Re: 最近読んだPB(その5)です。

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/23(19:52)]

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534. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/12/30(23:30)

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れなさん、こんにちは。

〉皆様こんにちは。れなです。ちょっとごぶさたしておりましたー。
〉はじめましての方もたくさんいらっしゃるのでしょうか(汗)。
〉PBの広場が統合されて、どうしようかなとちょっと考えていたのですが、
〉今までのスタイルだとこちらの掲示板にはそぐわないかなと思いますので、
〉一応、今回を最終回とさせていただきますね。今まで応援ありがとうございましたー。

「そぐわない」なんて、そんなー。
でもこれからも本の紹介はしてくれるんですよね。
最初のころのPBの広場は投稿が少なくて寂しかったので、れなさんががんばって読みごたえのある投稿にするためにこういうスタイルになったということでしょうか。

〉その代わりと言っては何ですが、サイト始めてみました。
〉http://tokirena.fc2web.com/ です。
〉全然多読サイトじゃないですし、まだ中身もあんまりないですが、
〉本が好きな方はどうぞ遊びにいらしてください。

〉しばらく前に、1000万語を通過しました。4年半くらいです。
〉そう、私は、ある意味、こちらに集う皆さんよりずっとゆっくり読んできたのでした。
〉そして、最近、「PBで1000万語」もクリアしたようです。ええと、一応
〉レベル7以上限定。これだとハリポタやライラは入ってしまうんですけどね(笑)。
〉私はレベル6までの本は40万語前後しか読んでいません。だからこの数字。
〉そのうちもう少し頑張ります。
〉でも、そうです。それでも読めるようにはなるんですねー(笑)。読み方は、
〉やはり日本語での読書に近づいていく感じ。あまり脳みそに負荷がかからなくなって
〉きたかなと思います。

れなさん、年数も語数も私の倍以上…。れなさんが読んでる本がまだまだ読めなくてもしかたありませんね。その代わり私もそれぐらい読めば、れなさんが紹介してくれる本を読めるようになるかなーという希望が持てます。

〉では、最後のPB紹介。今回はちゃんとファンタジー読みました(笑)。

わーい♪

〉1.ファンタジー・SF

〉「秋はファンタジーよね」ということで、色々読みました。ファンタジーファンの
〉方にとっては、目玉はこの辺かなあ。

〉David & Leigh Eddings
〉"The Elder Gods" LV8 133000
〉その他の翻訳作品:「ベルガリアード物語」他(早川文庫)

〉ユーモアあふれる筆致で壮大な異世界ファンタジーを描く、人気作家エディングスの
〉新シリーズ第1巻です。日本語未翻訳作品。この秋にPBになりました。
〉あくまで個性的な登場人物達が大活躍する、大爆笑の1冊です。以前に読んだ、
〉"Belgarath the Sorcerer"などよりはこちらの方が読みやすかったですね。
〉会話がやっぱり秀逸。神様もとっても人間的ですし、相変わらずのエディングスでした。

「ベルガリアード」はキャラがおもしろくて、笑える部分も多かったので、これも面白そうですね。しかも未翻訳だなんて!
 
〉お次はファンタジー上級者向けの1冊。

〉Greg Keyes
〉"The Briar King" LV8 193000
〉その他の翻訳作品:「水の都の王女」他(早川文庫)

紹介を見るとすごーく読みたくなりました。「ファンタジー上級者向け」などといわれるとますます挑戦したくなるような…。
 
〉そして、「難しい」と評判の高いこの本、試してみました(笑)。

〉Ursula K. Le Guin
〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000
〉翻訳版:「影との戦い」(岩波書店)

〉竜が住み、魔法使い達が存在する異世界アースシー。
〉数多くの優れた魔法使いを生み出してきたというゴント島に生まれた少年ゲドは、
〉持って生まれた才能を認められて大魔法使いオジオンの弟子となり、
〉やがて世界最高の学校であるローク島の「学院」に学ぶことになる。だが、
〉優れた才能を持ち、やがては当代最高の魔法使いに数えられるだろうと認められる
〉彼の中には、消すことの出来ない影が存在していた・・・・・。

〉ええとー、正直言って、英文自体は「指輪」よりずっと簡単だと思います。
〉でも、そのままがーっと飛ばして読める本ではないし、語られる言葉の意味を
〉ちゃんとわかっていないと、何が何だかわからない。そういう意味では、
〉楽しんで読むために求められるレベルは高いです。それが「指輪より難しい」
〉ことの理由になるのかも。なるほどなー、って思いました。

〉でも私、この本は日本語訳が好きだったような(爆)。冒頭に掲げられた
〉「エアの創造」、あれって、私には日本語の方がずっと印象的です。
〉意味は同じでも、心に響く部分が違う。本当は、英語で読んで受ける印象の方が、
〉作者の考えには近いのでしょうけれどもね。

ゲドの原書は初挑戦だったんですか。
私は多読前に辞書引き読みで完敗…。
言葉よりも内容やメッセージが受け止めることができるかどうかが問題なんですね。なんとなくわかるような…。言葉は指輪よりやさしくて、内容が難しい、とということですか。
リベンジして未読の5巻と外伝を読むのがユメですが、そういうことならもっと早く読めるかもしれないという希望が湧きました。

〉あと、今回はSFはこれ1冊だけですが、こちらも試してみました。

〉Ray Bradbury
〉"The Martian Chronicles" LV7 63000
〉翻訳版:「火星年代記」(早川文庫)

〉1999年の1月は、ロケット・サマーと呼ばれた。
〉人類初の有人宇宙船が、火星に向けて飛び立ったのだ。偉大なるロケットの熱は
〉街に暖かい風をもたらし、ひとときの夏を生んだ。人類の憧れを集めて火星に
〉降り立った乗組員達。しかし、そこには、彼らを認め、歓迎してくれる人々は
〉どこにもいなかった。
〉火星には火星人が住んでいた。古く美しい文明を築いた、穏やかな人々。
〉だが彼らと地球人の出会いは、お互いに不幸をしかもたらさなかった……。

〉なんていうのかな、その文章を読むことによって生じる「場」のようなもの力が
〉とても強い文章でした。強力なイメージの磁場というか、何というか。
〉それにとらえられてしまえば、意味がわかっていようがいまいが、ひきこまれて
〉そのまま読んでしまうことになるのではないかと思います。少なくとも、
〉私はそんな感じでした。でも、そういうのって、はまれるかどうかで明暗分かれちゃう
〉ってことでしょうか。

むかーし、翻訳で読みました。最近はSFにはすっかり興味を失っていますが、ブラッドベリはおもしろそうですね。「場」「磁場」…原書ってどんな文章なんだろう、って思います。

〉ええとそれから、ロマンス小説も今回これだけ。

〉Kay Hooper
〉"The Wizard of Seattle" LV7 108000

〉シアトルに住む魔法使いリチャード・マーリンの元に、ある嵐の夜、一人の少女が
〉現れた。彼女の名はセリーナ。自らの中に育ちつつある魔力を御しきれず、
〉必死の思いで師匠を求めて旅をしてきたのだ。すがるような眼をしたやせ細った少女を
〉彼はその場で弟子に迎え、表向きは叔父と姪として彼女と暮らすようになる。
〉しかしそれは、彼の属する魔法使い社会の絶対の掟を破る行為だった。
〉9年後、美しく力強く成長したセリーナと彼の間には微妙な緊張が生じるようになり、
〉機を同じくして、他の魔法使いたちに彼のしていたことが発覚。彼は、長老達から
〉セリーナの力を奪い、普通の人間に変えるよう命じられてしまう。
〉彼女の力を奪うことは、彼女そのものを壊すこと。どうしてもそれを受容できない彼は、
〉掟そのものを変えるため、セリーナとともに、はるかな過去、崩壊直前のアトランティス
〉へと、時間を超えた旅に出ることを決意する。だがそこには、彼らの想像を超えた過酷な
〉社会が存在していた……。

〉なんとなく、こんなふうに書くとすごく大変な本のようですが、ロマンス小説です。
〉表紙の画像しか見ていなかったので、届いた本を裏返してびっくり。
〉抜書きの頁を読んで更にびっくり。そうかこういう本だったのかー、と。
〉本格ファンタジーとは全然違う、ある意味ご都合主義のエンターテイメント。さくさく読めて、
〉面白かったです。真面目につっこむとつっこみどころ満載、でしょうねー。ちょっと待て、
〉いいのかそれで本当に? みたいな(笑)。

ロマンス小説も興味があるのですが、まだ手が出ません。突っ込みどころ満載のファンタジーもどきエンタテイメントというのもおもしろそう…。


〉  
〉そして最後に、やはりこの方の作品を。

〉Paul Auster
〉"Oracle Night" LV8 73000
〉その他の翻訳作品:「偶然の音楽」他(新潮社)

〉重病に倒れ、奇跡の生還を果たした作家のシドニーは、退院後、少しずつ少しずつ
〉自らを取り巻く世界を再構築していた。ある日、リハビリを兼ねた散歩の途中、
〉偶然入った文房具屋で、彼はポルトガル製の青いノートに出会う。それは、彼に
〉久しぶりに物語を書こうという意志と力を与えるが……。

〉本屋で「呼ばれ」て買った本です。
〉これまでも何度か見ていたはずなのに、その日に限って呼ばれたのは、
〉やはり何かあるものなのでしょう。確かに、「呼ばれた」理由はわかるなって
〉いう感じの本でした。タイミングもいい。さすがに外しません私(笑)。

〉この本は4層構造になっています。外から2層目が中心となる物語。主人公シドニーが
〉自分に起こっている出来事を1982年のリアルタイムで物語っている部分。
〉その外から、現在のシドニー(2002年?)が脚注をつけていて、それが1層目ですね。
〉これがねー、フォントが小さくて大変(笑)。でも、同時に読んでいかないと損をします。
〉だってただの脚注じゃなくて、1層目だから。
〉3層目はシドニーが青いノートに書いていく物語。4層目はその物語の主人公ニック
〉が読む、有名作家の埋もれていた原稿(これのタイトルが"Oracle Night")です。
〉物語はこの4つの物語の上を自在に走っていく感じ。違和感のない、流れるような展開でした。

〉オースターを読むのは2冊目。1冊目は80年代に書かれた作品でしたので、
〉この本とは20年近い開きがあるわけですね。確かに、底に流れるものも、文章も同じだ
〉けれど、ずいぶん趣きは違っていました。前の本が峻厳な山に湧き出る清冽な水の流れで
〉あったとすれば、こちらは、同じように透き通ってはいるけれど、もっと人里に近い、
〉緩やかな土地をさらさら流れる小さな川、という感じでしょうか。どちらがいいとかいう
〉ことではなく、ただ、違う。もう少し、間を埋める作品を読んでみようと思っています。

「呼ばれる」っていいですね。それが当たると特に。

次々と未翻訳本を発掘して読んでいるのがうらやましいです。
そう言う本はどうやって見つけるんでしょう?
私は特に一般PBに読みたい本がなくて、児童書にはまったまま抜けられないんですが、れなさんの報告を読むともっとレベルの高い本が読めるようになりたいなーと思います。紹介がどれもうまくてどれも読みたくなるんですよ。私にはまだまだ無理ですが、地道に語数を積み重ねていつかは…と思います。

それではよいお年を。


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538. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: れな
投稿日: 2004/12/31(09:43)

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杏樹さん、こんにちは。
レスありがとうございました。

〉「そぐわない」なんて、そんなー。
〉でもこれからも本の紹介はしてくれるんですよね。
〉最初のころのPBの広場は投稿が少なくて寂しかったので、れなさんががんばって読みごたえのある投稿にするためにこういうスタイルになったということでしょうか。

ええとー、どちらかというと「こんな本を1冊で出しても誰も反応してくれそうもないしー(涙)」
という感じのことだったかと思います(笑)。
PBの広場、最初は本当に閑散としていましたし、私の読んでる本はマニア向けだし(爆)。
まとめて出せばその中の1冊くらいはわかっていただける本が入るかなーと思っていました。

〉れなさん、年数も語数も私の倍以上…。れなさんが読んでる本がまだまだ読めなくてもしかたありませんね。その代わり私もそれぐらい読めば、れなさんが紹介してくれる本を読めるようになるかなーという希望が持てます。

ええっ? きっと杏樹さんはもう読めますよー。
っていうか私は最初から今みたいな本を読んでました(笑)。危険です。
でも、語数よりも時間で鍛えられていく部分もやっぱりあると思うので、
そういう意味では、そうですね。続けていれば臆することはなくなると
思います。本を選ぶときに、「これはやめておこう」とは思わなくなると
いうのかな。

〉〉David & Leigh Eddings
〉〉"The Elder Gods" LV8 133000

〉「ベルガリアード」はキャラがおもしろくて、笑える部分も多かったので、これも面白そうですね。しかも未翻訳だなんて!

面白かったですよー。女性陣が相変わらずすごいですし(笑)。
この人のはある意味設定が極端だから、そういう意味でわかりやすくて
読みやすいですね。曖昧じゃないからすぱっとわかるという感じでしょうか。
「ベルガラス」も「ポルガラ」も結局翻訳されないままですし、日本語に
なるにはまだまだ時間がかかるかなー。

〉〉Greg Keyes
〉〉"The Briar King" LV8 193000

〉紹介を見るとすごーく読みたくなりました。「ファンタジー上級者向け」などといわれるとますます挑戦したくなるような…。

杏樹さんは歴史物もお好きだから、これ結構楽しめると思います。
ファンタジーとしての設定が難しいかというとそうでもないのですが、
でも、上級者向け(笑)。お楽しみに。

〉〉Ursula K. Le Guin
〉〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000

〉ゲドの原書は初挑戦だったんですか。
〉私は多読前に辞書引き読みで完敗…。
〉言葉よりも内容やメッセージが受け止めることができるかどうかが問題なんですね。なんとなくわかるような…。言葉は指輪よりやさしくて、内容が難しい、とということですか。
〉リベンジして未読の5巻と外伝を読むのがユメですが、そういうことならもっと早く読めるかもしれないという希望が湧きました。

ああ、この本は辞書ひいちゃったら終わりかも(笑)。
これは、語られる言葉そのものを心でとらえないと楽しめない本ですよね。
難しいというよりも、言葉を心に響かせられる程度に読めるかどうかが
問題なのかなと。なんとなくですが。
英文は、見たところ「白い」ですよね。「あ、本当に児童書だったんだー」
と思いました(笑)。

〉〉Ray Bradbury
〉〉"The Martian Chronicles" LV7 63000

〉むかーし、翻訳で読みました。最近はSFにはすっかり興味を失っていますが、ブラッドベリはおもしろそうですね。「場」「磁場」…原書ってどんな文章なんだろう、って思います。

日本語で読んで持っていたイメージほどには、文章自体は美しくなかった、
というか普通でした(笑)。もちろん、流れるような見事な文章ですが、
美しいという意味では「指輪」やマキリップの文章の方がずっときれいです。
でも、ブラッドベリの文章は、言葉にならない部分の力がとても強い。
「SFの詩人」でしたっけ? そういう評価も頷けるな、と思います。
余白の力を知っていて、それも使って文章が書かれている感じ。
もちろん、それほどでもない部分もあるのですが。

〉〉Kay Hooper
〉〉"The Wizard of Seattle" LV7 108000

〉ロマンス小説も興味があるのですが、まだ手が出ません。突っ込みどころ満載のファンタジーもどきエンタテイメントというのもおもしろそう…。

これは由良さんのところでご紹介いただいた本です。
ロマンス作家さんの文章は、とてもとても読みやすいです。
さくさく読めてしまって、「おお、すごいすごい」みたいな?(笑)。
はまれる人には、練習用にすごくいいんじゃないかと最近思っています。
あっという間に量をこなせる感じがするんですよね。
幻想かも知れませんが(笑)。

〉〉Paul Auster
〉〉"Oracle Night" LV8 73000

〉「呼ばれる」っていいですね。それが当たると特に。

「呼ばれ」れば、まず大抵当たりです(笑)。
でも、まだ洋書に呼ばれることはあまりありません。っていうか、
日本の書店だと、さすがに私が呼ばれるような洋書は少ない(爆)。
和書には、今も時々呼ばれています。

〉次々と未翻訳本を発掘して読んでいるのがうらやましいです。
〉そう言う本はどうやって見つけるんでしょう?

割と普通に(笑)。
今回ご紹介した本の中では、"Oracle Night"はお話したように「呼ばれた」本。
"Load of Snow and Shadow"は夏にシンガポールに行った時、書店で「表紙買い」
した本。"Elder Gods"は、「この人の新刊って出てるのかなあ?」とチェックして
PB待ちをしていたもの。Handlerの新刊もそうですね。"Briar King"は、
アマゾンのPBコーナーの新刊ジャンル別のファンタジーを地道に見ていたときに
見つけた本です。でも、Keyesは以前からチェックの入っている作家でしたので、
そこで見つけなくてもそのうち見つけてたかもしれません。

基本的には、私は「日本語で読んでいて好きだった」作家の、まだ読んでいない
作品から入っていく人。本が尽きてくると本棚の前に立って、「ああ、次は
この人にしてみよう」と(笑)。後は、あちこちのファンタジーサイトさんで
紹介されている本をたどったり、PBの後ろについている公告をチェックしたり。
やっていることは、日本語の本を探すのと一緒です。前のファンタジーブームの
頃に訳されてた本って、日本では翻訳が止まってしまった本も多いですが、
シリーズとしては今も刊行されていたりするので、「昔好きだった本の続き」作戦は
ファンタジーファンにはかなり有効。杏樹さんも、「あ、これ好きだった。
中身も簡単そうだった」と思う本があったら、作家名を掘り出して検索してみると、
読める本って結構出てくると思いますよー。

ではでは、良いお年をお迎えください。


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[♪] 540. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: MOMA親爺
投稿日: 2004/12/31(13:31)

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れなさん、そして杏樹さん、こんにちは。MOMA親爺です。

  いつも大変な力作ありがとうございます。ほとんど拝見しています。
  れなさんの投稿のようなものがあるから、この掲示板には幅があるんだ
  と思います。ほんとうにご苦労様です。

〉杏樹さん、こんにちは。
〉レスありがとうございました。

〉〉「そぐわない」なんて、そんなー。
〉〉でもこれからも本の紹介はしてくれるんですよね。
〉〉最初のころのPBの広場は投稿が少なくて寂しかったので、れなさんがが
〉〉んばって読みごたえのある投稿にするためにこういうスタイルになった
〉〉ということでしょうか。

  私もそう思います。PBの広場の本当に初めの頃、私も投稿したことが
  あるんですが、昔は少なかったですもの、投稿が。こういうあこがれの
  コーナーというのは、貴重です。れなさんを初めとする、何人かの方々
  のおかげだと思いますよ。
 
〉ええとー、どちらかというと「こんな本を1冊で出しても誰も反応してく
〉れそうもないしー(涙)」という感じのことだったかと思います(笑)。
〉PBの広場、最初は本当に閑散としていましたし、私の読んでる本はマニ
〉ア向けだし(爆)。まとめて出せばその中の1冊くらいはわかっていただ
〉ける本が入るかなーと思っていました。

  全国広いですから!ピンと来る人は予想以上に多いかも。ただ反応して
  書き込んでくれる人は少ないかも。タイミングが合えば書き込むんだけ
  ど。もうちょっとかな・・と思っているひとは多いと思う。
  

〉〉れなさん、年数も語数も私の倍以上…。れなさんが読んでる本がまだま
〉〉だ読めなくてもしかたありませんね。その代わり私もそれぐらい読め
〉〉ば、れなさんが紹介してくれる本を読めるようになるかなーという希望
〉〉が持てます。

  本当にその通りだと思います。実際、一回拝見していると、頭の片隅に
  なんか引っかかっていて、時期が来ると検索し直して昔の投稿を捜す
  ようなこともしています。「やっぱり、あったよ!」と再発見。

〉〉〉Ursula K. Le Guin
〉〉〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000

〉ああ、この本は辞書ひいちゃったら終わりかも(笑)。
〉これは、語られる言葉そのものを心でとらえないと楽しめない本ですよ
〉ね。難しいというよりも、言葉を心に響かせられる程度に読めるかどうか
〉が問題なのかなと。なんとなくですが。英文は、見たところ「白い」です
〉よね。「あ、本当に児童書だったんだー」と思いました(笑)。

  こういうご感想が楽しい。辞書引いちゃったらおしまいかも、なんて
  感想は意欲をそそります。

〉〉〉Ray Bradbury
〉〉〉"The Martian Chronicles" LV7 63000

〉〉むかーし、翻訳で読みました。最近はSFにはすっかり興味を失っていま
〉〉すが、ブラッドベリはおもしろそうですね。「場」「磁場」…原書って
〉〉どんな文章なんだろう、って思います。

〉日本語で読んで持っていたイメージほどには、文章自体は美しくなかっ
〉た、というか普通でした(笑)。もちろん、流れるような見事な文章です
〉が、美しいという意味では「指輪」やマキリップの文章の方がずっときれ
〉いです。でも、ブラッドベリの文章は、言葉にならない部分の力がとても
〉強い。
〉「SFの詩人」でしたっけ? そういう評価も頷けるな、と思います。
〉余白の力を知っていて、それも使って文章が書かれている感じ。
〉もちろん、それほどでもない部分もあるのですが。

  時々「たんぽぽのお酒」を読んでいます。「余白の力」が分かるほどで 
  はありませんが、でも何となく引かれる言葉です。「言葉にならない部
  分の力」というのは、私の場合「郷愁」であり「子供時代のsence of
wonder」かな。

  れなさんの投稿、読まれている人は多いと思います。私も別の意味で、
  投稿への意欲が萎えることもありますが、「まあ、いっか」と思いなが
  ら、投稿している部分もあります。

  時々はまた、投稿してください。楽しみにお待ちします。


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543. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: れな
投稿日: 2004/12/31(20:41)

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MOMA親爺さん、こんばんは。
レスありがとうございました。

〉  いつも大変な力作ありがとうございます。ほとんど拝見しています。
〉  れなさんの投稿のようなものがあるから、この掲示板には幅があるんだ
〉  と思います。ほんとうにご苦労様です。

ありがとうございます。そういっていただけると、書いてきた甲斐があります。

〉  全国広いですから!ピンと来る人は予想以上に多いかも。ただ反応して
〉  書き込んでくれる人は少ないかも。タイミングが合えば書き込むんだけ
〉  ど。もうちょっとかな・・と思っているひとは多いと思う。

うーん。どうでしょう?
ファンタジーファンの中でもマイナー趣味なんです(笑)。

〉〉〉〉Ursula K. Le Guin
〉〉〉〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000

〉〉ああ、この本は辞書ひいちゃったら終わりかも(笑)。
〉〉これは、語られる言葉そのものを心でとらえないと楽しめない本ですよ
〉〉ね。難しいというよりも、言葉を心に響かせられる程度に読めるかどうか
〉〉が問題なのかなと。なんとなくですが。英文は、見たところ「白い」です
〉〉よね。「あ、本当に児童書だったんだー」と思いました(笑)。

〉  こういうご感想が楽しい。辞書引いちゃったらおしまいかも、なんて
〉  感想は意欲をそそります。

私、本当に辞書ひかない人なんです。
こちらにお邪魔するようになった直接のきっかけって、「辞書ひかない仲間が
たくさんいる」ってことでしたからねー(笑)。
仲間が増えてくれればいいなって思っています。だからこういう文章に。

〉  時々「たんぽぽのお酒」を読んでいます。「余白の力」が分かるほどで 
〉  はありませんが、でも何となく引かれる言葉です。「言葉にならない部
〉  分の力」というのは、私の場合「郷愁」であり「子供時代のsence of
〉 wonder」かな。

「たんぽぽのお酒」はそのうち私も原書でと思っています。
この本、最初に読んだの中学生くらいだったんですが、その時だけ、
「男の子に生まれてみたかった」と思いました(笑)。普通は別にそんなこと
思わないんですけれど。ああいう少年感性って、羨ましかったです。

〉  れなさんの投稿、読まれている人は多いと思います。私も別の意味で、
〉  投稿への意欲が萎えることもありますが、「まあ、いっか」と思いなが
〉  ら、投稿している部分もあります。

色々ありますよねー。本読んでる時間がなくなったりしますし(笑)。

〉  時々はまた、投稿してください。楽しみにお待ちします。

ありがとうございます。大当たり本にぶちあたったらまた参ります。
その時はよろしくお願いいたしますー。
ではでは、良いお年をお迎えください。


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