Re: 3年4か月報告

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/6/29(08:34)]

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5920. Re: 3年4か月報告

お名前: 成雄 http://nariosky.blog12.fc2.com/
投稿日: 2005/6/17(07:50)

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こんにちは、しおさん。成雄です。

〉2002年1月31日に多読を開始し、3年4か月がたちました。
〉読書語数は1280万語です。

1280万語、おめでとうございます。
ひどいスランプに陥って、その後、回復されてきた報告ということで
「今だから語れる」ということも大きいだろうと察します。
いま、手元で、『100万語多読入門』 (2005/4/5) を読んでいます。

終わりに(pp.241)というページに

  本書で、多くのみなさんが多読を始め、「英語を学ぶ人」から
  「英語で楽しめる人」になっていただきたいと思います。
  楽しんで英語の本を読むことが、英語上達への王道だと私たちは
  思っています。

とあります。

〉1)好きな本を読むことは、非常に大切である

本当にそうなんだろうなぁ、と思うと同時に
好きな本でなければ続けにくい、ということなんですね。

私は『親子で100万語』本で、かなり助けられました。
題名こそ「親子」となっていますが、大人が読む(楽しく読める)本が
たくさん紹介されていて、安心してこのリストから本を選んでいました。
特にYLというものを評定いく作業は、しおさんにとっては本を読む喜びを
低下させたのではないかと思えますが、たいへん参考になる数値です。
ありがとうございます。

Hanaho倶楽部の報告で、Ezra Jack Keats の見方がちょっと変わりました。
そして、実際に自分で読んでみると、Keatsが描く、語りかけてくる世界へと
どんどん引き込まれています。

今後、ますます原書で絵本を読む大人が増えていくと想像しています。
『100万語多読入門』のpp.72に、
「気に入った本は再読しよう」とあります。
SSS多読で再読を薦めたのは初めてではないでしょうか。違うのかな?
絵本は、何度でも読める本です。
自分の環境、自分の心境、読むたびに新たな刺激を与えてくれる本。

読むたびに新しく感じる本を古典という、ということを言っていたのが
Keats本の翻訳をされていた木島始さんでした。

スランプに陥っている人に、それは英語多読だけではなく他の場合でも、
素敵な絵本、しみいる絵本、単純に笑える絵本などなど、自分の感覚で
絵本を選び、読むといいのではないかと思います。
しおさんもそうしてきたのではないかと勝手に想像しています。

〉●Tell Me Again about the Night I Was Born

絵の感じがよくて、手にした絵本です。
書評も、紹介も知らないうちに、まっさらな状態で読みました。
みなさんにも、事前に情報を読まずにこの絵本を読まれることをお薦めします。

〉●ALDO (John Burningham 著)
〉●Courtney (John Burningham 著)
〉John Burninghamの作品では、大好きなふたつです。

2冊とも大好きな絵本です。
特に "Aldo" は、私に今後も生きていくすべを教えてくれた別格の絵本です。
また、歳を加えた者なら、Courtney の切なさ、おかしさがじわ〜っと伝わると思います。
Courtneyの顔の表情が、「わかるなぁ」と思える、大人でも読める絵本だと思います。
トランクに日本の地名も貼ってあったりする、いい絵本です。

〉●The Gardener (Sarah Stewart, David Small 著)
〉野菜や草花を育てるのが大好きな女の子が主人公。
〉心にしみる物語です。

私も大好きな1冊です。
Lydia が生き生きとしています。
この絵本が描く明るくなっていく雰囲気はとても気持ちいいです。
この作品が描かれている時代は、
世界的に見ると、ヒットラーが権力を完全奪取していく頃でもあるわけです。
ヨーロッパを舞台にしたこの頃の子供たちの世界に Lydia がいたら
どうなっていたのかなぁとか、ふと思うと、絵本の描く世界は奥が深いと思います。

〉●Owl Moon (Jane Yolen , John Schoenherr 著)
〉厳冬の夜のしんとした空気を肌で感じられるような本です。

静寂であるがゆえに、小さな音がとても気になります。
絵本を読んでいる自分の感覚も研ぎ澄まされていくんです。

Hanahou倶楽部の報告、今後も楽しみにしています!

Happy Reading!


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5927. Re: 成雄さん、ありがとうございます

お名前: しお
投稿日: 2005/6/17(12:15)

------------------------------

成雄さん、こんにちは。しおです。

〉1280万語、おめでとうございます。

ありがとうございます。

〉ひどいスランプに陥って、その後、回復されてきた報告ということで
〉「今だから語れる」ということも大きいだろうと察します。

そうですね、落ち着いて振り返ることができる状態になったのだと思います。

〉いま、手元で、『100万語多読入門』 (2005/4/5) を読んでいます。

〉終わりに(pp.241)というページに

〉  本書で、多くのみなさんが多読を始め、「英語を学ぶ人」から
〉  「英語で楽しめる人」になっていただきたいと思います。
〉  楽しんで英語の本を読むことが、英語上達への王道だと私たちは
〉  思っています。

〉とあります。

「苦難のはてに楽しみがある」のではなく、早い時期から
英語を使って楽しむことはとても大切だと思います。

〉〉1)好きな本を読むことは、非常に大切である

〉本当にそうなんだろうなぁ、と思うと同時に
〉好きな本でなければ続けにくい、ということなんですね。

〉私は『親子で100万語』本で、かなり助けられました。
〉題名こそ「親子」となっていますが、大人が読む(楽しく読める)本が
〉たくさん紹介されていて、安心してこのリストから本を選んでいました。

そう言っていただけると嬉しいです。
まだ自分で読めないお子さんのために、読み聞かせからの導入に
ページをかなり割きましたが、本全体としては、子どもから大人まで
楽しめる絵本・児童書ガイドとして使える本を目指しました。

〉特にYLというものを評定いく作業は、しおさんにとっては本を読む喜びを
〉低下させたのではないかと思えますが、たいへん参考になる数値です。
〉ありがとうございます。

ええ、YLはもうお腹いっぱいというか(笑)
しかし、これがないと本を選ぶときにポイントとなる参考値が
なくなってしまいますよね。お役にたててよかったです。

〉Hanaho倶楽部の報告で、Ezra Jack Keats の見方がちょっと変わりました。
〉そして、実際に自分で読んでみると、Keatsが描く、語りかけてくる世界へと
〉どんどん引き込まれています。

〉今後、ますます原書で絵本を読む大人が増えていくと想像しています。
〉『100万語多読入門』のpp.72に、
〉「気に入った本は再読しよう」とあります。
〉SSS多読で再読を薦めたのは初めてではないでしょうか。違うのかな?

掲示板では、再読の効果の報告がしばしばありますし、酒井先生や
古川さんも薦めておられますね。
SSS多読の書籍ではっきり書いたのは初めてだと思います。

〉絵本は、何度でも読める本です。
〉自分の環境、自分の心境、読むたびに新たな刺激を与えてくれる本。

ほんとうにそう思います。
自分の状況によって、見方が変わることがたびたびです。

〉読むたびに新しく感じる本を古典という、ということを言っていたのが
〉Keats本の翻訳をされていた木島始さんでした。

いい言葉ですね。古典についての素晴らしい定義ですね。

〉スランプに陥っている人に、それは英語多読だけではなく他の場合でも、
〉素敵な絵本、しみいる絵本、単純に笑える絵本などなど、自分の感覚で
〉絵本を選び、読むといいのではないかと思います。
〉しおさんもそうしてきたのではないかと勝手に想像しています。

本が読めないのだけど、なぜか絵本は読める、ということが
ありました。再読することも。
何度も読みたい本が手元にあると、豊かな気持ちになりますね。

しかし、SSS多読を知る前は、絵本には全然興味がなかったのですよ。
英語力をつけたいという気持ちから、まわりまわって新しい広い世界に
連れて行ってもらったという感じです。
昔は、「絵本を読む大人が増えている」というニュースを目にしても
「ふ〜ん」以上の感想はありませんでした。

〉〉●Tell Me Again about the Night I Was Born

〉絵の感じがよくて、手にした絵本です。
〉書評も、紹介も知らないうちに、まっさらな状態で読みました。
〉みなさんにも、事前に情報を読まずにこの絵本を読まれることをお薦めします。

〉〉●ALDO (John Burningham 著)
〉〉●Courtney (John Burningham 著)
〉〉John Burninghamの作品では、大好きなふたつです。

〉2冊とも大好きな絵本です。
〉特に "Aldo" は、私に今後も生きていくすべを教えてくれた別格の絵本です。

Aldoは、ページをめくるたびに見入ってしまいます。

〉また、歳を加えた者なら、Courtney の切なさ、おかしさがじわ〜っと伝わると思います。

同感です!

〉Courtneyの顔の表情が、「わかるなぁ」と思える、大人でも読める絵本だと思います。
〉トランクに日本の地名も貼ってあったりする、いい絵本です。

トランクの地名には気づいていませんでした。
引っ張り出してみてみます。

〉〉●The Gardener (Sarah Stewart, David Small 著)
〉〉野菜や草花を育てるのが大好きな女の子が主人公。
〉〉心にしみる物語です。

〉私も大好きな1冊です。
〉Lydia が生き生きとしています。
〉この絵本が描く明るくなっていく雰囲気はとても気持ちいいです。

気持ちいいっていう言葉、ぴったりですね。
初めて読んだとき、Lydiaを応援しながら、この先どうなるんだろうと
思いながら読みました。再読してもやっぱりそう思います。
花のまわりの空気が輝いているような絵が好きです。

〉この作品が描かれている時代は、
〉世界的に見ると、ヒットラーが権力を完全奪取していく頃でもあるわけです。
〉ヨーロッパを舞台にしたこの頃の子供たちの世界に Lydia がいたら
〉どうなっていたのかなぁとか、ふと思うと、絵本の描く世界は奥が深いと思います。

〉〉●Owl Moon (Jane Yolen , John Schoenherr 著)
〉〉厳冬の夜のしんとした空気を肌で感じられるような本です。

〉静寂であるがゆえに、小さな音がとても気になります。
〉絵本を読んでいる自分の感覚も研ぎ澄まされていくんです。

〉Hanahou倶楽部の報告、今後も楽しみにしています!

こちらこそ、Webの広場等での成雄さんの絵本情報とても参考になります。
先日はHanahou倶楽部に来ていただいてありがとうございました。
またお時間の合うときがあれば、ぜひいらしてくださいね。
ワイワイと絵本を楽しみましょう。

それでは、Happy Reading!


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