Re: ”green”は”緑色”ではない一例

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/7/1(06:21)]

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1232. Re: ”green”は”緑色”ではない一例

お名前: 久子
投稿日: 2006/12/31(16:32)

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こんばんは〜 間者猫さん

私も見つけたので、便乗しま〜す。

男"Jack looks positively green."
女"Personally, I've never cared for green gentleman"
男"I am shocked. Was that double entendre"
女"What? No. What are you talking about? No! I had no such intent"

ではでは


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[脱帽] 1236. Re: ”green”は”緑色”ではない一例

お名前: 酒井@tadoku.org http://tadoku.org
投稿日: 2007/1/1(00:07)

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久子さん、新年あけましておめでとー!
酒井@tadoku.orgです。

間者猫さん、横はいり・・・ じゃなかった、おめでとー!!

〉こんばんは〜 間者猫さん

〉私も見つけたので、便乗しま〜す。

〉男"Jack looks positively green."
〉女"Personally, I've never cared for green gentleman"
〉男"I am shocked. Was that double entendre"
〉女"What? No. What are you talking about? No! I had no such intent"

このグリーンは嫉妬の方かな?

で、green gentleman のグリーンは間者猫さんのいう
青臭い、未熟なっていう意味で、この「未熟な」っていう
ところがdouble entendreつまりもう一つの意味
「男として成熟していない」という意味をかけてある云々という
話題になっているんですね。なるほど!

ではね、新年早々の書き込みがこれか?


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1237. 緑色と green と色のこと色々

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/1(12:33)

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あけましておめでとうございます。

英語では、嫉妬で green になるという表現を時々見かけますね。たしか "green-eyed monster" は Shakespeare の Othelo の出てくる表現だったと思います。The Beatles の歌の中にも、"Everybody's green" という表現がありました。

「あおくさい」という意味の green については既に指摘されているとおりです。

それから Green Party や Greenpeace からの発展でしょうか、環境に配慮するという意味で green を使うことも最近はあるようです。環境化学のことを "green chemistry" と呼んだりします。

「みどり」という日本語については、「みどりの黒髪」という表現がずっと気になっていました。大学院で日本文学を専攻している友だちに、質問してみたところ、「みどり」はもともと「みずみずしい」という意味だと教えてくれました。

そういえば、「みどりご」という表現もありましたね。

色の区分は言語によって違いがあります。それぞれの色をどういう感じで受けとめるかも文化によって違いがあります。英国や米国では blue が悲しい気分をあらわすこともありますね。

個人的には yellow と黄色のずれが、ずっと気になっています。


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1238. Re: 緑色と green と色のこと色々

お名前: 久子
投稿日: 2007/1/2(18:00)

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Ryotasanさん

あけましておめでとうございます。

green から受ける印象は、日本語の みどり とは大きく異なるのでしょうね。
各文化によって色を分類する基準も異なっているので、色味も異なるのかなと思います。

Frog was not feeling well.
Toad said, "Frog, You are looking quite green."
"But I always look green," said Frog, "I am a frog"

という場合、日本語では色を使うなら、青、蒼白 といったところ
になるので このあたりも色に対するイメージが異なることに関係する
のでしょうか。

〉個人的には yellow と黄色のずれが、ずっと気になっています。
これはあまり意識したことがないのですが、太陽は yellow えっ黄色? 
と思うと どうも自分の色彩感覚と相容れないです。


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1241. Re: 緑色と green と色のこと色々

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/4(11:17)

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久子さん、あけましておめでとうございます。

〉Frog was not feeling well.
〉Toad said, "Frog, You are looking quite green."
〉"But I always look green," said Frog, "I am a frog"

Arnold Lobel ですね。英語がよく分かる人を相手に朗読したら、ドッと笑いが出るところなんでしょうね。普段、英語を読むときは日本語に訳さないよう心がけているんですが、きょうは特別、翻訳してみました。

「だって僕、アオガエルなんだもん。」

〉〉個人的には yellow と黄色のずれが、ずっと気になっています。

〉これはあまり意識したことがないのですが、太陽は yellow えっ黄色? 
〉と思うと どうも自分の色彩感覚と相容れないです。

繰り返しますが、yellow と黄色は少し違うんだと僕は考えています。これは感覚の違いと言うより、言葉の違いだと思います。

むかし、米国の南部で黒人たちが奴隷だったころ、家事専門の黒人女性が、白人である owner の子どもを生むことがありました。(勿論、合意に基づく結婚ではありません。) そういうことが繰り返されると、黒人の血は1/8で白人の血は7/8という様な子も産まれます。(少しでも黒人の血が混じっていると、黒人として扱われます。) こういう子どもたちの皮膚の色が、yellow と形容されることもあります。黄色ではなく薄茶色です。(All the King's Men という小説を読んでいて、この表現に出会いました。)

それから、僕たち日本人を含む東アジア系の人に対し、軽蔑的な意味合いもこめて yellow と呼ぶことがあるのは御存知ですね。この yellow という単語の意味を性格に理解していない人が「黄色人種」という訳語を考え、それが日本語として定着してしまったようですが、通常、日本語で黄色と肌色は区別すると思います。

Tom Sawyer には yellow hair の女の子が登場します。これは金髪です。The Call of the Wild には yellow metal という物質が出てきます。これは金色です。黄金色 (こがねいろ) と呼んでも間違いではありませんが、日本語の黄色とは少し違うと思います。

それから、クリーム色も英語では yellow と形容することがあります。海外で道案内などをしてもらうとき、気をつけた方が良いです。

要するに、yellow の範囲は黄色より広いんです。多読をしていて yellow に出会ったときは、直線的に「黄色」と考えるより、曖昧にしておいた方がが良いです。挿し絵や前後関係で黄色と分かるときは構いませんが、犬の毛の色だったり、午後の日差しの色だったりすることもあります。


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1244. どーも御無沙汰です。

お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2007/1/7(13:22)

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"Ryotasan"さんは[url:kb:1241]で書きました:
〉久子さん、あけましておめでとうございます。

久子さん、Ryotasan、あけましておめでとうございます。
間者猫です。

〉〉Frog was not feeling well.
〉〉Toad said, "Frog, You are looking quite green."
〉〉"But I always look green," said Frog, "I am a frog"

burst into laughing ですね。

〉〉〉個人的には yellow と黄色のずれが、ずっと気になっています。

yellowと英英辞書でひくと、レモン、バター、卵の黄身と書いてあって、
だから、ちびくろサンボの虎はバターになったんだと妙に納得しました。
小さい頃から”なんでバターなのか?”さっぱり分からなかったんです。

〉〉これはあまり意識したことがないのですが、太陽は yellow えっ黄色? 
〉〉と思うと どうも自分の色彩感覚と相容れないです。

色は結構ずれがありますね。

〉むかし、米国の南部で黒人たちが奴隷だったころ、家事専門の黒人女性が、白人である owner の子どもを生むことがありました。(勿論、合意に基づく結婚ではありません。) そういうことが繰り返されると、黒人の血は1/8で白人の血は7/8という様な子も産まれます。(少しでも黒人の血が混じっていると、黒人として扱われます。) こういう子どもたちの皮膚の色が、yellow と形容されることもあります。黄色ではなく薄茶色です。(All the King's Men という小説を読んでいて、この表現に出会いました。)
〉それから、僕たち日本人を含む東アジア系の人に対し、軽蔑的な意味合いもこめて yellow と呼ぶことがあるのは御存知ですね。この yellow という単語の意味を性格に理解していない人が「黄色人種」という訳語を考え、それが日本語として定着してしまったようですが、通常、日本語で黄色と肌色は区別すると思います。
〉Tom Sawyer には yellow hair の女の子が登場します。これは金髪です。The Call of the Wild には yellow metal という物質が出てきます。これは金色です。黄金色 (こがねいろ) と呼んでも間違いではありませんが、日本語の黄色とは少し違うと思います。
〉それから、クリーム色も英語では yellow と形容することがあります。海外で道案内などをしてもらうとき、気をつけた方が良いです。
〉要するに、yellow の範囲は黄色より広いんです。多読をしていて yellow に出会ったときは、直線的に「黄色」と考えるより、曖昧にしておいた方がが良いです。挿し絵や前後関係で黄色と分かるときは構いませんが、犬の毛の色だったり、午後の日差しの色だったりすることもあります。

勉強になります。感謝。

最初PBを読んでいてびっくりしたのが、”tan”と出てきた時ですね。
肌の色だとは分かりましたが、
どんな色かしばらくは分からなかったです。
辞書引けばいんですけど、まあ面倒臭いので。

では。


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1247. Re: どーも御無沙汰です。

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/8(09:35)

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間者猫"さん、あけましておめでとうございます。

〉yellowと英英辞書でひくと、レモン、バター、卵の黄身と書いてあって、
〉だから、ちびくろサンボの虎はバターになったんだと妙に納得しました。
〉小さい頃から”なんでバターなのか?”さっぱり分からなかったんです。

たしかに、ちびくろサンボの虎は、あの色の連想からバターになるのだと思います。それと、日本で読まれていた絵本 (サンボを可愛く書き直してある) は、虎がぐるぐるまわって溶けていく場面の絵が分かりにくかったように記憶しています。

英英辞書は Longman の最新版でしょうか。バターは黄色いのもあるし、かなり白っぽいのもあるので、yellow の説明には向いています。

Longman の辞書では、その次に "an offensive way of describing the skin colour of people from parts of Asia" という記述もありますね。

この部分、1987の第2版 "having the light brown skin of some east Asian people (may be considered offensive)" と表現されていたんです。日本人学習者にとっては、こういう昔の記述の方が分かりやすかったかもしれません。


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1248. Re: どーも御無沙汰です。

お名前: 久子
投稿日: 2007/1/8(10:40)

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Ryotasanさん 間者猫さん こんにちは

〉〉yellowと英英辞書でひくと、レモン、バター、卵の黄身と書いてあって、
〉〉だから、ちびくろサンボの虎はバターになったんだと妙に納得しました。
〉〉小さい頃から”なんでバターなのか?”さっぱり分からなかったんです。

〉たしかに、ちびくろサンボの虎は、あの色の連想からバターになるのだと思います。それと、日本で読まれていた絵本 (サンボを可愛く書き直してある) は、虎がぐるぐるまわって溶けていく場面の絵が分かりにくかったように記憶しています。

トラがバターになることに、何も疑問を持たず。
サンボの国ではそういうこともあるんだろうなぁ
と あっさり納得した子供でしたが、yellow の連想から とすると
とても自然な発想なんですね。

〉英英辞書は Longman の最新版でしょうか。バターは黄色いのもあるし、かなり白っぽいのもあるので、yellow の説明には向いています。

Little House in the Big Woods には、冬にバターを作るときに
白っぽい色では、おいしそうではないため にんじんを使って
着色するシーンがありました。

In winter the cream was not yellow as it was in summer,
and butter churned from it was white and not so pretty.

読んだときは、yellow は気にせず 冬は干草ばかり食べているので
色が薄いのね。と思っただけでしたが、確かに cream も yellow
です。

着色後のバターの色は、golden と表現されていたので、おいしそうな
バターの色というのは、私が思っているより かなり濃い目の黄色なのかも
しれないと思ってます。

〉Longman の辞書では、その次に "an offensive way of describing the skin colour of people from parts of Asia" という記述もありますね。

〉この部分、1987の第2版 "having the light brown skin of some east Asian people (may be considered offensive)" と表現されていたんです。日本人学習者にとっては、こういう昔の記述の方が分かりやすかったかもしれません。

そうですね。
Ryotasanさん の解説で、ぐっと yellow についてのイメージが具体的に
なりました。ありがとうございます。


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1250. Re: どーも御無沙汰です。

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/9(17:47)

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久子さんが非常に興味深い投稿をしてくれました。

〉トラがバターになることに、何も疑問を持たず。
〉サンボの国ではそういうこともあるんだろうなぁ
〉と あっさり納得した子供でしたが、yellow の連想から とすると
〉とても自然な発想なんですね。

疑問を持つのも、あっさり納得するのも読者の自由です。何年もたってから何かのきっかけで気づくこともありますね。

虎がバター、というか原文で言うと ghee になる箇所は、Mother Goose にある "Two Cats of Kilkenny" を意識しているのかもしれません。

There once were two cats of Kilkenny,
Each thought there was one cat too many,
So they fought and they fit,
And they scratched and they bit,
Till, excepting their nails
And the tips of their tails,
Insteads of two cats, there weren't any.

Little House in the Big Woods からの引用も興味ぶかかったです。

〉In winter the cream was not yellow as it was in summer,
〉and butter churned from it was white and not so pretty.

〉読んだときは、yellow は気にせず 冬は干草ばかり食べているので
〉色が薄いのね。と思っただけでしたが、確かに cream も yellow
〉です。

〉着色後のバターの色は、golden と表現されていたので、おいしそうな
〉バターの色というのは、私が思っているより かなり濃い目の黄色なのかも
〉しれないと思ってます。

これは、yellow の範囲が、薄ければ white か cream の色、濃ければ golden に重なることをさりげなく示している好例ですね。辞書や単語帳だけの勉強では分からない、多読の醍醐味かもしれません。

バター作りの文章は、辞書をひかなくても churn という単語の意味を理解できるように書いてありますね。これも多読の醍醐味です。

余談になりますが、これから Little House in the Big Woods の本を購入したいと考えているかたは、図書館か書店でハードカバーの本を手にとって見て下さい。できればペーパーバックと比べてみると良いです。同じ挿し絵でも、ハードカバーの方が大きく、質の良い印刷で、綺麗に見えると思います。

脱線つづきですいません。


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1249. コウビルドの改訂第4版です

お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2007/1/8(13:23)

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"Ryotasan"さんは[url:kb:1247]で書きました:
〉間者猫"さん、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。
私はコウビルドの改訂第4版を使っています。
こんな説明文でした。
yellow
1 COLOUR
Something that is yellow is the colour of lemons, butter, or the middle part of an egg.
2 VERB: V, V-ing
If something yellows, it becomes yellow in colour, often because it is old.

ご参考までに。


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1251. Re: コウビルドの改訂第4版です

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/9(18:03)

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コウビルドでしたか。

〉1 COLOUR
〉 Something that is yellow is the colour of lemons, butter, or the middle part of an egg.
〉2 VERB: V, V-ing
〉If something yellows, it becomes yellow in colour, often because it is old.

コウビルドの説明には gold が無いんですね。

1987年版と1995年版のコウビルドを持っているので調べてみたら、バターもなく、卵の黄身とレモンだけでした。バターが加わって、少し味が良くなったかもしれません。

ちなみにコウビルド1987年版には、こういう記述もありました:

People who belong to a race with pale yellow skins, for example the Chinese or Japanese, are sometimes described as YELLOW.

この説明では yellow の前に pale の付いているところが面白いと思いました。ただし、95年版からは、皮膚の色として形容詞 yellow の説明自体が削除されています。


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