English Fairy Tales イギリス童話集の内容と時代背景について(ネタバレ)

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[バレ] 2568. English Fairy Tales イギリス童話集の内容と時代背景について(ネタバレ)

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/1(07:59)

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第1 読んだ本
 Joseph Jacobs English Fairy Tales
 PUFFIN CLASSICS
 このシリーズは,一物一価の法則が働いておらず,書店でかなり異なるが,1000円前後の価格である。
 イギリス童話集は,1890年及び1994年に出版されたが,本書は,この2つの童話集の抜粋である。全部読んでみたかったから,抜粋という点が,残念である。 

第2 時代背景と考察
1. ジェイコブスのイギリス童話集は,グリム童話集等を意識し,これに対抗するように編集されたといわれている。これに対する文学者の論考は,汗牛充棟,世に満つと思われるが,読んでいないから,文学と全く無関係に,現代と思考を縦横させて,書いてみよう。

2. グリム童話集は,ドイツ人グリム兄(1785〜1863),グリム弟(1786〜1859)により,1812年初版が出版され,改訂に改訂を重ねて,道徳臭を深め,1857年,第7版が出版されたとされる。アンデルセンは,デンマークの人,1805年から1875年まで生き,1835年から,祖母から聞いた話を脚色したり,自ら考案するなりして,童話集を毎年のように出したといわれる。

3. イギリス人ジェイコブスは,1854年生まれ,1916年死亡した。
 1854年といえば,日本は,日米和親条約を締結し,アメリカに関税につき最恵国待遇を供与し,自主課税権を否定した。自主課税権の否定は,自主裁判権の否定とともに,抽象的な国家の存立のみならず,具体的に国民の生活を脅かす所為である。この年,イギリスでは,スコットランドに,公認会計士の嚆矢である勅許公認会計士制度ができた。今年4月から,公開会社に内部統制が実施されているが,株式会社を相互監視する役割として,公認会計士の役割も,一段と重要になるはずである。エージェントは,プリンシパルの意図するとおりに動かないものであるという経済学のゲーム理論の法理は,株式会社にもよく当てはまるようであり,エンロン,ワールド・コム,カネボウと,また,少し色彩が違うが,サブプライム問題と,性懲りもなく,会社制度の機能不全にも,会計原則の一つである継続性の原則を発揮するのである。話を戻すと,翌1855年,1620年に南海バブルの崩壊に懲りたイギリスは,株式会社を禁止してから,実に,200余年を経て,株主有限責任を再度認めるに至ったのである。株式会社は誰のために存在するのかの議論が,今でも時折かまびすしい。株主のためだ,従業員のためだ,債権者保護だ,消費者主権だ,近隣の住民のためだ,ステークホールダー全てのためだなどと主張され,これら全てだという人もいるし,人類全てのためだとまで言った人がいるかもしれない。元々社会で有用で,幸福にするシステムだから,法律でそのシステムを保護するのである。幸福にしないシステムなら,やめればよい。株主有限責任の原則は,きわめて人為的な制度だから,廃止しようと思えば,すぐに廃止可能である。その代わり,今,株主有限責任の原則を廃止し,無限責任にしたら,出資をする人は激減し,アニマルスピリッツを発揮するリスクテイキングな人は滅多に出現せず,新発明や新製品は,商業的に製品化されない。明治政府も,維新後早々とこれに気がついて,商法を制定しようとしている。もし150年前ころからの株式会社制度がなければ,今ごろ,パソコンがないどころか,ろくな音楽装置もないだろうし,いわんや大衆が電車や車や飛行機で移動する自由もないし,電話などという通信手段もない。あるにはあるが,特権階級の高価な代物だったであろう。
 ジェイコブスが死んだ1916年といえば,日本では,・・・いいのがないぞ・・・,郵便局が,簡易生命保険を開始した。郵便貯金は,1875年に始まった。郵便事業は,明治維新直後だ。前島密のことはよく知らないが,イギリスに留学しているから,イギリスを範としているのであろう。しかし,国家統制のにおいがふんぷんとする。今,やっと民営化しているが,完全な民営ではない。原則として通信内容の統制はもってのほかだが,手段としての通信を統制した方がよい時代と,統制しない方がよい時代の基準は,どこにあるのだろうか。なお,日本人の郵便局依存は,明治始まって以来の長い歴史であるし,逆に,たかだか150年程度のものだともいえる。
 イギリスの1916年といえば,良いものが思いつかない。単身赴任したばかりだが,世界史年表は,持ってこなかった。

4. 長くなった。ここでは,ジェイコブスは,ドイツを意識し対抗したと仮定しよう。当時のイギリスは,七つの海を制覇し,産業も勃興した。しかし,イギリスは,1870年代から,約20年の不況,デフレに陥った。1878年,スコットランドのグラスゴー銀行は,長年の粉飾決算がついに続かず,突如,倒産した。1997年11月3日の三洋証券破綻,11月17日の北海道拓殖銀行の破綻,11月24日の山一証券の自主廃業,11月26日の徳島シティ銀行の破綻,翌1998年10月23日の長銀破綻,12月13日の日債銀破綻を彷彿とさせる。アメリカは,ひたひたとイギリスに迫り,イギリスを追い抜いていくのだが,海を遠く越えているから,イギリス人には,意識されなかったであろう。意識したのは,ドイツである。

5. ドイツ帝国の成立は,明治維新より後の1871年1月18日である。ドイツは,国家を揚げて,イギリスに猛追しようとした。国家を揚げてというのは,国家という人間がいるわけではないから,税金を集約して人を動かせるような国家システムの中で活躍しようとした野心のある人物が多くいたというにすぎないと言いたい。日本は,やがて,イギリスやフランスではなく,ドイツを模範とする分野を多く持つようになる。

6. ジェイコブスは,ドイツに対抗したとはいえ,民間のにおいだけがする。グリム兄弟は,国立大学教授だから,税金で食んでいたと思われるが,国家統制的発想で行動していたと思われる。ここが,ドイツとイギリスの違いだろう。ドイツは,福祉でさえも,ビスマルクのアメとムチのうち,アメとして,1983年から89年にかけて,いわゆるビスマルク3部作の社会保険を策定する。これに対し,イギリスは,1834年の新救貧法,1837年から始まるビクトリア女王の穏やかな治世があるが,1869年にロンドンに慈善組織協会が発足し,イギリス全土に慈善事業が広まる。1887年,エドワード・ベラミは,小説「ひるがえってみれば」において,from the cradle to the graveゆりかごから墓場までという有名な言葉を残したのであるが,あくまで民間人が言い出したところが,ドイツとは違うと思われる。翻って,日本の福祉は,誰が作ったのか。その歴史と現状と将来は,どうか。紙面が尽きた,といいたいところだが,実は,これがおいそれと書けるようなら,専門家だと思う。そう簡単には,書けない。

7. 最後に,ジェイコブスがこの童話を出版した1890年は,ドイツが,鉄鋼生産力で,イギリスを抜いた。今や,基幹産業の鉄は,日本の大企業さえ,世界的な合併の嵐にさらされている。イギリスは,基幹産業の力で抜かされたのであるから,お尻に火がついたも同然の状態であったかもしれない。しかし,ドイツも,やり方が性急に過ぎ,強引に過ぎた。これが,第1次世界大戦を生み,その戦後処理に失敗し,第2次世界大戦を生んだ。日本は,イギリスやアメリカやロシアと同盟する路線も追求したが,結局,第2次世界大戦では,ドイツを選択した。そして敗戦し,戦後,60年余を経由したのである。話を元に戻すと,ジェイコブスは,一民間人として,グリム兄弟の背後にいるドイツという国に対抗意識を燃やし,童話集を蒐集したと,今は仮定しておきたい。ジュエイコブスが,単にグリム兄弟という人ではなく,ドイツをさらに世界を政治的・経済的・法律的・社会的・文化的・科学史的にどう認識し,物語を収集したか。ここに興味がある。これが,結論として,言いたかったことである。イギリス童話集の出版事業としての成立が,ドイツより遅かった理由は,国家的に動く人物が,ジェイコブス以前にいなかったからであろう。ここがまた,おもしろいと思うのである。

第3 作品の紹介
1. Tom Tit Tat
  娘は,実母の焼いたパイを食べたくらいで,死の恐怖を味わうが,自分が播いた種を自分で刈り取った。母親も,王も,helper(Tom Tit Tot)も,娘に情け容赦しなかったが,切り抜けたのである。教訓ものだろう。娘が,以後,誰と暮らしたか,はたまた,独立しえたかは,書いてない。

2. The Old Woman and her Pig
 言葉の繰り返しである。教訓は,ないと思われる。幸運な一日とまではいかなかったが,まずまずの「おばんさん」の話。自宅を掃除していて見つけたsixpenseを,market市場で豚一匹と交換し,豚を柵に入れるという普通なら簡単な話を複雑にしただけの話である。

3. How Jack Went to Seek his Fortune
 烏合の衆の仲間が役割分担し,盗人の金を強奪した。その後のことは,書いてない。

4. Nix Nought Nothing
 王子は,仇敵のgiantに欺かれ,捕われの囚となるが,giantの娘と,苦難の末,結ばれる。王子の父親である王の家臣の妻hen-wifeは,王に息子を殺害された上,自分も殺され,浮かばれない。庶民は,かわいそうだね。これに対し,息子が殺されたのに,王に協力する庭師の男とその娘は,現代の目からすると,馬鹿みたいである。王と同じ人間なのに。

5. Cap o` Rushes
 親に追放された3人娘のうちの末娘は,無償でメイドとして稼働して時を待ち,裕福な息子と結婚し,親を恨むこともなく,逆に,親孝行した。現代の末娘が知ったら,目を剥くような話。

6. Jack and the Beanstalk
 有名なジャックと豆の木の話。若いジャックは,子牛と交換に豆の種を渡した謎の老人に,子牛を騙し取られたのかもしれないが,逆に,豆の種を媒介にして,見も知らぬ夫婦から,妻の善を利用し,見事,金品を強奪し,夫の大男を殺害した。謎の人物は,悪人と見るべきだろう。豆の大木は,金品を奪う相手を発見する手段の抽象化にすぎないであろう。この物語のいったいどこが,ジャックを賞賛できる点だろう。

7. The Story of the Three Little Pigs
 有名な三匹の子豚の話。最後に,末子の子豚は,wolfを殺す。兄の子豚二匹は,生き返らない。3人子供がいても,1人生存競争に残れば,良いという時代か。母一人で育てたのだし。少なくとも,末子の子豚は,弱者ではない。

8. The Story of the Three Bears
 「ばばあ」は,3匹の熊の住居に侵入し,衣食住を荒らした。3匹の熊は,善良なので,制裁を加えないうちに,ばばあは逃げ,行方は杳として知れない。この時代の独り者の老人は,生きるのが大変だったのであろう。また,老人は,得てして,善良ではなく,モラルハザードを欠いている人が多いものだ。1973年の狂乱物価時代,我先に買い求めてトイレットペーパーを店先からなくした30代,40代の世代が,今,老人となって,若い人の行動を憂えている現代を想う。

9. Jack the Giant-Killer
 アーサー王の部下の一人ジャックは,奇策を弄し,八面六臂の活躍で,ウェールズ地方の異邦人(Giantに仮体)を成敗した。そして,恩賞に,女と城を与えられた。家臣皆これに習えという説話。現代では,通用しない。

10. Henny-penny
 天が崩墜すると信じたHennyに付和雷同した仲間4人は,これを信じないFoxyに殺害され餌食になった。確率の低い天災を案ずるより,確率の高い人災に備えるのが,人生に必要であるという内容である。列子の杞憂の話に似ているが,列子の原典を読むと,天の崩墜を信じる者,信じない者に対し,確率として存在するが,これを憂うより,人生を楽しめという内容の哲学的問答であるから,随分異なる。

11. Chide Rowland
 敵に捕われた妹と兄2人を救済し,敵の王を屈服させた末子の話。昔,キリスト教徒と,隣地の土着宗教とが争い,キリスト教が,困難を排除し,勝ったということであろう。

12. Molly Whuppie
 人減らしで家を追い出された3人娘は,末娘の危険を顧みないリスク行動の結果,王の3人の息子と結婚し,裕福な暮らしというリターンを得るという,現代から見ると,新たな拘束発生の幸せを獲得する。

13. The History of Tom Thumb
 親指トムは,機転の利く男で,王や家臣に取り入り,一定の成功を収めるが,極度の小男であったため,通常なら災難でないことが災難となり,あえなく死んだ。

14. Lazy Jack
 Lazy Jackは,怠惰に見えて,任意の仕事で相当の報酬を受けるくらいであるから,馬鹿と見るべきではない。男子三日見ざれば,刮目して見るべし,ということか。金持ちに取り入り,娘の歓心を買って,逆玉の輿に乗った。こつこつ働く同期は,なんと馬鹿ではないか,という内容か。

15. Mr Miacca
 外遊びの好きな悪童は,人さらいに会い,痛い目に遭うという教訓だろう。

16. Whittington and his Cat
 大商人でロンドン市長にまでなったウィッティンゲンの有名な立志伝。空間を超えた裁定取引arbitrageで,身代を築いた。貧しかったから,人を観察する目ができた。そして,恩をもって仇に報いることさえした。a catは,1つの貿易品の例示にすぎず,実際は,もっと手広く貿易したであろう。裁定取引が全く非難の対象とされていない。日本でも,紀伊国屋文左衛門の話は,裁定取引の話では,同じである。後に身を持ち崩したとされる文左衛門が,得意絶頂の時,江戸幕府で市長に相当する役職に就任できる可能性は,もとよりあるはずがない。

17. The Laidly Worm of Spindleston Heugh
 兄妹が協力し,邪悪な継母を追い出す。

18. The Fish and the Ring
 運命の変更できないことを説く。しかし,バロンは,運命を最初から受け入れるのではなく,運命を変更しようと,他人の命を顧みない行動を選択する。運命に翻弄される女は,従順であり,結婚相手のバロンの息子は,無機質で感情が描かれていない。

19. The Magpie's Nest
 鳥によって巣作りが違う理由を,ウソで語ったもの。

20. Kate Crackernuts
 王の腹違いの娘2人は,ともに城を出て,別の王の王子2人を射止める。2人の娘のうち,継母の娘は,継母に意地悪された片方の娘を救うとともに,王子のうち1人の放蕩息子の女遊びを抜けさせる。

21. Fairy Ointment
 看護師の女は,悪事を働く者とは知らずに看護し,応分以上の対価を得たが,相手に悪事を指摘したため,右目をつぶされた。恩を受けた者の悪事を指摘しただけで,身が危ない,という教訓である。今でいえば,企業内不祥事は,黙っていろという説話である。

22. The Well of the World's End
 娘は,継母に意地悪され,渋々仕事をしたら,幸運にも,王子の妻になれた。文章の始めの方の展開は,昔話に典型的である。

23. Master of all Maters
 悠々自適なプライドの高い古老の男性が雇った,従順だが馬鹿な若い召使い女の間の初日で,おそらく終末。

24. The Pied Piper
 ネズミ退治で約束通り金を支払わなかった村人は,代わりに子供たちをさらわれたのである。村々を渡り歩く行商にきちんとした対処をしないと,後で仕返しされるという教訓のように見える。あくまで,村の人間側から見た話である。

25. The Golden Ball
 娘は,首吊りの刑の寸前に,恋人に命を助けられる。恋人が,金の玉を見つけてきたからである。元はといえば,娘が,恋人を差し置き,見知らぬ見目麗しい若い男からもらった金の玉をなくしてしまったのが原因だ。

26. My Own Self
 北国の周りに人のいない一軒家の寡婦の6歳の一人息子は,母親の目の届かないところで,多少の恐い経験をしながら,成長を始めていた,という話に読める。父親はなくても,また,田舎で友達がなくても,子供は,順調に育つから,心配するなという母親に対する励ましの意味があるか。

27. Tattercoats
 娘は,唯一の家族の祖父から嫌われ,ろくな教育も受けていないが,とびきり美しく,かつ,孤独に苦しんだので,いつの間にか分別をわきまえており,王子に見初められて,めでたく結婚できた。

28. The Old Witch
 リスクを取りつつ,機に応じ他人を手助けした娘は,他人に助けられて,金持ちになったが,そのリスクをまねした上,多忙を理由に他人を助けようとしなかった娘は,手にした金を失って,故郷に這々の体で帰った。

29. The Three Wishes
 男は,妖精からもらった3つの願いをくだらないものに使い果たした。

30. The Buried Moon
 月が出なかった時期があり,その原因を嘘八百で書いたもの。

31. Rushen Coatie
 シンデレラ姫の原型。亡き母の言いつけに従って行動した娘は,継母の女王及び2人の連れ子のいじめに負けずに,王子を射止めた。継母らへの報復は,書かれていない。実母の言いつけは,守れということか。


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2570. Re: English Fairy Tales イギリス童話集の内容と時代背景について(ネタバレ)

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/1(18:29)

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主観の新茶さん、こんばんわ。
極楽トンボです。イギリス童話集でジャックと豆の木云々と書いておられたので、イギリス童話集って何かな?と思っていました。

>>ジェイコブスは,一民間人として,グリム兄弟の背後にいるドイツという国に対抗意識を燃やし,童話集を蒐集したと,今は仮定しておきたい。ジュエイコブスが,単にグリム兄弟という人ではなく,ドイツをさらに世界を政治的・経済的・法律的・社会的・文化的・科学史的にどう認識し,物語を収集したか。ここに興味がある。イギリス童話集の出版事業としての成立が,ドイツより遅かった理由は,国家的に動く人物が,ジェイコブス以前にいなかったからであろう。ここがまた,おもしろいと思うのである。

主観の新茶さんの興味の中心はここですね。わたしは、イギリスやドイツの歴史にあまり詳しくないので、楽しく拝読させていただきました。グリム童話を意識してジェイコブズという人物がイギリス童話集を編んだという新知識を得ました。しかし、ジェイコブズ以前に国家的に働く人物がいなかったので、グリム童話集に相当するイギリス童話集の出版が遅れたという点については、イギリスは先進国で、後進ドイツほど自分のアイデンティティを気にする必要がなかったので、フォークロアの採集ではドイツに後れを取ったという解釈も可能かなあと思いました。

一つ一つの作品の紹介も、おもしろそうな感じが漂っています。昔の物語って、結構尻切れトンボ(あ、わたしの仲間だ)で、どう解釈してよいのかわからない変なものが多い印象があります。わたし、根っから日本人なものですから、かっちりした物語的構造をそなえているものよりこういうほうが好みです。

わたしも今後手を出してみようとなると、わたしが知りたい情報がもう一つあります。それは、主観の新茶さんの主観でどのくらい読みやすかったかということです。わたし、つい最近、ラムのシェークスピア物語を投げてしまったものですから、ちょっときついかもなあと及び腰になっています。


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2575. Re: English Fairy Tales イギリス童話集の内容と時代背景について(ネタバレ)

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/6(23:44)

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極楽トンボさん。
ご無沙汰しております。
新茶です。

連休中、自分のパソコンから、離れておりました。

早速、述べますと、私は、ラムのシェイクスピア物語は、読んだことがありませんので、絶対的な難易度はわかりませんが、「オズの魔法使い」と「イギリス童話集」では、ほぼ難易度は、同じだと思います。

しかし、イギリス童話集は、今、途中で中断しているグリムと、混同しているところもありますが、31章中には、古語の英語、たとえば、youの代わりに、thou, thy, theeを使うものもあるし、それに伴い、動詞や名詞も、現代英語とは、違う変化がでます。それは、無視すればいいのだけれど。

それより、数冊の英語の本を並行して読み、どれかが、抜け出ればいいのではないでしょうか。

また、ラムも、物語のうち、1つでも、2つでも、読めば、それで良いのではないでしょうか。しばらく、寝かせておけばよいと思いますし、1つ余分にまた読むだけでも良いのです。

邦語の本は、そうやって、多読していませんか。


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2578. Re: English Fairy Tales イギリス童話集の内容と時代背景について(ネタバレ)

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/9(21:21)

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主観の新茶さん、お返事ありがとうございます!極楽トンボです!

〉早速、述べますと、私は、ラムのシェイクスピア物語は、読んだことがありませんので、絶対的な難易度はわかりませんが、「オズの魔法使い」と「イギリス童話集」では、ほぼ難易度は、同じだと思います。

オズの魔法使いは、次の次の次くらいに読む予定です。でも、このところ忙しいので、少し長いのはだいぶ先になりそうです。

〉しかし、イギリス童話集は、今、途中で中断しているグリムと、混同しているところもありますが、31章中には、古語の英語、たとえば、youの代わりに、thou, thy, theeを使うものもあるし、それに伴い、動詞や名詞も、現代英語とは、違う変化がでます。それは、無視すればいいのだけれど。

うーん、古い英語なんて読んだことないけど、読めりゃあいいんですもんね。

〉それより、数冊の英語の本を並行して読み、どれかが、抜け出ればいいのではないでしょうか。

うーん、並行読みってやったことないんです。どれもぽしゃってしまいそうです。えーい、この野郎って一本勝ちをねらいに行くような感じじゃないと読める気がしません。

〉また、ラムも、物語のうち、1つでも、2つでも、読めば、それで良いのではないでしょうか。しばらく、寝かせておけばよいと思いますし、1つ余分にまた読むだけでも良いのです。

悔しいので、ときどき一番最初のはなし(テンペスト)を読み返しています。いつか読めるようにならないと死んでも死に切れん!と大げさな気分になります。いまだけなんですけど。

〉邦語の本は、そうやって、多読していませんか。

それほどたくさん読む習慣はありませんが、全部読み通す本は結構少ないです。日本語の本も、えーい、この野郎って感じじゃないとなかなか読み通せません。

1、読めぬなら燃やしてしまえテンペスト
2、読めぬとも無理やり読もうテンペスト
3、読めぬならほかのを読もうテンペスト

1は、条例で焚き火が禁止されているそうなので、できません。
2は、いまの心境です。でも、そのうち飽きると思います。
3は、次いこ、次、という投げ技の境地です。わたし、投げ技苦手ですのん。


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2579. Re: English Fairy Tales イギリス童話集の内容と時代背景について(ネタバレ)

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/9(23:08)

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 極楽トンボさん、こんにちは

 お返事ありがとうございます。

 私は、邦語の本については、20代のころから、並行して、たとえば、5冊とか、10冊とか、読むのが当たり前です。並行して読むのが、2〜3冊という程度のことも、多くあります。

 図書館から借りる本があれば、もっと、冊数は、増えるでしょう。

 どんな本でも、たとえ興味が極度にあっても、1日に、20ページから40ページくらい読むと、読み疲れがします。ただし、現代小説のたぐいは、読書に入れません。

 読み疲れという表現は、的を射ていないかもしれないが、飽きがきます。
 本を置きたくなります。

 そこで、別の本を読み始めるわけです。もっとも、興味が続くときもあります。

 その本を読み疲れたら、第3の本に行くか、第1の本に戻るか、もう本をやめて別のことをするかは、そのときによります。1冊あたり、たとえば、ノンストップで1時間興味が続くことは、あるといえばあるし、ないといえばないでしょう。

 私は、このSSSで、はじめて「本を投げる」という言葉を知りましたが、私には、この意味がよくわかりません。本や作家や本を読むのを投げるという言い方は、おそらく一般社会の用語ではないと思われます。
 「本を投げる」「本を読むのを投げる」とは、「仕事を投げる」とか、「思案首を投げる」という使い方と同種なのでしょうか。

 私は、同時並行的に複数の本を読む以上、途中で中断したままになる本が、相当数出現するのは当たり前であって、それを1週間後に再開しようが、1月後に再開しようが、1年後に再開しようが、はたまた、自然消滅的に読まなくなろうが、私は、「投げる」という概念を考えません。

 結果的に、途中で中断したままになる本が多数でますが、そんな当たり前のことを、悲嘆したり、悩んだり、「やっと投げることができた」と喜んだりすることはありえません。

 これは、読書論に発展するものであり、私は、読書論については未熟であり、今でも、ごくたまに他人の読書論を読みますが、私自身の読書論の披瀝は、次回、暇なときにします。

 今、読書論で読んでみようと思うのは、「本の本」という題名だったか、昨今書店で結構並んでいる本です。ただ、あまり食指は、動きませんが、買って読んでみようと思っています。

 私は、読書についても読書論についても、未熟者も未熟者だと思っていますが、良き読書人の読書論は、大変参考になると思います。

 最近、21世紀の読書として、フォトリーディングなる読書論が出ていますが、これは、具体的にいかなるものか、私は、知らないでいます。

                    それでは、また。


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2586. 本を投げるということ

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/14(18:11)

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主観の新茶さん、こんにちは!

〉 私は、このSSSで、はじめて「本を投げる」という言葉を知りましたが、私には、この意味がよくわかりません。本や作家や本を読むのを投げるという言い方は、おそらく一般社会の用語ではないと思われます。
〉 「本を投げる」「本を読むのを投げる」とは、「仕事を投げる」とか、「思案首を投げる」という使い方と同種なのでしょうか。

SSS三原則の3番目、「つまらなくなったらやめる」のことですね。辞書を引かずに、わかるところをつなげて読み、それで読むのがつまらない本は、読むのをやめるということです。こういう洋書の読み方は、勉強法としては、それほど一般的ではないと思います。

〉 私は、同時並行的に複数の本を読む以上、途中で中断したままになる本が、相当数出現するのは当たり前であって、それを1週間後に再開しようが、1月後に再開しようが、1年後に再開しようが、はたまた、自然消滅的に読まなくなろうが、私は、「投げる」という概念を考えません。
〉 結果的に、途中で中断したままになる本が多数でますが、そんな当たり前のことを、悲嘆したり、悩んだり、「やっと投げることができた」と喜んだりすることはありえません。

ここで主観の新茶さんがおっしゃっていることは、読書が習慣になっているということを意味すると思います。いまはそれほど読みたいわけではない本を投げるなどということは、読書習慣のある人にとってはあたりまえのことなのだろうと思います。わたしも日本語の本は、読むことが自然消滅した本が本棚にいっぱいあって、数年もすると、古本屋などに処分されることになります。最近はあまり買わないようにしていますが。

本を投げることが問題化されるのは、英語学習の局面でです。日常的にしかもごく気楽に楽しく英語の本に触れることを習慣化することを第一の目的とするとき、読みたいけど現状では力が足りなくて読めない本は、さっさと後回しにしないとこの目的を達成できません。

日本語の読書と違って、英語の多読の場合、ずっとやさしい内容の書物を読むことからスタートしますから、こんなにやさしい内容の書物を読んでいるのに気楽に読めないんじゃあ、先が思いやられるとか、この程度のものが読めないんじゃあ悔しいとか、余計な雑念が発生しがちなのです。これは、英語の勉強が実利につながっており、純粋に趣味の領域で楽しむことができないからだろうと思います。本が投げられないと悲嘆に暮れたりするのは、こういうわけなのです。

それが証拠に?、多くのタドキストの人々は、読んで楽しくないのに、その本を投げることができないのは、英語を学習するという気分が抜けないまま多読をしていることの証拠のようにみなすことが多いように思います。タドキストの人たちのように、英語の書物を楽しく読むことが習慣となっている人たちにとっては「本を投げること」など当たり前のことで、(不射の射じゃないけど)達人になると意識すらしていないかもしれません。

わたしは、SSSの掲示板を通じて、外国語の勉強は、外国語を使う時の自分の人格を作り上げる作業のような印象を得ています。だから、できれば、日本語での人格形成と同じように、効率だけを重視するのではなく、楽しい英語体験を豊富にすることによって自分の英語人格を形成したいような気がします。しかし楽しい英語体験というのも抽象的でよくわからないし、一方で効率を求める気持ちも強く、どうしていいかわからずいらいらします。ただいんちき多読といんちきシャドウイングでお茶を濁しています。

主観の新茶さんは、わたしのような雑念から解放されておられるようなので、うらやましいかぎりです。


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2590. 「投げる」というよりも

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/5/15(22:28)

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極楽トンボさん、主観の新茶さん

〉〉 私は、このSSSで、はじめて「本を投げる」という言葉を知りましたが、私には、この意味がよくわかりません。本や作家や本を読むのを投げるという言い方は、おそらく一般社会の用語ではないと思われます。
〉〉 「本を投げる」「本を読むのを投げる」とは、「仕事を投げる」とか、「思案首を投げる」という使い方と同種なのでしょうか。

〉SSS三原則の3番目、「つまらなくなったらやめる」のことですね。辞書を引かずに、わかるところをつなげて読み、それで読むのがつまらない本は、読むのをやめるということです。こういう洋書の読み方は、勉強法としては、それほど一般的ではないと思います。

3原則の3番目はそのときによって「つまらない本は後回し」「つまらない本はやめる」という風に言われます。「投げる」だと表現が過激ではないかという意見もあり、「つまらない本は後回し」という言い方が普通になっているはずです。

〉それが証拠に?、多くのタドキストの人々は、読んで楽しくないのに、その本を投げることができないのは、英語を学習するという気分が抜けないまま多読をしていることの証拠のようにみなすことが多いように思います。タドキストの人たちのように、英語の書物を楽しく読むことが習慣となっている人たちにとっては「本を投げること」など当たり前のことで、(不射の射じゃないけど)達人になると意識すらしていないかもしれません。

つまらない本をやめるのは、けっこう難しいです。もう少し読んだら面白くなるかもしれない、せっかくここまで読んだのにやめるのは惜しい、などなど、思い切りよくやめるのにはけっこう葛藤があるものです。

〉わたしは、SSSの掲示板を通じて、外国語の勉強は、外国語を使う時の自分の人格を作り上げる作業のような印象を得ています。だから、できれば、日本語での人格形成と同じように、効率だけを重視するのではなく、楽しい英語体験を豊富にすることによって自分の英語人格を形成したいような気がします。しかし楽しい英語体験というのも抽象的でよくわからないし、一方で効率を求める気持ちも強く、どうしていいかわからずいらいらします。ただいんちき多読といんちきシャドウイングでお茶を濁しています。

これは日本語でもそうですが、面白い本を読むと、夢中になってどんどん進んで止まらなくなって一気に読んでしまって「あー、面白かった」という満足感を感じます。しかし課題や何かで読まなくてはならない本をムリヤリ読むと、なかなか内容が頭に入らなかったり読むのに時間がかかっててこずったりします。
英語の本もそうです。「おもしろい」と思える本を読むと早く読めて内容がしっかりつかめます。ですから面白くない本を読むのは効率が悪く、面白い本を読む方が効率がいいのです。
「あー、面白かった」と心底思える本に出会ったら多読の本当の効果がわかると思います。私にとってそのきっかけになったのはロアルド・ダールの本でした。でも誰もがダールの本を読んだらそう感じるとは限りません。

多読で一番努力を必要とするのは実はそこなんです。自分が面白いと思う本は何か、自分が興味のあることを見つめなおすことです。他人のお勧め本はあくまでも目安です。自分が面白いと感じるのはどんなことか、自分が興味を引かれるのはどんなことかを自分の感覚でつかむことです。その感覚に従って面白い本を探すのが大切です。


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2593. Re: 「投げる」というよりも

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/16(20:21)

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杏樹さん、こんにちは!
メッセージありがとうございます!

〉〉SSS三原則の3番目、「つまらなくなったらやめる」のことですね。辞書を引かずに、わかるところをつなげて読み、それで読むのがつまらない本は、読むのをやめるということです。こういう洋書の読み方は、勉強法としては、それほど一般的ではないと思います。

〉3原則の3番目はそのときによって「つまらない本は後回し」「つまらない本はやめる」という風に言われます。「投げる」だと表現が過激ではないかという意見もあり、「つまらない本は後回し」という言い方が普通になっているはずです。

無責任な書き込みをしておりますわたしもさすがにここは、慎重を期してSSSホームページを確認して書き込みました。「投げ技」という言葉でタドキストの間で一般的に呼び習わされていて、わたしもこれまでの投稿でこの言葉を使ってきました。その「本を投げる」という原則にかんして、主観の新茶さんが疑問をお持ちになったという経緯があります。それで、こういう会話を掲示板上でしております。決して「投げる」という言葉で神聖なる多読三原則を揶揄するつもりはありません。うーん、弁解すればするほどおかしな感じが漂うのは何故?つまり、他意はありません。

〉〉それが証拠に?、多くのタドキストの人々は、読んで楽しくないのに、その本を投げることができないのは、英語を学習するという気分が抜けないまま多読をしていることの証拠のようにみなすことが多いように思います。タドキストの人たちのように、英語の書物を楽しく読むことが習慣となっている人たちにとっては「本を投げること」など当たり前のことで、(不射の射じゃないけど)達人になると意識すらしていないかもしれません。

〉つまらない本をやめるのは、けっこう難しいです。もう少し読んだら面白くなるかもしれない、せっかくここまで読んだのにやめるのは惜しい、などなど、思い切りよくやめるのにはけっこう葛藤があるものです。

すいません、勝手に架空のタドキスト像をこしらえて一般化して論じたりして。私もタドキスト、風上には置けないとは思いますが、そのはしくれでありました。三原則って人によってどれか難しかったり易しかったりするんですよね。わたしも辞書の説明を読まないことだけ得意です。用例を見るのは好きですが。あ、でもそれは中国語の場合です。

〉〉しかし楽しい英語体験というのも抽象的でよくわからないし、一方で効率を求める気持ちも強く、どうしていいかわからずいらいらします。

〉これは日本語でもそうですが、面白い本を読むと、夢中になってどんどん進んで止まらなくなって一気に読んでしまって「あー、面白かった」という満足感を感じます。

面白くて、夢中になってどんどん進んでとまらなくなって一気にと読んでしまって「あー、面白かった」という満足感ですか!そんなの何十年もごぶさたしているような気がします。面白くてつい一気に読んでしまうというのはたまにありますよ。プロ野球の歴代の名選手を比較する本とか、要するに読まなくてもいいようなどうでもよい本でしか最近はそういう経験はありません。でも、読後は「あーまたくだらないの読んじゃった」という悔恨を感じます。昔はこうじゃなかったような気がするんですけどねー。どうしてこうなっちゃったんでしょうねえ。情けない限りです。

最近、VOAスペシャルでルー・ゲーリックの特集がありました。わたしは多聴三原則を堅く守っておりますので、内容は理解しないようにしているし、実際ほとんどの番組は理解できないのですが、こういう番組だけはどうしても聴いてわかってしまいます。

しかし課題や何かで読まなくてはならない本をムリヤリ読むと、なかなか内容が頭に入らなかったり読むのに時間がかかっててこずったりします。
〉英語の本もそうです。「おもしろい」と思える本を読むと早く読めて内容がしっかりつかめます。ですから面白くない本を読むのは効率が悪く、面白い本を読む方が効率がいいのです。

おっしゃるとおりです。わたしは効率を重んじておりますから、面白い本を求めております。

〉「あー、面白かった」と心底思える本に出会ったら多読の本当の効果がわかると思います。私にとってそのきっかけになったのはロアルド・ダールの本でした。でも誰もがダールの本を読んだらそう感じるとは限りません。

ダールはとってもおもしろいと思いました。まだチョコファクとエノーマス・クロコダイルと、マジック・フィンガーとお化け桃の冒険しか読んでいませんが、今後網羅的に読もうと思っています。悪い子を改悛させようとか、弱者を保護してやろうとか、動物や昆虫の命より人間の命が大事とかいうそぶりをまったく見せない児童書というのはかなりウルトラCなんじゃないかと思います。70万語くらいでチョコファクが楽しく読めた時にはシメタ!と思ったんですけどねえ。

〉多読で一番努力を必要とするのは実はそこなんです。自分が面白いと思う本は何か、自分が興味のあることを見つめなおすことです。他人のお勧め本はあくまでも目安です。自分が面白いと感じるのはどんなことか、自分が興味を引かれるのはどんなことかを自分の感覚でつかむことです。その感覚に従って面白い本を探すのが大切です。

杏樹さんのおっしゃることはいつも一貫していて説得力もあると思います。そのとおりだと思います。でも本当のことを言うと、本を読んで心の底から楽しい経験なんて、一生にそうはないでしょ?そんなに面白い本なんてそこらにころがってるわけないんですよ。杏樹さんは本を楽しく読む才能に恵まれているという意味で幸福なんですよ。わたしは、ほんのちょっと楽しいぐらいで妥協したいと思います。自分は本当にこの本を楽しんでいるのかなんて、判断するのにすごい難しい問題だと思いますよ。本を読んでいる時にそういうことを考え出すと、いつもわたしは自縄自縛に陥りそうになります。

そのうえわたしの場合、最近ORTを読んでてつくづく思ったんですけど、面白そうだなと思うとすぐ、わが心の英文和訳マシーンが発動してしまうんです。しかも不気味なことに、多読を始めてから翻訳マシーンの性能も上がってきたような気もするんです。こわいよー。英文和訳マシーンが発動しないように読む方法をいろいろ試しましたが、結局むりやり速く読むことぐらいしか適当な方法がないようです(といっても分速150語くらいです)。すると、うわすべりしてしまうんです。マシーンがついてこれない程度には速く読まなくてはならないし、一方で上滑りしない程度にゆっくり読まないといけないんです。これは苦しいです。速く読めば細部の理解を犠牲にしなくてはならないし、楽しく読もうと思うと自分ではなくてマシーンが読み始めてしまうのですから。

こうなったら、多聴三原則を流用して、できるだけ内容を理解しないように脳内音読するという方法もいいかもしれませんね。読まずに読むなんて、不射の射なみにかっこいいよね。ルー・ゲーリックの伝記だったら、もしかしたら可能かもしれない。中国語を読む時はこんなにひどくないんですけどねえ。


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2599. Re: 「投げる」というよりも

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/5/17(00:45)

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極楽トンボさん、こんにちは。

〉ダールはとってもおもしろいと思いました。まだチョコファクとエノーマス・クロコダイルと、マジック・フィンガーとお化け桃の冒険しか読んでいませんが、今後網羅的に読もうと思っています。悪い子を改悛させようとか、弱者を保護してやろうとか、動物や昆虫の命より人間の命が大事とかいうそぶりをまったく見せない児童書というのはかなりウルトラCなんじゃないかと思います。70万語くらいでチョコファクが楽しく読めた時にはシメタ!と思ったんですけどねえ。

そうですか。それはけっこう有望です。ダールの本は広いレベルに渡ってありますから、まだまだ楽しめると思います。やはり「いい子」の建前を吹き飛ばすようなところがいいですね。

〉〉多読で一番努力を必要とするのは実はそこなんです。自分が面白いと思う本は何か、自分が興味のあることを見つめなおすことです。他人のお勧め本はあくまでも目安です。自分が面白いと感じるのはどんなことか、自分が興味を引かれるのはどんなことかを自分の感覚でつかむことです。その感覚に従って面白い本を探すのが大切です。

〉杏樹さんのおっしゃることはいつも一貫していて説得力もあると思います。そのとおりだと思います。でも本当のことを言うと、本を読んで心の底から楽しい経験なんて、一生にそうはないでしょ?そんなに面白い本なんてそこらにころがってるわけないんですよ。杏樹さんは本を楽しく読む才能に恵まれているという意味で幸福なんですよ。わたしは、ほんのちょっと楽しいぐらいで妥協したいと思います。自分は本当にこの本を楽しんでいるのかなんて、判断するのにすごい難しい問題だと思いますよ。本を読んでいる時にそういうことを考え出すと、いつもわたしは自縄自縛に陥りそうになります。

確かに夢中になって止まらない、というのはそうたびたびはありません。だからこそ、自分が何を「楽しい」と思うのかを追求する必要があるんです。大人になって世間のアカもついてしまうと、単純に「楽しいこと」を考えたりするのができなくなってきます。世の中はそんな甘いもんじゃないとか、楽しいもんじゃないとか、ネガティブな考えを「賢い」世渡りだと思うようにもなってきます。そこをひっくり返して「楽しいこと」を追求しようというと、素直に実行できないものです。

私が多読を始めたころはまだ人数も少なくて、紹介されている本も少なくて、だからこそ誰もが「がまくんとかえるくん」「おさるのジョージ」を読んでいることを前提に話が出来ました。いいトシして真剣にがまくんのあそこがおもしろい、ここが感動した、などと話し合ったものです。
今は本が多すぎて、レベルもさまざまで、なかなかそういう話で盛り上がることがなくなってきたようです。でもそのころは本当に多くのタドキストが真剣に「がまくんとかえるくん」を楽しんでいたのです。今の状況ですと、そういう気持ちになるのは難しいかもしれません。しかし自分にとって楽しいこと、好きなこと、興味のあることを追求していくのは大切です。しかしそれが多読の一番大切なことですが、一番難しいことなのかもしれません。少しずつでいいですから、自分にとって「楽しい」ことを探していってください。

さて、和訳についてはあまり気にしないでいいと思います。もし直訳ではない「翻訳」になっているのなら、なおさら気にしなくてもいいと思います。ずいぶん高性能なマシーンのようですから、無理に停止させるのはむずかしそうですので、ほっときましょう。やはり本を読むならちゃんと理解できるものを読んだほうがいいです。「読まずに読む」もおもしろい方法ですので、わかるものを読むのと平行して進めて行けばいいと思います。


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2604. 訂正その他

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/18(16:00)

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杏樹さん、こんにちは
ちょっと前便の訂正その他です。

〉確かに夢中になって止まらない、というのはそうたびたびはありません。だからこそ、自分が何を「楽しい」と思うのかを追求する必要があるんです。大人になって世間のアカもついてしまうと、単純に「楽しいこと」を考えたりするのができなくなってきます。世の中はそんな甘いもんじゃないとか、楽しいもんじゃないとか、ネガティブな考えを「賢い」世渡りだと思うようにもなってきます。そこをひっくり返して「楽しいこと」を追求しようというと、素直に実行できないものです。

ちょっと意地悪な言い方をしてすいませんでした。どうかお気になさらず。わたし、楽しくなくても退屈してても平気な方なので、がんばって楽しくしないと駄目かな、とわたしも思います。

〉私が多読を始めたころはまだ人数も少なくて、紹介されている本も少なくて、だからこそ誰もが「がまくんとかえるくん」「おさるのジョージ」を読んでいることを前提に話が出来ました。いいトシして真剣にがまくんのあそこがおもしろい、ここが感動した、などと話し合ったものです。
〉今は本が多すぎて、レベルもさまざまで、なかなかそういう話で盛り上がることがなくなってきたようです。でもそのころは本当に多くのタドキストが真剣に「がまくんとかえるくん」を楽しんでいたのです。今の状況ですと、そういう気持ちになるのは難しいかもしれません。しかし自分にとって楽しいこと、好きなこと、興味のあることを追求していくのは大切です。しかしそれが多読の一番大切なことですが、一番難しいことなのかもしれません。少しずつでいいですから、自分にとって「楽しい」ことを探していってください。

『がまくんとかえるくん』のこと、すっかり忘れていたので、思い出させてくださり、ありがとうございます。あれは、多読を開始して間もないころだと思いますが、がまくんとかえるくんのシリーズとカセットを購入して、カセットを通勤時間に熱心に聴いていました。本は、カセットで聴いてだいたいわかるようになったら読もうと思って読まずにとってありました。一ヶ月くらい毎日聴いて、やっと一つ目のお話がわかりました。二つ目のお話も一生懸命聴いたのですが、3週間くらい聴き続けたところで、息切れしてやめてしまいました。それで、本はそのままどっかいってしまっし、カセットもその後、MP3プレーヤーに移行したので聴かなくなってしまったのです。ちょっと探してまた聴いてみます。いまならちょっとはわかるようになったかなあ?でも、物語って耳で聴いてわかるのすっごく難しいからなあ。

そんなわけで、がまくんとかえるくん、聴くだけで疲れきってしまって楽しむどころではありませんでした。その後、三木卓訳を読んでみました。まりあさんのいうところの「もこもこ感」がしました。別に悪い訳だとはおもいませんが。原作のほうが簡潔で引き締まっていると思いました。その点、おさるのジョージの日本語訳は簡潔でいいと思いました。

〉さて、和訳についてはあまり気にしないでいいと思います。もし直訳ではない「翻訳」になっているのなら、なおさら気にしなくてもいいと思います。ずいぶん高性能なマシーンのようですから、無理に停止させるのはむずかしそうですので、ほっときましょう。やはり本を読むならちゃんと理解できるものを読んだほうがいいです。「読まずに読む」もおもしろい方法ですので、わかるものを読むのと平行して進めて行けばいいと思います。

ちょっと気になって、あれから上滑りしない程度に遅く、翻訳マシーンがついてこれない程度に速い読速を計りなおしてみたら、だいたい分速130語くらいだということがわかりました。訂正します。


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2598. Re: SSS つまらぬ本は 後回し

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/17(09:53)

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  杏樹さん、はじめまして

  主観の新茶です。

  なるほど、つまらない本は、後回し、というのですね。

  開かれた会を目指す以上、隠語的表現は、差し控えた方が良いかもしれない。私は、「本を投げる」が、日本語として、おそらく正しくないだろうから、人によって、その理解と使い方が異なるだろうと指摘したのです。

  でも、古今東西、裏表の社会を問わず、短い隠語ないし隠語的表現は、あったし、あったほうが、本質を表しているのかもしれない。

  表題は、一応、七五調のつもりです。

  なお、ダールについては、私は、その形式に瞠目して青眼し、その内容に着目して白眼視していることは、これまで少し書いています。

                 


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2589. Re: 本を投げるについて

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/15(21:05)

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極楽トンボさん こんにちは

  メッセージ、ありがとうございました。

  極楽トンボさんは、今後、公私ともに忙しい予定が入っているらしいですが、そのような場合、読書について、忙しいときほど充実するいう言葉は、時に真実であり、時に真実ではありませんが、前者であると良いですね。

  私がお勧めする本は、「星の王子」の方に記載しましたので、そちらをご覧いただけますか。

  なお、ORTの番外編のオールスターズも紹介しましたが、それは、SSSのブックガイドに、なぜか記載されていませんが、新宿のSSSに置いてあります。いずれも、2000字から4000字程度と記憶します。ORTのように、子供じみた内容の文ではなく、ときおり、しゃれた内容の文が、文法を意識して、書き表されていますが、期待しすぎるのは、禁物です。
  ORTそのものは、おもしろくなかったな。途中で、辞めちゃったよ。
  たとえば、タイムマシンものは、展開が、奇想、天外を超えているから、ついて行けない。架空の世界は、全く構わないとして、架空の中で、現実的展開が欲しいね、

                      それでは、また
  


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2591. Re: 本を投げるについて

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/16(18:26)

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〉  極楽トンボさんは、今後、公私ともに忙しい予定が入っているらしいですが、そのような場合、読書について、忙しいときほど充実するいう言葉は、時に真実であり、時に真実ではありませんが、前者であると良いですね。

いつもお付き合いくださり、ありがとうございます。掲示板を見る楽しみが増えます。昨年引っ越して、電車に乗る時間が激減し、徒歩の時間が激増したので、やろうと思えば多聴・シャドウイングは毎日2時間近くできるのですが、多読の時間がなかなかとれなくなっています。これはイカンと思って、子供たちを寝かしつける時に、日本語の絵本を読んでいたのを、家人の反対を押し切ってORTの読み聞かせに切り替えてなんとか毎日英文に接しているような状態です。こういうときは、早起きをするというのが定石なのですが、わたし睡眠時間が人一倍長いので、なかなかそういう芸当ができません。年を取れば朝が早くなるという俗説を信じて朝が早くなるのを一生懸命待ち望んでいるところです。

〉  私がお勧めする本は、「星の王子」の方に記載しましたので、そちらをご覧いただけますか。

はい、拝見しました。

〉  なお、ORTの番外編のオールスターズも紹介しましたが、それは、SSSのブックガイドに、なぜか記載されていませんが、新宿のSSSに置いてあります。いずれも、2000字から4000字程度と記憶します。ORTのように、子供じみた内容の文ではなく、ときおり、しゃれた内容の文が、文法を意識して、書き表されていますが、期待しすぎるのは、禁物です。
〉  ORTそのものは、おもしろくなかったな。途中で、辞めちゃったよ。
〉  たとえば、タイムマシンものは、展開が、奇想、天外を超えているから、ついて行けない。架空の世界は、全く構わないとして、架空の中で、現実的展開が欲しいね、

主観の新茶さんはやさしい英語の本のことにどうしてこんなにお詳しいのだろうといぶかしく思っておりました。ORTを全巻購入したつもりの私も知らなかったオールスターズをご存知だし、ICRもいっぱい知っておられるし、主観の新茶さんの読書の趣味に一見似つかわしくないものをたくさん読んでおられる。うーん、やっぱり、ブッククラブの力は大きいのだなあと感じ入った次第です。わたしも一年以上前から、申込書は用意しているのですが、なかなか入会できません。入会するなら今しかないなあ。忙しいとか言ってたらいつまでも機会を逸してしまいそうです。機会を逸したまま、PBが読めるようになっていたってのが理想なんですが(こういうこといっているから極楽トンボと言われるんです)。

それはともかく、いい歳をした中年男が読めるやさしい英語の本ってなかなかないと思うんです。ここはひとつ、ぜひ古川先生に『中年男の読む英語100万語』をご執筆いただかなくてはなりますまい!『親子で100万語』でSSSに入門したわたしですが、入門の仕方を間違えたようです。魯迅ばりに「子供を救え!」ってのもいいけど、オヤジも救ってほしいです。たまたま、この掲示板にも登場しておられるある児童英語の先生がご自身のブログで「男性をGRから児童書へ」キャンペーンをしておられるのを発見しました。この企画、実現の機運が満ちていると見ました。

ばかばなしをしてすいません。
もう潜ります。ぶくぶくっ!(これパクリです)


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[喜] 2592. Re: 本を投げるについて

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/5/16(18:44)

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極楽トンボさん、はじめまして。 まりあ@SSSです。

  最近潜りっぱなしで、みなさんに「このひと誰?」といわれ
  そうですが...

〉それはともかく、いい歳をした中年男が読めるやさしい英語の本ってなかなかないと思うんです。ここはひとつ、ぜひ古川先生に『中年男の読む英語100万語』をご執筆いただかなくてはなりますまい!『親子で100万語』でSSSに入門したわたしですが、入門の仕方を間違えたようです。魯迅ばりに「子供を救え!」ってのもいいけど、オヤジも救ってほしいです。たまたま、この掲示板にも登場しておられるある児童英語の先生がご自身のブログで「男性をGRから児童書へ」キャンペーンをしておられるのを発見しました。この企画、実現の機運が満ちていると見ました。

  潜って、中高年の方やリタイア後のセカンドライフを充実させる
  趣味を持とうと考える方のための、100万語多読お薦め本を書いて
  おります。まだ、名前が決まっていないのですが、コスモピア社
  より7月中旬発売予定です。

  どちらかというと児童書やファンタジーには苦手感のある方を
  想定読者としております。そうしたものが大好きな方なら、既刊の
  100万語多読本で既にはじめられているでしょうから。

  よろしくお願い致します。
  Happy Reading!


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2594. Re: 本を投げるについて

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/16(20:08)

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キャー、まりあさん、なんとタイムリーな!
まるで極楽トンボが宣伝しているみたい!
びっくりしてご挨拶がおくれました。はじめまして!

本当に「機運が満ちて」いたんですね。

まりあさんの「ミステリで100万語」、買って持っていましたが、知り合いのお母さんがミステリ好きでしかも英会話を習ってかなり上達してきたという話を聞いて、その人にあげてしまいました。活用してくれているといいなと思います。

最近、まりあさんおすすめのナンシー・ドルーが古本屋に出ていたので、買って読んでみました。古本のくせに800円でそう安くなかったけど、ネット書店は嫌いなので。細部までは理解できませんでしたが、ストーリーは楽しめました。レベル5のGRみたいな印象でした。安心して読めるという感じです。わたし、じつは推理小説そんなに読んだことないのですけど、盛り上がってくると先を急いで読みたくなるという感じをちょっとだけ味わったような気がします。ネート・ザ・グレートも一冊読んでみました。まあまあ面白いけど、ああいう短い文章は和訳してしまいがちなんです、わたしの場合。ナンシー・ドルー・ノートブックも一冊仕入れてあります。これから読みます。

『中高年で100万語』、とても期待しています。わたしのために書かれたような本です。

〉〉それはともかく、いい歳をした中年男が読めるやさしい英語の本ってなかなかないと思うんです。ここはひとつ、ぜひ古川先生に『中年男の読む英語100万語』をご執筆いただかなくてはなりますまい!『親子で100万語』でSSSに入門したわたしですが、入門の仕方を間違えたようです。魯迅ばりに「子供を救え!」ってのもいいけど、オヤジも救ってほしいです。たまたま、この掲示板にも登場しておられるある児童英語の先生がご自身のブログで「男性をGRから児童書へ」キャンペーンをしておられるのを発見しました。この企画、実現の機運が満ちていると見ました。

〉  潜って、中高年の方やリタイア後のセカンドライフを充実させる
〉  趣味を持とうと考える方のための、100万語多読お薦め本を書いて
〉  おります。まだ、名前が決まっていないのですが、コスモピア社
〉  より7月中旬発売予定です。

〉  どちらかというと児童書やファンタジーには苦手感のある方を
〉  想定読者としております。そうしたものが大好きな方なら、既刊の
〉  100万語多読本で既にはじめられているでしょうから。

〉  よろしくお願い致します。
〉  Happy Reading!


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2595. Re: 本を投げるについて

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp
投稿日: 2008/5/16(22:35)

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"極楽トンボ"さんは[url:kb:2594]で書きました:

かないと思うんです。ここはひとつ、ぜひ古川先生に『中年男の読む英語100万語』をご執筆いただかなくてはなりますまい!

児童書は面白いですよ!(笑)
中年男性は、なかなか、日本語で児童書をよむのは
できませんが(それに文体が日本語はみるからに子供ぽく書いてあるし)
英語でなら、楽しめます。

出版してくれるところがあるなら、
「中年男性におすすめの児童書100冊」

みたいな本ならかいてみたいですね。

〉〉  潜って、中高年の方やリタイア後のセカンドライフを充実させる
〉〉  趣味を持とうと考える方のための、100万語多読お薦め本を書いて
〉〉  おります。まだ、名前が決まっていないのですが、コスモピア社
〉〉  より7月中旬発売予定です。

とりあえずは、まりあさんの本に期待しています。

古川


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2596. 『中年男が読む英語100万語』は、私も買いたいです

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2008/5/16(23:34)

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GRトンボさん、こんにちは。おひさしぶりです。バナナです。

さて、とってもピンポイントなレスなのですが、

『中年男が読む英語100万語』

あったら、私も買っちゃうなー。児童書や絵本は、いまひとつ読む気が起きず、本選びにはとっても苦労した中年男なもんですから。
(閑話休題、人口一億の日本には一人くらい「中 年男」=「なか としお」という名の人がいないですかね?)

いいですねー、これ。

そのためには、まず、中年男の生態を明らかにする必要があるでしょうか?

ではでは


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2602. Re: 『中年男が読む英語100万語』は、私も買いたいです

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/18(16:25)

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"バナナ"さんは[url:kb:2596]で書きました:
〉GRトンボさん、こんにちは。おひさしぶりです。バナナです。

バナナさん、こんにちは!レスありがとうございます!

>さて、とってもピンポイントなレスなのですが、
>『中年男が読む英語100万語』
>あったら、私も買っちゃうなー。児童書や絵本は、いまひとつ読む気が起き>ず、本選びにはとっても苦労した中年男なもんですから。
>(閑話休題、人口一億の日本には一人くらい「中 年男」=「なか とし >お」という名の人がいないですかね?)

〉いいですねー、これ。
〉そのためには、まず、中年男の生態を明らかにする必要があるでしょうか?
〉ではでは

中年男の生態って?
あ、そうか、中年男が気楽に読めるやさしい英語の本は何かを考えるためには、中年男が活字に何を求めているか知る必要があるわけですよね!

中年男というものは(全国の中年男の皆さん、勝手に一般化してすいませんが)、要するにそこらに新聞がころがってれば、意味なく紙面を目で追ってしまいます。朝日でも産経でも日刊ゲンダイでもスポーツ紙でもなんでもいいんです。それでぼけーっと記事を眺めてお終い、なんです。あとで家の人に今日のニュース何かあった?と尋ねられても、さっき読んだ記事はもうどこかに消えてしまって答えられません。もちろん、昨日楽天が西武にサヨナラ勝ちしたことだけはよく覚えています。こういうもんですよね。

英字紙でこれができたらかっこいいんだけどなあ。VOAスペシャルのホームページぐらいの読みやすさだったらできそうだなあ。でも、子供のいるところでパソコンなんて開けないし、第一、そこらにころがっている、というのが大事な条件なんで、いちいちパソコン開くの面倒くさいし、腰にも悪い。

バナナさん、ここは一つ、中年男にも読めるやさしい英語の本をみんなで考える、という企画はどうでしょうか?まりあさんの『シニアで100万語(仮題)』刊行を協賛するという大義名分もあることだし。

わたしが考えるに、スポーツものはまず外せませんね。わたしはアメフトやバスケットのことはよく知らないから、どうしても野球になってしまいますが。あ、でもアメフトのルールを教えてくれるようなやつならいいかも。

次に、ゴルゴ13みたいなやつですね。ゴルゴ13のMANGAがあったらいいかも。でも、GRなんかで国際政治を背景にしたミステリって結構ありますよね。わたしは未読ですが、ジャッカルの日とか。評判もいいみたいですよね。時事
解説的なものは、鮮度が命なので、書籍の形では難しそうです。

それから歴史や哲学思想、美術などの啓蒙書みたいなやつも有望のような気がします。先日、モモンガさんが西洋哲学のシリーズを推薦しておられました。ちょっと気になっております。数年前にもこの掲示板でどなたか似たようなのを推薦しておられましたね。いまちょっと思い出せませんが。人文系だけじゃなくて、社会科学系でも理系でもこういうのは探すとあるんじゃないでしょうか。

最後に、エロチカも考えられるでしょう。そういえば、昔、アナイス・ニンの日記の翻訳を読んで、あんまりおもしろいのでびっくりして、原書を探しに銀座のイエナ書店に行ったら、「愛の家のスパイ」とエロチカ2種があったので、全部購入したのですが、結局、翻訳で読んだことのあったエロチカのほうしか読めませんでした。でも、こういうのはそれぞれの文化圏によって情緒が異なりますから、難しいかも。アメリカ留学を果たした学生時代の友人は、一生懸命エロチカを読んで英語の勉強をしていました。わたしも好奇心から借りて読んでみましたが、英語力の貧困もさることながら、なんか情緒がなくてつまんなかったです。

エロチカなんて言い出して顰蹙買ったかもしれません。もう少し、まじめに考えてみよう。うん、中年男でも号泣できるような児童書もありそうですよね。バナナさんがブログで紹介されていたような。わたしはすかさずアマゾンで購入予定にしました(読めたらいいな)。

つい、いっぱい書いてしまいました。それでは。


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[喜] 2605. Re: 『中年男が読む英語100万語』は、私も買いたいです

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/5/18(16:41)

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極楽トンボ、バナナさん、こんにちは。 まりあ@SSSです。

〉>『中年男が読む英語100万語』
〉>あったら、私も買っちゃうなー。児童書や絵本は、いまひとつ読む気が起き>ず、本選びにはとっても苦労した中年男なもんですから。

   単行本として出すからには、読者を男性に限るわけにはいかず、
   女性に人気のあるシリーズのご紹介も混ざっています。
   それでも男性のことは常に念頭に置いています。

   中高年のおじさんは、こういうものを好きではないかも
   知れない..でもこういうものを受け付けないから
   「おじさん」って若い女の子に敬遠されるんだよね...
   と日頃秘かに感じているようなシリーズは、
   「モテたかったら読め!」という気持ちを込めて紹介しました。

   中高年おじさんの多くは、仕事ネットワークの中で生きています。
   それにひき替え、中高年のおばさんは、学生時代からの友人、
   子どもが学校に行っていたときのママ友、地域活動のつき合い、
   お稽古仲間、と多彩な人間関係を作り上げていることが多い。

   リタイア後、奥さんの人的ネットワークに混ぜて貰おうと
   思うなら、「男の仕事論理」を捨てないと相手にされません。
   いつまでもchauvinisticじゃ老後は悲惨。
   モテないくらいは我慢したって、熟年離婚迫られるかも?
   そこまで配慮していますよ〜 
   やり出すととこ「とん」の人ですから(苦笑)   

〉>(閑話休題、人口一億の日本には一人くらい「中 年男」=「なか とし >お」という名の人がいないですかね?)

   さすがバナナシュートのツッコミ("-")

〉最後に、エロチカも考えられるでしょう。

   はいってますよ、ちゃんと。ふっふっふ。
   上品な(←ぢぶんでいうかよ!)語り口の中に、良く読むと
   エロチカからチカを抜いたようなレベルのものも探せるように
   書いてあります。
   この手のものは、忍び込ませるように一言書いておけば、
   ニーズのある方はちゃんと見つけてくれるはず。
   某大手書店の方から、「洋書売り場のどこに隠すように置いても
   この手は一定数は売れる」と伺いましたから。

   Happy Reading!


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2597. Re: シニアに賽が投げられた

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/17(09:20)

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1 まりあさん、はじめまして。
  極楽トンボさん、やったね。まりあさんから、メッセージきて。

2 シニア向けの100万語、インサイダー情報かな?。

  極楽トンボさんの株は上がった。出版社の株も上がるかも。

  シニア多読予備軍に、ルビコンの川が、現れた。
  断じて、騎虎の勢いで、渡るのみか。

3 しかし、シニアは、嗜好が多様でしょう。
  experienceとidentityが、異なる。
  うまく、ニーズに応えられるか。
  少数一人勝ちの、子供向け現代小説と違うだろう。
  ハリポタやGR、少女ものなども、再度、紹介するのでしょうか。

4 シニアの平均像を執筆する人の人選は、どうしたのだろう。
  我こそは、平均的シニアと思う人が、書いたのでしょうか。
  それとも、ケインズの美人投票のように、本を選定したのでしょうか。
  ベストセラーは、ひとつのベルカーブの中心を目指せばよいが、
  仕事をしてきたオジさんは、たくさんのベルカーブがあって、
  しかも、ボラティリティが大きいだろうから。
  

5 そうなると、すぐに第2弾が、待ち望まれるだろう。
   


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[喜] 2600. Re: シニアに賽が投げられた

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2008/5/17(15:17)

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主観の新茶さん、こんにちは。 まりあ@SSSです。

〉2 シニア向けの100万語、インサイダー情報かな?。

   いえいえ、行く先々で宣伝していますよ〜

〉3 しかし、シニアは、嗜好が多様でしょう。
〉  experienceとidentityが、異なる。
〉  うまく、ニーズに応えられるか。

   社会人になってからのexperienceは千差万別ですが、
   現在45歳位からそれ以上の方々は、英語学習経験にあまり
   ばらつきがありません。
   小学生やそれ以前から毎年夏休みに海外旅行とか、SEGの生徒
   のように中学生からネイティブによるダイレクトメソッドで
   英語を習ったとか、はたまた大学生なのに英語の辞書なんて
   引いたことがない、という学生がいるような若者世代と較べると。
   
   それから今の若者よりも読書をしていますから、本を読むことに
   体力があります。

   そうしたことを踏まえると、学生時代に身につけた英語に何を
   プラスしたら格段のレベルアップが望めるか?大人の本が読める
   ようになるのか、割り出しやすいのです。

〉4 シニアの平均像を執筆する人の人選は、どうしたのだろう。
〉  我こそは、平均的シニアと思う人が、書いたのでしょうか。
〉  それとも、ケインズの美人投票のように、本を選定したのでしょうか。

   本の選定は、英語力アップに役立つもの、大人の本を読むときに
   必要になる背景知識が身に付くもの、異文化を実感できるもの、を
   中心に選定しています。

〉  ベストセラーは、ひとつのベルカーブの中心を目指せばよいが、
〉  仕事をしてきたオジさんは、たくさんのベルカーブがあって、
〉  しかも、ボラティリティが大きいだろうから。

   従前の傾向と対策本のような目先のニーズに合わせたものではなく、
   英語というものに対する取り組み方の基本をお話ししておりますから、
   どなたにも対応します。
   この方法で多読を進めていただけば、読者の方はご自分の趣味・目的
   に合わせてご自分の英語力を伸ばせます。
   「中高年のおじさん」などといわせない、豊かな人生経験に裏打ち
   された国際的視野を持ったプラチナエイジに、あなたの人生を変える
   ことができます。 

〉5 そうなると、すぐに第2弾が、待ち望まれるだろう。

   私の多読人生のすべてを注ぎ込んで書きました。第2弾、第3弾と
   出せるような、出し惜しみした知識の切り売り本ではありません。
   これ一冊だけで十分なはずです。読者の方は自分の足で歩ける
   ようになりますから。

   Happy Reading!  


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2603. Re: シニアに賽が投げられた

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/5/18(14:55)

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主観の新茶さん、まりあさんこんにちは。

主観の新茶さんの一冊入魂の重厚な読書報告に始まった話題から、まりあさんの近刊予告が飛び出しましたね。

〉   社会人になってからのexperienceは千差万別ですが、
〉   現在45歳位からそれ以上の方々は、英語学習経験にあまり
〉   ばらつきがありません。
〉   小学生やそれ以前から毎年夏休みに海外旅行とか、SEGの生徒
〉   のように中学生からネイティブによるダイレクトメソッドで
〉   英語を習ったとか、はたまた大学生なのに英語の辞書なんて
〉   引いたことがない、という学生がいるような若者世代と較べると。

なるほど、中高年の人たちは、英語学習体験が同じなんですかあ。するってえと、やっぱり大学受験の英文解釈の勉強につきちゃうわけですよね。しくしく。

   
〉   それから今の若者よりも読書をしていますから、本を読むことに
〉   体力があります。

うーん、これ一般的にそうなのでしょうか?今の若者は読書をしていないってわたしも昔よく言われました。今ではもう誰も言ってくれませんが。

〉   そうしたことを踏まえると、学生時代に身につけた英語に何を
〉   プラスしたら格段のレベルアップが望めるか?大人の本が読める
〉   ようになるのか、割り出しやすいのです。

そ、大人の本が読みたいんですよね。わくわく。

〉〉4 シニアの平均像を執筆する人の人選は、どうしたのだろう。
〉〉  我こそは、平均的シニアと思う人が、書いたのでしょうか。
〉〉  それとも、ケインズの美人投票のように、本を選定したのでしょうか。

〉   本の選定は、英語力アップに役立つもの、大人の本を読むときに
〉   必要になる背景知識が身に付くもの、異文化を実感できるもの、を
〉   中心に選定しています。

うーん、とってもためになりそう!わたし、自分に自信がないせいか、こういう学習指南の類、大好きです。本当は、一人で海図も持たずに荒海に乗り出すって方が本質的だってことはわかっているんだけど、やっぱり効率って大事よね。まあ、その分濃厚な読書体験を目指せばいいのさ。結局のところ一人で読むんだし。

〉   従前の傾向と対策本のような目先のニーズに合わせたものではなく、
〉   英語というものに対する取り組み方の基本をお話ししておりますから、
〉   どなたにも対応します。
〉   この方法で多読を進めていただけば、読者の方はご自分の趣味・目的
〉   に合わせてご自分の英語力を伸ばせます。

おー、基本に忠実っていうところがまたそそります。わたし、多読の基本に忠実じゃなかったかもしれないし。でもまあ、多読にも一回性ってもんがありますからね。酒井先生や古川先生の本を読む以前にはもう戻れないしね。それでも、わたしにはわたしの多読がありますんで、これから基本をやってもいいわけですよね。なんど多読に入門してもいいわけですよね。はやく卒業したいような気もしますが。なんだか多読って人生の縮図みたいですね。

〉   「中高年のおじさん」などといわせない、豊かな人生経験に裏打ち
〉   された国際的視野を持ったプラチナエイジに、あなたの人生を変える
〉   ことができます。 

単なる英語の読めるオヤジでいいです。読みたい本が読めれば。ちょっとおしゃべりもしてみたいという気も、最近してきましたが。

〉〉5 そうなると、すぐに第2弾が、待ち望まれるだろう。

〉   私の多読人生のすべてを注ぎ込んで書きました。第2弾、第3弾と
〉   出せるような、出し惜しみした知識の切り売り本ではありません。
〉   これ一冊だけで十分なはずです。読者の方は自分の足で歩ける
〉   ようになりますから。

「多読人生のすべて」がつまっているとあっては、一大事、ゆめゆめおろそかに読むことはできません。そういえば、多読関連図書はだいたい全部購入して読んできた(英語教師でもないのに、『教室で読む100万語』まで読んじゃった)けれども、これが決定版なんですね。

〉   Happy Reading!  
失礼な物言い、どうかお許しくださいませ。


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2580. Re: English Fairy Tales イギリス童話集の訂正

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/5/9(23:26)

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 第1のうち、「1890年及び1994年に出版された」の1994年は、1894年の誤りである。

 第2 16のうち、「大商人でロンドン市長にまでなったウィッティンゲンの有名な立志伝。」のウィッティンゲンは、ウィッティントンの誤りである。


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2620. Re: English Fairy Tales全部よめる(と思います)

お名前: fiona
投稿日: 2008/5/24(21:25)

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主観の新茶さん、今晩は。fionaです。

イギリス童話集を全部読みたかったということですが、ネット上なら、全部読める(と思います。)
Gutenbergにありますので、読んだり、ダウンロード可です。(無料です)
[url:http://www.gutenberg.org/browse/authors/j#a2470]
「Formats Available For Download」については、「Plain text」の「main site」が良いと思います。

Gutenbergの使い方については、下記を見てください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-website&c=e&id=758]

また、Joseph Jacobsについては、Wikipediaに次のように記事があります。
参考になるかどうかはわかりませんが、一応書いておきます。
[url:http://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_Jacobs]

ではでは。


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