[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/11/24(04:34)]
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1751. 日本語も最初はいい加減に読んでいた Re: 日本語のように読む
お名前: fiona
投稿日: 2007/3/27(21:19)
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杏樹様、fionaと申します。
「英語を日本語のように読む」ということについて、思うところを書いてみました。
私は、昔、まだ十台の前半の頃、大人用の文庫本を、ところどころわからないところがあっても、適当にとばして読んでいました。
その上、筋書きにあまり関係ないようなところもとばしていたような…。今から考えると、とてもいい加減で大ざっぱな読み方をしていました。
細かな描写なんかは飛ばして、筋書きだけを追うような読み方でした。
主人公の服がどんなだとか、部屋の中の細かな描写なんかどうでも良くて、誰がどうなったかと言った所を、ザッザッザッと適当に読み飛ばしていたと思います。
多分、内容の2割や3割近くは飛ばしたり、斜め読みで何となく雰囲気をつかむだけで終わっていたように思います。理解度は、8割かそれ以下だったのではないでしょうか。
今、同じ本を読んでみると、こんなことも書いてあったのかとか、こんな描写があったのかと思うことが多々ありますから。
英語も、最初のうちは、大ざっぱに、何となく読んでしまえば良いのではと思っています。
日本語だって、たくさん読んでいるうちに細かく読めるようになったてきたのだし、英語を初めから細かく読めと言うのは難しいのでは?
とりあえず、英語の本についても、初めのうちは、ざっと筋書きがわかる程度読めれば良いのではないかと思っていますが、どうでしょうか?
ただし、それなりに面白く読めなければダメだとは思いますが。
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1756. Re: 日本語も最初はいい加減に読んでいた Re: 日本語のように読む
お名前: 酒井@tadoku.org http://tadoku.org
投稿日: 2007/3/28(01:03)
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fionaさん、ひさしぶりです!
杏樹さん、こんばんは!!
〉杏樹様、fionaと申します。
〉「英語を日本語のように読む」ということについて、思うところを書いてみました。
〉私は、昔、まだ十台の前半の頃、大人用の文庫本を、ところどころわからないところがあっても、適当にとばして読んでいました。
〉その上、筋書きにあまり関係ないようなところもとばしていたような…。今から考えると、とてもいい加減で大ざっぱな読み方をしていました。
〉細かな描写なんかは飛ばして、筋書きだけを追うような読み方でした。
〉主人公の服がどんなだとか、部屋の中の細かな描写なんかどうでも良くて、誰がどうなったかと言った所を、ザッザッザッと適当に読み飛ばしていたと思います。
〉多分、内容の2割や3割近くは飛ばしたり、斜め読みで何となく雰囲気をつかむだけで終わっていたように思います。理解度は、8割かそれ以下だったのではないでしょうか。
〉今、同じ本を読んでみると、こんなことも書いてあったのかとか、こんな描写があったのかと思うことが多々ありますから。
〉英語も、最初のうちは、大ざっぱに、何となく読んでしまえば良いのではと思っています。
〉日本語だって、たくさん読んでいるうちに細かく読めるようになったてきたのだし、英語を初めから細かく読めと言うのは難しいのでは?
〉とりあえず、英語の本についても、初めのうちは、ざっと筋書きがわかる程度読めれば良いのではないかと思っていますが、どうでしょうか?
〉ただし、それなりに面白く読めなければダメだとは思いますが。
杏樹さんがいいだしたこの話題は
(たかぽんスレッドに対抗するという意味だけでなく)
とても大事だと思うので、またまた反応。
英語の本を読みはじめるときに、いいですか「はじめる」ときにですよ、
二つの心構えが闘うと思うのですよ。
一つは学校で教えられたとおりに100%理解をめざして、
「飛ばさずに読みたい」気持ち、もう一つは
「ただ楽しく読みたい」気持ち。
この二つのあいだで揺れながら次第に「ただ楽しく読む」ことが
「飛ばさずに読む」ことにつながることが納得できていくのでしょう。
それが「多読的精読」ですね。
最初はいい加減に読む
次にはすこし細かいところまで分かった気になる
そのうち全部わかった気になる
これが多読的精読ですね。
杏樹さんがいっていることも、fionaさんがいっていることも
おなじだと思われます。
「辞書を忘れたら辞書を引いてもいい」というのは、
ぼくがいつもいっている標語ですが、
辞書が外国語学習の中核でなくなったら、
そして読書のじゃまをしない「引き方」ができるようになったら、
あとはどうぞご自由に!
いつまでも、いい加減は大事!!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/3/28(01:33)
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fionaさん、こんにちは。
〉私は、昔、まだ十台の前半の頃、大人用の文庫本を、ところどころわからないところがあっても、適当にとばして読んでいました。
〉その上、筋書きにあまり関係ないようなところもとばしていたような…。今から考えると、とてもいい加減で大ざっぱな読み方をしていました。
私も覚えがあります。文庫本を読もうとしました。大人の本が読みたかったみたいです。
〉細かな描写なんかは飛ばして、筋書きだけを追うような読み方でした。
〉主人公の服がどんなだとか、部屋の中の細かな描写なんかどうでも良くて、誰がどうなったかと言った所を、ザッザッザッと適当に読み飛ばしていたと思います。
〉多分、内容の2割や3割近くは飛ばしたり、斜め読みで何となく雰囲気をつかむだけで終わっていたように思います。理解度は、8割かそれ以下だったのではないでしょうか。
〉今、同じ本を読んでみると、こんなことも書いてあったのかとか、こんな描写があったのかと思うことが多々ありますから。
そうそう。わからなくて飛ばしながら無理矢理読みました。あらすじがわかったらそれでいい、みたいな。
〉英語も、最初のうちは、大ざっぱに、何となく読んでしまえば良いのではと思っています。
〉日本語だって、たくさん読んでいるうちに細かく読めるようになったてきたのだし、英語を初めから細かく読めと言うのは難しいのでは?
私は中学〜高校生の時に図書館の世界文学全集をよく読んでいました。
中には歯が立たない難しいものもありました。その中でわからないなりにゲーテが好きになり「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」が印象に残っていました。それから十数年たって、古書店の店頭で真新しいゲーテ全集の1冊が目に留まりました。それが「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」でした。高校生の時は図書館で借りて読んだので持っていなかったのです。それでもう一度読みたくなって衝動買いしました。そうしたら…あっけないほどすらすらと読めたのです。
〉とりあえず、英語の本についても、初めのうちは、ざっと筋書きがわかる程度読めれば良いのではないかと思っていますが、どうでしょうか?
〉ただし、それなりに面白く読めなければダメだとは思いますが。
英語も同じですね。始めのうちはどうにか筋を追う程度の理解度で読んでいると、そのうち読めるようになっていくと思います。もちろん、つまらない本を読んだらかえって停滞を招きますから、そう言う時は投げます。
多読をしてみて、「よくわからないけどおもしろい」本があることを知りました。高校の時はよくわからないのにゲーテが好きだと思いました。それと同じかもしれません。でも「英語」だと思うと気がつかないんですね。わからないのは語学力のせいだと思ってしまう。日本語と同じだと思って「読んでたらそのうち読めるようになるだろう」と思っていればいいでしょう。
(わからない人のために…タイトルは「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」に出てくる「君よ知るや南の国」という歌をもじったものです。この物語は「ミニヨン」というタイトルでオペラ化されていて、この歌にも曲がつけられ単独で歌われることもあります)。
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お名前: fiona
投稿日: 2007/3/28(22:19)
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杏樹さん、またまた今日は。fionaです。
〉私は中学〜高校生の時に図書館の世界文学全集をよく読んでいました。
〉中には歯が立たない難しいものもありました。その中でわからないなりにゲーテが好きになり「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」が印象に残っていました。それから十数年たって、古書店の店頭で真新しいゲーテ全集の1冊が目に留まりました。それが「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」でした。高校生の時は図書館で借りて読んだので持っていなかったのです。それでもう一度読みたくなって衝動買いしました。そうしたら…あっけないほどすらすらと読めたのです。
世界文学全集ですか…。私は、SFが好きで、ほとんどSFばかり読んでました。ゲーテなんか読んだことがありませんでした。今でも、まだ「ファウスト」を少しかじって見た程度ですよ。
〉〉とりあえず、英語の本についても、初めのうちは、ざっと筋書きがわかる程度読めれば良いのではないかと思っていますが、どうでしょうか?
〉〉ただし、それなりに面白く読めなければダメだとは思いますが。
〉英語も同じですね。始めのうちはどうにか筋を追う程度の理解度で読んでいると、そのうち読めるようになっていくと思います。もちろん、つまらない本を読んだらかえって停滞を招きますから、そう言う時は投げます。
〉多読をしてみて、「よくわからないけどおもしろい」本があることを知りました。高校の時はよくわからないのにゲーテが好きだと思いました。それと同じかもしれません。でも「英語」だと思うと気がつかないんですね。わからないのは語学力のせいだと思ってしまう。日本語と同じだと思って「読んでたらそのうち読めるようになるだろう」と思っていればいいでしょう。
そうですよね。でも、「そのうち読める」はどのくらい読んだときなんでしょうね。…と考えてみました。
日本語の今までの読書を振り返ってみると、数千冊読めば、かなり読めるようになるのではないかと言う感触ですが、杏樹さんはどうですか。
私はSFが好きなので、ほとんどSFばかり読み散らしていたのですが、(他のいろんな本も含めて)三千冊から四千冊くらい読んだときには、かなり「精読」も(やろうと思えば)やれるようになっていたように思います。
日本語の平均的な文庫本一冊の内容量は、英語なら5万語くらいですかね?そうすると、1億5千万語から2億語くらい読めば(まあ、1億語くらい読めば)かなり読めるようになるのではないと思うのですがどうでしょうか。
どこか他のサイトの掲示板か何かに、SSS式で一千万語読んだけれど、思うほど読めるようにならなかったと書いていた方がいました(目指すところはかなり高いレベルのようでした)。でも、日本語なら文庫本200冊くらいですから…それで日本語がグッと読めるようになるとは思えませんので、英語でもそうではないでしょうか?
ただ、英語ではスタートのレベルが低いし、読み始めた時に持っている基礎力も違うので比較は難しいとは思いますが、それなりに高いレベルを目指すなら、やはり一億語(2千冊)、いくら少なくても5千万語(一千冊)くらいは読む必要があったのでは、と今考えてみて思いました。
貯金は、取りあえず百万円貯めれば、貯金を崩すのが惜しくなって、お金が貯まるようになりますし、一億円貯めれば、買いたいものは大抵の物は(家だって)買えますし、
多読も、まずは百万語、目標は一億語…でしょうかね。(あまり関係ないか?)
目標までは長いけど、こつこつと貯めて行きたいものですね。(貯金と違って、語数は減ることがないですし)
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fionaさん、こんにちは。
〉世界文学全集ですか…。私は、SFが好きで、ほとんどSFばかり読んでました。ゲーテなんか読んだことがありませんでした。今でも、まだ「ファウスト」を少しかじって見た程度ですよ。
私もSFの有名どころを立て続けに読んだ時期もありました。ハインラインが気に入ってけっこう読みました。そういえば「夏への扉」の原書を読んだ人もいますね。
〉そうですよね。でも、「そのうち読める」はどのくらい読んだときなんでしょうね。…と考えてみました。
〉日本語の今までの読書を振り返ってみると、数千冊読めば、かなり読めるようになるのではないかと言う感触ですが、杏樹さんはどうですか。
「読める」というのは表面の言葉だけの問題ではありませんから…。内容が理解できて興味が持てる内容だと、実際の英語力よりも上のものでもかなり読めると思います。
〉ただ、英語ではスタートのレベルが低いし、読み始めた時に持っている基礎力も違うので比較は難しいとは思いますが、それなりに高いレベルを目指すなら、やはり一億語(2千冊)、いくら少なくても5千万語(一千冊)くらいは読む必要があったのでは、と今考えてみて思いました。
逆に、興味があって内容を理解する力があるジャンルだと、日本語で同じぐらいの量を読まなくても「内容の理解」に達することができるのではないかと思います。中学生の時に理解できなかった本が、大人になったらすらすら読めた。だったらその本と同じような内容のものは、中学生から大人になるまでに読んだ本と同じ量を読まなくても、英語で読んでも理解しやすいのではないでしょうか。
〉貯金は、取りあえず百万円貯めれば、貯金を崩すのが惜しくなって、お金が貯まるようになりますし、一億円貯めれば、買いたいものは大抵の物は(家だって)買えますし、
〉多読も、まずは百万語、目標は一億語…でしょうかね。(あまり関係ないか?)
〉目標までは長いけど、こつこつと貯めて行きたいものですね。(貯金と違って、語数は減ることがないですし)
そうです。語数は減りません。1冊読んだら読んだだけ蓄積になります。