Re: 多読で禁煙できました

matsukawa1971さん、こんばんは。たかぽんです。

『禁煙セラピー』（日本語ですけど・・）読み直してみました。
うーむ。こういう本だったんですね。

うーむ。
ここからは、まったくの、ド素人の私見です。
なんかイヤだなと思ったら、ぜんぜんお読みにならないでいいですからね。
　
　
　
　
　
　

　
　
　

　
　
　
　
　
え〜、煙草に感謝しながら喫むというのはいかがでしょう？
不味いものなのかもしれませんけど、何らかの楽しみを与えてくれてるわけなので、
一本吸っては、「ありがとなぁ。あ〜、気持ちよかった。」と、手を合わせるぐらいに、
めいっぱい幸福感を感じたらいいのでは？
　
なんとなくなんですけど、何でも、忌み嫌うと、かえって力を与えてしまうと思うんです。
嫌いだ嫌いだ、と思ってると、思ってるほうが消耗して、嫌いだと思われてるほうが肥っていくという。

煙草は、まぁ良くないもののようですが、良くないものだと言うことで、
かえって魅力を高めてしまってるような気がします。
後ろめたいほど、人はハマっていく。罪悪感を感じるところに引き寄せられていく。
「１８禁」の部屋には、かえって入りたくなるようなもので。

だから逆に、吸いたくなったら、「煙草さんよ、ありがとなぁ」という気持ちで、
大切に１本１本、じーっくり味わうようにしたらどうなんでしょうか。
感謝されて大切にされたら、煙草クンも悪さをしないと思うんですけどねー。
そのうち、いい関係が作れるかもしれない。
「今までありがとう。旅に出るよ。」って、どこかに行っちゃうかもしれない。

煙草クンだって、この世に生まれた以上は、愛されたいのです。
（なんだか話がおかしな方向になってきましたが・・・）
それを、不味いだの、発ガン性だの、煙たくてペッペッ！だの、ひどい仕打ちだもんだから、
逆襲に転じているのです。
「俺を吸ってそこそこ楽しんでるくせに、毛嫌いするとは・・・てめえら許せねぇ！」
と、つり上がったサングラスかけて、チェーンを振り回しているのです。

え〜、自分でもついて行けなくなってきましたが。。。

とにかく、よくこんなもの口にするなぁ、ってものを、我々は口にしますよね。
私はコーヒーをよく飲みますが、ようく考えたら、あんな苦いものをよく飲むなぁ。
ビールも好きですが、なんであんなものを飲むのでしょうね。
甘いものも好きですが、甘いものも、実は嫌いなんじゃないかと思うんですね。
やっぱり、いまどきの甘いものは、人間の舌にはスーパースイートすぎて、
だからコーヒーや紅茶なんかで中和したくなるんじゃないかと。
ふつうの食べ物すらも、現代食というのは実は、人間にはつらいんじゃないかと思ったりします。
口の中に神経を集中してよく味わって食べる、ということがなかなかできませんよね。
ＴＶをつけたりして気をそらさないと、なかなかしんどい難行なのかなぁという気がします。

そして、なんでこんな苦しい、イヤなことを、人間はわざわざやったりするのだろうと考えたときに、
やっぱり、「肉体を持って生きてることを確認するため」なんじゃないかと思うんですよね。
ほっぺたつねるようなもので。
いろいろ肉体の経験をしたいがためにこの世に来ているので、いろいろ、バカなこともやるわけです、人間は。

だから、十分に意識して、「感じ切る」ことが大切じゃないかと思うんですね。
そして、そういう経験をさせてくれた物事に対して、ありがとうありがとうって思ってると、
ありがたい状況になってくるんじゃないかと。
（ここらへん、ちょっと飛躍がありますが・・・）

で、今回のmatsukawa1971さんの御経験は、とても面白くて、いい経験なさったなぁと思うんです。
（失礼な言い方ですみません・・・）
反省・教訓、っていうんじゃなくて、その、感情のいろいろが体験できてってことです。
タバコ屋のおばちゃん、ありがとうです。

私はずーっと非喫煙者ですが、数年前、煙草の害についてものすごく神経質になって、
全日禁煙の駅のホームで吸ってる人がいれば、わざわざ背後にまわってゴホゴホ咳き込み、
狭い道で前を歩く人が吸っていれば、後頭部を張り倒したくなる気持ちを抑えつつ、
露骨に走って追い抜いて（その際ゴホゴホやるのを忘れず）、前を歩いたりしてました。
でも、そういう地道な活動（？）は良くないなーと、あるとき思ったのです。
自分が煙草を吸ってる人だとして、そういうことをされたら、自分に非があるとしても、
反省する気持ちは起こらなくて、「陰険なことをするなぁ」と、相手を憎む気持ちに
なるだけだろうなぁ、と。
それに、私の地味な煙草との戦い（？）は、煙草を吸ってる人を弱い人・悪人・敵と決めつけて、
自分は正義の味方みたいな気分で、日々の鬱憤を晴らす、憂さ晴らしみたいな側面が大きいということ気づいて、
これは不純じゃったわいと思うに至ったのでした。

えー、何が言いたかったのかわからなくなってきましたが・・・

まぁとにかく、悪いもの、と思っていると、人間の、「悪いもの」へ魅かれる性質から、
かえって執着が生じて、離れがたくなってしまうんじゃないかなぁと。
（若いときに思うぞんぶん享受したらすっぱりやめられるけれど、
　「こんな歳になって、こんなことしてるなんて、恥ずかしい・・」と思ってることに
　どっぷりハマってしまうってことがありますよね。その罪悪感がワナなんじゃないかと。）
だから、煙草も、楽しみたくなったら、立ったままで無意識に機械的に火をつけてというんでなくて、
楽しめるシチュエーションの中で、居ずまいを正して、ではいただきます、
シュッ、ジジ、スー、プハーッ、あー、極楽極楽、感謝感謝、と、
心ゆくまで、しっかりと楽しんだらいいんではないかと思うんですが。

そんなことではいけませんかねぇ・・・
うーん。。。
まぁ、いちおう、そんなこと思っておりますということで。

matsukawa1971さん、大丈夫ですよ。大丈夫大丈夫。
すべては順調です。

では〜

たかぽんさん、ほんとにありがとうございます。読んでいて、気持ちがすっきりしました。
ちょうど、ぼくが最後の決心をして、家からたばこを駆逐している最中に投稿しておられた
ようで、きちんとかみ合ったお返事がかけませんでした。
ぼくには行きつけの喫茶店があります。すごく繊細なアイスコーヒーなのです。
たばこを吸っていたときには気がつきませんでしたが、
禁煙中にはそのお店のぴかぴかに磨いたグラスや、美しく砕かれた氷や、
琥珀色のコーヒーが、とても輝いていたのです。
帰り道の電車の車窓から見た夕焼けがほんとにきれいでした。
今回とりあげた本のなかでも、禁煙してるという意識をするのではなく、
自分は今この瞬間から非喫煙者なのだと、自信を持って生きること、
たばこをよしたからといって、失うものはなにもないこと、
そのかわりに、輝かしい新生活を送り始められることを、なによりも
よろこぶことが肝心なのだと、ぼくは読みとりました。
ぼくはなんでもかんでも悩みます。身近に悩みがなければ、
悩み事をねつ造してまで悩みます。損な性格ですね。
お願いがあります。ほんの一瞬、あまった時間があったら、
ぼくに「たばこのない生活におかえりなさい」とでも言ってください。
今ぼくは世界中に「ただいま！」と言いたい気分なんです。