Re: 270万語&「必要ない語」

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7803. Re: 270万語&「必要ない語」

お名前: Julie http://paperback.blog10.fc2.com/
投稿日: 2006/5/8(17:34)

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yamasina さん、270万語おめでとうございます。Julie です。

〉ご無沙汰でしたが、270万語通過をDa Vinci Code読了記念に報告します。
〉なかなか投げないので、ページの進まない本を読み出すとペースが著しく落ちます。さっさと投げるがよいのでしょうね。

Da Vinci Code読了おめでとうございます。
長いのを読み終わると気持ちいいですよね。
私もレベルが上がってくるとペースが落ちます。
でも読みたい本だからいいのだーっ!と思うことにしてます。

Howl's Moving Castle は魔法で場面が飛ぶのに付いていけず、
難しくて投げました(700万頃のことかな)。
でもね、英語苦手だった方で400万語くらいで
見事にするっと読んじゃった方がいる・・・。
あまり細かいことにこだわって、ちまちま読むより、
飛ばし技の上手い人のほうが読めちゃうこと、ありますねえ。

〉***
〉ところで「必要ない語」について、少しだけ。
〉日本語でも知らない語彙はいくらでもありますし、知ろうともしない分野の語彙は必要ないと思います。しかし、いざ、ある本を手にとって読んで楽しもうとしたときにその本に出てくる語は、十分に楽しむためには全部必要な語と言えるかなと思っています。

〉作者にとってみれば、すべての語はなにかを伝えようとして選ばれて配置されているわけですから、「必要ない語」はありません。だから読者の立場としても、「飛ばす」たびに本来得られるはずであった面白さが少しだけ(あるいは大幅に)減ってるだろうな、と思うのですね。

これは私も以前すごく考えていたところです(爆)。
作者が吟味した言葉だから、すべての語を味わいたい、と思う気持ち。

その一方で、読書は十人十色でもあるわけです。
作者の言葉に、読者は何を想像したってかまわない。
『なんとなくクリスタル』のように、出てきたレストランに
片っ端から行ってみるというガイドブックのような
読み方をしてもかまわない。
「インディアンは怖いのだ、殺していいのだ、白人ばんざい」という
当時の小説を読んで、作者の意図?とは裏腹に、
「こんなグロテスクな小説を書くなんて白人はダメだ」
と考えてもかまわない。
読者は、何を感じてもいい自由がある。

読書ってなんなんでしょうねえ。

話が飛躍しましたが、飛ばしている単語にも、なにかを感じています。
音や、その単語があることで生じる間合いとか。
そういう何かぼうっと感じていることの積み重ねが、
小説読みを育てていくのでしょうか。

〉***
〉さて、なにか変化が起きるかな、と100万語のとき期待していた300万語が近づいてきました。また、項を改めて感想など書いてみたいと思います。

300万語楽しみですね。感想お待ちしています。

Happy Reading♪


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7911. Re: 270万語&「必要ない語」

お名前: yamasina
投稿日: 2006/5/26(23:49)

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"Julie"さんは[url:kb:7803]で書きました:
〉yamasina さん、270万語おめでとうございます。Julie です。

ありがとうございます。

〉Howl's Moving Castle は魔法で場面が飛ぶのに付いていけず、
〉難しくて投げました(700万頃のことかな)。
〉でもね、英語苦手だった方で400万語くらいで
〉見事にするっと読んじゃった方がいる・・・。
〉あまり細かいことにこだわって、ちまちま読むより、
〉飛ばし技の上手い人のほうが読めちゃうこと、ありますねえ。

"Howl〜"は、家内が邦訳を読んで結構気に入ったらしく、いろいろ
情報を吹き込まれてしまったのが仇となったかもしれません。
ハウルとソフィーの恋愛を軸に読もうとしてしまったために、彼らの
心の動きがさっぱり読み取ることができず。。といった感じです。
知らなきゃ、飛ばしてたでしょうに。

〉〉***
〉これは私も以前すごく考えていたところです(爆)。
〉作者が吟味した言葉だから、すべての語を味わいたい、と思う気持ち。

〉その一方で、読書は十人十色でもあるわけです。
〉作者の言葉に、読者は何を想像したってかまわない。
〉『なんとなくクリスタル』のように、出てきたレストランに
〉片っ端から行ってみるというガイドブックのような
〉読み方をしてもかまわない。
〉「インディアンは怖いのだ、殺していいのだ、白人ばんざい」という
〉当時の小説を読んで、作者の意図?とは裏腹に、
〉「こんなグロテスクな小説を書くなんて白人はダメだ」
〉と考えてもかまわない。
〉読者は、何を感じてもいい自由がある。

〉読書ってなんなんでしょうねえ。

「誤読の自由」や「飛ばす自由」を読者は持っていると私も思います。
しかし、私は、その自由を行使しているわけではなく、しかたなく
飛ばしているんですよね。悲しいかなぜんぜん自由じゃないのです。
といっても、べつにネガティブな気分ではないですよ。念のため。
十分面白いですから。

〉話が飛躍しましたが、飛ばしている単語にも、なにかを感じています。
〉音や、その単語があることで生じる間合いとか。
〉そういう何かぼうっと感じていることの積み重ねが、
〉小説読みを育てていくのでしょうか。

間合いは感じますね。語呂とかリズムとか。
あ、小説読みに限らず、漫画でも映画や音楽でも、その楽しみ方は
だんだん身につけるもの、と思います。(プリミティブなもの以外)
初めてぱっと見てもなかなか楽しめないものでしょう。

ではでは。happy reading!


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