[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(20:16)]
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お名前: 春告魚
投稿日: 2007/3/21(11:14)
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前回、半年ほど前に多聴100万語を報告しましたが、中年はさらに進化しています。
毎日1時間、100語/分×60分=6000語/日をつづけて聞く生活も1年たち、そろそろ多聴200万語を迎えます。もともと努力ができないので、シャドーイングはしていません。
100万語まではリーダーや絵本、ORTなどリーディングのCDを聞いてきましたが、現在はVOA Special Englishを中心にPODCASTを利用して毎日違うものを聞いています。多読はお休みしてますのでいまだLevel2か3のあたりだと思います。
さて、そんな私ですが、最近ある変化が起きました。
何と最近「ジャズヴォーカルが聞こえる」ということです。
歌は聞こえる人にはどってことないそうなのですが、私にとっては夢の夢でした。
子供のころ、大橋巨泉がジャズヴォーカルを解説していて彼は歌が英語のままわかってしまうのをみてすごいなあ、いつかこんな風になれたらと思い続けてきました。音楽が大好きだった私なのですが、いくら聞いても歌を聞き取ることはできませんでした。
前回多聴100万語報告のとき、酒井先生に次は音楽をやります。と書きましたが、実はその頃ドラマの挿入歌や耳に入る歌がなんとなくわかる時があったからでした。そしてあるきっかけからまた音楽を聴くようになりました。
私は30年来のスティービーワンダーのファンなのですが、ここ数年は聞くこともなくなっていました。ある日好きな曲の「Don't You Worry 'Bout A Thing!」を聞くとなんだか私が覚えていた歌詞と違うのです。変だなと思って歌詞カードを見るとやはり私の覚えていたものであっていたのですが、実はその歌詞カードが間違えていたのでした。ひょっとして他の曲も聞こえるのかなと思い、歌詞を知らない歌をいろいろ聞いてみると、例えばエリッククラプトンの「Change the World」は中学生が書くような気恥ずかしい歌詞でおそらくYS1か2、簡単そうに聞こえてもジャニスイアンの「Will You Dance?」などはメッセージが強くて音が聞こえてもわからない。おそらくYS4かな。というふうにわかってきました。
方法は単純、歌詞カードは絶対に見ない。わからないものはそのまま聞き流し、わかったもの気に入ったものはまた聞くという具合で、あれこれ手当たり次第にCDを聞いていたらジャズヴォーカルにたどり着きました。サラヴォーンやビリーホリデーといったシンガーの歌の多くはYS2か3前後でなんだこんな歌だったの?と思うこともしばしばです。もちろんまったく聞けない歌もあります。
ジャズヴォーカルのよさはまず
(1)ラブソングが多く歌詞が単純で短い
(2)実に発音がちゃんとしており、ロック以降の聞き取れない発音は少ない
(3)何といってもかっこいい
どうして突然聞こえるようになったのだろう。不思議ですね。
また、現在は聞くときに自分で何かスイッチをいれるような瞬間を感じます。いままでも恐らく単語は聞こえていたのですが、聞いていないというか歌声が音楽として処理されているだけで、言語として処理されていなかったのではかいかと思っています。
私にはこういうじいさんになりたいという3つの目標があります。
(1)ペーパーバックが読める
(2)映画が字幕なしで見られる
(3)ジャズヴォーカルが聞ける
すこしだけ近づけたようで間近な春とともに最近とてもうれしい私です。
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2007/3/21(11:45)
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春告魚さん、ひしぶりです! もうすぐ春なのですね?
多聴200万語、おめでとー!! 中年にも春が来る!!!
さかい@tadoku.orgです。
立ち上がったばかりですが、「こども式」のサイトをご存知でしょうか?
これから半年くらいはそこに「音」というセクションを作って、
中身を充実させたいと思っています。
春告魚さんのうれしい報告は、はじめて音と歌を本格的に
結びつけたものです。ぜひ「こども式」サイトに転載させてください!
どうでしょう? お返事を待っています・・・
〉前回、半年ほど前に多聴100万語を報告しましたが、中年はさらに進化しています。
〉毎日1時間、100語/分×60分=6000語/日をつづけて聞く生活も1年たち、そろそろ多聴200万語を迎えます。もともと努力ができないので、シャドーイングはしていません。
〉100万語まではリーダーや絵本、ORTなどリーディングのCDを聞いてきましたが、現在はVOA Special Englishを中心にPODCASTを利用して毎日違うものを聞いています。多読はお休みしてますのでいまだLevel2か3のあたりだと思います。
〉さて、そんな私ですが、最近ある変化が起きました。
〉何と最近「ジャズヴォーカルが聞こえる」ということです。
〉歌は聞こえる人にはどってことないそうなのですが、私にとっては夢の夢でした。
〉子供のころ、大橋巨泉がジャズヴォーカルを解説していて彼は歌が英語のままわかってしまうのをみてすごいなあ、いつかこんな風になれたらと思い続けてきました。音楽が大好きだった私なのですが、いくら聞いても歌を聞き取ることはできませんでした。
〉前回多聴100万語報告のとき、酒井先生に次は音楽をやります。と書きましたが、実はその頃ドラマの挿入歌や耳に入る歌がなんとなくわかる時があったからでした。そしてあるきっかけからまた音楽を聴くようになりました。
〉私は30年来のスティービーワンダーのファンなのですが、ここ数年は聞くこともなくなっていました。ある日好きな曲の「Don't You Worry 'Bout A Thing!」を聞くとなんだか私が覚えていた歌詞と違うのです。変だなと思って歌詞カードを見るとやはり私の覚えていたものであっていたのですが、実はその歌詞カードが間違えていたのでした。ひょっとして他の曲も聞こえるのかなと思い、歌詞を知らない歌をいろいろ聞いてみると、例えばエリッククラプトンの「Change the World」は中学生が書くような気恥ずかしい歌詞でおそらくYS1か2、簡単そうに聞こえてもジャニスイアンの「Will You Dance?」などはメッセージが強くて音が聞こえてもわからない。おそらくYS4かな。というふうにわかってきました。
〉方法は単純、歌詞カードは絶対に見ない。わからないものはそのまま聞き流し、わかったもの気に入ったものはまた聞くという具合で、あれこれ手当たり次第にCDを聞いていたらジャズヴォーカルにたどり着きました。サラヴォーンやビリーホリデーといったシンガーの歌の多くはYS2か3前後でなんだこんな歌だったの?と思うこともしばしばです。もちろんまったく聞けない歌もあります。
〉ジャズヴォーカルのよさはまず
〉(1)ラブソングが多く歌詞が単純で短い
〉(2)実に発音がちゃんとしており、ロック以降の聞き取れない発音は少ない
〉(3)何といってもかっこいい
〉どうして突然聞こえるようになったのだろう。不思議ですね。
〉また、現在は聞くときに自分で何かスイッチをいれるような瞬間を感じます。いままでも恐らく単語は聞こえていたのですが、聞いていないというか歌声が音楽として処理されているだけで、言語として処理されていなかったのではかいかと思っています。
〉私にはこういうじいさんになりたいという3つの目標があります。
〉(1)ペーパーバックが読める
〉(2)映画が字幕なしで見られる
〉(3)ジャズヴォーカルが聞ける
〉すこしだけ近づけたようで間近な春とともに最近とてもうれしい私です。
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お名前: 春告魚
投稿日: 2007/3/21(22:53)
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酒井先生、こんな報告でお役に立てるのならもちろんOKです。
そういえば歌が突然聞こえるようになったという話はこのサイト以外でもこれまで読んだ記憶がありませんね。ホントだ!
今もBillie HolidayのYou don't know what love isを聞きながら書いています。このシンガーはかなりクセが強いとしても、概して難易度はVOA Special Englishと同じくらいでしょうか。
もし、ジャズに興味のある方がいればぜひSarah VaughanやElla Fitzgeraldのバラッドをお聞きください。またはジャズを聞いたことのない方もこれまでシャドーイングなど続けている方はこのあたりのジャズをぜひ聞いてみてください。
きっと聞けると思いますよ。Jazzでシャドウイングというのもいいかもね。
ちょっとやってみます。
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お名前: 酒井@tadoku.org http://tadoku.org
投稿日: 2007/3/21(23:14)
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春告魚さん、こんばんは!
〉酒井先生、こんな報告でお役に立てるのならもちろんOKです。
〉そういえば歌が突然聞こえるようになったという話はこのサイト以外でもこれまで読んだ記憶がありませんね。ホントだ!
そういうわけです。ありがとうございます!
〉今もBillie HolidayのYou don't know what love isを聞きながら書いています。このシンガーはかなりクセが強いとしても、概して難易度はVOA Special Englishと同じくらいでしょうか。
〉もし、ジャズに興味のある方がいればぜひSarah VaughanやElla Fitzgeraldのバラッドをお聞きください。またはジャズを聞いたことのない方もこれまでシャドーイングなど続けている方はこのあたりのジャズをぜひ聞いてみてください。
〉きっと聞けると思いますよ。Jazzでシャドウイングというのもいいかもね。
〉ちょっとやってみます。
ほー、そのうち聞かせてくださいな。楽しみ!
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/3/31(20:57)
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Billie Holiday と VOA Special English の話題が出たところでお知らせです。
3/25に VOA Special English で Billie Holiday の特集が放送されたようです。以下のリンクで放送の原稿を閲覧できるし、音声も聴けます。少しだけ歌も聴けます。
http://voanews.com/specialenglish/2007-03-25-voa1.cfm
そのうち自伝を読んでみたいですね。
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お名前: 春告魚
投稿日: 2007/4/7(10:10)
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わたしもVOAのPeople in AmericaのBillie Holiday聞いたのですが、
Billie Holiday はJazz Vocalのなかではどちらかというと聞きづらいほうです。
このプログラムでも5〜6曲歌ってますが、聞きやすいのはMore Than You Know と次のI Wished on the Moonくらいでしょうか。
歌手の声の質と歌の内容で聞きやすさは随分変わります。
More Than You Know のようなかわいらしい恋心の歌を歌うときはさすがのBillieもかわいい声で歌っていてとても聞きやすく感じます。
Strange Fruit、これはムリですね。
今まで聞いたところでは
(1)ラブソングは聞きやすい。
(2)1950年代、クリス・コナーやヘレン・メリルなどの白人歌手のほうが聞きやすい
(3)メロディに上下が多い曲(どちらかというとポピュラーな曲に多い)はむしろ聞き取りにくい
と感じます。みなさんはいかがでしょうか。
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/4/7(18:39)
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歌手として一番伝えたいことを正直に、一つ一つの言葉を大事にして歌ったのが "Strange Fruit" だと僕は感じています。こういう歌を聴いて不快に思う人もいるし、聞きづらいと思う人もいるし、ムリだと思う人の方が世の中には多いかも知れませんね。
僕もクリス・コナーやヘレン・メリルの様な白人歌手からジャズ・ヴォーカルの世界へ入っていった方だし、今でもそういう歌手は好きです。ビリーの歌い方からアクの強さを上手に抜き取ったような歌い方で、それでも胸に迫る歌になっています。
いきなり "Strange Fruit" を聴いてジャズ・ヴォーカルが嫌いになってしまう人もいるかもしれません。そういう意味では、あまり気軽に紹介すべきではなかったのでしょう。
ジャズに興味があって、米国の人種問題にも興味のある人に限定してのお薦めとしましょう。
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お名前: 春告魚
投稿日: 2007/4/8(00:58)
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何か勘違いをさせていたら申しわけありません。
聞きづらいというのは、Billie Holidayの歌が聞き取りにくいということです。
ムリというのはわたしには聞き取りがムリだと書いているのですが。
白人と比べてではなく、Sarah VaughanやEllaとくらべても聞きづらいと思うのですが、わたしだけかもしれません。
しかしながら、VOAで出てくる例えば1曲目は"God bless the child"以外何を歌っているのかわかりません。
これがわかってしまうのでしょうか?
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/4/10(06:01)
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とりあえずご質問にだけお答えしておきます。(^-^;)
僕は "Strange Fruit" をCDで何度も聴いたことがあり、内容も覚えています。米国の学校の教科書に歌詞が転載されているのを読んだこともあります。ですから VOA の番組であの歌を一部を聴いただけでも、情景が浮かんでしまいます。これでは聴きやすさの判定はできませんね。
その他の曲も、DVDで発売されている最近と映画と同程度には聴き取っています。(字幕無しで聴くことが多いです。その方が理解しやすいことが多いのです。)
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ご無沙汰しています。少し時間が出来たのでジャズ・ヴォーカルについて整理してみます。
春告魚さんがおっしゃっているように、ジャズ・ヴォーカルは1950年代が聴き取りやすいです。ジャズの録音は20年代からありますが、50年代になって録音技術が格段に向上し、子音を聴き取りやすくなったからだと思います。勿論60年代以降も聴き取りやすいですが、歌の世界はロックやそれに近いポップスが主流になり、ジャズ・ヴォーカルの録音はそれほど多くなかったと思います。(1960年代は、かつてジャズ・ヴォーカルの大御所だったフランク・シナトラがスロー・ロックのリズムで "My Way" を歌って一度は引退した時代です。)
歌の種類によっても聴き取りやすさは違います。勿論、早口で機関銃のようにまくしたてる歌よりは、ゆっくり、しっとりの歌の方が聴き取りやすいです。結果的に love songs が多いです。
個人的にお薦めなのは、Chet Baker の CHET BAKER SINGS です。(白人男性で、アイドル的な人気もありました。)
蛇足ですが、恋の歌でも、ローズマリー・クルーニーが早口でまくしたてる "Come on-a My House" などは聴き取りが大変かもしれません。(この歌の作詞は小説家の William Saroyan ですが。)