Re: ちびくろサンボ、Gutenberg

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/8/16(08:05)]

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2384. Re: ちびくろサンボ、Gutenberg

お名前: fiona
投稿日: 2007/10/9(21:50)

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アーニャさん、今晩は。

「ちびくろサンボ」については、トラが木のまわりをグルグル回って、バターになってしまう話と言うくらいしか覚えていません。
あと、確か、人種差別問題にからんで、日本で一斉に絶版になったことくらいしか知りませんが、ある年代以上なら、(多分)名前くらいは知っているお話だと思います。
詳しくは、Wikipediaに載っていたのでそれを読んでもらえば分かると思います。
どんな話かは、ストーリーのところに、あらすじがあります。
[url:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%81%B3%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9C]

あと、Gutenbergは、インターネット上の図書館のようなサイトで、著作権の切れた作品を、ボランティアの人たちが入力してアップし続けています。
アメリカでは著作権は70年だそうなので、1930年あたりより後の作品はほとんどありませんが、それより前の作品で有名なものは、かなりあります。
英語の作品は、約18000ほどあるようです。
欠点は(多読にとって)、易しい作品がほとんど無いことです。絵本を除けば、(ほとんど)レベル4〜5以上のものばかりです。
「オズの魔法使い」(Baum,F.)のシリーズが一番易しい部類ではないかと思います。
でも、ハリー・ポッターを読まれているくらいなら、大丈夫ですね(私は、まだ無理をしないと読めません)。

そのいくらか易しい部類の本の見つけ方ですが、一つは、「Bookshelf」(本棚)を利用する方法。
メインページ[url:http://www.gutenberg.org/]から、左上の「Bookshelf」をクリックし、Bookshelfのページの「Children's ○×」のBookshelfを開く。
「Children's Book Series」または「Children's Literature」あたりが、面白そうに思います。

また、このSSSの掲示板の「Websiteの情報」のところに、児童文学史に載っている作品をGutenbergで探してみたものを、「Gutenbergで読める児童書」として書き込んでいますので、そこからピックアップして、AuthorまたはTitleで検索してダウンロード等する、と言うこともできます。

オルコット、モンゴメリ、エレナ・ポーター、ネズビット、バーネットなど有名な古典がたくさんありますので、全部読むのか、本を買うための試し読みをするのかは別として、一度チェックされてはいかがでしょうか?


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2385. Re: ちびくろサンボ、Gutenberg

お名前: アーニャ
投稿日: 2007/10/9(23:21)

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今晩は、fionaさん。
「Little Black Sambo」読んで参りました♪
確かにトラがバターになって、パンケーキの材料になっていました(@O@;)!
Wikipediaを読みましたが、「ちびくろサンボ」の歴史は色々複雑で長いようですね。原作の出版後、著作権の混乱などで人種差別だ!絶版だ!と周りは騒がしかったようですが、私は、ただ植民地時代に生きたヘレン・バナマンさんが子供のために書いた絵本のなにものでもないという気がします…。
繰り返しの内容に、最後は滑稽な終わり方の昔ながらの素朴な絵本だと感じました。

「Gutenbergで読める児童書その1〜8」読みました!あんなに調べられてすごい!
おかげで気になる作品をいくつか見つけられました(*^^*)
子供の頃、古典って古臭いというイメージが強く、あまり邦訳でも手に取ってこなかったのですが、SSS多読法を始めたおかげで、これまで「The Wizard of Oz」「The Secret Garden」「Anne of Green Gables」と少し古典の世界に足を踏みだすことができました。どれも名前ばかりで内容を知らないものが多いので、機会があれば是非読んでいきたいなぁと思っています。

古典での目標は「偏見と傲慢」や「若草物語」、チャールズディケンズの作品などで、今はまだ全然無理ですが、読める日が来るといいのになぁと心待ちにしています。

自分のことばかり話してしまいましたが(^^;、
昔から読みつがれいてる作品(ちびくろサンボ)にまた1つ出逢えてよかったです。


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2390. インドの男の子の話

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/10/16(09:46)

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アーニャさん、fionaさん、おはようございます。

有名なインドの男の子の話、僕は原書も何種類か持っているんですが、グーテンベルグがどういう形でこの本を公開しているのか知りたくなったので、ダウンロードしてみました。

http://tinyurl.com/3yy9hz

挿絵を別の人が描いた本を使っているんですね。Bannerman 自身の挿絵よりは主人公がアフリカ風で可愛らしいです。文章は原作のままで、インド人らしくない主人公と両親の名前に加えて、ますますインドらしくない本になっています。

もう1冊、インドの女の子を主人公にした絵本も公開されていて、これは Bannerman 自身の挿絵が使われています。こちらは凄いです。印刷技術の関係で微妙な色使いを再現できなかった可能性もありますが、主人公をもう少し可愛らしく描けなかったんでしょうか。(;_;) 結末も勧善懲悪とはいえ、小さい子に読んで聞かせる絵本の結末としては残酷でグロテスクです。

http://tinyurl.com/2s2b33

以前からうすうす感じてはいたことですが、Helen Bannerman って、Roald Dahl みたいな毒のある作家のようですね。


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2391. Re: インドの男の子の話

お名前: アーニャ
投稿日: 2007/10/18(17:57)

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Ryotasan(さん?)、はじめまして。アーニャと申します。

〉挿絵を別の人が描いた本を使っているんですね。Bannerman 自身の挿絵よりは主人公がアフリカ風で可愛らしいです。文章は原作のままで、インド人らしくない主人公と両親の名前に加えて、ますますインドらしくない本になっています。

確かに、こちらの方がアフリカ風ですが、可愛く描かれてますよね。
Bannermanさんの挿絵を見たときは、少し衝撃的でした。
ちびまるこちゃんの山田くんのようですもん(笑)

〉もう1冊、インドの女の子を主人公にした絵本も公開されていて、これは Bannerman 自身の挿絵が使われています。こちらは凄いです。印刷技術の関係で微妙な色使いを再現できなかった可能性もありますが、主人公をもう少し可愛らしく描けなかったんでしょうか。(;_;) 結末も勧善懲悪とはいえ、小さい子に読んで聞かせる絵本の結末としては残酷でグロテスクです。

賛同です!私も読みましたが、最後の結末はいただけないですよね。挿絵も生々しいっ(@o@;
子供達はもしかしたら、笑う所なのかも知れませんが、大人目線で見ると読ませたくない絵本だと思います。

〉以前からうすうす感じてはいたことですが、Helen Bannerman って、Roald Dahl みたいな毒のある作家のようですね。

あっ、そうですよね。Charlie and the Chocolate Factoryや
George's Marvelous Medicineなどに似通った雰囲気が出てますし…
子供にとっては、別にこれでいいのかもしれないですね。ではではー。


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