300万語通過しました

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6080. 300万語通過しました

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/5(01:25)

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私の「多読」もあともう少しで2年になります。「なんだなかー」と半信半疑で始めた「多読」にこんなになまってしまうとは、始めた時には思いも寄らないことでした。

200万語から300万語はほぼ4ヶ月かかりました。100万語から200万語がほぼ6ヶ月でしたので、ちょっぴり読む速度がアップしたのかもしれません。速度のことも含め、英語力にようやく少し変化が出て来たのかも?と感じています。

読んだ冊数は71冊。内訳は以下。

GR    35冊
レベル0  5冊
レベル1  4冊
レベル2  3冊
レベル3  21冊
レベル4  1冊
レベル5  0冊
レベル6  1冊

児童書 12冊 
うちジャクリーヌ・ウィルソンが11冊で、エンサイクロペディア・ブラウンが1冊。

PB 4冊
シェルダン2冊、バーナビー警部1冊、あとはPBというのか不明だけど日本在住のアメリカ人の書いたエッセイ。

マンガ 6冊
『ドラエモン』5冊、『名探偵コナン』1冊

SR 14冊
LLLの0、1、3を3冊ずつ9冊。
Read It Yourselfの1から3を1冊ずつ3冊。
Scholastic のレベル1を2冊。

私の200万語から300万語にかけての「多読」は以下のような感じです。
(1) 当初の予定では、OFFとジャクリーヌ・ウィルソンを読む予定だったが、OFFについては、ほとんど読まなかった。OFFが「詰まらない」ためではなく、目移りするままに、どんどん寄り道してしまったため。
(2) ジャクリーヌ・ウィルソンについては、引き続き楽しみながら読んでいます。読んでいないものの冊数が減ってしまったので、読み終わってしまうのが淋しく、ちょっとペース・ダウンしてます。
(3) SSSの掲示板で、「マンガ」についてのカキコミを読み、ふと「私も読んでみよう」と思い立ち、「マンガ」が私の多読に加わったのも300万語の収穫。本来マンガ好きなので。、OBW0のマンガは読みにくかったんですが、これは、日本の「縦書き」(右綴じ)のマンガに慣れているせいかも…と思いました。「目の動き」が「横書き」(左綴じ)マンガに慣れてないんです。なので、日本のマンガのフキダシの中身だけ変えたものは、けっこう読みやすいです。
(4) 私は以前はPGR(>PGR0を除く)は「読みにくい」という感じを持っていました。英会話学校の先生に薦められたPGR6のBrave New Worldを読んでみたら案外スラスラと読めたんです。実は、過去にSSSの掲示板で「こんなのはPGRの中でも面白いと思うんだけど」と紹介された本(全部レベル3)もちらっと読んだけど、すっと入っていけなかったということがありました。「積読」になってたそれらをふと手に取ってみたら、今度はすーっと入って行けました。多分、私の英語力がアップしたというのもあるのでしょう。自分ではGRはレベル3くらいなら「ラクに」読めるつもりでおりましたが、実はそうではなかったんだと思います。PGR3をかなり読みました。
(5) リスニングに「ほんのちょっぴり」変化が現れました。ジャクリーヌ・ウィルソンの中で「いやになるくらい」「しつこく」使われていた表現が、「フロスト警部」や「バーナビー警部」の中に出て来たんです。これまた、私は、自分のリスニング能力を、「筋を追うくらいなら一応OK」と思っていたけれど、こういう細かい表現のところがこれまでは全然聞けてなかったんだなーと思いました。「耳タコ」ならぬ「目タコ」な表現になって初めて「聞ける」ようになるんですね。
(6) ポスト・ジャクリーヌ・ウィルソンのシリーズ物に出会いたい、と思っていたのですが(>私は「同じ作家の物ばかり読む」タイプ)、とりあえずは、エンサイクロペディア・ブラウンのシリーズが、それなりにはまれそう。ウィルソンほど深くはまれる感じではないのだけれど、気楽に楽しく読めるし。SSSの書評では「謎ときのレベルは低い」と言われているけど、それでも私、けっこう分からないことも多く、Qと一緒にTVで推理物を見ていると「ハハ、あれだけ推理詳説読んで(>私はヒマ潰しにかなり推理詳説を読んでいる。いやヒマなんじゃなく、仕事から逃避してるんだが)、何も身についてないね」と言われるほど「謎解き」がダメな私はこのあたりから「訓練」するのがいいのかも。400万語ではこのシリーズを加えながらやっていくつもり。
(7) 自分の英語力がなんだか「まだら」な感じがあります。なので、LLLを読んでみようかな?と思い始めました。LLLを読破したからと言って、急に英語が出来るようにはならないかもしれないけれど。で、少し始めました。しかし、本格的には400万語に「繰越」です。
(8) 「多読」との関わりで映像を楽しむのも引き続きやっています。「多読」を軸に自分の世界が広がっていく感じがいいです。

400万語については以下のようにやっていきたいです。

(1)引き続きHappy Reading!
(2)ほぼ完読しているメアリ・H.・クラークのものが1冊しか書評にあがってないので、これを読み直して、書評を書いてみるってのもいいかも…と思ったりもしてます。何冊か読み直してみようかな?
(3)300万語ではGRのレベル4以上をほとんど読んでないので、GRのレベル4以上にもう少し力を入れたいというのもあります。
(4)LLLを読破する!
(5)400万語でもバーナビー警部のシリーズを1冊読む。
(6)ジャクリーヌ・ウィルソンの残りの本を、味わいつつ読む。
(7)引き続き、「多読」とかかわる映像も楽しんだりしながらやる。
(8)気の向くまま、あちこちに寄り道しつつ、(2)から(6)にはこだわりすぎずに自由気ままに「多読」街道を歩く。


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6081. 「私の300万語」その1

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/5(01:29)

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以下、趣味のHPに掲載する予定のものの転載です。ここ向けに書いたものじゃないので、話しが?の部分もあるかもしれないし、長いので申し訳ないのですが・・・。

英語快読 300万語(1)−また新しいスタートです

100万語からほぼ6ヶ月かかって200万語通過しました。100万語の時は、語数を稼ぐことにあんまり熱心じゃなかったので、語数が分からないPBは面倒なので10万語ぐらいはあったかもしれないものも一律5万語にしてしまったり、今思えば1万語くらいはあったと思われる児童書もゼロに換算してしまったりしていたので、実際にはもっと短期間で通過してたのかもしれないんですが、1年近くかかりました。読む速度が2倍になったってこと?(>んな訳ないが)

読んだ冊数は68冊。

GRについては
レベル0:17冊
レベル1:8冊
レベル2:10冊
レベル3:6冊
レベル4:3冊
レベル5:10冊
レベル6:6冊

PB:4冊(ただし1冊を再読したので実際には3冊)
児童書:4冊(ぜ〜んぶジャクリーヌ・ウィルソン)

100〜200万語は以下のような感じでした。

(1) CERの5〜6の未読のものを中心に読み、CERについては1冊を残し、出版されているものは全部読んだ。気に入っていたCERを読みつくしてしまったので気が抜けてしまった。早くどんどん新作を出版してほしい。
(2) キャサリン・グレアムのバーナビー警部のシリーズの1作目を2回読んだ。でも、今の私の英語力だととても消化不良でしかも読後にとても疲れる。好きな作品で映像もあるので早くこれがラクに読めるようになりたい。原作と映像の比較も面白い。
(3) 久しぶりにシドニー・シェルダンを読んだ。やっぱり面白いし、文章が上手なので(>ずいぶんと失礼な言い方かもしれないが)、OBW3の読みにくいものよりラクに感じたりする。
(4) ジャクリーン・ウィルソンに出会った! スピード感をもって読めるし、人生について色々考えさせられる。
(5) 「100万語」の時はちょっと重たく感じたCER5〜6がかなりラクに読めるようになった。でも、「英語力が上がってる」という実感は今一つかな?

「英語力を上げる」も私が「多読」をやってる一つの「目的」ではあるが、200万語の最後の方でジャクリーヌ・ウィルソンに出会ったことで、「読書」の「原点」に立ち返ったような思いがしています。本は英語であれ日本語であれ、「読書」という「目的」のために読むのがいいのかも…。「面白い!」「好き!」あるいは「○○について知りたい!」など。

…ということで、「300万語」は「イギリスについて物知りになる!」というのを目標にOFFを中心に読んでみようかな…と思っています。

1.2005年1月8日:The Railway Children:OBW3:レベル3:10000語:10000万語:☆☆☆☆:これ、ジャクリーヌ・ウィルソンの本の中に出て来たの。どれだったかな? 主人公の愛読書の一つとして。で、「へぇ、やっぱGRに入ってるリトールドものってのは、現在イギリスで読み継がれている「ちゃんと生きてる」古典なんだね」と思い読んでみました。
 主人公は3人の子ども。裕福に幸せに暮らしていたんですが、ある日の夜遅く父親のところに来客があり、翌朝から父親は「仕事」」のために不在に。母親と3人の子どもは線路のそばの郊外の家で暮らすことになります。

2.2005年1月9日:The Children in the New Forest:OBW2:レベル2:6621語:16621語:☆☆☆☆☆:ピューリタン革命の時代が舞台。昔、『在日外国人』(岩波新書)を読んだ時、伊藤博文が当時お札の肖像画に描かれていたことを「信じられないほどの無神経」と言うようなことが書いてありました。つまり、伊藤博文は「日本史」では日本の近代化に貢献した首相だったかもしれないんですが、北朝鮮・韓国の人から見れば、朝鮮半島植民地化の悪の権化。彼は初の朝鮮総督だった訳ですから。実際に日本の国内に朝鮮半島出身の人々が住んでいるというのに、そういう人物をお札にしていることの無神経さ…。実は、私はこの本を読むまでは、伊藤博文が「初の朝鮮総督」であったことは知っていても、そのことが、朝鮮半島の人々や「在日」の人々の心に起こす「波紋」ということには、まったく無知でありました。
 で、クロムウェルも、まぁ、色々と「行きすぎ」はあったにしろ、日本の「世界史」で習う時には、「王の横暴」より「議会」が優先する…という「イギリス民主主義」を進展させた「ピューリタン革命」を推進した人物ではある訳です。しかし、このクロムウェルについては、英会話学校で「アイルランドに行ったら口にしないように」と言われたことがあるのです。つまり、この時、クロムウェルはアイルランドがカソリックであることを口実にアイルランド征服をし、非常に残虐に大量の人を殺しているんです。(>しかし、クロムウェルはケンブリッジ大学の出身なので、以前仕事でケンブリッジに行った事があるんですが、ケンブリッジの町では「英雄」扱いみたいでした)
 「革命」は「国民同士」が「主義主張」「思想信条」のために命を賭して争い、闘うものです。主人公はクロムウェルに両親を殺され、残された子どもたち。この時期の、血で血を洗う、緊迫した雰囲気がよく分かります。

3.2005年1月9日:Who Sir? Me Sir? : OBW3:レベル3:10296語:26917語:☆☆☆☆:主人公は貧しい子どもたちの通う公立校の生徒。担任の先生は、やる気のない生徒たちにやる気を起こさせようと、近くのお坊ちゃん学校の子たちと、トトラアスロンの試合をさせようとします。その、「しかけ人」の先生が途中でサポートを投げ出してしまったりするんですが(>おいおいって感じです。子どもの方は「大人ってやつはいつもこれだよ」とさめてるんだけど)、子どもたちは最後まで頑張る。子どもたちを最後まで応援してくれた大人もいました。
 お坊ちゃん学校の子たちは、「ちょっとヤバいかも」となるとアンフェアな手を使って来たりする。それに対して、主人公たちも、同じようにアンフェアな手を使う。「だって向こうも使ったんだし」というのが、その理由なんだけど。で、両方アンフェアな手を使ったので、最後、勝負は持ち越し…となるのだが、でも、イギリスの「フェアプレイの精神」ってこういうことも含めてのことなのかな? 階級制度の壁っていうのも、やはりすごいですねぇ。(>少し前の時代の話だけど)

英語快読 300万語(2)−イギリス史の語り口

イギリス史は、我々にとって「外国史」だけど、やっぱりそれは「人々の過去の経験」であって、「生身の人間」がやったこと、感じたことの集積な訳です。だけど、「歴史を語る」時に「何を」重視して語るか…というか、そういうのの重点が、日本人の書いたイギリス史とイギリス人の書いたイギリス史とは「何となく」違うような気がします。

イギリス人の書く歴史は、ちょっとしたエピソードや、その時々の「人の気持ち」やその出来事についての「著者のスタンス」が、日本人の書くイギリス史(>の入門書)よりも、「強く」出ているような気がします。

そこに、「人」が登場するというか、「登場人物」が固有名詞で語られる度合いが高いというか…。それによって、歴史がより「立体的」に感じられるというか…。

4.2005年1月10日:Titanic! OFF1:レベル1:3200語:30117語:☆☆☆☆:昨夏、イギリスでタイタニックのエキジビションを見た。海に沈んでいたタイタニックからひきあげたさまざまな乗客の遺品などが展示されていた。それらの遺品は乗客たちのそれぞれの人生の断片だ。現在とは異なり、レーダーやら、24時間の無線の体制などがない中で、「なにもここまで」というくらい、さまざまな「不運」が重なって、あそこまでの惨事になってしまったのだなぁというのがよく分かった。

5.2005年1月25日:Food and Drink in Britain:OFF3:レベル3:5600語:35717語:☆☆☆☆☆:『イギリスは美味しい』という本が流行ったことがある。イギリスは「美味しい」のか「不味い」のか? 
 私はイギリスは「素材」は美味しいと思う。野菜なんかは日本の野菜より、「味が濃い」という感じがする。肉も「肉くさい」けど、味がしっかりしている。食パン(>とくに茶色いやつ)なんかも美味しい。だけど、「パンもハムも美味しいのに、そのパンにハムをはさんだだけのサンドウィッチがなんでこんなに不味いの?」というような出来事にもよく出会う。
 息子は保育園の給食が不味くて、それまで、何でも良く食べてくれて、食事で苦労したことなかったのに、すごく「食わず嫌い」になってしまった。まぁ、「マッシュポテトのカレーソースがけ」なんかは、たしかに見ただけで食べたくないかも…(>好きな人は好きなんだが)。ライスプディングも好きな人は好きだが、息子は「米が甘い」というのが許せなかったらしく(>息子は米は米だけで食べられるくらいのご飯好き)、不味いものの筆頭にあげていた。サンドウィッチも「保育園の給食でよく出た」というのがトラウマになっていたのか、ずっと食べたがらなくて、小学校高学年になってからようやく食べられるようになったぐらいだ。でも、今でも、お弁当サンドウィッチにしていい?というと、絶対ダメと言う。
 息子がイギリスでサバイバル出来たのは、魚が好きだったのと、イモが好きだったおかげだ。保育園の給食でもチップス(>ポテトフライ)はOKだったみたいだし。外食の時はたいていフィッシュ&チップスでしのいだ。 日本に帰って、家では「食べたことのないもの」を食べたがらない日々が続いたが、日本の保育園と小学校の給食のおかげで、ずいぶんと「食わず嫌い」が治ってきた。
 食べることが大好きな息子の食生活の幅を、2年間のイギリス生活のために「犠牲」にしてしまったのは、心が痛む。イギリスに行く前はカニが大好きだったのに帰国してからは、「いらない」と手を出さず、最近になって食べるようになって「え〜! こんなに美味かったのか〜!」と恐がってカニを食べずに過ごした「失った日々」を惜しんでいる。
 私はと言えば、「ソーセージ&チップスのグレービーソースかけ」なんてのもけっこう好きで、「イギリスは不味い」派からは白い目で見られていたりする。イギリスの素朴なビスケット類なんかも私は好きだ。
 
6.2005年1月22日:Animals in Danger:OFF1:レベル1:3200語:38917語:☆☆☆:絶滅の危機にある動物についての本。また、それを防ごうとする人間の努力についても触れられている。私は文科系なので、こうやって理科系の知識を英語で入れていくのもいいなぁと思う。

7. 2005年1月22日:Kings and Queens in Britain:OFF1:レベル1:3200語:42117語:☆☆☆☆☆:イギリス史のおおまかな流れが分かります。概説は概説なんだけど、あんまり「お勉強」くさくなくて、楽しく読めます。日本語で書かれた、イギリス史概説の類も読んだことはあるのだけれど、それよりも、使っている語彙も語数もずっと少ないのに、生き生きした感じがあります。それは、「感情」が描かれているからなのかな? たとえば、ローマ皇帝がイギリス侵略を試みようとした時、日本語の本だったら、「ローマ皇帝クロウディアスはイギリス全土をその領土とすべく」という感じで書くところを、「ローマ皇帝クロウディアスは、イギリス全土の皇帝となりたかった」と、クロウディアスの「なりたかった」感情を書く。あるいは、日本語の歴史では、あんまり語られないけど、多分イギリス史の中ではヒロインであろう、これに対抗した女性、ボディシアについての記述も、「ローマの兵士たちは、「女のお前に何が出来る!」とせせら笑った」(超意訳)という感じに書かれているので、話に引き込まれていきます。あと、そういう人物にまつわる銅像なんかがどこにあるかが書かれているのもいいです。ハイドパーク・コーナーにボディシアの像があるそうです。私はハイドパークは何度も行ってるし、この像も見たり説明も読んだりはしたことがあるんだろうけど、印象に残ってなくて、次回、ロンドンに行ったら、是非、この本に出て来た銅像を見て回ろう!と思っています。

英語快読 300万語(3)−胸が痛くて休み休みじゃないと続きが読めない・・

「200万語」の最後の局面で、ジャクリーヌ・ウィルソンにすっかりはまった私…。「300万語」でも、彼女の作品を引き続き読もう!と思ったのですが、8のThe Story of Tracy Beakerは、胸がつまって、途中で何度も本を置きました。辛くて先が読めなくなる・…。

私には、かなり「重たい」本で、英語の問題というよりは、ストーリーのシリアスさ、リアリズムのすごさに、休み休みでないと読みとおすことが出来なかった。もちろん、とてもユーモラスに書かれてはいるんです。むしろ、「コメディ」なのかもしれないです。

だけど、映画『グッバイ・レーニン』がそうであったように、喜劇は悲劇であり、悲劇は喜劇というか、あまりの悲しさの中には突き抜けた「おかしさ」があったり、あまりのおかしさの中には、どうしようもない「かなしさ」があったりする。

ジャクリーヌ・ウィルソンは、児童文学界のリアリズム作家ということになってるらしく、こないだ英文学を専門にするイギリス人に「ジャクリーヌ・ウィルソン読んでるの」といったら、「おぉ、リアリズムね!」と言ってました。たしかに「リアリズム」だ…と思う。

私の精神年齢はまだ8〜12歳くらいなのか、そのあたりの年齢の子が主人公の話の方が読みやすい…というのも、ちょっとした発見でした。

いや、これは英語のレベルの問題かな? 中学生が主人公の話も読みかけたのですが、なんとなくすんなりと話に入っていけず、そのままになってしまったので、「捨て技」を使い、また、小学校中・高学年(>イギリスだとどういうことになるのかな? コンプリヘンシブ・スクール入学前? つまり、11歳までって感じ?)が主人公の話にもどってきてしまいました。

とりあえずは、主人公の年齢がこのあたりのジャクリーヌ・ウィルソン本を狙って読んで行くつもり。

中学生以上の子が主人公のものだと、読書のスピード感が落ちるんですよね。今の私には児童書だったら、小学校4〜5年生向きっていうのが、英語力の上でも精神年齢の上でも合ってるのかな? 

8.2005年1月22日:The Story of Tracy Beaker:児童書:Y.L.5.5: 25000語:67117語:☆☆☆☆☆:トレーシーは施設で暮らしている。母親は目下、トレーシーを施設に預けたまま、行方知れずだ。トレーシーは、「母は女優で今ハリウッドで撮影に忙しいから、だから私を迎えに来られないんだ。でも、いつか母がきっと迎えに来てくれて超豪華な暮らしをするんだ」、と思いながら暮らしている。本当は施設じゃなくて、誰かにフォスター・ペアレントになってもらって、一般家庭で暮らしたいと思っている。でも、トレーシーみたいに10歳にもなった子を引き取ってくれる家庭はなかなかない。トレーシーは自分を「セル・バイ・デートを過ぎた」と表現する。つっぱって生きているが、本当は、「誰か私を受け入れて!」と心の中で叫んでいるトレーシーが痛々しい。
 トレーシーは時に同じ施設の子ども達とケンカもする。トレーシーの「論理」に立ってみれば、トレーシーの行動は「もっとも」なことだ。乱暴だったり、他の子どもにすぐ手を出してしまう子どもは、その子どもの「論理」をきちんと聞いてやることが出来れば、きっと、「なるほど、もっともだ」と思うことだろう。ただ、現実には、大人たちには一人一人の子どもに対し、そこまで目線を下げて相手をしてくれない。だから、たまたま親に気持ちの余裕がある家庭に生まれれば、自分の中の粗暴な気持ちややるせない気持ちを「抑制」することを覚えていけるけど、そうじゃない家庭に育つと「乱暴な子」になってしまう。そして、自分の子にさえ余裕をもって接することが出来ない大人たちは、よその家の「乱暴な子」の横にしゃがみこんで話を聞いてやる余裕はない。せめて、自分の子どもが「乱暴な子」の被害を受けないように、と予防措置を取るくらいだ。で、「乱暴な子」は、そうやって「避けられる」から、ますます「乱暴」になっていくのだろう。
 イギリスでは要保護の子どもたちに「担当ソーシャルワーカー」がつく。トレーシーにも「担当」の人がいる。トレーシーは彼女たちが、自分たちのような子どもを世話することで「お金をもらう」ということを知っている。また、もしフォスター・ファミリーの世話になるとしても、その家庭が「支払い」を受けることも知っている。
 最初、「だって、あの人たちは私の世話を見ていることでお金をもらってるんだし」とトレーシーが思うこと、「自分の世話」を「他人」が見てくれるのは、「愛」のため「のみ」ではなく、「金」のためだ、と知っていることが痛々しく感じた。しかし、これは、大事なことなのかもしれない。つまり、「愛」のような「うつろいやすい」ものじゃなくて、国や地方自治体から支払われる「費用」によって自分が養われていると「知る」こと、そのことが、要保護の人に「プライド」を与えるのかもしれない。「愛」のみで世話をしてくれる自分より「強い」相手に、弱者はこびへつらわねばならないかもしれないからだ。
 友人が障害者のボランティアをしているのだが、障害者への金銭的援助は「家族」へではなく、「本人」に支払われるべきだと主張していた。そして、障害者自身がそのお金を使って、自分の気に入ったボランティアさんを「雇う」。そのことによって、自分は「権利」として「補助」を受けている、という「プライド」が保てるのだと。「助けていただいている」みたいな卑屈な気持ちにならなくてすむのだと。
 だから、10歳の子どもでも、「あんたは、お金もらってるんでしょ!」というようなことを思ったり出来るってことは、すごく痛々しくも感じるが、他方で、さすが福祉国家!とも言える。
 トレーシーの心の中の葛藤が見事に描かれていて、人生というのはなかなかに辛いものだ、生きにくいものだ…と思わされる。大人が、自分の子どものみでなく、子ども全体にどんな風に接していくべきなのか…ということについても、考えさせられる作品である。

9.2005年1月31日:Moondial:OBW3:レベル3:11000語:78117 語:☆☆☆☆:幻想的なお話。おばさんの家に行った主人公は、庭にある日時計(月時計?)にさわるとタイムトラベルできる。そして、それぞれ別の過去の時代で1人の男の子、1人の女の子に出会う。一方、主人公の母親は交通事故で意識不明に。主人公は母親に自分のタイムトラベルの経験をテープに吹き込んで聞かせる。

10.2005年2月7日:The Dare Game:児童書:Y.L.5.5:40000語:118117語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンの8の作品の続編。前作で、「どうなるのかなぁ」と気をもませましたが、結局トレーシーは、里親のもとで暮らすことに。里親はつましい暮らしをしており、トレーシーの希望どおりにはいかないのだけれど、2人は仲良く折り合いをつけながら暮らしています。でも、新しい学校はあまり好きじゃない。で、トレーシーは時々学校をさぼって空き家で時を過ごします。その空き家には別の男の子も時々来るようになり、2人は友達になります。さらに、身体が大きく強い男の子とも友達になり、3人はしょちゅう一緒に過ごすようになります。他方、トレーシーの実母が、ついに連絡をつけてきました。トレーシーは週末を実母と過ごします。実母はきれいでゴージャス。里親は複雑な気持ちででも、黙って彼女を見守る。しかし、何度か母親の所に泊るうちに、母親は最初のステイの時ほどはトレーシーの思う通りにはしてくれない。パブに出かけて遅くまで帰ってこなかったり…ということすらある。自分を本当に無条件で受け入れてくれる人が欲しくて、トレーシーの心は揺れます。これまた切ない話ですが、前作よりは「安らかな気持ちで」(?)読めたかな? それはやはり、彼女を引き取ってくれた里親が現れたり、実母が現れたり、友達が出来たりしたから?

11.2005年2月9日:The Cat Mummy:児童書:Y.L.3.5:9000語:127117語:☆☆☆☆☆:恥ずかしながら、mummyってミイラだって知りませんでした。その昔、Mummy Trap 2 を見た時にも(>字幕なし)、ず〜っと、考古学者のママが活躍するから、Mummyなんだと思ってた(>おいおい。リスニング能力のレベルが知れますね〜)。可愛がっていた猫が死んでしまい、丁度学校でエジプトのことを勉強している主人公は、その猫をミイラにすることを思いつきます。

12.2005年2月11日:The Werepuppy:児童書:Y.L.4.5:14000語:141117語:☆☆☆☆☆:こわがりの男の子が主人公です。父親はそんな息子がふがいなく、息子のこわがりを克復させようと、犬を飼うことを提案します。ところが、主人公が気に入ったのは、実はオオカミ?というような、狂暴ちっくな犬。主人公とこの犬の間には友情と絆がめばえていきます。

英語快読 300万語(4)PGRが読めた!

実は、PGR、最初に読んだ何冊かの本(>「捨て技」使ったものも含め)の印象が悪くて、な〜んとなく「読まず嫌い」でした。PGR0は、割合好きで、OBW0よりも好きだったりするんですが、それ以上になると、ちょっと手は出すが、なんとなく読み進まず、意図的にというより、「立ち消え」的な「捨て技」になってしまってました。

私は、不定期に超細々、英会話の個人レッスンを取っていますが、先日、教材に、オルダス・ハックスリーの『島』(Island)からの引用が載っていました。で、先生から、「『島』より『素晴らしい新世界』(Brave New World)の方が面白いんだけど、読んだことある?」聞かれました。

私、そもそもSFってあんまり読まないので、ハックスリーの名前も知りませんでした。(>無知)とっても有名な人なんですね。

で、「多分、図書コーナーにあると思うよ。貸し出し手続きすれば借りられるよ」というので、一緒に行ってみると、ありました。PGR6でした。「君なら別に原作でも読めるとは思うけど」と言われましたが、とりあえず借りて帰ることに。

「ペンギンはちょっと苦手なんだよなぁ…」と思いながら「でも、ペーパーバックで読むのはもっと大変だしぃ」と読み出してみると、あらま、面白いわ、これ。

この小説で描かれる未来社会では、人間がアルファからガンマまで5段階に分けられていて、ぜ〜んぶ試験管ベビーで(>胎内にさえもどさない)、身長や体格も「どこまで成長させるか」決められている。「将来自分が就くべき仕事」に合わせて、幼い頃から「条件づけ」がされる。肉体労働者は美術や文学に興味を持たないように、そういう美しい物や絵本に近づこうとするとショックが与えられる。

それは「幸福」が「真実」に「優先」する社会。それぞれに「合った」仕事をして、後は、趣味を楽しんで帰宅する。

「結婚」という制度はない。人間は試験管から「製造」されるので、その社会では「母」という言葉は最も忌み嫌われる、ダーティーな言葉で、口にするのもはばかられる。人はみんな一人暮ししている。恋愛(?)の相手はしょちゅう変わる。変えないと「ヘンな人」と思われる。

辛いことがあったら「ソマ」という薬を飲めばたちどころに気分が明るくなる。1日の仕事が終わったら、そのストレスに見合った「ソマ」を飲む。この社会ではみんなが「はっぴぃ」なのだ。

為政者は、この社会の「まやかし」や「ごまかし」は充分知りながら、それでも「社会の安定」を最優先に考え、「最大多数の最大幸福」じゃないけれど、「みんながはっぴぃ」だと思える社会を維持するために、システムを維持し続ける。人々はみんな「自分がはっぴぃだ」と思いながら暮らしている。

自由で規制のない社会より、こういうシステム化された社会の方が、たしかに「より多くの人」が「安定して」暮らせるのかもしれない…とは思う。「適性な」管理があれば、人は「範」を越えて無謀なチャレンジもしないだろうし、「能力」に見合った「与えられた」生活の中ではっぴぃに暮らせるのかもしれない。

作者は、1894年生まれ。1963年に亡くなっている。フォーディズムの誕生、2つの世界大戦、冷戦と、めまぐるしく変わる時代を生きて来て、現代社会を批判しつつ未来社会への警告を発していたのだろう。

まぁ、現実には、世の中は規制緩和・自由競争・弱肉強食の方向に進んでいるけど。これって、こういうSF作家達の警告によって、「軌道修正」されたってこと?

私はSFって、「科学礼賛」のものが多いのかなぁ…と何となく思ってたのだけど(>SFってあまり読まないので)、「科学批判」「現代文明批判」の小説が多かったりはするんですね。(>無知)

考えて見れば、オーウェルの「1984年」だってそうですよねぇ。

ペンギンが読める!と分かったので、とたんに目の前の道が開けた感じ。PGRは冊数が多いですからね。

13.2005年2月11日:Brave New World:PGR6:6:34000語:175117語:☆☆☆☆☆:内容については上に書きましたので省略。

14.2005年2月18日:American Pie:PB(?):?:11000語:186117語:☆☆☆☆:実は私、ひょんなご縁で、著者とカラオケに行ったことがあります(>あちらはお忘れでしょうが・・)。とっても素敵な方です。アメリカよりもイギリスになじんでいる私としては、アメリカ人の著者の視点がなかなか面白く感じられました。

15.2005年2月19日:Strange but True:OFF3:5600語:191717語:☆☆☆(+):エジプトのピラミッドやイギリスのミステリー・サークルなど、さまざまな「不思議」を扱ったもの。

英語快読 300万語(5)−シェルダンを入れると語数が稼げる

シェルダンの英語は、1文が短く、テンポがいいので、PBの中では読み易い方だと思います。まぁ、話の展開自体には、「無理」もあるし、あんまり「深み」はないんだけど、でも、「話の運び」が上手いので、彼のリズムに乗せられて読んでいるうちに終わってしまうので、あんまり疲れずに読めます。

「100万語」の中に2〜3冊、シェルダンを入れておくと、語数が稼げるので、これからも「100万語」あたり2〜3冊を目安にシェルダンを読んでいこうかな、と思っていますが、今後は、同じく人気のスティーブン・キングとかグリシャムなんかも入れてみようかな? こっちはどれくらい英語が難しいのか良く知らないんだけど、SSSの掲示板にはよく出てくる名前だし、以前ご紹介した高校の同期の友達で、この方法に乗っかったものじゃないけど、PBを「多読」しているという友達も、キングとグリシャムの名前を挙げていましたので。

みんなが面白い!というからって自分も面白い!とは限らないけど、でも、まぁ、こうやって、自分の読書の幅、自分の世界が広がっていくのも「多読」の楽しみの一つだしね。

16.2005年2月20日:The Sky is Falling:PB:103000語:294717語:☆☆☆☆☆:アメリカの名門一家のメンバーが、1年間に5人も殺された。ニュース・キャスターである主人公は、これを単なる「偶然」とは思えず、調査を始める。まぁ、これだけ同じ家族のメンバーが、しかも名門家族のメンバーが死ねば、普通、警察もマスコミも???と思いそうなもんだが…。と、思いつつもシェルダンの軽快な語り口によって、話の中にひきずりこまれていってしまう。

17.2005年2月22日:Wyatt's Hurricane:OBW3:11113語:305830語:☆☆☆☆☆:気象予報士(?)である主人公は、ハリケーンMabelがSan Fernadez島を直撃すると直観。しかし、為政者にその危険を説得するのに苦労。一方この島では政治的な対立もあり、政府に反乱しているグループも存在する。主人公は双方に働きかけつつ、なんとか一人でも多くの命を救おうとする。ハリケーンが迫ってくるテンポと、島の政治的状況がヴィヴィッドに絡まり合いながら、ストーリーが展開されていくので、どきどきする。

18.2005年2月24日:Lola Rose:児童書:76000語:381830語:☆☆☆☆☆:著者はジャクリーヌ・ウィルソン。主人公はDVのある家庭に育っている。ある日、母親は、スクラッチのクジ(これもナショナル・ロタリー同様、イギリスではけっこう人気)で賞金を当てる。父親の暴力が主人公にまで及びつつあることから、母親は主人公とその弟を連れ、「逃げる」ことに。DVにおいて、「逃げる」は一番有効な手段だが(>とどまっていると、マジで死ぬことがあるので)、サポートの体制がないと、なかなか難しい(>加害者は追いかけてくるので、見つかったりするとこれまたマジで殺される危険がある)。そんな切迫した状況の中、幼い少女である主人公は、ガードの甘い母を叱咤したり励ましたりしつつ、逃避行を続ける。彼女たちは名前を変え、違う人物になって、新しい生活を始めるのだ。主人公が選んだ名前がLola Rose。イギリスでは、日本よりはシェルターや、こうやって逃げた家族のサポートの体制が整っているようだが、それでも、本当にDV男から逃げ切って、新しい生活を出発させるのは大変だ。追ってくる暴力男に見つからないように、公的文書でも名前を変え、しかも、それだと学歴なんかの証明が出来なくなっちゃうから、新しい就職が難しくなっちゃうから、そういうのもちゃんと面倒見てくれるシステムもあると聞いたことがある。イギリスではDVは日本よりオープンに語られている。DV防止のTVキャンペーンや、町のあちこちのポスターも、数多いし、リアルだ。若いホームレスの多くは、親から虐待されていたり、母親が父親から虐待されている家庭にとどまるのが耐えがたく、家出してきた、と聞いたこともある。

英語快読 300万語(6)−いやなもの読みたさ?

19のEthan Formeは後味の悪い小説でした。読んでる途中も、主人公の妻を「やな女だなぁ」と思いながらなんだか不快感があったので、「捨て技」を使ってもよかったのだけれど、その「いやパワー」に引きずられるようにして読みきってしまいました。いやなもの読みたさ?

20は久々のOFF。そもそも、「300万語」はOFFを沢山読む!という計画だったのに、あんまり読んでいません。多読って、色々計画しても、その場その場の「出来心」で、どっちの方向に行くかが不明。その「よろよろ」「ふらふら」の道筋がどんな風になるか分からないところもスリリングで楽しかったりもする。

19.2005年2月24日:Ethan Forme:OBW3:10717語:392547語:☆☆☆:ちょっと後味が悪い小説。主人公は母親が病んでいる時に手伝いに来てくれた女性と結婚して、林業を営みながら貧しくつましく暮らしている。妻はその後病気がちになり、そこに妻の従妹が父親の死を契機に住み込み家事を手伝うようになる。主人公はこの妻の従妹に次第にひかれていく。妻の方は多分それを察知して、従妹の追い出しにかかる。妻は「私はあなたの母親の看病のために身体を壊したっていうのに、それなのに私に家事使用人を雇ってくれないなんてなんてひどい夫なんだ!」というような言葉も平気で夫に投げつける女性だし、すご〜くいや〜な腹に一物ありそうな視線で夫や従妹を見たりする。まぁ、妻の立場になってみれば、それはそれとして「言い分」もあるんだろうが、「人をうらみながら」「自分の運命を歎きながら」しか暮らせない人、結局のところ「自分にしか関心のない」人、「常に自分を正当化することしか念頭にない」人って、そこここにいて、そういう人の出す「いや汁」(>酒井順子さんの言葉です。ここで使うのはちょっと違うかもしれないけど)って、まわりの人を不快にさせる。
 「やな女だなぁ」「いま一つヘンな話だなぁ」と思いながらも、なんとなく「いやなもの見たさ」というか、そういう不思議な力がこの小説にはあって、結局、ずるずる読んでしまった。エンディングもいや〜な感じです。人間の「いや〜な」一面が上手に描けた作品とも言えますねぇ。

20.2005年2月26日:Under the Ground:OFF2:3600 語:396147 語:☆☆☆☆:地学モノ。実は私は子どもの頃「石」が好きでした。「石」のコレクションをしてました。で、中学の時は「理科大好き少女」で、理科の先生にはずいぶんと可愛がっていただきました。今だとそういうの「問題」になるのかもしれないけど、何人かの理科好きグループの子たちと一緒に、先生の車に乗せていただいたり、自然観察ということで「遠足」に連れていっていただいて道なき道を入っていって、あけびを取って食べたり。岩石園を作るお手伝いもしました。
 当時はたいていの石は見ただけで名前が言えたのだけど、それも今は昔。悲しいことに、すっかり忘れてしまった…。でも、今でも石は好き。イギリスのマーケットなんかで、色々な石のアクセサリーが売ってるとついつい足を止めてしまいます。
 (定年)退職したら「バレエ留学」が夢ですが、理科系の勉強をするのもいいなぁと思ったりしてます。聴講生になって石の勉強でもしてみようかな…。

21.2005年3月2日:Dead Man's River:PGR0:900 語:397047 語:☆☆☆:開拓時代のアメリカ西部が舞台。私はアメリカの歴史や文化にはなじみがないのだけれど、アメリカ英語の人には、こういう歴史的背景なんかもひとつひとつ味わい深いのだろうな。


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6083. 300万語通過おめでとうございます。

お名前: T.Y
投稿日: 2005/7/5(08:07)

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 ウルトラQの母さん、300万語通過おめでとうございます。T.Yです。
300万語通過するまでに71冊も読むとは、すごいです。楽しく多読
する事が好きなんですね。私も見習わなくては。
 100万〜200万語が6ヵ月、200万〜300万語が4ヵ月というのも
楽しく多読が出来ているというのが伝わってきます。200万語通過
してから漫画の多読を始めた事も影響してますね。私も漫画の
多読のお陰で200万語から多読のペースが急激に上がったうえに、
以前よりも多読が楽しくなりました。
400万語を通過する時の報告が楽しみです。楽しく多読を続けて
ください。それでは。


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6095. ありがとう!

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/6(00:30)

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>T.Yさん
お祝いの言葉ありがとう。
〉300万語通過するまでに71冊も読むとは、すごいです。楽しく多読
〉する事が好きなんですね。私も見習わなくては。
→T.Y.さんは「速い」ですよねぇ。私ももうちょっとスピードがほしいな。

〉 100万〜200万語が6ヵ月、200万〜300万語が4ヵ月というのも
〉楽しく多読が出来ているというのが伝わってきます。200万語通過
〉してから漫画の多読を始めた事も影響してますね。私も漫画の
〉多読のお陰で200万語から多読のペースが急激に上がったうえに、
〉以前よりも多読が楽しくなりました。
→たしかにマンガは語数稼ぎにはいいです。語数だけが問題じゃないけど、でも私は「語数」が語る何かがあるような気がします。一方で色々な本を楽しみつつ、他方で語数も気にしつつ、両面作戦でやっていこうと思います。

〉400万語を通過する時の報告が楽しみです。楽しく多読を続けて
〉ください。それでは。
→ありがとうございます。300万語でようやく「変化」(>特にリスニング。といっても多読で覚えたいくつかの表現が耳に入ってきた・・というだけですが)が出てきたので、400万語になるともっと「形」が出てくるんじゃないかと期待しています。

これからもよろしく。T.Y.さんのテンポの速い報告も楽しみにしております。


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6085. 「私の300万語」その2

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/5(10:02)

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英語快読 300万語(7)−TVドラマ制作の難しさ

キャサリン・グレアムのバーナビー警部のシリーズの2作目を読んだ。バーナビー警部のシリーズは前にも書いたけど、イギリスではMidsomor Murdersという人気シリーズだ。日本でもNHKで放映され、今はケーブルテレビで時々放映されている。DVDも出ているので、原作と読み比べるのにも便利だ。

で、この、Death of a Hollow Manは、以前、DVDで見たことがあるので、「ある程度話が分かってる」つもりで読み始めた。しかし、読み始めて見ると、「あれれ???」となった。

つまりですね、ちっとも「殺人」が起こらないんですよ。300ページあるうちの最初の100ページくらいは、人物描写で…。この、「生き生きした」人物描写ってのが、グレアムの持ち味なのだが…。

それにしても、「ある程度話を知ってる」状態で読んでるから、100ページも読んで、事件が始まらなくても、まぁ、何とか読めるが、現在の私の英語力では、「まっさら」状態で読み始めたら、けっこう混乱するかもなぁ…。ここでの詳しい人物描写があるからこそ、事件が起きた後で、誰が犯人なんだろう?…と考えるのが「楽しい」というか、そこに「厚み」が出るというか、そういうのはあるのだが。

シドニー・シェルダンと比べて、グレアムのものは「読みにくい」。その「読みにくさ」の理由の一つは、イギリスの口語的表現が混ざってたり、イギリスの日常生活が良く分かってないと分からない表現が混ざっている、というのもあるんだろう。

でも、まぁ、面白いので、TVドラマの助けも借りて、何とか読み進めることは出来る。読み終わった後、疲れるけど。

しかし、最初の100ページが、単なる人物描写、というのでは、TVドラマは作れない。DVDの方も改めてもう一度借りて見てみたのだが、ずいぶんと、話の展開が違っている。TVドラマ制作者も、いろいろ苦労があるのだなあ…というようなことが良く分かる。

魅力的な小説がそのまま「原作に忠実に」作っても、「面白いTVドラマ」になることもあれば、ならないこともある。グレアムの場合は、「忠実に」だと無理があるのだと思う。なので、2時間くらいの枠にうまく収まるように、話の順番を入れ替えたり、原作にはない登場人物を登場させたり、逆にはぶいたり…というような「作業」が必要になるみたい。

この「違い」を「味わう」のも、また楽しい。

同じ語数であっても、バーナビーを1冊読む苦労は、シェルダン1冊読むのの2倍くらいあるし、ジャクリーヌ・ウィルソンを同じ語数読むのの5倍くらいあるので、バーナビーは、現在のところ「100万語」あたり1冊が限界かな?と思う。「200万語」の時は同じ物を二度読みした。今回の物も二度読みするのもいいかな?と思う。前回同様、二度読みしても、なんとなく「あいまい」な部分が残りそうだけど。

22.2005年3月9日:Death of a Hollow Man:PB:100000 語:497047 語:☆☆☆☆☆:昨年夏、イギリス出張で相手方の担当者とランチで趣味の話になった時、彼女の趣味は「アマチュア・ミュージカル」だということを知った。イギリスでは「大人のバレエ」のステージはないけれど、「アマチュア・シアター」の方はかなり本格的らしい。この小説の中の「アマチュア・シアター」も、相当本格的である。イギリス人にとってはバレエは「新しい外来文化」だが、演劇はシェークスピア以来の「土着の文化」なのかもしれない。

23.2005年3月14日:Lotty Project:児童書:50000語:547047 語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンもの。主人公は、お姉さんかとみまがうような若い母親と2人暮らし。でも、母親は失業してしまいます。せっかくフラットを買ったばかりなのにローンが払えなくなっちゃうかも。母親は何とかフラットを失わないように、と、求職活動をするんだけど、うまく行かず、掃除婦の仕事をカケモチすることに…。
  主人公は学校でヴィクトリア朝のことを調べる「プロジェクト」をやることに。この「プロジェクト」っていうのは、まぁ、「自由研究」みたいなものかもしれませんが、イギリスの学校では授業の一貫として重要な位置付けを持ってるみたい。町の図書館の司書さんたちも、子どもたちが「プロジェクトなんです」と調べ物に来ると、「そう、どんなテーマ? どんな角度から調べたいの?」「じゃあ、こんな本はどう?」と、協力する体制が出来ているみたい。
 で、主人公は、「プロジェクト」のテーマとして、自分と同じ歳の少女がヴィクトリア朝にメイドをしていたら、その暮らしがどんな風だったか?という形で「プロジェクト」を進めて行きます。隣の席の金持ちの男の子からは「そんなのヘンだよ。プロジェクトじゃないよ」というようなことを言われつつも、主人公はこの「プロジェクト」に夢中になって行く。
 隣の席の男の子は「そんなのヘンだよ」と言ったけれど、イギリスの子どもの歴史の参考書を見ると、「この時代の農民になったつもりで、1日の生活について日記を書いてみましょう」みたいなのが、けっこう「問題」に出てくるんだよね。歴史をauthenticに「感じる」ということが、重要視されてるみたい。
 そんなイギリスの学校教育の特徴なんかも興味深く味わいつつ、主人公と一緒になってイギリスのヴィクトリア朝をタイム・トリップしたような気持ちになれる一冊です。

英語快読 300万語(8)−PGRが読めなかったのは英語力のせい?

「(4)PGRが読めた!」にも書いたのですが、「100万語」の時には、どうも「合わない」感の強かったPGR。その時に「PGRって、なんかダメなんですよぉ」とSSSの掲示板に書いたら、「感じ方はひとそれぞれですね。でも、The Ring, Blood Ties, Striker!なんかは面白いと思うけどなぁ」というようなレスを下さった方がいらっしゃいました。

実はその時、この3冊、買ってはみたの。で、ちょっと読み始めてはみたの。でも、「乗れなかった」。

「200万語」の時は、CERの制覇を中心に置いていたので、PGRはレベル0(あるいはレベル1でもホッチキス止めのやつ)以外は手に取らなかった。

PGR6のBrave New Worldを割合すんなり読めたことから、ペンギンは「食わず嫌い」だったのかも…と、積読だったThe Ringを手に取ってみると、なんだ面白いぢゃん! 

私、ペンギンとは「相性が悪い」と思っていたのだけれど、実は「英語力の不足」だったのかもしれないなぁ。「おもしろくなかったらやめる」の「おもしろくなかったら」は、自分の「好み」による場合もあるけど、「英語力」による場合もおおいにあるものね。

PBも「一応」読めるという段階からスタートした私の「多読」だけど、実は、私の英語は非常に「足腰の弱い」英語だったんだと思う。「走り込み」(>量を読んだ)をしたので、「足腰」が多少強くなったんじゃないのかな? だから、PGRを読めるようになったのかもしれない。

以前いただいたアドバイスを「生かす」までに、1年くらいかかってしまったのだけれど、でも、いただいたアドバイスが契機になって、PGRの世界にも入って行けるようになったのは、とてもありがたいことです。1人で「閉じこもって」勉強することと、ネットの世界も利用しながら「みんなで」勉強することの違いって、こういうことだよね。「1人で」に比べて「みんなで」の何とパワフルなことか…。

SSSの掲示板とアドバイス下さった方に感謝!です。

24.2005年3月20日:The Ring :PGR3: 13000語:560047 語:☆☆☆☆☆:評判にたがわず、なかなかの傑作。ドキドキしながら読んだ。子どもの頃訪れた叔父の住む海辺の村には、精神に異常をきたした男がいた。大人になって精神科医になって後、この村を再び訪れた主人公は、この男を助けようと、彼が精神を病んだキッカケを探っていく。

25.2005年3月20日:The Card :OBW3: 11142語:571189 語:☆☆☆☆☆:うーん! いろいろとズルしては、成り上がっていく少年の話。イギリスにおける「フェアネス」とは何か?という「非常に深い」テーマが含まれているような気もする。最初は、「たまたま」置きっぱなしになっていた採点済みのテスト用紙の自分の点を「書き直して」、「良い学校」に進学するところから、始まる。デフォーの『モル・フランダース』も、そもそもは「ドロボウ」な訳で、イギリスにおいては、「成り上がり」には、自らの「相違工夫」によって、他人を騙すのはモラル的に「許容範囲」なのかな?

26.2005年3月25日:Dustbin Baby :児童書: 38000語:609189 語:☆☆☆☆☆:これも切ない話。主人公は、何とピザ屋の裏のゴミ箱(>というか、カン?)に捨てられていた捨て子でした。ピザ屋の店員さんが、たまたま泣き声を聞きつけて、ゴミ箱の中から救い出し、裸で捨てられていた赤ちゃんを、胸に抱き、救ってくれました。主人公はその後、縁あって、養子にとってもらうんですが、自分のルーツを探すべく、学校をサボって、自分が捨てられていたという、ピザ屋の裏に行ってみます。
 「親のいる」人にとっては、自分がその親を尊敬できるか否か、その親の元に生まれてきて幸せだったか?という問題はあるにせよ、自分のルーツはハッキリしている訳で、自分の親を知らない人の不安の底深さというものを理解するのは難しいのかもしれません。

英語快読 300万語(9)−PGR3を読み進める&シェルダンで語数を稼ぐ

当初、「OFFを読む」「ウィルソンを引き続き読む」という「方針」で始まった「300万語」なのですが、その後紆余曲折…。最近はPGR3に手が伸びています。「多読」の道はまっすぐではなくて、どの道筋をたどって「多読」を続けるのか…は、歩いているうちに自然と決まってくるのかも…。

急ぐ旅ではないので、気のおもむくままに、あっちに行ったりこっちに来たり、行きつ戻りつしながら、Happy Reading!で進めば良いのだと思います。

「語数」を稼ぐことが目標ではないとは言え、「語数」は「励み」になることは事実。もちろん、語数にこだわってもこだわらなくても、語数は数えても数えなくてもいいのでしょうが、私の場合は、「語数」が伸びていくことは着実に「励み」にはなっています。

また、「語数」の区切りごとに、自分の「多読」の足跡を振り返ってみたり、英語力の変化を考えてみたりする時の「手がかり」というか、そういうのにもなっている気がします。別に英語力は100万単位で変化するものではなく、進歩の契機は、その途中で表れることもあるでしょうし、緩やかにいつともなく力が伸びていくこともあるでしょう。

でも、やはりSSSの掲示板のカキコミを見ていると、「100万語」読むというのは、それなりの「まとまった」読書であり、その「まとまった」量をこなすことで「見えてくるもの」というのがあるような気がします。

ちょっと「語数」が稼ぎたいなぁ…と思った時には、私はシェルダンを読む…。邪道かもしれないが、シェルダンは気楽に読めて語数も稼げるので、ま、いっか。

27.2005年3月28日:K's First Case:PGR3: 8400語:617589 語:☆☆☆☆:主人公は美人女性刑事。読者にも手がかりが与えられて、主人公と一緒に謎を解きながら進めていく形式。気楽に読めるし、まぁまぁ楽しめます。

28.2005年4月1日:Are You Afraid of the Dark?:PB: 88830語:706419 語:☆☆☆☆☆:シェルダンの新らしいPBが出ていたので、つい買ってしまった。世界の4つの都市で4人が次々と殺される。被害者はみな一つのシンクタンクと繋がりがある。2人の被害者の妻は、夫の死の真相に迫ろうとするが、自らの命を狙われるハメに・・。最後の方はかなりハラハラドキドキする。

29.2005年4月1日:Dead Man's Island:OBW2: 5200語:711619 語:☆☆☆☆☆:OBWのレベル1とレベル2はかなり読んでしまっているのだけれど、数少ない残されたもののうちの1冊。主人公はちょっとモラトリアムな若い女性。テンポラリーな秘書の仕事を得た母親について、孤島に行く。雇主夫婦はなんだか謎めいている。その「謎」に主人公はせまっていく。

30.2005年4月5日:Chance of Lifetime:PGR3: 11000語:722619 語:☆☆☆☆☆:恋愛と仕事の両立は大変ですね。特に主人公はツアコンダクターだから、出張も多いし…。

英語快読 300万語(10)−マンガで「多読」

「親子で多読」の方の掲示板で、「中学生の男の子ならマンガもいいかも」と勧めていただいたことがあった。その時点では、Qの英語力がまだまだ…ということもあって、その情報は頭の中にはインプットされていたが、「実行」には移さないまま時が過ぎていった。

「超100万語」の掲示板で、「マンガでかたまり読みが出来るようになった」とか「マンガで語数を稼いだ」とか、そういうカキコミに続けて出会って、「ふーむ、マンガかぁ」という気持ちにちょっとなった。

で、Qと一緒に本屋に行った時に「ドラエモンとかコナンとか、英語になってるのがあるらしいよ。ちょっと一緒に見てみる?」と、英語のマンガの棚に行って、2人で手に取ってみた。Qはおおいに気に入った模様。『ドラエモン』を2冊と『名探偵コナン』と『NARUTO』を購入。

『ドラエモン』は日本語つきなので、「これなら1人で読めるよ」と、サクサク読んでいる。どの程度英語の方も読んでいるのかは不明だが・・。せっかく購入したので、私も読んでみることに…。

OBW0などのマンガは私、今一つ読みにくいのだが、その訳が分かった気がした。私にとってのマンガは、右綴じの、「日本のマンガ本」じゃないと、コマの流れが「自然に」追えないのだ。つまり、縦書きに慣れていた昔の日本人が、横書きの本はどうも読みにくい…と感じた(>んじゃないかな?)ようなもの?

日本のマンガのセリフのとこだけを入れ替えたMangaだと、そのあたりがあまり抵抗なく読めることを発見。『ドラエモン』も『名探偵コナン』も、日本語でほとんど読んでいるので、なつかしく読み返しているような感じで読める。

私の「多読」にまた新しい世界が一つ加わった。

31.2005年4月5日:Doraemon 1:マンガ: 5000語:727619 語:☆☆☆☆☆:最初の頃のドラエモンは、今のドラエモンよりスマートだったりする。ほのぼのと5000語稼げるのもマンガの良さかな?

32.2005年4月7日:Rosa Raye, Crime Reporter:PGR3:8100語:735719 語:☆☆☆☆: 新聞記者の主人公が、ふと海岸で見かけた怪しいトラックが、実は、何かを不法投棄しているらしい。裏に色々ありそうだが、記者魂で真実を追っていく。

33.2005年4月8日:Cliffhanger:児童書:10000語:7435719 語:☆☆☆☆☆: 本当はキャンプに行きたくないのに、親にキャンプに行かされる「弱虫」な男の子の話。ウィルソンを読んでいると、「親の無神経」というのに子どもがいかに傷ついているか、というのがよく分かるのだけれど、まぁ、結局のところ、子どもが成長するのには、その親の無神経というのが必要なのかなぁ。私も無神経で息子を傷つけている部分はあるのだろうが、私の場合は子どもの気持ちを汲みすぎる傾向もあり、それが親として「問題」かもしれない。

34.2005年4月9日:Case Closed 1:マンガ:10000語:755719 語:☆☆☆☆☆: 『名探偵コナン』です。私、これは日本語では単行本になったやつ、全部読んでおります。しかし、Q曰く「記憶力のない女」であるので、ずいぶんと忘れてしまっており、こうやってまた英語で読み返すもおかし…といったところ。語数は不明だったのでドイツ語版と同じにカウントしておいたけど、ドイツ語との比較だったら、英語の方が語数が多くなるのかな? ドイツ語って、すぐ単語くっつけて長い単語にしちゃうし。あ、でもドイツ語の語数って数えにくそうだなぁ。分離動詞なんかはどうするのかな? やっぱ1語って数えるんかな? 文法よぉっく分かってないと数えられないですね。いずれドイツ語で多読もしてみたいなぁ。その時には、コナンのドイツ語版も読んでみようと思います。(>が、私のドイツ語力ではそうとう難しそうです)


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6086. 「私の300万語」その3

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/5(10:03)

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英語快読 300万語(11)−私の何が変化したのか?&本と「出会う」

35のStrikerは、「PGRが苦手」という私に「こんなのもあるよ」とSSSの掲示板で紹介していただいた3冊の中の1冊であり、かつ、その時に「ふーん」と読み始めたけれど、なんとなく「乗り切れず」に「そのまま」「立ち消え」(>「捨てる」というほどの強い意思を持ってやめた訳ではない)になってしまった本です。

「GPRもなかなか面白いぞ!」となって、何冊か読んだので、ふと、「立ち消え」本となっていたこの本を思い出して読んでみたら、本当に面白かった。あの時ななぜこれにすーっと入っていけなかったんだろう?

もちろん、その時の体調や精神状態などもあるでしょう。仕事がどれくらい忙しく、体力的、精神的、時間的余裕があるか?ということも、その本に「乗れる」かどうかに大きな影響を及ぼすと思う。

しかし、英語力がつくと「乗る」までの「必要時間」が短縮されますよね。「つかみ」までダラダラ時間をかけて読んでいると、あるいは???が多くて読んでいると、「つかまれる」前に、疲れてしまったりする。

色々な偶然も重なってのことかもしれないけれど、やっぱり、今これが面白いと思えた一つの理由は、「英語力があがった」ということではないかと思うんですよね。

そして、本との「出会い」にはタイミングがあるということも、改めてつくづくと思う。ある時には「出会えなかった」本にこうやって改めて出会ったり、あるいは、人に薦められたりして、でも、その時には「出会えなかった」本に、後から「出会う」。人に薦められ、その情報が心の中に「ひっかかっていた」からこそ、その本に出会える。そんな「出会い」の不思議さと楽しさも「多読」で味わったりしています。

34.2005年4月10日:Titanic!:PGR3: 5100語:760819 語:レベル3:☆☆☆☆:これもPGR3です。以前OFFでもタイタニックの話は読みました。PGRの方では、「乗客の階級差」ということの方に重点を置き、また映画も意識しながら書かれているみたい。これ、多分、タネ本があるな。以前、顧客がタイタニックについてプレゼンを行ったのだけれど、その時に彼女が紹介した本に内容がそっくりだわ。

36.2005年4月11日:Striker:PGR3: 8700語:769519 語:レベル3:☆☆☆☆☆:プロサッカーの試合で、「故意に」相手チームの選手にケガをさせたのかどうか、を争う法廷劇。被害者は視力を失い、選手生命を絶たれた。サッカーは、イギリスの子どもたちにとっても大人たちにとっても、その生活を左右するほど重要な意味を持っている。子どもの世界では、どこのサポーターか、ということで「いじめ」の原因になったりもする。庶民の生活にとって、そんなに意味のあるサッカーなのだが、「八百長」のようなことや「わざとの反則」なんかも、しばしばある。そういうのが暴露されたり、あるいは後になって選手が「あの時はわざと蹴った」とか言ったりして大騒ぎになったりする。そんな背景を思いながら読むと、この劇も生々しく読める。

英語快読 300万語(12)−「多読」でDVD鑑賞

多読で読んだ物に触発されて、DVDを借りてきて見たりする機会も増えている。PGRも今は、オリジナルを中心に読んでいるが、いずれ映画をストーリー化したものにも手を出せたらと思っている。PGRは映画物が多いから、これまた新しい世界が広がりそうで楽しみ。

37の文献では、サン・スーチーなど「勇気ある生き方」を貫いた人々の話が収録されているのだが、なかにエリン・ブロコビッチの話も入っていた。これ、ジュリア・ロバーツが主演の映画になっていて、レンタル・ビデオ屋さんで、ずいぶん長い間、「人気第1位」の棚に置いてあったっけ。その時には全く食指が動かなかったのだけれど、この37の文献で読んでみて、映像も見てみようかな?という気持ちになった。本の方も映像の方もなかなか面白かった。

こんな風に、多読を契機に、それまで「食指が動かなかったが見てみれば面白い」映像に出会えるのも楽しい。

37.2005年4月12日:Stories of Courage:PGR3: 10300語:779819 語:レベル3:☆☆☆☆:作家の大江健三郎と彼の障害者の息子との交流を含め、有名無名の人々の勇気ある生き方が紹介されている。

38.2005年4月13日:Draemon 2:マンガ: 5000語:784819 語:☆☆☆☆☆:マンガは気楽に読めて、語数稼ぎにいいです。ちょっと気になるのは、のび太が「ママに叱られちゃうよ」という時、”be scolded”が多用されていること。アメリカ英語ではこれをよく使うのかな? イギリス英語ではあんまりこれは使わないように思います。

39.2005年4月16日:Billy and the Queen:PGR0:900語:784819 語:☆☆☆☆:久しぶりのレベル0。実は再読(>記録はしてない)なのに、時間を計ったらやっぱり4分じゃ読めません。(>レベル0を4分で読むのがSSS的に「上級」の基準ということみたい)

40.2005年4月16日:Photo of the Tall Man:PGR3: 10000語:795719 語:☆☆☆☆:それなりに楽しめる話だったんですが、すぐに感想を書いておかなかったら、ストーリーが思い出せない。ちょっと気晴らしに「読み捨てる」には手頃っていう感じかな?

41.2005年4月16日:Best Friends:児童書: 43000語:838719 語:☆☆☆☆☆:生まれた日も生まれた病院も同じ、という2人の女の子のお話。イギリスは階層による住み分けが日本より断然厳しい。親の都合と親の階層の違いによって、2人は(>特に貧しい方である主人公)は傷ついていく。

英語快読 300万語(12)−笑いとは残酷なもの?

OFF3のLaughterを読んだ。笑いの歴史についても知ることが出来る。人類はひょっとしたら言葉を話す以前から笑っていたかもしれないらしい。互いを笑わせて楽しんでいたかもしれないらしい。

しかし、「笑い」の原型は残酷でもある。たとえば、バナナの皮を踏んでころんだ人を笑う、パイをぶつけられて顔がクリームだらけになった人を笑うなど。今ではPC(ポリティカリー・コレクト)のコードに触れるが、昔は障害者を笑ったりもしてきた。

子どもの文学にも、ある種の「欠陥」のある登場人物がよく出てくる。ドラエモンののび太もそうなのかもしれない。

子どもは「完璧」でない登場人物に、自分が「完璧」でないことを赦される思いがするのであろうか。「完璧」でないゆえの辛さを共有するのであろうか。ウィルソンの登場人物なんかはこの系統だ。

だけど、一方で笑いの原型でもあるslapstick 系の登場人物も存在する。たとえば、太っていて大食いの女の子とか。(>「マリア探偵社」のシリーズの「マンモスけいこ」(漢字が分からない)など)

私は:小学校4年生くらいから「シリーズ物」でQにお話を作って聞かせているのだけれど(>最近は英語で話してやることも多い)、その主人公はよそ様にはお聞かせできない、ポリティカリー・インコレクトな「ダメな子」だ。のび太は気持ちがやさしかったり、「救い」があるけど、私の話の主人公は徹底的に「ダメな子」。子どもって、「ダメな子」の話を聞きたがるところがあるような気がする。

笑いの本質がそもそも「残酷」なものを含んでいるからなのだろうか?…と、このLaughterを読んで考えさせられてしまった。

42.2005年4月18日:Laughter:OFF3: 5600語:844319 語:☆☆☆☆☆:たった5600語で笑いについてたっぷりと学べます。写真も沢山あって、とても充実した1冊。

43.2005年4月18日:Three Men in a Boat:OFF3: 18000語:862319 語:☆☆☆☆:SSSの掲示板で「おバカ系」とあったので、読んでみた。仕事に疲れた3人の男が、ストレス解消しなくちゃ!と、テムズ川をボートで旅する話。舞台は19世紀末とか20世紀初頭なのかな?今の日本の「働きすぎ」社会のレベルから見たら、「仕事に疲れた」と言ってもたいしたことない仕事量なんだろうけど、でも、「じゃあ、ストレス解消しないとね」と、きっぱり休暇を取れる状況や、日常を離れ非日常を「演出」し「体験」出来る「技」は、日本人が見習いたいところ。私もなんかもう24時間ダラダラ仕事から離れられないような生活してるからさ。イギリス人を見てるととっても上手にキッパリクッキリ休みを楽しんでますよね。で、休んでなお、私の業界について言えば、彼らの方が圧倒的に生産性が高いです。(>まぁ、業界の「仕組み」が違うし、業界全体が欧米中心に出来ているので、日本人の参入にはハンディもあり、単純な比較は出来ない面もあるんだけど。)

44.2005年4月19日:Draemon 4 :マンガ: 5000語:867319 語:☆☆☆☆:マンガはラクに語数が稼げていいですねぇ。

英語快読 300万語(13)−映画『エミールと探偵たち』に見る時代の変化

SSSの掲示板で『エミールと探偵たち』のことが話題になっていたので、なんだかなつかしくなって、PGRの『エミールと探偵たち』を読んでみました。文献37です。小学生の時に読んで以来でしたが、子どもの頃と同じく、ハラハラ、ドキドキしながら読みました。

レンタルビデオ屋さんで、ふと『エミールと探偵たち』のビデオを発見。そういえば、Qはケストナーを読んだことがないので、借りていってやることにしました。

ケストナーの『エミールと探偵たち』は徹底的に男の子のお話です。活躍するのはすべて男の子。でも、映画では女の子も「探偵」として活躍します。

「エンサイクロペディア・ブラウン」のシリーズでもそうだし、「名探偵コナン」でもそうだけど、最近は「腕っぷしの強い」女の子ってのが、けっこう子どもの物語に登場しますね。これは旧来のジェンダー関係の「脱構築」(>ほりくずす?)でもある訳だけど、でも、これってリアリズムの観点から行くとどうんだろ。「ありえない」設定だと「脱構築」にならないんじゃないだろうか。「物語」の上だから、として、安心して「強い」女の子を楽しむことにはなるが、現実社会のジェンダー関係を変えていくことにはつながらないかもね。

まぁ、それでも、「女の子はいつも待ってるだけ」っていう物語よりは、フェミニズム・ポリティクスの観点からは100倍もマシかもしれないけど。

それに、小学生くらいだと女の子の方が「強い」っていうのもあるから良いのかな? 

若桑みどり『お姫さまとジェンダー』( )では、女の子がプリンセスストーリーで「受身」であることを「刷り込まれる」と分析しているけれど、こういう「強い」女の子のストーリーを読んだ子ども達の心には、何が「刷り込まれる」のかしら?

45.2005年4月19日:Taxi of Terror :OBW0: 700語:868019 語:☆☆☆:PGR1とOBW1だとOBW1の方が好きだけど、PGR0とOBW0だとPGR0の方が好き。OBW0は絵が可愛くないせいか、あるいは別の理由からか、なんとなく読みにくさを感じる。それは、まだ変わってないみたい。

46.2005年4月24日:Doraemon 3 :マンガ: 5000語:873019 語:☆☆☆☆:サクサクと語数稼ぎ。

47.2005年4月25日:Emil and the Detectives :PGR3: 11000語:884019 語:☆☆☆☆:小学生の頃、ケストナーの作品とても好きでした。久々に子どもの頃に戻った気分。

48.2005年5月1日:Bed and Breakfast Star :児童書: 30000語:914019 語:☆☆☆☆☆:継父が失業したため、主人公一家はベッド&ブレックファストで暮らすことになります。キングスクロスあたりで「あんまり安いB&Bに泊まると、一部がホームレスのために自治体によって借り上げられてるなんてことがあるよ」っていわれたことがあるんですが、要するにそういうB&Bなんですね。主人公たちの暮らしは確かに大変ではあるけれど、「食い詰めた」家族に対して、無料であるいは非常に安価に住宅が提供されるという、イギリスの福祉の一面をビビッドに感じられたりもする作品。もちろん、主人公たちは、安B&Bで快適に暮らしている訳じゃないのだけれど、でも、多分日本で突然お父さんがリストラにあってこれまでの家に住めなくなった、という時にこの程度の宿も提供されないんじゃないでしょうか? 
 それはともかく、そんな環境にあっても、主人公は明るくたくましく、母や幼い妹弟を助けて生きていきます。

英語快読 300万語(14)−LLLを読もう!

私の多読は、SSSの学習法の基本も参考にしつつ、我流も混ぜながら、心の赴くままにやっているのだけれど、一つだけ「守ろう」と思っていることがある。それは、どの「100万語」にも、レベル0の本を10冊は入れようということである。

元来、「考えて方針を決めてから歩き出す」というよりは「歩きながら考える」タイプの私は、多読についても、「とりあえず」始めてしまった感があり(>『快読100万語!』は一応読んだのだが)、その後、SSSのサイトを徘徊するうちに、「おぉ、そうだったのかぁ」と「お薦めの方法」を知ったりもしているのだ。

私の英語を読む速度はあいかわらず「中級者」なので、「中級者」で多読を始める人へのアドバイスはレベル0の本を10冊は読むこと…となっている。だから、どの「(超)100万語」を始める時も、「初心にもどって」レベル0の本を10冊は読もうと思っているのだ。

(ところで、私の「多読」は「SSS方式+自己流」のミックスである。SSSのサイトはディープで、まだ「探検」しつくしていない。「今更」ながらに、「基本」に立ち返って、「学習法」の項目などを時々覗く。「そういう所は最初に押させておけよ!」なのだけれど、私は「とりあえず始める」「歩きながら考える」というタイプなので、「基本」を押さえずに「始めてしまう」ことが多いのだ。

なのだが、「多読」の際に「守ろう」と思っていることがあって、それは「どの100万語」でも、レベル10の本を10冊以上読む、ということだ。語数がそろそろ70万語も越え、レベル0の本をそろそろ入れておかないと「300万語」にレベル0の本がなくなっちゃうぞー!というので、39の文献からレベル0の本を入れることを意識しながら進めている。)

49−57.2005年5月2日:A Walk with Sam, Dizzy, The Snail, The Goose Chase, Teatime for Sam, Playing with Pip, Lost, Sam's Zoo, Aha! :LLL0,LLL1,LLL3: 計233語:914252 語:☆☆☆(+):SSSのHPでは、「恵まれた環境にある人」にはORTの各レベルを3冊ずつ読むことが薦められている。私はORTは「親子で多読」の方で息子と読んでいる(>息子に読ませている?)ので、ORTよりも、「大人」に人気というLLLの方をちょっぴり読んでみることにした。まだ低いレベルしか読んでないので比較は出来ないけど、ORTの方が絵が可愛いかな?

58−59.2005年5月2日:It's too Windy , Don't Cut my Hair: SCL1:80+74=154語:914332語:☆☆☆(+):「お勉強系」のお話もけっこうあるというScholasticにもちょっと手を出してみようかな? 

60.2005年5月2日:Marcel and the White Star: SCL1:80+74=154語:914332語:☆☆☆(+):ネズミのマルセルのシリーズ。盗まれたダイヤモンドを取り返すべく、マルセルが活躍します。英語の中にフランス語が入っていると、それが、地名や人名だけでも、ちょっと読む速度にブレーキがかかります。いずれフランス語やドイツ語の「多読」もやってみたいなぁ。

61.2005年5月2日:The Boxers:PGR3:9100語:92446語:☆☆☆☆:題名を見て、ボクサーたちの話かと思ったら、ボクサー一家の話であった。警官が殺され、妹が疑われる。家族の確執を含んだ推理物。

62.2005年5月6日:Doraemon 5: マンガ:5000語:97446語:☆☆☆☆:せっせと語数稼ぎ。

英語快読 300万語(15)−リスニングに変化が?

楽しく「多読」をやってはいるが、英語の実力については、あまり向上の「実感」はない。まぁ、以前は面白く感じなかったPGR3が「面白い」と感じるようになったこと…。それって、実は、英語の力が上がったせいもあると思うので、確かに、「何か」が少しずつは変わってきているとは思うのだけれど…・。

PGR3が「今ひとつ」だった理由には、当時はまだ「多読」を半身でやってた、というのもあります。「それなりに英語が読める」という「自負」も多少はあった私としては、「簡単なものを読む」というのに、ちょっぴり「抵抗感」もあったのです。「それなりに」と言っても、私の英語は今となってみれば(>というか当時も実力不足は充分に感じており、だからこそ「多読」を始めたのだけれど)、非常に足腰の弱いもので、「まだら」なものだったのでありますが。(>今もそうなのですが)

SSSの掲示板では、時々、多読の効果として「リスニングの力がついてきた」という報告があります。私の場合は、「あんまり変化ないなー」というのが実感でした。

ところが! 先日、「フロスト警部」を見てたら、ノラ猫がいっぱい住みついている猫屋敷みたいなとこに住んでるおばあさんが、近所の子どもたちが、”call me names”するんだ、とフロストに訴えていました。おぉ! これは、ジャクリーヌ・ウィルソンにしつこく出て来る表現であります。私、以前はこの表現知らなかったので(>告白)、この表現を覚えたことによって、耳がこのフレーズをキャッチしたのだと思います。

そして、また別の日、「バーナビー警部」を見てたら、”Coffee?” ”You bet”というやり取りがありました。この、”bet”もウィルソンでしつこく出て来る表現です。単語自体は知っていたけれど、ウィルソンの作品に何度も出て来るような使い方は、身にはついていなかった。

このやり取りの後、「コーヒー飲むか?」と尋ねた方が答を聞いてコーヒーを入れてやってるので、”You bet”は聞き取れなくても、肯定的な答をした、ということは分かります。多分、以前だったら、音はちゃんと聞き取れなくて(>だって、私、こういう場面でbet使うという風には思ってなかったから)、でも、まぁ、スジは追えてるからいいや…と流していたと思う。

それが、耳にちゃんと、”You bet”と聞こえてきたことは、これはもう、ウィルソンのおかげですねー。

…という訳で、私にもようやく「多読効果」がちょっぴり「目に見えてきた」(>「耳に聞こえてきた」?)という感じ。

こうやって楽しく多読を続けていたら、今後、どんな変化が表れてくるのだろう…ととっても楽しみです。

63.2005年5月7日:Vicky Angel: 児童書:36000語:965406語:☆☆☆☆☆:ウィルソンのものは、主人公が8−11歳くらいのものの方が私は読みやすく、Girls in Loveは途中で「捨て技」を使いました。Girls in Tearsを翻訳で読んで、なんとなく(私にとっての)「読みにくさ」の秘密が分かったような気がしました。アップテンポだけど、そのテンポについていけないというか。そのテンポがイギリスの「事情」と絡まっているので、そのあたりのことが分かってないと、テンポに乗り切れないというか。そして、そういう「事情」と絡んでの、気持ちの動き方が、日本のティーンズよりもちっと複雑というか。そのあたりの「機微」が私にはまだ読み取れないというか。 
 なので、このVicky Angelも「乗れないかなぁ」と思って読み出したら、ぐいぐいと引き込まれました。Vickyは主人公と親友だけど、いつも主人公をリードする側。主人公は時々は、心にひっかかるものを感じながらも、やっぱり言いなりになってしまう。ある日、学校から帰る途中、Vickyが交通事故で死んでしまいます。その後、Vickyは天使になって、主人公にまとわりつきます。天使になってもVickyは気まぐれでボッシーです。

64.2005年5月8日:The Secret Agent: PGR3:9700語:975106語:☆☆☆☆:舞台は20世紀初頭のロンドン。アナーキスト

英語快読 300万語(16)−ポスト・ウィルソン?

ジャクリーヌ・ウィルソンも大分読んでいないものが減ってきて、淋しい限り。まぁ、どんどん新作を書いてはくれるでしょうが…。

私は1人の作家にはまってそればっかり読むタイプなので、今後の「多読」のためには、ポスト・ウィルソンが欲しい…。

以前から良く書店で目にはしていた、エンサイクロペディア・ブラウンのシリーズを手にしてみました。SSSの掲示板で見かけて、A to Z Mysteryのシリーズを読んでみたいなぁと思っていたのですが、「エンサイクロペディア」ってことは、これがA to Z?と思って手にとったのです。でも、違ったみたい。

主人公が事件を解決しますが、「どこがポイント?」というのは読者に考えさせる形になっていて、後ろに「答え」があります。SSSの書評では、謎解きのレベルは「低い」と書かれてましたが、分からないものも(けっこう)あったりはいたします。

さんざん推理物を読んでいるのだが、ちっとも謎解きが上達してないぞ。この辺りから一歩ずつ、謎解き能力を積み上げますかね。

65.2005年5月9日:Encyclopedia Brown Boy Detective: 児童書:9500語:984606語:☆☆☆☆☆:アメリカの小さな町に住む父親が警官の少年が主人公。父親の抱える事件解決にもヒントを与え、おかげで父親の警察官としての「成績」は抜群だったりしています。ケンカの強い女の子を「パートナー」(>アメリカやイギリスでは、ビジネス上の共同経営者みたいな人を「パートナー」と言います。社員から「パートナー」になることは一大出世)に、夏休みなど学校がおお休みの時は、自宅ガレージで1件25セントで「私立探偵業」を営業しています。

66.2005年5月10日:Blood Ties: PGR3:9500語:984606語:☆☆☆☆☆:これもSSSの掲示板でPGR3にはこんなのもあるよ、と紹介された1冊なのですが、面白かったです。

67−69.2005年5月10日:The Magic Porridge Pot, Ginger Bread Man, Rapunzel: RIY1-3:189+610+550=1349語:994905語:☆☆☆(+):イギリスの本屋さんで必ず見かけるシリーズ。「芸術絵本」というよりは、誰にでも手が届く、安価なシリーズっていう感じで、文章も絵も、「人生賭けてます」っていう感じではないのだが、まぁ、日本でも子どもたちは「名作」ばかりで育つわけでもない。親は、手軽に買えるこんな感じのシリーズも交えて、有名な昔話をおさえつつ(>桃太郎とかね)、松谷みよ子さんの本なんかもまた別途混ぜながら、子どもに買い与えていくのだろう。

70.2005年5月13日:Bad Love: CER1:3700語:995455語:☆☆☆☆☆:再読です。ちょっとラクになってるのかな?

71.2005年5月13日:Escape: OBW0:3700語:1000655語:☆☆☆☆:OBW0はちょっと苦手だったけれど、前よりは読めるようになったかな? 


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6087. お詫びとお礼(成雄さん、日向さん、しおさん他)

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/5(10:17)

------------------------------

最初にお詫びから。今、自宅のコンピュータが危篤状態で、「運が良ければネットに繋げることが出来る」という状態なので、レスをいただいてもお返事が遅れるということがあるかもしれません。失礼がありましたら、どうかお許しください。

次にお礼の方です。300万語まで来ることが出来たのは、本当にみなさまのおかげです。この掲示板がなければ、300万語まで来ることもなかったでしょうし、新しい「自分の好きなもの」に出会うこともなかったでしょう。

>酒井先生はじめ、SSSのみなさま。
このHPのおかげで「一人でも」多読が出来、そして、掲示板を通じて「みんなで」多読が出来ました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

>日向さん
100万語の時から色々お世話になってますが、今回はマンガという新しい技を伝授してくださり本当にありがとう。日向さんにはなんとなく「同期の桜」的連帯感を持っていて、「あぁ、今日もどこかで日向さんも読んでいるな」というような思いがあります。今後ともよろしくね。

>成雄さん
100万語の時にPGR3の3冊をご紹介下さりありがとうございました。その時は「読めなかった」ものが、300万語で読めました。英語力がアップした、というももあるでしょう。また、「出会い」のタイミングがようやくめぐってきたというのもあるでしょう。PGRが「読める」となると、読めるGRの冊数がぐっと増すので、先の楽しみが増しました。

>しおさん
以前にもお礼を申し述べましたが、何と言っても私の多読の最大の収穫はジャクリーヌ・ウィルソンとの出会いです。心をえぐりとられるような苦しさも味わいながら、でも、やっぱり人生について色々考えさせられながら読んでいます。しおさんのまとまったレビューがあったのが、ウィルソンにはまる大きな助けになりました。改めて本当にありがとうございました。


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6115. Re: ウルトラQの母さん、おめでとうございます!

お名前: しお
投稿日: 2005/7/7(17:24)

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ウルトラQの母さん、こんにちは。しおです。

300万語おめでとうございます!

〉最初にお詫びから。今、自宅のコンピュータが危篤状態で、「運が良ければネットに繋げることが出来る」という状態なので、レスをいただいてもお返事が遅れるということがあるかもしれません。失礼がありましたら、どうかお許しください。

これは大変ですね。返信のことはどうかお気になさらずに。

〉>しおさん
〉以前にもお礼を申し述べましたが、何と言っても私の多読の最大の収穫はジャクリーヌ・ウィルソンとの出会いです。心をえぐりとられるような苦しさも味わいながら、でも、やっぱり人生について色々考えさせられながら読んでいます。しおさんのまとまったレビューがあったのが、ウィルソンにはまる大きな助けになりました。改めて本当にありがとうございました。

あのレビューがお役に立ってよかったです。
児童書にチャレンジした2冊目か3冊目がジャクリーヌ・ウィルソン
だったのですよ。その頃はMagic Tree HouseやZackなどやさしい
児童書シリーズを知りませんでしたし、今思えば、無謀なことを
したものですが、内容に心惹かれて続けて読んでしまいました。
私も今では読んでないものがほとんどなくなってしまって残念です。
子どもたちの葛藤もさることながら、大人の弱さもはっきり描写して
あって、これもかなり身につまされるものがありますね。

ウルトラQの母さんが報告で書いておられましたが、
フロスト警部シリーズにも、ジャクリーヌ・ウィルソンで見たような
表現がでてくるんですね。私はフロスト警部は昔2冊邦訳で読み、
大好きなんですよ。いつか読むのが楽しみです!

それでは、楽しい読書を!


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6132. ありがとうございます

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/10(19:57)

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>しおさん

〉300万語おめでとうございます!
→ありがとうございます。

コンピュータ買い変えるないといけないんですが、忙しくてだましだまし使ってます。今日はご機嫌がいいみたい。

〉あのレビューがお役に立ってよかったです。
〉児童書にチャレンジした2冊目か3冊目がジャクリーヌ・ウィルソン
〉だったのですよ。その頃はMagic Tree HouseやZackなどやさしい
〉児童書シリーズを知りませんでしたし、今思えば、無謀なことを
〉したものですが、内容に心惹かれて続けて読んでしまいました。
〉私も今では読んでないものがほとんどなくなってしまって残念です。
〉子どもたちの葛藤もさることながら、大人の弱さもはっきり描写して
〉あって、これもかなり身につまされるものがありますね。
→「内容に惹かれて読む」が読書の基本かもしれないですね。ウィルソンのものはしおさんもおっしゃるように「大人の弱さ」がよく描かれていますね。子どもの苦しみの8−9割方は「大人」のせい…というか。親としての自分、地域における「おばさん」としての自分のあり方がこれでいいのかなーと反省させられることが多いです。

〉ウルトラQの母さんが報告で書いておられましたが、
〉フロスト警部シリーズにも、ジャクリーヌ・ウィルソンで見たような
〉表現がでてくるんですね。私はフロスト警部は昔2冊邦訳で読み、
〉大好きなんですよ。いつか読むのが楽しみです!
→しおさんもフロスト警部お好きですか? 私もいずれPBで読んでみようっと。私はもっぱらTVで見ています。

〉それでは、楽しい読書を!
→はい。今後とも楽しく続けたいと思います。


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6122. おめでとうございます。

お名前: NEO
投稿日: 2005/7/8(09:15)

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NEOです。
おめでとうございます^^ウルトラQの母さん。

今回の報告を読ませていただき、学者のような方だな〜って思いました。
(前から知的だ〜と思っていましたが)^^

一言お祝いが言いたくて出てきました。

300万語を越すと人それぞれ方向性がでてきますよね。

これからも楽しんでいきましょうね^^

では!!


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6133. ありがとうございます

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/10(20:01)

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>NEOさん

〉おめでとうございます^^ウルトラQの母さん。
→ありがとうございます。

〉今回の報告を読ませていただき、学者のような方だな〜って思いました。
〉(前から知的だ〜と思っていましたが)^^
→いやいや理屈っぽいだけです。
NEOさんには親子の方で御世話になっております。息子も超ゆっくりですが順調(>なのかな?)に多読を楽しんでいます。自分の多読より息子の多読の方が実力の伸びが「目に見える」ので手応えがあったりします。

〉300万語を越すと人それぞれ方向性がでてきますよね。
→そうなのかもしれませんね。私はまだふらふらしてる感じだけど、今後色々出て来るのかしら。

〉これからも楽しんでいきましょうね^^
→はい。楽しいのが一番ですよね。


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6138. Re: ウルトラQの母さん、おめでとうございます!

お名前: 日向
投稿日: 2005/7/11(09:35)

------------------------------

ウルトラQの母さん、こんにちは、日向です。
お祝いが遅くなって、すみません。

〉最初にお詫びから。今、自宅のコンピュータが危篤状態で、「運が良ければネットに繋げることが出来る」という状態なので、レスをいただいてもお返事が遅れるということがあるかもしれません。失礼がありましたら、どうかお許しください。

気にしないでくださいね〜。私なんて、ちゃんと繋がるのに三日に一度くらいしかパソコンを立ち上げなかったり…なんてことをやっているもので…(汗)

〉次にお礼の方です。300万語まで来ることが出来たのは、本当にみなさまのおかげです。この掲示板がなければ、300万語まで来ることもなかったでしょうし、新しい「自分の好きなもの」に出会うこともなかったでしょう。

〉>日向さん
〉100万語の時から色々お世話になってますが、今回はマンガという新しい技を伝授してくださり本当にありがとう。日向さんにはなんとなく「同期の桜」的連帯感を持っていて、「あぁ、今日もどこかで日向さんも読んでいるな」というような思いがあります。今後ともよろしくね。

私も、5月末くらいで2周年でした。ついこの間、ああそういえば!と思い出したようなていたらく…

マンガ、なかなかイケるでしょ? 残念ながら、私は「ドラえもん」は読んでないです。最近のイチオシは、「のだめ」と「Froom Far Away(彼方から)」です。「Gundam Origin」もオススメなんですが、次が出ない…Snif(泣)これを、通勤の時に、ガンダム世代の他人の前で広げる快感がたまらなかったのにーっ(「マンガか…」→「むっ ガンダムっ?」→「え、英語っ?!」)ものすごく自己満足の世界です(笑)

「同期の桜」…良い響きですね〜、ほぅっ♪ 私の方こそ、よろしくお願いします!
まだまだPBには手が届きそうにないのですが、いつか語れる日が来るまで待っていてくださーいっ

ではでは〜っ


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6139. 同期の桜

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/11(10:38)

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>「同期の桜」の日向さん

お祝いの言葉ありがとう!

どう頑張っても死病に冒されている状態だけど、最近ちょっと持ちなおして小康状態です。(>コンピュータ)早く買い換えねばならないのだけど、仕事も忙しく(>お金もないが)、ずるずるしてます。

〉私も、5月末くらいで2周年でした。ついこの間、ああそういえば!と思い出したようなていたらく…
→100万語通過も同じくらいだったけど、始めたのもほぼ同じなんですね。ますます「同期の桜」だわ。

〉マンガ、なかなかイケるでしょ? 残念ながら、私は「ドラえもん」は読んでないです。最近のイチオシは、「のだめ」と「Froom Far Away(彼方から)」です。「Gundam Origin」もオススメなんですが、次が出ない…Snif(泣)これを、通勤の時に、ガンダム世代の他人の前で広げる快感がたまらなかったのにーっ(「マンガか…」→「むっ ガンダムっ?」→「え、英語っ?!」)ものすごく自己満足の世界です(笑)
→「のだめ」も英語があるの? 日本語の方はしっかり読んでおります。「From Far Away」も読んでみようっと。ガンダムかぁ。これも守備範囲でなかったが、今度チェックしてみますね。

〉まだまだPBには手が届きそうにないのですが、いつか語れる日が来るまで待っていてくださーいっ
→シェルダンだったらもう読めるかもよ。下手にGR読むよりPBの方がラクな場合もあります。だってGRの書き手よりPBの書き手の方が(>多くの場合)「文章が上手い」し「つかみ」も上手いんだもん。

日向さん、今後ともよろしくねー。その内生日向さんにもお会いしたいなー。


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6123. ウルトラQの母さん、300万語通過おめでとうございます

お名前: marin
投稿日: 2005/7/8(21:41)

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ウルトラQの母さん、こんばんは。marinです。

300万語通過おめでとうございます!

GRでCERがいいというのには全くもって同意ですが、PGRの4以上は良いもの、
結構ありますよ。

Captain Corelli's Mandoline(PGR6)とかFull Monty(PGR4)とかBody(PGR4)とか。
あと、グリシャムのものはだいたいよかったですよ。

グリシャムのPBは何冊か読んでますが、読もうと思ったのもGRがきっかけですので。
(ただ、グリシャムのPBを読もうとされているなら、わざわざGR版を
読む必要はないとは思いますが。。。)

〉「100万語」の中に2〜3冊、シェルダンを入れておくと、語数が稼げるので、これからも「100万語」あたり2〜3冊を目安にシェルダンを読んでいこうかな、と思っていますが、今後は、同じく人気のスティーブン・キングとかグリシャムなんかも入れてみようかな? こっちはどれくらい英語が難しいのか良く知らないんだけど、SSSの掲示板にはよく出てくる名前だし、以前ご紹介した高校の同期の友達で、この方法に乗っかったものじゃないけど、PBを「多読」しているという友達も、キングとグリシャムの名前を挙げていましたので。

簡単か難しいかでいうと、キングもグリシャムも簡単ではないですが、私は
シェルダンも簡単とは思ってないので、読み易いかどうかで判断すると
(ちなみに、シェルダンはすごく読み易い)、

グリシャムは、私の分類?では読み易いとなります。

でも、シェルダンの読みやすさとは全然違っていて、かちっとした文章を書く
(元弁護士だから、とか勝手に思ってますが、本当のところはわかりません(笑))
から読み易いなので、シェルダンのようながんがん読める読み易さではないです。

あと、キングは全く読み読み易くないですが(実際、キングを読み易いという
書き込みを見たことがない)、慣れれば平気?になります。(どの作家でも
そうかも。。。)

〉私はSFって、「科学礼賛」のものが多いのかなぁ…と何となく思ってたのだけど(>SFってあまり読まないので)、「科学批判」「現代文明批判」の小説が多かったりはするんですね。(>無知)

基本的に、警鐘ものかと思いますよ。

それでは、Happy Reading!


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6134. ありがとうございます

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/7/10(20:18)

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>marinさん

〉300万語通過おめでとうございます!
→ありがとうございます。

〉GRでCERがいいというのには全くもって同意ですが、PGRの4以上は良いもの、
〉結構ありますよ。
〉Captain Corelli's Mandoline(PGR6)とかFull Monty(PGR4)とかBody(PGR4)とか。
〉あと、グリシャムのものはだいたいよかったですよ。
→ありがとうございます。メモメモ。

〉簡単か難しいかでいうと、キングもグリシャムも簡単ではないですが、私は
〉シェルダンも簡単とは思ってないので、読み易いかどうかで判断すると
〉(ちなみに、シェルダンはすごく読み易い)、

〉グリシャムは、私の分類?では読み易いとなります。

〉でも、シェルダンの読みやすさとは全然違っていて、かちっとした文章を書く
〉(元弁護士だから、とか勝手に思ってますが、本当のところはわかりません(笑))
〉から読み易いなので、シェルダンのようながんがん読める読み易さではないです。
→なるほどー。読みやすさにも種類があるんですね。

〉あと、キングは全く読み読み易くないですが(実際、キングを読み易いという
〉書き込みを見たことがない)、慣れれば平気?になります。(どの作家でも
〉そうかも。。。)
→これまた、なるほどー。「慣れ」が大事なんですね。

〉基本的に、警鐘ものかと思いますよ。(>SF)
→そうなんですね。なんとなーく、科学少年とかが読むようなイメージがありました。

色々参考になりました。ありがとうございました。

〉それでは、Happy Reading!
→はい。楽しく多読を続けます!


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6178. ウルトラQの母さん、おめでとうございます

お名前: たむ
投稿日: 2005/7/16(09:34)

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こんにちは、たむ2です。
300万語通過、おめでとうございます。

私、パソコンがダウンして4週間ほど何にも
できませんでしたので、お祝いが遅れました。

1、2,3と読ませていただきましたが、丁寧に
本を読んでいらっしゃる…私など記録を見ないと
何を読んだかも忘れてしまう感じです(笑)。

語数カウントは、100万語以降はまったく止めて
しまったほうがスッキリするという方もおられる
ようで、そんなもんかなと思いつつ、私の場合は
これのおかげで次々に読んでいこうという気に
なります。

ウルトラQくん(でいいんですか?)の好き嫌い
の話し、おもしろかったです。私は長いあいだ塩辛が
食べられず、嫌いなだけでなく、これを食べる人も
気持ちが悪かった(笑)。でも、何十年もたってふと
食べてみたら、これがおいしくて…という経験をして
います。

イギリスにはどれくらい滞在されたんですか?
英語を聞いたり話したりするのは、勉強だけでは
無理で、かなり経験の要素が強いように思って
いますが、いかがでしょう?

また次のご報告、楽しみにしています。
それでは、Happy Reading !

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