Re: あまりに遅い400万語報告

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7951. Re: あまりに遅い400万語報告

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2006/6/14(20:13)

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英語快読 400万語(1)−4周目!

(300万語報告と重なってます)

私の「多読」もあともう少しで2年になります。「なんだなかー」と半信半疑で始めた「多読」にこんなになまってしまうとは、始めた時には思いも寄らないことでした。

200万語から300万語はほぼ4ヶ月かかりました。100万語から200万語がほぼ6ヶ月でしたので、ちょっぴり読む速度がアップしたのかもしれません。速度のことも含め、英語力にようやく少し変化が出て来たのかも?と感じています。

読んだ冊数は71冊。内訳は以下。

GR    35冊
レベル0  5冊
レベル1  4冊
レベル2  3冊
レベル3  21冊
レベル4  1冊
レベル5  0冊
レベル6  1冊

児童書 12冊 
うちジャクリーヌ・ウィルソンが11冊で、エンサイクロペディア・ブラウンが1冊。

PB 4冊
シェルダン2冊、バーナビー警部1冊、あとはPBというのか不明だけど日本在住のアメリカ人の書いたエッセイ。

マンガ 6冊
『ドラエモン』5冊、『名探偵コナン』1冊

SR 14冊
LLLの0、1、3を3冊ずつ9冊。
Read It Yourselfの1から3を1冊ずつ3冊。
Scholastic のレベル1を2冊。

私の200万語から300万語にかけての「多読」は以下のような感じです。
(1) 当初の予定では、OFFとジャクリーヌ・ウィルソンを読む予定だったが、OFFについては、ほとんど読まなかった。OFFが「詰まらない」ためではなく、目移りするままに、どんどん寄り道してしまったため。
(2) ジャクリーヌ・ウィルソンについては、引き続き楽しみながら読んでいます。読んでいないものの冊数が減ってしまったので、読み終わってしまうのが淋しく、ちょっとペース・ダウンしてます。
(3) SSSの掲示板で、「マンガ」についてのカキコミを読み、ふと「私も読んでみよう」と思い立ち、「マンガ」が私の多読に加わったのも300万語の収穫。本来マンガ好きなので。OBW0のマンガは読みにくかったんですが、これは、日本の「縦書き」(右綴じ)のマンガに慣れているせいかも…と思いました。「目の動き」が「横書き」(左綴じ)マンガに慣れてないんです。なので、日本のマンガのフキダシの中身だけ変えたものは、けっこう読みやすいです。
(4) 私は以前はPGR(>PGR0を除く)は「読みにくい」という感じを持っていました。英会話学校の先生に薦められたPGR6のBrave New Worldを読んでみたら案外スラスラと読めたんです。実は、過去にSSSの掲示板で「こんなのはPGRの中でも面白いと思うんだけど」と紹介された本(全部レベル3)もちらっと読んだけど、すっと入っていけなかったということがありました。「積読」になってたそれらをふと手に取ってみたら、今度はすーっと入って行けました。多分、私の英語力がアップしたというのもあるのでしょう。自分ではGRはレベル3くらいなら「ラクに」読めるつもりでおりましたが、実はそうではなかったんだと思います。PGR3をかなり読みました。
(5) リスニングに「ほんのちょっぴり」変化が現れました。ジャクリーヌ・ウィルソンの中で「いやになるくらい」「しつこく」使われていた表現が、「フロスト警部」や「バーナビー警部」の中に出て来たんです。これまた、私は、自分のリスニング能力を、「筋を追うくらいなら一応OK」と思っていたけれど、こういう細かい表現のところがこれまでは全然聞けてなかったんだなーと思いました。「耳タコ」ならぬ「目タコ」な表現になって初めて「聞ける」ようになるんですね。
(6) ポスト・ジャクリーヌ・ウィルソンのシリーズ物に出会いたい、と思っていたのですが(>私は「同じ作家の物ばかり読む」タイプ)、とりあえずは、エンサイクロペディア・ブラウンのシリーズが、それなりにはまれそう。ウィルソンほど深くはまれる感じではないのだけれど、気楽に楽しく読めるし。SSSの書評では「謎ときのレベルは低い」と言われているけど、それでも私、けっこう分からないことも多く、Qと一緒にTVで推理物を見ていると「ハハ、あれだけ推理詳説読んで(>私はヒマ潰しにかなり推理詳説を読んでいる。いやヒマなんじゃなく、仕事から逃避してるんだが)、何も身についてないね」と言われるほど「謎解き」がダメな私はこのあたりから「訓練」するのがいいのかも。400万語ではこのシリーズを加えながらやっていくつもり。
(7) 自分の英語力がなんだか「まだら」な感じがあります。なので、LLLを読んでみようかな?と思い始めました。LLLを読破したからと言って、急に英語が出来るようにはならないかもしれないけれど。で、少し始めました。しかし、本格的には400万語に「繰越」です。
(8) 「多読」との関わりで映像を楽しむのも引き続きやっています。「多読」を軸に自分の世界が広がっていく感じがいいです。

400万語については以下のようにやっていきたいです。

(1)引き続きHappy Reading!
(2)ほぼ完読しているメアリ・H.・クラークのものが1冊しか書評にあがってないので、これを読み直して、書評を書いてみるってのもいいかも…と思ったりもしてます。何冊か読み直してみようかな?
(3)300万語ではGRのレベル4以上をほとんど読んでないので、GRのレベル4以上にもう少し力を入れたいというのもあります。
(4)LLLを読破する!
(5)400万語でもバーナビー警部のシリーズを1冊読む。
(6)ジャクリーヌ・ウィルソンの残りの本を、味わいつつ読む。
(7)引き続き、「多読」とかかわる映像も楽しんだりしながらやる。
(8)気の向くまま、あちこちに寄り道しつつ、(2)から(6)にはこだわりすぎずに自由気ままに「多読」街道を歩く。

英語快読 400万語(2)−LLLで足腰を鍛える

「私の400万語」は、LLLで足腰を鍛える!が大きな目標・・・ということで、LLLを読み始めた。LLLというのは、Longman Literacy Landというイギリスの小学生向けの副読本。ORT(Oxford Reading Tree)と並んで人気のシリーズだ。ORTが、絵が可愛く、家族は仲良く、夢にあふれたストーリーになっているのに対し、LLLの方は、両親の離婚とかの問題も出てきて、イギリスの子ども達の「現実」に近い設定になっている。

タドキストの間でも、ORT派とLLL派に分かれてるみたい。LLL派は、ORTみたいに「きれいごと」じゃない点が好まれているみたい。でも、絵については、私、ORTの方が可愛くて、遊びがあって(>メガネがあちこちに落ちていたり、無意味に校務員のおじさんが冒険先で別の人物として登場してたりして)好きだな。

LLLには頂上にお城のある公園が出てくるけど、これって、ヨークかなぁ。ヨークにも小山の上に古い城跡があって、絵を見ている限り、とても似ている感じがする。留学前の英語研修で、ヨークにエクスカージョンに行った時、この小山に階段があるのを知らずに、中国人の女の子(>といってもドクター・コースに留学する人だったので、それなりの年齢)とこの小山を小学生の子どもたちに混じって苦労して登ったっけ。かなりの急斜面できつかった。頂上に上った後で斜面の逆側に階段がついてるのを発見して「エー!うそぉ!」となった。

という訳で、「ひょっとしたら、これは舞台はヨーク?」とまずはそこに気を取られてしまった。ヨークはとても好きな町だ。留学中Qを連れて何度も遊びに行った。ミニチュアの機関車トーマスの博物館があって、ここでQは飽きもせず、何時間もトーマスやゴードンを動かしいた。

シャンブルという中世以来の細い道に小さなお店が立ち並び、アクセサリーや可愛い手編みのセーターなんかが売っている。私はブランド志向はないのだが、可愛いセーターに弱く、何枚も買ってしまった。

それはともかく、ヨークが舞台となると、ちょっと楽しみだなぁ。LLLは冊数が多いので、数を数えるのが面倒なので、1レベルを1冊(アイテム)と考えることにする。ただし、たまたま同じレベルの1冊が貸し出し中で読めなかった、というような場合は、その1冊だけ後から1冊として数えたりしている。あまりカチカチやると疲れるので、「アバウト」におおらかに・・・ということでお目こぼしください。

 また、煩雑になるので、総語数も1冊1冊の後に書かずに、各レポートの最後に、「ここまでの総語数は○語」という形で書くことにする。

・・・という訳で、ここまでの総語数は、2446語。

1.2005年5月15日:LLL0(6冊):LLL0:15語:☆☆☆:シリーズの最初のレベルは絵だけ。字は表紙の題名のみ。登場人物や設定が絵によって語られる。

2.2005年5月15日:LLL1(18冊):LLL1:308語:☆☆☆:ちょっとだけ字がつく。ほとんどは絵で状況説明。

3.2005年5月15日:LLL2(Sam’s Petを除く17冊):851語:☆☆☆:LLL1よりほんの少しだけ字が多くなったけど、でも、まだまだ基本的に絵で状況説明。

4.2005年5月15日:LLL3(Dinner Timeを除く17冊):1272語:☆☆☆:少しお話らしくなってきたかな? 小学校の副読本ということで、通常の絵本に比べ、面白さは今ひとつかな? まぁ、長いシリーズなので、「今後の展開」の「前置き」的な部分もあり、ORTも低いレベルのものは、同じくらいの長さの絵本に比べると、冗長になってしまう部分もあるのかも。絵本は「1冊」で話を完結させないとならないしね。

英語快読 400万語(3)−ポスト・ウィルソン?

ポスト・ウィルソンな作家、あるいはシリーズを探しているが、なかなかはまれるものに出会わない。って、まぁ、そんなに本気で探しているという訳でもないのだけれど。

エンサイクロペディア・ブラウンのシリーズは、「英語的」には今の私に合っているし、話の内容のレベル的にも合っているのだが(>ミステリーをしこたま読んでいる割に、犯人当てなどは出来ない)、やはりこれは「軽い読み物」という類のもので、「ちょっと気晴らし」に読むには適しているけれど、ウィルソンのもののような深さはない。

しかし、イギリス人もそうとう変わってるけど、アメリカ人もかなり変。ずいぶんと古い本だが黒岩 『豊かなイギリス人』(中公新書)に、イギリス人の「かたつむり競争」(>かたつむりを鍛えて、レースに参加させる)というのが出ていたり、昔通っていた英会話学校の教材に「きゅうり競争」(>きゅうりを誰が一番大きく育てられるか)というのが出ていて、ヘチマ(>なんてみんな知らないよね)みたいな大きさのキュウリの写真が出ていたりしたのを見て、「イギリス人っていいかげん変わった人たちよねぇ」と思っていた。

アメリカ人の場合は、イギリスみたいに思い切り特殊な「こだわり」に基づくレースではないのだけれど、「パイのはや食い競争」とか、そんなのが、このシリーズに出てきたりする。なんか身体に悪そうだが、アメリカ人もけっこう「おバカ」なことに血道をあげるのね、と思ったりしながら読んでいる。

ここまでの総語数は、64845語。

5.5月15日:Encyclopedia Brown: The Case of the Secret Pitch:児童書:12200語:Y.L.4.6:☆☆☆☆(+):上に書いたので省略。

6.5月18日:Encyclopedia Brown: Find the Clues:児童書:12200語:Y.L.4.6:☆☆☆☆(+):上に書いたので省略。

7.5月20日:Dinner Time(1):LLL3:71語:☆☆☆:レベル3の取りこぼし本。

8.5月20日:A Pet for Sam(1):LLL2:73語:☆☆☆:レベル2の取りこぼし本。

9.5月22日:Someday Angeline:児童書:27555語:Y.L.4.5:☆☆☆☆(+):なぜか色々なことが出来てしまうために友達からも父親からも「距離」を取られてしまい、孤独な女の子の話。私は、アメリカ文化よりイギリス文化の方になじみがあるので、同じように女の子の孤独を描いていても(>シチュエーションは違うけれど)、やはりウィルソンの描写の方が入っていきやすい。でも、こうやって、少しずつ、「新しい世界」になじんで自分の幅を広げるのも良いかも。

10.5月28日:Encyclopedia Brown: Gets his Men:児童書:10000語:Y.L.4.5:☆☆☆☆(+):上に書いたので省略。

英語快読 400万語(4)−現代に生きる古典(>名作?)

「バーナビー警部」のDVDを見ていたら、どの話だったかに、「あれ? これって、The Wind of Willowsからの引用というか、その中の話にたとえて推理をすすめているよなぁ」と思う場面が出てきた。恥ずかしながら、The Wind of Willowsは読んだことがなくて、なんとなくとても有名、ということだけをおぼろげに知っていたのだが。

最近思うことは、GRのリトールド物を読むということは、(イギリスで出版されたものについて言うなら)イギリス人が「これだけは読んでおいて欲しいんだよねぇ」と思うようなもののセレクションであるということだ。まぁ、アメリカ物も入っているけれど。クラッシックスに分類される古典(>名作?)にせよ、コンテンポラリーに分類される現代物にせよ。

文学にせよ、何にせよ、本というのは「読みつがれて」生き残るものだ。誰も読みつがなくなって「死んで」しまった本は現在生き残っている本より多い。もちろん一度「死んだ」本も、だれかが発見し、「おぉ、なんだ面白いぢゃん!」となれば、また息を吹き返してその後生きながらえることも出来るのだが。

イギリス人のすべてが文学好きな訳ではないだろうが、イギリス人は自分の国の文学を大切にしているなぁと思う。それはイギリスで本屋に入ると、ペーパーバックの棚に、必ず「クラッシックス」の棚が別に分類されていることだ。かなり小さな本屋とか、あるいは駅のキオスクみたいなところでも、たいていはある。しかも、けっこう「目立つ」感じで。

日本の本屋の文庫のコーナーに夏目漱石や芥川龍之介が「必ず」置いてあるか?と問われれば、それは、必ずしもそうではない、と答えるしかないのだと思う。赤川次郎はあっても芥川龍之介はない、ということは、その逆よりずっと多いだろう。いや、赤川次郎さえ、「今は昔」になりつつあったりするのかも・・・。

その昔、イギリスで「日本人ですか?」と声をかけてきた、かつて日本人の女の子とつきあっていたことのあるらしい男性は「自分がトマス・ハーディの『テス』が好きだ」と言っていた。で、『テス』の文章の繊細さとか、そういうのについて熱く語っていた。

私の勝手な推測ではずれているかもしれないけれど、その男性は「階層的」にはそんなには上の階層じゃないと思うし、多分、大学も出ていないと思う。別に「学歴差別」や「階級差別」をしたくてこういうことを言っているのではないのだが、「あぁ、イギリス人って、かなり幅広い階層の人が文学を読むんだなぁ」って、そう思った。

・・・という訳で、「バーナビー警部」のような、大衆娯楽番組も、「みんなが知っているお話」というののフレーズが使われる訳である。なので、11のThe Wind of Willowsを読んでみることにした。

こんな風に私の多読は、その時その時の「出来心」で、あっちに行ったり、こっちに行ったり、フラフラと寄り道(>って「楽しんで読むこと自体」が目的なのだから、これが本道なのだろうが)を楽しみながらゆっくりと進んでいる。

ここまでの総語数、80901語。

11.6月3日:The Wind of Willows:PGR2:8000語:レベル2:☆☆☆(+):有名な本だけど読んだことなかった。日本では『楽しい川辺』で知られている(?)。イギリス児童文学におけるいろいろな動物の性格づけっていうのの原型がここにあらわれてるのかな? 日本では、むかし話にヒキガエルってあんまり出てこないと思うけど、イギリス(>というかヨーロッパ?)では、けっこう出てくる。日本にもカエルはいるのにね。そんなところにも日英文化の違いってのがあるんだろうか。

12.6月4日:LLL4( Ben and the Pop Starを除く8冊):1451語:☆☆☆:サクサクサク。

13.6月4日:LLL5(9冊):2474語:☆☆☆:サクサクサク。

14.6月4日:LLL6(6冊):4858語:☆☆☆:サクサクサク。

英語快読 400万語(5)−グリシャムを読む&『ラブ・アクチュアリー』

グリシャムは人気作家だけど、私、翻訳でも1冊も読んだことがなかった。GRのいいところは、こういう「有名だけど今まで読んだことない」という作家の作品を、「どんな感じ?」と気軽に覗いてみることが出来る点かも。

という訳で、これまた有名な『依頼人』を、グリシャム「入門」ということで読んでみた。これ、TVドラマのシリーズになってるみたいで、ケーブルTVのミステリ・チャンネルでも時々やってる。見たことないけど。機会があったら見てみようかな。

レンタルビデオ屋さんで、ふと『ラブ・アクチュアリー』を見かけて、借りた。これは劇場公開された時に見に行った作品だ。(>私、なんだかんだとヒュー・グラントの出てる映画はたいてい見てるなぁ)

で、映像を見たついでにGRの方も読んでみた。これまではあんまり映画のストーリーのGR版って読む気にならなかったんだけど、読んでみたらなかなか面白かった。これからは映画の小説版もGRで読んでみることにしよう。映像と合わせて読むと、映像も深く見れるし、GRも深く読めるような気がする。

ここまでの総語数、168901語。

15.2005年6月6日:The Client:PGR4:12000語:☆☆☆☆:グリシャムは人気作家だが翻訳でも読んだことがなかった。グリシャム「入門」として読んでみることに。

16.2005年6月9日:Secrets:児童書:46000語:☆☆☆☆☆:やっぱりジャクリーヌ・ウィルソンは面白いです。ワンパターンだなぁと思ったりもするんだけどね。でも、「幸せ」の形はひとつだけど「不幸」の形は沢山あるっていうこと?って思ったりもしたりして。いつも、なんらかの「不幸」を抱えた子どもが登場するけど、その「不幸」にはいろいろな形があるから。
 母親のボーイフレンドから虐待を受けた主人公は、それに義憤を覚えた祖母と一緒に暮らし始める。彼女が暮らしているのは貧しい人ばかりが住むカウンシルハウス。ある時、お金持ちだけど孤独な少女と知り合い、境遇が全く違う2人は友情を育て始める。

17.2005年6月11日:Love Actually:PGR4:☆☆☆☆☆:14200語:映画だけ見ている時には読み取れていないメッセージというのがあるかも。具体的には覚えてないんだけれど、映像で監督は「感情の描写」をしていても、映像を読むリテラシーが低くてちゃんと読めていなかったり。

18.2005年6月11日:Encyclopecia Brown and the Case of the Treasure Hunt:児童書:8000語:☆☆☆☆:読みやすいし、それなりに面白いけれど、あんまり感動はないかもなぁ。娯楽書ということかな?

19.2005年6月17日:Go, Lovely Rose and Other Stories:OBW3:7300語:☆☆☆☆(+):するするっと読めた。英語がすっきりとしてきれい。3つの恋の物語。ビターだけどしゃれた作品。

英語快読 400万語(5)−メアリ・ヒギンズ・クラーク&1984

私、メアリ・ヒギンズ・クラークの作品はほとんど全部PBあるいはハードカバーで読んでるんだけど、日本では見かけたことがなかったので、日本では買えないと思ってました。イギリスに行くたびに、新刊が出ていると購入して、ホテルに帰ってから読む、というのを続けています。

日本の作家は超多作(>を強いられる?)だけど、あちらの作家って(>クラークはアメリカ人だけど)、人気作家でも、せいぜい1年に1本か2本ですよね。なので、1年に1回か2回のペースでイギリスに行く私には、ちょうどいいペースで新作が読める訳です。

それが、書店で彼女のPBを見つけて、「やった!」という感じでした。今年は春も夏もイギリスに行ってないので、新刊をゲット出来てないんですよね。

21の1984は、私が(>大昔に)生涯2冊目に読んだPBのリトールド版。当時の私にはPBはまだまだ手に余り、キリン読みというより「ろくろ首読み」くらいだったかもしれない。でも、オーウェルの「透明感のある」「ひんやりした」「金属っぽい」感じの英語(>と、当時の私には思えた。的外れかもしれません。私文学畑じゃないし)にすごく感動した。英語にも「感触」っていうか、そういうのがあるんだなーって、そんな風に思えた。それが、1984の内容にすっごくピッタリ!の英語だなぁっていうか。

内容はどれだけ読み込めていたかは不明。でも、英語を「肌で感じる」楽しさみたいなのは感じた。なので、とにかく読み終えた。

PBで読んだ物をGRで読んでみるとどうかなぁ?というのはあったんだけど、ま、ものは試しということで。

ここまでの総単語数、314203語。

20.2005年6月25日:Nighttime Is My Time:PB:110000語:☆☆☆☆☆:20年ぶりの高校の同窓会に出席した主人公のジーン。今は歴史学の大学教師として成功しているが、彼女は高校卒業後ひっそりと子どもを産んだ。その子どもの身の危険をほのめかす手紙を同窓会直前に彼女は受け取った。他方、彼女が高校時代に昼食をともにしていた仲間がこの20年間で一人ずつその席順に殺されてきていて、あと残されているのが2人。もう一人にも魔の手が伸び、彼女にも危機がせまる。犯人はかつての男子生徒の中の誰かなんだけど、それが最後まで誰だか分からなくて(>私には)はらはらどきどきした。

21.2005年6月29日:1984:PGR4:21302語:☆☆☆☆:実は、生涯2冊目に読んだPB。昔PBで読んだものをGRで読むのもいいかな?と思った。当時PBをどれだけ理解できていたのか不明だけれど、読後の充足感はやっぱりPBを読んだ時の方が大きいかな。PBを再読してみるのも良いかも。PB→GR→PBっていうのも珍種な流れかも。

22.2005年7月1日:The Moonspinner:OBW4:14000語:☆☆☆☆:メアリ・スチュアート(>スコットランド女王メアリと同姓同名)ってどうよ!と思ったりもするのだが、どうやら結婚したらそういう名前になってしまったらしいので彼女を責めても仕方ないか・・。休暇でギリシャの小さな村に行った主人公が、殺人事件に巻き込まれる話。まぁまぁ楽しめるけど、けっこう昔に書かれたものなのね。


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7954. 上のカキコミは「私の400万語(1)」

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2006/6/14(20:19)

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すみません。タイトル書き直すの忘れました。
タイトルは「私の400万語(1)」です。


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