たかぼんさん、ご教示、感謝します=そばきり発

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7989. たかぼんさん、ご教示、感謝します=そばきり発

お名前: そばきり
投稿日: 2011/9/23(10:47)

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 たかぼんさん、そばきりでございます。

 初心者への親切なアドバイスをくださり、ありがとうございました。

〉外国語は母語と違いますので、習得には当然、母語と違った考慮が必要です。
〉身につけようとすれば、長期にわたって学習しなければなりません。
〉その学習法の一つとして、多読多聴があるのだと思います。
〉ラクだし楽しいから長く続けられるというのが、多読多聴学習法のメリットですね。

 おっしゃるとおりです。私は「趣味としての英語学習」を標榜して
おり、英語とわが暮らしとは直接の関係はありません。でも、10代
から切れ目はありながらも、62歳の今日まで英語に触れているのは、
やっぱり「面白いから」という要素があったからだと思います。

 ここにきて「多読」と出会い、その「面白さ」をより満喫できる方法
だろうと実感したしだいです。longman literacy land story streetの
レッスン12まで読了(絵を眺めて楽しかったことが多いですが)して、
この予想が外れなかったことが、ありがたいです。

 このシリーズの中で、子供のセリフで、形は単純な句動詞なのに意味が
判然としないのが、いくつかありました。想像はできるのですが。
 この辺りも、ネイティブの子供用テキストの功徳というところでしょう
か。

 以前の私なら、ここで必ず辞書を引くところです。しかし、ここはまり
あさんのご著書のお教えに従って、そのままにしておきます。「想像する
楽しみ」をここで得られた気分です。

〉ただ、多読多聴で、期待どおりのレベルになれるかというと、そんな保証はどこにもありません。
〉いつまでやっても、きわめてお粗末なレベルから脱け出せないという可能性もあります。

 そうですね。
 なにごとも、これだけで上達します−という方法はないわけで、基本
は押さえながらも、自分により合った方法はあるはずです。今回の多読は
その自分に合った方法の一つと捉えました。

 おっしゃるように、多読を続けても驚くべきレベルに達するかどうか
は、保証がありません。ただ、異文化理解としてはとても面白い方法なの
で、とりあえずは100万語まで読んでみたいと存じます。

〉(そこで、「そんな英語力を身につける必要ある?」とか、「(レベルが上がらなくても)
〉 楽しんでいるならいいんじゃない?」などと、開き直りたくなってしまうわけですね。)

 これは特に私のような「趣味としての英語学習」を標榜している人間には
貴重なアドバイスです。英語ができようができなかろうが、暮らしにはま
ったく支障がないわけなので。実際、これまでも、なまけになまけながら
進んでまいりました。

 ただ、そこが私の「ある種の真面目さ」ゆえなのか、因果というのか
この年齢になっても“英語での向上心”とでもいうべき気分が消え失せ
ず、「なにかないか」と、向上へのアンテナを、まばらでも掲げている
わけです。

 このようにしているうちに、さらに高齢化し、彼岸への旅路に出るので
しょう。人生は素晴らしい。認知症にはならず、自分の足で歩け、こうし
て英語を楽しめる境遇に感謝しているわけでございます。

〉多読多聴以外にも、そのときそのときの、そばきりさんに合った、いい学習法が
〉あるかもしれません。
〉勉強はダメだとか多読多聴でなきゃダメだとか、かたくなに考えずに、柔軟に、
〉よさそう・おもしろそうと直感されたことは何でも、お試しになってみてくださいね。

 ありがとうございます。
 これまでには、数えきれないほどの教材、英語ノウハウ本などを試して
きました。時代を反映しながら、それぞれの制作者が知恵を絞ってきたと
いうことでしょう。中には面白いものもありました。かなり真面目に
取り組んだものもあります。

 ただ、このような教材、英語ノウハウ本の「効果」を科学的、学問的に
証明できるデータはないのではないかと存じます。制作者側がいくら
「この教材経験者の●●%が英検に合格」あるいは「受講者の●●人が
トイック700点を突破」とうたったとしても、それは結果の報告に過
ぎません。

 だからといって、その教材がまったく役に立たないかというと、そうと
は言い切れない部分もあります。ゆえに、英語業界にとっては、日本は
「とてもおいしい」マーケットなのでしょう。

 「かたくなに考えずに、柔軟に」とのたかぼんさんのアドバイス、私
には居眠り中の自分への警策のように響きました。なにごとも凝り固まら
ずに、さりとて自分を見失わずにー。今後ともよろしくお願い申し上げま
す。
(了)


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[喜] 7991. Re: たかぼんさん、ご教示、感謝します=そばきり発

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.com/blog/
投稿日: 2011/9/24(23:27)

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そばきりさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

  部分的に後半のみにお返事させて頂きます。

〉 ただ、そこが私の「ある種の真面目さ」ゆえなのか、因果というのか
〉この年齢になっても“英語での向上心”とでもいうべき気分が消え失せ
〉ず、「なにかないか」と、向上へのアンテナを、まばらでも掲げている
〉わけです。

  人には向上心というものがとても大切で、いくつになっても
  持っているべきものだと思いますし、何かで自分の向上を
  確認できてこそ、生き甲斐もあるのだろうと思います。

  問題は、何を以て「英語力の向上」と捉えるか?ですね。
  いつまでも自分を English Learner だと思っていると、
  「英語力の向上」は、検定の級が上がることやTOEICの
  点数があがること(外部評価)で測ることになります。

〉 ただ、このような教材、英語ノウハウ本の「効果」を科学的、学問的に
〉証明できるデータはないのではないかと存じます。制作者側がいくら
〉「この教材経験者の●●%が英検に合格」あるいは「受講者の●●人が
〉トイック700点を突破」とうたったとしても、それは結果の報告に過
〉ぎません。

〉 だからといって、その教材がまったく役に立たないかというと、そうと
〉は言い切れない部分もあります。ゆえに、英語業界にとっては、日本は
〉「とてもおいしい」マーケットなのでしょう。

  テストの点数を上げるのには、教材が一番早道でしょう。
  ただ、テストの点数が上がっても「英語力が向上」したと
  いう実感を感じられない人はたくさんいます。

  言葉というのは、用件を伝える機能と気持ちを伝える機能が
  あります。英語力テストは、用件を伝える機能の測定になり
  ます。気持ちを伝える機能は測りかねますからね。

  多読を続けていくと、気持ちを読みとる力がついてきます。
  そういう力は数値で評価しにくいものですから、向上したか
  どうか?は自分が目標設定し、自分で達成度を測る、という
  自律的なものになります。

  たとえば私自身は
  1.登場人物の会話が上品な物言い、ぶっきらぼう、粗野..
    などを読みとりたい
      英語には、「..ですのよ」「..だせ」「..だひょ〜ん」
      などの語尾表現がない。でも人間である以上、どこかで
      その違いを表現しているはずだから読みとりたい。

  2.日本語なら、ある文章を小林秀雄が書いたか、川端康成か
    赤川次郎か..数行読んで判別できますが、正直に言って英語と
    なると真っ先に思うのは「難しい」「それ程でも..」「やさしい」
    です。    
      まあ多読を続けて、堅苦しい、持って回ってくどい、明快、
      くだけた書き方、バカっぽい..なとは分かってきましたが。

  英語を話す機会は海外旅行か、来日した友人を観光案内するとき
  くらいしかありませんが、まあそういうときに、「感じの良い英語」
  が話せたらな、というのが目標です。

  で、自分なりの向上目標を持ってしまうと、テストによる外部評価を
  上げることに興味を失いがちです。だからといって、決して向上心を
  失ってはいません。

  それから、誰かと話をしていて、物や人名がさっと思い出せず、
  「ほら、あれあれ、なんていったっけ..」なんてなりますから、
  TOEICのようなスピードを競う試験ではうんと不利になっている
  ことでしょう。ですから受けたくない、というよこしまな心も
  ありますね。  

  趣味の分野について英語で読みたい、とか娯楽本1冊を3時間程度で
  ばんばん読みたいとか、向上の目標は人それぞれだと思います。

  自分がどんな分野で向上したいか?どうしたらそれが可能になるか?
  工夫することが人生を楽しくしてくれると思います。

Happy Reading!  
  


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