事で、まさかマッカーサーの呪いと判明しました。
そっかー、私のせいじゃないんだー。と、ほっとしました。
まりあさん、ありがとうございました!!!

〉でも、こるもさん、勇敢。
〉そうやって、自分には、いいとは思ってないのに英語信仰があります、
〉って言えるって、カッコいいです。
〉こるもさんの率直さに、敬意を表します。

かっこ悪いっすよ。
いらん荷物しょっているみたい。

〉つい最近、学者の人と話す機会がありましたので、
〉そういったことを質問したんですよ。
〉で、やはり同じことは思うそうですよ。
〉自然科学系の学問の人でしたけど、自分の属する学会で英語が当たり前になっているとはいえ、そのことについて、ヘンともなんとも思ったこともない、なんてことは、ないって。
〉普段は、語学云々の前に、専門の研究内容が勝負なので、
〉世界共通の使用言語はどうあるべきか、という問題について、
〉いちいち考えたりしない、というだけで。

日本の論文雑誌も、英語だったりしますからね。
まあ、読んでもらわないことには、話にならないので。

〉こるもさんは、すでに結構マルチリンガルなんじゃない〜?

ちがいますよー。

〉外国語っていったら、英語しか関心ない、という人もいる世の中、

それは、日本にいるからですよ。
世界には、マルチリンガルの国がけっこうあります。
例えばベルギーは、フランス語と、オランダ語と、英語を話します。
チュニジアの人たちは、アラビア語(マグレブ方言)とフランス語(公用語)と、イタリア語(近いからね)も通じます。
アフリカは部族ごとに言語が違うし。

そんな人たちに会っていると、ああ、全然かなわないなあって。
私がマルチリンガルなんて、恥ずかしくて言えません。

〉ヨーロッパ語だけじゃなく、アジアの言葉やスワヒリ語にも関心あって、
〉たとえ挨拶一言だって、実際にケニアまで言って話してくる、って、
〉相当なことです〜〜〜〜〜〜(マサイ族の人と話ができるのかしら、アタシもやってみたい…)

マサイはマサイ語です。
スワヒリ語も、英語も話しますが。
私が行ったマサイの村は、観光用だったので、商売っけが強すぎ。
なんか、話す気が失せました。

ちょっとakoさん向きの話を。
ご存じかもしれませんが。
ケニアには42の部族があって、それぞれ固有の言語があります。
スワヒリ語というのは、もともとアフリカの東海岸に住むアラビア人が話していた言葉らしいです。
スワヒリ人は商人なので、アフリカのいろいろなところに行き、そこでスワヒリ語を広めたようです。
で、スワヒリ語が(東?)アフリカの公用語になったわけですね。

〉かくいうわたしも韓国語は好きだけどね〜!
〉尾崎豊アイラブユー、韓国語で歌えるモンね〜(意味わかんないまま(爆))

さらんへよ〜とか歌うのですか?

〉あたしゃー、その直後の「I'm not」に爆笑でした。
〉今度、雑談のところで「Super Diaper Baby」ごっこ、しよーーー!

はは、はははは・・・(ちょっと及び腰)

Don't call me that!!

ではではではー。


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1656. Re:あさんてさな

お名前: ako
投稿日: 2007/11/20(22:54)

------------------------------

こるもさん、こんにちは、「こるこさん」って書いてた(爆)akoです。
後で気がついた、ごめーーーん!

〉無駄にスレを伸ばしている、こるもです。

聞いてるソバからさらに伸ばしてしまいました。

〉〉こるもさん、はくなまたた〜(どういう意味だったっけ?(笑) 書くたびに、パンツはくな、と言われている気がしてしまう)akoです!

〉はくな はらか。というフレーズも聞きました。
〉腹巻きはくな ってところでしょうか。

こるもさん面白い〜! なんだかスワヒリ語やりたくなってきますね。

〉〉ガイジンのアタシがどう間違えたって、タカが知れてるわねって感じ(笑)。

〉あ、そうか。
〉スペル間違い、あんまり意識していなかったです。
〉人によって、本当に受ける印象違いますね。

スペル間違いに気づいてしまう自分のほうが、目が不健全なのではないかと不安に思ったりします。
だって、中高6年間の学校英語に自分が適応してたってことだから。。。はぁ。。。。

〉akoさんにとって転機になる本だったんですね。

ははは。そうかも。
ただ、もともとギャグ漫画好きなので(普通の日本語の漫画の話)
『Super Diaper Baby』は、本来の自分の趣向に合っていたんだと思います。

多読で知った英語の本で、最大の巨大転機は、Dr.Seussという人の本でした。
英語観、変わりました。
いえ、ちと大袈裟かもしれませんが、人生観も影響受けました。
受けつつある、というのが正確かな、まだ全作品読んでないので。
こるもさんも是非!

それと、こるもさんもこれぞ転機!と思えるものに出会ったら、
ぜひ報告してね!

〉〉旅先で単品のフレーズを真似するのはいろいろ面白いので、
〉〉すぐ真似していくつか覚えてくるんですけど、

〉ここがakoさんのすごいところ。
〉すぐまねしても、普通はすぐ忘れますよ?

旅のサル真似ですよ。後になって、はろー、さんきゅー、マイネ〜ム、の、3個が残ればいいほうっていう程度の話ですので(笑)

それと、単品フレーズをある程度言ったからといって、
それでナニナニ語ができるとは言いがたいしな〜、と思ってます。
こるもさんもそうかしらん?

ほんとは、この程度の段階でもっと自信を持っていい、ナニナニ語できる!と言っていいという意見も聞いたことあるのですが、
どうも、なかなか、そこまでは…。
だから、英語についてもいつまでたっても劣等意識が消えないんだと思ってます。

ただ、少なくともこのサイトが推奨する多読の方法は、
 (このごろは色々な多読があるそうなので前置きしました)
不必要なまでの、「ワタシ英語デキナイ」感が解消しつつあるように思います。

従来の勉強では、少しサボるとすぐ忘れちゃって、
いつまでたっても、「デキナイ感」が消えなかったから。

〉私が杏樹さんのところにインドネシア語書くと、インドネシア語でレスポンスできるなんてすごい。

てりまかし〜。さまさま〜(返事もセット(笑))
別にすごくないって。インドネシアもマレーシアもシンガポールも行ったことあるんです。
ホテルの部屋のお掃除に来た男の子とお話して、ありがとうを習ったりしました。
その場限りですが。
英語以外の外国語って、なんかやたら楽しくて。
こるもさんもそう?と思っていいですか?

英語だと、中学からずーっと習ってるはずなのに自分はこの程度、というのがいつもあるけれど、
英語以外って、どのくらいできなきゃイケナイ、ってのが全くないからかしらね。

英語だととにかく、「これはどう言ったらいいんだ?!(汗)」ってあたふた必死になるばかりで…、
英語を楽しんだ記憶ってあるかしらん。。。。。て感じ。
ここの多読に出会って初めて、英語でHAPPY体験できた気がします。

〉あ、でもわたしの知っているのはじつはマレー語です。

うわー、インドネシア語とどう違うのか全然知りません〜
でも、かなり似てますよね。

〉だって、ロシア語やフランス語やタイ語よりかは、英語の方が判るじゃないですか。
〉「なんだ私、英語しゃべれるじゃん(他の言葉よりは)」と、気が楽になったんです。

あっっっっ・・・・

そっかーーーーっ! たしかにーーーーっ!!
タイ語で何か言えとか言われたら無理ーーー!
そう思ったらアタシすご〜く英語できるのか〜(笑) 
語学相対性理論は素晴らしい…

〉〉でも、こるもさん、勇敢。
〉〉そうやって、自分には、いいとは思ってないのに英語信仰があります、
〉〉って言えるって、カッコいいです。
〉〉こるもさんの率直さに、敬意を表します。

〉かっこ悪いっすよ。

オレに惚れるなよ、って言われた気分です。しぶい…  

〉いらん荷物しょっているみたい。

あぁ、平井堅…。 いやミスチルか…

〉世界には、マルチリンガルの国がけっこうあります。
〉例えばベルギーは、フランス語と、オランダ語と、英語を話します。
〉チュニジアの人たちは、アラビア語(マグレブ方言)とフランス語(公用語)と、イタリア語(近いからね)も通じます。
〉アフリカは部族ごとに言語が違うし。

チュニジアでイタリア語とは! 話してみたいですねぇ〜
まんじゃ〜れ、かんた〜れ、あっさら〜む あれいこ〜む(アイデンティティ消失体験、笑)

〉そんな人たちに会っていると、ああ、全然かなわないなあって。

わかります、わかります。
でも、まあ、生まれた時から、日常生活が複数言語という環境の中で育てば、ある程度、誰でもその複数言語を話せるようになるんでしょう?
特別、天才というわけでなくても。
(それならアタシだって、そういうところで育ちさえすれば…、とありえない空想だけしてみる)

あと、そういった国でも、全員が複数言語を話せるわけではないのかも、と思うんだけどどうなんだろう。
というのは、ベルギーについて、ちょうどこういうニュースを見たばかりだもんだから…。
[url:http://mainichi.jp/select/world/news/20071110ddm007030047000c.html]

どのくらいの人が両方(蘭、仏)話すのか、あるいは英語も足して3言語を話せるのか、興味津々です。
現場に行って確かめてみたいです。
(行ったとしても、どうやって…、という問題はあるが)
そもそも、この言語対立の会議はナニ語で行われたんだろう。。。こういう時こそ英語かな。

〉私がマルチリンガルなんて、恥ずかしくて言えません。

一人の人が、複数言語を使っているのを目の当たりにすると、たしかに圧倒されますね。
ただ、どういう事情から複数言語話者になったのかというのは、ほんとに一人一人、複雑な事情があるみたいで。
アフリカ大陸に複数言語話者が多いのは、政治的な事情も相当あるでしょう。
アフリカに限らないですが、植民地政策の言語強制のこともありますしね。
(そうは言っても、それはそれ…、次元が違う話、というのも、よーーーーくわかってるつもりです)

〉〉たとえ挨拶一言だって、実際にケニアまで言って話してくる、って、
〉〉相当なことです〜〜〜〜〜〜(マサイ族の人と話ができるのかしら、アタシもやってみたい…)

〉マサイはマサイ語です。
〉スワヒリ語も、英語も話しますが。
〉私が行ったマサイの村は、観光用だったので、商売っけが強すぎ。
〉なんか、話す気が失せました。

なるほど。ケニア旅行もメジャーになってきたんですね。
今や日本人向けの南アツアーもありますものね。
しかし、すでに観光向けの村があるのかー。たくましい!

〉ちょっとakoさん向きの話を。

うわ〜、なんだろ。ワクワク!

〉ご存じかもしれませんが。
〉ケニアには42の部族があって、それぞれ固有の言語があります。

そんなにたくさーん!知らなかったです。
たがいに通じないの? それとも方言くらいには通じ合うの?
もし通じないほど違うとしたら、凄いですねーーー
(人間の言語が分化していく、という現象って凄い、という意味です)

〉スワヒリ語というのは、もともとアフリカの東海岸に住むアラビア人が話していた言葉らしいです。
〉スワヒリ人は商人なので、アフリカのいろいろなところに行き、そこでスワヒリ語を広めたようです。
〉で、スワヒリ語が(東?)アフリカの公用語になったわけですね。

うわー、面白そうな話です!
とすると、スワヒリ語ってアラビア語にちょっと似てるところがあるのかしら?
こるもさんが杏樹さんに書いてた「すらま」と「さら〜む」みたいな。
そこって、紅海を間にはさんだ、大陸と半島の交易エリアですよね。
スワヒリ語が、アラビア半島側を出て大陸側に定住したアラビア人の言葉だとすると…、(いろいろ想像中)

そういえば、半島の先にあるイエメンに、シバの女王の伝説がありますわ〜 
う〜ん、ロマン〜 (BGM「シバの女王」)

…現実に戻りますと、商人の使う言語が広域の公用語となった、という点、
21世紀の今に置き換えると、国際ビジネスの現場は英語、ってのと同じですね〜!
…あ。また英語か…。
ロマンが遠のく〜(自分で言っておいて)

〉〉かくいうわたしも韓国語は好きだけどね〜!
〉〉尾崎豊アイラブユー、韓国語で歌えるモンね〜(意味わかんないまま(爆))

〉さらんへよ〜とか歌うのですか?

おお〜っ、さらんへよ〜、と言えば、SMAPのクサナギ君。
ねが よっぺ いっすむにか〜(歌詞)です。
いっすむにか、は知ってるんだけど、ねがよっぺ って何?(意味不明なまま歌ってまして…)

〉〉今度、雑談のところで「Super Diaper Baby」ごっこ、しよーーー!

〉はは、はははは・・・(ちょっと及び腰)
〉Don't call me that!!

Tee-Hee~~~~~~~~~~(一応これで、「ごっこ」は実施された)

こるもさんの投稿に返答書いてると、脳が活性化される感じです。投稿で脳トレ(笑)
いつもどうもありがとうございます!
今後ともどうぞよろしくお願いします!


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1662. Re: かりぶ

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/22(20:53)

------------------------------

akoさん、こんにちはー。

〉こるもさん、こんにちは、「こるこさん」って書いてた(爆)akoです。

え?どれどれ?
あ!!ほんとだ!!しらなかった!!

〉後で気がついた、ごめーーーん!

はくな またーた。(これが正しい使い方)

〉こるもさん面白い〜! なんだかスワヒリ語やりたくなってきますね。

上の解答によると、スワヒリ語はやさしいそうですから。
スワヒリまる はじゃー。

〉スペル間違いに気づいてしまう自分のほうが、目が不健全なのではないかと不安に思ったりします。
〉だって、中高6年間の学校英語に自分が適応してたってことだから。。。はぁ。。。。

ほらほらakoさん。
また「英語劣等意識くん」が顔を出していますよ。

〉多読で知った英語の本で、最大の巨大転機は、Dr.Seussという人の本でした。
〉英語観、変わりました。
〉いえ、ちと大袈裟かもしれませんが、人生観も影響受けました。
〉受けつつある、というのが正確かな、まだ全作品読んでないので。

実はこれ、過去ログで読みました。
すごいですね。
まさかスースさんも、日本で人生観変えているとは思わなかったでしょうね。
作家冥利に尽きますよ。

〉こるもさんも是非!

「Cat in the Hat」と「Fox in Socks」は、もっています。
ケニア行ったとき、エミレーツでもらいました。
すごいぞ!!エミレーツ!!
リズムがよくて、ナンセンスで、面白かったです。
でも、私の人生までは変えてくれませんでした
読み込みが足りないのか・・・

〉それと、こるもさんもこれぞ転機!と思えるものに出会ったら、
〉ぜひ報告してね!

本では、ないですねー。まだ。
そんな本に出会いたいものです。

〉旅のサル真似ですよ。後になって、はろー、さんきゅー、マイネ〜ム、の、3個が残ればいいほうっていう程度の話ですので(笑)

などや〜。

〉それと、単品フレーズをある程度言ったからといって、
〉それでナニナニ語ができるとは言いがたいしな〜、と思ってます。
〉こるもさんもそうかしらん?

などや〜。

〉ほんとは、この程度の段階でもっと自信を持っていい、ナニナニ語できる!と言っていいという意見も聞いたことあるのですが、

その意見、私も知っています。っていうか、自分でもちょっと思っていました。
他人に言うことではないけれど、自分で思っているのはいいかもしれません。
しゃべりやすくなるでしょ。

〉どうも、なかなか、そこまでは…。

まあ、そうですね。
ちょっと、はずかしいですよね。

〉だから、英語についてもいつまでたっても劣等意識が消えないんだと思ってます。

ああ、また「英語劣等意識くん」が・・・

〉ただ、少なくともこのサイトが推奨する多読の方法は、
〉 (このごろは色々な多読があるそうなので前置きしました)
〉不必要なまでの、「ワタシ英語デキナイ」感が解消しつつあるように思います。

おお〜、それはすばらしい!!
akoさんて、英語ではかなり苦労(心労?)されていたんですよね。
スース先生の治療が効いているのでしょうか。
でもね、ひょっとしたら「英語できないくん」がakoさんを多読へと導いたのかもしれません。
「英語できないくん」にも存在理由がありそうです(自分に言ってます)。

〉従来の勉強では、少しサボるとすぐ忘れちゃって、
〉いつまでたっても、「デキナイ感」が消えなかったから。

ほんとーに、「勉強」ってすぐ忘れますねー。
どうでもいいところだけはよく覚えていたり。

〉てりまかし〜。さまさま〜(返事もセット(笑))

すばらしい。

〉別にすごくないって。インドネシアもマレーシアもシンガポールも行ったことあるんです。
〉ホテルの部屋のお掃除に来た男の子とお話して、ありがとうを習ったりしました。
〉その場限りですが。

ああ、その場限りの関係・・・
akoさんもなかなかやるのう。

〉英語以外の外国語って、なんかやたら楽しくて。
〉こるもさんもそう?と思っていいですか?

そうです。そうです。
やっぱり文法とか発音とか、気にしなくていいからじゃないでしょうか。

〉英語だと、中学からずーっと習ってるはずなのに自分はこの程度、というのがいつもあるけれど、
〉英語以外って、どのくらいできなきゃイケナイ、ってのが全くないからかしらね。

〉英語だととにかく、「これはどう言ったらいいんだ?!(汗)」ってあたふた必死になるばかりで…、
〉英語を楽しんだ記憶ってあるかしらん。。。。。て感じ。

akoさんのご苦労が忍ばれます・・・

〉ここの多読に出会って初めて、英語でHAPPY体験できた気がします。

ほんとーに、ほんとーに、よかったですね!!

〉〉あ、でもわたしの知っているのはじつはマレー語です。

〉うわー、インドネシア語とどう違うのか全然知りません〜
〉でも、かなり似てますよね。

私も、全く知りません。

〉あっっっっ・・・・

〉そっかーーーーっ! たしかにーーーーっ!!
〉タイ語で何か言えとか言われたら無理ーーー!
〉そう思ったらアタシすご〜く英語できるのか〜(笑) 
〉語学相対性理論は素晴らしい…

そうです。
他の言語に比べたら、何十、何百倍できるんです。
全く知らない言葉と比較すれば、無限大です。
「何いってんの?あたりまえじゃん」と思われるかもしれませんが。
私にとっては、すごい発見だったんです。
そして、ちょっと意識を変えただけで、英語がずいぶん話せるようになりました。
もちろん当社比ですが。

〉チュニジアでイタリア語とは! 話してみたいですねぇ〜
〉まんじゃ〜れ、かんた〜れ、あっさら〜む あれいこ〜む(アイデンティティ消失体験、笑)

すみません。突っ込ませていただきます。
チュニジアの挨拶は「あーすれまー」です。
リプライは「いーすれまー」

〉でも、まあ、生まれた時から、日常生活が複数言語という環境の中で育てば、ある程度、誰でもその複数言語を話せるようになるんでしょう?
〉特別、天才というわけでなくても。

そうらしいですねえ。
そういう人たちは、樽をいくつも持っているのでしょうか?
それとも一つの樽なんでしょうか?

〉あと、そういった国でも、全員が複数言語を話せるわけではないのかも、と思うんだけどどうなんだろう。
〉というのは、ベルギーについて、ちょうどこういうニュースを見たばかりだもんだから…。

そうでした。
何しろベルギーに行ったのは5年以上前で、すっかり忘れていました。
ベルギーは、北部がオランダ語、南部がフランス語でまっぷたつになっています。
でも、ブリュッセル〔北部〕は、どちらも使っているようです。
あと、ドイツ語を話すところもちょっとあるようです。

〉どのくらいの人が両方(蘭、仏)話すのか、あるいは英語も足して3言語を話せるのか、興味津々です。
〉現場に行って確かめてみたいです。
〉(行ったとしても、どうやって…、という問題はあるが)

英語はちょっと言い過ぎだったかな。
でも観光客の行くようなところはたいがい通じました。
庭師の黒人のおにーちゃんは、あまり通じませんでしたけど。

〉そもそも、この言語対立の会議はナニ語で行われたんだろう。。。こういう時こそ英語かな。

あははは。おもしろーい。

〉一人の人が、複数言語を使っているのを目の当たりにすると、たしかに圧倒されますね。
〉ただ、どういう事情から複数言語話者になったのかというのは、ほんとに一人一人、複雑な事情があるみたいで。
〉アフリカ大陸に複数言語話者が多いのは、政治的な事情も相当あるでしょう。
〉アフリカに限らないですが、植民地政策の言語強制のこともありますしね。
〉(そうは言っても、それはそれ…、次元が違う話、というのも、よーーーーくわかってるつもりです)

そうですねえ。
他国語を覚えなくてもある程度の生活ができるというのは、幸せですよね。

〉なるほど。ケニア旅行もメジャーになってきたんですね。
〉今や日本人向けの南アツアーもありますものね。
〉しかし、すでに観光向けの村があるのかー。たくましい!

観光向けじゃなきゃ、村に入れてもらえません。
入村料、一人20ドルも取るんですよー!!

〉そんなにたくさーん!知らなかったです。
〉たがいに通じないの? それとも方言くらいには通じ合うの?
〉もし通じないほど違うとしたら、凄いですねーーー
〉(人間の言語が分化していく、という現象って凄い、という意味です)

私も気になったんですが、未確認です。

〉うわー、面白そうな話です!
〉とすると、スワヒリ語ってアラビア語にちょっと似てるところがあるのかしら?
〉こるもさんが杏樹さんに書いてた「すらま」と「さら〜む」みたいな。

ずいぶん似ているみたいです。
「さらーむ」関係だったら、「ねんだ さらーま」というのがあります。
気を付けて行ってね、みたいな意味です。

〉そこって、紅海を間にはさんだ、大陸と半島の交易エリアですよね。
〉スワヒリ語が、アラビア半島側を出て大陸側に定住したアラビア人の言葉だとすると…、(いろいろ想像中)

〉そういえば、半島の先にあるイエメンに、シバの女王の伝説がありますわ〜 
〉う〜ん、ロマン〜 (BGM「シバの女王」)

さすが地理マニアakoさん。
私は、こういう小ネタはけっこう好きなんですが、それが歴史や地理には結びつきません。

〉…現実に戻りますと、商人の使う言語が広域の公用語となった、という点、
〉21世紀の今に置き換えると、国際ビジネスの現場は英語、ってのと同じですね〜!
〉…あ。また英語か…。
〉ロマンが遠のく〜(自分で言っておいて)

ああ、やっぱ英語か。

〉おお〜っ、さらんへよ〜、と言えば、SMAPのクサナギ君。

チョナンカンですねー。

〉ねが よっぺ いっすむにか〜(歌詞)です。
〉いっすむにか、は知ってるんだけど、ねがよっぺ って何?(意味不明なまま歌ってまして…)

一晩考えて(考えることか?)、辞書まで引いたところ、「僕が横に」だと思われます。
間違ってたらごめんね。

私だって、シン スンフンさんの
「なぽだ ちょぐむと のっぷんごせ にが いっするっぷん」(長いよ、題名)
フルコーラスで歌えます!

〉〉〉今度、雑談のところで「Super Diaper Baby」ごっこ、しよーーー!

〉〉はは、はははは・・・(ちょっと及び腰)
〉〉Don't call me that!!

〉Tee-Hee~~~~~~~~~~(一応これで、「ごっこ」は実施された)

おお、そーだいなけーかくだったのに、あっけなかった・・・

〉こるもさんの投稿に返答書いてると、脳が活性化される感じです。投稿で脳トレ(笑)

おお!!こるもにそんな効果があったとは!!!
ビジネスしようかしら。
こるも脳トレ。

〉いつもどうもありがとうございます!
〉今後ともどうぞよろしくお願いします!

こちらこそです!!
ではでは!!


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1605. タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/13(01:05)

------------------------------

akoさん、こんにちは。

〉今回のイギリス発のニュースを知り、
〉以前の自分なら、考えたこともないようなことを感じました。

〉イギリスって、、、、イギリスって、、、、

〉こうやって、自分の基準を、アジアも含む世界全部にあてはめて、
〉世界中の人に、イギリスが決めた序列を示して、
〉この基準で一番をめざせ、と言わんばかりに、
〉世界の人々を競わせる、という精神構造を、
〉いつもこうやってメディアを使って、先手を打つのか…。うむむむ、、、

〉…という、おそるべき感想で…。

私、リンク先を見て即思いました。「なんでタイムズにえらそーにランク付けされなあかんねん」って。
ま、あれはあくまでも「タイムズ」の世界の話であって、世界標準でもなんでもないし日本の大学がそれで一喜一憂する必要なんかぜーんぜんないんじゃないですか。

あれを見てありがたがって、ランク入りした大学はお墨付きを得たように喜び、そうでない大学は「ランク入り目指せー」とか思って、日本の大学のランクがそれで判断されるように考えるのはどう考えてもおかしいですよ。まりあさんの言うとおり、大学の絶対評価ではないのですよ。こんなランクで一喜一憂するのは日本人だけではないでしょうか。

〉“ついうっかり”、英語“学習”をして“しまう”のも、
〉植民地根性のような、英語への劣等意識が自分にあるからなんだろうな〜、
〉と気づくときなど、自己嫌悪することもしばしばです。

多読のおかげで英語コンプレックスが解消されたからではないでしょうか。そういうことに気がついてよかったですね。

〉それでも、今回の大学序列発表については、思うところがありました。

〉自称ヨーロッパ史愛好家としては、
〉ヨーロッパやイギリスへの愛着や敬意はそのままなんですが、
〉英米の基準で、世界の他の国の大学までランクを付けられて、
〉それを多くの日本人も信じるんだとしたら、
〉日本人自身が、自分で自分を、まるで一等市民・三等市民に区分するかのような発想に、
〉無意識のうちに誘導されてしまうような気がしてしまうのは、、、
〉…考えすぎか。。

〉でも、その方の、英語といったら英米のもの、という発想に、
〉今回の大学序列のニュースのことが、重なってしまいました。

〉これは、イギリス批判ともとられかねない発言内容なので、
〉英語多読や、イギリス、アメリカを愛好する皆さんには、
〉不興を買ってしまうことかもしれないのですが…。
〉(おそるおそる…)

〉でも、英国批判でも、非難でもないつもりです。

「タイムズ」は大学の絶対評価としてランク付けしてるわけではないので、日本人が勝手にランクを重視して誤解してるだけでしょう。

〉今回のニュースも、英文記事で読んだわけでもないので、
〉こういうことで投稿するなんて生意気だ、けしからんという、
〉英語有段者かつ英米文化愛好の皆々様方のお叱りも多々あることと思います。。。
〉じつにナマイキなことです。すみません。
〉ああ、心臓に穴があきそう。。。。

〉とにかく、英語圏関連のニュースを違うスタンスから見られるようになった自分には驚いてます。
〉私の場合、英語多読が、英語力と同時に、
〉日本人としての自分を強く意識する方向に影響しているみたいです。

〉まだレベル3未満(「以下」ではない)のものばかりしか読んでいないので、
〉 (突発的キリン読みは長続きしないので、含めない(笑))
〉そんなに自分のアイデンティティを脅かされるようなものを読んでいるとは思えないんですが…、
〉まさか、Super Diaper Baby に脅かされているのか…?(笑)

〉最後はへんな話になってしまいました。失礼いたしました。

akoさん、謙虚すぎるんじゃないですか?まだ英語信仰が心の隅に引っかかってるんじゃないですか?それで「こんなことを言ったらヒンシュクかな〜」って怖気づいてるんじゃないですか?
もっとハッキリキッパリ言っていいんですよ。
「タイムズのランク付けがなんぼのもんじゃい!」って。

ホント、日本人の英語信仰って何なんでしょうね。「英語が出来る」ということに対して必要以上に畏敬の念を持ちすぎて。
英語が世界の共通語として機能してるのは、アメリカの国力のせいです。100年ぐらい前まではフランス語が国際語でした。特にヨーロッパの教養ある人にはフランス語は必須でした。しかし20世紀も時代が進むとアメリカが世界の主導権を握り、英語が国際的な共通語になっていっただけです。英語が簡単だとかそういう問題ではありません。ヨーロッパ語の中では人称による動詞の活用がないなど文法が簡略化されてますが、それはあくまでも「ヨーロッパ語の中では」です。日本人にとっては、語順がほとんど同じの韓国語の方が習得しやすいという話も聞きます。インドネシア語は文字はローマ字、発音も簡単、文法も単純で、英語より習得しやすい言葉だと思います。

私が普段から気になるのは、英語以外の語学をしている人を見ると「英語も出来ないのに他の言葉なんて…」という人が多いことです。英語は別に世界の言葉の規範なんかじゃありません。英語が出来なくても他の言葉は出来ます。なんでも英語を基準にして考えるほうがおかしいんです。
前にどこかで言いましたっけ?
私は「中国で英語はどの程度通じますか?」と聞かれても答えることができません。なぜなら、中国でほとんど英語を使ったことがないからです。去年上海へ行ったときは、ホテルにチェックインするときに最初に英語で話しかけられましたが「パスポート、プリーズ」と言われて「Here」と言って差し出したり、サイン、プリーズと言われて「Yah」と答えたり、その程度でした。こちらが中国語で話しかけたら向こうも中国語に切り替わります。

ともかく、多読で楽しく英語とお付き合いできるようになって、英語は高度な勉強でもなんでもない、コミュニケーションの道具だと言うことがわかれば、かえって英米信仰から抜け出すことが出来るのではないかと思います。

だってSuper Diaper Babyを読んでゲラゲラ笑っててさ…「英語の本を読んでる、すごい」って言われてもねえ。
そーだ、1昨年のタドキスト大会の自己紹介で「Time to Pee!」(だったと思う…うろ覚えで)という本を紹介した人がいましたが、そのタイトルを聞いて笑いが起きました。こういうタイトルで笑えるって楽しいじゃありませんか。教科書だけ暗記してたらわからない言葉です。

えんえんと書いてしまいました。すみません。
それから、タイムズがわからなかったら、がんばらないでどんどん飛ばして読んでみましょう。

それではこのへんで。

(そういえば、たかぽんはCaptain Underpantsを最後まで読んだのでしょうか…。)


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1606. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/13(09:59)

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ご無沙汰しています。あまり書き込まなかったのは、夏からフランス語の多読にハマって新しいブログを始めたり、本業の方でも色々と新しいことを始めたせいです。みなさんの書き込みは興味深く拝見してきました。

The Times の主な読者は英国の大学を出て英国に住んでいる人たちですよね。そういう人たちの子どもを通わせるならどこがベストかという視点で番付表を作ればああいう結果になるのだろうと僕は受け止めています。ただ、それを日本の新聞がどういう風に報道すべきかは考えた方が良いです。

それから、世界標準時の基準点がグリニッジにあり、今の様な英語の通用のしかたを見ると、英国を中心に世界が回っていると感じる人は、英国にも少なからずいるでしょうね。昔はこの基準点がパリにあったというのを The Da Vince Code を読んで知りました。

僕たちが英語をどう使って行くのが良いかは、色々と考える必要があるでしょうね。多読教材から大人向けの小説まで読んでいれば、母語話者の英語にも色々あることが分かりますから、その中で日本人にとって好ましい使い方を見つけて行く必要があると思います。(極端な例としては Gandhi のように英語と洋服を捨てるという選択肢もありえます。)

方言について: 多読が進んで、Love Story や Huckleberry Finn の原書が読めるようになると、英語文化圏で育った人たちも最初は方言を覚えるということに気づきます。学術論文を書くために必要な英語を身につけるには、彼らも図書館で多読するか、何年も学校で勉強する必要があるということに、いずれ気づくでしょう。(もう気づいているかたもいるでしょうね。)

エスペラントの話題が出たので、これについては皆さんに教えてもらいたいです。僕はエスペラントの入門書を2冊ほど勉強したんですが、将来この言語を使いこなせるようになる自信は無いです。勉強を続ければ文法の試験に正解できるようにはなると思いますが、日本語や英語のように使えるかどうかは次元の違う話だと感じているんです。日本の地名、たとえば Ihate では副詞だと思われてしまうので、これが名詞だと分かるように Ihatovo にするような過程が本当に必要なら、僕たちが国際語として使うには大変です。(ザメンホフの思想は素晴らしいんですが。)

なんだかとりとめのないことを書いてしまいましたが、みなさんのご意見をお待ちしています。


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1621. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/15(00:00)

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Ryotasanさん、こんにちは。

〉ご無沙汰しています。あまり書き込まなかったのは、夏からフランス語の多読にハマって新しいブログを始めたり、本業の方でも色々と新しいことを始めたせいです。みなさんの書き込みは興味深く拝見してきました。

フランス語多読してるんですね。また経過を聞かせてください。

〉エスペラントの話題が出たので、これについては皆さんに教えてもらいたいです。僕はエスペラントの入門書を2冊ほど勉強したんですが、将来この言語を使いこなせるようになる自信は無いです。勉強を続ければ文法の試験に正解できるようにはなると思いますが、日本語や英語のように使えるかどうかは次元の違う話だと感じているんです。日本の地名、たとえば Ihate では副詞だと思われてしまうので、これが名詞だと分かるように Ihatovo にするような過程が本当に必要なら、僕たちが国際語として使うには大変です。(ザメンホフの思想は素晴らしいんですが。)

エスペラントは全く知らないので何とも言えません。しかしこれだけ英語が侵食していると、それを凌駕するほど国際語として普及する可能性は…かなり低いのではないかと…。それでも、エスペラント愛好者として外国の人とコミュニケーションを取れるようになったらいいんですけれど。

それでは簡単ですがこのへんで・・・。


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1643. Re: エスペラントについて思ったこと

お名前: fiona
投稿日: 2007/11/18(22:51)

------------------------------

Ryotasan(さん)、今晩は。fionaです。

エスペラントを、Ryotasan(さん)以上に勉強したとも言えないので、満足な答えは書けません。
でも、少なくとも、簡単な日常会話するレベルなら、エスペラントは、英語よりも少ない努力で済むと思います。
でも、本当にマスターするとなると、簡単には行かないようです。
昔、何人かエスペラントをマスターしている人と接したことはあります。どのくらい努力をされたのでしょうね。

ある方は、「○○は、刑務所に入ってないから、エスペラントが下手だ。」とおっしゃっていました。これは、第2次世界大戦中の話のようで、「エスペラントはアカだ」と言うことで捕まったらしいです。
多分、刑務所の中では、他にすることがなく、エスペラントばかりされていたらしい。そのため、エスペラントをマスターできた。と言うことではないかと解釈しています。

少なくとも、1年や2年必死にやったからと言ってマスターはできないと思います。
エスペラントを本気でやっておられた方も知っていますが、短期間(数年)でのマスターは難しいようでした。

地名について、言われるような過程が必要かどうかは分かりません。私だったら、大阪は「Osaka」と書いて、しゃべる時も「おぉさか」(発音がちょっとエスペラント風)になりそうです。
それ何?って聞かれたら、地名だって説明すればいい事だし。
公式な文書に書く場合はどうなんでしょう?

マスターするのに、英語よりは易しいのではないかとは感じますが、簡単にマスターできますと言う人がいたら、それは嘘でしょうね。

P.S. 上で、エスペラントをマスターしている人、と言うのは、「日本語の文学をエスペラントに翻訳していた」「エスペラントで詩を書いていた」レベルの人、と言うことです。
実際「マスターする」と言っても、そこまでできる必要はないでしょうけど。


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1669. Re: Ryotasan、素晴らしい対話展開いただき、ありがとうございました

お名前: ako
投稿日: 2007/11/25(15:12)

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Ryotasan、こんにちは、akoです。

〉ご無沙汰しています。あまり書き込まなかったのは、夏からフランス語の多読にハマって新しいブログを始めたり、本業の方でも色々と新しいことを始めたせいです。みなさんの書き込みは興味深く拝見してきました。

ネット時代のおかげで、こうして折々にご縁が持って嬉しいですね。
今回は、Ryotasanとまりあさんとの日本語に関する対話の展開を拝見できて、
わたしはただただ外野から眺めるばかりでしたが、
途中、古川さんを始めとして寅彦さんや杏樹さんからもコメントが入り、
非常に充実した内容の投稿を読ませていただくことができて、
ものすごく勉強になりました。
問題提起をしていただいたおかげと思います。

この掲示板は、議論というよりは、
こうして多読を縁に参集した者同士が、
結論を導く必要がないという自由な空気の中で、
それぞれの個人生活の中で出会った出来事、そこから得た印象を出しあうだけでも、
十分に有益な交流ができていると思っています。
わたしの新規投稿は、深い考えもない衝動的かつ感情的なものでしたが、
お二人の対話のおかげで、素晴らしい内容が展開されました。
ありがとうございました。

〉The Times の主な読者は英国の大学を出て英国に住んでいる人たちですよね。そういう人たちの子どもを通わせるならどこがベストかという視点で番付表を作ればああいう結果になるのだろうと僕は受け止めています。

はい。今はよくわかります。
当初、新規投稿を書いた時点では、そういった視点は恥ずかしながらまったくありませんでした。
早い時点で、まりあさんから頂いた留学に関する視点も得て、
現在は、前よりも広いところからこの出来事を見渡すことができるような気がしています。
(ミシュランのレストランガイドが出たことも、何だかすごいタイミングでびっくりしてしまいました(笑))

これも、投稿していただいた皆さんのコメントあってこそです。
自分の中に複数の視点を持ってものごとを見る姿勢につながりますし、
ほんとにタメになります!

〉ただ、それを日本の新聞がどういう風に報道すべきかは考えた方が良いです。

あっ、そうか! 気づきました!

わたしが今回最初に読んだヤフーニュース、その発信モトは中国系通信社でした。
冒頭の投稿にもリンクをしましたが、わたしは中国系通信社の翻訳記事を読んだことになります。
そして同記事では、英米には言及はないものの、
中国の大学と日本の大学がランクに入ったかどうかといった文面に、
アジア圏にある大学同士の競争でどっちが勝ったかみたいに思ったわたしの印象、という順になりますね。
(自分の誤読の可能性も“大いにアリ”の話として書いてます)
つまり中国系通信社が英国発ニュースを見て受けた印象を、
日本語の記事を経由して読んだ私が、さらに自分のバイアスをかけて受け取った印象、という経路になるかと思います。
また、もとの記事は中国系通信社ですが、配信したのは日本の会社ですので、
結局は、Ryotasanご指摘の通りで、
日本の新聞がどう報道すべきか、という問題にも帰結することになりますね。
情報操作とか印象操作といったことについて、非常にいい経験ができました。

〉それから、世界標準時の基準点がグリニッジにあり、今の様な英語の通用のしかたを見ると、英国を中心に世界が回っていると感じる人は、英国にも少なからずいるでしょうね。昔はこの基準点がパリにあったというのを The Da Vince Code を読んで知りました。

世界をイギリスとフランスが取り合っていた時代を思い出す話です。
グリニッジ標準時と来て、ノーベル賞も想起してしまいました。。
そうそう、グリニッジ標準時といえば…、
自室に3種類の世界地図を貼っているのですが、
(太平洋中心、大西洋中心、ニュージーランド土産の反対向き世界地図)
改めて眺めてみるにつけ、人間は皆それぞれ自分(自国)を基点としてモノを考えるものなんですね。当たり前なことでした。

ということを考えていましたら、ここでちょっとRyotasanにうかがいたいことが発生してしまいました。

標準時の話から思い出すのは、住所の言い方です。
わたしが思っている謎などは、あまりにも英語シロウトの立場からの素朴で原始的な話、ということで聞いていただければよいのですが、
長年、不思議に思ってきたことがあります。
日本人が住所を書く時って、都道府県→市区町村→何丁目→何番地、というように、先に広域の地名を書いて、そこからだんだんエリアを狭い範囲に絞って、最後は自分の家に到達、という風に書きますよね。
で、これが欧米は逆で、自宅の番地が最初で、だんだん自分の町、自分の県や州、というように書く。欧米以外はよく知らないんですが…。

日常的なこういうところから、無意識の部分で養われる(養われてしまう?)思考習慣があるんではないかと(偏見につながってしまうとよくないな、とは思いつつ)つい思ったりしてしまいます。

〉僕たちが英語をどう使って行くのが良いかは、色々と考える必要があるでしょうね。多読教材から大人向けの小説まで読んでいれば、母語話者の英語にも色々あることが分かりますから、その中で日本人にとって好ましい使い方を見つけて行く必要があると思います。(極端な例としては Gandhi のように英語と洋服を捨てるという選択肢もありえます。)

はい。今の自分には遠い先の話のように思ったりもしますが(笑)
ガンジーも、洋装をやめる前と後で、相当いろいろな葛藤があったのでしょうね。。。

〉方言について: 多読が進んで、Love Story や Huckleberry Finn の原書が読めるようになると、英語文化圏で育った人たちも最初は方言を覚えるということに気づきます。学術論文を書くために必要な英語を身につけるには、彼らも図書館で多読するか、何年も学校で勉強する必要があるということに、いずれ気づくでしょう。(もう気づいているかたもいるでしょうね。)

この点について、以前にも質問の投稿などへの返答として、
まりあさん他、SSSの皆さんが書いてこられた返答と一致しているところです。

〉エスペラントの話題が出たので、これについては皆さんに教えてもらいたいです。僕はエスペラントの入門書を2冊ほど勉強したんですが、将来この言語を使いこなせるようになる自信は無いです。勉強を続ければ文法の試験に正解できるようにはなると思いますが、日本語や英語のように使えるかどうかは次元の違う話だと感じているんです。日本の地名、たとえば Ihate では副詞だと思われてしまうので、これが名詞だと分かるように Ihatovo にするような過程が本当に必要なら、僕たちが国際語として使うには大変です。(ザメンホフの思想は素晴らしいんですが。)

Ryotasan,エスペラントに挑戦されてたとは!(驚)
公平な共通語があればいいのに、という気持ちはほんとうによくわかりますよね。
エスペラントには挑戦したことがないので、何も返答できず申し訳ないのですが、
多くの人が、公平や平等が実現していない世の中に対し苛立ちを持ち、
人工言語を作ってでも理想を実現しようとしてきたその情熱には敬意を表したいです。
個人的にはEUの公用語の問題に興味がありますが、
ヨーロッパ言語同士でも翻訳では100%主旨が伝わらない場合もあって、
それによるトラブルも起きるとのこと、
あんなに似ててもそうなのか〜、、とため息つくのが精一杯な状態です。。。

〉なんだかとりとめのないことを書いてしまいましたが、みなさんのご意見をお待ちしています。

Ryotasanへのメッセージがかなり遅い時期になってしまいまして、すみませんでした。
素敵な展開いただいたことに感謝、感激しています!
ありがとうございました。


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1670. 杏樹さん、fionaさん、akoさん、みなさんへ

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/27(08:40)

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おはようございます杏樹さん。フランス語の多読報告は、近いうちに英語以外の掲示板に書きたいと思います。

おはようございますfionaさん。Esperantoを完璧に習得できなくても、簡単な日常会話、おそらく挨拶や買い物程度でもできれば楽しいですね。そういう実際的な目標も良いと思います。

Ihate を Ihatovo に変換したのは宮沢賢治ということになっています。(ご存知ですよね.) "Osaka" をEsperantoの中で使った文章を、日本の地理に関する知識の無い人が見たら、形容詞として理解されるように思えて、fionaさんの解決法はすっきり理解できませんでした。(^-^;) ただし、大阪弁のことを "lingvo Osaka" という風に表現するようなばあい "Osaka" は形容詞として機能しているので問題ないと思います。

今後もEsperantoについて新しい発見などありましたら、教えて下さい。

おはようございますakoさん。興味深い問題提起に皆さんのコメントが殺到し、律儀にコメントを返すのは大変だろうなと心配しておりました。おっしゃるとおり、結論はみなさんそれぞれの方が良いと思います。

ミシュランのガイド、多読には向きませんが、洋書に興味のある人なら欧州版を一度手に取って見てみると面白いでしょう。ただし、辞書の様な装丁で情報量も凄く多いので、立ち読みでは勿体ないです。基本的にフランス語ですが、絵文字を多用しているので、飲食店や宿泊施設に関する情報を得るのに便利です。巻頭には英語による説明もついています。

The Times の記事は、akoさんが本家本元のURLを載せてくれたので、僕も読んでみました。読者のコメントが付けられるようになっており、韓国の大学が1番だとか、英語文化圏の大学ばかりという批判も寄せられていましたね。

The Da Vince Code は間違いで、正しくは The Da Vinci Code でした。こういう間違いをするのはイタリア語の多読経験が無いせいかな?

ノーベル賞はノルウェーで、初期には北欧の受賞者が多かったように記憶していますが、最近は英語で著作を発表している人が多いかも知れませんね。今年の文学賞も英語の作家です。

3種類の世界地図というのは面白いですね。地球儀という手もありますよ。

住所を書く順番ですが、広い方から始めて段々と焦点をしぼって行く方が概念としては理解し易いと思います。日常的に手紙の配達などをしている人にとっては、細かい部分を先頭にした方が便利かも知れません。こういう違いは言語の文法的な構造とも関係があるように思います。(助詞や前置詞が省略されているような気がするんです。) 勿論、そういう習慣がその人の世界観に影響することはあるでしょう。

Esperanto に興味を持ったのは、国際語としての公平さもありますが、欧州で使われている言語を学ぶまえの準備としても有効なのではと思ったからです。似た単語が多いし、文法はよりすっきりしています。欠点もありますが魅力もあります。そういえば J. R. R. Tolkien も Esperantisto でしたね。

それでは、いろいろ脱線させてすみませんでした。楽しんでいただければ幸いです。


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1608. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/13(13:32)

------------------------------

杏樹さん、あぱかばー。
なま さや こるも。

akoさん、まだ引っ張ってごめんなさい。
こーとー かー(あれ、タイ語になっちった・・・)

ピンポイントで、反応したいところが・・

〉akoさん、謙虚すぎるんじゃないですか?まだ英語信仰が心の隅に引っかかってるんじゃないですか?それで「こんなことを言ったらヒンシュクかな〜」って怖気づいてるんじゃないですか?
〉もっとハッキリキッパリ言っていいんですよ。
〉「タイムズのランク付けがなんぼのもんじゃい!」って。

うわー、杏樹さん、すごいー。
杏樹さんて、じつは江戸っ子じゃないですか?
てやんでい。べらぼーめ。
(しかしこの、てやんでい、べらぼーめって、どういう意味なんでしょうね)

〉ホント、日本人の英語信仰って何なんでしょうね。「英語が出来る」ということに対して必要以上に畏敬の念を持ちすぎて。

ここです、ここ。
まりあさんのところにも書いたんですが、私も薄くなったとはいえあります。
英語信仰。
英語ができる人に必要以上の畏敬の念を抱いてしまいます。
「数学のできる人」や、「歴史に強い人」は、「すごいなー」とは思いますがそれ以上は思いません。
まさしく信仰です。
こんなの払拭したい。
どこで植え付けられたのか?
いえ、頭では判っているんですよ「ツール」だって。
でも、わき上がってくる「畏敬」はどうしようもありません。
ばかげていますよね。

払拭するには、自分の満足できるレベルまで英語を使いこなせるようになるしかないのか?
そんなの無理だよう。しくしく。

〉私が普段から気になるのは、英語以外の語学をしている人を見ると「英語も出来ないのに他の言葉なんて…」という人が多いことです。英語は別に世界の言葉の規範なんかじゃありません。英語が出来なくても他の言葉は出来ます。なんでも英語を基準にして考えるほうがおかしいんです。

そうですね。
フランス語や、スペイン語ならまだしも、「スワヒリ語をやっています。」とか言ったら変人扱いかも。
いえ、仕事で必要とかは別にして。
ただの趣味では・・・あまりやりませんよね。

〉前にどこかで言いましたっけ?
〉私は「中国で英語はどの程度通じますか?」と聞かれても答えることができません。なぜなら、中国でほとんど英語を使ったことがないからです。去年上海へ行ったときは、ホテルにチェックインするときに最初に英語で話しかけられましたが「パスポート、プリーズ」と言われて「Here」と言って差し出したり、サイン、プリーズと言われて「Yah」と答えたり、その程度でした。こちらが中国語で話しかけたら向こうも中国語に切り替わります。

杏樹さん、中国語もできてすごいなー
無条件に尊敬してしまいます。

〉ともかく、多読で楽しく英語とお付き合いできるようになって、英語は高度な勉強でもなんでもない、コミュニケーションの道具だと言うことがわかれば、かえって英米信仰から抜け出すことが出来るのではないかと思います。

日本中のみんながそうなるといいなー。
でも現状ではまだ無理そう・・・
何だか、まだ英語信仰を植え付けているような気がするんですよ。
まだ、じゃなくてさらに、かもしれませんが。

ではでは。
すらまっ てぃんがる(だっけ?)


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[喜] 1609. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/14(01:41)

------------------------------

こるもさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉(しかしこの、てやんでい、べらぼーめって、どういう意味なんでしょうね)

   何言っていやがるんだい の略でしょうね。
   何を言うんだ、とんでもない、のこと。
   
〉英語信仰。
〉英語ができる人に必要以上の畏敬の念を抱いてしまいます。
〉「数学のできる人」や、「歴史に強い人」は、「すごいなー」とは思いますがそれ以上は思いません。

   そうですか?
   私は「数学のできる人」に畏敬の念がありますね。
   古川さんなんかには、ひれ伏しています(大げさです)。

   私も外国語ができること一般に尊敬の念はあります。
   相当の努力が必要ですから。
   異論はあると思いますが、私としては英語が一番やさしいと
   思っているので、フランス語とか中国語とかできると、
   英語が出来る人よりもっと尊敬します。

   でもアメリカ人に生まれれば、頭が良くなくても英語は
   出来るわけですし、数学が出来る人みたいな希少性がある
   訳じゃない。数学が出来たら遥かに偉い!
   英語は努力すれば誰でも出来るでしょう..
   フランス語は、もう少しあのふわふわした音を出すのに
   才能が要りそうな感じ..
   中国語とかタイ語とか、音を上げたり下げたりをする必要が
   あって、音痴の私には無理そうだ..
   こんな順番かな?

〉こんなの払拭したい。
〉どこで植え付けられたのか?
〉いえ、頭では判っているんですよ「ツール」だって。
〉でも、わき上がってくる「畏敬」はどうしようもありません。

   かつて日本はアメリカに占領されていたのですから、
   どこかにその影響が残っていてもちっとも不思議では
   ありません。
   こるもさんの責任じゃないとこで操られてきたんですよ、
   きっと。
   今そこがおかしいって気づいたのは、英語が読めるように
   なってきたからこそではないかしら?
   実際英語を使ってみる経験を重ねると、「ツールだよ〜」って
   思うようになりますよ、多分。

Happy Reading!


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1614. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/14(17:52)

------------------------------

まりあさん、またこんにちは。

〉〉(しかしこの、てやんでい、べらぼーめって、どういう意味なんでしょうね)

〉   何言っていやがるんだい の略でしょうね。
〉   何を言うんだ、とんでもない、のこと。

おお〜なるほど〜。
長年の疑問が氷解した瞬間です。
  
〉   そうですか?
〉   私は「数学のできる人」に畏敬の念がありますね。
〉   古川さんなんかには、ひれ伏しています(大げさです)。

それは私も尊敬しますよ。理系ですし。
でもそれは、「必要な程度」の尊敬です。
それに、数学の方がよっぽど「ツール」だと思います。
あ、もちろん数学者の方にとっては、そうではないですけど。
一般の人にとって、という意味です。

英語の場合は、なぜか必要以上に尊敬してしまうんです。

〉   異論はあると思いますが、私としては英語が一番やさしいと
〉   思っているので、フランス語とか中国語とかできると、
〉   英語が出来る人よりもっと尊敬します。

これは・・どうなんでしょう。
そもそも「やさしい言語」「難しい言語」が存在する、という前提があっているのかどうか?
「〜にとって」「やさしい」か「難しい」かはあるでしょうけれど。
私にとって、と限定すれば、韓国語の方がよっぽどやさしいです。

〉   でもアメリカ人に生まれれば、頭が良くなくても英語は
〉   出来るわけですし、数学が出来る人みたいな希少性がある
〉   訳じゃない。数学が出来たら遥かに偉い!

いえ、○○ができたからといって、別にえらいわけでもないような・・・?
というのもですね。
DNA研究者のワトソン先生も、人間的にはどうかな〜と思い始めてきたところで・・・
「黒人は、白人に劣る」とか、講演会で発言されているらしく・・・ううむ。

〉   英語は努力すれば誰でも出来るでしょう..

え、それができないからみなさん苦労されているのでは・・・?

〉   かつて日本はアメリカに占領されていたのですから、
〉   どこかにその影響が残っていてもちっとも不思議では
〉   ありません。
〉   こるもさんの責任じゃないとこで操られてきたんですよ、
〉   きっと。

ひえ〜そんな時代の名残ですか!?
恐ろしきかな、占領軍!
まさか、マッカーサーの呪いだとは!

あれ、でも占領されてた割にできませんね。英語。

〉   今そこがおかしいって気づいたのは、英語が読めるように
〉   なってきたからこそではないかしら?

いえ、今気付いたわけではないんです。
前々から「何で日本人(私だけか)は、英語ができる人をそんなに尊敬するのか?」と疑問でした。
英語なんか使わなくてもすむ人も漠然と「英語できたらなー」とか思うじゃないですか。
でも数学を使わなくてすむ人が「数学できたらなー」とは思いませんよね。

まあ、あこがれなんですよね。要するに。
コンプレックスの裏返しというか。

〉   実際英語を使ってみる経験を重ねると、「ツールだよ〜」って
〉   思うようになりますよ、多分。

そうでしょうか。
まだしばらくは無理そうですね。
それほど気にして生活しているわけでもないんですけど(当たり前か)

ではではでは。


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[喜] 1633. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/11/16(11:38)

------------------------------

こるもさん、またまた。 まりあ@SSSです。

〉〉   何を言うんだ、とんでもない、のこと。

〉おお〜なるほど〜。
〉長年の疑問が氷解した瞬間です。

   それは良かった。なにしろ父が18代目の江戸っ子で。
   言語学なんか専門の人には、私が喋るのは標準語ではなく
   江戸方言だと言われることがあります。

〉それに、数学の方がよっぽど「ツール」だと思います。

   いや、数学があらゆる学問の中で最も哲学的です。
   (つまり哲学が学問の最上位)
   数というのは、観念で「物」として存在しない。
   だから難しいです。
   物理になると、素粒子とか宇宙とか、目の前に見えないことは
   数と同様ですが、一応「物」として存在しています。
   生物・化学や土木工学とかは、目に見える「物」を扱うのでもっと
   やさしい。
   理系の中で、医学が最も易しい。なにせ患者が「痛い」とか
   「痒い」とかいう...
     ・
     ・
   と考えられて来たのです。ですから旧制高校では、成績が良いと
   甲類(数学・物理)、下位は乙類(生物化学・医学)を学ぶことに
   なっていました。
   それを引き継ぎ、東大の理系は、I、II、IIIに分かれ理IIIが
   医学部です。医学はツールです。患者が治らない理論は無意味
   です。

〉〉   異論はあると思いますが、私としては英語が一番やさしいと
〉〉   思っているので、フランス語とか中国語とかできると、
〉〉   英語が出来る人よりもっと尊敬します。

〉これは・・どうなんでしょう。
〉そもそも「やさしい言語」「難しい言語」が存在する、という前提があっているのかどうか?

   あ、もちろん「日本人にとって」です。
   それから「コンピューターにとって」もですね。
   アクサンやウムラウトがなくて、フォントが楽ですから。
   この点は、集積回路の価格が下がってあんまり問題にしなくて
   すむようになって、良かったですね。

〉いえ、○○ができたからといって、別にえらいわけでもないような・・・?
〉というのもですね。

   いやピタゴラスの定理なんて3,000年も通用しているわけで、
   すごいです。
   キリスト教の教理も、マルクスもアダムスミスも、フロイトも
   新しい理論に取って代わられて、3,000年通用する理論は
   数学界にしか存在しません。

〉DNA研究者のワトソン先生も、人間的にはどうかな〜と思い始めてきたところで・・・
〉「黒人は、白人に劣る」とか、講演会で発言されているらしく・・・ううむ。

   まだ生きていると、人格まで云々される。誰もその理論を
   打ち立てた人の人格など云々出来なくなるほどのちのちまで
   通用する理論を打ち立てられると、本当に「偉く」なれる!

〉〉   英語は努力すれば誰でも出来るでしょう..

〉え、それができないからみなさん苦労されているのでは・・・?

   いや多読なら大丈夫...なはず。

〉ひえ〜そんな時代の名残ですか!?
〉恐ろしきかな、占領軍!

   のちのちの子孫の人間性にまで影響するのでなければ、
   戦争なんて怖くありません。とっとと降参すればよい。
   それをせずに、尊い人命を失ってまで戦うのは、負ければ
   その民族の精神性の同一が保てなくなるから、犠牲を
   厭わず戦うのです。それが戦争というものです。   

〉あれ、でも占領されてた割にできませんね。英語。

   アメリカの占領政策が寛大だったからです。
   だから日本人に反米主義者が少ない。
   日本が植民地にしていた時代の韓国・東南アジアでは
   日本語が強制されましたから、今でも日本語の出来る老人が
   います。反日主義は根強いのです。

〉前々から「何で日本人(私だけか)は、英語ができる人をそんなに尊敬するのか?」と疑問でした。

   占領軍が肩で風を切っていた時代を知っていますから、
   敗戦の当然の結果だという感覚で、不思議だとは感じません。

〉英語なんか使わなくてもすむ人も漠然と「英語できたらなー」とか思うじゃないですか。
〉でも数学を使わなくてすむ人が「数学できたらなー」とは思いませんよね。

   いや「数学できたらなー」と思います。これは個人差だと
   思うな。

   ではでは。


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1622. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/15(00:30)

------------------------------

こるもさん、さわっでぃーかー、すらまっまらむ!

〉うわー、杏樹さん、すごいー。
〉杏樹さんて、じつは江戸っ子じゃないですか?
〉てやんでい。べらぼーめ。
〉(しかしこの、てやんでい、べらぼーめって、どういう意味なんでしょうね)

意味がわかってよかったですね。
でも誤解を受けないよう今度からちゃんと(?)大阪弁で書こう…。
「タイムズが何やっちゅーねん!」って。

〉払拭するには、自分の満足できるレベルまで英語を使いこなせるようになるしかないのか?
〉そんなの無理だよう。しくしく。

そこがすでに「英語信仰」なんですよ。「英語を使いこなす」ってどういうことですか?こるもさんはどんな風に英語が使えることを望んでいるのですか?
「英語が使えるようになりたい」という人は多いですが、そこがすでに落とし穴です。もし仕事で必要なら、その仕事に関する言葉を覚える必要があります。しかし業種の違う仕事なら必要な言葉も変わってきます。鉄鋼業の人が繊維業の言葉を覚えても仕方がないですよね。仕事は関係なくて旅行がしたいなら、ホテルやレストランや観光地で必要な言葉を覚えればいいんで、パソコンのインストラクターが使う言葉を覚える必要はありません。

そして仕事で必要とかでなかったら、おもしろい絵本や児童をいっぱい、いっぱい読んだらいいんです。英語の本を読んで思い切り笑って、感動して、面白がって…。それってとってもステキじゃないですか?英語の絵本はすごいです。面白い本がいっぱい、いっぱい、いっぱ〜〜いあります。私も最近図書館で借りて読んでます。
「英語の勉強が出来る人」よりも「英語の本を楽しむ人」の方がいいじゃありませんか。
そうして「英語の本を読む」じゃなくて「面白い本を読んでいる」という気持ちになってきたら、英語ともっと楽に付き合えるようになります。

〉杏樹さん、中国語もできてすごいなー
〉無条件に尊敬してしまいます。

これ、間違いです。中国語「も」じゃなくて、中国語「は」です。英語、しゃべれません。英語も出来ないのに他の言葉なんて…という人に対して、英語が出来なくても他の言葉は出来る、って言いたかったんです。

〉〉ともかく、多読で楽しく英語とお付き合いできるようになって、英語は高度な勉強でもなんでもない、コミュニケーションの道具だと言うことがわかれば、かえって英米信仰から抜け出すことが出来るのではないかと思います。

〉日本中のみんながそうなるといいなー。
〉でも現状ではまだ無理そう・・・
〉何だか、まだ英語信仰を植え付けているような気がするんですよ。
〉まだ、じゃなくてさらに、かもしれませんが。

こるもさん、ケニアへ行って、カタコトでもスワヒリ語が通じたらうれしくありませんか?それともペラペラ、スラスラしゃべれないとダメだって思いますか?

〉ではでは。
〉すらまっ てぃんがる(だっけ?)

半分当たり。
インドネシア語には他の言葉の「さようなら」に当たる言葉がないんです。
「すらまってぃんがる」はどこか遠くへ出かけて行く人が残る人に対して言って、残る人は去っていく人に「すらまっじゃらん」と言います。

日常的にお別れのあいさつをするときは「さんぺぇ じゅんぱ らぎ」(また会う日まで→また今度、じゃあね)「さんぺぇ べそ」(また明日)です。

では…さんぺぇ じゅんぱ らぎ!


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1631. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: こるも
投稿日: 2007/11/16(09:43)

------------------------------

杏樹さん、こんにちは。

〉意味がわかってよかったですね。

ほんとほんと。
まりあさまさまです。

〉でも誤解を受けないよう今度からちゃんと(?)大阪弁で書こう…。
〉「タイムズが何やっちゅーねん!」って。

おお〜、これも歯切れがよくていい!!

〉そこがすでに「英語信仰」なんですよ。「英語を使いこなす」ってどういうことですか?こるもさんはどんな風に英語が使えることを望んでいるのですか?

ええと、理想的には「日本語のように話す、聞く」です。
「読む、書く」は、二番目かな。
雑談が日本語のようにできるようになりたい。

〉「英語が使えるようになりたい」という人は多いですが、そこがすでに落とし穴です。もし仕事で必要なら、その仕事に関する言葉を覚える必要があります。しかし業種の違う仕事なら必要な言葉も変わってきます。鉄鋼業の人が繊維業の言葉を覚えても仕方がないですよね。仕事は関係なくて旅行がしたいなら、ホテルやレストランや観光地で必要な言葉を覚えればいいんで、パソコンのインストラクターが使う言葉を覚える必要はありません。

仕事はあまり関係ありません。
専門用語も必要ありません。
化学の用語は必要かもしれませんが、それはけっこう知っているので。
現在、英語圏の方一人、非英語圏の方一人と英語で会話する機会があります。
そういうときに、もっとうまく伝えられたらなあ、と思うのです。

〉そして仕事で必要とかでなかったら、おもしろい絵本や児童をいっぱい、いっぱい読んだらいいんです。英語の本を読んで思い切り笑って、感動して、面白がって…。それってとってもステキじゃないですか?英語の絵本はすごいです。面白い本がいっぱい、いっぱい、いっぱ〜〜いあります。私も最近図書館で借りて読んでます。

英語じゃなくても、絵本の力はすごいですよね。
子供をみていると、本当にそう思います。

〉「英語の勉強が出来る人」よりも「英語の本を楽しむ人」の方がいいじゃありませんか。

そうですね。
勉強はできなくてもいいです。
文法にも興味ありません。
TOEICも受けたことないし。
本を楽しむ人は、ここにはたくさんいらっしゃいますね。

〉〉杏樹さん、中国語もできてすごいなー
〉〉無条件に尊敬してしまいます。

〉これ、間違いです。中国語「も」じゃなくて、中国語「は」です。英語、しゃべれません。英語も出来ないのに他の言葉なんて…という人に対して、英語が出来なくても他の言葉は出来る、って言いたかったんです。

それもすごいです。
すごい割り切り方です。
かっこいい。
私は何だかんだ言っても、英語が一番使いやすいです。

〉〉日本中のみんながそうなるといいなー。
〉〉でも現状ではまだ無理そう・・・
〉〉何だか、まだ英語信仰を植え付けているような気がするんですよ。
〉〉まだ、じゃなくてさらに、かもしれませんが。

〉こるもさん、ケニアへ行って、カタコトでもスワヒリ語が通じたらうれしくありませんか?それともペラペラ、スラスラしゃべれないとダメだって思いますか?

ああ、ちょっと言葉が足りませんでした。
学校とかで、英語信仰を植え付けている、という意味です。
だって、小学校で「国際理解」というとまず英語だし。
「国際」=「英語」になっちゃうじゃあ、ないですか。
せっかく、地域にいろいろな国籍の方がいらっしゃるのだから、その人を呼んで、
自分の国のことを話してもらうとか、その国の言葉を使ってゲームをするとか(色おにとか)すればいいのに〜
と思います。
何も小学校から英語英語しなくても・・・(そのうち必須になるようですが)
「いろいろな国があって、いろいろな言葉が話されている。
でもそれだとお互いのことを伝えるのに不便だから、
便宜的に英語を共通言語として使っているんだよ。」と教えて欲しいです。

〉〉ではでは。
〉〉すらまっ てぃんがる(だっけ?)

〉半分当たり。
〉インドネシア語には他の言葉の「さようなら」に当たる言葉がないんです。
〉「すらまってぃんがる」はどこか遠くへ出かけて行く人が残る人に対して言って、残る人は去っていく人に「すらまっじゃらん」と言います。

ああ、韓国語みたいですね。

今思いついたのですが、この「すらま」って、アラビア語の「さらーむ」じゃないでしょうか。
それだと意味がよくわかります。
インドネシアはイスラムの国だし。

あ、でも私が知っているのは実はマレーシア語なんです。

〉日常的にお別れのあいさつをするときは「さんぺぇ じゅんぱ らぎ」(また会う日まで→また今度、じゃあね)「さんぺぇ べそ」(また明日)です。

ああ、そうだ。思い出しました。
じゅんぱ らぎ!
杏樹さん、インドネシア語もけっこうご存じみたいですね。
私もがんばろーっと(何を?)

ではでは
じゅんぱ らぎ!!


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1639. Re: タイムズがなんぼものんじゃい

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/18(02:08)

------------------------------

こるもさん、こんにちは。

〉〉そこがすでに「英語信仰」なんですよ。「英語を使いこなす」ってどういうことですか?こるもさんはどんな風に英語が使えることを望んでいるのですか?

〉ええと、理想的には「日本語のように話す、聞く」です。
〉「読む、書く」は、二番目かな。
〉雑談が日本語のようにできるようになりたい。

雑談でしたら、まりあさんも書いているように、少々文法がヘンでも発音が下手でも、しゃべっていくうちに何とかなるんじゃないでしょうか。

〉仕事はあまり関係ありません。
〉専門用語も必要ありません。
〉化学の用語は必要かもしれませんが、それはけっこう知っているので。
〉現在、英語圏の方一人、非英語圏の方一人と英語で会話する機会があります。
〉そういうときに、もっとうまく伝えられたらなあ、と思うのです。

会話する人がいるのなら、それこそ実践で覚えていけるんじゃないですか。
補助的手段として、「Chat with SSS friends in English」の掲示板を使って英語で発信する練習をすることもできます。

〉〉これ、間違いです。中国語「も」じゃなくて、中国語「は」です。英語、しゃべれません。英語も出来ないのに他の言葉なんて…という人に対して、英語が出来なくても他の言葉は出来る、って言いたかったんです。

〉それもすごいです。
〉すごい割り切り方です。
〉かっこいい。
〉私は何だかんだ言っても、英語が一番使いやすいです。

他言語やると、意外と英語って知ってたんだなーって思います。
私の場合、英語にあまり興味がなくて、自分の好きな国の言葉を覚えたかったんですが、結局英語以上にわかるようになれたのは中国語だけ…。割り切ってるとしたら、英語の勉強は高校で落ちこぼれて、それ以上したくないからさっさと捨ててしまった、ということかもしれません。大学では第一外国語はフランス語、第二外国語は中国語で、英語はやってないんです。

〉ああ、ちょっと言葉が足りませんでした。
〉学校とかで、英語信仰を植え付けている、という意味です。
〉だって、小学校で「国際理解」というとまず英語だし。
〉「国際」=「英語」になっちゃうじゃあ、ないですか。
〉せっかく、地域にいろいろな国籍の方がいらっしゃるのだから、その人を呼んで、
〉自分の国のことを話してもらうとか、その国の言葉を使ってゲームをするとか(色おにとか)すればいいのに〜
〉と思います。
〉何も小学校から英語英語しなくても・・・(そのうち必須になるようですが)
〉「いろいろな国があって、いろいろな言葉が話されている。
〉でもそれだとお互いのことを伝えるのに不便だから、
〉便宜的に英語を共通言語として使っているんだよ。」と教えて欲しいです。

本当にそうです。いろんな国の人と出会う機会を作って、世界にはたくさんの国、たくさんの言葉があるんだよーって実感できるようになったらいいですね。

〉今思いついたのですが、この「すらま」って、アラビア語の「さらーむ」じゃないでしょうか。
〉それだと意味がよくわかります。
〉インドネシアはイスラムの国だし。

あー、それは思いつきませんでした。イスラム以前はどうだったか、ということまで調べないと・・・。

〉あ、でも私が知っているのは実はマレーシア語なんです。

そうでしたか。よく似た兄弟言語ですね。

〉ああ、そうだ。思い出しました。
〉じゅんぱ らぎ!
〉杏樹さん、インドネシア語もけっこうご存じみたいですね。
〉私もがんばろーっと(何を?)

前にインドネシアに関係のある職場にいたときにかじったことがあるだけです。電話をかける時の言葉はまだ覚えてます。上の説明は「インドネシア語が面白いほど身に付く本」をカンニングしました。旅行に行くとき即席のつめこみがしやすい言葉だと思います。
こるもさんも多言語いろいろ楽しんでください。

〉ではでは
〉じゅんぱ らぎ!!

じゅんぱ らぎ!


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1635. Re: え〜、39,140円でした(笑)

お名前: ako
投稿日: 2007/11/17(13:07)

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杏樹さん、こんにちは。

一昨日より「最新投稿一覧−英語のこと何でも」欄の最新タイトル表示欄、

タイムズがなんぼものんじゃい
タイムズがなんぼものんじゃい
タイムズがなんぼものんじゃい
タイムズがなんぼもの…

…に、瞠目、動揺、動悸(DDD)がしております(笑)、
Deputy Doo-Doo, akoでございます。

〉〉イギリスって、、、、イギリスって、、、、

(中略)

〉〉…という、おそるべき感想で…。

〉私、リンク先を見て即思いました。「なんでタイムズにえらそーにランク付けされなあかんねん」って。

ははは、さすがです。関西弁だとますます冴えますね!
ワタクシときたら、そこまでキッパリとモノ言えないタチでして…。
眼前には、畏れ多くも、ハー マジェスティ E II R 「THE TIMES --- ATLAS of the WORLD」(ナンボかというと、約4万円(爆))もあったりするもんで…  

〉ま、あれはあくまでも「タイムズ」の世界の話であって、世界標準でもなんでもないし日本の大学がそれで一喜一憂する必要なんかぜーんぜんないんじゃないですか。

いや、もう、その通り、おっしゃるとおり。

〉あれを見てありがたがって、ランク入りした大学はお墨付きを得たように喜び、そうでない大学は「ランク入り目指せー」とか思って、日本の大学のランクがそれで判断されるように考えるのはどう考えてもおかしいですよ。まりあさんの言うとおり、大学の絶対評価ではないのですよ。こんなランクで一喜一憂するのは日本人だけではないでしょうか。

ははっ(敬礼)、ごもっともでございます。

〉〉“ついうっかり”、英語“学習”をして“しまう”のも、
〉〉植民地根性のような、英語への劣等意識が自分にあるからなんだろうな〜、
〉〉と気づくときなど、自己嫌悪することもしばしばです。

〉多読のおかげで英語コンプレックスが解消されたからではないでしょうか。そういうことに気がついてよかったですね。

そうなんです。前の自分と違う、と気づいたのは収穫でした。
ただ、自己観察カルテによりますと、
英語劣等意識病については、「解消されつつある過程」というのがより正確かと思われます。
まだまだ多読投薬を続け、経過観察しようと思います。SSS英語ドック。

まりあさんが、こるもさん宛の返答に書いておられる部分ですが、、

〉   かつて日本はアメリカに占領されていたのですから、
〉   どこかにその影響が残っていてもちっとも不思議ではありません。
〉   こるもさんの責任じゃないとこで操られてきたんですよ、きっと。
〉   今そこがおかしいって気づいたのは、英語が読めるように
〉   なってきたからこそではないかしら?

という部分は、かなり同感しました。

自分の中に、変化(成長と言い換え可能)の実感があるからこそ気づけた、と言えると思いました。あとからですが(笑)

〉「タイムズ」は大学の絶対評価としてランク付けしてるわけではないので、日本人が勝手にランクを重視して誤解してるだけでしょう。

はい。まりあさんとの投稿でも話に出たとおりですね。

私自身、高校入試、大学入試、という体験をしてきて思うのは、
受験のたびに、模試と、高校や大学の偏差値ランキング一覧表を見て、
「自分がどういう学校に行きたいか(そもそも進学したいのか)」と考える以前に、
「どこなら入れてもらえるのか」という思考習慣が染み付いてしまってるなー、と自覚しました。
一見、謙遜しているように見えますが、こうして文字に書いてみると、
非常に卑屈な奴隷的な思考だったなと気づきました。

もちろん受験体験があるからとって、悪しき思考習慣に染まらない人もいるでしょうから、
あくまでこれは、自分自身の問題としての話です。

〉〉今回のニュースも、英文記事で読んだわけでもないので、
〉〉こういうことで投稿するなんて生意気だ、けしからんという、
〉〉英語有段者かつ英米文化愛好の皆々様方のお叱りも多々あることと思います。。。
〉〉じつにナマイキなことです。すみません。
〉〉ああ、心臓に穴があきそう。。。。

〉akoさん、謙虚すぎるんじゃないですか?

過ぎたるは及ばざるが如し。帯に短し、たすきに長し。(笑)

〉まだ英語信仰が心の隅に引っかかってるんじゃないですか?

隅ならまだいいですが。一隅を照らすと大変なことに(爆)

〉それで「こんなことを言ったらヒンシュクかな〜」って怖気づいてるんじゃないですか?

図星〜〜!(嬉しそうに言うことか…)
英語習得に人生賭けてる人も多い世の中ですので…

ご返答を読みながら思い出したのは、
日本と英米(アングロサクソン)の心理的な関係が、
ロシアと西欧(主として仏)の関係と非常に似ている、という話を、
ロシア史関係の本で読んだときのことです。
つまり、ロシア人にも西欧コンプレックスが濃厚にあるんだそうです。
 (アタシだけじゃないも〜ん、と話を大きくしてすり替えようとする拙劣な作戦(笑))

たとえばピョートル時代は西欧化、後の時代はその反動、という繰り返しとのことで。
そういう視点からゴルビーとスターリンとを比べると実に面白いんですわ!
日本史でも、中国影響濃厚期と、国内充実期が交替する、という説がありますね。
 (さらに話をズラして、焦点をぼかしてしまおうと躍起)

〉もっとハッキリキッパリ言っていいんですよ。
〉「タイムズのランク付けがなんぼのもんじゃい!」って。

か、カッコいい… 

惚れまひた… 

できましたら、本場:ナニワの帝王、大画面イラストで言ってもらえたらどんなにか…。

〉ホント、日本人の英語信仰って何なんでしょうね。「英語が出来る」ということに対して必要以上に畏敬の念を持ちすぎて。

いい機会なので、自分のことをいろいろ思い出してみることにしました。

中学3年の時に、受験生のための学校見学ということで、高校を見学にいった時のことです。
高校生の先輩たちが、中学生の私たちと英語でゲームをしてくれる、というプログラムがあって、
フルーツバスケットかなんかをやってくれたんですが、
ゲームの段取り説明が全部英語なんですよ。最初、ひ〜、と思いましたが、
もちろん、同じ人がすぐに日本語に切り換えてくれて、困ることはないんです。

その時の、高校生のお姉さんの「first」の発音が、ものすごく美しくて感動したのを覚えています。
もちろん日本人の女子高生なわけで。
その彼女の声に魅入られて、その日は一日中、
「ファースト、ファースト…いや違う、こんなじゃない。ふーすと。違う〜〜、ふぇーすと。違う〜〜」
と、ブツブツブツブツ帰りの道すがら言ってたな、と、いま思い出しました。

今でもそのときの彼女の声は、耳に残ってます。
こんなことが、憧れのきっかけかもしれません。ヰタ・エイゴアリス。(笑)

〉英語が世界の共通語として機能してるのは、アメリカの国力のせいです。100年ぐらい前まではフランス語が国際語でした。特にヨーロッパの教養ある人にはフランス語は必須でした。しかし20世紀も時代が進むとアメリカが世界の主導権を握り、英語が国際的な共通語になっていっただけです。英語が簡単だとかそういう問題ではありません。ヨーロッパ語の中では人称による動詞の活用がないなど文法が簡略化されてますが、それはあくまでも「ヨーロッパ語の中では」です。日本人にとっては、語順がほとんど同じの韓国語の方が習得しやすいという話も聞きます。インドネシア語は文字はローマ字、発音も簡単、文法も単純で、英語より習得しやすい言葉だと思います。

すらまだった〜ん、来たー、久々の杏樹節。酔いますねぇ! 
さっきのロシア西欧化時代のロシア宮廷の話もそれです!
ロシア貴族も、ブルボン王朝のフランス宮廷、フランス語への憧れを抱き、お手本にしたそうです。
ハプスブルクのお姫様たちもフランス語が必修科目だったんでしょうね〜。
オスカル様〜〜 

〉私が普段から気になるのは、英語以外の語学をしている人を見ると「英語も出来ないのに他の言葉なんて…」という人が多いことです。

謙遜しすぎ、ということなんでしょうか。

〉英語は別に世界の言葉の規範なんかじゃありません。英語が出来なくても他の言葉は出来ます。

杏樹さんの中国語体験報告については、掲示板で読ませて頂いてますので、
お言葉、説得力がありますね。
ここ数年は、韓国語を学ぶ日本人も激増しましたから、昔よりは「英語以外」に目を向ける人も増えて、
将来の日本は、面白いことになるんじゃないか、と思ってるんですが…。

〉なんでも英語を基準にして考えるほうがおかしいんです。

いや、もう、ほんと、はい、その通りで。杏樹さん、すごいっす。。。。

…マッカーサーの呪いが効かない日本人、ここにあり!!
(言うに事欠いた(笑))

〉前にどこかで言いましたっけ?
〉私は「中国で英語はどの程度通じますか?」と聞かれても答えることができません。なぜなら、中国でほとんど英語を使ったことがないからです。去年上海へ行ったときは、ホテルにチェックインするときに最初に英語で話しかけられましたが「パスポート、プリーズ」と言われて「Here」と言って差し出したり、サイン、プリーズと言われて「Yah」と答えたり、その程度でした。こちらが中国語で話しかけたら向こうも中国語に切り替わります。

英語以外で、会話できる言語があると、楽しいでしょうねぇ〜!
わたしも、英語がまったく通じないところを旅行したことがありますが、
独特の開放感を感じました。

もちろん、行った先の現地の言葉だって全然できませんから、
意思伝達っていうのは、「言葉ナシ」でも結構できるんだな〜、という別の話になってしまいます。
バベルの塔が壊される前はどういう世界だったんだろうと思ったモンです。

〉ともかく、多読で楽しく英語とお付き合いできるようになって、英語は高度な勉強でもなんでもない、
コミュニケーションの道具だと言うことがわかれば、かえって英米信仰から抜け出すことが出来るのではないかと思います。

英語を学ぶ(入力する)場と同じくらい、使う場が、日本国内にもあるといいんでしょうね。
多読や多聴は、少しでもそういう環境に近づく方法ですね。

〉だってSuper Diaper Babyを読んでゲラゲラ笑っててさ…「英語の本を読んでる、すごい」って言われてもねえ。
〉そーだ、1昨年のタドキスト大会の自己紹介で「Time to Pee!」(だったと思う…うろ覚えで)という本を紹介した人がいましたが、そのタイトルを聞いて笑いが起きました。こういうタイトルで笑えるって楽しいじゃありませんか。教科書だけ暗記してたらわからない言葉です。

その紹介、わたしも覚えてます〜! 
数十名もの日本人が集まった場所で、英語を「エンジョイ」した瞬間でしたね。

〉えんえんと書いてしまいました。すみません。

ふっふっふ。冷静文体の杏樹さんが、もしかして、熱くなった(?)んだとしたら、投稿冥利です。(笑)

〉それから、タイムズがわからなかったら、がんばらないでどんどん飛ばして読んでみましょう。

すでに、第三原則「投げる」を発動しましたんで(爆)。
現在、我が英語多読のホームベース、Dr.Seussに帰って英気(←新解釈:英語やる気(笑))を養っております。

〉それではこのへんで。
〉(そういえば、たかぽんはCaptain Underpantsを最後まで読んだのでしょうか…。)

(記載がないところをみると…)


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1664. いまごろですが…。

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/23(01:41)

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akoさん、こんにちは。

〉眼前には、畏れ多くも、ハー マジェスティ E II R 「THE TIMES --- ATLAS of the WORLD」(ナンボかというと、約4万円(爆))もあったりするもんで…

あ、その値段でしたか。新聞がそんなに高いわけありませんねえ。  

〉もちろん受験体験があるからとって、悪しき思考習慣に染まらない人もいるでしょうから、
〉あくまでこれは、自分自身の問題としての話です。

多分真面目に受験勉強してる人ほど影響を受けるんじゃないでしょうか。私は真面目に「受験勉強」をしなかったので…。

〉たとえばピョートル時代は西欧化、後の時代はその反動、という繰り返しとのことで。
〉そういう視点からゴルビーとスターリンとを比べると実に面白いんですわ!
〉日本史でも、中国影響濃厚期と、国内充実期が交替する、という説がありますね。
〉 (さらに話をズラして、焦点をぼかしてしまおうと躍起)

おおおおお〜それは面白い話です。外国かぶれの次には国粋主義がやってくる…。

〉すらまだった〜ん、来たー、久々の杏樹節。酔いますねぇ! 
〉さっきのロシア西欧化時代のロシア宮廷の話もそれです!
〉ロシア貴族も、ブルボン王朝のフランス宮廷、フランス語への憧れを抱き、お手本にしたそうです。
〉ハプスブルクのお姫様たちもフランス語が必修科目だったんでしょうね〜。
〉オスカル様〜〜

ユリウスもロシアへ行ったらフランス語でしたね。
マリー・アントワネットは最初は苦労したようですが。 

〉杏樹さんの中国語体験報告については、掲示板で読ませて頂いてますので、
〉お言葉、説得力がありますね。
〉ここ数年は、韓国語を学ぶ日本人も激増しましたから、昔よりは「英語以外」に目を向ける人も増えて、
〉将来の日本は、面白いことになるんじゃないか、と思ってるんですが…。

最近街の標識が英・中・韓三ヶ国語表記が増えてます。韓国・中国から来る人も増えているということですね。

〉〉なんでも英語を基準にして考えるほうがおかしいんです。

〉いや、もう、ほんと、はい、その通りで。杏樹さん、すごいっす。。。。

〉…マッカーサーの呪いが効かない日本人、ここにあり!!
〉(言うに事欠いた(笑))

そこまですごいと言われることでは…。単に英語が出来なくて捨ててしまったからかもしれません。

〉英語以外で、会話できる言語があると、楽しいでしょうねぇ〜!
〉わたしも、英語がまったく通じないところを旅行したことがありますが、
〉独特の開放感を感じました。

〉もちろん、行った先の現地の言葉だって全然できませんから、
〉意思伝達っていうのは、「言葉ナシ」でも結構できるんだな〜、という別の話になってしまいます。
〉バベルの塔が壊される前はどういう世界だったんだろうと思ったモンです。

そうです、そうです。英語が通じない国へ行くのも面白いです。
ウズベキスタンでも、テルメズという僻地に行きますと英語がまるで通じません。ホテルのフロントで「トイレットペーパー」と言ったらアイロンが出てきました。現地ガイドさんはロシア語のみで、日本で開かれたウズベキスタンの展覧会の図録を持っていて、私も同じものを持っていたので「I have this book」と言ったんですが無反応でした。

〉ふっふっふ。冷静文体の杏樹さんが、もしかして、熱くなった(?)んだとしたら、投稿冥利です。(笑)

そんなに冷静でしょうか。熱く語ってしまうことはよくあると思うのですが…。

〉〉それから、タイムズがわからなかったら、がんばらないでどんどん飛ばして読んでみましょう。

〉すでに、第三原則「投げる」を発動しましたんで(爆)。
〉現在、我が英語多読のホームベース、Dr.Seussに帰って英気(←新解釈:英語やる気(笑))を養っております。

さすが。すでに英語との付き合い方も「英気」の養い方も心得てらっしゃる。

〉〉それではこのへんで。
〉〉(そういえば、たかぽんはCaptain Underpantsを最後まで読んだのでしょうか…。)

〉(記載がないところをみると…)

ねー。

それでは…。


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[汗] 1607. Re: え〜〜(汗)、、、、え〜〜っと、、(汗)(汗)(汗)

お名前: ako
投稿日: 2007/11/13(16:33)

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え〜〜〜(汗)、(汗)、(汗)、あ〜〜〜(汗)、う〜〜〜(汗)、
ウズ救命丸のんで心臓の穴うめておりますakoでござーます。

掲示板の超高速度展開に、ただいま目玉がクッキーモンスター… 

いったいどこにどのように返答を入れたらいいか、
タマネギ刻みながら思案しているうちに、
もう火曜なのですね。。。
ただいま頂いたご投稿引用をテキストファイルにコピーし、
返答投稿日本語ライティング鋭意継続中でございまして…
いましばらくの執行猶予のほどご容赦願いたく(笑)(自業自得)

まったく…、akoさんつーのは…、
後先考えずややこしい話を投稿してからに…

めっ! 

Zap!!!! ako, into the transfer helmet

.....

ako : I....I don't feel any stronger...what happened ?

(Snif,,,snif....)

ako: What the.....I'm a piece of, piece of pxxxxxx.....

I must think, I must.......I've got it! SQUISH!!!

Aw, Maaaaaaaaaaaaaan......

(Super Diaper Baby からただの丸写し。益々すみません。。。。。)


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1623. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: ただ
投稿日: 2007/11/15(01:26)

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akoさん、こんばんは。ただです。
いつも興味深いお話をありがとうございます(^^)

全然返信にはなっていないのですが、akoさんの投稿を読んで、
読んでた本を思い出したので紹介をば。

『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

本の帯より引用:

白人幻想を砕く!

われわれは、世界史というと何となく世界人類の歩みの客観的記述のよう
に思い込んでいるが、ひょっとしてそうではなくて、一種のプロパガンダ、
コマーシャルなのではないか・・・われわれがヨーロッパ人から教わった
ヨーロッパ製世界史をヨーロッパ人(とアメリカ人)のコマーシャルだと
見ると、何だか腑に落ちなかった世界史がはっきりとよくわかるようになっ
た。コマーシャルなのだから、ヨーロッパ文明の悪事や欠陥は隠蔽され、
この文明が最高の文明で、イスラム文明やアジア文明などの他の文明が劣
っていることになっているのは当然であった。わが社の食品は食中毒事件
を惹き起こしたことがたびたびあり、他社の食品より高くてまずいと宣伝
するコマーシャルなどは聞いたことも見たこともない。 (あとがきより)

・・・これには、なるほどー、と思ってしまいましたよ。

一方で、『アメリカもアジアも欧州に敵わない』八幡和郎著 祥伝社新書
なーんて本も買ってたりするんですが。

ヨーロッパ史も、興味は尽きないですよね。
BSハイビジョン特集の「ハプスブルグ帝国」も、毎日終わりの方だけ
でしたが3夜(月・火・水)とも見ました。
『ハプスブルク家とヨーロッパ世界』西沢英男著 NHK出版 と、
『ハプスブルク一千年』中丸明著 新潮文庫 を、片手に。

中国史も興味ありますが。
(『覇王列伝 大陸の興亡編』 おもしろ中国史学会編 青春出版社)
(『2時間でわかる三国志と古代中国』 夢プロジェクト編 KAWADE夢文庫)
(『皇帝たちの中国史』 稲畑耕一郎著 NHK出版)

・・・単なる和書の羅列だけですね、すみません・・・
(最近和書しか読んでないし・・・)

最後に『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』で紹介されていた、
マーティン・バナールの『黒いアテナ』という本を紹介します。
(いまの僕の実力ではとっても太刀打ちできないケド)

・Mertin Bernal, Black Athena: The Afroasiatic Roots of Classical Civilization. volume I: The Fabrication of Ancient Greece 1785-1985, Rutgers University Press, 1987.

・Mertin Bernal, Black Athena: The Afroasiatic Roots of Classical Civilization. volume II: The Archaeological and Documentary Evidence, Rutgers University Press, 1991.

(邦訳『黒いアテナ−古典文明のアフロ・アジア的ルーツ2』上・下巻、藤原書店、2004〜2005年)

紹介のみで失礼します・・・
では〜


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1629. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/11/16(00:07)

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たださん、こんにちは。

akoさんを差し置いてレスしたくなっちゃいました。だって、こんなに楽しい投稿をしてくれるんですから…。

〉全然返信にはなっていないのですが、akoさんの投稿を読んで、
〉読んでた本を思い出したので紹介をば。

〉『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

〉本の帯より引用:

〉白人幻想を砕く!

そうそう!こういう本を日本人はもっと読むべきですね(まだ読んでもないのに偉そうに)。

実は今中国語で「絲綢之道」という本を読んでますが、その中で十字軍のことが書いてありました。もうボロクソ、さんざんな表現です。普通、十字軍と言えば、聖地奪回のための戦いです。まあ、「異教徒をやっつけろ」なんて言われたら現地の人にとっては迷惑な話で、「聖戦」だと思うのは間違いだ、ぐらいは思ってましたが…。
曰く、「領地を広げ、東方の財宝を奪うため」「教会の扇動のもとに」領主や騎士たちが「農民、流民、罪人、一旗上げようとする幻想を抱いた冒険家たち」を集めて組織された十字軍が「8回の侵略的軍事遠征」を行った、ということです。日本の本も、これぐらい過激な表現をしたらいいのに、と思いました。
(そうか、ブッシュが十字軍気取りでイラク攻撃を始めたのはまさしく「侵略的軍事遠征」だったのか…。)

…えーと、ハプスブルクとか、中国史とか、面白そうな本を読んでいますね。紹介ありがとうございました。

それでは…。


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1651. Re: これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: ただ
投稿日: 2007/11/20(02:01)

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杏樹さん、こんばんは。ただです。

〉akoさんを差し置いてレスしたくなっちゃいました。だって、こんなに楽しい投稿をしてくれるんですから…。

さんきゅーです(^^) 謝謝、めるしー、だんけ、すぱしーば!

〉〉全然返信にはなっていないのですが、akoさんの投稿を読んで、
〉〉読んでた本を思い出したので紹介をば。

〉〉『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

〉〉本の帯より引用:

〉〉白人幻想を砕く!

〉そうそう!こういう本を日本人はもっと読むべきですね(まだ読んでもないのに偉そうに)。

そうそう!(僕も途中までしか読んでないけど偉そうに)

〉実は今中国語で「絲綢之道」という本を読んでますが、その中で十字軍のことが書いてありました。もうボロクソ、さんざんな表現です。普通、十字軍と言えば、聖地奪回のための戦いです。まあ、「異教徒をやっつけろ」なんて言われたら現地の人にとっては迷惑な話で、「聖戦」だと思うのは間違いだ、ぐらいは思ってましたが…。
〉曰く、「領地を広げ、東方の財宝を奪うため」「教会の扇動のもとに」領主や騎士たちが「農民、流民、罪人、一旗上げようとする幻想を抱いた冒険家たち」を集めて組織された十字軍が「8回の侵略的軍事遠征」を行った、ということです。日本の本も、これぐらい過激な表現をしたらいいのに、と思いました。
〉(そうか、ブッシュが十字軍気取りでイラク攻撃を始めたのはまさしく「侵略的軍事遠征」だったのか…。)

そうそう、現地の人から見ればいい迷惑ですよね・・・。
(中国語で、ってところが杏樹さんらしくもあり、かつ、スゴイ。)
日本でもいえるかも。平将門は関東では神に祀られてるそうですし。
石田三成の地元では「三成公が生きておれば、このあたりもうんぬん・・」
とか。(このたとえはちょっと違うか・・)

『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』では、戦後日本が東京裁判史観を容認したことが、アメリカがベトナム戦争やイラク戦争を決断する根拠になったと考えている、とありました。
(原爆投下を初めとする残忍な作戦で徹底的に叩きのめすと、頑強に抵抗していた日本が一転して従順な属国になった経験を教訓にして・・・)

〉…えーと、ハプスブルクとか、中国史とか、面白そうな本を読んでいますね。紹介ありがとうございました。

ありがとうございます。
あ、あと、「世界史での日本史」というようなテーマも・・・
『世界史は日本史をどう記してきたか』 河合敦監修 青春新書
『図解 世界のなかの日本史』成美堂出版

〉それでは…。

ではでは。


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1645. Re: たださん、素敵な紹介ありがとうございました!

お名前: ako
投稿日: 2007/11/18(23:20)

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たださん、こんにちは。お元気でしたか〜!akoです。
いつも面白そうな本、読んでますね。
ちょうどいいタイミングだったみたいで嬉しいです。

〉・・・単なる和書の羅列だけですね、すみません・・・
〉(最近和書しか読んでないし・・・)

単なる和書の羅列だなんて、無用な謙遜ですよ(^^)。
だって、ふだん好きな和書を読んでいて、たまたま知っていたことが、
どれほど、洋書多読にプラスになるか、ということは、
SSS多読法のFAQのところにも書いてありましたし〜
(おかげさまで久しぶりに基本に戻って確かめました。例は数学でしたが(笑))

〉『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

本の帯〉われわれは、世界史というと何となく世界人類の歩みの客観的記述のよう
本の帯〉に思い込んでいるが、ひょっとしてそうではなくて、一種のプロパガンダ、
本の帯〉コマーシャルなのではないか・・・

うわ〜、たださん、ako好みのツボを心得てくださってて感激です。
ありがとうございます。

世界各地の皆様は、羨ましいくらい自信満々のオレ様中心史だものね(笑)
そこに広報のプロがいて、国際世論を味方につける報道の仕方を研究してるらしいですから。
多読で英語バリバリできるようになったら(早くなりたいものだ)、
英語の新聞やテレビで報道されたことをバリバリ読んで、そのあたりを見抜けるようになりたいです。
(英語できないほうが、英語メディア発信源の言いなりにならなくていいんだったりしてね〜。黒いアテナ、もといBlack ako英語学習パラドクス、それは Stranger than パラダイス(笑))

本の帯〉コマーシャルなのだから、ヨーロッパ文明の悪事や欠陥は隠蔽され、
本の帯〉この文明が最高の文明で、イスラム文明やアジア文明などの他の文明が劣
本の帯〉っていることになっているのは当然であった。

〉・・・これには、なるほどー、と思ってしまいましたよ。

コマーシャルと言い切ったところが、岸田先生ってすごいですね!(思ってても言えない人もいるから(笑))

歴史専門“以外”の人が、どんどんそういう発言して欲しいです。
そのほうが結局、専門家のレベルも上がるから。
岸田先生の本ってことは、書店や図書館じゃ、心理学や精神分析のほうに置かれちゃうのかしら。
高校世界史の教材のタナに置いたら面白そう〜〜
(受験生が混乱するばかりで罪深いか…。でもこれ読んで、学校の歴史教師と議論するくらいの高校生がいたら素晴らしい)

とにかく世界史愛好家としては、ファンが増えることは喜びなので、
日本語で書かれた面白そうな歴史本はどんどん出て欲しいです!
→そうなることで歴史が面白くなって、歴史好きが増える。
→学校で教わることや専門家の言うことをみんなが簡単には信じなくなる。
→信頼されるために歴史の専門家も頑張る。
→いい歴史の本が出る。(ファンは未読本増加で嬉しい悲鳴)
→世界史なんてたいして興味ないと思っていた人も、歴史についてフツーにいろんなことを知るようになる。
→西欧中心史観の世界史やオレオレ詐欺にだまされない日本人になれる。
→いろいろ知ってさえいれば、英語でいろんな外国の人と話をするときも、
 アッチの言いなりにならず、対等に話ができるようになれるかも〜〜!

怪しい勧誘にだまされない対策の話をしているような気が…(笑)

そもそもわかりやすくてセンセーショナルで、大手出版社が部数たくさん出してくれるような目立つ本…、
ていうところで、すでにプロパガンダということは前提だけどね〜(何を信じたらいいか、ますます混迷するばかりで御免なさい…)

〉一方で、『アメリカもアジアも欧州に敵わない』八幡和郎著 祥伝社新書
〉なーんて本も買ってたりするんですが。

わかるわかる。
それほど、ヨーロッパはすごいってことですから。
ヨーロッパ内部もすごい軋轢があって、とてもとても一枚岩じゃありませんし。
ふだんは、ついつい西洋だの欧米だの、ひとくくりにしてしまいますが、
実のところ、ヨーロッパとアメリカの関係もね〜〜、怪しいわよね〜、
…つまり、面白いですよね〜。
(「面白いですよね」・・・だなんて、何てつまらない返答を…。たださん、ごめん。。。)

〉ヨーロッパ史も、興味は尽きないですよね。

尽きないです。尽きないです。無限です。
読みたい本が山のようにあって、それ読むだけで数百年でも生きていたいです。不老不死の魔女になって中世ヨーロッパの修道院の図書室で暮らしたいです。書棚が天井まであって、書棚ごと扉になっていて、その裏が秘密の部屋になってるの、ありますよねー。その扉を開けて階段を下りると秘密の部屋。もちろん映画とネットも見られるよう秘密の部屋にはハイビジョン大画面設置とWEB接続。(←十分、今の日本人(爆)) 修道院の外を出ると、深い森にマジックツリーハウスを作ってジムシーになるのが夢〜。そのときはたださん、コナンねー!

〉最後に『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』で紹介されていた、
〉マーティン・バナールの『黒いアテナ』という本を紹介します。
〉(いまの僕の実力ではとっても太刀打ちできないケド)

原書は無理っていう話ですよね? そりゃ無理です、わたしも(笑)

〉(邦訳『黒いアテナ−古典文明のアフロ・アジア的ルーツ2』上・下巻、藤原書店、2004〜2005年)
〉紹介のみで失礼します・・・

ありがとうございます〜。藤原書店の世界史本ではブローデルの地中海を推薦!
わたしからもお一つお礼に検索ワードをたださんに捧げます。
「黒いマリア」
アテナとマリアで、たださん、両手に花〜!


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1650. Re: akoさん、嬉しい返信ありがとうございました!

お名前: ただ
投稿日: 2007/11/20(01:10)

------------------------------

akoさん、こんばんは〜 ただです。元気ですよー!

〉〉・・・単なる和書の羅列だけですね、すみません・・・
〉〉(最近和書しか読んでないし・・・)

〉単なる和書の羅列だなんて、無用な謙遜ですよ(^^)。

おお! 嬉しいお言葉!

〉だって、ふだん好きな和書を読んでいて、たまたま知っていたことが、
〉どれほど、洋書多読にプラスになるか、ということは、
〉SSS多読法のFAQのところにも書いてありましたし〜
〉(おかげさまで久しぶりに基本に戻って確かめました。例は数学でしたが(笑))

なるほどー。FAQ、読んでみますねー。

〉〉『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

〉本の帯〉われわれは、世界史というと何となく世界人類の歩みの客観的記述のよう
〉本の帯〉に思い込んでいるが、ひょっとしてそうではなくて、一種のプロパガンダ、
〉本の帯〉コマーシャルなのではないか・・・

〉うわ〜、たださん、ako好みのツボを心得てくださってて感激です。
〉ありがとうございます。

〉世界各地の皆様は、羨ましいくらい自信満々のオレ様中心史だものね(笑)

うんうん。

〉そこに広報のプロがいて、国際世論を味方につける報道の仕方を研究してるらしいですから。

そーなんですかー!
いや、でも必要なことですね、うん。

〉多読で英語バリバリできるようになったら(早くなりたいものだ)、
〉英語の新聞やテレビで報道されたことをバリバリ読んで、そのあたりを見抜けるようになりたいです。
〉(英語できないほうが、英語メディア発信源の言いなりにならなくていいんだったりしてね〜。黒いアテナ、もといBlack ako英語学習パラドクス、それは Stranger than パラダイス(笑))

そのあたり見抜けたらすごいですよね。

〉本の帯〉コマーシャルなのだから、ヨーロッパ文明の悪事や欠陥は隠蔽され、
〉本の帯〉この文明が最高の文明で、イスラム文明やアジア文明などの他の文明が劣
〉本の帯〉っていることになっているのは当然であった。

〉〉・・・これには、なるほどー、と思ってしまいましたよ。

〉コマーシャルと言い切ったところが、岸田先生ってすごいですね!(思ってても言えない人もいるから(笑))

岸田先生を知ってるakoさんもすごい。(僕はこの本で知りました)
精神分析者なんですね。(←著者紹介で知ったやつ)
『一神教VS多神教』なんて著書もあるらしいので、てっきり専門かと・・。

〉歴史専門“以外”の人が、どんどんそういう発言して欲しいです。
〉そのほうが結局、専門家のレベルも上がるから。
〉岸田先生の本ってことは、書店や図書館じゃ、心理学や精神分析のほうに置かれちゃうのかしら。
〉高校世界史の教材のタナに置いたら面白そう〜〜
〉(受験生が混乱するばかりで罪深いか…。でもこれ読んで、学校の歴史教師と議論するくらいの高校生がいたら素晴らしい)

近所の本屋では、世界史の棚にありましたよ。全然違和感がなかったなー。

〉とにかく世界史愛好家としては、ファンが増えることは喜びなので、
〉日本語で書かれた面白そうな歴史本はどんどん出て欲しいです!
〉→そうなることで歴史が面白くなって、歴史好きが増える。
〉→学校で教わることや専門家の言うことをみんなが簡単には信じなくなる。
〉→信頼されるために歴史の専門家も頑張る。
〉→いい歴史の本が出る。(ファンは未読本増加で嬉しい悲鳴)
〉→世界史なんてたいして興味ないと思っていた人も、歴史についてフツーにいろんなことを知るようになる。
〉→西欧中心史観の世界史やオレオレ詐欺にだまされない日本人になれる。
〉→いろいろ知ってさえいれば、英語でいろんな外国の人と話をするときも、
〉 アッチの言いなりにならず、対等に話ができるようになれるかも〜〜!

〉怪しい勧誘にだまされない対策の話をしているような気が…(笑)

あはは(笑)
でも、akoさんの「→・・・」面白い!

〉そもそもわかりやすくてセンセーショナルで、大手出版社が部数たくさん出してくれるような目立つ本…、
〉ていうところで、すでにプロパガンダということは前提だけどね〜(何を信じたらいいか、ますます混迷するばかりで御免なさい…)

〉〉一方で、『アメリカもアジアも欧州に敵わない』八幡和郎著 祥伝社新書
〉〉なーんて本も買ってたりするんですが。

〉わかるわかる。
〉それほど、ヨーロッパはすごいってことですから。
〉ヨーロッパ内部もすごい軋轢があって、とてもとても一枚岩じゃありませんし。
〉ふだんは、ついつい西洋だの欧米だの、ひとくくりにしてしまいますが、
〉実のところ、ヨーロッパとアメリカの関係もね〜〜、怪しいわよね〜、
〉…つまり、面白いですよね〜。
〉(「面白いですよね」・・・だなんて、何てつまらない返答を…。たださん、ごめん。。。)

つまらなくありませんっ。キッパリ!(コブシはギュッと握ってまっすぐ上へ by 上大岡トメ)

〉〉ヨーロッパ史も、興味は尽きないですよね。

〉尽きないです。尽きないです。無限です。
〉読みたい本が山のようにあって、それ読むだけで数百年でも生きていたいです。不老不死の魔女になって中世ヨーロッパの修道院の図書室で暮らしたいです。書棚が天井まであって、書棚ごと扉になっていて、その裏が秘密の部屋になってるの、ありますよねー。その扉を開けて階段を下りると秘密の部屋。もちろん映画とネットも見られるよう秘密の部屋にはハイビジョン大画面設置とWEB接続。(←十分、今の日本人(爆)) 修道院の外を出ると、深い森にマジックツリーハウスを作ってジムシーになるのが夢〜。そのときはたださん、コナンねー!

あはは(笑)
コナン、光栄です!(本人、「のび太」の方が近いと思われ。1、2、3、グゥ)

〉〉最後に『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』で紹介されていた、
〉〉マーティン・バナールの『黒いアテナ』という本を紹介します。
〉〉(いまの僕の実力ではとっても太刀打ちできないケド)

〉原書は無理っていう話ですよね? そりゃ無理です、わたしも(笑)

そうです、そうです。紹介だけで。

〉〉(邦訳『黒いアテナ−古典文明のアフロ・アジア的ルーツ2』上・下巻、藤原書店、2004〜2005年)
〉〉紹介のみで失礼します・・・

〉ありがとうございます〜。藤原書店の世界史本ではブローデルの地中海を推薦!

おお、これも面白そうな本ですね〜! ご紹介ありがとうございます!

脱線しますが、
・『地中海』と私 7
  新しい人類史へと誘う書  網野善彦
という記述を発見。その、網野善彦さんつながりで2冊ほどご紹介。

『日本の歴史をよみなおす(全)』網野善彦著 ちくま学芸文庫

『物語による日本の歴史』石母田正・武者小路穣 講談社学術文庫
・・・中沢新一さんが、その著書『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書)
で、網野さんに勧められて最初に読んだ歴史書として紹介された・・・

特に『物語による・・・』は、よかったです。その前から「古事記」や
「平家物語」熱は高かったのですが、「大鏡」というのをその時知って
とても興味を持ちました。藤原道長が天下をとるまでの藤原氏を中心とする
歴史を書いたものですが、一見、道長をほめているようにみえて、その実
ところどころで、藤原氏が他の貴族をおしのけて天下をとるまでには、
どんなにひどいことをしたかということもかなりはっきり書いて、批判を
している、といいます。

(脱線おわり)

〉わたしからもお一つお礼に検索ワードをたださんに捧げます。
〉「黒いマリア」
〉アテナとマリアで、たださん、両手に花〜!

「黒いマリア」検索しました! テンプル騎士団 とか マグダラのマリア
とか、『ダ・ヴィンチ・コード』を思い出しました!!

akoさんの方こそ、素敵な紹介と楽しいお話、ありがとうございました〜!


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1668. Re: うわー、たださん、いろいろ偶然発生です。ありがとう〜

お名前: ako
投稿日: 2007/11/25(01:45)

------------------------------

たださーん、こんばんは、akoです。

〉〉〉『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

〉〉高校世界史の教材のタナに置いたら面白そう〜〜
〉〉(受験生が混乱するばかりで罪深いか…。でもこれ読んで、学校の歴史教師と議論するくらいの高校生がいたら素晴らしい)

〉近所の本屋では、世界史の棚にありましたよ。全然違和感がなかったなー。

その書店、素晴らしい! 書店めぐりはほんと楽しいですよね。

書棚のコーナーや、平積みの、店でイチオシしている本のラインナップ見てると、
ここの店主が好きで読んでる本って、このセンだな、なんてのが見えたり、
アレとアレをああ並べるとは面白い!みたいなところまでわかって、
もう実に、その本屋ばかり通いたくなる、っていう個人書店がありました。

近頃は、街の個人書店が減りつつあるので、
小さい書店は、売れ筋の新書や雑誌しか置けなくなってきてしまって…という切実な状況にあるようで、
そういう個性を楽しめる場所もだんだん限られてきちゃったけどね。
(…ていう話が雑談のところに出てたので、そっちに書きます)

〉でも、akoさんの「→・・・」面白い!

ありがとうございま〜す。
かなりくどい話だったんで、改行しないで書くと自分でもワケわかんなくなりそうだった(笑)

〉〉実のところ、ヨーロッパとアメリカの関係もね〜〜、怪しいわよね〜、
〉〉…つまり、面白いですよね〜。
〉〉(「面白いですよね」・・・だなんて、何てつまらない返答を…。たださん、ごめん。。。)

〉つまらなくありませんっ。キッパリ!(コブシはギュッと握ってまっすぐ上へ by 上大岡トメ)

嬉しい… うるうる。。。。。。
たださんに10万語お祝い投稿をいただいた日のことを思い出しました。

〉〉深い森にマジックツリーハウスを作ってジムシーになるのが夢〜。そのときはたださん、コナンねー!

〉あはは(笑)
〉コナン、光栄です!(本人、「のび太」の方が近いと思われ。1、2、3、グゥ)

タドキスト大会で、リアルたださんと出会う人に確かめていただこう〜っと!(プレッシャーかけてしまった(笑))

〉脱線しますが、

いえいえ、こういうのは「関連ある話がさらに展開した」と呼べばよいかと。

〉・『地中海』と私 7
〉  新しい人類史へと誘う書  網野善彦

〉『日本の歴史をよみなおす(全)』網野善彦著 ちくま学芸文庫

〉『物語による日本の歴史』石母田正・武者小路穣 講談社学術文庫
〉・・・中沢新一さんが、その著書『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書)
〉で、網野さんに勧められて最初に読んだ歴史書として紹介された・・・

うわー!!! いやーー!!! じつにーーー!!
シンクロナイズドスイミング!!
…じゃない、シンクロニシティ発生(笑)

来月、故・網野氏が在職した関東地方のある大学で、
網野史学の功績を検証するシンポジウムというのがあり、
行こうかどうしようか迷っていたところーー!
(たださんの投稿から網野先生の名を見ることになったなんて…! どういう運命!? これは行け、ということかしら…。かなりビックリしました)

〉特に『物語による・・・』は、よかったです。その前から「古事記」や
〉「平家物語」熱は高かったのですが、「大鏡」というのをその時知って
〉とても興味を持ちました。藤原道長が天下をとるまでの藤原氏を中心とする
〉歴史を書いたものですが、一見、道長をほめているようにみえて、その実
〉ところどころで、藤原氏が他の貴族をおしのけて天下をとるまでには、
〉どんなにひどいことをしたかということもかなりはっきり書いて、批判を
〉している、といいます。

うわ〜〜〜、これもまたまたシンクロナイズド投稿(笑)!

実は、ここの掲示板には、掲示板の怪人と称されるかたがおられましてね(笑)、
今年の夏、投稿の意外な展開で、平安時代の牛車の話が出まして、
(いちおう、最初は英語多読の話だったはずなんだけどね(笑))
で、牛車関連を調べて、そのことを投稿のご返答に書こうと思っているんですが、
その中に、道長と大鏡のことが!
いや、もうこれ以上は脱線できないので、終わりますが、いやはや偶然がいろいろです。

〉(脱線おわり)

はい、終わります。英語からだいぶ離れてしまいましたね…。

〉〉アテナとマリアで、たださん、両手に花〜!

〉「黒いマリア」検索しました! テンプル騎士団 とか マグダラのマリア
〉とか、『ダ・ヴィンチ・コード』を思い出しました!!

これでこそ英語のこと何でも!! 
『ダ・ヴィンチ・コード』が流行った年は、これを英語で読んだかたがおられましたよね。
日本語で読まずに、英語で読んじゃうんだから、
多読って素晴らしい、あたしだっていつかーー、と誓いを新たにしました。
(英語多読で話をまとめた(笑))

〉akoさんの方こそ、素敵な紹介と楽しいお話、ありがとうございました〜!

掲示板は、関連してこういうことが…という調子で、
次々と予想外の展開するのが面白いですよね。

では コナン the たださん、ありがとうございましたーーっ。
森で野豚を焼きたいジムシーakoより(笑)


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