[掲示板: 〈過去ログ〉ときどき投稿したい方の広場 -- 最新メッセージID: 2031 // 時刻: 2024/11/24(09:30)]
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お名前: apple
投稿日: 2003/6/16(22:13)
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fumiさん,こんばんは。横から失礼いたします。apple@元理系の大学院生,です。
〉#脱線ですが、大学3年のころ、就職活動対策にといって英会話学校からよく電話がかかってきました。そのときの勧誘文句で「今100万円投資することで一生物の英語力がつくんですよ。生涯年収にして1000万円は差がつきますよ。安いものでしょう」といわれ、その考え方自体にはなるほど、と思いました。ただ、その学校の方法で一生ものの英語力がつきそうな気がしなかったので(お金もなかったし)勧誘には乗りませんでしたが・・・
私が学生の頃も,友人がよく英会話スクールに通ってました。勧誘文句は知りませんでしたが,私自身は(英語は好きでしたが)あまり行こうという気がしませんでした。
学生時代によく読んでいた論文は,化学の合成の論文で,ようは「AにBを混ぜたらCができる」ということが書いてありました。そういうのだけを読んでいるのは比較的楽でした。ただ,AとBの順番を間違えたりすると大変なので,間違えないように読む必要はありましたが。そう,困っていなかったのだと思います。
先生にも恵まれていました。海外の有名な研究者と積極的につながっており,よく,セミナーと称してその研究者の発表を聞けました。中身も難しいので,大変でしたが,今思うと恵まれていたなと思っています。今思うと「全然わかってなかった」かと思いつつも。(^^;)
〉ここの掲示板では多数派ではないと思いますが、わたしは理系の大学院生です。
〉入学金や授業料を払っているのでなかなかそれ以上の投資は厳しいものがあります。
〉もちろん、本にお金を惜しんでいてはいけないと思いますが、必要な教科書等買っているとそれだけで結構な額になってしまいます。
〉また、実験などで時間的な制約があるのであまりアルバイトもできません(涙)
〉その一方で、英語の能力は読み・書き・プレゼンテーション・ディスカッションなどなどあらゆる側面で要求されるのでなんとかしたいと思っています。
社会に出てから思うのは,自由になるお金は増えても,自分のために時間を使うということがとても大変だということです。英語とコンピュータと経営,等と良く言われますが,私には,身につけたいと思うスキルがいっぱいあります。
結局,アルバイトもそうなんですが,時間の切り売りみたいなもんですよね。一方,「本当に好きなことを研究できる」というのは学生の間の特権かもしれません。もちろん,それに近い職場につとめて研究することができる可能性もありますが,それでも何らかの縛りはあるでしょう。
必要な機会を最大限に生かしていくのがいいのかな,と思っています。
実は多読を始めようかと検討していた頃,某英会話スクールと比較していました。話すという機会をもちたいと思いつつも多読を選んだのは,そのコストをかけるだけの英会話スクールに出会えなかったから。
プライベートレッスンを取れば国際学会などに向けての英語のプレゼンテーションの練習もできますよ,と宣伝でいわれたけれど,専門内容のわからない相手にプレゼンをしてもとんちんかんな質疑応答の練習になるのではとは容易に予想できました。英語以外の面も含めて,共同研究者の「良い上司」にみていただくほうが効果があるのは明らかでした。おまけに,講師の発音の悪いこと! 確かに母国語が英語の研究者ばかりでないので訛りのある英語を聞き取る必要もあるのですが,英会話スクールでそれを訓練する気が起きませんでした・・・。←といえるほどきれいな英語を話せるわけではないのですが。(^^;)
その点,多読は,安価で楽しいです。効果のほどはわかりませんが,多少分野違いの話を読むのにも抵抗が少なくなってきました。専門という言葉であまり自分を狭めずに,やれることを広げていきたいと思っていることを考えると,良い選択をしたのでは? と思っています。聞く方は多読しながらでも?ラジオでもテレビでもリスニング教材でも安価で良いものがいっぱいあります。
P.S.
もしかしたら,都会には本当に良い英会話スクールがあるのかもしれません。でも,私の近くには,私が学びたいと思えることを学べそうなところはありませんでしたというのが私の結論です。私の書き込みで英会話スクールに変な偏見を持たず,ご自分の目で判断頂ければと思います。
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お名前: fumi
投稿日: 2003/6/17(00:08)
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appleさん、こんばんは。fumi@学会前現実逃避症候群 です。
〉fumiさん,こんばんは。横から失礼いたします。apple@元理系の大学院生,です。
〉
おお、appleさん、先輩なんですね〜。
〉 私が学生の頃も,友人がよく英会話スクールに通ってました。勧誘文句は知りませんでしたが,私自身は(英語は好きでしたが)あまり行こうという気がしませんでした。
〉 学生時代によく読んでいた論文は,化学の合成の論文で,ようは「AにBを混ぜたらCができる」ということが書いてありました。そういうのだけを読んでいるのは比較的楽でした。ただ,AとBの順番を間違えたりすると大変なので,間違えないように読む必要はありましたが。そう,困っていなかったのだと思います。
〉 先生にも恵まれていました。海外の有名な研究者と積極的につながっており,よく,セミナーと称してその研究者の発表を聞けました。中身も難しいので,大変でしたが,今思うと恵まれていたなと思っています。今思うと「全然わかってなかった」かと思いつつも。(^^;)
たしかに、順番を間違えたら別のものが出来ちゃいそうですね(笑)
私の先生も、大学院生を海外の学会に積極的に参加させてくださるので、その点、恵まれていると思います。英語をちゃんとやろう、という良いモチベーションになっていると思います。
〉 社会に出てから思うのは,自由になるお金は増えても,自分のために時間を使うということがとても大変だということです。英語とコンピュータと経営,等と良く言われますが,私には,身につけたいと思うスキルがいっぱいあります。
〉 結局,アルバイトもそうなんですが,時間の切り売りみたいなもんですよね。一方,「本当に好きなことを研究できる」というのは学生の間の特権かもしれません。もちろん,それに近い職場につとめて研究することができる可能性もありますが,それでも何らかの縛りはあるでしょう。
〉 必要な機会を最大限に生かしていくのがいいのかな,と思っています。
なるほど、時間の切り売りですか〜。
今の時間を大切にしたいと思います。
〉 実は多読を始めようかと検討していた頃,某英会話スクールと比較していました。話すという機会をもちたいと思いつつも多読を選んだのは,そのコストをかけるだけの英会話スクールに出会えなかったから。
〉 プライベートレッスンを取れば国際学会などに向けての英語のプレゼンテーションの練習もできますよ,と宣伝でいわれたけれど,専門内容のわからない相手にプレゼンをしてもとんちんかんな質疑応答の練習になるのではとは容易に予想できました。英語以外の面も含めて,共同研究者の「良い上司」にみていただくほうが効果があるのは明らかでした。おまけに,講師の発音の悪いこと! 確かに母国語が英語の研究者ばかりでないので訛りのある英語を聞き取る必要もあるのですが,英会話スクールでそれを訓練する気が起きませんでした・・・。←といえるほどきれいな英語を話せるわけではないのですが。(^^;)
〉 その点,多読は,安価で楽しいです。効果のほどはわかりませんが,多少分野違いの話を読むのにも抵抗が少なくなってきました。専門という言葉であまり自分を狭めずに,やれることを広げていきたいと思っていることを考えると,良い選択をしたのでは? と思っています。聞く方は多読しながらでも?ラジオでもテレビでもリスニング教材でも安価で良いものがいっぱいあります。
学会の質疑応答は一番の心配のタネなので、「プライベートレッスンで出来ますよ」なんて言われるとぐらっと来そうです(笑)
多読を始めて、読むものの幅が(内容的に)広がって面白いです。
英語で話せる話題の幅も広がるといいな、と思います。前に国際学会に行った時には、ランチタイムのおしゃべりにまったく参加できなくてさびしかったので、そのうち仲間に入れるようになりたいと思っています。
ではでは、Happy Reading!
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fumi@学会前現実逃避症候群さん,おはようございます。
apple@早く論文書かなきゃ,です。
〉たしかに、順番を間違えたら別のものが出来ちゃいそうですね(笑)
いや,その程度で済めばいいのですが,下手をすると危ないので・・・(笑)
〉私の先生も、大学院生を海外の学会に積極的に参加させてくださるので、その点、恵まれていると思います。英語をちゃんとやろう、という良いモチベーションになっていると思います。
それはよかったですね。若いうちにいい研究者にどれだけ出会えるかで,研究者人生はずいぶん変わると思います。
最近は「幽霊研究」についてというコラムを読みました。ようは,日本人以外にはあまり読まれない日本語で論文を書かず,多くの人が読める英語で書きましょうという趣旨なのですが。
言われてみると,ある専門用語を調べていたときにどうも気になって調べていたら,オランダ語の言葉の略であったということがありました。原著論文は当然読めません。(^^;)
〉学会の質疑応答は一番の心配のタネなので、「プライベートレッスンで出来ますよ」なんて言われるとぐらっと来そうです(笑)
学会発表の前に研究室内で練習,というのはありませんか? そこで練習するのがよろしいのではないでしょうか。アクティブな研究室のようですので,指導教官以外の先生方や先輩からも良いアドバイスがいただけそうです。
英会話スクールにその分野の専門家がいらっしゃれば話は別ですが,理系の発表をどこまで理解できるか,正直言って難しいと思いますよ。大学卒講師と宣伝していても大嘘だというスクールもあるようですし。それに仮に本当に大学を出ていても,理系の専門分野で普通に使われている専門用語をまずほとんどご存じないと思いますので。1個1個用語を説明するような,とんちんかんな質疑応答になりそうです。
〉多読を始めて、読むものの幅が(内容的に)広がって面白いです。
〉英語で話せる話題の幅も広がるといいな、と思います。前に国際学会に行った時には、ランチタイムのおしゃべりにまったく参加できなくてさびしかったので、そのうち仲間に入れるようになりたいと思っています。
そうですね。おしゃべりはまた別の難しさがありますね。ある程度聞き取れないと会話になりませんし。
実は(まだ実験できるほど多読が進んでいませんが)多読は聞き取りにも役立つと私は思っています。
それでは,happy reading!