Re: 1つだけ

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/7/17(16:41)]

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2549. Re: 1つだけ

お名前: marin
投稿日: 2008/3/4(21:30)

------------------------------

たかぽんさん、こんばんは。marinです。

〉marinさん、たかぽんです。横からすみません。

いえいえ、Unlearnしなきゃいけなかったり、昇華できないという人の意見は
聞きたかったところなので、横いりして頂いてうれしいです。

実は、Unlearnというのは私にはまーったくピンとこない言葉なのです。
初めにこの言葉を掲示板で見た時には、学生時代にまじめに英語を勉強しなく
て本当に良かった!とかノーテンキに思ってたのですが、どう考えても世の中
には、私より英語を勉強しなかった人がたくさんいるはずなので、そういう
人は少数派なんじゃないかってのがあって、

〉「結局、きれいに正しい形に昇華される」と必ず言えるかどうか。
〉むしろ、なかなか正しい形にならない人が多そうだ、という問題意識なんじゃないでしょうかね。
〉そんなことなら、最初から多読多聴でやればいいじゃん、てことでしょうね。

ここが多いというのが納得いかないのですよー。みんな英語をまじめに勉強して
ないはず(我ながらすごい思い込みかも。。)。しかも文法が嫌いって人が
多い中、どうして昇華されないんでしょう? 

なので、少数派でもその人たちが問題だから?そっちへ行くのかな、というの
があったのですが、酒井先生の回答みるとそういうことでもないみたいですね。

〉願わくは、子供のころから多読多聴だけでやりたかったなーと思いますけれど、

”どっちが先でもどうでもいい”と書いたのですが、この書き方は半分正しく
なくて、多読多聴に出会うべきときに出会うことが大事であって、最初から
多読多聴だけをすればうまくいくとも思ってないというのが私の思うところで、
最初に一対一で訳語を覚えるのはだめ、文法はだめというのがしっくり
こないんですよね。

多分、最初はこれをやらないとダメ、というのが好きになれないのかもしれ
ません、それが英語に有効である多読であったとしても。

〉ただ、「多読多聴が合わない人」というのが、大人でも子供でもいてはるのかもしれない、
〉ということは、考えるところです。

私は「多読多聴が合わない人」がいるとも思ってなくて、この人達は出会う時
に出会ってないだけ、と思っています。

多読は、私にとって出会うべき時に出会ったというのがあって、私の
セレンディピティ能力が私と多読をひきよせた(爆)とさえ思っているので、
どうもそこに流されてしまってるみたいです(^^;)。なんだかそう
思えてきました。

私が多読を始めたきっかけは、仕事で大量の英文を読まなければいけず、
苦しんでた時に、BizTechというWeb記事を見たことによります。
その記事で目を引いたのは「英語が楽に読めるようになる」ということ。
しかも、辞書は引かないだのつまらかったら飛ばせだの、私にとって夢(爆)
のようなことが書いてあるではないですか(笑)。もう飛びつきました。

その時、私は自分が英語をできるようになることはないとあきらめきって
いたので、多読をして英語ができるようになるとは全く思っていませんでした。
純粋に英語が楽に読めるようになりたかっただけだったんです。

ところが!

英語が楽に読めるようになっているだけでなく、英語ができるようになってる???

この後、そもそも仕事で英語を使わなければいけなくなった最初の時に
出会えていれば、という思いもよぎったのですが、その時に多読にであって
いても、その時はリィーデングはできると何故か勘違いをしていたので、
スルーしてしまった気がするんです。学生時代はまず英語ということで
スルー(笑)。

なので、私が多読に出会うべき瞬間は、BizTechの記事を読んだときにしか
ありえなくて、最初に多読多聴をすべきがしっくりこないのです。

それでは〜。


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2553. Re: 1つだけ

お名前: たかぽん
投稿日: 2008/3/4(22:57)

------------------------------

marinさん、ふたたびこんばんは。たかぽんです。

〉たかぽんさん、こんばんは。marinです。

〉〉marinさん、たかぽんです。横からすみません。

〉いえいえ、Unlearnしなきゃいけなかったり、昇華できないという人の意見は
〉聞きたかったところなので、横いりして頂いてうれしいです。

〉実は、Unlearnというのは私にはまーったくピンとこない言葉なのです。
〉初めにこの言葉を掲示板で見た時には、学生時代にまじめに英語を勉強しなく
〉て本当に良かった!とかノーテンキに思ってたのですが、どう考えても世の中
〉には、私より英語を勉強しなかった人がたくさんいるはずなので、そういう
〉人は少数派なんじゃないかってのがあって、

〉〉「結局、きれいに正しい形に昇華される」と必ず言えるかどうか。
〉〉むしろ、なかなか正しい形にならない人が多そうだ、という問題意識なんじゃないでしょうかね。
〉〉そんなことなら、最初から多読多聴でやればいいじゃん、てことでしょうね。

〉ここが多いというのが納得いかないのですよー。みんな英語をまじめに勉強して
〉ないはず(我ながらすごい思い込みかも。。)。しかも文法が嫌いって人が
〉多い中、どうして昇華されないんでしょう? 

〉なので、少数派でもその人たちが問題だから?そっちへ行くのかな、というの
〉があったのですが、酒井先生の回答みるとそういうことでもないみたいですね。

まじめに勉強してなかったり文法が嫌いだったら、その影響を受けていない、
とは言えないと思うんですけどね。
きちんと勉強してなくても、「文法」とか「単語訳」の影響を受けてることはあると思います。
むしろ、ふつうに日本の中学校に行ってて、テスト勉強したりしてたら、
必ず影響受けてるんじゃないかと。
どこまでその影響が深いかは、各人それぞれでしょうし、実態もわかりませんけれど、
まぁ、わざわざズレたことするより、最初っから英語そのものの多読多聴をすれば
いいんじゃない?っていうのが、たぶん、酒井先生の考え方だと思います。
それはそれで私はナルホドって思います。でも、そう思わなくてもいいと思います。

〉〉願わくは、子供のころから多読多聴だけでやりたかったなーと思いますけれど、

〉”どっちが先でもどうでもいい”と書いたのですが、この書き方は半分正しく
〉なくて、多読多聴に出会うべきときに出会うことが大事であって、最初から
〉多読多聴だけをすればうまくいくとも思ってないというのが私の思うところで、
〉最初に一対一で訳語を覚えるのはだめ、文法はだめというのがしっくり
〉こないんですよね。

〉多分、最初はこれをやらないとダメ、というのが好きになれないのかもしれ
〉ません、それが英語に有効である多読であったとしても。

好きになれなくてもいいんじゃないですか? 好きじゃないってことで。

実は私もホントは、「自分が好きなこと、ピンとくることをやったらいいのでは?」
と思ってるクチです。
何が自分にとって一番良いのかは、自分(「内なる自分」でも「ハイヤーセルフ」でもいいのですが)
が一番良く知ってて、いろいろと出会いをセッティングしたりもしてるので、
あまり「〜〜すべし」にこだわる必要は無いんだろうなと思っています。

でも、酒井先生が発展させようとしている方法ってのが、何かこの時代に必要な感じもしますし、
どんどん進めていって、面白いもの作ってください!!、と応援してるって感じですかね。
自分が酒井先生の言うとおりにするかどうかは別の話で。当たり前ですが。

〉〉ただ、「多読多聴が合わない人」というのが、大人でも子供でもいてはるのかもしれない、
〉〉ということは、考えるところです。

〉私は「多読多聴が合わない人」がいるとも思ってなくて、この人達は出会う時
〉に出会ってないだけ、と思っています。

〉多読は、私にとって出会うべき時に出会ったというのがあって、私の
〉セレンディピティ能力が私と多読をひきよせた(爆)とさえ思っているので、
〉どうもそこに流されてしまってるみたいです(^^;)。なんだかそう
〉思えてきました。

振り返ってみれば「そこに流されてきた」って感じですよね。たしかに。

〉私が多読を始めたきっかけは、仕事で大量の英文を読まなければいけず、
〉苦しんでた時に、BizTechというWeb記事を見たことによります。
〉その記事で目を引いたのは「英語が楽に読めるようになる」ということ。
〉しかも、辞書は引かないだのつまらかったら飛ばせだの、私にとって夢(爆)
〉のようなことが書いてあるではないですか(笑)。もう飛びつきました。

〉その時、私は自分が英語をできるようになることはないとあきらめきって
〉いたので、多読をして英語ができるようになるとは全く思っていませんでした。
〉純粋に英語が楽に読めるようになりたかっただけだったんです。

〉ところが!

〉英語が楽に読めるようになっているだけでなく、英語ができるようになってる???

〉この後、そもそも仕事で英語を使わなければいけなくなった最初の時に
〉出会えていれば、という思いもよぎったのですが、その時に多読にであって
〉いても、その時はリィーデングはできると何故か勘違いをしていたので、
〉スルーしてしまった気がするんです。学生時代はまず英語ということで
〉スルー(笑)。

〉なので、私が多読に出会うべき瞬間は、BizTechの記事を読んだときにしか
〉ありえなくて、最初に多読多聴をすべきがしっくりこないのです。

marinさんの過去は、もちろん、それでいいんだと思いますよ。
「いい」っていうか、おっしゃるように、それしか無いわけで。
それはそれで必然の流れだったと思います。

でも、多読多聴が英語習得にベストの方法なんじゃないかと言うことは、
別におかしくないと思うんですが?

いい例が思い浮かびませんが、たとえば、何かの病気で長年苦しんでいる人がいると。
そして、ある画期的な新治療法が生まれた。
長年患っていても新治療法で完治する人もいれば、それまでの未発達な治療法の影響で、
新治療法でも完治しない人もいる。
でも、新たにその病気になった人にも、長期の患者さんにも、新治療法が良いのは確かだと。
で、長患いをしていた患者さんの過去が無駄だったかというと、決してそんなことはない。
だからって、新治療法の開発が無駄かというと、そんなはずもない。

たとえ話なので、ぴったり来ないかもしれませんが、何となくわかっていただけるでしょうか?
多読多聴が本当に良いものなのか、人によってはどうなのか、など、研究・発展の余地があって、
それを応援して見守っていきたいなぁというふうに私は思ってます。


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2580. Re: 1つだけ

お名前: marin
投稿日: 2008/3/5(19:25)

------------------------------

たかぽんさん、またまたこんばんは。 marinです。

〉まじめに勉強してなかったり文法が嫌いだったら、その影響を受けていない、
〉とは言えないと思うんですけどね。
〉きちんと勉強してなくても、「文法」とか「単語訳」の影響を受けてることはあると思います。

そうですね、たしかに影響力はまじめに勉強したから強くなるってわけでは
ないですね。 そもそもUnlearnがよくわからなかったから、そこから出発
してしまったようです。

〉まぁ、わざわざズレたことするより、最初っから英語そのものの多読多聴をすれば
〉いいんじゃない?っていうのが、たぶん、酒井先生の考え方だと思います。
〉それはそれで私はナルホドって思います。でも、そう思わなくてもいいと思います。

ナルホドの後に、どうしてそこにたどりついたのかが知りたいってだけです
かね。 極論すればどうでもいいのですが、ちょっと追求したくなったという
か。 リンクを切るほどの理由みたいなので。(多分、理由はこれ。)

〉実は私もホントは、「自分が好きなこと、ピンとくることをやったらいいのでは?」
〉と思ってるクチです。
〉何が自分にとって一番良いのかは、自分(「内なる自分」でも「ハイヤーセルフ」でもいいのですが)
〉が一番良く知ってて、いろいろと出会いをセッティングしたりもしてるので、
〉あまり「〜〜すべし」にこだわる必要は無いんだろうなと思っています。

ここはものすごい同意です! 自分の心に素直になれば進むべき道へ進める
んですよね。 でも、英語に関しては、「3ヶ月でペラペラ」とか「臨界期を
過ぎたらダメ」とか雑音が多すぎて迷走してしまう。 私も多読多聴以外では
迷走しすぎ。。

〉でも、酒井先生が発展させようとしている方法ってのが、何かこの時代に必要な感じもしますし、
〉どんどん進めていって、面白いもの作ってください!!、と応援してるって感じですかね。
〉自分が酒井先生の言うとおりにするかどうかは別の話で。当たり前ですが。

ははは。私も応援しています。酒井先生の言うとおりにするかどうかは全く
不明ですが。

〉でも、多読多聴が英語習得にベストの方法なんじゃないかと言うことは、
〉別におかしくないと思うんですが?

いえ、それは全然否定してないのです。 多読多聴を最初にやるべきという
順序より、出会うべき時に会うべきっていう必然に、単に私がこだわってる
だけです。もちろん、酒井先生に私のこだわりを押し付けるつもりはありません。

〉いい例が思い浮かびませんが、たとえば、何かの病気で長年苦しんでいる人がいると。
〉そして、ある画期的な新治療法が生まれた。
〉長年患っていても新治療法で完治する人もいれば、それまでの未発達な治療法の影響で、
〉新治療法でも完治しない人もいる。
〉でも、新たにその病気になった人にも、長期の患者さんにも、新治療法が良いのは確かだと。
〉で、長患いをしていた患者さんの過去が無駄だったかというと、決してそんなことはない。
〉だからって、新治療法の開発が無駄かというと、そんなはずもない。

〉たとえ話なので、ぴったり来ないかもしれませんが、何となくわかっていただけるでしょうか?

うまいですねー。 私もこんなたとえ話作ってたとえてみたいです。

〉多読多聴が本当に良いものなのか、人によってはどうなのか、など、研究・発展の余地があって、
〉それを応援して見守っていきたいなぁというふうに私は思ってます。

私も見守っていきます。

それでは〜。


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[喜] 2554. Re: 1つだけ

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/3/4(23:08)

------------------------------

marinさん、みなさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉実は、Unlearnというのは私にはまーったくピンとこない言葉なのです。

  それがね、脳科学者などにいわせると、人間は、実は覚えることよりも
  忘れることの方が難しいんですって!
  覚えられなかったり、忘れたりして困ったことはが自覚される
  以上に、その数万倍ものことを無意識のうちに覚えているのだ
  そうです。 

〉ここが多いというのが納得いかないのですよー。みんな英語をまじめに勉強して
〉ないはず(我ながらすごい思い込みかも。。)。しかも文法が嫌いって人が
〉多い中、どうして昇華されないんでしょう? 

  文法が大好きで、細かい例外のすみずみまで知っていて、文法学者に
  なれるほど知識があったら、まあなんとかなるかも知れない。
  でも大学受験レベルの文法を、いやいや勉強して、生半可な知識
  だと、それですべてを押し切ろうとすると、いわゆる生兵法は怪我の
  もと、状態になる、そういうことじゃないかな?
 
〉最初に一対一で訳語を覚えるのはだめ、文法はだめというのがしっくり
〉こないんですよね。

  言葉は生き物で、どんどん変わる。源氏物語からどれほど変わった
  でしょうか?
  文法は、あとづけ学問。
  言葉があって、文法が説明するようになる。
  文法があって、それを覚えてから、文法に則って話す、なんて
  言葉の使い方をする民族はいないでしょ?

  最近コンビニやスーパーのレジで「1万円からお預かりします」と
  いうのが、日本語としておかしいと話題になっています。
  でも日本中でそういうようになったら、文法学者はなんとか
  こじつけて、その言葉遣いを説明するしかない。

  文法は、生徒の答案に×をつけるのに便利な道具だから先生は
  振り回す。
  
  でも、とある一文が正しいか間違っているか?は文法的に
  合っているかどうか、じゃ決まりません。

  話者の気持ちを正確に表しているかどうか?が言葉としては
  重要です。
  あなたのお子さんが難病です。臓器移植をしないと助かりませんが
  1億円程度必要です。ああ、お金○欲しい!

  ○の中に「が」をいれますか?「を」いれますか?
  みなさん「が」をいれませんか?

  wantは「〜を欲しい」という他動詞と学びます。
  目的語は「〜を」と訳すのは文法上のお約束。
  Which do you want, money or a jewel?
  I want maney.の流れなら「私はお金を欲しい」と訳すのは
  不自然ではありません。

  でも上の、子どもの難病の話の流れなら、「お金が欲しい」
  です。文法的にはどっちも合っていますが、話者の気持ちから
  「が」なんですよ。

  この使い分けは、説明されて感覚を掴めるものではありません。
  長年の経験から、「そう感じる」のです。
  多読が先であることが望ましいのはここにあります。

  でも、もう文法習っちゃった。忘れるのは簡単じゃない。
  どうするか?
  覚えている文法規則は「まあ、そういうことが多い」「そういう
  こともある」程度のもの、ゆる〜いものと思いましょう。
  自分の文法知識からすると、なんか変、と思ったら話の流れから
  話者の気持ちをくみ取りましょう。多くの場合、そこに手がかりが
  あるはずです。

Happy Reading!

   

    
  
   


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2562. Re: 1つだけ

お名前: marin
投稿日: 2008/3/5(01:00)

------------------------------

まりあさん、こんばんは。marinです。

誤解されてるといけないので、私は、まず文法ありきと思っているわけでなく、
文を文法に則り説明することに何の興味もありませんし、訳語を先に覚える
べきとも思ってないです。

どちらかというとそれを悪いものだったと思うか良いものにするのか、自分
次第なんじゃないかなというのが私の論点?です。

あと、別に酒井先生に反論をしたいわけではないです。酒井先生の真意が知り
たいので、あえて、私がそうは思わない(実際思っていない)ということを
言って、私が言うことに対する酒井先生の返答から真意をみたいのです。
酒井先生はこうだからこう思っているだろうと想像するのは簡単でそれで納得
する方法はあるし、皆さんそうしたいようですが、想像の中に解を求めたく
ないのです。(正直、私は今後の英語教育に関して何か思ってるとか全然
ないので、別に私の意見自体間違っていても良いです。極論すれば、私の
言ってることが正しいのか間違っているのかの答えにも興味ないです。)
お忙しい中、いろいろと返答を求める行為は申し訳ないと思っていますが。

いろいろ書いてる内に自分でも何が聞きたいのかわからなくなってきた
ところもありますが(^^;)、私は多聴多読の先がみたいのかもしれません。

〉  言葉は生き物で、どんどん変わる。源氏物語からどれほど変わった
〉  でしょうか?

自分の考えてること自体もどんどん変わるものではないでしょうか。
最初はWaterを水と思っても、多読で修正していけば良いのに、何故、無からに
こだわるのか、というのが私の疑問といったところでしょうか。
Unlearnして新しく正しいものを覚えるというより、少しずつ修正されていくと
いうのが私のイメージなのだと思います。まりあさんが最初に忘れるのは難しい
と書かれていますよね、それなら、なぜ忘れるというUnlearnをするのか。
(だからたいへんで苦しくたいへん?)

多分、一番のズレは酒井先生の返答にも少ししましたが、私の視点は英語教育
にもないし、英語を楽しみたいというところにもなく、実際英語を使うときに
どうよ、ってことにしかないので、そこなのかと思います。

あと、今の世の中の仕組みでは、多読多聴が先が簡単ではないから、そこを
求めると小数しか救えないというところが気がかりなのかもしれません。

だから小学校から、とか、もっと幼いうちからとなるとそれも何だかなー
なんです。

個人的に、親が自分が英語ができなかったコンプレックスから、日本で
バイリンガルを育てるという行為が一番アホらしくて嫌いなので。
(親が英語が好きで子供にも英語をっていう親は否定してないので念のため。
また、子供に英語を与えることの否定でもなく、日本でバイリンガルを
育てるということの否定。)

2歳児を英語しか使えないpreschoolに放り込んでそれで英語ができるように
なるとか思うとか、日本には残念な人が多すぎます。

英語ができることが一番重要だったら、英語ができない私に英語の仕事なんか
まわってこないよ、ってことで、英語さえできれば何でもOKという考え方は
根本的におかしいです。 

と、まりあさんなので言ってみる。

それでは〜。

   


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[喜] 2565. Re: 1つだけ

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/3/5(01:49)

------------------------------

marinさん、ふたたび。 まりあ@SSSです。

   先ほどの書き込みは、「marinさん、みなさん」と書きだしたように、
   私の、文法についての思いをみなさんに伝えたくて書きました。
   marinさんとは、考え方の重なる部分も多いようですね。

〉どちらかというとそれを悪いものだったと思うか良いものにするのか、自分
〉次第なんじゃないかなというのが私の論点?です。

   はい、習ってしまったことは、上手く使ったり、忘れたり
   捨てたり、いろいろ出来ます。
   「自分次第」という点は、同意見です。
   今書いている本にも、問題集(もちろん英語のものですが)との
   つき合い方を説明しています。受動的に暗記するのではなく、
   主体的に利用して、スキルを身につける一手段とする方法が
   あると思っています。

〉自分の考えてること自体もどんどん変わるものではないでしょうか。
〉最初はWaterを水と思っても、多読で修正していけば良いのに、何故、無からに
〉こだわるのか、というのが私の疑問といったところでしょうか。

   修正出来ない人が多い現実に、口うるさくなっているかも
   しれません。
   子どもはたくさん勘違いして、またそれを修正してだんだん
   正しい言葉づかいを身につけます。なんとかこの「修正能力」を
   獲得して欲しいとあれこれいいます。
   もともと修正能力のある、柔軟な脳みその持ち主にはうざい
   かもしれない。ごめんなさい。

〉Unlearnして新しく正しいものを覚えるというより、少しずつ修正されていくと
〉いうのが私のイメージなのだと思います。まりあさんが最初に忘れるのは難しい
〉と書かれていますよね、それなら、なぜ忘れるというUnlearnをするのか。
〉(だからたいへんで苦しくたいへん?)

   そういう人もいるのでは?私は人間として使い物にならないくらい
   忘れっぽいので苦労がないけど。

〉だから小学校から、とか、もっと幼いうちからとなるとそれも何だかなー
〉なんです。

   はい。

〉また、子供に英語を与えることの否定でもなく、日本でバイリンガルを
〉育てるということの否定。)

〉2歳児を英語しか使えないpreschoolに放り込んでそれで英語ができるように
〉なるとか思うとか、日本には残念な人が多すぎます。

   まったく同感です。ブログに書きまくっています。
   私のブログ[url:http://buhimaman.at.webry.info/]
   テーマの「育児」を見ていただけば、いろいろ書いています。

〉英語ができることが一番重要だったら、英語ができない私に英語の仕事なんか
〉まわってこないよ、ってことで、英語さえできれば何でもOKという考え方は
〉根本的におかしいです。 

   出来ても出来なくても、英語の仕事が回って来ちゃう時代だから
   出来るようになりましょうよ、ということですね。

   でも実際は、またまだ英語が出来なくても差し支えない人が
   大多数なので、そもそも仕事ができるための英語ってどんな英語?
   って良くわかっていない人が多いし、どうやって身につけたら
   良いか? はもっとわかってない、ということじゃないかな?

   ま、柔らか頭でいきましょう!

   


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2581. Re: 1つだけ

お名前: marin
投稿日: 2008/3/5(19:59)

------------------------------

まりあさん、こんばんは。 marinです。

〉   先ほどの書き込みは、「marinさん、みなさん」と書きだしたように、
〉   私の、文法についての思いをみなさんに伝えたくて書きました。
〉   marinさんとは、考え方の重なる部分も多いようですね。

すみません、なんかムキになってしまって。。夜もかなりふけていたので。。

〉   「自分次第」という点は、同意見です。
〉   今書いている本にも、問題集(もちろん英語のものですが)との
〉   つき合い方を説明しています。受動的に暗記するのではなく、
〉   主体的に利用して、スキルを身につける一手段とする方法が
〉   あると思っています。

問題集だからダメではなく、結局自分がどうそれにつきあうかが大事だと
私も思います。

〉   修正出来ない人が多い現実に、口うるさくなっているかも
〉   しれません。

すみません、結局はこの経験の違いからくるものですね。 修正できないって
私のところにくる人がいないので(←当たり前)。

〉   そういう人もいるのでは?私は人間として使い物にならないくらい
〉   忘れっぽいので苦労がないけど。

私も忘れすぎなのがたまにきずです。

〉   まったく同感です。ブログに書きまくっています。
〉   私のブログ[url:http://buhimaman.at.webry.info/]
〉   テーマの「育児」を見ていただけば、いろいろ書いています。

すでに拝見させて頂いてます。 もっと言ったれー(おいおい)とか思って
見てました。

〉   出来ても出来なくても、英語の仕事が回って来ちゃう時代だから
〉   出来るようになりましょうよ、ということですね。

そうなんですよ。なんか逆になってしまってるようで。まず、英語ありきって。

〉   でも実際は、またまだ英語が出来なくても差し支えない人が
〉   大多数なので、そもそも仕事ができるための英語ってどんな英語?
〉   って良くわかっていない人が多いし、どうやって身につけたら
〉   良いか? はもっとわかってない、ということじゃないかな?

〉   ま、柔らか頭でいきましょう!

はい、そうですね。 それでは〜。   


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[喜] 2586. Re: 1つだけ

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/3/5(23:20)

------------------------------

marinさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉すみません、なんかムキになってしまって。。夜もかなりふけていたので。。

   人間、やっぱり昼と夜では性格も変わるとおもー

〉〉   まったく同感です。ブログに書きまくっています。
〉〉   私のブログ[url:http://buhimaman.at.webry.info/]
〉〉   テーマの「育児」を見ていただけば、いろいろ書いています。

〉すでに拝見させて頂いてます。 もっと言ったれー(おいおい)とか思って
〉見てました。

   ご来訪ありがとうございます。コメント頂いたことも
   あったような..←忘れてる(T_T;)  Clarifyという
   Memory Supportサプリ飲み始めてます、これマジです。

   もっと言いたい〜、と思っているけど、炎上も怖い臆病な
   ぶたごころ


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2589. まりあさんへ

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/3/6(00:25)

------------------------------

まりあさん、こんにちは。

まりあさんの投稿の趣旨からはちょっとずれるかもしれませんが、やはりお伝えしたいことがありまして…。

〉  話者の気持ちを正確に表しているかどうか?が言葉としては
〉  重要です。
〉  あなたのお子さんが難病です。臓器移植をしないと助かりませんが
〉  1億円程度必要です。ああ、お金○欲しい!

〉  ○の中に「が」をいれますか?「を」いれますか?
〉  みなさん「が」をいれませんか?

〉  wantは「〜を欲しい」という他動詞と学びます。
〉  目的語は「〜を」と訳すのは文法上のお約束。
〉  Which do you want, money or a jewel?
〉  I want maney.の流れなら「私はお金を欲しい」と訳すのは
〉  不自然ではありません。

これは英語の文法をそのまま日本語に当てはめることから来る「誤解」です。
「私はお金を欲しい」は「誤り」です。
なぜならば…

英語のwantは「動詞」です。
日本語の「欲しい」は「動詞」ではありません。「形容詞」です。
ですから日本語で「〜を」という「目的語」にならないのは正しいのです。

これと同じようにたくさんの人が間違っているのが「好き」という言葉です。
これも「○○が好き」というのが普通で、「○○を好き」とは言いません。
英語のlikeは「動詞」ですが、日本語の「好き」は「好きだ」という「形容動詞」の語幹なのです。ですから同じように「〜を」でなくていいんです。

この誤解のおおもとは、英語と日本語の構造が根本的に違うのに英語で覚えた文法構造をそのまま日本語に当てはめてしまうことです。
英語の基本文型は「主語+動詞」で成り立っています。SVOとかSVOCとか…。
日本語の文型は「主語+述語」で成り立っています。「述語」は動詞とは限りません。英語では動詞が厳然と存在している文章でも、日本語に置き換えたら動詞が存在しなくなるのは珍しくありません。

たとえばマザーグースの一節。
Roses are red
Violets are blue

「are」が動詞です。

日本語にしますと(谷川俊太郎訳)

ばらはあかい
すみれはあおい

「あかい」も「あおい」も形容詞です。動詞は存在しません。
では「ばらはあかいです」にしたら、「です」が「are」にあたるではないかと言うと…「です」は助動詞であって動詞ではないのです。

某所でこるもさんが気にしていた「象は鼻が長い」という文章があります。これは「象は」が主語で、「鼻が長い」が述語です。しかもこの文にも動詞は存在しません。英語にはありえない文型です。
ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

ついでに、品詞の見分け方は簡単です。
形容詞…最後が「い」で終わる(「欲しい」)
形容動詞…最後が「だ」で終わる(「好きだ」)
動詞…終止形の最後の母音が「う」

ちなみに「欲しい」と同じ意味で「欲する(ほっする)」という言葉があります。「る」→母音が「う」なので動詞です。これだと「○○を欲する」という風に「〜を」という目的語をつけることができます。

それでは、だらだらと失礼しました。


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[賛成] 2591. Re: まりあさんへ

お名前: 酒井@tadoku.org http://tadoku.org
投稿日: 2008/3/6(00:31)

------------------------------

まったく・・・

杏樹さん、面目躍如だね!
まりあさん、こういう人なんだ、杏樹さんは!!

〉まりあさん、こんにちは。

〉まりあさんの投稿の趣旨からはちょっとずれるかもしれませんが、やはりお伝えしたいことがありまして…。

〉〉  話者の気持ちを正確に表しているかどうか?が言葉としては
〉〉  重要です。
〉〉  あなたのお子さんが難病です。臓器移植をしないと助かりませんが
〉〉  1億円程度必要です。ああ、お金○欲しい!

〉〉  ○の中に「が」をいれますか?「を」いれますか?
〉〉  みなさん「が」をいれませんか?

〉〉  wantは「〜を欲しい」という他動詞と学びます。
〉〉  目的語は「〜を」と訳すのは文法上のお約束。
〉〉  Which do you want, money or a jewel?
〉〉  I want maney.の流れなら「私はお金を欲しい」と訳すのは
〉〉  不自然ではありません。

〉これは英語の文法をそのまま日本語に当てはめることから来る「誤解」です。
〉「私はお金を欲しい」は「誤り」です。
〉なぜならば…

〉英語のwantは「動詞」です。
〉日本語の「欲しい」は「動詞」ではありません。「形容詞」です。
〉ですから日本語で「〜を」という「目的語」にならないのは正しいのです。

〉これと同じようにたくさんの人が間違っているのが「好き」という言葉です。
〉これも「○○が好き」というのが普通で、「○○を好き」とは言いません。
〉英語のlikeは「動詞」ですが、日本語の「好き」は「好きだ」という「形容動詞」の語幹なのです。ですから同じように「〜を」でなくていいんです。

〉この誤解のおおもとは、英語と日本語の構造が根本的に違うのに英語で覚えた文法構造をそのまま日本語に当てはめてしまうことです。
〉英語の基本文型は「主語+動詞」で成り立っています。SVOとかSVOCとか…。
〉日本語の文型は「主語+述語」で成り立っています。「述語」は動詞とは限りません。英語では動詞が厳然と存在している文章でも、日本語に置き換えたら動詞が存在しなくなるのは珍しくありません。

〉たとえばマザーグースの一節。
〉Roses are red
〉Violets are blue

〉「are」が動詞です。

〉日本語にしますと(谷川俊太郎訳)

〉ばらはあかい
〉すみれはあおい

〉「あかい」も「あおい」も形容詞です。動詞は存在しません。
〉では「ばらはあかいです」にしたら、「です」が「are」にあたるではないかと言うと…「です」は助動詞であって動詞ではないのです。

〉某所でこるもさんが気にしていた「象は鼻が長い」という文章があります。これは「象は」が主語で、「鼻が長い」が述語です。しかもこの文にも動詞は存在しません。英語にはありえない文型です。
〉ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

〉ついでに、品詞の見分け方は簡単です。
〉形容詞…最後が「い」で終わる(「欲しい」)
〉形容動詞…最後が「だ」で終わる(「好きだ」)
〉動詞…終止形の最後の母音が「う」

〉ちなみに「欲しい」と同じ意味で「欲する(ほっする)」という言葉があります。「る」→母音が「う」なので動詞です。これだと「○○を欲する」という風に「〜を」という目的語をつけることができます。

〉それでは、だらだらと失礼しました。


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2593. Re: まりあさんへ

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp
投稿日: 2008/3/6(00:46)

------------------------------

"杏樹"さん こんばんは!

横レスの横レスです。

〉日本語の文型は「主語+述語」で成り立っています。「述語」は動詞とは限りません。英語では動詞が厳然と存在している文章でも、日本語に置き換えたら動詞が存在しなくなるのは珍しくありません。

日本語には、「主語」がないいうほうが自然では?

〉たとえばマザーグースの一節。
〉Roses are red
〉Violets are blue

〉「are」が動詞です。

〉日本語にしますと(谷川俊太郎訳)

〉ばらはあかい
〉すみれはあおい

〉「あかい」も「あおい」も形容詞です。動詞は存在しません。
〉では「ばらはあかいです」にしたら、「です」が「are」にあたるではないかと言うと…「です」は助動詞であって動詞ではないのです。

〉某所でこるもさんが気にしていた「象は鼻が長い」という文章があります。これは「象は」が主語で、「鼻が長い」が述語です。しかもこの文にも動詞は存在しません。英語にはありえない文型です。

「象は」は、象についていえば、
日本語のは、「主題」を表しているのでは?
これを「主語」とみるのはどうでしょう?

〉ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

それは全く同感です。

それでは


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2609. 古川さんへ

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/3/6(22:57)

------------------------------

古川さん、こんにちは。

〉横レスの横レスです。

〉〉日本語の文型は「主語+述語」で成り立っています。「述語」は動詞とは限りません。英語では動詞が厳然と存在している文章でも、日本語に置き換えたら動詞が存在しなくなるのは珍しくありません。

〉日本語には、「主語」がないいうほうが自然では?

それはあくまでも英語の「主語+動詞」という文型に対する対比として、日本語は「そうではない」ということを言いたかったわけです。日本語の文は動詞がなくても大丈夫だということを。日本語は基本的には「主語+述語」で成り立っているのは間違ってはいないわけで、「主語は省略されることが多い」と付け加えておけばいいでしょう。


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[汗] 2594. Re: まりあさんへ

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/3/6(01:20)

------------------------------

杏樹さん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉まりあさんの投稿の趣旨からはちょっとずれるかもしれませんが、やはりお伝えしたいことがありまして…。

   ちょっと私の書き込みの意図を誤解されたような...
   私の書き方が悪かったせいかもしれませんm(_._)m

〉〉  wantは「〜を欲しい」という他動詞と学びます。
〉〉  目的語は「〜を」と訳すのは文法上のお約束。
〉〉  Which do you want, money or a jewel?
〉〉  I want maney.の流れなら「私はお金を欲しい」と訳すのは
〉〉  不自然ではありません。

〉これは英語の文法をそのまま日本語に当てはめることから来る「誤解」です。
〉「私はお金を欲しい」は「誤り」です。

    英語の文法をそのまま日本語に当てはめて「誤った」日本語
    になった場合でも、多くの人があまり「不自然だと感じない」
    ことがある、といいたかったのです。   

〉英語のwantは「動詞」です。
〉日本語の「欲しい」は「動詞」ではありません。「形容詞」です。
〉ですから日本語で「〜を」という「目的語」にならないのは正しいのです。

    私がいいたいのは、上記のような知識がなくても、たくさん
    触れてきた日本語では
    「私はお金が欲しい」と正しい方を選べるでしょう?と
    いうことです。

〉これと同じようにたくさんの人が間違っているのが「好き」という言葉です。
〉これも「○○が好き」というのが普通で、「○○を好き」とは言いません。
〉英語のlikeは「動詞」ですが、日本語の「好き」は「好きだ」という「形容動詞」の語幹なのです。ですから同じように「〜を」でなくていいんです。
〉この誤解のおおもとは、英語と日本語の構造が根本的に違うのに英語で覚えた文法構造をそのまま日本語に当てはめてしまうことです。

   学校で目的語は「〜を」と訳させるところから、間違った
   日本語を書いて○を貰う、ついには、その誤った日本語が
   市民権を得てしまう。学校文法で英語が出来なくなって、
   日本語も破壊される。酒井先生が学校英文法を目の仇に
   するのもむべなるかな!

〉ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

   英語の文法で日本語の説明をするつもりはなかったのですが..
   いいたいことは、文法知識がなくても、日本語では正しい方を
   選べる、ということです。 

   英語と日本語では構造が違いますから、英語の文法で日本語を
   説明出来ないのは当然です。

    


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2608. Re: まりあさんへ

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/3/6(22:53)

------------------------------

まりあさん、こんにちは。

〉〉まりあさんの投稿の趣旨からはちょっとずれるかもしれませんが、やはりお伝えしたいことがありまして…。

〉   ちょっと私の書き込みの意図を誤解されたような...
〉   私の書き方が悪かったせいかもしれませんm(_._)m

まりあさんが文法の「無用」さを伝えたかったのはわかります。ですから、そのことよりもあくまでもながーい横レスとして書いたものですので…。

〉〉〉  wantは「〜を欲しい」という他動詞と学びます。
〉〉〉  目的語は「〜を」と訳すのは文法上のお約束。
〉〉〉  Which do you want, money or a jewel?
〉〉〉  I want maney.の流れなら「私はお金を欲しい」と訳すのは
〉〉〉  不自然ではありません。

〉    英語の文法をそのまま日本語に当てはめて「誤った」日本語
〉    になった場合でも、多くの人があまり「不自然だと感じない」
〉    ことがある、といいたかったのです。

ただ、もとの投稿の状態では、「私はお金を欲しい」という言葉が文法的に「正しい」言葉遣いで、「お金が欲しい」というのは文法規則から外れた慣用的な使い方に受け止められるかもしれない…と思って、横レスと思いつつ「正解」をしつこく書いたわけです。

〉    私がいいたいのは、上記のような知識がなくても、たくさん
〉    触れてきた日本語では
〉    「私はお金が欲しい」と正しい方を選べるでしょう?と
〉    いうことです。

〉   学校で目的語は「〜を」と訳させるところから、間違った
〉   日本語を書いて○を貰う、ついには、その誤った日本語が
〉   市民権を得てしまう。学校文法で英語が出来なくなって、
〉   日本語も破壊される。酒井先生が学校英文法を目の仇に
〉   するのもむべなるかな!

本当にそうです。日本語は普段普通に使ってるから文法を意識しないのに、英文法を一生懸命勉強するから、日本語まで英文法の規則に当てはめて考えてしまう…。英文法と英文和訳は、英語学習だけでなく日本語までゆがめてしまいますね。


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2601. Re: 象鼻問題

お名前: こるも
投稿日: 2008/3/6(16:29)

------------------------------

杏樹さん、お久しぶりです。

やめようかな、とは思いましたが、やっぱり出てきちゃいました。

杏樹さん、すごいっすね。
日本語、お好きですか?

そっかー、だから主語と述語なんだー!と膝を打ちましたよ。
主語と動詞ではないんですねー。
確かに!
今までなんで気付かなかったんだろう?

〉某所でこるもさんが気にしていた「象は鼻が長い」という文章があります。これは「象は」が主語で、「鼻が長い」が述語です。しかもこの文にも動詞は存在しません。英語にはありえない文型です。
〉ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

おお!
象鼻問題に、解答してくれて、ありがとうございます。

でも、ちょっとだけ、いいですか?
「象は」が主語、というのは、私も賛成なのですが、
「鼻が長い」が述語、というのは、ちょっと疑問なんです。
だって、「述語」というからには1文節で答えたいじゃないですか。
でも、「長い」じゃぁ、ないですよね。
「象は、長い」だと意味が変わってしまう。
では主語を「鼻が」にすると「鼻が、長い」になって
文は通りますが、「鼻が」は主語ではない、ような気がします。

ええ〜?
じゃあ、どういうこと?

日本語って、面白いですね。

ではでは〜。


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2611. Re: 象鼻問題

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/3/6(23:29)

------------------------------

こるもさん、こんにちは。

〉やめようかな、とは思いましたが、やっぱり出てきちゃいました。

勝手に引用してごめんねー。でも読んでくれてるだろうなと思って。

〉そっかー、だから主語と述語なんだー!と膝を打ちましたよ。
〉主語と動詞ではないんですねー。
〉確かに!
〉今までなんで気付かなかったんだろう?

ひょっとして英文法を勉強してましたか?

〉〉某所でこるもさんが気にしていた「象は鼻が長い」という文章があります。これは「象は」が主語で、「鼻が長い」が述語です。しかもこの文にも動詞は存在しません。英語にはありえない文型です。
〉〉ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

〉おお!
〉象鼻問題に、解答してくれて、ありがとうございます。

〉でも、ちょっとだけ、いいですか?
〉「象は」が主語、というのは、私も賛成なのですが、
〉「鼻が長い」が述語、というのは、ちょっと疑問なんです。
〉だって、「述語」というからには1文節で答えたいじゃないですか。
〉でも、「長い」じゃぁ、ないですよね。
〉「象は、長い」だと意味が変わってしまう。
〉では主語を「鼻が」にすると「鼻が、長い」になって
〉文は通りますが、「鼻が」は主語ではない、ような気がします。

それはですね…「鼻が長い」も「主語+述語」で成り立っている文です。そしてこの「主語+述語」のひとかたまりが「象は」という主語に対する述語になっているのです。
(主語A)「象は」
(述語A)「鼻が(主語B)」+「長い(述語B)」
…って書いたらわかるでしょうか。

でもタネ明かししますと、この考えは中国語の勉強をしていて覚えたのです。しかもそのときの例文がまさに「象は鼻が長い」だったので、こるもさんの疑問を見て驚いたのです。日本語ではどういうのかよくわかりませんが、中国語文法では「主述語文」または「主述句述語」といいます。
中国語でも「象は鼻が長い」は「象鼻長」と書くのです。

私が日本語の文法の参考にしているのは国語辞典と国語総覧ですが、文法に割くページも少なくあんまり細かく書いていません。ただ、「連文節」として「春は桜が美しい」という例文があるのを見つけました。そして「主語+述語」と書き添えられています。ですから正しくは「主語と述語からなる連文節」というのかもしれません。
ついでに「春は桜が美しい」は中国語では「春天桜花美」になります。やっぱり順番そのままですね。

私の場合、日本語が好き、というより外国語の対比としておもしろいなーと思って覚えていったようなところがあります。動詞の活用なんかは国語の時間に「へー」と思って聞いていたことを覚えてるとか。勉強したと言うより「おもしろいな」と思ったから覚えてるんです。


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2614. Re: 文法問題

お名前: こるも
投稿日: 2008/3/7(15:11)

------------------------------

杏樹さん、返答ありがとうございます。

〉〉やめようかな、とは思いましたが、やっぱり出てきちゃいました。

〉勝手に引用してごめんねー。でも読んでくれてるだろうなと思って。

長年の象鼻問題に答えてもらって、うれしいです。

〉〉そっかー、だから主語と述語なんだー!と膝を打ちましたよ。
〉〉主語と動詞ではないんですねー。
〉〉確かに!
〉〉今までなんで気付かなかったんだろう?

〉ひょっとして英文法を勉強してましたか?

杏樹さん、おもしろーい。
まじめな顔(?)してこういうこと言うんだもん。

いえ、なんで、文法用語が異なるのかな?と思っていました。
そっかー、日本語の場合、動詞がなくても文が成り立つから、なんですね。
おんもしろーい。

〉〉〉某所でこるもさんが気にしていた「象は鼻が長い」という文章があります。これは「象は」が主語で、「鼻が長い」が述語です。しかもこの文にも動詞は存在しません。英語にはありえない文型です。
〉〉〉ですから構造の違う英語の文法で日本語の説明をするとおかしなことになるのです。

〉〉おお!
〉〉象鼻問題に、解答してくれて、ありがとうございます。

〉〉でも、ちょっとだけ、いいですか?
〉〉「象は」が主語、というのは、私も賛成なのですが、
〉〉「鼻が長い」が述語、というのは、ちょっと疑問なんです。
〉〉だって、「述語」というからには1文節で答えたいじゃないですか。
〉〉でも、「長い」じゃぁ、ないですよね。
〉〉「象は、長い」だと意味が変わってしまう。
〉〉では主語を「鼻が」にすると「鼻が、長い」になって
〉〉文は通りますが、「鼻が」は主語ではない、ような気がします。

〉それはですね…「鼻が長い」も「主語+述語」で成り立っている文です。そしてこの「主語+述語」のひとかたまりが「象は」という主語に対する述語になっているのです。
〉(主語A)「象は」
〉(述語A)「鼻が(主語B)」+「長い(述語B)」
〉…って書いたらわかるでしょうか。

ううむ・・
何だかだまされた気分・・・

でもあれですね。
必ず主語と述語がなければならない、って考えも、よく考えたらヘンですね。

〉でもタネ明かししますと、この考えは中国語の勉強をしていて覚えたのです。しかもそのときの例文がまさに「象は鼻が長い」だったので、こるもさんの疑問を見て驚いたのです。日本語ではどういうのかよくわかりませんが、中国語文法では「主述語文」または「主述句述語」といいます。
〉中国語でも「象は鼻が長い」は「象鼻長」と書くのです。

ここがね。非常に面白いと思いました。
中国語と日本語って、全然違う言葉だと思っていたんです。
文法的に。
でも、似ているところもあるんですね。
と、言うことは、中国語も、動詞を必要としないときがあるんですか?

〉私が日本語の文法の参考にしているのは国語辞典と国語総覧ですが、文法に割くページも少なくあんまり細かく書いていません。ただ、「連文節」として「春は桜が美しい」という例文があるのを見つけました。そして「主語+述語」と書き添えられています。ですから正しくは「主語と述語からなる連文節」というのかもしれません。
〉ついでに「春は桜が美しい」は中国語では「春天桜花美」になります。やっぱり順番そのままですね。

「象は鼻が長い」って、何だかぼんやりとしていて日本語的です。
これが英語直訳的に(怒られるかもしれませんが)「象は長い鼻を持つ」
だと、焦点がびしっっとあってしまって、不自然ですね。
あ、でも科学書だったらこういう書き方をしますね。

〉私の場合、日本語が好き、というより外国語の対比としておもしろいなーと思って覚えていったようなところがあります。動詞の活用なんかは国語の時間に「へー」と思って聞いていたことを覚えてるとか。勉強したと言うより「おもしろいな」と思ったから覚えてるんです。

いやー、本当に面白かったです。
こんな話が聞けて、まりあさんに感謝!です。

で、思ったんですけど・・・
I am a boy.って、「I=私」「am=です」「a=ひとりの」「boy=少年」
と、習ったじゃ、ないですか?
で、amは動詞、だと習いました。
これだと、「です=動詞」と覚えてしまっても、仕方がない。
実際私も、そう思っていました。
なんか違和感はあったんですけど・・・
「です」って活用しないし・・・

でも、杏樹さんの説明だと、「です」は動詞ではないわけだから、
明らかに日本語の文法が間違っている!
というか、間違い「です=動詞」を刷り込まれている!
ひえ〜!
有害な上に間違いを教えられていたってこと?
おそろしい〜。
文部省(当時)は何をしていたんだ!

今でもこういう説明なのでしょうか・・・?


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