[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/25(09:32)]
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お名前: 春告魚
投稿日: 2006/6/3(00:33)
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NHKで「チャングムの誓い」というのをやっていて女性にとても人気があるそうです。男性のわたくしも実は隠れたファンです。まあ、ある意味スポ根もののようなところがあって、日本ではコミックでは出てきますが、あとは「おしん」くらいでしょうか。けなげにそして根性のあるチャングムのような本はないでしょうか?できれば長編を読んでみたいのですが。そしたらがんばって読むぞって打ち込める感じがするのですが、どなたかご存知でしたら教えてください。
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お名前: 雫 http://www.geocities.jp/dropshappydays/
投稿日: 2006/6/3(02:14)
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春告魚さん、こんばんは。雫と申します。
〉NHKで「チャングムの誓い」というのをやっていて女性にとても人気があるそうです。男性のわたくしも実は隠れたファンです。
隠れないでください!!
今までの韓国ドラマと違い、チャングムは男性にも
人気があります。
うちの夫はドラマに全く興味がない人で、唯一見た
のが「白い巨塔」です。
そんな彼がお正月に1〜最終話まで一気見しました。
チャングム、おもしろいですよね。
まあ、ある意味スポ根もののようなところがあって、日本ではコミックでは出てきますが、あとは「おしん」くらいでしょうか。けなげにそして根性のあるチャングムのような本はないでしょうか?できれば長編を読んでみたいのですが。そしたらがんばって読むぞって打ち込める感じがするのですが、どなたかご存知でしたら教えてください。
こればっかりになってしまいますが、おすすめするのは
大草原の小さな家、Little House Booksのシリーズです。
小さな女の子が主人公ということで、男性には抵抗がある
かもしれませんが、アメリカ開拓時代の話で色々な苦労が
一家を襲います。その度に立ち上がる家族の姿は春告魚さん
のおっしゃる根性モノに当たると思います。
他にもご希望の本が見つかると良いですね。
ではHappy Reading!!
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雫さまありがとう。そうですか、チャングムは男性にも人気があったんですね。よかった。大草原の小さな家、テレビで放映が始まったころすでに大学生だったのですが、よく見ました。そのころ1冊だけ英語で読み、語りかけるようでていねいな文章がとても印象的でした。その後の話も実は気になってまして、読んでみたいタイトルです。
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お名前: Julie http://paperback.blog10.fc2.com/
投稿日: 2006/6/3(11:39)
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春告魚さん、雫さん、こんにちは。Julie です。
1.主人公が目標にむかって頑張っている。
2.逆境なほど燃える(爆)。
3.ライバルのいじめがあるともっと燃える(爆X2)。
というあたりで連想してみました。
(こればっかり、なラインナップですみません)
●Tea with Milk(レベル2)
アメリカ生まれで帰国子女になった女性が、
旧い因習にとらわれた日本の中で自分の居場所を確立する戦い。
胸がスッとします。
Grandfather's Journey、Tree of Crane と三部作の2作目です。
●Hearland シリーズ(レベル4)
若干14歳(だっけ?)の Amy に牧場経営のすべてがのしかかります。
恋の話も出てくるのが魅力。
ライバルが金持ちで嫌みったらしいのも、燃えます!
●The Series of Unfortunate Events シリーズ(レベル5)
逆境につぐ、逆境。
大富豪から一転、不幸のどん底に落ちた3姉弟妹を描きます。
遺産狙いの悪党の魔の手から逃れ、幸せになることができるのか。
最後はハッピーエンドではない、と作者は主張しています。
ちょっとブラックユーモアで、
根性ものの皮をかぶったギャグ漫画のようなテイストです。
5巻以降は一転、ミステリーになります。
●Desert Flower(レベル6)
アフリカ出身の女性が親の決めた結婚相手が嫌で逃げ出し、
イギリスへ渡ってスーパーモデルとして成功するまで、
波乱万丈の自叙伝です。
●Memoirs of a Geisha (PGR6、PBはレベル8)
「おしん」と漫画「ガラスの仮面」を足して2で割ったような話。
貧しい漁村で生まれ祇園へ売られた少女が、一流の芸者を目指します。
借金を背負い、ライバルのいじめに耐えつつ、
「紫のバラの人」と結ばれる日はくるのでしょうか!?
色ものシーンがあるので、中高生にはお薦めしにくいです(^^;
(春告魚さん、18歳以上ですよね?)
ではでは、根性出さずに、根性もの Happy Reading♪
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Julieさんの“根性もの”の定義はすごい!まさに私が求めていた答えがそこにあったという感じです。 タイトルもGeisha以外は読んだことないものばかりです。 欧米人にはもともと根性という概念がないのでしょうか。 ジュニア小説にはいじめっ子が出てきますが、例えばEncyclopedia Brown、いつも犯人はいじめっ子ですが、主人公はとにかく清く正しい感じがします。 Marvin Redpostは時に根性のある9歳だとおもいますが、根性ものではありません。 Tea with Milkは面白そうですね。読んでみたいですね。ありがとうございます。 いつの日か“根性もの”リストを作りたいと思います。
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お名前: fiona
投稿日: 2006/6/3(23:14)
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春告魚さん、こんばんは。fionaと申します。
根性もの、けなげに根性のある、と1時間ぐらい考えてみたのですが、1つしか思い浮かびませんでした。春告魚さんの思われているものと合っているかどうか。
それは、"Earth's Children"シリーズです。多読ブックガイドのP341にも載っています。ただ、とても長く、少し難しいのが難点です。私は、多読を始める前に、英語では、1冊を100ページほどしか読んだことしかありません(日本語では5〜6回よんでますが)のであまりえらそうなことは言えないのですが、とにかく面白いです。
作者は、Jean M.Auel、ペーパーバックは、アメリカ版はBantam Booksから、イギリス版はCoronet Booksからでているようです(私の持っているのはその2種類です)。現在第5作まで刊行されていて、第6作目で完結の予定です。日本語の翻訳は、第1〜4作目まで評論社から出てましたが、これはもう絶版のようです。最近、第1〜5作目まで、集英社から翻訳がでました。
前置きが長くなりましたが、主人公(ヒロイン)のエイラは、けなげで根性があり、困難があっても、それに立ち向かい前向きに生きて行きます。内容は私がへたに書くより、集英社の本に載っている紹介の方がずっと良いので、それを借用します(集英社さんごめんなさい、宣伝するので許してね)。以下、日本語の題は、集英社のもの。
1."The Clan of the Cave Bear"
「ケーブ・ベアの一族」上・下
地震で家族を失い、孤児となったエイラは、ケーブ・ベアを守護霊とするネアンデルタールの一族に拾われる。さまざまな試練にたえ、成長してゆくが、心ならずも洞穴を離れる日がやってくる。(注:エイラはクロマニョン人。拾われたときは、5歳くらい(?)。1作目の最後では、十代の後半にはいったあたり)
2."The Valley of Horses"
「野生馬の谷」上・下
自分と同じ種族と出会うことを夢見て、北へ向かってのあてどのない旅は続く。過酷な大自然のなか、生きのびるための技術を身につけ、野生馬を友としたエイラは、ひとりの男と運命の出会いを果たす。(注:男は故郷を離れ旅に出ていた。エイラのいる谷へと迷い込んでくる)
3."The Mammoth Hunters"
「マンモス・ハンター」上・中・下
男とともに、マンモスを狩る一族と出会ったエイラは、身につけた狩猟の技で驚嘆されるが、生い立ちをめぐる差別や、一族の男からの思わぬ求愛に悩む。だが、試練によって、ふたりの絆は深まってゆく。
4."The Plains of Passage"
「平原の旅」上・中・下
故郷をめざす男との旅のなかで、独特な医術で少女を救ったりする一方、凶暴な女の一族に男が襲われる。死闘の末、危機を脱したエイラは、難所である氷河越えを果たしたとき、身ごもっていることに気づく。
5."The Shelters of Stone"
「故郷の岩家」上・中・下
5年ぶりに帰りついた男は歓迎されるが、動物たちを連れたエイラの姿に、人々は当惑を隠せない。岩で造られた住居に住む人々に本当に受け入れられるのだろうか。身重のエイラを不安が襲う。
日本語の翻訳の方は、1冊2500円くらい、400〜500ページ/冊です。ペーパーバック(原書)は、アメリカ版$7.99、イギリス版£7.99となっています。ペーパーバックのページ数は、1冊500〜800ページくらいです。一番長いのは、"Plains of Passage"で、細かな字で、(本文のみ)868ページありました。
多分、ある程度ペーパーバックが読める力がないと、読むのはしんどいかもしれません。
私は、評論社から第4作目の翻訳が出た後、待てど暮らせど第5作目の翻訳が出ないため、第5作の原書を買って、情熱と根性と何としても続きを読みたいと言う熱意で、100ページほど読みました(翻訳が出たので中断)。
ちょっとしんどかったですが、まあまあ内容はわかりました。多分、第1〜4作目までを、日本語でいやと言うほど読んでいたからだと思います。数語読んで、続きは多分こう言うことが書いてあると、分かってしまう部分もありましたから。真っ暗でも、勝手知ったる自分の家なら、どこに何があるかだいたい分かると言った感覚でしょうか。
ですから、白紙の状態だと、ある程度読む力がないと難しいのかもしれません。ブックガイドのYLも8.5-9.5ですしね。(一応日本語ででもお薦めです…なんなら、シマウマ読みはいかがでしょう)
日本語で読んでいる限りでは、長いとは思いませんでした。逆に、「これでもう終わり!まだ読みたいのに」という感じでした。英語でもそこそこ読めれば、そんな感じではないかと思います。早く英語で読みたい!
今度、第6作が出たときには、原書をすぐ買って、サラサラっと読もうと思っています。(きっと読むぞ!…、読めたらいいんだけど……、)
他のみなさんも面白そうな本を紹介されていますし(私も、「大草原の小さな家」のシリーズは好きです)、面白そうなのをどうぞ、根性読みではなく、気楽にHappy Readingを!
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Fionaさま、これまたものすごいものをご紹介いただきました。ありがとうございます。
クロマニヨン人、なるほど、ある意味根性ありそうですね。マンモスなんかでてきそうですね。
そしてけなげというのがイメージできないところです。
小説家というのは本当にすごいことを考えつくもんですね。
ところでクロマニヨン人のエイラは英語を話すのでしょうか?気になるところです。
8.5〜9.5というと恐らく私の能力を超えてます(最近Da Vinci Codeを読んだのですがSilasがでてくるとなぜかわからなくってとばしてました)のでまずは表紙だけでも拝ませていただきます。
ありがとうございます。
春告魚
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お名前: 久子
投稿日: 2006/6/4(21:10)
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春告魚さん こんばんは 久子です。
我が家では、夫が「チャングムの誓い」に嵌っていて 欠かさず見てます。
でも、私は観ていないので、それに似ているかどうか分からないのですが、
苦難を乗り越えて頑張って生きていく主人公の本です。
Riding Freedom
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003023]
1800年代半ば、馬を心の慰めとして孤児院で育ったCharlotteが自分の夢をかなえるお話です。
同じ作者の Esperanza Rising は、メキシコの大農園主の一人娘として
なに不自由のない生活をしていたヒロインが一転して、苦難の人生を歩む
ことになります。彼女が幾多の試練を乗り越えたくましく成長していくお話。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001179]
また、有名な小公女 A Little Princess も原書だと ミンチン先生の苛めの
シーンも多く、召使になっても誇りを失わないセーラの根性ものかなと思います。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001729]
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久子さんもありがとうございます。
そうですか。久子さんちもご主人がチャングムのファンですか。
全国のチャングムファンの男性諸君、力強く生きていきましょう。
小公女も根性ものだったか。わたしはGRでしか読んだことがないので、みにくいアヒルの子ものだと思っていました。
ここまでみなさんのお話を総合すると、根性あるのは女性ばかりだーっ!