Re: 横レス:「韻」って…

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/23(17:26)]

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144. Re: 横レス:「韻」って…

お名前: たこ焼
投稿日: 2004/1/21(00:20)

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〉たこ焼さん、こんにちは〜。

どうも、どうも、杏樹さん、お久しぶりです〜。

〉はまこさんのレスもつかないうちからでしゃばってスミマセン。

いえいえ
横レス、大歓迎ですー。(^^)

〉〉なるほど。
〉〉韻か・・・。
〉〉たこ焼は「音」に興味を持ち出してまだ間もないので、
〉〉「韻」をまだあまり意識していないのですが、
〉〉(実のところ、たこ焼は、「韻」とは何なのか、よくわかっていない・・・?)
〉〉なんだか楽しそうですね。

〉「韻」っていうのはですね…。
〉マザーグースから拾いますと

〉Peter, Peter
〉Punpkin eater

〉このように語尾で「er」を繰り返します。そうすると調子が良くなります。
〉ためしにこのフレーズを声に出して読んでみてください。
〉その際
〉Peterの「Pe」
〉punpkinの「pun」
〉eaterの「e」
〉にアクセントを強くつけます。

強弱をつけるのですね。

〉読みましたか?

はい。

〉ではさらに…
〉手拍子を取ってみましょう。
〉アクセントの強いところを等間隔で手を叩きながら言ってみます。
〉punpkinの-pkinはpunのおまけみたいに軽くさっと流します。

〉どうですか?リズムが感じられましたか?

はい、感じました。
リズムが大事なんですね。

〉それでは、誰でも知ってる歌を。

〉Twinkle, twinkle, little star,
〉How I wonder what you are!

〉これも行末の「star」と「are」が韻を踏んでいます。

「同じ音」ということですね?

〉マザーグースの超有名歌

〉Humpty Dumpty sat on a wall,
〉Humpty Dumpty had a great fall.

〉これも「wall」と「fall」が韻を踏んでいます。

これも、「同じ音」・・・。

〉もひとつおまけ。

〉Rain, rain, go away.
〉Come again another day
〉Little Johnny wants to play.

〉これらは最初の行末を同じ音でそろえています。声に出して読むと調子が良くなります。

基本は、「同じ音」で揃える、ということですね。
揃える場所は、行末が主なのでしょうか。
あっ、そういえば、頭韻という言葉をどこかで聞いたことがありますー。
これは、「頭」だから行末ではないですよね。行頭でしょうか。

そうそう、そういえば、
書名でよく見かける、単語の頭の文字を揃えるやつ、例えば、
The Bad Beginning、The Absent Author、The Famous Fiveとかって、
もしかして韻の一種ということでしょうか?
だとすると、
Peter, Peter
Punpkin eater
は、語尾の「er」だけでなく、語頭の「P」でも韻を踏んでることになるのかな?
つまり、
P+ER, P+ER
P+x, y+ER
でいいのかな? 見当外れ? 行末の「er」だけが韻?

う〜ん、面白そうですね。
いかに揃えるかが腕の見せ所なのですね。
心地よい音にするには、おそらく全て揃えるより、一部をはずした方がいいのかな?
つまりは、xとyがポイント?
起承転結の「転」みたいな?

う〜ん、全く見当外れのことを、べらべらと書き込んでいるような気がしてきたので、
さすがのたこ焼も、少々恥ずかしくなってきましたー。
この辺で止めときますー。(^^)

〉英語の詩には韻が欠かせません。英語だけでなく、ヨーロッパ語の詩はみなこのように韻を踏みます。
〉詩によっては2行ごとに韻を変えたり、1行目と3行め、2行目と4行目、という風に1行おきにしたりもします。

なんだか、複雑ですね。
音楽のようなものと考えたらいいのでしょうか。
大事なのは、「声に出して読むと調子が良くなる」ということなのですね。

〉サッカーの「Wayside School Get a Little Stranger」では、授業で韻を踏む言葉を考えさせる話があります。

ああーッ、そういえばそんな話がありましたね。

〉ダールのRevolting Rhymesは、本文の語尾を見ると、片っ端から韻を踏んでいるのがわかります。

確かに!

同じような音や文字が揃っているのを時々見かけては、
面白いなー、とか思っておりました。
一部については、音が心地よいな、
とも感じていたのですが、いつも脳内音読だけだったので、
それほど強く感じてはいなかったようです。
うん、うん、なるほど、これらが「韻」なのですね。

う〜む、
実際に声を出したり、音を聴いたりすると、格段に違うものなのでしょうね。
あっ!
LRでは、「音」の初心者でも、この「韻」を十分楽しめそうですね。

杏樹さん、
丁寧な解説、ありがとうございましたー。

ではでは〜♪


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169. Re: 横レス:「韻」って…

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/1/21(20:57)

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たこ焼さん、こんにちは。
横レス、嫌がられなくて良かった。

〉〉ではさらに…
〉〉手拍子を取ってみましょう。
〉〉アクセントの強いところを等間隔で手を叩きながら言ってみます。
〉〉punpkinの-pkinはpunのおまけみたいに軽くさっと流します。

〉〉どうですか?リズムが感じられましたか?

〉はい、感じました。
〉リズムが大事なんですね。

感じてもらえたんですねー。字だけでどうやって説明すればいいか悩みました。

〉基本は、「同じ音」で揃える、ということですね。
〉揃える場所は、行末が主なのでしょうか。
〉あっ、そういえば、頭韻という言葉をどこかで聞いたことがありますー。
〉これは、「頭」だから行末ではないですよね。行頭でしょうか。

行末が基本ですが、「頭韻」もあります。行末は「脚韻」です。

〉そうそう、そういえば、
〉書名でよく見かける、単語の頭の文字を揃えるやつ、例えば、
〉The Bad Beginning、The Absent Author、The Famous Fiveとかって、
〉もしかして韻の一種ということでしょうか?
〉だとすると、
〉Peter, Peter
〉Punpkin eater
〉は、語尾の「er」だけでなく、語頭の「P」でも韻を踏んでることになるのかな?
〉つまり、
〉P+ER, P+ER
〉P+x, y+ER
〉でいいのかな? 見当外れ? 行末の「er」だけが韻?

そうです、そのとおり!「頭韻」です。
Peter, Peter,もそうですし、不幸本もそうです。不幸本は3巻まで読んで、しばらくしてからやっと気がつきました。「同じ字でそろえてる!」って。A to Z Misteryもそうですね。AからZまでタイトルの語頭をそろえてます。

〉う〜ん、面白そうですね。
〉いかに揃えるかが腕の見せ所なのですね。
〉心地よい音にするには、おそらく全て揃えるより、一部をはずした方がいいのかな?
〉つまりは、xとyがポイント?
〉起承転結の「転」みたいな?

どこでどんな風にそろえるか、それはもう、作る人のセンスですね。あと英語圏の人はマザー・グースのリズムが体のどこかにはいってると思います。韻の踏み方とか、言葉のリズムの取り方とか、原体験みたいにしみついてるんじゃないかと思います。

〉う〜ん、全く見当外れのことを、べらべらと書き込んでいるような気がしてきたので、
〉さすがのたこ焼も、少々恥ずかしくなってきましたー。
〉この辺で止めときますー。(^^)

いえ、いえ、よくわかってくださってみたいで、ほっとしてます。

〉〉英語の詩には韻が欠かせません。英語だけでなく、ヨーロッパ語の詩はみなこのように韻を踏みます。
〉〉詩によっては2行ごとに韻を変えたり、1行目と3行め、2行目と4行目、という風に1行おきにしたりもします。

〉なんだか、複雑ですね。
〉音楽のようなものと考えたらいいのでしょうか。
〉大事なのは、「声に出して読むと調子が良くなる」ということなのですね。

詩は「声に出して読む」のが本来の姿みたいです。現在でも詩人が自作の詩を朗読したりすることがあるそうです。
日本語には韻はありませんが、短歌、俳句の伝統があって、「五七」調のリズムになっています。昔はやはり声を出して朗誦していたんでしょう。万葉集とか、百人一首とか、リズムをつけて読み上げたりしますよね。
中国語は音の上がり下がりが重要な言葉ですので、中国語の詩では韻もありますし、言葉の並べ方も音の上げ下げによって決まっています。漢詩などは厳密に規則が決まっています。中国語で読むと独特のリズムがあるのがわかります。

〉〉サッカーの「Wayside School Get a Little Stranger」では、授業で韻を踏む言葉を考えさせる話があります。

〉ああーッ、そういえばそんな話がありましたね。

これを読むと、英語圏の子どもはこんな風に韻の作り方を覚えていくんだなーっていうのがわかります。

〉〉ダールのRevolting Rhymesは、本文の語尾を見ると、片っ端から韻を踏んでいるのがわかります。

〉確かに!

でしょー?
ダールといえば、肝心なものを忘れてました。
「チョコレート工場」のOompa-Loompaの歌!もちろん韻を踏んでます。

〉同じような音や文字が揃っているのを時々見かけては、
〉面白いなー、とか思っておりました。
〉一部については、音が心地よいな、
〉とも感じていたのですが、いつも脳内音読だけだったので、
〉それほど強く感じてはいなかったようです。
〉うん、うん、なるほど、これらが「韻」なのですね。

面白いでしょー。音が心地よいのがわかるならもう、たこ焼さんは「韻」がわかっていますよ。

〉う〜む、
〉実際に声を出したり、音を聴いたりすると、格段に違うものなのでしょうね。
〉あっ!
〉LRでは、「音」の初心者でも、この「韻」を十分楽しめそうですね。

充分楽しんでくださ〜い。

〉杏樹さん、
〉丁寧な解説、ありがとうございましたー。

どういたしまして。

それではHappy Reading!


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