Re: 多読開始2周年報告(長文・乱文注意。「読み飛ばし」推奨!)

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/23(21:52)]

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[投票] 5610. Re: 多読開始2周年報告(長文・乱文注意。「読み飛ばし」推奨!)

お名前: ありあけファン
投稿日: 2005/5/11(23:39)

------------------------------

慈幻さん こんにちは
ありあけファン@212万語(多読)/3万2000語(多聴) です

〉本日、5月8日で、多読開始2周年となりましたので、
〉報告します。

多読開始2周年おめでとうございます!!

〉多読1周年で300万語を通過して以来、語数を数える
〉のをやめたので正確な語数は不明ですが、英語に関して
〉は約400万語前後と思われます。

〉多読2周年を経た感想ですが、英語に関しては、このま
〉まやって行けば大丈夫だという確信がしっかりと出来上
〉がり、日本語の読書に大分近づきつつあります。

〉そして、収穫としては、英語だけでなく、外国語一般に
〉対する恐怖感が薄れたこと、「多読」という方法論やそ
〉れを可能にしている原理についても興味が湧いてきたこ
〉とが挙げられます。

 この問題は,私が多読を始めるまでの非常に長い間,いろいろと勉強し,そして悩んだことがある問題でした(過去完了).
2003年7月23日に多読を始めてからは,このような問題で悩むことはなくなりましたが,逆に,なぜ多読でだんだんと読めるように(そしてごく僅かずつですが,聴けるように)なっていくのかが不思議で不思議でたまりません.
その謎を知りたい,という衝動は日に日に高まっています.
こういう経緯ということもあって,慈幻さんの投稿をとても興味深く読ませていただきました.

〉■多読論考編

〉○多読と「言語獲得装置」

〉我々は普通3歳くらいになると片言ながらも言葉を話すよう
〉になります。

ORT1の後半のレベルですね!

〉そうすると、成人の「言語獲得装置」は、実際には眠っている
〉だけで、適切な条件さえ整えれば機能させ得るということにな
〉り、従来の第二言語習得研究に対して、理論的な面でも、非常
〉に大きな一石を投じる画期的な方法論であるとも言えます。

多読で,夢中になって楽しく読んでいる時,がまさにそういう時なのでしょうね.
ここいちさんは,このような時は「良いホルモンが出ている」とおっしゃっていますが,私もそのような時間を何度も経験しています.
私自身の場合,そのような時間がある程度の期間以上充分な時間続いた直後にYLの急上昇(飛躍)した例もあります.

〉○多読を開始できる条件

〉SSSでは、多読を始める前提として、日本の中学1年生レベ
〉ルの英語力、つまり、「英語多読開始の条件」としています。

〉これは、逆に言えば、全くの白紙状態から多読開始が可能に
〉なる状態までに学習を進展させる方法論は未開発であること
〉になります。

〉そして、このことが、英語以外の言語で多読をする際に意外
〉に大きな落とし穴になっているのではないかと思われます。

 一度,時間ができれば,第2外国語で全く白紙の条件でどの程度多読を開始できるかどうか試してみたいのですが,残念ながら不可能なようですね.

〉と言うのも、「日本の中学1年生修了レベルの英語力」とい
〉うのが、意外にあなどれないこと、そして、他の言語に比べ
〉て、無意識に英語に接している機会が圧倒的に多いことがあ
〉げられます。

最近は,小学校卒業までに全く英語を勉強していなかった中学1年生4月初めの英語力も結構あなどれないと思います.
無意識に結構な量の英語に接しているのではないでしょうか?

〉○多読と語用論

〉「語用論」(pragmatics)とは、言語学の一分野で、一言でいえば、言
〉葉とその意味を、私たちが普段行っているコミュニケーションの場面
〉に即して、即ち、言葉の用いられた状況や文脈を踏まえて考えていこ
〉うとする学問のことです。

〉例えば、次のような会話を想像してみてください。東京に住むA君の
〉ところに、大阪にいる友達のB君から電話がかかってきたという場面
〉です。

〉B君 「東京の天気はどう?」
〉A君 「今、外は大雪だよ」

〉さて電話が終わった直後、A君は母親からおつかいを頼まれ、次のよ
〉うに答えました。

〉母親 「ちょっとおつかいに行ってきてくれない?」
〉A君 「今、外は大雪だよ」

〉A君の返事は、どちらの場合もまったく同じものです。しかし、その
〉意味はB君に対するものと母親に対するものとでは異なります。

〉B君への返事が意味しているのは、まさに文字通り、“今、外では大
〉雪が降っている”ということでしょう。

〉しかし、母親への返事が意味していることはそれだけではありません。
〉言外に、母親の頼みごとに対する拒否、つまり“おつかにいは行きた
〉くない”といったことも意味しています。このような“拒否”という
〉意味は、どう考えてもB君への返事の場合にはありません。

〉つまり、同じ「今、外は大雪だよ」という言葉が使われていても、そ
〉の意味は、状況やコンテクストによって、少なからず違ってくるので
〉す。

〉そして、まさにこの「語用論」上の「意味」を理解しようとすること
〉を重視し、そのことによって外国語を自然に習得することを目指すの
〉が「多読」だと言えます。

慈幻さんの言われる「語用論」上の「意味」に多量に触れることができるようになったのは,多読を開始してからです.

〉これに対して、従来の外国語学習においては、コミュニケーションの
〉状況やコンテクストに関わりなく決まる言葉の意味─「文字通りの意
〉味」(literal meaning)─をあつかう分野である「意味論」(semantics)
〉を前提とし、単語の文字通りの意味や文法規則を重視していると言え
〉ます。

 私はSSS式多読を開始する前は,いわゆる勉強モードで,メソードを
組み立てようとまでしたこともあるのですが,「統語論」と「意味論」にこだわりすぎていたようです.

〉○多読と物語論

〉「物語論」(Narratology)とは、文学理論の一分野で、「物語」を「言
〉語学」や「記号学」をモデルに、その構造や機能の観点から分析しよう
〉とする学問です。

〉言語学において、有限の「音」を一定の規則によって組み合わせること
〉で、無数の言葉を生み出すという事態は、言語の構成要素として、「音
〉素」、「語」という下位レベルを想定し、それらが「文法」という一定
〉の規則によって組み合わせられることで、理論的にはほぼ無限に等しい
〉「文」が生み出されるという事象として分析されます。

〉同じように、物語論においては、有限の文や絵や音を組み合わせること
〉で、人々に「事件」を語り、様々な感情を引き起こすと言う事態は、
〉「機能」や「シーン」という下位レベルを想定し、それらが「物語文法」
〉という一定の規則によって組み合わせることで、理論的にはほぼ無限に
〉等しい「物語」が生み出されるという説明を試みようとしています。

〉先に語用論の議論において示したように、非常に大雑把に分類するな
〉らば、ある「文」の「意味」は、その文が持つ「文字通りの意味」
〉(literal meaning)と、「文脈における意味」(contextual meaning)
〉とに大別されます。言い換えるなら、ある「文」は、他の「文」との相
〉互的な関係によってしか「文脈における意味」(contextual meaning)
〉は決定することができないことになります。

〉そして、「物語論」という観点からすれば、「物語」の構成要素たる
〉「機能」や「シーン」は、複数の「文」が組み合わさることで成立し
〉ます。従って、これらの「機能」や「シーン」も、他の「機能」や
〉「シーン」との相互的な関係によってしか「文脈における意味」
〉(contextual meaning)は決定することができないと考えるべきで
〉しょう。

〉このように考えるならば、ある作品、即ち、「物語」における一つの
〉「語」の「文脈における意味」(contextual meaning)はどのように
〉決定されると言えるでしょうか。

〉例えば、「起」・「承」・「転」・「結」という、4つの「シーン」
〉で構成された非常に単純な「物語」を想定してみましょう。

〉4つの「シーン」は、1つ以上の「事件」によって構成されます。
〉「事件」とは、ある「舞台」において、誰か/何かによって「変化」
〉が起きることです。例えば、「起」では、登場人物や状況を分かりや
〉すく「提示」するべく、その登場人物の性格や環境を象徴する「事件」
〉が起こります。不幸な人物なら、ちょっとしたアクシデントが起こる
〉でしょうし、幸福な人物なら、彼の幸福さを示すちょっとした良いこ
〉とが起こるでしょう。

〉各「シーン」は、1つ以上の「機能」によって構成されます。「機能」
〉とは、「事件」を構成する「登場人物の行為」や「状況の変化」を指
〉します。例えば、「失恋」という「シーン」は、最低でも、「意中の
〉ヒロインに告白する」、「ヒロインに振られる」という2つの「機能」
〉を構成要素として必要とします。

〉各「機能」は、1つ以上の「文」によって構成されます。例えば、
〉「告白」という「機能」は、最低でも、「あなたが好きです」のよう
〉な「告白」をしていることを示す「文」を構成要素として必要としま
〉す。

〉各「文」は、1つ以上の「語」によって構成されます。例えば、「あ
〉なたが好きです。」という「文」は、「あなた」・「が」・「好き」・
〉「です」という4つの「語」によって構成されています。

〉非常に簡略化すれば、以下のように図示できるかもしれません。

〉           物語

〉       シーン − シーン    

〉     機能  − 機能 − 機能    

〉  文  文  文  文  文  文 文 文       
〉 
〉語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 

うわぁぁー,ピラミッド!
とてもわかりやすい図です.
「文」の上にある「機能」と「シーン」は「−」で結ばれているのは何か意味があるようですね.

〉さて、ある「物語」において、一つの「語」の「意味」はどのよう
〉に決定されるのでしょうか。

〉勿論、その「語」にも「文字通りの意味」(literal meaning)はある
〉でしょう。しかし、厳密に言うならば、その「語」の「文脈におけ
〉る意味」(contextual meaning)は、その「語」が属する「文」・
〉「機能」・「シーン」・「物語」全体の文脈との関連でしか決定で
〉きないと言うべきです。

〉このように、ある「物語」における一つの「語」は、「文」・「機能」
〉・「シーン」・「物語」という「文脈」を抜きにして理解することは
〉出来ません。

〉逆に言うと、その「物語」における様々な「文脈」を把握していれば、
〉「語」の「文字通りの意味」(literal meaning)を知らなくても、「文
〉脈における意味」(contextual meaning)を理解することが可能とも
〉言えるのです。

〉このように、「物語」の「文脈」から、一つの「語」の、「文脈におけ
〉る意味」(contextual meaning)把握することは十分に可能です。そし
〉て、それらの経験を積み重ねることで、逆に、その「語」の「文字通り
〉の意味」(literal meaning)に到達することも十分に可能なのではない
〉かと思います。

〉そして、ある「物語」において、一つの「語」の「意味」が他の「機能」
〉や「シーン」などとの関係性、即ち、「文脈」との関係でしか決定でき
〉ないということは、より上位レベルの構成単位にも当てはまります。

〉「文」も「機能」も「シーン」も、その「物語」における「文脈」によっ
〉て、その「意味」は決定されます。従って、その「語」の「意味」が「文
〉脈」から把握することが可能であるように、「文」も「機能」も「シーン」
〉も「文脈」からの把握が可能であることになります。

多読で文法が身に付く理由がやっとわかりました.
(最近,文法用語で「仮定法」と言われる用法が,文法で勉強したときの
イメージとかなり違ってきているように感じます.たぶん,多読を続ける
ことによって感じてきたイメージのほうがより自然なのでしょう!)

〉そして、正にこの『「文脈」による「意味」の把握』が可能であるからこ
〉そ、「分からないところは飛ばす」を「語」よりも上位のレベル、「文」・
〉・「機能」・「シーン」のレベルで行ったとしても、その「物語」の把
〉握は十分に可能です。

〉実際、通常の「物語」であっても、1ページ辺り数語や数文の未知の部分
〉があったとしても、読むのに支障はありません。そして、「物語」の規模
〉が大きくなるほど、一つの「語」や「文」の「文脈」における重要性は低
〉下します。極論を言えば、1段落、さらには1ページ丸ごと「読み飛ばし」
〉たとしても、その「物語」を楽しむことができます。

〉つまり、「分からないところは飛ばす」=「読み飛ばし」が可能なのは、
〉「物語」というものが、その構造として各構成要素が密接に関連している
〉ため、一部を理解できなくても全体を把握することが可能であると性質を
〉有しているからだと言えるでしょう。

今までの多読の体験を振り返ると,とてもよく理解できます.
やっと,長い間の謎が解けてきたようでうれしいです.

〉○「携帯留学」としての多読

〉NOVAのCMで「駅前留学」というフレーズがありますが、これに対抗して多
〉読は「携帯留学」とでも呼びたいと思います。

〉つまり、本を読むというのは、その本を通じてその言葉に触れると言うこ
〉とですから、外国語のレッスンを「留学」と見做せるなら、外国語の読書
〉も「留学」の一種と見做せるだろうと言う理屈です。

〉とは言え、そう言うだけでは面白くないので、ちょっとした数字遊びを。

〉英語多読の最初の目標として、100万語読むというのがあります。

〉これがどれくらいの量かというと、普通の日本人が英語を読む速度は、
〉1分間に120語程度ですから、1時間では7200語です。従って、
〉100万語読むのに、大体140時間掛かる計算です。

〉では、この140時間というのは、どのくらいの時間か、比較例を考え
〉て見ましょう。

〉高校生の交換留学を振興するAFSという団体において、「何語であれ、
〉3ヶ月滞在すれば、分かるようになる」と言う経験則があります。

〉そして、実際、私の経験に照らしてみても、大体3ヶ月くらいで何と
〉なくスペイン語が分かるようになったと記憶しています。

〉人が起きているのが、大体、1日8時間ですから、3ヶ月の留学とい
〉うのは、720時間の読書に相当するとしましょう。そうすると、こ
〉れを語数に換算すると、大体、500万語くらいとなります。

〉逆に、100万語=140時間というのは、留学にすると17日間くら
〉いの滞在期間に相当します。

〉短期の語学留学が2週間=14日くらいですから、100万語多読を
〉「携帯留学」というのも、あながち間違いではないかもしれません(笑)

「携帯留学」!
とってもいい響きですね.
そして,数字の計算結果も感覚的に(自然減衰の補正を加えれば)今の自分の語数に照らし合わせて,まさにその通りという感じです.

〉以上、長文・乱文となりましたが、今回はこれで失礼します。

とても貴重な報告ありがとうございます.
保存させていただき,何度も何度も読ませていただきました.
今後も,楽しく多読を続けていきたいと思います.

慈幻さんも楽しく多読を続けてください.

HAPPY READING!!


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5629. 今後の課題でしょう(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/5/13(22:37)

------------------------------

どうも慈幻です。

〉慈幻さん こんにちは
〉ありあけファン@212万語(多読)/3万2000語(多聴) です

〉〉本日、5月8日で、多読開始2周年となりましたので、
〉〉報告します。

〉多読開始2周年おめでとうございます!!

お祝いの言葉、どうも有難う御座います。

〉〉「多読」という方法論やそれを可能にしている原理についても
〉〉興味が湧いてきたことが挙げられます。

〉 この問題は,私が多読を始めるまでの非常に長い間,いろいろと
〉勉強し,そして悩んだことがある問題でした(過去完了).
〉2003年7月23日に多読を始めてからは,このような問題で悩むことは
〉なくなりましたが,逆に,なぜ多読でだんだんと読めるように(そ
〉してごく僅かずつですが,聴けるように)なっていくのかが不思議
〉で不思議でたまりません.
〉その謎を知りたい,という衝動は日に日に高まっています.
〉こういう経緯ということもあって,慈幻さんの投稿をとても興味深
〉く読ませていただきました.

私の屁理屈が少しでも参考になれば幸いです。

〉〉■多読論考編
〉〉○多読と「言語獲得装置」
(中略)
〉〉そうすると、成人の「言語獲得装置」は、実際には眠っている
〉〉だけで、適切な条件さえ整えれば機能させ得るということにな
〉〉り、従来の第二言語習得研究に対して、理論的な面でも、非常
〉〉に大きな一石を投じる画期的な方法論であるとも言えます。

〉多読で,夢中になって楽しく読んでいる時,がまさにそういう時
〉なのでしょうね.
〉ここいちさんは,このような時は「良いホルモンが出ている」と
〉おっしゃっていますが,私もそのような時間を何度も経験してい
〉ます.
〉私自身の場合,そのような時間がある程度の期間以上充分な時間
〉続いた直後にYLの急上昇(飛躍)した例もあります.

ホルモンかどうかは分かりませんが、脳内麻薬は確実に出てるかと
思います。つうか、「ランナーズ・ハイ」ならぬ、「リーダーズ・
ハイ」は結構あります(笑)

〉〉○多読を開始できる条件
〉〉SSSでは、多読を始める前提として、日本の中学1年生レベ
〉〉ルの英語力、つまり、「英語多読開始の条件」としています。
〉〉これは、逆に言えば、全くの白紙状態から多読開始が可能に
〉〉なる状態までに学習を進展させる方法論は未開発であること
〉〉になります。
〉〉そして、このことが、英語以外の言語で多読をする際に意外
〉〉に大きな落とし穴になっているのではないかと思われます。

〉 一度,時間ができれば,第2外国語で全く白紙の条件でどの
〉程度多読を開始できるかどうか試してみたいのですが,残念な
〉がら不可能なようですね.

いえ、「未開発」なだけで、「不可能」ではないと思います。で
すから、様々な方が挑戦する過程で、徐々にその方法論が確立さ
れて行くと思いますので、ありあけファンさんも挑戦されてみる
というの一つの手です(笑)

〉〉と言うのも、「日本の中学1年生修了レベルの英語力」とい
〉〉うのが、意外にあなどれないこと、そして、他の言語に比べ
〉〉て、無意識に英語に接している機会が圧倒的に多いことがあ
〉〉げられます。

〉最近は,小学校卒業までに全く英語を勉強していなかった中学
〉1年生4月初めの英語力も結構あなどれないと思います.
〉無意識に結構な量の英語に接しているのではないでしょうか?

私が子供の頃より、無意識の接触量は増えてるような気がします。
もっとも、それがどう影響するかは分かりませんが。

〉〉○多読と語用論
〉〉「語用論」(pragmatics)とは、言語学の一分野で、一言でいえば、言
〉〉葉とその意味を、私たちが普段行っているコミュニケーションの場面
〉〉に即して、即ち、言葉の用いられた状況や文脈を踏まえて考えていこ
〉〉うとする学問のことです。
(中略)
〉〉そして、まさにこの「語用論」上の「意味」を理解しようとすること
〉〉を重視し、そのことによって外国語を自然に習得することを目指すの
〉〉が「多読」だと言えます。

〉慈幻さんの言われる「語用論」上の「意味」に多量に触れることができ
〉るようになったのは,多読を開始してからです.

従来の学習法では、「物語」の「内容」にまで意識を向けさせるのは至難
の技でしたからね。

〉〉これに対して、従来の外国語学習においては、コミュニケーションの
〉〉状況やコンテクストに関わりなく決まる言葉の意味─「文字通りの意
〉〉味」(literal meaning)─をあつかう分野である「意味論」(semantics)
〉〉を前提とし、単語の文字通りの意味や文法規則を重視していると言え
〉〉ます。

〉 私はSSS式多読を開始する前は,いわゆる勉強モードで,メソードを
〉組み立てようとまでしたこともあるのですが,「統語論」と「意味論」に
〉こだわりすぎていたようです.

日本に限らず、通常の外国語学習法が、そこに止まってますから、仕方ない
と思いますが・・・

〉〉○多読と物語論
(中略)
〉〉非常に簡略化すれば、以下のように図示できるかもしれません。

〉〉           物語

〉〉       シーン − シーン    

〉〉     機能  − 機能 − 機能    

〉〉  文  文  文  文  文  文 文 文       
〉〉 
〉〉語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 

〉うわぁぁー,ピラミッド!
〉とてもわかりやすい図です.
〉「文」の上にある「機能」と「シーン」は「−」で結ばれているの
〉は何か意味があるようですね.

「機能」にしろ、「シーン」にしろ、ある種の論理的関係があって、
初めて「物語」が成立するという含みです。

詳細を話し出すと、多読とは関係ない話になるので、割愛してます。

〉〉○「携帯留学」としての多読
(中略)
〉「携帯留学」!
〉とってもいい響きですね.
〉そして,数字の計算結果も感覚的に(自然減衰の補正を加えれ
〉ば)今の自分の語数に照らし合わせて,まさにその通りという
〉感じです.

英会話の受講料を補助するくらいなら、英語多読をしている社会
人の本代を補助してくれないかな〜とか思う今日この頃(笑)

以上、用件のみですが、今回はこれで失礼します。


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[♪] 5641. Re: 今後の課題でしょう(笑)

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/5/15(12:10)

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慈幻さん、ありあけファンさん、こんにちは!

〉〉〉「多読」という方法論やそれを可能にしている原理についても
〉〉〉興味が湧いてきたことが挙げられます。

これはね、言語学関係で、いまいちばんホットな、
いや、ホットであっても不思議はない分野だと思うんだけど。

〉〉 この問題は,私が多読を始めるまでの非常に長い間,いろいろと
〉〉勉強し,そして悩んだことがある問題でした(過去完了).
〉〉2003年7月23日に多読を始めてからは,このような問題で悩むことは
〉〉なくなりましたが,逆に,なぜ多読でだんだんと読めるように(そ
〉〉してごく僅かずつですが,聴けるように)なっていくのかが不思議
〉〉で不思議でたまりません.
〉〉その謎を知りたい,という衝動は日に日に高まっています.
〉〉こういう経緯ということもあって,慈幻さんの投稿をとても興味深
〉〉く読ませていただきました.

〉私の屁理屈が少しでも参考になれば幸いです。

ありあけファンさんのお考えもそのうち聞かせてください。

〉〉〉■多読論考編
〉〉〉○多読と「言語獲得装置」
〉(中略)
〉〉〉そうすると、成人の「言語獲得装置」は、実際には眠っている
〉〉〉だけで、適切な条件さえ整えれば機能させ得るということにな
〉〉〉り、従来の第二言語習得研究に対して、理論的な面でも、非常
〉〉〉に大きな一石を投じる画期的な方法論であるとも言えます。

〉〉多読で,夢中になって楽しく読んでいる時,がまさにそういう時
〉〉なのでしょうね.
〉〉ここいちさんは,このような時は「良いホルモンが出ている」と
〉〉おっしゃっていますが,私もそのような時間を何度も経験してい
〉〉ます.
〉〉私自身の場合,そのような時間がある程度の期間以上充分な時間
〉〉続いた直後にYLの急上昇(飛躍)した例もあります.

〉ホルモンかどうかは分かりませんが、脳内麻薬は確実に出てるかと
〉思います。つうか、「ランナーズ・ハイ」ならぬ、「リーダーズ・
〉ハイ」は結構あります(笑)

いや、ここいちさんの「良いホルモン仮説」は本気で取り組まなきゃ
いけないなと思ってるんですよ。

非常に簡単に言い切ってしまうと、「リーダーズ・ハイ」の状態が
おとなをこどもにしてしまうので、杏樹さんのフランス語も可能に
なる・・・

いや、まだまだいろいろみなさんの報告を詳しく読んで行かなきゃ
行けませんが、ある年齢になると働かなくなるはずの「言語獲得装置」
が実は眠っていただけだとすると、これは外国語獲得理論解明の
革命ですね。

〉〉〉○多読を開始できる条件
〉〉〉SSSでは、多読を始める前提として、日本の中学1年生レベ
〉〉〉ルの英語力、つまり、「英語多読開始の条件」としています。
〉〉〉これは、逆に言えば、全くの白紙状態から多読開始が可能に
〉〉〉なる状態までに学習を進展させる方法論は未開発であること
〉〉〉になります。
〉〉〉そして、このことが、英語以外の言語で多読をする際に意外
〉〉〉に大きな落とし穴になっているのではないかと思われます。

〉〉 一度,時間ができれば,第2外国語で全く白紙の条件でどの
〉〉程度多読を開始できるかどうか試してみたいのですが,残念な
〉〉がら不可能なようですね.

〉いえ、「未開発」なだけで、「不可能」ではないと思います。で
〉すから、様々な方が挑戦する過程で、徐々にその方法論が確立さ
〉れて行くと思いますので、ありあけファンさんも挑戦されてみる
〉というの一つの手です(笑)

親子の広場の投稿から、そしてぼうが実際に子どもたちを見て、
中学1年生程度の「英語力」は必要ないと思われます。
あれを書いたときにも(「快読100万語!)、本当は英語の知識は
ゼロからはじめられると予想していたのですが、実例がなくて、
そう言いきれなかった・・・

〉〉〉と言うのも、「日本の中学1年生修了レベルの英語力」とい
〉〉〉うのが、意外にあなどれないこと、そして、他の言語に比べ
〉〉〉て、無意識に英語に接している機会が圧倒的に多いことがあ
〉〉〉げられます。

〉〉最近は,小学校卒業までに全く英語を勉強していなかった中学
〉〉1年生4月初めの英語力も結構あなどれないと思います.
〉〉無意識に結構な量の英語に接しているのではないでしょうか?

〉私が子供の頃より、無意識の接触量は増えてるような気がします。
〉もっとも、それがどう影響するかは分かりませんが。

何人かの子どもたち(小学低学年以下)を見ると、英語に接触している
とは考えなくてもいいような気がします。

〉〉〉○多読と語用論
〉〉〉「語用論」(pragmatics)とは、言語学の一分野で、一言でいえば、言
〉〉〉葉とその意味を、私たちが普段行っているコミュニケーションの場面
〉〉〉に即して、即ち、言葉の用いられた状況や文脈を踏まえて考えていこ
〉〉〉うとする学問のことです。
〉(中略)
〉〉〉そして、まさにこの「語用論」上の「意味」を理解しようとすること
〉〉〉を重視し、そのことによって外国語を自然に習得することを目指すの
〉〉〉が「多読」だと言えます。

〉〉慈幻さんの言われる「語用論」上の「意味」に多量に触れることができ
〉〉るようになったのは,多読を開始してからです.

〉従来の学習法では、「物語」の「内容」にまで意識を向けさせるのは至難
〉の技でしたからね。

そう、至難だったので、単語や文法に注目した。
ところが多読の効果をいろいろ見ていると、物語(語用論上の意味)から
はいって単語や文法に下がっていく方が理にかなっているらしいと
わかってきたと思います。

〉〉〉これに対して、従来の外国語学習においては、コミュニケーションの
〉〉〉状況やコンテクストに関わりなく決まる言葉の意味─「文字通りの意
〉〉〉味」(literal meaning)─をあつかう分野である「意味論」(semantics)
〉〉〉を前提とし、単語の文字通りの意味や文法規則を重視していると言え
〉〉〉ます。

〉〉 私はSSS式多読を開始する前は,いわゆる勉強モードで,メソードを
〉〉組み立てようとまでしたこともあるのですが,「統語論」と「意味論」に
〉〉こだわりすぎていたようです.

〉日本に限らず、通常の外国語学習法が、そこに止まってますから、仕方ない
〉と思いますが・・・

あんなに良いGRや、ORTやLLLを作っているイギリスでも、
出版社自体が「物語から英語へ」というトップ・ダウンの道を意識
してはいないのです。これから先の仕事の量を考えると、楽しみ!

〉〉〉○多読と物語論
〉(中略)
〉〉〉非常に簡略化すれば、以下のように図示できるかもしれません。

〉〉〉           物語

〉〉〉       シーン − シーン    

〉〉〉     機能  − 機能 − 機能    

〉〉〉  文  文  文  文  文  文 文 文       
〉〉〉 
〉〉〉語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 

〉〉うわぁぁー,ピラミッド!
〉〉とてもわかりやすい図です.
〉〉「文」の上にある「機能」と「シーン」は「−」で結ばれているの
〉〉は何か意味があるようですね.

〉「機能」にしろ、「シーン」にしろ、ある種の論理的関係があって、
〉初めて「物語」が成立するという含みです。

〉詳細を話し出すと、多読とは関係ない話になるので、割愛してます。

関係ない部分も含めて、ぜひじっくりお話ししたいですね。
今度の多読学会で、こうした「理論面」についての分科会もあると
いいですね!

では、この先この話題がたくさんの人の参加で深まっていくことを
祈りつつ・・・ Happy reading!


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5650. 「多読理論研究クラブ」が必要?−多読の理論化について−

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/5/16(22:25)

------------------------------

どうも慈幻です。

〉慈幻さん、ありあけファンさん、こんにちは!

〉〉〉〉「多読」という方法論やそれを可能にしている原理についても
〉〉〉〉興味が湧いてきたことが挙げられます。

〉これはね、言語学関係で、いまいちばんホットな、
〉いや、ホットであっても不思議はない分野だと思うんだけど。

私がちょっと検索した範囲ですが、

http://www.extensivereading.net/er/er.html

http://nflrc.hawaii.edu/rfl/

http://www.readingmatrix.com/journal.html

なんかで、多読に関する論文が読めます。

ただ、これらの論文について、日本語で言及したものを読んだことが
ないので、アメリカやイギリスではともかく、日本では、あまりまと
もな研究がされていないのではないかと。

また、イギリスやアメリカでも、社会人に対して、SSSのような形で
大規模に実施した例はないようなので、論文にまとめて投稿すれば、
結構面白い反応が返ってくるのではないかと。

と、言うわけで、酒井先生、英語でそういう論文を書いて上記のオン
ライン・ジャーナルとかに投稿して頂けませんか?(笑)

〉〉〉〉■多読論考編
〉〉〉〉○多読と「言語獲得装置」
〉〉(中略)
〉〉〉〉そうすると、成人の「言語獲得装置」は、実際には眠っている
〉〉〉〉だけで、適切な条件さえ整えれば機能させ得るということにな
〉〉〉〉り、従来の第二言語習得研究に対して、理論的な面でも、非常
〉〉〉〉に大きな一石を投じる画期的な方法論であるとも言えます。

〉〉〉多読で,夢中になって楽しく読んでいる時,がまさにそういう時
〉〉〉なのでしょうね.
〉〉〉ここいちさんは,このような時は「良いホルモンが出ている」と
〉〉〉おっしゃっていますが,私もそのような時間を何度も経験してい
〉〉〉ます.
〉〉〉私自身の場合,そのような時間がある程度の期間以上充分な時間
〉〉〉続いた直後にYLの急上昇(飛躍)した例もあります.

〉〉ホルモンかどうかは分かりませんが、脳内麻薬は確実に出てるかと
〉〉思います。つうか、「ランナーズ・ハイ」ならぬ、「リーダーズ・
〉〉ハイ」は結構あります(笑)

〉いや、ここいちさんの「良いホルモン仮説」は本気で取り組まなきゃ
〉いけないなと思ってるんですよ。

〉非常に簡単に言い切ってしまうと、「リーダーズ・ハイ」の状態が
〉おとなをこどもにしてしまうので、杏樹さんのフランス語も可能に
〉なる・・・

「ホルモン」というか、「脳内麻薬の分泌」によって誘発される「リ
ーダーズ・ハイ」の状態は、一種の「変性意識状態」ですから、「批
判力の低下」や「集中力の亢進」などが起こり、通常以上に学習効果
が高まることは十分考えられます。

また、「変性意識状態」において、「感覚の鋭敏化」や「記憶力の増
幅」なども見られますから、「Happy Reading」=「リーダーズ・ハ
イ」により、言語習得率が飛躍的に向上するというのは、非常にあり
そうな話です。

〉いや、まだまだいろいろみなさんの報告を詳しく読んで行かなきゃ
〉行けませんが、ある年齢になると働かなくなるはずの「言語獲得装置」
〉が実は眠っていただけだとすると、これは外国語獲得理論解明の
〉革命ですね。

ただ、それを言う為には、せめて、多読開始前と、100万語終了後に、
ある程度客観的に英語力を測定できるテストか何かを行い、統計的に
有意な差が出ることを証明した上でないと、追試実験を誰もしてくれ
ないので、主張するのも難しいのではないかと。

〉〉〉〉○多読を開始できる条件
〉〉〉〉SSSでは、多読を始める前提として、日本の中学1年生レベ
〉〉〉〉ルの英語力、つまり、「英語多読開始の条件」としています。
〉〉〉〉これは、逆に言えば、全くの白紙状態から多読開始が可能に
〉〉〉〉なる状態までに学習を進展させる方法論は未開発であること
〉〉〉〉になります。

〉親子の広場の投稿から、そしてぼうが実際に子どもたちを見て、
〉中学1年生程度の「英語力」は必要ないと思われます。
〉あれを書いたときにも(「快読100万語!)、本当は英語の知識は
〉ゼロからはじめられると予想していたのですが、実例がなくて、
〉そう言いきれなかった・・・

〉何人かの子どもたち(小学低学年以下)を見ると、英語に接触している
〉とは考えなくてもいいような気がします。

ただ、別の所で杏樹さんが仰られているように、ORTなどの学習書が
充実している英語ならそれも可能かもしれませんが、学習書がそれほ
ど充実していない他言語でそれをやるにはまだ敷居が高いと思われま
す。

〉○多読と語用論
〉「語用論」(pragmatics)とは、言語学の一分野で、一言でいえば、言
〉葉とその意味を、私たちが普段行っているコミュニケーションの場面
〉に即して、即ち、言葉の用いられた状況や文脈を踏まえて考えていこ
〉うとする学問のことです。
〉(中略)
〉そして、まさにこの「語用論」上の「意味」を理解しようとすること
〉を重視し、そのことによって外国語を自然に習得することを目指すの
〉が「多読」だと言えます。

〉慈幻さんの言われる「語用論」上の「意味」に多量に触れることができ
〉るようになったのは,多読を開始してからです.

〉従来の学習法では、「物語」の「内容」にまで意識を向けさせるのは至難
〉の技でしたからね。

〉そう、至難だったので、単語や文法に注目した。
〉ところが多読の効果をいろいろ見ていると、物語(語用論上の意味)から
〉はいって単語や文法に下がっていく方が理にかなっているらしいと
〉わかってきたと思います。

ただ、これも証明するには、実証研究をしないと、言語学や教育学の人たち
を説得するのは難しいのではないかと(苦笑)

〉これに対して、従来の外国語学習においては、コミュニケーションの
〉状況やコンテクストに関わりなく決まる言葉の意味─「文字通りの意
〉味」(literal meaning)─をあつかう分野である「意味論」(semantics)
〉を前提とし、単語の文字通りの意味や文法規則を重視していると言え
〉ます。

〉 私はSSS式多読を開始する前は,いわゆる勉強モードで,メソードを
〉組み立てようとまでしたこともあるのですが,「統語論」と「意味論」に
〉こだわりすぎていたようです.

〉日本に限らず、通常の外国語学習法が、そこに止まってますから、仕方
〉ないと思いますが・・・

〉あんなに良いGRや、ORTやLLLを作っているイギリスでも、
〉出版社自体が「物語から英語へ」というトップ・ダウンの道を意識
〉してはいないのです。これから先の仕事の量を考えると、楽しみ!

実証研究の手間、特に、ある程度客観性を持ち、かつ、対象者にとって
「多読の楽しさ」を損なわないような「測定方法」の開発が急務かと思
われますので、酒井先生の奮闘努力に期待しております(笑)

〉○多読と物語論
〉(中略)
〉非常に簡略化すれば、以下のように図示できるかもしれません。

〉           物語

〉       シーン − シーン    

〉     機能  − 機能 − 機能    

〉  文  文  文  文  文  文 文 文       
 
〉語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 

〉うわぁぁー,ピラミッド!
〉とてもわかりやすい図です.
〉「文」の上にある「機能」と「シーン」は「−」で結ばれているの
〉は何か意味があるようですね.

〉「機能」にしろ、「シーン」にしろ、ある種の論理的関係があって、
〉初めて「物語」が成立するという含みです。

〉詳細を話し出すと、多読とは関係ない話になるので、割愛してます。

〉関係ない部分も含めて、ぜひじっくりお話ししたいですね。

了解です。

〉今度の多読学会で、こうした「理論面」についての分科会もあると
〉いいですね!

そういうのでしたら是非参加してみたいです。

〉では、この先この話題がたくさんの人の参加で深まっていくことを
〉祈りつつ・・・ Happy reading!

数百万語以上読んだタドキストで、多読に関する教育学や言語学に関
する英語の論文なんかを読む「多読理論研究クラブ」とかを作る必要
があるのかもしれませんね(笑)

以上、用件のみですが、今回はこれで失礼します。


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