Re: 「脳内音読」と「音読」の間(はざま)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:58)]

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2074. Re: 「脳内音読」と「音読」の間(はざま)

お名前: ako
投稿日: 2005/6/26(22:45)

------------------------------

慈幻さん、こんにちは。

本日は、以下、用件のみですが(爆)、興味深く拝読いたしまして(緊張)
今度こそは、と意を決して返答投稿させていただこうと思いました。
(清水舞台とびおり)

〉皆様の忌憚ない、ご意見・ご批評を頂ければ幸いです。

ははっ。
当方、同調圧力に弱いタイプですので忌憚の有無には自信を持てませんが、難しいことは難しいことが好きな人に任せましょう、ってことなので、
一般論や理屈を、世俗的な体験話に変換するのが大好きなakoが、
今回は、アルプスのようにそびえたつ慈幻さんの論考に、Climbしてみたいと思い立ちました。

可能な限り、ご投稿の主旨理解につとめた記載をこころがけたいと思いますが、
ピントハズレや、あまりに俗化されて不快、不適切な例え等、発見されましたら、すかさずご指摘なさって下さい。
SSS掲示板学習で、突っ込まれるのは慣れましたし…(ーー;)
打たれ強く生きますので… 

さて、NLPという呼称、はじめて知りました(本心:タダで聞けてらっきー)
歌手のグループに、NSPってのがあったのを思い出しちゃいました。

 ↑
あっ、これ最初は冗談で書いたんですが、
こういった音声的類似語から、意味上は関係ないものを連想するのも、
脳のハタラキという意味では、NLPと無縁とも思えませんので、そのまま書いときます。

〉NLPとは(中略)誰にでも天才的なコミュニケーション・スキルを学べるようにモデル化したものです。

おお、天才的な! しかもそれが誰にでも! 
よいですね〜。SSSでどのような人と出会ってもこれで安心!

〉正に玉石混交の態をなした理論・技術群(体系と呼べるほど整理されているようには見えない(苦笑))なのですが、色々と面白い理論や技術があるので、必要に応じて、使えそうなところをつまみ食いしたいと思っています。

そう、それそれ。akoの場合はそれが楽しいです。
玉石混交の中から、アレコレつまみ食いしてみて、これだ!ってのを見つける喜びですね。
イケメンと言っても色々いますから、まずはいじってみませんとね!
(え〜、「イケメン=魅力ある学説」ってことでご容赦下さいませ…汗、汗、緊張〜)

〉1 入力装置   五感。
〉2 制御装置   顕在意識が存在する場所。
〉3 演算装置   様々な無意識的処理がなされる場所。
〉4 記憶装置   記憶が格納されている場所。
〉5 出力装置   体。
〉6 基本OS    所謂、無意識。感情や本能と呼ばれるものも
含む。
〉7 各種アプリケーション 様々な能力・技術。
〉ということになるのではないかと思います。

なるほど〜
多読を始めてから、英語に関する自分の感覚を、「OSが変わった感じがする(まだ変わり途中な感じ)」と、よく、思います。
これは、もう、身体内部感覚なので上手く説明できないんですが、
英語の中に自分が浸されている時は、人格まで変わるような感覚があります。
つまり、英米人並みに(生意気にも)イエス・ノーをハッキリ言いたくなったり、
先に結論を言おうとしたり。
つまり I don't think って先に言ってから、その内容を言う、みたいな順で話したくなったり、日本語の相手が、いつまでも最後の部分を言わないことに、まだるっこしさを感じる気分の時があります。いつもではないですが。

そのNナントカの精神心理療法を受けなくても、多読でふだんから英語的人物に接していることでも、コミュニケーション・スキルに変動が起きることもあり得るかも、という話です。多読で性格改善かも(笑)?!

それと、この1〜7を見てて、「あっ」と思った最初のことは、
かつて大学に合格した頃、受験勉強したことを「全部忘れた〜〜」て言ったのは、勉強したことが、2までしか入ってなかったってことかも、ってことでした(悲)

理性で勉強したことはなかなか身に付かない〜とよく思いますが、
どうも、脳の表面上をつるつるすべっていくだけっていう感じで…。
そう言えば、このことを以前、杏樹さんが、「脳が撥水加工されてて、いくら勉強しても何も残らない」って書いてて爆笑した記憶があります〜

〉入力装置である五感には、Lead Systemと呼ばれる他の感覚よりも優位なものが存在するとされます。

中居クンはダンスと司会トークで、草薙クンは「いいひと」キャラで、
各自、自分の向いたところで活躍すればいい、ということですかな。
何が自分の優位なのか、自己観察が大事になりますね。

〉制御装置である顕在意識では、Representation Systemと呼ばれる処理システム、所謂、脳内感覚=イメージが存在します。
〉言い換えるなら、我々が認識しているのは、現実そのものではなく、現実を基に、脳内で再構成された影であるということです。

つまりイケメンの兄ちゃんが、宴会などで複数の女性と会話するという現実がある時に、彼が一人勝手に「オレってもててるじゃ〜ん」と思うようなイメージを、脳内で再構成?
相手の女性としては、一応、社交上の一種のプロトコール通りにふるまっているだけなのに、イケメンさんは、自分は基本的にモテると思い込んでいるから、ちょっと感じよく女性が反応すると、「この子、オレに気があるな〜、へへ〜」と思い込むというヤツ。
後で、ギター侍に「残念!」と言われてしまうだけなのにねええ。

あっ、失礼、読書の話に変えます。
例えばakoの場合、海洋冒険モノとなると、すべて宝島、と言ってしまう悪癖があります。
子供時代に、少年が主人公の海洋冒険モノが好きでしたが、宝島、ロビンソンクルーソー、ガリバー、十五少年漂流記、シンドバッド等が、一括して「宝島」になってしまうんです。
これも、現実の認識ではなく、脳内でイメージを再構成したものを認識してるってことになりますか? 自分の脳内がサッパリわからないのです。

〉そして、このRepresentation Systemにも、それぞれ五感に対応した脳内感覚=イメージが存在しますが、これがそのまま五感に対応している訳でも、無意識が存在する演算装置や記憶装置にそのまま伝達される訳でもないということが問題をややこしくします。

んまぁ〜、メンドクサイのね。「ややこしや〜」って歌もあるくらいですものね。
ヒトって、自分の都合のいいように解釈して、間違った思い込みをする傾向があるから、脳さんも、ある程度、そのカン違いをあまりストレートに深層まで伝達してもマズイと思ってて、どこかで、自分のカン違いを修正できるようなスキも作っておいているんだったりして…。
カン違いがトラウマになっても困るからってことで、そういった複雑さが、案外、防御機構になってるとか…(学問的根拠はありません。全くデタラメな思い付きです)

それに、いくらイケメンだって、多少は、自分を疑う時はあって欲しいものねえ。
ヒトって自分を疑うことで自己存在を確認できる、ってこともあるそうですし…

〉人が、「分かった」という感覚を得るためには、更に、ReferenceSystemに対応した形へ変換する必要があるからです。

ちょっと質問です。上記の2(制御装置)が、りぷりぜんてーしょんシステムとしますと、この、れふぁれんすシステムは、どこに当たりますか。
(横文字だと、どっちもRなため、見間違えそうなので、すみませんが、区分しやすいようひらかなにしました。これは、akoという個体の脳は、視覚に弱いってことの証拠かも)

〉多読をやったことがなく、Lead Systemは視覚、Representation Systemは聴覚、Reference Systemは身体感覚が優位な人だと仮定します。

3つの名称を自分で使えそうも無いので、以降、順に、番号と自分がわかりやすい言い方で書かせていただきます
横文字が出てくると、理解が著しく遅くなるのです…(再構成の影を作ろうとする衝動(笑)

1が優位感覚、2が自分の思い込み再構成、3が、分かる段階って
ことでいいですか。

〉「脳内音読」の速度が上がりやすい人というのは、Reference Systemも聴覚である可能性が高いのではないでしょうか。

最終理解のところが「耳」の場合ですね。
これは面白い仮説ですね!! (どこまでわかって書いているかは非常にビミョー)

〉言い換えるなら、「脳内音読」した時点で、Reference Systemへの変換も同時に処理されるため、すぐに「理解」できてしまうので、「脳内音読」の速度をどんどん上げていくことができます。

読むのが遅いほうとしては、脳内音読がどんどn早くなれるだけ羨ましいです…
脳内音読になることを悩んでおられる方もいるとは聞いておりますが…

〉しかし、Reference Systemが「聴覚」以外の場合、「脳内音読」して、さらにもう一度変換する必要があるので、なかなか「速度」が上げられないということなのではないかと。

アタシのことだあああああああああ 読むのが遅い!速度が上がらない!
そうだったのかあああああああ

…と思ったんですが、ここで「ちょっと待てよ」です。
今後もっとスムーズに速く読めるようになりたいので、この際、読むのが遅い原因を、この仮説から考えさせて下さい。

この一文は、最終理解(分かった)段階が、視覚だということになりますか? 
読書なので、聴覚以外の五感といったら、視覚から入力するしかないと思うので。
(この段階で、解釈にミスがあったら教えてください)

もし、「分かる段階」が視覚優位だとすると、確かに、脳内音読では早く読めるようにはなりませんよね。
とすると視覚優位の人は、速読向きということになりますか?

私は、速読にはあまり関心がないので、そのつもりでの相談ですが、
現在、よほどキリン読みでないかぎり、多読してて英語を日本語化することはほとんどなくなりました。
(それほど難しいものを読んでいない、という意味です)
ただ、わからない時、飛ばすのが苦手で、同じ英文を2度読むことがあります。
この時、声を出してゆっくり読んで意味を感じる、ということをやるんですが、これだと、脳内音読タイプってことで、自分の「分かった段階」が、聴覚にあることになる、と考えてよいでしょうか?

あと、この「分かった段階」(りふぁれんす)が、身体優位にある場合というのが、まだ良く分かりません。
ヘレン・ケラーが、サリバン先生によって指文字の繰り返しを受けた日々の果てに、それが意味を持つ言語であった、とある日突然理解した、という体験がありますね。
この場合は、身体感覚から言語を獲得する、という事例の最も純粋な例だと思うのですが、このケース以外で、「分かった段階」が身体優位の事例を想定するのがちょっと難しいです。

〉恐らく、シャドウイングとは、「速読」と同じく、幾つかの処理段階を省略させる訓練としては有効でしょうが、「聴覚」優位の人向けの訓練法であるため、他の感覚が優位の人には敷居が高過ぎるということがあると思われます。
〉(実際、私には、シャドウイングは難しすぎるというのが正直な感想です)

慈幻さんがこのように、ご自身の観察をされている姿勢には、非常に触発されました。
私も多読で、自己内部感覚の変化を追うことの楽しさを知って以来、
基本的には、多読英語で自分を実験する感覚が面白いですが、
自分と違うタイプの人は、どういう順序で、英語を身につけているんだろう、という違いのほうにも好奇心が出てきて、
それは結局のところ、ヒトという生き物は、どのくらい違うことが可能なんだろう、とか、
では、そこまで違う上で尚且つ、同じなのはどこまでなんだろう、とか、
そういった人間一般へ、自分の関心が広がったように思います。
多読が広げる世界〜〜〜、ってかんじ。

とくに英語のように、広く多くの日本人に学習体験があるものって、
多読を始める以前までは、相当、みなさんの英語経歴がちがうと思うんですね。
特に社会人がやり直しで始める場合は、学生よりも、多様な英語歴があると思います。
(もちろん多くの人が、学校教育で挫折した、という共通点はあるでしょうが)

自分自身は、かなり無謀な方法でシャドウイングモドキをした関係で、
(好きな映画の声を真似するというもので、「シャドウイング」という呼称もなかった頃です) 
akoの英語経過は、慈幻さんとかなり違う体験経歴をもった症例(…病人扱い?(爆)になると言えるかもしれません。
ぜひ、慈幻さんの多読実践者カルテ(そういうものがあるなら)に加えておいて下さいね〜。

そのシャドウイングですが、未だにいろいろ謎に思ってます。
果たして、すべての英語学習者に必須の方法なのかどうかも、まだ確信はないです。
いつも自分の個人的体験でしか、話すことができませんし、
シャドウイングに関する自分の意見もいつも曖昧なままで、消化不良なんです。

〉従って、同じ出力を行うにしても、個々の優位感覚に基づく情報処理過程の個性に応じて、自由に速度を調整できる訓練法の方が有望だと予想されます。
〉その意味で、ゆっくりな音源でシャドウイングをするよりも、自分の好きな本を音読したり、気に入った歌を歌ったりする方が、「聴覚」以外の感覚が優位の人にはまだやさしいという気がします。

優位感覚が何であれ、「自分の好きな」とか「気に入った」の部分が、最重要である点は共通ですね。
次は、自分の優位感覚は何なのか、自分で把握できるかどうか、でしょうか。

これは、自分では意外にわからないものかもしれないです。
私は英語に関しては、まともな教授法についたことがなく、行き当たりばったりな体験しかないですが、SSS掲示板で、他の皆さんの英語体験を読んでみて初めて、
自分とヒトとの違う部分を見て、(ここで比較対照したものは、試験のスコア比較といった次元のものでないことはご理解いただけますか)
それから初めて、自分の優位感覚は何なのか、とか、
自分内部感覚を大事にしよう、ということに気づき始めたように思います。
独学の弱点に、あとから気づいた次第です。

〉「多唱三原則」をでっち上げ、「英語で歌おう! ポップス編」なんかを参考にしながら、
〉“Moon River”
〉“My Way”
〉を練習中です(笑)

聞き捨てならないことを聞いてしまいましたので(笑)
先に下のほうに横レスを書いてしまいました。

(掲示板なんだから字を読んでいるのに、こうして「聞く」と書い
てしまうのも脳の言語認知の謎でございましょうね、たぶん…)

以上、私見のみですが(爆)、今回はこれで失礼します。


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2078. 私見、大歓迎です(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/6/26(23:56)

------------------------------

どうも慈幻です。

〉慈幻さん、こんにちは。

〉本日は、以下、用件のみですが(爆)、興味深く拝読いたしまし
〉て(緊張)今度こそは、と意を決して返答投稿させていただこう
〉と思いました。
〉(清水舞台とびおり)

(消防マットを三重に設置(笑))

〉当方、同調圧力に弱いタイプですので忌憚の有無には自信を持て
〉ませんが、難しいことは難しいことが好きな人に任せましょう、
〉ってことなので、一般論や理屈を、世俗的な体験話に変換するの
〉が大好きなakoが、今回は、アルプスのようにそびえたつ慈幻さん
〉の論考に、Climbしてみたいと思い立ちました。

そこまで難しいという印象を受けてるとなると、もう少し、噛み砕
いた表現を心がけた方が良いでしょうか?(苦笑)

微妙な概念を説明しようとすると、つい専門用語の助けを借りたく
なるのは、私の悪い癖みたいなものですので。

〉〉NLPとは(中略)誰にでも天才的なコミュニケーション・スキルを学べるようにモデル化したものです。

〉おお、天才的な! しかもそれが誰にでも! 
〉よいですね〜。SSSでどのような人と出会ってもこれで安心!

はい。私も凡人側、せいぜいが秀才に届くかどうかでしかありません。

ですから、優香委員長閣下やはまこさんのような天才方が切り開いた境
地を、どうすれば平凡な自分でも真似できるのかと、様々な理論や技術
を使って分析し、再現可能な原理を解明しようと日夜模索している訳で
す(笑)

〉なるほど〜
〉多読を始めてから、英語に関する自分の感覚を、「OSが変わった感じ
〉がする(まだ変わり途中な感じ)」と、よく、思います。
〉これは、もう、身体内部感覚なので上手く説明できないんですが、
〉英語の中に自分が浸されている時は、人格まで変わるような感覚があ
〉ります。
〉つまり、英米人並みに(生意気にも)イエス・ノーをハッキリ言いた
〉くなったり、先に結論を言おうとしたり。
〉つまり I don't think って先に言ってから、その内容を言う、みた
〉いな順で話したくなったり、日本語の相手が、いつまでも最後の部分
〉を言わないことに、まだるっこしさを感じる気分の時があります。い
〉つもではないですが。

おお、素晴らしい! 「使用言語による思考への影響」がもう出現して
て、さらにそれを「自覚」しておられる! 

バイリンガルやマルチリンガル研究で、日系人は、日本語では消極的な
返答をするのに、英語を話す時はより積極的な返答をするというのは結
構みられる傾向だそうです。

まだ100万語に到達していない段階でそのような傾向が起こり、しかも
それを自覚しているというのは、非常に貴重な報告です(笑)

「絵本効果」恐るべし!(笑)

〉そのNナントカの精神心理療法を受けなくても、多読でふだんから英
〉語的人物に接していることでも、コミュニケーション・スキルに変動
〉が起きることもあり得るかも、という話です。多読で性格改善かも
〉(笑)?!

はい。十分に考えられます。

〉それと、この1〜7を見てて、「あっ」と思った最初のことは、
〉かつて大学に合格した頃、受験勉強したことを「全部忘れた〜〜」て
〉言ったのは、勉強したことが、2までしか入ってなかったってことか
〉も、ってことでした(悲)

〉理性で勉強したことはなかなか身に付かない〜とよく思いますが、
〉どうも、脳の表面上をつるつるすべっていくだけっていう感じで…。
〉そう言えば、このことを以前、杏樹さんが、「脳が撥水加工されてて、
〉いくら勉強しても何も残らない」って書いてて爆笑した記憶があります〜

その可能性は高いと思います。というか、現代の日本の外国語教育は、2
までで、それ以降に届くようにデザインされているのではないということ
なのでしょう(苦笑)

〉中居クンはダンスと司会トークで、草薙クンは「いいひと」キャラで、
〉各自、自分の向いたところで活躍すればいい、ということですかな。
〉何が自分の優位なのか、自己観察が大事になりますね。

はい。

〉つまりイケメンの兄ちゃんが、宴会などで複数の女性と会話するとい
〉う現実がある時に、彼が一人勝手に「オレってもててるじゃ〜ん」と
〉思うようなイメージを、脳内で再構成?

はい。NLPでは、このような事態を、

「地図(脳内イメージ)は地理(現実)ではない」

と表現します(笑)

〉あっ、失礼、読書の話に変えます。
〉例えばakoの場合、海洋冒険モノとなると、すべて宝島、と言ってしまう
〉悪癖があります。
〉子供時代に、少年が主人公の海洋冒険モノが好きでしたが、宝島、ロビ
〉ンソンクルーソー、ガリバー、十五少年漂流記、シンドバッド等が、一
〉括して「宝島」になってしまうんです。
〉これも、現実の認識ではなく、脳内でイメージを再構成したものを認識
〉してるってことになりますか? 自分の脳内がサッパリわからないので
〉す。

恐らく、「宝島」という「言葉」と「宝島」に関するイメージ・記憶群を
中心に、全ての海洋冒険モノの記憶・イメージがネットワーク化されてい
るため、他の海洋冒険モノについても、「宝島」と言い間違えるのではな
いかと思います。

(ちなみに、このような記憶・イメージ群のネットワークこそが、「コン
プレックス」(複合体)と呼ばれる概念です。
 日本語で言う「コンプレックス」は、「劣等感」に関連する記憶・イメ
ージ群がネットワーク化された「劣等感コンプレックス」のことで、何時
の間にかこれが「コンプレックス」の代名詞になってます。)

〉んまぁ〜、メンドクサイのね。「ややこしや〜」って歌もあるくらいで
〉すものね。
〉ヒトって、自分の都合のいいように解釈して、間違った思い込みをする
〉傾向があるから、脳さんも、ある程度、そのカン違いをあまりストレー
〉トに深層まで伝達してもマズイと思ってて、どこかで、自分のカン違い
〉を修正できるようなスキも作っておいているんだったりして…。
〉カン違いがトラウマになっても困るからってことで、そういった複雑さ
〉が、案外、防御機構になってるとか…(学問的根拠はありません。全く
〉デタラメな思い付きです)

いえ、かなり正解に近い直観だと思います(笑)

〉ちょっと質問です。上記の2(制御装置)が、りぷりぜんてーしょん
〉システムとしますと、この、れふぁれんすシステムは、どこに当たり
〉ますか。
〉(横文字だと、どっちもRなため、見間違えそうなので、すみませんが、
〉区分しやすいようひらかなにしました。これは、akoという個体の脳は、
〉視覚に弱いってことの証拠かも)

Reference Systemの位置については諸説ありますが、私の印象では、無意
識の演算装置にあるのではないかと。

「頭(制御装置)では理解しているのに、何となくしっくりこない(演算
装置)」みたいな経験はありませんか?

これは恐らく、Representation System(顕在意識)では理解してても、
Reference System(潜在意識)は納得していないという両者の齟齬を、
顕在意識が言語化した状態なのではないかと。

〉1が優位感覚、2が自分の思い込み再構成、3が、分かる段階って
〉ことでいいですか。

はい。それで結構です。

〉〉「脳内音読」の速度が上がりやすい人というのは、Reference Systemも聴覚である可能性が高いのではないでしょうか。

〉最終理解のところが「耳」の場合ですね。
〉これは面白い仮説ですね!! (どこまでわかって書いているかは非常にビミョー)

〉〉しかし、Reference Systemが「聴覚」以外の場合、「脳内音読」して、さらにもう一度変換する必要があるので、なかなか「速度」が上げられないということなのではないかと。

〉アタシのことだあああああああああ 読むのが遅い!速度が上がらない!
〉そうだったのかあああああああ

〉…と思ったんですが、ここで「ちょっと待てよ」です。
〉今後もっとスムーズに速く読めるようになりたいので、この際、読む
〉のが遅い原因を、この仮説から考えさせて下さい。

はい。そういう自己分析をして頂くのが趣旨ですので。

〉この一文は、最終理解(分かった)段階が、視覚だということになりま
〉すか? 

いえ、NLPでは、感覚は五感全てと考えます。ですから、聴覚ではないから
と言って、視覚であるとは限りません。残りの嗅覚、味覚、触覚(身体感
覚)という可能性もあります。

ただ、嗅覚・味覚が優位な方はかなり珍しいそうですが(笑)

ですから、逆にお尋ねしますが、本を読んで、「分かった」と思ったとき、
何を思い浮かべてますか?

私は、最終的には「身体感覚」が優位みたいなので、「手触りや動きの感
覚、暖かさや寒さ」といったイメージが湧かないと「分かった」という気
になれません。

視覚が優位な人なら、「色や形、鳥瞰した光景、抽象化した図形」なんか
のイメージが浮かばないと「分かった」という感覚が得られないようです。

聴覚が優位な人は、はまこさんのように、「音の響きやリズム」のイメー
ジが浮かばないと「分かった」という感覚が得られません。

〉もし、「分かる段階」が視覚優位だとすると、確かに、脳内音読では早
〉く読めるようにはなりませんよね。
〉とすると視覚優位の人は、速読向きということになりますか?

映像から別の視覚像の方が変換は速いでしょうから、恐らくそうではない
かと思いますが、実際に、速読ができる人に聞いてみないと、正確なこと
は分かりません。

〉この時、声を出してゆっくり読んで意味を感じる、ということをやるん
〉ですが、これだと、脳内音読タイプってことで、自分の「分かった段階」
〉が、聴覚にあることになる、と考えてよいでしょうか?

もし、音の響きやリズムだけで「分かった」気になれるなら、その可能性
は高いです。

〉あと、この「分かった段階」(りふぁれんす)が、身体優位にある場合
〉というのが、まだ良く分かりません。
〉ヘレン・ケラーが、サリバン先生によって指文字の繰り返しを受けた日
〉々の果てに、それが意味を持つ言語であった、とある日突然理解した、
〉という体験がありますね。
〉この場合は、身体感覚から言語を獲得する、という事例の最も純粋な例
〉だと思うのですが、このケース以外で、「分かった段階」が身体優位の
〉事例を想定するのがちょっと難しいです。

例えば、味覚の記憶や、自転車に乗った時の感覚を思い浮かべて見てくだ
さい。

これらの感覚は、他の感覚が優位な人でも、出力装置である体とのリンク
の関係で、「身体感覚」でしか記憶されていないと思います。

「味」や「平衡感覚」を、別の感覚でイメージできますか? できるとし
たら、これまた珍しい「共通感覚」の持ち主ということになるので、是非、
詳しくお話を聞かせて頂きたいです(笑)

〉慈幻さんがこのように、ご自身の観察をされている姿勢には、非常に触
〉発されました。
〉私も多読で、自己内部感覚の変化を追うことの楽しさを知って以来、
〉基本的には、多読英語で自分を実験する感覚が面白いですが、
〉自分と違うタイプの人は、どういう順序で、英語を身につけているんだ
〉ろう、という違いのほうにも好奇心が出てきて、
〉それは結局のところ、ヒトという生き物は、どのくらい違うことが可能
〉なんだろう、とか、
〉では、そこまで違う上で尚且つ、同じなのはどこまでなんだろう、とか、
〉そういった人間一般へ、自分の関心が広がったように思います。
〉多読が広げる世界〜〜〜、ってかんじ。

はい。私も非常に楽しいです(笑)

〉akoの英語経過は、慈幻さんとかなり違う体験経歴をもった症例(…病
〉人扱い?(爆)になると言えるかもしれません。
〉ぜひ、慈幻さんの多読実践者カルテ(そういうものがあるなら)に加
〉えておいて下さいね〜。

はい。akoさんの報告例は、以前から注目しておりましたので、既に色々
と分析しております(笑)

〉そのシャドウイングですが、未だにいろいろ謎に思ってます。
〉果たして、すべての英語学習者に必須の方法なのかどうかも、まだ確
〉信はないです。
〉いつも自分の個人的体験でしか、話すことができませんし、
〉シャドウイングに関する自分の意見もいつも曖昧なままで、消化不良
〉なんです。

それは、今後、色々な人が試してみて、その報告を積み重ねることで、
判明していくと思います。

現在では、レベル3くらいで100万語達成することが奨励されてますが、
初期は、一気にレベル7〜8くらいまで行けると想定されていました。

多くの実践例を検討することで、100万語達成時の推奨YLが修正された
訳ですから、シャドウイングもその導入時期や位置づけについて、修正
される可能性はあると思います。

〉優位感覚が何であれ、「自分の好きな」とか「気に入った」の部分が、
〉最重要である点は共通ですね。

はい。そこを中心に、自分なりの方法をデザインしていくことが重要だ
と思います。

〉次は、自分の優位感覚は何なのか、自分で把握できるかどうか、でしょ
〉うか。

〉これは、自分では意外にわからないものかもしれないです。
〉私は英語に関しては、まともな教授法についたことがなく、行き当たり
〉ばったりな体験しかないですが、SSS掲示板で、他の皆さんの英語体験
〉を読んでみて初めて、
〉自分とヒトとの違う部分を見て、(ここで比較対照したものは、試験の
〉スコア比較といった次元のものでないことはご理解いただけますか)
〉それから初めて、自分の優位感覚は何なのか、とか、
〉自分内部感覚を大事にしよう、ということに気づき始めたように思い
〉ます。
〉独学の弱点に、あとから気づいた次第です。

はい。仏教で言う所の「善友力」(良き仲間と共に修行することの肯定
的影響)というものが、掲示板で良い形で実現されていると思います。

〉〉「多唱三原則」をでっち上げ、「英語で歌おう! ポップス編」なんかを参考にしながら、
〉〉“Moon River”
〉〉“My Way”
〉〉を練習中です(笑)

〉聞き捨てならないことを聞いてしまいましたので(笑)
〉先に下のほうに横レスを書いてしまいました。

はい。そちらにも、別途、お返事させて頂いております。

〉(掲示板なんだから字を読んでいるのに、こうして「聞く」と書い
〉てしまうのも脳の言語認知の謎でございましょうね、たぶん…)

この辺は、色々な問題が絡んでいるので一概には言えませんが、報告
から考えると、視覚と聴覚が優位なのかな〜という印象を受けます。

〉以上、私見のみですが(爆)、今回はこれで失礼します。

はい。貴重な報告・コメントをどうも有難う御座いました。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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2104. Re: 異常長文警報発令 合体お返事 

お名前: ako
投稿日: 2005/7/3(16:00)

------------------------------

慈幻様、おあつーございます。
暑い上、合体でさらに暑苦しい長投稿、申し訳ないです、akoです。

〉〉今度こそは、と意を決して返答投稿させていただこうと思いました。
〉〉(清水舞台とびおり)

〉(消防マットを三重に設置(笑))

深く安堵の吐息。(ユーモア返答をいただいてホッとしている)

〉〉アルプスのようにそびえたつ慈幻さん

〉そこまで難しいという印象を受けてるとなると、もう少し、噛み砕
〉いた表現を心がけた方が良いでしょうか?(苦笑)

慈幻さんの苦笑を招くような書き方しちゃってゴメンナサイ(><)
慈幻さんの日本語表現を揶揄するつもりは全く無いんです。
自分が、くだけ過ぎになりがちな人間なモンですから…

海抜ゼロ±高尾山〜東京湾深度くらいを勝手に初期設定としますと、
akoのくだけ度は、落ちまくってマリアナ海溝。
マリアナ海溝から見上げると、富士山もアルプスに見えるっていうような。
(これってかえって侮辱…? う〜〜ん、日本語は難しい…)

慈幻さんの投稿は、論旨明快な上、非常に謙遜なので、敬服してるんです。

こちらこそ、真面目な論考にイケメン云々などと、軽薄な返答をしているのに、
きっちりと論考していただき、ありがとうございます。
イケメン心理も、専門用語で書いていただくと、
専門用語で笑えるから面白いですね!! 癖になりそう〜

〉微妙な概念を説明しようとすると、つい専門用語の助けを借りたく
〉なるのは、私の悪い癖みたいなものですので。

SSSの投稿って、その人が一番書きやすい書き方をしたらいいと思います・・・(自信なさげ)

「全員が全員、平易な会話体で書かなければならない」なんてことないと思うんで…
慈幻さんは自由に専門用語を使われればよいのでは、と思います・・・
「悪い癖」と仰いますが、悪いことなんでしょうか・・・?

とにかく、個人情報でもなく、人の悪口でもないんだから、
日本語表現については、個性を自由に発揮するのが一番と思いまーす・・・(弱弱しく)
(そうでないとakoが困るのよぉ〜)←自覚はあるらしい…

〉優香委員長閣下やはまこさんのような天才方が切り開いた境
〉地を、どうすれば平凡な自分でも真似できるのかと、様々な理論や技術
〉を使って分析し、再現可能な原理を解明しようと日夜模索している訳で
〉す(笑)

つくづく謙遜な方ですねえ。ますますモルモットになりたくなります(笑)

〉 「使用言語による思考への影響」がもう出現して
〉て、さらにそれを「自覚」しておられる! 

おお、アノ感じは、そのように言えば良いのですね!
慈幻さんに明解に語っていただくと、便秘が治ったようなスッキリ感!(あっ、称賛ですからぁああ〜これ〜)

〉まだ100万語に到達していない段階でそのような傾向が起こり、しかも
〉それを自覚しているというのは、非常に貴重な報告です(笑)
〉「絵本効果」恐るべし!(笑)

絵本効果には本当に同意です。

効果を期待して読んでいるというのも本心ですが、
読み出すと、英語の効果だけのために読んでいる、という気持ちは相当減ります。

正確に言えば、英米児童用学習絵本ではなく、
レベル設定などのない一般読者向けの絵本が素晴らしいということですよね。
 (もちろん、学習絵本を素晴らしくないと言っているわけではないです。
  慈幻さんには言うまでもないことですが、念のため)

〉〉つまりイケメンの兄ちゃんが、宴会などで複数の女性と会話するとい
〉〉う現実がある時に、彼が一人勝手に「オレってもててるじゃ〜ん」と
〉〉思うようなイメージを、脳内で再構成?

〉「地図(脳内イメージ)は地理(現実)ではない」と表現します(笑)

爆笑! 慈幻さんてアカデミックギター侍だぁあ〜!!
これで専門用語(?)も娯楽です!!

〉恐らく、「宝島」という「言葉」と「宝島」に関するイメージ・記憶群を
〉中心に、全ての海洋冒険モノの記憶・イメージがネットワーク化されてい
〉るため、他の海洋冒険モノについても、「宝島」と言い間違えるのではな
〉いかと思います。

なっとくぅぅ〜〜〜〜〜
自分のことを、このように明瞭に言ってもらえるのって、快感でございます…
あっ、さっきも言いましたね(笑)

〉(ちなみに、このような記憶・イメージ群のネットワークこそが、「コン
〉プレックス」(複合体)と呼ばれる概念です。
〉 日本語で言う「コンプレックス」は、「劣等感」に関連する記憶・イメ
〉ージ群がネットワーク化された「劣等感コンプレックス」のことで、何時
〉の間にかこれが「コンプレックス」の代名詞になってます。)

ありますね。英語での意味は違うのに、すでにしっかり日本語に入ってしまって、
日本語として通じるイメージがけっこう強い言葉。
「ナイーブ」とか。

〉「頭(制御装置)では理解しているのに、何となくしっくりこない(演算
〉装置)」みたいな経験はありませんか?

ありますあります。もうあり過ぎ。目下最大問題は部屋の片付け・掃除…

〉これは恐らく、Representation System(顕在意識)では理解してても、
〉Reference System(潜在意識)は納得していないという両者の齟齬を、
〉顕在意識が言語化した状態なのではないかと。

なるほど。(わかっているかどうか不明…)

〉NLPでは、感覚は五感全てと考えます。ですから、聴覚ではないから
〉と言って、視覚であるとは限りません。残りの嗅覚、味覚、触覚(身体感
〉覚)という可能性もあります。
〉ただ、嗅覚・味覚が優位な方はかなり珍しいそうですが(笑)

食物紀行なんかを読む時は、味覚、というか空腹感(笑)が起きますが、
こういうのも、一応、まず文字を読んで、映像が浮かび、
それから、食事の記憶につながって唾液が出る…というような順なのかな?
なんだか、ほぼ同時だから、わかんなくなってきましたが、
このあたりは、これ以上、脳の機構がわからなくても、多読にも多聴にも支障は無いと思うので、まあいっか、と思っておきます。

〉ですから、逆にお尋ねしますが、本を読んで、「分かった」と思ったとき、
〉何を思い浮かべてますか?

これは勿論、英語を読んでいて、ということでのご質問ですよね。
わかったと思う時は、映像がメインだと自分では感じます。

〉私は、最終的には「身体感覚」が優位みたいなので、「手触りや動きの感
〉覚、暖かさや寒さ」といったイメージが湧かないと「分かった」という気
〉になれません。

慈幻さんもかなり面白い(特殊な)人… ←あくまで褒め言葉ですからぁぁあ

〉〉この時、声を出してゆっくり読んで意味を感じる、ということをやるん
〉〉ですが、これだと、脳内音読タイプってことで、自分の「分かった段階」
〉〉が、聴覚にあることになる、と考えてよいでしょうか?

〉もし、音の響きやリズムだけで「分かった」気になれるなら、その可能性
〉は高いです。

音声を聞いて、その場面の映像が浮かび、それで分かった、となる場合が多いですが、
音声だけの場合はどうだろう?と自分に問うて最初に想起したのは、
Dr Seussの早口言葉モノを楽しんだ時のことでした。
あれなら、音読だけで十分楽しいです。
絵を見ないと意味不明ですが、それでもいいや、って思えます。
しかも、音読しつつスピードをあげるほど、面白くなります。

〉仏教で言う所の「善友力」(良き仲間と共に修行することの肯定
〉的影響)というものが、掲示板で良い形で実現されていると思います。

素敵な仏教の言葉を教えてくださってありがとうございます。
こういうの、知りたいと思っていたんです。ありがたいことです。
-----------------------------------------------------------
ここからは、上から飛んできまして言語の判別についての続きです。

素晴らしい英語タイトル、圧倒されました。
何度か読んで、ど〜〜っかで聞いたことあるような…えーと確か…う〜ん、
そうだ! これはもしや月に宇宙飛行士が降り立った時の…!?

でもこれ私、英語で聞いたことはありません。
日本語で名セリフとして何となく知ってた程度です。
どうして英語で読んで聞き覚えがあるように思ったんだろう…
脳って、言語にする前に、意味のイメージをストックしてるところがあるってことかな。
慈幻さん、勉強よろしく〜〜〜

もう、こーなったらakoは、慈幻さんの学習理論の、
モルモットでもマウスでもラットでも何でもなりますからぁぁあ
とにかく素晴らしい言葉の贈り物、ありがとうございました!!

なので、早速。

〉ただ、「音楽に全く興味のない人」にとって、それらは全て「雑音」に過ぎず、
〉「意識に上る」ことすらありません。

そうか… 自分からしたら、ジャズと演歌を聞きちがうなんて絶対ありえないて思ってても、
それはあくまで、「音楽を聞くほうの人間」が持つ限られた感触に過ぎないのですね。

〉「多言語をよく聞く」ことで、「言語一般」に対する「音に関する感覚」が
〉養成できるとするなら、それは「大きな飛躍」の先触れとなる「小さな一歩」
〉です!(笑)

タイトルの意味がよくわかりました!

〉>テープの入れ替えが面倒くさいので、毎日通勤時にそれを聞きました。
〉>それに耐えられるほど(通勤って退屈で)、映画作品の内容が気に入ったということなのです。

〉ここで一つ確認ですが、その内容について、どの程度鮮明な記憶として残ってますか?

〉1 大まかな筋はすぐに思い出せる。
〉2 印象的なシーンはすぐに思い出せる。
〉3 大体のシーンは思い浮かべることができる。

これはもう自信を持って間違いなく3です。
気に入った作品なので、映画として何度か見てますし、俳優の表情、その場面のおよその映像の様子も思い浮かびます。
ただ、映像の視覚的な記憶よりは、登場人物の関係や気持ち、ストーリーの流れなど、内容に関する記憶の方が強いです。
このへんは、本を読むのと同じですね。

〉内容についての記憶が鮮明であればあるほど、「音」が「シーン」と結びつき、
〉「音」が「意味」を持ち出す可能性は高いと予想されますので。

そうです。そういう感じです。
録音した作品については、映画を見直さなくても、自分でとったテープの音声をかけ、
あの声のあの一言を聞くと、あの映像が出てくるっていう感じです。
もちろん、録音まではしてない、ほとんどの他の作品は、そこまで思い出すことはできないです。

〉>「あの場面が来た〜」ってわかって聞いていることになります。

〉ここが非常に重要です。
〉文脈・状況に依存する「語用論上の意味」は、正に「場面」と結びついていま
〉す。

おお! 「語用論」というのは、前回の慈幻さんの多読報告に出てきた言葉でしたね。
「外は雪だよ」というセリフが、どういう会話で言われたかで意味が違うという例で。
すごく面白かったです。

〉その鮮明な「場面」の記憶と、映画に対する「楽しい」という感情を前提に、
〉「音」を繰り返し聞きつづけたということは、潜在意識に入力された情報は
〉かなりのものだと予想されます。

そ、そういうことになるんでしょうか…(圧倒されている)
ある時は楽しくですが、ある時は「ここ、絶対聞き分けたるぅぅ」と意地になってた日もありますんで…汗、汗、

〉>判別できるようになったのは、こういう聞き方をして、おそらく2年は
〉>経ってないと記憶してます。

〉ふむ。2年以内ですね。実際にその言語が使用されているのではない
〉環境で、その期間というのは、早いのか遅いのか・・・

もう少し正確に思い出してみます。
10言語全体として、2年は経過してないだろう、というのが正確です。

初め、フランス語・ドイツ語、次にイタリア語とスペイン語を足しました。
フランス語やドイツ語には既に馴染んでいたので、
仏ー伊の判別、独ー伊の判別、仏ー西の判別、独ー西の判別は、すぐでした。
時間がかかったのは、伊ー西の判別ですが、そこだけ取るなら数ヶ月だったと思います。
その後、ロシア語を足しましたが、割と早かった記憶があります。数ヶ月かかってないと思う…不明ですが…

こんなふうに約2年の中で、この時期はナニ語とナニ語、あの時期はあの似てるの3つが気になる、みたいな感じでした。全期間同時に10言語を聞いていた訳ではなく、
その時その時のマイブームだったような気がします。
90年代前半のことなので、記憶が飛び飛びですが…

〉>あとは勉強するしかないのか〜、それはちょっと無理だなーというところに
〉>来た段階で、以後、何も勉強してません…つまり、そらみみアワーのままです。

〉はい。それ以降についても、現在、多言語多読の方で、色々と模索中です。
〉方針めいたものがない訳ではないですが、まだ確信がもててないので、
〉詳細はもう少し待ってください。

いつまででもお待ちします。
♪立待岬〜〜の花になってもぉぉ〜あなたーあなたー待ちーます、この命〜〜〜枯れはてるまーーーーでぇええええ(森昌子) 演歌です。

〉「何度繰り返しても飽きない」くらい「愛」のあるものであれ
〉ば、「好きなだけ繰り返し」たって良いでしょうし、そんなに好きでな
〉いものであれば、「多様なものをたくさん」吸収するのが良いでしょう。

どっちも肯定されるなら嬉しいですね。
個人の嗜好を尊重するSSSの考え方とも馴染みます。

〉〉英語を聞きましたが、道路公団のことと、アフガニスタンの事、言って
〉〉ますね。

〉おお! 英語は大分聞き取れるんですね!

いえ、あの… 言うべきかどうか…
日本語の新聞は基本的に毎日読むので、ちょうど道路公団関係の記事が毎日のように出てた時だから、
「ハイウェイ」って聞こえただけでも、あれかなという憶測です。アフガニスタンの場合は、国名とかタリバーンとかが英語でも同じだからわかりました。
でも一文一文聞き取れてるレベルでもないし、ディクテーションとなったら相当抜け落ちが出そうです。
ただし、全体理解の為には完全にディクテーションできる必要はない、ということを、
SSS多読体験のおかげで知ったので、焦りは感じないのが有りがたいところです。

〉〉以下の言語の映画も数本は見ましたが、言語は判別できません。。。

〉はい。量が少ないということもありますが、「愛」の差も大きいのでは
〉ないですか?
〉akoさんが「西洋史の興味から」と仰っているように、挙げられている
〉言語は、西洋史の主要国は綺麗に外れてますから(笑)

お見事なご指摘です! なるほど〜〜〜 確かにそうだ…
人に言ってもらうほうが、自分のことがよくわかる〜
でも単に、判別のために録音までするっていうことに飽きただけのような気も…

〉そういう「音に関する感覚」をどうやれば「楽しく」養成できるか、が
〉今回のテーマですし、意欲もそんなに高くなく、聴覚が優位でない人の
〉「心理的障壁」をどうすれば下げられるか、が鍵です。

慈幻さんのイメージがおぼろげながら見えてきました。
慈幻さんは、多くの人に共通に有用な方法論を考えておられるのですね。
それで、ご自分の苦手な感覚についても苦笑されながら(爆)冷静だし、
ご自分と違うタイプの人と出会っても、
態度が揺らがないし、公平でいられるのですね。
そんな気がしてきた。(外れてたらゴメン)

〉〉そらみみアワーしてるだけで終わってますので…なんとも…

〉いえ、そこから繋げる方法は必ずあります! 

は、はい…(ずりずり…あとずさり…)

いえ、後ずさりここで停止。
慈幻さん! さっきまで圧倒されて恐る恐る返答してるakoでして、
ここでも当初、「そ、そうなんでしょうか…」と書くところでした。

でも、ちょっとご返答を書いて時間をおいているうち気持ち変わりました。
この一行、慈幻さんという方の、外国語習得へのまっすぐな情熱と、前向きなお人柄に感じ入りました。

素晴らしいです、この姿勢。この言葉。
是非、慈幻さんが望まれるような、より多くの人に適用可能な方法論を考えてまいりましょう。

(…って、あの〜、酒井先生〜〜、聞いてますかああ 研究課題発生ですがぁああ 事件が現場で起きてます〜
…地方行脚が忙しくてきっとここまで読んでないであろう… いや、それだけが理由ではないであろう…、要するに我々の投稿が長すぎるのである…苦悩)

〉私が理想とする「楽学」の「境地」を実践して頂けるのではない
〉かと期待してます(笑)

こうして語り合うことで既に楽学の境地を頂いておりますよ。感謝感謝です。

〉「幸せなマルチリンガル」という「楽しい未来」を一緒に目指しましょう!(笑)

凄い! 素敵な標語。
英語以外はすっかり諦めてて、空耳レベルでとまったままでしたが、
何だか、同時に楽しむのも可能なような気がしてきました。
外国語との関係がまた変わりそう〜。慈幻さんのおかげです。
もちろん、こういった機会を下さっているSSSの存在のおかげです。
素晴らしい相互学習交流のサイトです!! 善友力でしたね。いい言葉です。

〉〉「面白くなってきやがった!」(←これは「次元」大介の名言です(^^)

〉私は彼ほど格好よくないですけどね(苦笑)

あ〜〜っ、しまった! また慈幻さんに苦笑させてしまった!(爆)
慈幻さんに苦笑させない会を結成せねばなるまい!!

〉以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。

まったくいつもながら濃密なご投稿をされながら、要件のみだって言うんだから、慈幻さんて不思議。
うっ、もしかして深い深いユーモアなんだったりして…

あ。そうそう、1個質問があるんだった。あの〜、

1 英語
2 ドイツ語
3 スペイン語
4 ポルトガル語
5 イタリア語
6 仏語
7 露語
8 韓国語
9 中国語
10 アラビア語 の順で御願いします。

この順番は、どういうところからの判断なんですか?
ちなみにポルトガル語は「おぶりがーど」しか知りません…
NHKラジオで聞いたことあるけど、スペイン語とエラク違うと感じてそれっきりです。


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2115. 「明日のためにその1:『二次抽象イメージ』の獲得」(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/4(00:13)

------------------------------

どうも慈幻です。

"ako"さんは[url:kb:2104]で書きました:
〉慈幻様、おあつーございます。
〉暑い上、合体でさらに暑苦しい長投稿、申し訳ないです、akoです。

いえ、akoさんの実践例は非常に興味深いのが多いので、毎回、楽しみにしています(笑)

〉深く安堵の吐息。(ユーモア返答をいただいてホッとしている)

聞く専門ですが、「お笑い」は大好きです。これでも、一応、生まれも育ちも大阪なので。

ただ、私のギャグは「難しすぎる」と友人達には不評です(苦笑)

〉慈幻さんの苦笑を招くような書き方しちゃってゴメンナサイ(><)
〉慈幻さんの日本語表現を揶揄するつもりは全く無いんです。
〉自分が、くだけ過ぎになりがちな人間なモンですから…

〉海抜ゼロ±高尾山〜東京湾深度くらいを勝手に初期設定としますと、
〉akoのくだけ度は、落ちまくってマリアナ海溝。
〉マリアナ海溝から見上げると、富士山もアルプスに見えるっていうような。
〉(これってかえって侮辱…? う〜〜ん、日本語は難しい…)

いえ、お気持ちは分かったと思います(笑)

〉慈幻さんの投稿は、論旨明快な上、非常に謙遜なので、敬服してるんです。

そう言って頂けると光栄です。

〉こちらこそ、真面目な論考にイケメン云々などと、軽薄な返答をしているのに、
〉きっちりと論考していただき、ありがとうございます。

いえ、何でも自分の身近なところに引き寄せて考えられるというのは、
非常に優れた咀嚼力だと思います。

〉〉微妙な概念を説明しようとすると、つい専門用語の助けを借りたく
〉〉なるのは、私の悪い癖みたいなものですので。

〉SSSの投稿って、その人が一番書きやすい書き方をしたらいいと思います・・・(自信なさげ)

そう言って頂けると心が軽くなります。

〉「全員が全員、平易な会話体で書かなければならない」なんてことないと思うんで…
〉慈幻さんは自由に専門用語を使われればよいのでは、と思います・・・
〉「悪い癖」と仰いますが、悪いことなんでしょうか・・・?

え〜と、実は、大学時代に、ディベートに関連してトラウマがあります
(苦笑)

コミュニケーション論か何かの授業だったと思うのですが、性教育の是非
について、賛成と反対に分かれてディベートをしたことがあります。

詳細は省きますが、調子に乗った私は、クラスメイトの主張を、情報の誤
認や論理矛盾などを含め、問題点を十幾つか指摘し、心理学や社会学の専
門用語を駆使し、徹底的に論破したことがあります。

次の授業から、そのクラスメイトは授業に来なくなりました。私は平気な
振りをして最後まで授業を取りましたが、評価は落第ギリギリのD評価で
した。

それ以来、私は同学年の生徒から怖がられるようになり、かなり手痛い
報復も食らいました…(苦笑)

それから私は、相手の主張の問題点を指摘する際に、人格否定や攻撃と
誤解されないようにする工夫や、相手を心理的に圧迫しない伝え方につ
いて試行錯誤を繰り返しました。

最近では、大分、自分をコントロールできるようになったと思います
が、感触として、専門用語の比率が増えると、相手の反応が鈍くなる
というのは強く感じてます。

勿論、akoさんのように、専門用語も面白がってくださる方もいらっ
しゃいますが、不特定多数の方を相手にする場では、極力、専門用語
を使わないようにすべきではないか、というのが私の判断です。

とは言え、普段の思考では、専門用語を駆使して分析したり、モデル
を構築したりしているので、それを使わないで論考を書くのはほぼ
不可能なので、最低限の専門用語は使ってしまっているというのが
現状です。

〉とにかく、個人情報でもなく、人の悪口でもないんだから、
〉日本語表現については、個性を自由に発揮するのが一番と思いまーす・・・(弱弱しく)
〉(そうでないとakoが困るのよぉ〜)←自覚はあるらしい…

はい。そう言って頂けると、大分気持ちが楽になります(笑)

〉〉 「使用言語による思考への影響」がもう出現して
〉〉て、さらにそれを「自覚」しておられる! 

〉おお、アノ感じは、そのように言えば良いのですね!
〉慈幻さんに明解に語っていただくと、便秘が治ったようなスッキリ感!(あっ、称賛ですからぁああ〜これ〜)

「使用言語による思考への影響」というのは、私の造語です(笑)

確か、言語学とかでは、何か別の用語があったと思いますが、覚えてま
せん。

〉〉まだ100万語に到達していない段階でそのような傾向が起こり、しかも
〉〉それを自覚しているというのは、非常に貴重な報告です(笑)
〉〉「絵本効果」恐るべし!(笑)

〉絵本効果には本当に同意です。

〉効果を期待して読んでいるというのも本心ですが、
〉読み出すと、英語の効果だけのために読んでいる、という気持ちは相当減ります。

はい。「楽しむ」のが一番です(笑)

〉〉〉つまりイケメンの兄ちゃんが、宴会などで複数の女性と会話するとい
〉〉〉う現実がある時に、彼が一人勝手に「オレってもててるじゃ〜ん」と
〉〉〉思うようなイメージを、脳内で再構成?

〉〉「地図(脳内イメージ)は地理(現実)ではない」と表現します(笑)

〉爆笑! 慈幻さんてアカデミックギター侍だぁあ〜!!
〉これで専門用語(?)も娯楽です!!

はい。楽しんで頂けて嬉しいです(笑)

〉〉恐らく、「宝島」という「言葉」と「宝島」に関するイメージ・記憶群を
〉〉中心に、全ての海洋冒険モノの記憶・イメージがネットワーク化されてい
〉〉るため、他の海洋冒険モノについても、「宝島」と言い間違えるのではな
〉〉いかと思います。

〉なっとくぅぅ〜〜〜〜〜
〉自分のことを、このように明瞭に言ってもらえるのって、快感でございます…
〉あっ、さっきも言いましたね(笑)

いえ、そこまで喜んで頂けると、分析し甲斐があります(笑)

〉〉(ちなみに、このような記憶・イメージ群のネットワークこそが、「コン
〉〉プレックス」(複合体)と呼ばれる概念です。
〉〉 日本語で言う「コンプレックス」は、「劣等感」に関連する記憶・イメ
〉〉ージ群がネットワーク化された「劣等感コンプレックス」のことで、何時
〉〉の間にかこれが「コンプレックス」の代名詞になってます。)

〉ありますね。英語での意味は違うのに、すでにしっかり日本語に入ってしまって、
〉日本語として通じるイメージがけっこう強い言葉。
〉「ナイーブ」とか。

はい。英語で入門書とかを読むと、そういう発見があって非常に楽しいです(笑)

〉〉「頭(制御装置)では理解しているのに、何となくしっくりこない(演算
〉〉装置)」みたいな経験はありませんか?

〉ありますあります。もうあり過ぎ。目下最大問題は部屋の片付け・掃除…

大丈夫です。多分、私の部屋の足の踏み場もないほど積みあがった本の山
に比べれば…(爆)

〉〉ですから、逆にお尋ねしますが、本を読んで、「分かった」と思ったとき、
〉〉何を思い浮かべてますか?

〉これは勿論、英語を読んでいて、ということでのご質問ですよね。
〉わかったと思う時は、映像がメインだと自分では感じます。

はい。恐らく、akoさんのメインの優位感覚は「視覚」だと思います。

〉音声を聞いて、その場面の映像が浮かび、それで分かった、となる場合が多いですが、
〉音声だけの場合はどうだろう?と自分に問うて最初に想起したのは、
〉Dr Seussの早口言葉モノを楽しんだ時のことでした。
〉あれなら、音読だけで十分楽しいです。
〉絵を見ないと意味不明ですが、それでもいいや、って思えます。
〉しかも、音読しつつスピードをあげるほど、面白くなります。

ただ、このような経験をされているので、「聴覚」がサブの優位感覚
になってるのではないかと。

そして、人によっては、優位感覚が一つではなく、複数ということも
あるのでしょう。

〉〉仏教で言う所の「善友力」(良き仲間と共に修行することの肯定
〉〉的影響)というものが、掲示板で良い形で実現されていると思います。

〉素敵な仏教の言葉を教えてくださってありがとうございます。
〉こういうの、知りたいと思っていたんです。ありがたいことです。

私の趣味の薀蓄が、何かのご参考になれば幸いです。

〉素晴らしい英語タイトル、圧倒されました。
〉何度か読んで、ど〜〜っかで聞いたことあるような…えーと確か…う〜ん、
〉そうだ! これはもしや月に宇宙飛行士が降り立った時の…!?

はい。正解です(笑)

あの台詞をちょっとパロディっぽく使わせてもらいました。気づいて頂け
て嬉しいです。

〉でもこれ私、英語で聞いたことはありません。
〉日本語で名セリフとして何となく知ってた程度です。
〉どうして英語で読んで聞き覚えがあるように思ったんだろう…
〉脳って、言語にする前に、意味のイメージをストックしてるところがあるってことかな。
〉慈幻さん、勉強よろしく〜〜〜

はい。この現象が、現在、多言語多読で目指すべき、「二次抽象イメージ」
の獲得です。

例えば、「犬」という「言葉」は、その人が経験した様々な多様な犬に関
する記憶をネットワーク化した「複合体」と結びついた「抽象イメージ」
です。

さらに、人間は、この「言葉」を組み合わせることで、「論理」や「物語」
というさらに高度な「抽象イメージ」を構築し、操作することができます。

そして、このような「論理」や「物語」のような「高度な抽象イメージ」
を構築し、運用する能力は人間に特有なもののようです。

と言うのも、チンパンジーに手話を教えても、3才から5歳くらいの幼児
のような「●●が欲しい」、「●●が好き」というような単純な文は構築
できますが、「私は●●が好き『だから』●●が欲しい」というような、
「論理」構造を持つ文章は構築できないからです。

そこで、暫定的に、「言語」を「一次抽象イメージ」、その「言語」を
組み合わせて構築する「論理」や「物語」を「二次抽象イメージ」と呼
ぶことにします。

我々が日本語を「理解」できるのは、最終的に、「Reference System」
のある「感覚」に変換することができるからです。

しかし、情報処理の観点から、そのようなある「感覚」をそのまま保存
するのは記憶領域を無駄に使用することになり、非常に不経済です。

従って、普通は、複数の「感覚」によって構成される「体験」は、何ら
かの「二次抽象イメージ」に「圧縮」されて保存されているのではない
かと予想されます。

そして、「想起」とは、この「二次抽象イメージ」を基に、「過去の体
験を再構築=再創造すること」です。

(過去の記憶が、最近の記憶の影響を受けて内容が変化したり、存在し
ない過去の記憶が捏造されたりするのも、このような情報処理がされて
いると仮定すれば、綺麗に説明できるかな〜とも考えてます(笑))

さて、通常は、このような「二次抽象イメージ」への変換は「母語」で
しかできないと思われます。

実際、多読を始める前の私は、英語で論文を読む場合は、まず、英語を
日本語に翻訳し、翻訳した日本文を基に思考を繰り返して始めて、よう
やくその論文の「論理」を理解したり、「モデル」を構築したりするこ
とができたからです。

そして、「多読」で英語を400万語近く読み、直接「英語」を「理解」で
きるようになってようやく、新聞記事や入門書を読みながら、日本語を
介さずにその記事や入門書の「論理」を把握できるようになりつつある
からです。

恐らく、akoさんは、あの有名な台詞が凄く印象に残っていたので、その
台詞の「二次抽象イメージ」をかなり明確に構築していたのだと思いま
す。

そして、私の投稿のタイトルを読んで、「英語」を「理解」できる「感
覚」に変換した時、その「感覚」が、日本語を読んで構築した「二次抽
象イメージ」と「共鳴」を起こしたため、「英語で読んだことがある」
という錯覚を引き起こしたのではないかと推測されます。

なお、何故、この『二次抽象イメージ』が構築が重要かというと、英語
の多読をそれなりにした方が、それ以外の言語に対して「心理的障壁の
軽減」では説明できないくらい効率的な「学習効率」を発揮することが
あるという現象を、この『二次抽象イメージ』で説明できるのではない
かと考えているからです。

つまり、個々の単語の意味に拘ることなく、文章や作品全体の「大まか
な理解」を重視する「多読」は、この『二次抽象イメージ』構築能力の
鍛錬にもなっており、語彙認識率が異様に低い言語でも軽快に「読み飛
ばし」て、文章や作品全体の「大まかなイメージ」を把握することに役
立っているという「作業仮説」を立てられるのではないかと。

〉もう、こーなったらakoは、慈幻さんの学習理論の、
〉モルモットでもマウスでもラットでも何でもなりますからぁぁあ
〉とにかく素晴らしい言葉の贈り物、ありがとうございました!!

はい。よろしく御願いします(笑)

〉なので、早速。

〉〉ただ、「音楽に全く興味のない人」にとって、それらは全て「雑音」に過ぎず、
〉〉「意識に上る」ことすらありません。

〉そうか… 自分からしたら、ジャズと演歌を聞きちがうなんて絶対ありえないて思ってても、
〉それはあくまで、「音楽を聞くほうの人間」が持つ限られた感触に過ぎないのですね。

はい。「音楽に興味のない人」、「聴覚が優位でない人」からすれば、
「ジャズと演歌を聞き分けること」も十分驚異的な能力です(笑)

〉〉「多言語をよく聞く」ことで、「言語一般」に対する「音に関する感覚」が
〉〉養成できるとするなら、それは「大きな飛躍」の先触れとなる「小さな一歩」
〉〉です!(笑)

〉タイトルの意味がよくわかりました!

ご理解頂けたようで嬉しいです(笑)

〉〉ここで一つ確認ですが、その内容について、どの程度鮮明な記憶として残ってますか?
〉〉
〉〉1 大まかな筋はすぐに思い出せる。
〉〉2 印象的なシーンはすぐに思い出せる。
〉〉3 大体のシーンは思い浮かべることができる。

〉これはもう自信を持って間違いなく3です。
〉気に入った作品なので、映画として何度か見てますし、俳優の表情、その場面のおよその映像の様子も思い浮かびます。
〉ただ、映像の視覚的な記憶よりは、登場人物の関係や気持ち、ストーリーの流れなど、内容に関する記憶の方が強いです。
〉このへんは、本を読むのと同じですね。

はい。その通りだと思います。

〉〉内容についての記憶が鮮明であればあるほど、「音」が「シーン」と結びつき、
〉〉「音」が「意味」を持ち出す可能性は高いと予想されますので。

〉そうです。そういう感じです。
〉録音した作品については、映画を見直さなくても、自分でとったテープの音声をかけ、
〉あの声のあの一言を聞くと、あの映像が出てくるっていう感じです。
〉もちろん、録音まではしてない、ほとんどの他の作品は、そこまで思い出すことはできないです。

非常に理想的な状態です(笑)

〉〉>「あの場面が来た〜」ってわかって聞いていることになります。
〉〉
〉〉ここが非常に重要です。
〉〉文脈・状況に依存する「語用論上の意味」は、正に「場面」と結びついていま
〉〉す。

〉おお! 「語用論」というのは、前回の慈幻さんの多読報告に出てきた言葉でしたね。
〉「外は雪だよ」というセリフが、どういう会話で言われたかで意味が違うという例で。
〉すごく面白かったです。

はい。覚えて頂いていて光栄です。

〉〉その鮮明な「場面」の記憶と、映画に対する「楽しい」という感情を前提に、
〉〉「音」を繰り返し聞きつづけたということは、潜在意識に入力された情報は
〉〉かなりのものだと予想されます。

〉そ、そういうことになるんでしょうか…(圧倒されている)

はい(笑)

〉ある時は楽しくですが、ある時は「ここ、絶対聞き分けたるぅぅ」と意地になってた日もありますんで…汗、汗、

いえ、それはそれで、「高い意欲があった」ことになります(笑)

〉もう少し正確に思い出してみます。
〉10言語全体として、2年は経過してないだろう、というのが正確です。

〉初め、フランス語・ドイツ語、次にイタリア語とスペイン語を足しました。
〉フランス語やドイツ語には既に馴染んでいたので、
〉仏ー伊の判別、独ー伊の判別、仏ー西の判別、独ー西の判別は、すぐでした。
〉時間がかかったのは、伊ー西の判別ですが、そこだけ取るなら数ヶ月だったと思います。
〉その後、ロシア語を足しましたが、割と早かった記憶があります。数ヶ月かかってないと思う…不明ですが…

はい。非常に貴重な報告です。

まず、自分の好きな言語をたくさん聞き、それから複数言語をたくさん聞
けば、聴覚が優位な人であれば、数ヶ月〜一年程度で、ある程度の判別は
できるようになるということになります。

そして、このような「判別能力」も「般化」が起こるので、対象言語が増
えれば増えるほど、新しい言語が判別できるようになるのに必要な期間は
短縮されるということになります。

〉こんなふうに約2年の中で、この時期はナニ語とナニ語、あの時期はあの似てるの3つが気になる、みたいな感じでした。全期間同時に10言語を聞いていた訳ではなく、
〉その時その時のマイブームだったような気がします。
〉90年代前半のことなので、記憶が飛び飛びですが…

いえ、非常に理想的な過程です。私のように、自分を対象に人体実験をす
るとかの「奇矯な思いつき」でもない限り、普通は、一気に複数言語を聞
くなんてしないでしょうし(笑)

〉いつまででもお待ちします。
〉♪立待岬〜〜の花になってもぉぉ〜あなたーあなたー待ちーます、この命〜〜〜枯れはてるまーーーーでぇええええ(森昌子) 演歌です。

よろしく御願いします。

〉〉「何度繰り返しても飽きない」くらい「愛」のあるものであれ
〉〉ば、「好きなだけ繰り返し」たって良いでしょうし、そんなに好きでな
〉〉いものであれば、「多様なものをたくさん」吸収するのが良いでしょう。

〉どっちも肯定されるなら嬉しいですね。
〉個人の嗜好を尊重するSSSの考え方とも馴染みます。

はい。

〉〉〉英語を聞きましたが、道路公団のことと、アフガニスタンの事、言って
〉〉〉ますね。

〉〉おお! 英語は大分聞き取れるんですね!

〉いえ、あの… 言うべきかどうか…
〉日本語の新聞は基本的に毎日読むので、ちょうど道路公団関係の記事が毎日のように出てた時だから、
〉「ハイウェイ」って聞こえただけでも、あれかなという憶測です。アフガニスタンの場合は、国名とかタリバーンとかが英語でも同じだからわかりました。
〉でも一文一文聞き取れてるレベルでもないし、ディクテーションとなったら相当抜け落ちが出そうです。
〉ただし、全体理解の為には完全にディクテーションできる必要はない、ということを、
〉SSS多読体験のおかげで知ったので、焦りは感じないのが有りがたいところです。

はい。非常に理想的な状態です。

そのまま、個々の単語を聴き取ろうとするのではなく、「全体理解」を心
がけて、そのニュースの「大まかな理解」=「二次抽象イメージの構築」
を気長に続けてください。

〉〉はい。量が少ないということもありますが、「愛」の差も大きいのでは
〉〉ないですか?
〉〉akoさんが「西洋史の興味から」と仰っているように、挙げられている
〉〉言語は、西洋史の主要国は綺麗に外れてますから(笑)

〉お見事なご指摘です! なるほど〜〜〜 確かにそうだ…
〉人に言ってもらうほうが、自分のことがよくわかる〜

はい。掲示板の交流は、そのような「相互の自己理解の支援」という側面
もあると思います。

〉慈幻さんのイメージがおぼろげながら見えてきました。
〉慈幻さんは、多くの人に共通に有用な方法論を考えておられるのですね。

はい。そこまで私の意図を正確に汲み取って頂き、非常に嬉しく思ってい
ます。

〉それで、ご自分の苦手な感覚についても苦笑されながら(爆)冷静だし、

いえ、内心、「羨ましい!」とか思ってますよ?(笑)

〉ご自分と違うタイプの人と出会っても、
〉態度が揺らがないし、公平でいられるのですね。

私の弟が典型的な「視覚優位」で、「理系」で、私より「遙かに頭が良い」
のですが、「兄貴の特権」を利用して、私が興味を持った「理系の難しい
概念」をよく説明させてます。

そうすると、「何が分からないのか」とか、「何が伝わっていないのか」
とかをきちんと把握しないと、互いに延々と説明するハメになるので、自
分と違うタイプの人間と議論するのに「慣れている」だけかと(笑)

〉〉いえ、そこから繋げる方法は必ずあります! 
(中略)
〉この一行、慈幻さんという方の、外国語習得へのまっすぐな情熱と、前向きなお人柄に感じ入りました。

〉素晴らしいです、この姿勢。この言葉。

う〜ん。私のことを、かなり「過大評価」されておられます(苦笑)

〉是非、慈幻さんが望まれるような、より多くの人に適用可能な方法論を考えてまいりましょう。

確かに、「より多くの人に適用可能な方法論」を考えてますが、それは、
その方が、「自分に適用可能な方法論」を構築しやすいからです。

勿論、そのことによって、より多くの人に役立てれば、嬉しいという気
持ちもない訳ではないですけれども(笑)

〉(…って、あの〜、酒井先生〜〜、聞いてますかああ 研究課題発生ですがぁああ 事件が現場で起きてます〜
〉…地方行脚が忙しくてきっとここまで読んでないであろう… いや、それだけが理由ではないであろう…、要するに我々の投稿が長すぎるのである…苦悩)

まあ、その内、酒井先生とも、何処かでお会いする機会もあるでしょう
から、その時にでも(笑)

〉〉私が理想とする「楽学」の「境地」を実践して頂けるのではない
〉〉かと期待してます(笑)

〉こうして語り合うことで既に楽学の境地を頂いておりますよ。感謝感謝です。

いえ、そう言って頂けると、私も嬉しいです(笑)

〉〉「幸せなマルチリンガル」という「楽しい未来」を一緒に目指しましょう!(笑)

〉凄い! 素敵な標語。
〉英語以外はすっかり諦めてて、空耳レベルでとまったままでしたが、
〉何だか、同時に楽しむのも可能なような気がしてきました。
〉外国語との関係がまた変わりそう〜。慈幻さんのおかげです。

私の拙い論考が、お役に立つのなら光栄です。

〉もちろん、こういった機会を下さっているSSSの存在のおかげです。
〉素晴らしい相互学習交流のサイトです!! 善友力でしたね。いい言葉です。

はい。是非、こういうところは、今後も発展して行って欲しいと考えて
ます。

〉あ。そうそう、1個質問があるんだった。あの〜、

〉1 英語
〉2 ドイツ語
〉3 スペイン語
〉4 ポルトガル語
〉5 イタリア語
〉6 仏語
〉7 露語
〉8 韓国語
〉9 中国語
〉10 アラビア語 の順で御願いします。

〉この順番は、どういうところからの判断なんですか?
〉ちなみにポルトガル語は「おぶりがーど」しか知りません…
〉NHKラジオで聞いたことあるけど、スペイン語とエラク違うと感じてそれっきりです。

言語系統による親縁関係と、akoさんの「愛」の差に関する私の推測を基に、
考えた順番です。

まず、「西洋史への興味」と仰っていたので、欧米系の言語を優先した方
が効率が良いだろうというのがあり、欧米系の言語を上位においてます。

次に、聴覚・視覚両方の入力をやっている「英語」が回路の形成が進んで
いると考え、英語を1番と、同じゲルマン系のドイツ語を2番としました。

そして、私や杏樹さんの経験から、日本人が一番取り掛かりやすいと思わ
れるスペイン語を3番とし、同じラテン系言語の中でスペイン語に近いと
言われるポルトガル語を4番としました。

さらに、ラテン系言語の親縁関係と日本人にとっての分かりやすさを私の
独断と偏見に基づいて勘案し、イタリア語を5番、フランス語を6番とし
ました。

ロシア語はスラブ系の言語で系統は違いますが、一応、「西欧の一部」で
すし、文化交流の関係で、共通の語彙も多いということから、7番としま
した。

残りは、今までのakoさんの投稿から、私が勝手に「愛の差」を判断し、
愛が多そうな言語を優先するということで、韓国語を8番、中国語を9番、
アラビア語を10番としました。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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2127. Re: 「明日のためにその1:『二次抽象イメージ』の獲得」(笑)

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/7/5(01:51)

------------------------------

慈幻さん、akoさん、こんにちは。

〉え〜と、実は、大学時代に、ディベートに関連してトラウマがあります
〉(苦笑)

(以下略)

うわ〜〜〜〜。私がそこにいたら思いっきりお相手したかもしれない…。
私はディベート経験はありませんが、相手の言っていることと、自分の主張を話し合って折り合いをつけたいと思っても、私が理屈をこねすぎて誰もついてきてくれません。ですから普段からあまり議論にもつれ込まないよう気をつけてます。

〉〉〉 「使用言語による思考への影響」がもう出現して
〉〉〉て、さらにそれを「自覚」しておられる! 

〉〉おお、アノ感じは、そのように言えば良いのですね!
〉〉慈幻さんに明解に語っていただくと、便秘が治ったようなスッキリ感!(あっ、称賛ですからぁああ〜これ〜)

〉「使用言語による思考への影響」というのは、私の造語です(笑)

〉確か、言語学とかでは、何か別の用語があったと思いますが、覚えてま
〉せん。

これにも口出ししたかったんです。例えば日本では贈り物をするときに「つまらないものですが…」と言います。でも英語にはそういう言葉はありません。贈り物をするときは「あなたが喜ぶと思って選んだの」と言うのが普通です。謙譲の美徳を重んじる言葉づかいが発達している日本語と、自分の意見をはっきり言う英語では、言葉の内容自体が思考や行動に差異を生じさせることになるのでしょう。
ついでに私は中国へ行くと少々性格が変わります。自己主張ガンガンしないとやってけないもので。中国語はきつく言うのに適しているらしく、中国人がしゃべっているとケンカしているように聞こえることがよくあります。ですから私も日本語なら遠まわしに遠慮がちに言うようなこともきっぱりはっきり、ガンガン言います。前に北京で輪タクのぼったくりに負けたのはとっても悔しい思い出で、今度同じようなことがあったらもっと中国語がうまくなって最後まで言い負かしてやる!と思いました。

でもここにレスつけた第一目的はここからです。

〉〉でもこれ私、英語で聞いたことはありません。
〉〉日本語で名セリフとして何となく知ってた程度です。
〉〉どうして英語で読んで聞き覚えがあるように思ったんだろう…
〉〉脳って、言語にする前に、意味のイメージをストックしてるところがあるってことかな。
〉〉慈幻さん、勉強よろしく〜〜〜

私もわかりましたよ。英語では知りませんけど、「意味」が同じですから。

〉はい。この現象が、現在、多言語多読で目指すべき、「二次抽象イメージ」
〉の獲得です。

(中略)

〉しかし、情報処理の観点から、そのようなある「感覚」をそのまま保存
〉するのは記憶領域を無駄に使用することになり、非常に不経済です。

〉従って、普通は、複数の「感覚」によって構成される「体験」は、何ら
〉かの「二次抽象イメージ」に「圧縮」されて保存されているのではない
〉かと予想されます。

〉そして、「想起」とは、この「二次抽象イメージ」を基に、「過去の体
〉験を再構築=再創造すること」です。

〉(過去の記憶が、最近の記憶の影響を受けて内容が変化したり、存在し
〉ない過去の記憶が捏造されたりするのも、このような情報処理がされて
〉いると仮定すれば、綺麗に説明できるかな〜とも考えてます(笑))

〉さて、通常は、このような「二次抽象イメージ」への変換は「母語」で
〉しかできないと思われます。

〉実際、多読を始める前の私は、英語で論文を読む場合は、まず、英語を
〉日本語に翻訳し、翻訳した日本文を基に思考を繰り返して始めて、よう
〉やくその論文の「論理」を理解したり、「モデル」を構築したりするこ
〉とができたからです。

〉そして、「多読」で英語を400万語近く読み、直接「英語」を「理解」で
〉きるようになってようやく、新聞記事や入門書を読みながら、日本語を
〉介さずにその記事や入門書の「論理」を把握できるようになりつつある
〉からです。

〉恐らく、akoさんは、あの有名な台詞が凄く印象に残っていたので、その
〉台詞の「二次抽象イメージ」をかなり明確に構築していたのだと思いま
〉す。

〉そして、私の投稿のタイトルを読んで、「英語」を「理解」できる「感
〉覚」に変換した時、その「感覚」が、日本語を読んで構築した「二次抽
〉象イメージ」と「共鳴」を起こしたため、「英語で読んだことがある」
〉という錯覚を引き起こしたのではないかと推測されます。

〉なお、何故、この『二次抽象イメージ』が構築が重要かというと、英語
〉の多読をそれなりにした方が、それ以外の言語に対して「心理的障壁の
〉軽減」では説明できないくらい効率的な「学習効率」を発揮することが
〉あるという現象を、この『二次抽象イメージ』で説明できるのではない
〉かと考えているからです。

この辺のお話は某タドキストとお話していたことを思い出します。
その人は英語の本を読んで「英語のまま」わかるようになり、「英語のまま」内容を覚えるようになりました。しかし、最近になって、読んだものの意味を「日本語」として記憶に蓄積するようになったというのです。それで、「英語のまま」では容量に限りがあったのが、日本語で記憶するようになったら覚えている割合が格段に上がったということです。掲示板に書くと「高速和訳してるだけ」と言われたらいやだから…ということで、本人も掲示板には書くつもりがないようですので、私が代わりに書きに来ました。そういった記憶の仕方も「二次抽象イメージ」として定着したものと考えていいのではないかと。ですから「二次抽象イメージ」は英語も含めて考えると、内容に理解や記憶に大きな力を持つのかもしれません。

〉〉〉はい。量が少ないということもありますが、「愛」の差も大きいのでは
〉〉〉ないですか?
〉〉〉akoさんが「西洋史の興味から」と仰っているように、挙げられている
〉〉〉言語は、西洋史の主要国は綺麗に外れてますから(笑)

〉〉お見事なご指摘です! なるほど〜〜〜 確かにそうだ…
〉〉人に言ってもらうほうが、自分のことがよくわかる〜

ついでにこちらにも口出しを…。単に好みというだけではなく、マイナー言語の映画は日本で調達するのが難しいから、たくさん見るのが難しいということもあるのではないかと。

〉〉あ。そうそう、1個質問があるんだった。あの〜、

〉〉1 英語
〉〉2 ドイツ語
〉〉3 スペイン語
〉〉4 ポルトガル語
〉〉5 イタリア語
〉〉6 仏語
〉〉7 露語
〉〉8 韓国語
〉〉9 中国語
〉〉10 アラビア語 の順で御願いします。

〉〉この順番は、どういうところからの判断なんですか?
〉〉ちなみにポルトガル語は「おぶりがーど」しか知りません…
〉〉NHKラジオで聞いたことあるけど、スペイン語とエラク違うと感じてそれっきりです。

〉言語系統による親縁関係と、akoさんの「愛」の差に関する私の推測を基に、
〉考えた順番です。

〉まず、「西洋史への興味」と仰っていたので、欧米系の言語を優先した方
〉が効率が良いだろうというのがあり、欧米系の言語を上位においてます。

〉次に、聴覚・視覚両方の入力をやっている「英語」が回路の形成が進んで
〉いると考え、英語を1番と、同じゲルマン系のドイツ語を2番としました。

〉そして、私や杏樹さんの経験から、日本人が一番取り掛かりやすいと思わ
〉れるスペイン語を3番とし、同じラテン系言語の中でスペイン語に近いと
〉言われるポルトガル語を4番としました。

〉さらに、ラテン系言語の親縁関係と日本人にとっての分かりやすさを私の
〉独断と偏見に基づいて勘案し、イタリア語を5番、フランス語を6番とし
〉ました。

すみませ〜ん。レスを書くために80ヶ国語CDかけたら、そのまま聞き続けてスペイン語やイタリア語にもたどり着きました。なんか、イタリア語のほうがスペイン語より母音が強くてわかりやすいような気がします。音もリズミカルで楽しいです。ですからイタリア語をスペイン語より先に持ってきてもいいかもしれません。それはもうakoさんの趣味にまかせればいいかもしれませんが。

〉ロシア語はスラブ系の言語で系統は違いますが、一応、「西欧の一部」で
〉すし、文化交流の関係で、共通の語彙も多いということから、7番としま
〉した。

ロシア語はスラブ系といってもインド・ヨーロッパ語の中ですので、きっと共通点は多いと思います。インド・ヨーロッパ系をそこまでやったら共通点も見つかりやすいのではないかと。

英語、ドイツ語、オランダ語、北欧諸語などはゲルマン系。
フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ルーマニア語などはラテン系。
ロシア語、チェコ語、ポーランド語、ブルガリア語などはスラブ系。

それでは口出し、失礼しました。


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2156. Re: 「明日のためにその1」聞くべし聞くべし聞くべし!

お名前: ako
投稿日: 2005/7/10(02:51)

------------------------------

慈幻さん、こんばんは。

お忙しそうなので、あとにしよう〜〜と思っているうちに、
どこに返答すればいいかわかんなくなってました(笑)

〉〉慈幻さん、勉強よろしく〜〜〜

…と何も考えずに書いた一言に、順序だてた説明を書いて下さってありがとうございました。特に、二次イメージっていうヤツ!!

まるで、昨夜のよるご飯が、胃を通過して腸に達し、
最後には、人体下部の開口部分(笑)から不要物として外界へ排出(爆)されるまで、すべての生物がたどる過程を、脳内のできごとに限定してきっちり説明していただいたようで、前回も申し上げましたが、便秘が治ったような爽快感でした!!

(あ〜、ややこしい誉め方… ○|‾|_ゼイゼイ )

〉最低限の専門用語は使ってしまっているというのが現状です。

では、こうしましょう(実は自分がそうしたい)
慈幻さんの自由な感覚で最低限まで絞っていただいて、
あとは、不肖このakoメが、イケメン兄ちゃん等にご登場いただいて置き換えますから、
それをもって、ここにアカデミックギター慈幻、デビュ〜♪
ひゅーひゅー 
(慈様がひんぱんに(笑)だの(苦笑)だのなさるので、すっかり馴れ馴れしくなってしまって…akoったら…非礼の段、ひらにひらにお許し下さいませー)

〉〉もう、こーなったらakoは、慈幻さんの学習理論の、
〉〉モルモットでもマウスでもラットでも何でもなりますからぁぁあ

との宣誓を果たすべく早速第一弾と思いまして…
ラジオジャパンを聞き始めたので、経過報告です。

まず、過日、この10言語なら判別できると申し上げた10言語のうち、RJに無い広東語以外は、今も全部、判別可能でした。
(慈幻さんご指定の10言語のうちポルトガル語は入ってません)

外国語自体、長いこと離れていたのですが、こういう感覚的なことって、
水泳や自転車と同じで、最低ラインはあまり変動しない?みたい?です。
もちろん、高度なレベルではない、という意味です。

次に、慈幻さんはスペイン語はご経験があるとのことなので、
ひとつ、どのくらい聞けたか書いてみようと思い、聞きながら、
これは聞いたことがある、というものをメモを取りました。

以下は7月3日(日)12:40のスペイン語です。

メモは、…カタカナ書きしかできないんです。すみません。
日本語音声に固定化してしまいそうで、あまりよくないことだと思いますが…。
スペイン語って、英語やフランス語より、ずっと日本語メモをとりやすいですね。
意味は確認したこともない、辞書も持っていない言語です。
どちらが見やすいか試す為もあり、カタカナとひらがなの両方を使わせてもらいました。ひらがなで書いた方がかわいらしくて好きです〜

ハポーン ハポネース(日本)   トゥリスモ (旅行関係?)
スベシャルメンテ         インポルタンテ
コムニカシオン          デスポエデ
カンビオムート          エンチーナ
北京らしい固有名詞

…以上から、北京オリンピック開催と、北京へ観光旅行に行く日本人に関するニュースで、コミュニケーションが重要だっていう話だろう、と想像。
まあ、常識的な範囲での想像です。

おーちょでらのーちぇ       ぱるてぃしぱんて
ぱしふぃこ            お〜とらナントカ
ナントカでるむんど        おくぱしおん
えるぷろくしも          せぐんど
ぱらかんびあ           ぷろぶれーます
けこめ              えんあふりか

…以上は、たぶん、2〜3のニュースが一緒くた。最後に「えんあふりか」と来たので、最初の、「ぱるてぃしぱんて」は、参加者だろうと見て、アフリカ、参加者、という2つのキーワードで、あとは連想ゲーム。これはサミット参加国が今年はアフリカ援助を倍増するっていう話だろうな、というところまで。

あとは音声的に、アッと思ったもの。
後半の「ばらかんびあ」って聞こえたのは、1個目のニュースに出た、「かんびおむーと」と関連あるかも。
「えんあふりか」と聞いた時、「あっ、さっきのエンチーナって、中国でっていう意味じゃない?」
とりあえず「明日のためにその1:スペイン語」はこんな感じです。

あとはちょと雑談…(これがあるから楽しい)

〉いえ、非常に理想的な過程です。私のように、自分を対象に人体実験をす
〉るとかの「奇矯な思いつき」でもない限り、普通は、一気に複数言語を聞
〉くなんてしないでしょうし(笑)

akoがあんな奇矯な思いつきをしたにつきましては、
それなりに、きっかけ、動機といったものもありましたが照れるので内緒。うっふん。

〉言語系統による親縁関係と、akoさんの「愛」の差に関する私の推測を基に、
〉考えた順番です。

ありがとうございます〜 灰色の脳細胞名探偵えるきゅーる慈幻デビュ〜
(どーしてこういうことしか思いつかないのか…呆>自分)

では慈幻段平のおっちゃん(変幻自在)、
あしたのためにその2のハガキが来るのを待ってるぜぃ。…あっ、待っておりますから… ako拝


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2167. 明日のためにその2:「周辺認識による心理的障壁の軽減」(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/11(00:08)

------------------------------

どうも慈幻です。

"ako"さんは[url:kb:2156]で書きました:
〉慈幻さん、こんばんは。

〉お忙しそうなので、あとにしよう〜〜と思っているうちに、
〉どこに返答すればいいかわかんなくなってました(笑)

ご自由に返答して頂いて結構です。

ただ、内容的に、続きは、「英語以外で多読を楽しむ掲示板」
でやった方が良さそうな気が…(笑)

〉〉〉慈幻さん、勉強よろしく〜〜〜

〉…と何も考えずに書いた一言に、順序だてた説明を書いて下
〉さってありがとうございました。特に、二次イメージってい
〉うヤツ!!

いえ、私自身の頭を整理するという意味もありますし、akoさん
の報告例は非常に刺激的で、分析するのが楽しいです(笑)

〉〉最低限の専門用語は使ってしまっているというのが現状です。

〉では、こうしましょう(実は自分がそうしたい)
〉慈幻さんの自由な感覚で最低限まで絞っていただいて、
〉あとは、不肖このakoメが、イケメン兄ちゃん等にご登場いただい
〉て置き換えますから、

はい。そう言って頂けると、非常に有難いです。

私の拙い論考も、akoさんの「咀嚼力」にかかると、「楽しいお話」
になりますから(笑)

〉(慈様がひんぱんに(笑)だの(苦笑)だのなさるので、すっかり
〉馴れ馴れしくなってしまって…akoったら…非礼の段、ひらにひらに
〉お許し下さいませー)

いえ、そういう「親しみのこもった態度」は純粋に嬉しいです(笑)

論文を書いていた頃の癖が抜けない上、仕事では「役人言葉や法律
用語を駆使した文章」を書かなくてはいけないので、なかなか「くだ
けた文体」というのが身につかないので、不必要なまでに、「堅い」、
「難しい」という印象を与えてしまっているようですし…(苦笑)

〉〉〉もう、こーなったらakoは、慈幻さんの学習理論の、
〉〉〉モルモットでもマウスでもラットでも何でもなりますからぁぁあ

〉との宣誓を果たすべく早速第一弾と思いまして…
〉ラジオジャパンを聞き始めたので、経過報告です。

はい。早速の実践報告、どうも有難う御座います。

〉まず、過日、この10言語なら判別できると申し上げた10言語の
〉うち、RJに無い広東語以外は、今も全部、判別可能でした。
〉(慈幻さんご指定の10言語のうちポルトガル語は入ってません)

〉外国語自体、長いこと離れていたのですが、こういう感覚的なことって、
〉水泳や自転車と同じで、最低ラインはあまり変動しない?みたい?です。
〉もちろん、高度なレベルではない、という意味です。

やはり、頭で覚えるだけの「宣言的記憶」と違って、体で覚える「手続
的記憶」は定着率も良いようですね。

〉次に、慈幻さんはスペイン語はご経験があるとのことなので、
〉ひとつ、どのくらい聞けたか書いてみようと思い、聞きながら、
〉これは聞いたことがある、というものをメモを取りました。

はい。ご配慮頂き、どうも有難う御座います。

〉以下は7月3日(日)12:40のスペイン語です。

〉メモは、…カタカナ書きしかできないんです。すみません。
〉日本語音声に固定化してしまいそうで、あまりよくないことだと
〉思いますが…。
〉スペイン語って、英語やフランス語より、ずっと日本語メモをと
〉りやすいですね。

はい。基本的に、スペイン語は他の欧米系言語と違い、母音が日本
語とほぼ完全に対応しているので、日本人には聞き取りやすし、
ほぼそのまま「ローマ字」・「カタカナ」に対応させることが可能
です(笑)

〉意味は確認したこともない、辞書も持っていない言語です。
〉どちらが見やすいか試す為もあり、カタカナとひらがなの両方を
〉使わせてもらいました。ひらがなで書いた方がかわいらしくて好
〉きです〜

〉ハポーン ハポネース(日本)   トゥリスモ (旅行関係?)
〉スベシャルメンテ         インポルタンテ
〉コムニカシオン          デスポエデ
〉カンビオムート          エンチーナ
〉北京らしい固有名詞

〉…以上から、北京オリンピック開催と、北京へ観光旅行に行く日本
〉人に関するニュースで、コミュニケーションが重要だっていう話だ
〉ろう、と想像。
〉まあ、常識的な範囲での想像です。

いえ、素晴らしいです! 「音」の「聞き取り」だけでなく、「意味」
の「類推」も非常に光るものを感じます!

〉おーちょでらのーちぇ       ぱるてぃしぱんて
〉ぱしふぃこ            お〜とらナントカ
〉ナントカでるむんど        おくぱしおん
〉えるぷろくしも          せぐんど
〉ぱらかんびあ           ぷろぶれーます
〉けこめ              えんあふりか

〉…以上は、たぶん、2〜3のニュースが一緒くた。最後に「えんあふ
〉りか」と来たので、最初の、「ぱるてぃしぱんて」は、参加者だろう
〉と見て、アフリカ、参加者、という2つのキーワードで、あとは連想
〉ゲーム。これはサミット参加国が今年はアフリカ援助を倍増するって
〉いう話だろうな、というところまで。

「予備知識」の利用の仕方も非常に理想的です!

〉あとは音声的に、アッと思ったもの。
〉後半の「ばらかんびあ」って聞こえたのは、1個目のニュースに出た、
〉「かんびおむーと」と関連あるかも。
〉「えんあふりか」と聞いた時、「あっ、さっきのエンチーナって、中
〉国でっていう意味じゃない?」
〉とりあえず「明日のためにその1:スペイン語」はこんな感じです。

そういう「類推」が「自然に出来る」というの素晴らしいの一語に尽き
ます!

しかも、明らかに、「私の予想以上」です!(笑)

と言うか、既に、「複数言語の判別ができる」というレベルを超えてま
す。

1 「スペイン語音声」の判別
2 「意味」の直感的把握

がこのレベルで出来るというなら、このままLRに進んでも良いくらいで
す(笑)
 
とは言え、余り急いでも不味いので、「明日のためにその2:『周辺認
識による心理的障壁の軽減』について、を解説します(笑)

人間の「感情」の起源や機能については諸説ありますが、

「生命維持に必要な瞬間的判断・行動を可能にする認知システム」

というのが定説になりつつあります。

要は、「命の危機」が迫ってる時に、「理屈」を使って色々と分析する
のは効率が悪いと言うことです。

例えば、

1 「敵」・「危険」の兆候を認知。
2 「感情システム」が「恐怖」プログラムを発動。
3 逃走開始。

という風に、判断・行動の正確さよりも、判断・行動の迅速さが求め
られる時に有効な「認知システム」=「感情」ということです。

その意味で、身の危険が迫ってない時には、即ち、判断・行動の正確
さが求められる時には、「理性」を使う方が適切ということです。

しかし、「生命維持」に直結している分、「感情システム」の影響は
馬鹿にできません。

そして、一般的な印象と異なり、「感情システム」は非常に「合理的」
なものです。

例えば、我々は「慣れ親しんだもの」に「親近感」を、「未知のもの」
に「恐怖」を抱きますが、「危険に満ち溢れた自然状態」においては、
「未知のもの」を避けるほうが生き延びやすいからです。

そして、この「慣れ親しんだもの」に「親近感」を抱く、という「感
情システム」の「原理」は、「多言語多読」における重要原理の一つ
と言っても過言ではありません。

「ながら聞き」により「対象言語の音声を大量に聞く」というのも、
実は、この原理を利用して、「親近感」を抱かせることで、「心理的
障壁」を軽減するという意味もありました(笑)

さて、akoさんは、独自のこの原理を体得し、既に「音声の大量入力」
は達成できました。

次は、「文字の大量入力」をすることで、LRによる「音声」と「文字」
の対応の準備をするのが効率的と思われます。

と言うことで、

英語、アラビア語、中国語、仏語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、
西語については、

http://www.nhk.or.jp/daily/english/

から入り、必要に応じて、「Select Language」を選んで、各言語の
「文字」を、毎日、「眺める」ようにしてください。

「コツ」としては、個々の「文字」を「見る」のではなく、

1 意識的に目の焦点をぼやかす。(「ソフト・フォーカス」)
2 「段落」、または「ページ」丸ごとを「観る」=「眺める」。
3 「理解」するのではなく、「映像」ごと「脳に取り込む」と
 イメージする。

ことです。

akoさんは、テニスの経験があるそうですから、

「相手の体の一部だけを『見る』」

のではなく、

「相手の体全体を『観る』」

ような感じで、と言った方が分かりやすいでしょうか?(笑)

残念ながら、独語や伊語に関しては、NHKニュースは対応
してないので、

独語

http://www.welt.de/

伊語

http://www.corriere.it/

なんかを「眺める」ようにしてください。

なお、上記のサイトでは「面白くない」と感じたら、

「●●語 新聞 雑誌」

で検索し、各言語で自分が気に入った新聞や雑誌を毎日眺めてください。

そして、「音声」から記事の内容を「類推」したように、「文字」や
「写真」からも記事の内容を「類推」して頂くとさらに効果的かと(笑)

〉akoがあんな奇矯な思いつきをしたにつきましては、
〉それなりに、きっかけ、動機といったものもありましたが照れるので
〉内緒。うっふん。

気が向いたら、そのあたりのことも御教授くだされば幸いです(笑)

〉では慈幻段平のおっちゃん(変幻自在)、
〉あしたのためにその2のハガキが来るのを待ってるぜぃ。

ああ! ようやく私の「ギャグ」が通じた!(笑)

誰も突っ込んでくれないので、非常に寂しかったです(苦笑)

余談ですが、akoさんの反応は、吹奏楽をやってる友人や集団競技を
やってる友人の「反応」に近い「臭い」というか「感触」がします。

テニス以外に、相手や周囲の人間と「呼吸」や「リズム」を合わせ
る芸術系かスポーツ系の経験がおありとか?(笑)

〉…あっ、待っておりますから… ako拝

はい。と、言う訳で、「明日のためにその2」でした(笑)

ただ、内容的に、次からは「英語以外で多読を楽しむ広場」に書き
込むべき内容ですので、そちらに投稿して下れば幸いです。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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