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お名前: ゆゆ
投稿日: 2013/3/14(22:45)
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せきけんさん、200万語おめでとうございます!
Horrid Henry 16冊も読まれたんですね!お奨めした私はまだ8冊で、なんだか恥ずかしいです。
でも、Henryのお仲間が出来て嬉しいです。それに、私はただ読むだけですが、せきけんさんはいろんな事を考えながら丁寧に読まれていて、同じ本を読んでもこんなに違うのかと感心してしまいました。作者まで調べられたのですね。とっても参考になりました!
tooについて書かれていましたが、
"No,I'm not," said Henry.
"You are too," said Peter.
とか、
"He started it!" screamed Henry.
"Did not!"
"Did too!"
とかの「too」でしょうか。しょっちゅう出てきますよね。
私も気になっていたのですが、ケンカの際の売り言葉に買い言葉みたいなものかと解釈していました。でも、他の作家の作品でも同じtooが出てきて、先日ついに辞書で調べました。
私の辞書は1999年のジーニアス(古い!)ですが、それによると、『略式で、否定の言葉に対する強い肯定を表す』のだそうです。「違うよ!」と何かを否定する相手に「いいや、そうなんだ!」と押し返す感じかなと思うのですが、いかがでしょう? 確かなことをご存知でしたらお教えくださいませ。
では、これからも、Happy Reading!
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ゆゆさん、こんばんは。
お祝いのメッセージありがとうございます。
tooの話は、正にその使い方です。
tooごときで、辞書を引いてたまるか!というわけでもないのですが、
やっぱり調べないと、中々はっきりとは分からないですね。
audioで聞けば、声の調子で、もっと分かるかもしれませんが。
「おれじゃないよ」とヘンリーが言えば、
「兄貴に決まってる」とピーターが言い返した。
ってな調子でしょうか。
よく分かりました。
作者については、本の奥付か何かに、米国の中西部(St. Luis)で生まれて、
カリフォルニアの海岸で育ち、イエール大学とオックスフォードで、
中世の歴史と文学を学び、現在は、ロンドンで、
息子と旦那と暮らしているとか、書いてありますよ。
wikipediaと、本人のwebと、orion(出版社)のwebもチラッと見ました。
ヨーロッパの中世文学というのは、日本だと今昔物語のようなものか、
アラビアンナイトのようなものなのかと思われますが、
中世は、教会の力が強かったのだから、当然、
キリスト教の法話というか、説話のようなものが多かったのかと想像します。
デカメロンや神曲は、中世文学と言っていいのか?
カンタベリー物語とかもそうかな。
典型的なのは、騎士道物語で、アーサー王と円卓の騎士達の話なんかが、
中世の物語なんでしょうかね。
そういう素養は、大きく物語に影響しているように思います。
というのは、現代的な枠に捕らわれていないように見えるからで、
nitsの話なんか、現代の常識に捕らわれている普通のお母さんは、
書けないのではないかと思います。
そういえば、MTHのMary Pope Osborneも旦那とShakespeareの演劇をやっていたりして、
現代のものだけを手がけているというわけではないですね。
ファンタジーや歴史探訪というのは、
古いものを勉強することが必要なんでしょう。
では、Happy Reading!!で。