[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(17:40)]
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12539. 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册
お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/9(01:34)
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前回の報告から約1カ月。150万語の通過報告です。1カ月 10万語のペースに戻りました。
今回は、Oxford Bookworms Library や Kindle の無料本なども交えて、いろんな本を読みました。また、しばらく楽しめそうなシリーズものを見つけました。
[url:http://monogusa103.jimdo.com/英語の修行/読書記録手帳3-200万語/]
今回のベスト本は、『mokingbird』と『The Mediator #1: Shadowland』が甲乙つけ難いところ。前者は児童文学書、後者はティーン向けのハードボイルドものかな。
無料 Kindle 本 について
・Kindle 無料本のチェックは、下記ページあたりからが便利です。期間限定のことが多いので、見つけたら即ダウンロードが鉄則です。いらなければ捨てるのは簡単なので。
[url:http://www.amazon.com/Best-Sellers-Kindle-Store-Childrens-eBooks/zgbs/digital-text/155009011/ref=zg_bs_nav_kstore_2_154606011]
・Kindle eBooks は、Kindle(専用端末)がなくても読めます。PC/Mac 版の他、iOS 版、アンドロイド版と Cloud Reader 版(Chrome などのブラウザーから読むタイプ)のアプリケーションが無料で利用可能です(ただし、米Amazon.com のアカウント登録が必要)。
[url:http://plaza.rakuten.co.jp/monogusa103/diary/20120609/]
PS: 『日米Kindleアカウントを結合しても購入ストアは自由に切り替えできます | 代助のブログ』の表題通り。価格は、日本のKindle本の方がちょっと安いみたいです。でも、無料の Kindle本を探すのはやっぱり Amazon.com の方が便利です。
[url:http://daisukeblog.com/?p=1938]
140万語から150万語までの間に読んだ本
1. England: Oxford Bookworms Library, Stage 1
語数 4,640 語の簡単な英語で書かれた読み物です。受験英語で苦戦している高一の長男の多読用教材として購入しました。出張でイギリスには最近よく行くので(自分にも楽しめるように)この二冊を選びました。物語ではなく、イングランド(United Kingdom ではないので、スコットランドやウェールズは含まれず)を紹介した本です。主に主要都市の案内の記述です。似たような記載が繰り返されるので、典型的な言い回しが頭に残り易いかもしれません。また、カラーの写真も多いのでパンダ読みで読んでいる方にも理解の助けとなるはずです。その一方、似た言い回しが繰り返されるので、ちょっと飽き易いかも(実際、何度か気絶してしまいましたw)。イギリスの小説は、多読の教材にも多く、そこにでてくる風景を理解する上でもこういう基礎知識本は役に立つと思います。
2. Titanic A to Z, The Story of the World's Most Famous Shipwreck(Judy Nichols)
Amazon.com の Best Sellers in Children's Books Ages 4-8 で無料でダウンロードした Kindle eBook です。作者は、Judy Nichols さん。残念ながら、すでに有料になっていました($2.99)。
YL は、たぶん 1 ぐらい。語数は、約 2,500 語。平易な英語で中学生でも読める内容ですが、タイタニック号に関する本なので興味を維持しながら最後まで読めました。うちの高1の長男にはこれくらいの英語をたくさん読ませたいと思っています。多読教室に通っている中1の娘もこれくらいなら、わからない単語を飛ばしながら読めるかもしれません。。
3. mockingbird(Kathryn Erskine)
全篇、外界とのコミュニケーションがうまくできない主人公 Catlilin の一人称で語られるため、その形式に慣れるまでは非常にわかりにくかった。とくに、Catilin の兄であり、そのよき理解者であった Devon が銃殺されたという事実がこの物語の背景にあることを Catalin 自身の語り口および Catalin に向けて語られた周囲の人たちの言葉から再構成する必要があり、なかなかすんなり入り込めなかった。ただ、Devon を失った喪失感を単純な「悲しみ」という感情にして出すことができない彼女が痛々しく、うまく伝えられないだけにその喪失感のピュアさが伝わってくる。私の場合は、1/6 ぐらいのところぐらいから面白くなってきました。約半分ぐらいからは物語の展開が知りたくなり自然と読むスピードが加速しました。ただ、全体としての理解度は決して高いとは言えず、誰がしゃべっている言葉かがちゃんとわかっても6割ぐらいでしょうか。どうにか物語の筋が追える程度です。
兄、Devon の死を乗り越えるための「Closure」をどう見つけていくか、がテーマとして明確になってくる後半は結構なスピードで読めました。読見終えると、なんとなく前向きな気持ちにさせてくれるお話です。
4. London: Oxford Bookworms Library, Stage 1
今回は、声に出して読んでみました。地名など固有名詞の発音がよくわからないことがあったことを除けば、リズム感があってとても読み易い文章でした。「面白い」と感じる本は、どうしてもまだまだキリン読みになってしまうので、こうした平易な文章を読んで時々リラックスするようにしています。
1. の『England』と同じ Oxford Bookworms Libarary の Factfiles シリーズからの1冊ですが、どちらも観光マップの説明みたいな文章でした。ただ、写真が豊富なのがいいですね。ロンドンには、仕事で時々行くのですが、ほとんど空港と会社の往復ばかりです。この本を読んでみて、時間がある時に少し観光してみようかなと思いました。
5. Samantha Hatches the Chicken Egg (Samantha Series of Chapter Books) [Kindle版]
無料でダウンロードした Kindle eBook です。Samantha Series of Chapter Books と書いてあったので、たぶんシリーズものなんでしょう。
平易で読み易い文章ですが、全篇通して暖かい感じがするお話です。とくにお母さんが、大物ですね。
この本の語数を誰か調べていないかなと検索していて以下のサイトを見つけました。この本に限らず、Amazon.com の無料本をたくさんレビューして下さっています。<u>あまりお金をかけずに多読を</u>、という方はぜひチェックを♪
[url:http://punchdrops.blog26.fc2.com/blog-entry-1424.html]
6. Nate the Great Goes Undercover
7. Nate the Great and the Lost List
知らない単語もほとんどなく、第1弾と同様にすっと読めました。小3の娘が今年の前半に翻訳版を結構熱心に読んでいました。そのレベルからやり直しているんだと、謙虚な気持ちを忘れないために、かつ簡単な単語の語感をきちんと理解するために読んでいます。ただ、ストーリーはちょっと大人には退屈かもしれません。
8. The Mediator #1: Shadowland(Meg Cabot)[Kindle版]
会話文が多くて、比較的簡単な読み物、できれば何冊も読めるようにシリーズ物で、しかも読んでいて楽しいお話がないかと探していてなんとなく購入したのですが、大当たりでした。この本を購入する大多数の人と同様に、主人公の16歳の女の子スージー(お母さん以外にはこう呼ばせていませんが)がどんな子かはわかった上で読み始めました。冒頭部分でその説明もあるのですが、いつ「出てくる」のかが楽しみでどんどん読み進めることができます。とくに二人目の「Mediator」が突然登場してからはさらに面白くなっていきます。
母親の再婚で一緒に暮らすことになった義理の兄弟たちの記述や東海岸と西海岸の違いをティーンエイジャーの視点から描くことこうなるのか、などといろいろ楽しめることが多いのですが、とにかくスージーのキャラクターで楽しませてくれます。素直で優しいことを人に見せるのを格好悪いとする彼女のハードボイル振りが気に入っています。でも、彼女の周りにいる人たちはそんな彼女をちゃんとわかって理解してくれます。
こんな風に感想を書くとさもすらすら読んでいるように見えますが、そんなことはありません。そもそもそれを望んで読み始めたので覚悟の上でしたが、スージーが会話で多用する言い回しのほとんどは雰囲気しかわかりません。東海岸のティーンエイジャーの英語は学校英語とは別の言語と言えるかもしれません。会話に出てくる単語も知らない動詞が多く、完全な飛ばし読みです。ストーリーが知りたくてどんどん先を読んでしまう感じです。ただ、英語自体は、平易です。ニューヨークやサンフランシスコ、サンディエゴなどのカリフォルニアの大都市には出張で何度も行っていますし車も運転したことがあります。また、スージーたちが住んでいるカーメル(クリントイーストウッドが昔市長だったことで有名な観光地)へも大学を卒業した直後に行ったがあるのも理解の助けになっている気がします。
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12540. Re: 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册
お名前: yukaffe http://yukaffe.blog27.fc2.com/
投稿日: 2012/12/9(08:27)
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ものぐさ父さん、150万語通過、おめでとうございます!
そして、いつもながらの詳しい書評、嬉しいです!
是非是非、参考にさせていただきます。
ただでさえ、読みたい本だらけなのに、また増えちゃった><
それでは、Happy Reading〜♪
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12542. Re: 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册
お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/9(09:37)
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yukaffeさん、コメントありがとうございます。
mokingbirdは、日本でいうと感想文を書くために学校で推薦されるような本ですが、それだけに感動させてくれます。
The Mediatorは、小学生高学年以上の子ども向けのハードボイルド小説です。探偵ものに分類してもいいかもしれません。息子さんなんかがそろそろ興味をもつかも。MTHを卒業したちょっと早熟な子どもたちなんかが読んでいるんじゃないかと想像しています。
>ただでさえ、読みたい本だらけなのに、また増えちゃった><
→ 私も同じです。もっと速く読めるようになりたい。
では、今後ともよろしくお願いします。
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12545. Re: 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册
お名前: せきけん
投稿日: 2012/12/9(11:47)
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ものぐさ父さん、こんにちは
150万語通過、おめでとうございます。
いつも、丁寧でかつ分かりやすい報告をありがとうございます。
Kindleは、Amazon.comのアカウントを作ったほうがいいようですね。
今回ご紹介頂いた本では、The Mediatorが一番興味を引きましたが、結構難しそうです。私も、会話文が苦手で、昨日、EテレでやっていたiCarlyを原語で見てみましたが、時々何を言っているのか分かる程度で、会話を追うことは不可能でした。向こうのTeenagerも当然、新しい言い回しを色々発明するでしょうから、余計にuptodateなものは難しいのでしょうね。
後は、MockingbirdとSamanthaシリーズも読んでみたいと思いました。
新しいシリーズにチャレンジされていて、とても参考になります。
私も、無料のkindle本も使って、YL 2.0以下のものをもっと読んだほうがいいかと思うのですが、正月休みにはKindleが来て、手をつけられるかと思っています。PCでもダウンロードできるようですが・・・。
では、Happy Reading!!
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12546. Re: 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册
お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/9(12:30)
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"せきけん"さんは[url:kb:12545]で書きました:
〉ものぐさ父さん、こんにちは
→ せきけんさん、こんにちは。The Mediator #1 のおかげで思いのほか早く、150万語に到達できました(ほぼ一気読み)♪
〉Kindleは、Amazon.comのアカウントを作ったほうがいいようですね。
→ 当面、無料の英語の本だけということであればAmazon.comで買い物をする設定にされるのがよいようです。日本語の本あるいは日本の方が安いKindle本を買いたいときに、Amazon.co.jpに切替えるというがいいでしょうね。楽天 Koboのおかげで英語の Kindle本もAmazon.co.jpの方が安いようです。
〉今回ご紹介頂いた本では、The Mediatorが一番興味を引きましたが、結構難しそうです。私も、会話文が苦手で、昨日、EテレでやっていたiCarlyを原語で見てみましたが、時々何を言っているのか分かる程度で、会話を追うことは不可能でした。向こうのTeenagerも当然、新しい言い回しを色々発明するでしょうから、余計にuptodateなものは難しいのでしょうね。
→ 会話文はわかりにくいですね。歳をとると素直に感じるということができないのかも。
小3の娘が iCarly の吹き替え版が大好きですが、あれの英語は難しいでしょうね。滅茶苦茶早口だし。
さきほどまで中1、小3の娘たちと一緒にテレビについているYouTubeを見る機能を使っておさるのジョージの英語版のアニメを見ていましたが、これは会話文の勉強によさそうです。ぜひ、お試しを。
〉後は、MockingbirdとSamanthaシリーズも読んでみたいと思いました。
〉新しいシリーズにチャレンジされていて、とても参考になります。
→ Rulesは読まれました?もうあれは涙なしでは読めません。あと、Kira-Kira も。
渡辺由佳里さんの洋書ファンクラブはとても参考になります。この The Mediatro シリーズも最初に見かけたのは、このサイトだったような気がします。
〉私も、無料のkindle本も使って、YL 2.0以下のものをもっと読んだほうがいいかと思うのですが、正月休みにはKindleが来て、手をつけられるかと思っています。PCでもダウンロードできるようですが・・・。
→ というかダウンロードは基本的に母艦(私の場合は、Mac)でやっています。その方がずっと簡単です。
ちなみに無料の Kindle本は期間限定のことが多いので、見つけたら取りあえずダウンロードしておくのがコツです。私は、Kindle本の方が安いシリーズものは Kindle本を買うことにしようかと思っています。Marvinは全部 Kindle本です♪釣りとか車とか趣味はなんでもお金がかかるものですから、Kindle本なんてスターバックスのコーヒー一杯程度と思って、ばんばん買っちゃいましょう(とかいいながら一番安いのはどこかいつも調べていますが、それも趣味のうちということで…)♪
〉では、Happy Reading!!
→ 今後ともよろしくお願いします。
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12547. Re: 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册
お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/9(19:21)
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" ものぐさ父さん"さんは[url:kb:12546]で書きました:
〉〉Kindleは、Amazon.comのアカウントを作ったほうがいいようですね。
〉→ 当面、無料の英語の本だけということであればAmazon.comで買い物をする設定にされるのがよいようです。日本語の本あるいは日本の方が安いKindle本を買いたいときに、Amazon.co.jpに切替えるというがいいでしょうね。楽天 Koboのおかげで英語の Kindle本もAmazon.co.jpの方が安いようです。
これは正しくないみたいですね。ご紹介した代助さんのブログをよく読むと、
「一方、Amazon.comストアで購入する場合、購入ストアを自動識別するKindleデバイスやKindle for Androidからは購入ストアをUSストアに変更しなければなりませんが、Web上からはJPストア選択時であってもAmazon.comストアでUSドル建てで購入することができます。」
とありました。無料本の購入をWebからなさることが多いのであれば、Amazon.co.jpに設定するのがよさそうですね。Paperwhiteを購入したらアカウントを統合しようと思っています。
今後ともよろしくお願いします。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2012/12/9(22:34)
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ものぐさ父さん、こんにちは。
〉前回の報告から約1カ月。150万語の通過報告です。1カ月 10万語のペースに戻りました。
150万語通過、おめでとうございます。
Oxford Bookworms Library Factfiles(OFF)はノンフィクションのシリーズでOBWと同じレベルですから、興味のあるジャンルがあればどんどん読んでいけると思います。
〉
〉3. mockingbird(Kathryn Erskine)
〉全篇、外界とのコミュニケーションがうまくできない主人公 Catlilin の一人称で語られるため、その形式に慣れるまでは非常にわかりにくかった。とくに、Catilin の兄であり、そのよき理解者であった Devon が銃殺されたという事実がこの物語の背景にあることを Catalin 自身の語り口および Catalin に向けて語られた周囲の人たちの言葉から再構成する必要があり、なかなかすんなり入り込めなかった。ただ、Devon を失った喪失感を単純な「悲しみ」という感情にして出すことができない彼女が痛々しく、うまく伝えられないだけにその喪失感のピュアさが伝わってくる。私の場合は、1/6 ぐらいのところぐらいから面白くなってきました。約半分ぐらいからは物語の展開が知りたくなり自然と読むスピードが加速しました。ただ、全体としての理解度は決して高いとは言えず、誰がしゃべっている言葉かがちゃんとわかっても6割ぐらいでしょうか。どうにか物語の筋が追える程度です。
〉兄、Devon の死を乗り越えるための「Closure」をどう見つけていくか、がテーマとして明確になってくる後半は結構なスピードで読めました。読見終えると、なんとなく前向きな気持ちにさせてくれるお話です。
いい本に出会えましたね。YLはどれぐらいでしょうか。まあ、6割わかっていれば充分だと思います。
〉
〉8. The Mediator #1: Shadowland(Meg Cabot)[Kindle版]
〉会話文が多くて、比較的簡単な読み物、できれば何冊も読めるようにシリーズ物で、しかも読んでいて楽しいお話がないかと探していてなんとなく購入したのですが、大当たりでした。この本を購入する大多数の人と同様に、主人公の16歳の女の子スージー(お母さん以外にはこう呼ばせていませんが)がどんな子かはわかった上で読み始めました。冒頭部分でその説明もあるのですが、いつ「出てくる」のかが楽しみでどんどん読み進めることができます。とくに二人目の「Mediator」が突然登場してからはさらに面白くなっていきます。
〉母親の再婚で一緒に暮らすことになった義理の兄弟たちの記述や東海岸と西海岸の違いをティーンエイジャーの視点から描くことこうなるのか、などといろいろ楽しめることが多いのですが、とにかくスージーのキャラクターで楽しませてくれます。素直で優しいことを人に見せるのを格好悪いとする彼女のハードボイル振りが気に入っています。でも、彼女の周りにいる人たちはそんな彼女をちゃんとわかって理解してくれます。
「大当たり」と思える本に出会えてよかったですね。
〉こんな風に感想を書くとさもすらすら読んでいるように見えますが、そんなことはありません。そもそもそれを望んで読み始めたので覚悟の上でしたが、スージーが会話で多用する言い回しのほとんどは雰囲気しかわかりません。東海岸のティーンエイジャーの英語は学校英語とは別の言語と言えるかもしれません。会話に出てくる単語も知らない動詞が多く、完全な飛ばし読みです。ストーリーが知りたくてどんどん先を読んでしまう感じです。ただ、英語自体は、平易です。ニューヨークやサンフランシスコ、サンディエゴなどのカリフォルニアの大都市には出張で何度も行っていますし車も運転したことがあります。また、スージーたちが住んでいるカーメル(クリントイーストウッドが昔市長だったことで有名な観光地)へも大学を卒業した直後に行ったがあるのも理解の助けになっている気がします。
ネイティブ向けの絵本なども、学校英語にはない言葉がたくさん出てきますが、そういった言葉とはまた違う感じでしょうか。ティーンエイジャー独特の言葉なんでしょうか。シリーズものでしたら、多分そういうのも冊数を重ねるうちに理解度が上がってくると思います。MTHも最初はとまどいましたがそのうち慣れました。土地勘があるというのも理解の助けになるんですね。
それではこれからもおもしろい本を見つけてください。
Happy Reading!
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お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/11(00:14)
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杏樹さん、いつもコメントありがとうございます。
いろんな方が書いてらっしゃいますが、欧米の人たちにとって当たり前の知識は読書をする上で重要だと思っています。その意味で、MTHやOFFは役に立つと思っています。OFFは、読書の対象としてはちょっと退屈ではありますが…
YL ですが、どう決めるのかのガイドラインがどこかにありますか?YL 1-3 はなんとなくこれぐらいかなと思えるのですが、その先が全くわかりません。reference となる本や YL を判断する基準(文法、使われている単語 etc.)があると便利なのですが…
mockingbirdは、MTHよりは難しいと思います。The Mediatorシリーズは、ジャクリーン・ウィルソンと同じかちょっと難しいぐらいかな。Star Girlよりは簡単な気がします。
今後ともよろしくお願いいたします。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2012/12/11(23:05)
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ものぐさ父さん、こんにちは。
〉YL ですが、どう決めるのかのガイドラインがどこかにありますか?YL 1-3 はなんとなくこれぐらいかなと思えるのですが、その先が全くわかりません。reference となる本や YL を判断する基準(文法、使われている単語 etc.)があると便利なのですが…
基本はGRです。GRは語彙・文法をレベル別に決めてありますから…。
しかし、一般の本はそういった制限を意識して書かれていません。ですから厳密に決めるのはまずできません。
ではどう決めるかと言いますと、GRや書評などでYLがはっきりしているもの、特にGR以外のものは多読の定番になってレビューの多いような本で、自分が今ちょうど読みやすいと感じる本を想定します。それよりやさしい、同じぐらい、難しい、どう感じるかを考えて決めます。
同じ本でも人によって感じ方は変わります。読みやすさの感覚もバラつきがあります。誰かが書評を登録して、その本を他の人が読んでレビューをつけて、その時に自分の感じるYLを記録していけば、レビューが付くほどYLが平均的な数字になっていきます。
ですから書評はもちろん、レビューを書くのはみんなが多読する上で参考になるのです。
多読は「いつのまにか」読めるようになっていきます。「読みやすさ」の感覚も、レベルが上がっていくごとに変わっていきます。最初はYL2の本も難しく感じたのに、YL5の本がスラスラ読めるようになったら、変わるのは当然です。私が万年レベル3だったころ、YLの基準はとても決めやすかったです。でも今はYL2〜4あたりの区別がわからなくなってきました。どれも「すらすら」読めるようになってしまったので、違いがよくわからないのです。
結局、YLは今自分がちょうど読みやすい本の前後が一番わかりやすいのです。ですから客観的な基準は決められないのです。
書評で知っている本を基準に考えるのが一番妥当でしょう。
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お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/20(00:14)
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やっぱり簡単じゃないってことですね。安心しました。
本気でYLをつけようと思うと、基準本、語彙、文法、くだけた文章の量などなど明確な基準が必要なんだと思います。でも、YLは体系的である必要性はとくにないと思うので、今のままでいいと思います。なんとなくの基準でいいんじゃないかな。
そもそも多読自体が勉強法というよりは、勉強になるけど英語での読書を楽しむっていう位置付けだと思います。その励みとして語数とかYLがあればいいんじゃないかと。