１００万語後の１週間

　このＨＰもカンブリア紀状態ですね。毎日どんどんいろんな人が登場してきて。古
川事務局長さんも登場人物の更新が大変ですね。私もこんなにたくさんの登場人物が
でてくる本を早く英語で読めるようになりたいものです。

　駿台生さんもおめでとうございます。いきなりの乱入の時はちょっとハラハラしま
したが・・・。ご自分で本当に好きなことを見つけて、うちこまれますことを。

多読の状況（この１週間）
　掲示板にケンブリッジを全部読んだと書かれたのが気にかかって、LEVEL6のDeadly
HarvestとTrumpet Voluntaryを読みました。面白さはTrumpet Voluntary＞
Deadly Harvestでした。私には。holesも残り２０ページ位のところまできました。
並行してMarianne Dreams という本を３０ページ位読み始めました（一般書は最初の
一章を読んでみて現段階での相性を確かめてみています。すっと読めるかどうか。
doll's　houseは少しひっかかりそうな感じだったので止めました）。他に、シェル
ダンの３冊目も買いちょっと読んでみました。しかし、並行して読んでいる本がたま
ると、荒れた感じになってしまいそうなので、自制しています。level４も１冊読みま
した。だいたい１週１０万語＋位でしょうか。
　読みたいものがまだまだあって楽しめます。しばらくはlevel４−５も並行して読ん
でいこうと思っています。

多読の効用？
　１００万語の結果は、どうも聴解のほうにも利いてきているように思います。
　１００万語の前は、映画を見ていても、例えて言えば、発せられている音がひたす
ら先をめざしてすすんでいくのを、息切れしながら追いかけているという感じでし
た。しかも、音はどこに行きつくのかさえわからない。見失うこともよくある。そん
な感じだったのですが、１００万語を読んでから聞くと、うっすらしたとした道が敷
いてあって、その上を音が通っているという感じになりました。そのため、長い台詞
についていけるようになりました。
　もっとも、読書量・リスニング量ともにまだまだなので、道はうっすらという感じ
ですし、語彙がネックということもあって、音が道を外れることもあります（つま
り、何を言っているか追えなくなってしまうということです）。あまりうまくない例
えですが。

希望
　酒井先生はご著作で、英語の音のことは専門ではないと仰っておりました。学者の
お立場としてはそうかもしれませんが、このページに来て思うのは、聞くこと・音を
だすことについて、もう少しインストラクションがあればなあということです。ご専
門でないと躊躇されるのはわかりますし、シャドーイングをするのがその答えだとお
考えだろうということもわかるのですが。
　私自身は、中学生最初の英語の授業で、「自分の名前をローマ字で書きなさい」と
言われて一人だけ書けず、悔しくてローマ字を一生懸命やったのですが、今度は、英
語が読めなくて完全に脱落した経験を持っているので。amとか、studyとか、youと
か。先生は「アム」「スタディ」「ユー」とか読むのですが、何でそうなるのかさっ
ぱりわからなかった。幸い？aとanとIは読めましたが（笑）。
　このＨＰにくる人には、さすがにこういう例はないかもしれませんが、音声として
の英語に全くなじみのなかった中年の再入門者・初心者が多読をしようとしたとき、
音声を抜いてはうまくいかないこともあるのでは、と思います。
　

SSSの酒井です。

〉このＨＰもカンブリア紀状態ですね。毎日どんどんいろんな人が登場してきて。

カンブリア紀の最後にはなにか天変地異があって、
ごそっと絶滅したのではなかったか？

〉並行してMarianne Dreams という本を３０ページ位読み始めました

どうしてまた Marianne Dreams を？
この掲示板のみなさんはびっくりするような人ばかりです。
ワタナベさんも児童文学のファンのようだし。
ずいぶん昔に読みました。フロイト式の解釈をするやつが
いたなあ。

〉　読みたいものがまだまだあって楽しめます。
しばらくはlevel４−５も並行して読ん
〉でいこうと思っています。

すばらしいですね。それがいいと思います。
レベル４，５は１分間に２００語くらいで読めますか？

〉多読の効用？
〉　１００万語の結果は、どうも聴解のほうにも利いてきているように思います。

どうも聴解にも聞くことはたしかなようです。
もちろん、多読の結果英文を頭からつかめるように
なるわけで、それがどんどん消えていく音声英語の
把握に役立つことは容易に予想できることではありますが。

〉希望
〉音声を抜いてはうまくいかないこともあるのでは、と思います。

授業では長い間、自己流の音声学で（まあ、音声学の
本も何冊か読みましたが、みんな非現実的だと思った）
個々の音の指導をしました。授業中はみんなをうまく乗せて、
たのしく指導できるのですが、それで効果があったかと
いうと、まったくなかった・・・

それにくらべてシャドーイングは、たしかに効果があります。
シャドーイングしている間はみんなおどろくほど
英語の音に近づいています。問題はそれが定着しにくい
ことですね。この点を解決できればすばらしいと思って
いるのですが、シャドーイングにかけた「時間」しか
かいけつしてくれそうもありません。

音声についても、分析的方法はなにも生まないのでは
ないかと今は思っています。

結局シャドーイングをやれ、としか言ってませんね。
もうしわけない。

〉〉このＨＰもカンブリア紀状態ですね。毎日どんどんいろんな人が登場してきて。
〉カンブリア紀の最後にはなにか天変地異があって、
〉ごそっと絶滅したのではなかったか？

　例えが悪かったですかね。
　でも、このページはどんどん評判になっていくのは確実→訪れる人も等比級数的に
増えていく→酒井先生、古川事務局長も、ちょっとしんどくなってくる（誰が誰だか
わからなくなってくる）→酒井先生は本を書き続けることを編集者に要求される／Ｓ
ＳＳ方式で教える提携先が増えてくる→この方法が社会人の再入門者や子供達の間で
当たり前の方法になってくる→ＳＳＳ方式があまりにも当たり前になってしまいＨＰ
にくる人も少なくなる・・・ということで、「絶滅」ではなく、「新たな展開」をイ
メージしてカンブリア紀としました。
　文科省あたりにも、隠れＳＳＳの人がでてきてくれると英語教育はかわるのにと思
います。

〉どうしてまた Marianne Dreams を？
　文化庁長官やってる河合さんのファンタジー紹介本に載っていたためです。面白そ
うだなあと。ところが邦訳が絶版になっていて（最近、岩波で復刊したらしい）、原
作を買ったという次第です。著者のご主人は精神科医だったかと思います。

〉このページに来て思うのは、聞くこと・音を
〉だすことについて、もう少しインストラクションがあればなあということです。
> このＨＰにくる人には、さすがにこういう例はないかもしれませんが、
> 音声としての英語に全くなじみのなかった中年の再入門者・初心者が
> 多読をしようとしたとき、音声を抜いてはうまくいかないこともあるのでは、
> と思います。

純粋に音声学的なことであれば、トマティスメソッドが役にたつかも
しれません。
私もやってみましたが、個人的にはそんなに効果を実感できませんでしたが、
それでも、耳の訓練で各周波数の音を聞く能力は多少変化（向上）したのは
事実です。周りの方の中には、確かな効果があるという方もいます。

人によってはかなり効果があるかもしれません。
<URL://www.tomatisjp.com/>
または、
<URL:http://www.tomatis.com/>
を参照して下さい。
　

　ありがとうございました。こちらの方の回線が混んでいて開けませんが、試してみます。