Re: 指で覚える

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/11/25(02:00)]

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2941. Re: 指で覚える

お名前: すけさやママ
投稿日: 2008/9/24(16:04)

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バナナさん、こんにちは。

英語とピアノの練習が似てるって、私もずっと思ってました!

もちろん、多読とも似ています。
バナナさんが紹介してくださったこと以外にも、
    ・簡単な曲から始めて少しずつうまくなっていく
    ・楽譜も、音符がドレミくらいしかない短い物を弾きながら見慣れていき、
     だんだんと複雑な楽譜でもパッと読めるようになる、初見で弾けるようになっていく、
という点でも似ています。

だから本当は、簡単なものから、が良いのですが、
「好きな曲1曲だけでも」とのことなので、荒療治でいきなり「18番候補」の曲を練習すると仮定します。
 (バッハがお好きなのでしたら、平均律の第1番前奏曲なんかは、どうでしょう?
  同じような小説の繰り返しが多いので、なんとかなるのではと思います。)

その場合、いちばん力を入れてほしいのは、「指で覚える」ということです。

私は大学卒業と同時にピアノをやめてから、かれこれ15年間、たまーにしか弾きませんが、
若い頃に弾き込んだ曲はどれも、今でも何も見ずに最後まで弾くことができます。
 (もちろん、指が転んだり音をはずしたり、演奏としてはダメダメですが)

暗譜といえばそうなのですが、楽譜を暗記してそれを頭に思い浮かべているわけではありません。
いちいち、次の音はこれだ、なんて考えてたら、とてもじゃないけど間に合いません。
 (若い頃はショパンやベートーベンの派手な曲をじゃらじゃら弾くのが好きだったので、
  速くて和音もバンバン鳴らす曲が多い。今は趣味が変わりましたが。)

指が覚えていて勝手に動くのです。
極端なことを言えば、よそ見をしても違うことを考えていても、曲は勝手に進んでいきます。

私はこの「指で覚える」ということが、練習の初期からとても大事だと思っています。
だから、自分の子どもたちが初めての曲を練習する時にはいつでも、音取りの段階から、
「指使いを良く確かめてね。絶対に違う指で弾いちゃだめよ」と声をかけています。

毎回違う指で弾いていたら指が動きを覚えない → いつまでたってもスラスラ弾けるようにならない、と思うからです。

バナナさんの場合は、楽譜が読めるようになることが目標でないなら、
音符にひとつひとつ「ドレミファソ」を振ってしまってもいいのではないでしょうか?
で、初めてですから、全部の音符に指番号も振る。そして、毎回必ずその通りに弾きます。

右手と左手別々に(最初のひと月くらいば、右手だけ、とか)
ゆっくりでいいから何十回も弾いていれば、必ず慣れてきます。
そうしたら、楽譜を凝視しなくても、たまに確認すればいいくらいになってくると思います。

簡単に言うと、目と頭ではなく、「指の感覚」と「耳」で弾く、って感じかな?
(頭の中で言葉や音に変換しないという意味では、多読で言えば、脳内音読派でなく、脳内映像派に近い気がします。)
意識しないでも動けるようになるまで練習するという点では、
スポーツにも似ているかもしれません。

言語の習得で言えば、多読というよりはスピーキングに近いと思います。
(指でなく口ですが、動きの練習という意味では、シャドーイングと似ています)
母語なら、一つ一つの単語をいちいち頭の中で考えなくても、口が勝手に動きますよね?
そういう感じです。
私の場合は、英語歴よりもピアノ歴のほうがずっと長いので、
ピアノの練習法を英語のスピーキングの練習に生かせないかと思案中です。

バナナさんが紹介してくださったサイトの内容とは、
まーったく違う方法のおすすめになってしまいました。
所詮素人なので、間違ったことを言っているかもしれません。
最近よく考えていたことだったので熱く語ってしまいました。
適当に聞き流してください(笑)

そうそう、うちの子たちは春から市のジュニア・オーケストラに所属して、
チェロ(息子)とバイオリン(娘)のグループレッスンを受け始めました。
二人ともピアノはそろそろやめさせたいのですが、泣いて嫌がるのでまだ続けてます。
音楽家にしたいわけでもないのにお金かかりすぎ(泣)、練習も毎日楽器2つだと時間かかりすぎです。
私はもともと弦楽器をやらせたかったので(3人でピアノトリオをやるのが夢です♪)
最初からピアノやらせなければ良かったと後悔してます・・・どうしたらいいものやら。

愚痴になってきてしまいました。

バッハと言えば、私は昔インベンションやフランス組曲の練習が大嫌いだったのですが、
大人になってからやっと、バッハの良さが分かるようになってきました。
ブランデンブルク協奏曲とか無伴奏チェロソナタとか大好きです。
一度なまで聴いてからは、マタイ受難曲にもはまりました(長いですけどね・・・)。
おすすめあったら教えてくださいね。

お子さんと一緒にピアノも音楽も楽しめるといいですね♪

では〜

追伸:バナナさんのブログ、mixの会員でないと見られなくなってしまったんですね。
   残念。


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2943. 「指で覚える」っていいですね

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2008/9/25(21:27)

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"すけさやママ"さんは[url:kb:2941]で書きました:
〉バナナさん、こんにちは。

こんばんは、すけさやママさん。

〉英語とピアノの練習が似てるって、私もずっと思ってました!

おお!ですよね。

〉もちろん、多読とも似ています。
〉バナナさんが紹介してくださったこと以外にも、
〉    ・簡単な曲から始めて少しずつうまくなっていく
〉    ・楽譜も、音符がドレミくらいしかない短い物を弾きながら見慣れていき、
〉     だんだんと複雑な楽譜でもパッと読めるようになる、初見で弾けるようになっていく、
〉という点でも似ています。

すごいな、すけさやママさん、初見で弾けるんですよね。

〉だから本当は、簡単なものから、が良いのですが、

おお、やっぱり?!
Ryotasanにも、レベル0からがいいよ、って「こども式」の掲示板
で教えてもらいました。
レベル0まではいかなくても、好きな曲で簡単な曲って、思い返すと
けっこうありそう。そういうのあったら、「PGR0」とかを読めた
気持ちを思い出してやってみようかな。あるいは「絵本」「児童書」
に向かうような気持。背伸びしないで味わうというか。

「好きな曲弾きたい」っていうのは、もちろんだけど、お話してて
そこにこだわりすぎなくてもいいかな?と感じてきました。
(こういう、自分の考えを柔軟にしてくれる会話をできるって、
 うれしいです。)

〉「好きな曲1曲だけでも」とのことなので、荒療治でいきなり「18番候補」の曲を練習すると仮定します。

ぜひ「仮定」してくださいな。

〉 (バッハがお好きなのでしたら、平均律の第1番前奏曲なんかは、どうでしょう?
〉  同じような小節の繰り返しが多いので、なんとかなるのではと思います。)

今、聴きながら、この文章書いてます。
確かに繰り返しが多い!
今まで「聴く」のみの態度で「聴いて」いましたが、
「この曲弾けるかな?」という態度で「聴く」とまたちがった感じで
聴けますね。
突然ですが、なんだか、とてもわくわくしてきました!
(平均律の第1番前奏曲のせいかもしれません。日も暮れた秋の午後6時
 半という時間帯のせいかもしれません)
「聴く」と「弾く」ではなんだか、曲を味わう態度というか、深さが違う
ような気がしてきました。そんな気がして、「わくわく」というか
「ドキドキ」してきました。こんな気持ちは本当に初めて。
(すみません、一人で暴走しちゃって)

この曲、弾きたくなってきたなー、本当に弾きたい
(なーんていうと、まるでピアノが弾ける渋い男性のような気分ですが
 そのじつ、まったく弾けない、シブチン中年なんですけどね)

〉その場合、いちばん力を入れてほしいのは、「指で覚える」ということです。

「指で覚える」ですね

〉私は大学卒業と同時にピアノをやめてから、かれこれ15年間、たまーにしか弾きませんが、
〉若い頃に弾き込んだ曲はどれも、今でも何も見ずに最後まで弾くことができます。
〉 (もちろん、指が転んだり音をはずしたり、演奏としてはダメダメですが)

〉暗譜といえばそうなのですが、楽譜を暗記してそれを頭に思い浮かべているわけではありません。
〉いちいち、次の音はこれだ、なんて考えてたら、とてもじゃないけど間に合いません。

なるほど、多読で経験してたことにとても近いですね。
「和訳してたら間に合わない。」

〉 (若い頃はショパンやベートーベンの派手な曲をじゃらじゃら弾くのが好きだったので、
〉  速くて和音もバンバン鳴らす曲が多い。今は趣味が変わりましたが。)

〉指が覚えていて勝手に動くのです。

英語からの類推ですが、わかります。
英語もしゃべる時、「口が勝手に動く」という感じになります。
(もっとも日本語しゃべる時もそうですが。そうそう、ノッて、掲示板書き
 込みしてる時も「指が勝手に」動いてますね)

〉極端なことを言えば、よそ見をしても違うことを考えていても、曲は勝手に進んでいきます。

なるほど

〉私はこの「指で覚える」ということが、練習の初期からとても大事だと思っています。
〉だから、自分の子どもたちが初めての曲を練習する時にはいつでも、音取りの段階から、
〉「指使いを良く確かめてね。絶対に違う指で弾いちゃだめよ」と声をかけています。

〉毎回違う指で弾いていたら指が動きを覚えない → いつまでたってもスラスラ弾けるようにならない、と思うからです。

なるほど。気をつけます

〉バナナさんの場合は、楽譜が読めるようになることが目標でないなら、
〉音符にひとつひとつ「ドレミファソ」を振ってしまってもいいのではないでしょうか?
〉で、初めてですから、全部の音符に指番号も振る。そして、毎回必ずその通りに弾きます。

〉右手と左手別々に(最初のひと月くらいば、右手だけ、とか)
〉ゆっくりでいいから何十回も弾いていれば、必ず慣れてきます。
〉そうしたら、楽譜を凝視しなくても、たまに確認すればいいくらいになってくると思います。

〉簡単に言うと、目と頭ではなく、「指の感覚」と「耳」で弾く、って感じかな?

ああ、これは、いい言葉ですね。

 目と頭ではなく、「指の感覚」と「耳」で弾く

座右の銘にします。

〉(頭の中で言葉や音に変換しないという意味では、多読で言えば、脳内音読派でなく、脳内映像派に近い気がします。)
〉意識しないでも動けるようになるまで練習するという点では、
〉スポーツにも似ているかもしれません。

うん、シャドーイングは、スポーツだったですもんね。

〉言語の習得で言えば、多読というよりはスピーキングに近いと思います。
〉(指でなく口ですが、動きの練習という意味では、シャドーイングと似ています)
〉母語なら、一つ一つの単語をいちいち頭の中で考えなくても、口が勝手に動きますよね?
〉そういう感じです。
〉私の場合は、英語歴よりもピアノ歴のほうがずっと長いので、
〉ピアノの練習法を英語のスピーキングの練習に生かせないかと思案中です。

おおおお!これ、なんだかとっても興味あります!
思案がまとまってきたら、ぜひ教えてくださいね。

〉バナナさんが紹介してくださったサイトの内容とは、
〉まーったく違う方法のおすすめになってしまいました。

いえいえ、まったく気にしておりません。

〉所詮素人なので、間違ったことを言っているかもしれません。
〉最近よく考えていたことだったので熱く語ってしまいました。
〉適当に聞き流してください(笑)

ラジャーです。でも「熱く語ってもらって」うれしいな。

〉そうそう、うちの子たちは春から市のジュニア・オーケストラに所属して、
〉チェロ(息子)とバイオリン(娘)のグループレッスンを受け始めました。
〉二人ともピアノはそろそろやめさせたいのですが、泣いて嫌がるのでまだ続けてます。

ピアノ好きなんですね。

〉音楽家にしたいわけでもないのにお金かかりすぎ(泣)、練習も毎日楽器2つだと時間かかりすぎです。

そうですねー。大変ですね。

〉私はもともと弦楽器をやらせたかったので(3人でピアノトリオをやるのが夢です♪)

おお、いいですね。うちはどうだろ?娘がスパルタ教師なんで、ヂュオとか
無理だろうな。拒否される。

〉最初からピアノやらせなければ良かったと後悔してます・・・どうしたらいいものやら。

たぶん、お母さんがピアノ好きだから、好きなんですよ。
お母さんのこと、大好きなんですね。

〉愚痴になってきてしまいました。

〉バッハと言えば、私は昔インベンションやフランス組曲の練習が大嫌いだったのですが、
〉大人になってからやっと、バッハの良さが分かるようになってきました。

えらい!僕も大学生になってから、バッハを聴くようになりました。

〉ブランデンブルク協奏曲とか無伴奏チェロソナタとか大好きです。
〉一度なまで聴いてからは、マタイ受難曲にもはまりました(長いですけどね・・・)。

マタイはいいです!大好き!ダイナミックだし。熱い夏休みのうだる昼下
がりに聞くのが、僕は好きです。

〉おすすめあったら教えてくださいね。

最近、すごいお勧め発見しました。

グレン・グールド演奏 バッハ フーガの技法
[url:http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F-%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%81%AE%E6%8A%80%E6%B3%95/dp/B00005G7US]

このレコードで、グールドは、フーガの技法を、パイプオルガンとピアノで
弾いています。
このピアノ演奏部分、グールド死の前年の1981年に録音された部分だと思う
のですが、盤年のゴールドベルク変奏曲をさらに追求したような「静謐さ」
があり、聴いているとゾクゾクします。
お勧めです。(CDによっては、パイプオルガンの演奏しか収録してない
ものもあり、もし買うときはご注意くださいね)

〉お子さんと一緒にピアノも音楽も楽しめるといいですね♪

そちらも、すけさや・トリオがデビューしたときは、教えてくださいね。

〉では〜

〉追伸:バナナさんのブログ、mixの会員でないと見られなくなってしまったんですね。
〉   残念。

いえいえ、ブログありますよ
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mixiの知り合いを増やしたくて、登録URLを変えてました。
#参考までに、この投稿では、ブログを登録URLにしておきました。

mixiは、気軽な日記を、ブログは英語関係をとしようかなと思ってます。
最近は、mixiの気軽な日記が更新頻度が多くなってます。
ご興味あれば、mixiご招待しますよ。
その際は、私のブログのメールフォームか、baba_nanaoあっとyahoo.co。JPにご連絡まで

ではではではでは

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後日補足です。

 すけさや・トリオって、なんだかテンプク・トリオみたいですかね。
 あんまりセンスなかったかな。


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