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お名前: 柊
投稿日: 2018/7/7(10:29)
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皆様こんにちは。柊です。語数は特に何も通過していないのですが、お薦め本がたまったので出てきました。
まずこのところの様子ですが、毎月英語を10万語、フランス語を5万語、スペイン語を3万語読もうキャンペーンを一人で実施。4月から3ヵ月連続で目標達成中です。
英語は主にノンフィクションを読んでいます。ディケンズのDavid Copperfieldは長さというより、分冊しなかった英語原書の厚みに負けて、日本語の文庫本を読んでいます。
最初のお薦めはPeak Performance(Brad Stulberg & Steve Magness)でこれは英語表記のままのタイトルで日本語訳も出ました。翻訳のタイトルはPEAK PERFORMANCEと全部大文字になっています。
これはスポーツ選手と、チェスの世界チャンピオンなどの頭脳派の人を調べたところ、どちらも徹底的にトレーニングをやる時期と、脳細胞や筋肉の回復をはかるために休息する時期を交互に取る人が上手くいっていたという、かなりきっちりした「最高の結果」を出すための科学的な本です。文章はその割りに易しく、章の最後にまとめも載っています。ただ、どうしてそれをやると良いのかを確認するため、本文にも目を通すことをお薦めします。
次のお薦めはWillpower doesn't work(Benjamin Hardy)で、養子を3人育てた経験と、心理学の研究から、「意思の力」で何でもするのは無理で、環境を整えることが重要であるということ、環境をどう整えるか、整えにくい時は誘惑にどう勝つか、ということが書いてあります。日本人の書いた整理整頓の本がお薦めとして出てきました。
(例)つまみ食いして太りそうなら、まず、つまみ食いする物を家に置かない。それが無理なら、「もし台所に来て○○を食べそうになったら」どうするか、条件付けをする。
最後に、これは小説なのですが、ほのぼの喜劇を。My Man Jeeves(P.G. Wodehouse)です。日本語の翻訳を読んでどうもピンとこないので、英語に切り替えました。
執事にJeevesを雇ったBartie Wooster。これはいくつか目の短編集ですが、何かあったらJeevesに相談すれば問題ないとわかっています。それでも、問題(人間関係とか)は複雑に発生するもので……。なかにはJeevesのいない(おお怖っ!)Reggie Pepperの短編も入っており、これはもう目をおおうばかりの悲惨さ(血も何も出ませんが、そして、コメディですが)に直面します。
Reggieの友達は、何でもかんでも忘れる人です。結婚記念日に夫婦水入らずでコンサートに出かける予定が、忘れてしまったりします。ついに、奥さんに逃げられ、誕生日を祝ってくれたら帰ると言われますが、奥さんの誕生日が思い出せない。Reggieと頭をつき合わせて考え込み、前回祝った時の天候から季節を割り出し、誕生月占いの本を12ヵ月分買い込んでなんとかしようとしますが……。
そう来たか! という終わり方が面白いです。
さ~て、次はやっとこChronicles of Amberに取りかかるぞ、な柊でした。10冊合本を切り離すことに成功したのですが、そこからがなかなか進まないです。
ではでは、皆様ご機嫌よう& Happy Reading♪
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お名前: wkempff
投稿日: 2018/7/11(18:50)
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柊さん、お久しぶりです。
面白そうなノンフィクションのご紹介ありがとうございます。
中でも、
Willpower doesn't work(Benjamin Hardy)
にちょっと笑ってしまいました。
たぶん、ですが、
The Willpower Instinct,
by Kelly McGonigal
(スタンフォードの自分を変える教室)
のアンチテーゼかパロディか、少くとも相当に意識しているのではないか、と推測しました。
こちらは、Stanfordのundergraduate向けの評価トップの講義で、全世界でベストセラーになりました。最新の大脳生理学に基づきながら、ダイエットなど女性らしい身近な例を取り上げているところが人気の秘密でしょう。
著者はこの成功を皮切りに同じような本を立て続けに出版しており、ちょっと学者なんだか流行作家なんだかわからなくなってきていますが。
両方合わせて読んでみると面白いかと思いました。
ではまた。
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wkempffさん、お久しぶりです。こちらこそ、情報ありがとうございます。
何か、元ネタというかwillpowerの必要性「だけ」を説いた本があって、反論しているのだろうなとは思っていました。
「スタンフォードの自分を変える教室」はチラッと読んだ気がします。あまり合わなくて、とっととやめたような。
環境は、結構大きいですよね。高校生の時、私は満点狙いだったのに、赤点回避で騒いでいる人が多すぎて、勉強しているともなんとも言いづらかったのを思い出しました。その中で、一人淡々と「朝の教室ははかどる」と中学校までのドリルをやっていた人を、尊敬していたものでした。入試が筆記試験のない学校だったもので、勉強出来る度合いは相当にバラバラで、実は進学校レベルの人もいたんですけどね。私は進学校に行ったら、確実落ちこぼれレベルでしたが、それでも満点の狙えるテストだったし。
妹がまるっきり校風の違う、バリバリの進学校に行ったので(北海道で上から数えて何番目とか意識してるレベル)、あちらに万が一行っていたら人生違ってただろうなと思います。いやー、行かなくて良かった。
環境で変わる上に、偏差値で輪切りにしたら、そりゃあ似たような感じになるだろうなと思ったり。いっぺん、あの気分の上下の激しい私の同級生(の一部)を、ジャンクフードと清涼飲料水のない食生活と、八時間ぐらいの睡眠を含む規則正しい生活に、無理矢理押し込んだらどうなるのかと思ったものです。