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お名前: 杏樹
投稿日: 2012/12/19(02:11)
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せきけんさん、こんにちは。
〉昨日というか、今朝というか、160万語を超えました。
〉150万語からこの間に読んだのは次の本です。
160万語通過、おめでとうございます。
〉MTH#23 "Twister on Tuesday" Mary Pope Osborne
〉MTH#24 "Earthquake in the Early Morning" Mary Pope Osborne
〉"Anastasia Krupnik" Lois Lowry
〉ICR2 "Frog and Toad Are Friends" Arnold Lobel
〉"There's a Boy in the Girls' Bathroom" Louis Sachar
〉"The BFG" Roald Dahl
〉ちょっと難しい本を読み過ぎていたので、少し易しめのものを読んでみました。Arnold Lobelの"Frog and Toad"シリーズはいいですね。この中の、Letterの話は、娘の小学校の教科書に使われていたので、日本語で読んだことがありました。シリーズで4冊あるので、全部揃えてみようと思います。ほのぼのとした友情物語ですね。朗読も買ってみようと思います。
〉杏樹さん、ご紹介ありがとうございました。
気に入ってくれたみたいでうれしいです。しみじみしたり、笑えたり、二人(?)の友情はとてもすてきです。ぜひ4冊そろえてください。
ついでに、Lobelの他の本もいいですよー。
〉MTHは、USの歴史シリーズで、開拓時代の中西部(Kansus辺り)で、Dugoutが小さな学校の校舎になっていて、そこでTwisterに合う話と、1906年のSan Franciscoで、大地震にあう話。アメリカは地震がないと思いがちですが、太平洋岸は、環太平洋造山帯で、Californiaには有名なSan Andreas faultがあって、地震の名所。細長いCalifornia半島は、この断層でできたもの。SacharのSmall Stepsで、KairaがLos Angelsでコンサートをやるときに、Californiaの地震を心配していたのは誰だったか・・・。Twisterは、tornadoと言うものとばかり思っていたが、twisterとも言うのだろう。つむじ風のようなイメージで少し、規模が小さいのかもしれない。
一時期読んだ本に続けてサンフランシスコ地震が出てきて(MTH含む)、サンフランシスコに大きな地震があった、という認識ができました。日本人が関東大震災を覚えているようなものかと思います。こういう本を読んでいると、語学だけではなくアメリカ人との共通認識を育てるのにも役に立ちます。twisterは、この言葉が出てくる本に再度出合えば概念がつかめるようになると思います。でもどんな本を読めばいいのかまではわからないのですが…。
〉Lois Lowryの"Anastasia Kurpnik"は、10歳とは思えないとても知的な女の子。どんどん次の作品が読みたくなる感じでした。父親が詩人の大学教授で、母親が画家の一人娘。ところが、そこに祖母ともう一人?が登場しそうな雰囲気の中で、彼女の心が揺れ動くところが、Anastasiaの日記のような秘密のノート(Green note)に綴られて行く。中でも、章毎に、好き嫌い表がupdateされて行く様子がほほえましい。余りに激しく入れ替わるので、移り気というのか、mercurialだと言う具合に、詩人の父の影響で、10歳とも思えない難しい単語が出てくるようだ。書かれたのがちょっと古く、1979年のようです。みなさん、コメディアンのGroucho Marxなんて知っていますか?まだ、煙草が市民権を得ていた時代です。
子どもって意外に難しい言葉を知ってますよね。
1979年でもマルクス兄弟はすでに「過去の人」だと思うんですけれど、親の世代はまだなじみがあるのかもしれませんね。
〉Sacharの"There's a boy in the girl's bathroom"は、読んでいる私が、CounselorのCarla Davisに恋をしてしまいそう。主人公のBradley Chalkersは、嘘吐きでひねくれ物で、嫌われ者だが、転校生のJeffやCarlaの影響で徐々に立ち直って、勇気と素直さが発揮できるようになって行く。これもHeart warmingなお話ですね。Anastasiaよりも易しく、殆ど知らない単語もなく、スラスラ読める。Holesなどよりかなり易しいが、Marvin君よりは、若干難しいかと思います。
Marvin君より「若干」ではなくかなり難しいです。すぐには読めませんでした。Heart warming…本当にその通りです。
〉最後は、久し振りのDahlの"The BFG"です。この本は、BFG語というか、Giants語というか、登場する巨人達の使う、変な英語が、分かり辛いので、多読を始めたばかりの人は、混乱するので止めた方が無難かと思います。巨人がすぐに、"I is ..."としゃべり始めるので。巨人達の名前もDahl語というか、Giants語の長い名詞で、二つ以上の言葉を適当につなげたような名前。しかも、そういう造語やらSpellミスというかSpell違いも含めて、よくわからない単なる駄洒落のような単語が、Giantsのしゃべりに頻出します。例によって頭韻だらけで、リズムだけでも面白いのですが、辞書引いても載っていない単語が頻出なので、引いても無駄に近いです。ただ、Dahlがどこからそれを取ってきたのか想像できると楽しいだろうと思います。
これは「多読を始めたばかり」の人が読む本ではありませんよー。ダールはレベル2ぐらいから順番にありますから、児童書の中ではかなり最後の方に読むべき本だと思います。私は長い間積読にしていて、PBを読むようになってから思い出したように手に取ってみました。そうしたらすらすら読めて、巨人語も全く引っ掛かりを感じませんでした。
〉Panamaの子供を飲み込むと、hattyな味がするとか、そんな一節があったと思いますが、これってパナマ帽から来ているんですね。Bagdadからbug dad and mamみたな、駄洒落があって、Right?が、正しいの意味のはずが、Right or left?となっていたりして可笑しいです。every thingaling...みたいな一節が出てきて、"Yesterday once more"かと思ってしまいました。てな具合の言葉遊びが凄いので、翻訳はさぞ難しいだろうと思いました。
ダールは原文で読むのが一番楽しいと思います。こういった言葉遊びもですが、文章自体に独特のリズム感があるので、翻訳でその味を出すのは難しいでしょう。
それではHappy Reading!
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杏樹さん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
Lobelはいいですね。
こういうのを読むと、子供に絵本を読み聞かせていた頃を思い出します。
このシリーズは、娘のためにという名目で、買い揃えようと思います。
Kindle PaperWhiteが自分へのChristmas Presentとして来たのですが、こういう
本は、紙の方がいいなと思います。
MTHの#25を読みましたが、Shakespeareは、やはり難しいと感じます。
昔の単語を知らないのと、短い言葉でイメージを膨らませないとならないからでしょうか。
想像力が不足しているような気がします。
マルクス兄弟は、確かに1979年でも既に過去の人だったようです。
ですが、父は娘に真似をさせるぐらいの影響を与えていたようで、
その洒落が分からないのが、悲しいです。
それから、"There's a boy in the girl's bathroom"はMarvin君よりも難しいですが、
"Holes"よりは易しいというのは私の感想で、客観性がなくて済みませんが、
杏樹さんも別のところで書かれていたように、
前二者の差が、段々分からなくなってきたということかと思います。
Dahlのもっと短くて易しいもので読んでないものがあるので、
それもおいおい、Tryしてみようかと思います。
あと、数年後に再読すると色々と発見があるのではないかとも思っています。
The BFGに関しては、読み飛ばしの練習にはいいのではないか、少なくとも、私には読み飛ばしの練習になりました。
というのは、辞書を引いても出てこない単語であろうとは想像がつくので、そのまま辞書で引こうという誘惑が働かないからです。
100万語以上読んでいて、まだ、辞書を引かないで読もうと決意していても、ついその誘惑に負けてしまうような私のような人間には、その誘惑を断ち切るのにうってつけの一冊という気がしたのです。
それでも、読み終わってから、辞書引いたりしましたが。
そうやって飛ばし読みしても、大体のことは理解できるし、言葉の語呂の面白さぐらいは堪能できるわけです。
語呂と意味とがぐちゃぐちゃした面白さというところまでは、なかなか堪能できません。それは、やっぱり、その単語や言い回しの背景になっている普通のtext/contextを理解していないと駄目で、それは相当他のものを読み込まないと無理として、さっさと諦めればいいわけです。
もちろん、飛ばし読みといっても、音や、単語は感じる必要はあると思います。そうしないと、面白くないですから。
ともかく、そういう練習にはいいのではないでしょうか。
では、Happy Reading!!