2007 SEG |
BACEは、桐原書店・三省堂が中心となって作っているNPO 英語運用能力評価協会(ELPA)が主催する、高校1年生(入学時)対象の300点満点のTOEIC形式(英問英答記号式)の英語力判定試験です。
SEG 中2平均 (8月) |
高1の 全国平均 |
高1平均 との差 |
中1終了時 の平均 (1月末) |
1月から 半年間での 点数の変化 |
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総合(300) | 219 | 148 | +71 | 166 | +53 |
リスニング(100) | 78 | 52 | +26 | 65 | +13 |
文法・語彙(100) | 65 | 51 | +14 | 46 | +19 |
リーディング(100) | 79 | 45 | +34 | 55 | +24 |
このように、1月末からの半年間で、リーディング を中心に、リスニング・文法・語彙すべてにおいて、順調に伸び、総合点では、全国平均の高1生の1.5倍の得点となりました。とりわけ、リーディング、リスニングは、一般高校生に比べて極めて高い得点となっています。これは、授業が原則としてすべて英語でおこなわれていること、また、読書時間の約2割から8割が、CDを聞きながらの読書であることの成果を表しています。
なお、生徒のWriting力は、同時に独自で、別途Wrtingの試験を実施しました。
標準クラス(B)、上位クラス(C)のクラス別の各得点は次の通りです。
高1の 全国平均 |
SEG 中2 標準クラス 平均点 (受験者 20名) |
SEG 中2 上位クラス 平均点 (受験者 32名) |
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総合(300) | 148 | 200.9 | 247.0 |
リスニング(100) | 52 | 73.5 | 84.4 |
文法・語彙(100) | 51 | 59.3 | 74.5 |
リーディング(100) | 45 | 68.1 | 88.1 |
語彙文法 | リーディング | リスニング | 総合点 |
0.54 | 0.43 | 0.12 | 0.43 |
これから、多読が英文の内容の理解だけでなく、語彙や文法の習得にも、良い影響を与えていることが推定できます。
各分野ごとの多読語数との相関を表す、散布図は次のとおりです。
※語彙や文法の習得には、多読は直接関係無いと思われがちですが、グラフからも強い正の相関がみられます。
読書が進むと語彙が増え、語彙が増えるとより読書が進むという正のスパイラルが働くのです。
※英文を読んでの内容理解は、多読生の得意分野です。多くの生徒が試験問題を、標準時間の半分程度で解答しています。
満点をとるものもかなりいます。やはり、強い正の相関がみられます。
※リスニングも満点続出で、SEG多読クラスの威力を示していますが、多読語数との相関はほとんど見られません。
リスニングについては、現段階では、小学生の時の英語経験の影響の方が強い印象がありますが、さらなる調査が必要です。。
今後も、多読をベースにしつつも、試験結果や授業での生徒の観察をもとに、適宜、文法や、リスニング、会話、音読、精読、Writing を加味して、クラス全員の英語力を着実に伸ばしていきます。
参考 英検取得者のBACE 受験者の平均点数は次の通りです。
英検準2級取得者のBACE 得点平均が 220/ 英検3級取得者の平均が 178 /英検4級取得者の平均が 154
(2007/10/03 文責 古川昭夫)
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