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お名前: 古川@SSS
投稿日: 2005/3/23(01:52)
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古川@SSS です。
"栄泉"さん 500万語通過おめでとうございます。
〉今思うことはSSSの多読がいかに素晴らしい方法論であっても次の2点のいずれか
〉を満たさないと外国語の習得という成果は得られないのではないかという事です。
〉1.その言語を習得すべき必然性があること。(母語の習得がこれに当たります)
〉2.その言語を使って何をしたいのか、具体的な目標をはっきりさせること。
〉ということは、外国語習得をめざす大半の人にとっては、上記2が実に重要だと
〉思います。英語で何をしたいのか。
きびしい言葉ですが、同感です。
英字新聞を読みたい、専攻分野の論文を書き
〉たい、専門書を読みたい、Eメールの交信をしたい、外国人をいろいろな所に案内
〉できるようになりたい・・・。具体的に目標を決めて多読の途中でも直接目標に
〉トライしてみるといいと思います。
というか実際にやってみるのが一番ですね。
特に300万語を過ぎたらもう学校英語の垢
〉は充分洗い流されていると思うので、是非具体的な目標をと言いたいですね。
〉なかなか見つけられなければ多読を一時ストップしてでも目標設定をと言いたい
〉ところです。
〉逆に目標を決めずに多読用の図書を読み続けるのは、垢を洗い流し続けるだけで
〉一向に成果に繋がらないのでは、と思います。
うーん。 でも、目標が PBを楽しむようになるというのであれば
べつに それで十分だと思います。そういう人は、もちろん
たしかにそれだけで成果につながっていますね。
〉私は100万語あたりで1度英字新聞に挑戦しましたがちょっときつく、その後
〉何度かトライして350万語あたりで結構行けるという手応えを得ました。
〉そして、400万語以降はウソのように読めるようになったのでした。
〉とはいってもまだまだ語彙力を強化しないとスラスラ精読はできないので、この
〉点を重点的に強化したいと思います。それには、8000〜10000語レベル
〉の語彙力が必要かと思いますが、これはGRを多読するだけでは到底覚束ないでし
〉ょうね。工夫したいと思っています。
いろいろな人がいろいろ工夫した結果を報告していただけると
ありがたいです。
私自身は、歴史的に効果があるといわれている方法は
いずれも、300万語くらい多読をした後に行えば
実際に効果があるのではないかと思っています。
#ちなみに、基本的には、私は 文法の学習も
問題集 も否定していません。 ただ、多読なしに、
そういうことをやってもほとんど役にたたなかった
と実感しています。 ですから、英語の意識的な学習は
多読で英語で考える基礎ができるまではやる必要が
ないと思っています。 基礎ができた後は、英語学習
の目的にそって、その目的に必要なことを各自すれ
ばよいのだと思います。
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古川さん、こんばんは。メッセージ有難うございました。
〉〉今思うことはSSSの多読がいかに素晴らしい方法論であっても次の2点のいずれか
〉〉を満たさないと外国語の習得という成果は得られないのではないかという事です。
〉〉1.その言語を習得すべき必然性があること。(母語の習得がこれに当たります)
〉〉2.その言語を使って何をしたいのか、具体的な目標をはっきりさせること。
〉〉ということは、外国語習得をめざす大半の人にとっては、上記2が実に重要だと
〉〉思います。英語で何をしたいのか。
〉きびしい言葉ですが、同感です。
いやー、方法論としてのSSS多読の重要性は全くゆるぎがないと思います。
SSS多読はスポーツに例えると基礎体力の養成のようなものではないでしょうか。
とすれば、外国語習得のためには絶対不可欠のプロセスということになります。
この大切なプロセスを初めて唱えて行動を起こしたのがSSSではないでしょうか。
本当に感謝しています。
〉うーん。 でも、目標が PBを楽しむようになるというのであれば
〉べつに それで十分だと思います。そういう人は、もちろん
〉たしかにそれだけで成果につながっていますね。
それは確かにそうだと思います。PBは紛れも無いネイティブの媒体ですから、PB
を読みたいというのは立派な目標ですし、それが叶えられればまさに成果だと思
います。
ただPBの場合、皆さんFICTIONを読まれると思うんですが、FICTIONは当然スト
ーリー性が高いので、話の流れを把握しやすく、知らない語彙がワンサカ出てき
ても勢いでかなり読めるもの(シドニイ・シェルダンなど)があるのも確かだ
という気がします。
その点、専門書や新聞雑誌だとそうは問屋が卸さないという感じがするんです。
もっとも英語で何をしたいかの目標は各人各様ですから、要は自分にとっての目
標が達成できればそれで充分だと思います。
私は100万語あたりで1度英字新聞に挑戦しましたがちょっときつく、その後
〉〉何度かトライして350万語あたりで結構行けるという手応えを得ました。
〉〉そして、400万語以降はウソのように読めるようになったのでした。
〉〉とはいってもまだまだ語彙力を強化しないとスラスラ精読はできないので、この
〉〉点を重点的に強化したいと思います。それには、8000〜10000語レベル
〉〉の語彙力が必要かと思いますが、これはGRを多読するだけでは到底覚束ないでし
〉〉ょうね。工夫したいと思っています。
〉いろいろな人がいろいろ工夫した結果を報告していただけると
〉ありがたいです。
〉私自身は、歴史的に効果があるといわれている方法は
〉いずれも、300万語くらい多読をした後に行えば
〉実際に効果があるのではないかと思っています。
〉#ちなみに、基本的には、私は 文法の学習も
〉問題集 も否定していません。 ただ、多読なしに、
〉そういうことをやってもほとんど役にたたなかった
〉と実感しています。 ですから、英語の意識的な学習は
〉多読で英語で考える基礎ができるまではやる必要が
〉ないと思っています。 基礎ができた後は、英語学習
〉の目的にそって、その目的に必要なことを各自すれ
〉ばよいのだと思います。
同感です。文法などのいわゆる勉強は充分多読をしてからにすべきと思います。
私は英字新聞雑誌レベルの語彙力をつけるには精読の訓練も必要な気がしてきま
した。しかし、まずは多読を最低でも300万語は読んでからにすべきだと思い
ます。300万語という量は極めて重要な意味がありそうです。
たっぷり多読をして脳ミソをほぐしたら、対訳のある本なんかで精読(とは言っ
ても多読と精読の中間でいいんじゃないかと思いますが)の訓練も必要な気がし
てきました。勿論、多読の合い間にです。
まあ、いろいろやってみたいと思います。