[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/24(09:59)]
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お名前: じゅん
投稿日: 2004/6/20(21:20)
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〉皆様こんばんは。れなです。
れなさん、こんばんはー。
〉というわけで、すっかり遅くなりましたが、最近(?)読んだPBです。冊数少ないです。
〉しかも、PBじゃないものまで混ざってます。ご存知の皆様はご存知の通り、最近の私は
〉「現代物リベンジ」中。おなじみの異世界ファンタジーを離れて、色々読むようにしています。
〉ちょっと、かなり、疲れますねー。ってことでこういう真似はPB初心者の方にはおすすめ
〉できませんー。やっぱり、好きな本を読むのが1番。
私は「自己啓発ものチャレンジ」中。
なかなかいけてますよ。でも時間はかかります。
ま、自己啓発なので、いちいち考えちゃうっていうのもありますが。
いや、正確に言うと、自己啓発というより人生考え直し中、ってとこかも
しれません。
ふふふ、もうすぐ1000万語だし、一味違う自分になるんだもーん(ホントか?)。
〉「読みたい本がある間は読みたい本を読んでろ」
〉って感じでしょうか。いえ、ジャンルは違っても、一応「英語でもいいから読みたい」と
〉思える本を読んでいたはずなんですが(笑)。
わかります、いくらなんでも、これっぽっちも読みたくないものは読めない。
あっ、れなさんは電話帳でも読めるんでしたっけ。
〉1.ファンタジー系
すいません、ファンタジー系はついていけないので、
ばっさりカット。
〉
〉2.一般向けPB
〉どれとどれが一般向け? って感じですが、今回頑張りました私(笑)。
おおー。
〉David Handler
〉"The Man Who Loved Women to Death" 99000 LV8 ★★★★★
〉関連書籍:「フィッツジェラルドをめざした男」他(講談社文庫)
〉というわけで、とうとう読みました。
〉ああ、幸せ(笑)。
幸せが伝わってきます!
〉Donna Andrews
〉"Click Here for Murder" 72000 LV8 ★★★★
〉関連書籍:別シリーズは「庭に孔雀、裏には死体」他(早川文庫HM)
〉ってことで、メグ・シリーズがお気に召した方は、ぜひこちらもどうぞ。
〉あ、順番通りに読んでくださいねー。
チェック、チェック!
〉
〉S.J.Rozan
〉"Stone Quarry" 88000 LV8 ★★★★
〉関連書籍:「チャイナタウン」他(創元推理文庫)
〉以前にじゅんさんにご紹介いただいていた、日本語で出ている分は日本語で読んでしまった
〉シリーズの未翻訳第6巻。割と好きなシリーズですし、読みやすいっていうことで読んで
〉みたんですが、正直言って、私の場合は、文体になれるまでにものすごい時間がかかり
〉ました(汗)。やはり、現代物弱いですね私。慣れてしまえば確かに難しい文章ではない
〉のですが、ううーん。ま、もう読んじゃったからいっかー(笑)。
〉リディアとビルが交互に語り手を務めるこのシリーズ、今回の語り手はビルです。
〉私はその方が読みやすいかなって今は思ってます。最初がリディアだったので、2巻目
〉の頃はびっくりでしたが(笑)。実はこの本を読む直前に、翻訳最新巻「苦い祝宴」を
〉読んだのですが、そちらはリディアの語り。しまった、前準備には不向きだった、とか
〉思いながら読みました。
〉というわけで、なかなか面白かったです。意外性はそうでもないけれど、淡々とした
〉語り口がいいですねー。私は、ビルがピアノを弾いている時や音楽のことを考えて
〉いるときの文章の感じがとても好き。ビルのピアノ、ちょっと聞いてみたいですよね。
〉
難しかったですか?
私は今「苦い祝宴」を読書中(英語です!)。
私にはリディアの語りの方がやさしい気がします。
ビルのピアノ、確かに聞いてみたいですねぇ。
NYのチャイナタウンにも行ってみたい!
〉J.D.Robb(Nora Roberts)
〉"Ceremony in Death" 91000 LV8 ★★★
〉関連書籍:「この悪夢が消えるまで」他(ヴィレッジブックス)
〉で、文章についての感想ですが、さすがはベストセラー作家。めちゃくちゃ読み
〉やすいです。なんだか、全然、英語で読んでる気がしませんでした(笑)。
〉お勉強な方々にはそれが良いことなのかどうなのかはわかりませんが、とにかく
〉読むのは楽。なるほどって感じです。
そういう本読んでると、自分が英語ができるようになった錯覚に陥りませんか?
私は、「おー私けっこう英語ができるようになってる?」と思って、
他の本に手を出して、ものの見事に突き落とされる…ということが何度か。
〉
〉3.その他の本
〉全部「一般向け」でもいいんですけれど、最後に毛色の違う本達を。
〉
〉
〉Paul Auster
〉"In the Country of Last Things" 62000 LV8 ★★★★
〉関連書籍:「最後の物たちの国で」(白水社)
〉色々なところでおすすめされていた、ポール・オースター、初めて読んでみました。
〉ええとー、これも内容はいいですか?
〉村上春樹に似ているという評もどこかで読んでいたんですが、この本については、
〉私の印象は「安部公房と星新一を足して2で割ったような本」というものでした。
ということは、村上春樹と阿部公房と星新一が似ている?
〉
〉Richard E. Nisbett
〉"The Geography of Thought : How Asians and Westeners Think Differently … and Why"
〉48800 LV9 ★★★★
〉さてここに、1枚の絵があります。一番下に牛。左上には鶏、右上には草。「一緒に
〉するのはどっち?」と聞かれたら、あなたは鶏と草、どちらを選びますか?
〉え? 私はもちろん「草」です。牛と言えば草ですよね。この本によると、どうも
〉東洋人は迷うことなく「草」を選ぶらしいです。そして、西洋人は迷うことなく「鶏」
〉を………。
私はやっぱり「草」。
うーん、東洋人なのね。
〉では皆様、楽しい読書を。
〉1冊でもお気に召す本があったら嬉しいです。
ご紹介ありがとうございまーす。
これからもよろしくお願いしますね。
では。
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じゅんさん、こんばんは。 レスありがとうございました。 自己啓発もの。なるほどー。そういう道を。 英語で読むと、日本語よりすっきり頭に入りそうですねー。いえ、なんとなく。 私もこの冬から春にかけては、「人生を仕切り直す」って感じでした。 内面的にではなく、外側ですが。でも、精神的にもちょっとずれてましたね(笑)。 やっと正気に戻ってきたので、そろそろもう少し本が読めるかなー、と期待しています。 じゅんさん、1000万語もうすぐですか? すごーい。 私はまだ800万語台前半。全然進んでません。やっぱりかっとばしロマンス小説でも読んで 語数を稼ぐべきなのかも(笑)。引っ越して、通勤読書時間が半減したので、家に帰って からも読んでしまうような、後を引くタイプの本じゃないとなかなか進みません。 その意味でも、いろんな本を読むのって、危険な技でした。 特に専門書はさすがに「考えながら読む」のでのろいー。いらいらするー。 ところで、他に何も読む物がなければ電話帳でも楽しく読みますが、もっと面白い 本があればもちろんそっちがいいです。でも、外国の電話帳って、ちょっと楽しそうかも ですねー。………あれ? さて、 〉幸せが伝わってきます! ありがとうございます。やはり「誰よりも先に読む」のと、「翻訳されなかったお気に入りの 本の続きを読む」のは、洋書読みの何より美味しい部分ですよね。 今日読み始めた本も、「1巻しか翻訳されなかった」本の2巻め。これもユーズドでアメリカ から直送されてきました。誰にも理解されないマニアな本だってことですね(笑)。 〉〉S.J.Rozan 〉〉"Stone Quarry" 88000 LV8 ★★★★ 〉〉関連書籍:「チャイナタウン」他(創元推理文庫) 〉難しかったですか? 〉私は今「苦い祝宴」を読書中(英語です!)。 〉私にはリディアの語りの方がやさしい気がします。 〉ビルのピアノ、確かに聞いてみたいですねぇ。 〉NYのチャイナタウンにも行ってみたい! はい。割と難しかったですー。慣れるまでに100ページくらいかかったのでは? 何がどうというわけではないのですが、もともとカタカナ語が出てくるとフリーズする人 ですし、現代物の語彙に大きな問題が(笑)。ただ、慣れてからはさくさく読めました。 だから、本当の意味で難しい本ではなかったのだと思います。次の巻からは大丈夫(爆)。 ビルの方が読みやすいと思ってしまうのは、リディアの方の中国人的人間関係その他が面倒 だと思うからですね、多分。なんだかいらいらさせられちゃうことがあって。 何かにつけて「自分たちは中国人で、だからこうなんだ」というような記述があるじゃない ですか。わかってるからもういいよー、とか思ってしまうんです(日本語)。 でも、今回、例の本を読んだら、「それも仕方ない事なのかー。これはアメリカ人 には言わないとわからないわ(笑)」と思いました。その意味では、リディアの方が理解 しやすいかもしれないですね。まあ、それはそのうちに、読んでみてからってことで。 〉〉J.D.Robb(Nora Roberts) 〉〉"Ceremony in Death" 91000 LV8 ★★★ 〉〉関連書籍:「この悪夢が消えるまで」他(ヴィレッジブックス) 〉そういう本読んでると、自分が英語ができるようになった錯覚に陥りませんか? 〉私は、「おー私けっこう英語ができるようになってる?」と思って、 〉他の本に手を出して、ものの見事に突き落とされる…ということが何度か。 私はどちらかというと「自分を信用していない」人なので、楽だと「だまされてる」とか 思いながら読んでます。でもって、難しい本をうなりながら読んでいるときはそれが 普通だと思っていて、そこからやさしい本に戻ると「あれ? そうかあの本は難しかった のかー」と思うんですねー(笑)。 私は「楽勝。何語で読んだか覚えてない」ような本を読むより「ちょっと難しい。頭がフル 回転してる」本を読むほうが本当は好き。見栄っ張り体質なんです。 〉〉Paul Auster 〉〉"In the Country of Last Things" 62000 LV8 ★★★★ 〉〉関連書籍:「最後の物たちの国で」(白水社) 〉〉色々なところでおすすめされていた、ポール・オースター、初めて読んでみました。 〉〉ええとー、これも内容はいいですか? 〉〉村上春樹に似ているという評もどこかで読んでいたんですが、この本については、 〉〉私の印象は「安部公房と星新一を足して2で割ったような本」というものでした。 〉ということは、村上春樹と阿部公房と星新一が似ている? ええっ? いえまさかそんなことは………(笑)。 安部公房はその乾いた文章の感じと、ぎりぎりのところで描かれる何かのイメージ。 星新一は作品に共通して流れているブラックユーモアと、未来社会の描き方。が、 なんとなく私の中でのこのお話とつながったのでした。 といっても、この2人の作品を読んだのは学生時代くらいまでで、安部公房に至っては そんなに沢山は読んでいないので、ちょっと嘘かもしれません(汗)。 この物語の場合は、私から見たらオースターと村上春樹は似ていません。 他の作品を読んでみれば、わかるのかなって思ってます。 〉〉Richard E. Nisbett 〉〉"The Geography of Thought : How Asians and Westeners Think Differently … and Why" 〉〉48800 LV9 ★★★★ 〉私はやっぱり「草」。 〉うーん、東洋人なのね。 ほう、じゅんさんは東洋人。私と一緒ですね(笑)。 ラインがあるようなないような。 やはり、ネタ的にはすごく面白い本なんですよね。でも専門書は読むのに時間が倍以上(泣)。 どなたか読んでお話してくださるまでにどれくらいかかるかなー、と思っている私でした。 ではでは、1000万語のご報告、楽しみにしてますー。 楽しい読書を。