「停滞」の区分についての試論

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/7/17(13:09)]

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6076. 「停滞」の区分についての試論

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/4(22:18)

------------------------------

どうも慈幻です。

"ありあけファン"さんは[url:kb:6012]で書きました:
〉みなさん こんにちは
〉ありあけファン@214万語(多読)/3万3000語(多聴)です

先日は、私の拙い論考に貴重なコメントを頂き、どうも有難うございま
した。

特に、「シャドウイング」と「キャッシュメモリ」(作業記憶・短期記
憶)の関連性というのは、私には全くの「盲点」だったので、非常に参
考になりました。

>今日,停滞を脱出したようです.
>5月半ばよりやや停滞状態で,特に6月18日からは語数的にはほぼ
〉完全に停止していました.
>今回は,1ヶ月以上の規模なので,久々の(たぶん1年ぶりの)中規
〉模の停滞です.

停滞脱出おめでとうございます。

状況からすると、後述する「三つ目の停滞」だったのではないかと推
測されます。

>停滞脱出のきっかけとなった作品は,ORT1の『At School』でした.
>何気なく手にとって,ペラペラとめくったのが引き金になりました.
>見る(読む)だけでは物足りなく,CDをかけてシャドウイング!
>そのまま,次々とORT1全部とORT1+,ORT2,...,と
>シャドウイングを混ぜながら,気が付いたらORTを何十冊も読んでしまっていました.

非常に興味深い報告です。

本に呼ばれて、その本が引き金になるというのは、潜在意識の情報が顕在
意識へ上昇する「活性化」の典型例のように見受けられます。

>今回の発見は,
>1.停滞は必ず(いつの間にか)やってくる
>2.停滞はひょんなことから簡単に脱出できる
>3.停滞によって新しい世界が広がることもある
>という,「停滞三原則」のようなものです.
>
>このうち,3番目の件ですが,
>久々に行ったシャドウイングがなんと新鮮なこと,新鮮なこと!
>そして,以前は unlearn がうまくいかなくて,どうしても自然に発音
〉できなかったところがどれもこれも,難なく流すことができ,よりス
〉トーリーの中に入っていきやすかったです.
>これは大きな驚きでした.

はい。これも興味深い報告です。

恐らく、「停滞」の間に、脳内のネットワークが再構成され、より最適
化されたネットワーク構造が形成されたのではないかと。

>これを機に,また多読の楽しみがひとつ,増えました.

はい。是非、そのまま楽しんで、私には理解できない「シャドウイング」
の世界を「垣間見る」助けとなって下されば幸いです(笑)

●「停滞」の区分に関する試論

(ひまぞさんや真空管さんなどと議論した内容を、私なりにまとめてみ
たものです)

多くの報告例で、「停滞」と一くくりにしてますが、実際は、幾つかに
区分すべきではないかと思います。

一つ目は、「一時的な肉体・心理的不調が主要因であるもの」。

これは、無理せず、最低でも1日、場合によっては3日から1週間くら
い休み、体力や気力が回復してから再会すれば良いでしょう。

二つ目は、「不安や恐怖など、否定的感情が強まることで『心理的障壁』
が発生し、学習効率が著しく低下・消滅したことが主要因であるもの」。

この場合、「ただ休む」だけでは、却って不安や恐怖が増幅されることも
あるので注意が必要です。

注意深く話を聞き、どのような「否定的感情」があるかを把握し、その
「否定的感情」を丁寧に解きほぐすという、非常に地道で気の長い作業
が必要な「停滞」で、恐らく、「多読挫折」の主要原因はこれではない
かというのが私の予測です。

ただ、残念ながら、このような「否定的感情」はなかなか口にすること
はできません。

従って、潜在的には非常に多くの人がこのような「否定的感情」を抱え
ていながら、報告例として目にすることは少ないのではないかと。

ちなみに、一つ目の「停滞」が、「だるさ」や「疲れ」のような体調や
気分に関する訴えが特徴だとしたら、二つ目の「停滞」は「不安」や
「焦り」、「恐怖」や「諦め」などの「自分の能力」に関わる訴えが特
徴という差異があるように見受けられます。

そして、三つ目は、学習曲線が一時的に定常状態に達する「プラトー現
象」、即ち、学習のレベルが非連続的に飛躍する前の、「脳のネットワ
ークの再構成が主要因であるもの」。

勿論、現実には、この三者は同時発生したり、あるものから別のものに
変化したりなどしているでしょうが、「モデル」としては、この3つに
区分できるでしょう。

自己分析や相談されてアドバイスする時には、これらが「目安」として
役立ってくれるのではないかと思います。

なお、この三つの「停滞」のうち、最も問題にしなければならないのは、
当然、二つ目の「否定的感情が原因となる停滞」です。

恐らく、この「二つ目の停滞」に対する「処方箋」をどれだけ充実させ
ることができるかが、「多読」の学習法としての価値を決めると思いま
す。

では、その「処方箋」を考える上で、何が重要でしょうか?

私は、学習手法や学習対象と学習者の「相性」をもっと重視すべきでは
ないかと考えています。

「多読」に限らず、「学習中に理解がすすまない、いくら考えてもわか
らない」、という状態になることがよくあります。

この状態は、

「学習者の能力がない」

のではなくて、

「学習課題や学習手法が学習者の状態と相性が悪い」

と考えるべきです。

と言うのも、多くの場合、学習者の状態(適正や習熟度)を無視した学
習課題や学習手法の提示が往々にして行われているからです。

「立つこともできない人間に、いきなり宙返りをやれ」と要求すること
は適切でしょうか?

「演歌とジャズの聞き分けすらできない人間に、いきなり作曲しろ」と
要求し、1フレーズすら作曲できなかったとして、それは「学習者の努
力不足」と言えるのでしょうか?

残念ながら、「学習の失敗」=「挫折」が発生した場合、現状では、
「学習課題や学習手法の提示の仕方」が問題にされることは皆無に近
く、「学習者の能力や努力不足」に「責任転嫁」されてしまうという
ことが多いように見受けられます。

そして、このような現状こそが、多くの学習において、「挫折者」が大
量発生する「構造的原因」になってるのではないかと。

その意味で、「つまらなくなったらやめる」という「多読三原則」の
「三つ目の原則」は、もっと重視され、その意義について深く論じられ
るべきでしょう。

ただし、学習者の方にも問題はあって、「分からない」なら「分からな
い」と、「できない」なら「できない」と素直に言うべきという側面も
あるのではないかと思います。

もっとも、体面を重視する日本では、そのように率直に「分からない」
・「できない」と認めることは難しいですが・・・(苦笑)

また、「何が分からない/できないか自分でも分からない」という「自
己分析能力の未熟さ」という問題もあります。

その意味で、「分からない」ことは「分からない」と発言することを奨
励する雰囲気や、自己分析の助けとなる様々な理論やモデルを充実させ
る必要があるのではないかと思います。

以上、用件のみですが、今回はこれで失礼します。


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6109. Re: 「停滞」の区分についての試論

お名前: ありあけファン
投稿日: 2005/7/7(00:40)

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慈幻さん メッセージありがとうございます

〉〉ありあけファン@214万語(多読)/3万3000語(多聴)です

〉先日は、私の拙い論考に貴重なコメントを頂き、どうも有難うございま
〉した。

〉特に、「シャドウイング」と「キャッシュメモリ」(作業記憶・短期記
〉憶)の関連性というのは、私には全くの「盲点」だったので、非常に参
〉考になりました。

こちらこそ,慈幻さんの投稿のおかげで,いろいろなモヤモヤを整理することができました.

あっ,それと返答が遅れてしまいましてごめんなさい.
私は,LRや「ながら聞き」などでも,記憶しているという自覚はないものの,1次キャッシュは経由していると考えています.


〉>今日,停滞を脱出したようです.
〉>5月半ばよりやや停滞状態で,特に6月18日からは語数的にはほぼ
〉〉完全に停止していました.
〉>今回は,1ヶ月以上の規模なので,久々の(たぶん1年ぶりの)中規
〉〉模の停滞です.

〉停滞脱出おめでとうございます。

〉状況からすると、後述する「三つ目の停滞」だったのではないかと推
〉測されます。

停滞にも種類があることは,うすうす感じてはいましたが,
3つに分類できるとは!

〉>停滞脱出のきっかけとなった作品は,ORT1の『At School』でした.
〉>何気なく手にとって,ペラペラとめくったのが引き金になりました.
〉>見る(読む)だけでは物足りなく,CDをかけてシャドウイング!
〉>そのまま,次々とORT1全部とORT1+,ORT2,...,と
〉>シャドウイングを混ぜながら,気が付いたらORTを何十冊も読んでしまっていました.

〉非常に興味深い報告です。

〉本に呼ばれて、その本が引き金になるというのは、潜在意識の情報が顕在
〉意識へ上昇する「活性化」の典型例のように見受けられます。

まさに,「本に呼ばれた」ような感覚です.
別に本でなくてもよかったのかもしれませんが...
掲示板で,映画が引き金になった例を報告された方がおられましたが,
それとよく似た感じでした.

〉>今回の発見は,
〉>1.停滞は必ず(いつの間にか)やってくる
〉>2.停滞はひょんなことから簡単に脱出できる
〉>3.停滞によって新しい世界が広がることもある
〉>という,「停滞三原則」のようなものです.
〉>
〉>このうち,3番目の件ですが,
〉>久々に行ったシャドウイングがなんと新鮮なこと,新鮮なこと!
〉>そして,以前は unlearn がうまくいかなくて,どうしても自然に発音
〉〉できなかったところがどれもこれも,難なく流すことができ,よりス
〉〉トーリーの中に入っていきやすかったです.
〉>これは大きな驚きでした.

〉はい。これも興味深い報告です。

〉恐らく、「停滞」の間に、脳内のネットワークが再構成され、より最適
〉化されたネットワーク構造が形成されたのではないかと。

脳は,眠っている間に起きていた時に収集した情報をを整理していると
言われていますが,それと同じようなことをもう少し長期で行うことが
時に必要なのかもしれません.
今回の私の停滞もそんな感じです.

〉>これを機に,また多読の楽しみがひとつ,増えました.

〉はい。是非、そのまま楽しんで、私には理解できない「シャドウイング」
〉の世界を「垣間見る」助けとなって下されば幸いです(笑)

また,この種の停滞が来るような予感はありますが,それまでは
このまま楽しんでいこうと思います.


〉●「停滞」の区分に関する試論

〉(ひまぞさんや真空管さんなどと議論した内容を、私なりにまとめてみ
〉たものです)

〉多くの報告例で、「停滞」と一くくりにしてますが、実際は、幾つかに
〉区分すべきではないかと思います。

はーい! 待ってました.続きが楽しみです.


〉一つ目は、「一時的な肉体・心理的不調が主要因であるもの」。

〉これは、無理せず、最低でも1日、場合によっては3日から1週間くら
〉い休み、体力や気力が回復してから再会すれば良いでしょう。

私の場合も,この種の停滞が一番多いです.
でも,どれも「小規模な停滞」ですから,基本的には気にせずに
「休むも読書」
と割り切ることにしています.


〉二つ目は、「不安や恐怖など、否定的感情が強まることで『心理的障壁』
〉が発生し、学習効率が著しく低下・消滅したことが主要因であるもの」。

〉この場合、「ただ休む」だけでは、却って不安や恐怖が増幅されることも
〉あるので注意が必要です。

これも時々ありますね.
「読まないことが却って不安になる」ような心境です.
時には中規模な停滞になることもあります.


〉注意深く話を聞き、どのような「否定的感情」があるかを把握し、その
〉「否定的感情」を丁寧に解きほぐすという、非常に地道で気の長い作業
〉が必要な「停滞」で、恐らく、「多読挫折」の主要原因はこれではない
〉かというのが私の予測です。

正直言って,初期のころ(70万語ぐらいまで)は,この種の停滞は怖かったです.
そのまま,大規模な停滞になるのではないか,と無意識にできるだけ事前に避けようとしていました.
停滞になる前に,自主的に中断していたことも多く,今から思えば,
潜在意識ではかなり恐れていたのかもしれません.
でも,掲示板のおかげで事前に回避でき,実際には停滞に至らなかった
ケースがほとんどであったことには本当に感謝しています.


〉ただ、残念ながら、このような「否定的感情」はなかなか口にすること
〉はできません。

〉従って、潜在的には非常に多くの人がこのような「否定的感情」を抱え
〉ていながら、報告例として目にすることは少ないのではないかと。

それでも掲示板に報告してくださる方がおられますので,本当に助かります.
いつも,自分と同じケースが必ず見つかりましたから.


〉ちなみに、一つ目の「停滞」が、「だるさ」や「疲れ」のような体調や
〉気分に関する訴えが特徴だとしたら、二つ目の「停滞」は「不安」や
〉「焦り」、「恐怖」や「諦め」などの「自分の能力」に関わる訴えが特
〉徴という差異があるように見受けられます。

私の場合,「諦め」がこの種の停滞の防止や脱出の重要なカギになってきました.


〉そして、三つ目は、学習曲線が一時的に定常状態に達する「プラトー現
〉象」、即ち、学習のレベルが非連続的に飛躍する前の、「脳のネットワ
〉ークの再構成が主要因であるもの」。

私の場合,比較的大きな停滞の後に一時的にYLの急上昇が起こること
がよくあるのですが,こういうことだったのですね.
過去には,110万語付近と200万語付近で起こりました.
ひょっとして,今回も起こる?


〉勿論、現実には、この三者は同時発生したり、あるものから別のものに
〉変化したりなどしているでしょうが、「モデル」としては、この3つに
〉区分できるでしょう。

〉自己分析や相談されてアドバイスする時には、これらが「目安」として
〉役立ってくれるのではないかと思います。

大変参考になりました.
充分に活用していこうと思います.


〉なお、この三つの「停滞」のうち、最も問題にしなければならないのは、
〉当然、二つ目の「否定的感情が原因となる停滞」です。

〉恐らく、この「二つ目の停滞」に対する「処方箋」をどれだけ充実させ
〉ることができるかが、「多読」の学習法としての価値を決めると思いま
〉す。


〉その意味で、「つまらなくなったらやめる」という「多読三原則」の
〉「三つ目の原則」は、もっと重視され、その意義について深く論じられ
〉るべきでしょう。

この原則の威力はスゴイと思います.
この「つまらなくなったらやめる」の1行を読んだときは,
本能的に「これならできる!」と思いましたし,実際に,2年近く
何事もなかったかのように続いています.
中小の停滞を数えたらキリがありませんが,とにかく,「続いている」
ことにいつも自分ながら驚いています.


〉また、「何が分からない/できないか自分でも分からない」という「自
〉己分析能力の未熟さ」という問題もあります。

〉その意味で、「分からない」ことは「分からない」と発言することを奨
〉励する雰囲気や、自己分析の助けとなる様々な理論やモデルを充実させ
〉る必要があるのではないかと思います。

「自己分析の助けとなる理論モデル」!
非常に大きなテーマですが,重要なテーマですね.
またいろいろとご教示ください.

HAPPY READING!!


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6118. 今後とも、ご協力を御願いします(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/7(22:52)

------------------------------

どうも慈幻です。

"ありあけファン"さんは[url:kb:6109]で書きました:
〉慈幻さん メッセージありがとうございます
(中略)
〉こちらこそ,慈幻さんの投稿のおかげで,いろいろなモヤモヤ
〉を整理することができました.

正にそういう「自己分析」の参考にしてもらう為の「モデル化」
でしたので、そう言って頂けると、投稿した甲斐があります(笑)

〉あっ,それと返答が遅れてしまいましてごめんなさい.

いえ、別に急ぎませんので(笑)

〉私は,LRや「ながら聞き」などでも,記憶しているという自覚
〉はないものの,1次キャッシュは経由していると考えています.

成る程。確かに、それはその通りですね。

〉停滞にも種類があることは,うすうす感じてはいましたが,
〉3つに分類できるとは!

はい。私も、ひまぞさんや真空管さんと議論して、互いの理解の齟齬に
気づいて、3つに分類できると気づきました(笑)

〉まさに,「本に呼ばれた」ような感覚です.
〉別に本でなくてもよかったのかもしれませんが...
〉掲示板で,映画が引き金になった例を報告された方がおられましたが,
〉それとよく似た感じでした.

はい。「活性化」の引き金は色々あると思います。

今後の課題としては、それを誘発しやすい条件の特定と、意図的に誘
発しやすくする環境の整え方の模索かと(笑)

〉脳は,眠っている間に起きていた時に収集した情報をを整理していると
〉言われていますが,それと同じようなことをもう少し長期で行うことが
〉時に必要なのかもしれません.
〉今回の私の停滞もそんな感じです.

はい。私もそう思います。

〉また,この種の停滞が来るような予感はありますが,それまでは
〉このまま楽しんでいこうと思います.

はい。是非、そのまま楽しんでください(笑)

〉〉一つ目は、「一時的な肉体・心理的不調が主要因であるもの」。
〉〉
〉〉これは、無理せず、最低でも1日、場合によっては3日から1週間くら
〉〉い休み、体力や気力が回復してから再会すれば良いでしょう。

〉私の場合も,この種の停滞が一番多いです.
〉でも,どれも「小規模な停滞」ですから,基本的には気にせずに
〉「休むも読書」
〉と割り切ることにしています.

良いですね。「休むも読書」。一つ目の停滞対策の標語に最適かと。

〉これも時々ありますね.
〉「読まないことが却って不安になる」ような心境です.
〉時には中規模な停滞になることもあります.

成る程。

〉正直言って,初期のころ(70万語ぐらいまで)は,この種の停滞は
〉怖かったです.
〉そのまま,大規模な停滞になるのではないか,と無意識にできるだけ
〉事前に避けようとしていました.
〉停滞になる前に,自主的に中断していたことも多く,今から思えば,
〉潜在意識ではかなり恐れていたのかもしれません.

そういうケースは多そうですね。

〉でも,掲示板のおかげで事前に回避でき,実際には停滞に至らなかった
〉ケースがほとんどであったことには本当に感謝しています.

成る程。掲示板に似たようなケースの報告があるだけで、心理的負担は
かなり軽減されている訳ですね。それは盲点でした。

〉それでも掲示板に報告してくださる方がおられますので,本当に助か
〉ります.
〉いつも,自分と同じケースが必ず見つかりましたから.

そうすると、区分だけではなく、代表的な「類型」のモデル化と特徴の
分析なんかが必要かもしれません。

〉私の場合,「諦め」がこの種の停滞の防止や脱出の重要なカギになっ
〉てきました.

「諦め」というか、「開き直り」のことですよね?

「諦め」が「諦念」になってしまうと、多分、静かに消えていくだけ
だと思いますので。

〉私の場合,比較的大きな停滞の後に一時的にYLの急上昇が起こること
〉がよくあるのですが,こういうことだったのですね.
〉過去には,110万語付近と200万語付近で起こりました.
〉ひょっとして,今回も起こる?

可能性は高いかと(笑)

〉〉勿論、現実には、この三者は同時発生したり、あるものから別のものに
〉〉変化したりなどしているでしょうが、「モデル」としては、この3つに
〉〉区分できるでしょう。
〉〉
〉〉自己分析や相談されてアドバイスする時には、これらが「目安」として
〉〉役立ってくれるのではないかと思います。

〉大変参考になりました.
〉充分に活用していこうと思います.

はい。私の拙い論考が役に立つのなら幸いです。

〉〉その意味で、「つまらなくなったらやめる」という「多読三原則」の
〉〉「三つ目の原則」は、もっと重視され、その意義について深く論じられ
〉〉るべきでしょう。

〉この原則の威力はスゴイと思います.
〉この「つまらなくなったらやめる」の1行を読んだときは,
〉本能的に「これならできる!」と思いましたし,実際に,2年近く
〉何事もなかったかのように続いています.
〉中小の停滞を数えたらキリがありませんが,とにかく,「続いている」
〉ことにいつも自分ながら驚いています.

「継続は力なり」ですね! やはり、「投げ」については、もう少し、
習得方法について研究するべきかもしれません。

〉「自己分析の助けとなる理論モデル」!
〉非常に大きなテーマですが,重要なテーマですね.

はい。そう思って、微力ながら、色々と模索してます。

〉またいろいろとご教示ください.

はい。今後とも、ご協力を御願いします(笑)

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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