[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/26(01:45)]
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お名前: kirino
投稿日: 2002/3/1(12:14)
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〉それがどうも直接的な効果はまだ見ていません。
〉たとえばハリー・ポッターやシドニー・シェルダンを
〉どんどん読んでいる学生(パリー・ポッターは分速175語)の
〉点数が530点なのです。一方で、765点とか886点という
〉人がペーパーバックをさらさらとっていうわけにはいかない
〉という例も知っています。
本当は、多読をもう少し進めて、ちゃんとした結果が出てからこの話題に参加する
積りでしたが、議論が伯仲しているので書き込ませていただきます。
結論から言うとTOEICの点数だけを上げる事を考えれば、そのための要素は多々ある
ので、1回や2回の受験結果だけでは、その点数上昇の原因を特定できないという事
です。
私の例で恐縮ですが
(1)2000年07月 425(L240/R185)
(2)2000年09月 545(L265/R280)
(3)2001年01月 635(L335/R300)
(4)2001年05月 615(L305/R310)
(5)2001年08月 700(L395/R305)
以上がこれまでのスコアです。
TOEIC自体が、+-50点程度の誤差があると言っていますが、それを考慮に入れながら、
上記のスコアを説明させていただきます。
(1)の時点は丁度、高校受験後の長いブランクの後、英語学習を決心し、3ヶ月程会話
学校に通い、通勤の往復2時間は簡単なレベルのテープをひたすら聞いていた時期です。
初めての受験で、何が何だかわからず、終了後呆然とした記憶があります。
(2)の時点で、会話学校もリスニングも続けていましたが、(1)→(2)の点数UPははっきり
言って試験慣れとTOEICの受験対策だけであがった120点です。
(本人に、英語力が上昇した実感は全くありませんでした)
その後、同様の勉強を続けていましたが、(2)から(3)や(4)の間には自覚できるレベルアップが
ありました。
リスニングで使っていた教材が、英語とその日本語訳が交互に入っていて、それを
聴き流すだけでOKという代物だったのですが、最初はありがたかった日本語音声が
この頃になると邪魔に聴こえて来る(英語の思考を妨げられる感じ)ようになって
来ていました。また、海外で買ってきたネイティブ用のAudio Tapeを聴くと、(1)の
頃に聴いた時には、全く聴き取れなかったのが、この頃には意味はわからなくとも
少なくとも音節は別れて聴こえてきて、短いセンテンスや簡単な単語の部分は意味が
解るようになっていました。
ただ、(3)→(4)で上昇していないのを見てもわかるように、それまでの勉強法を続けて
いてもこれ以上進歩する気がしないような状況でした。
そういった中で、幸運にも会社の英語教育コースに参加が認められ、週二回5時間の
レッスンが2001年5月から始まりました。
そのレッスンの中で、A4一枚の簡単な記事を時間圧力をかけ読みその内容理解テスト
をするような形式で読むスピードを上げるトレーニングがあって、その教材中では
当初80w/mだったスピードが、多少でこぼこしながらも115〜125位にあがっていくと
同時に、会話においても相手の言っていることが理解できる範囲が広がった感じが
ありました。
(生憎、その教材の終了後、次の同様のテキストにトライしたものの、
レベルが高過ぎ、全く効果が出なくなり、あえなく打ち切りとなりましたが...)
その実感のもとに受けた結果が(5)です。
Rの点数こそ上がっていませんが、それまでの四回はいずれも最後まで行き着かず、
最後の20問ほどはマークシートのみ塗りつぶしていましたが、この時初めて最後まで
完了することが出来たのは、この読むトレーニングの結果だと思っています。
(多分、点数はその前の文法問題の当り外れで相殺されてしまったのでしょう)
前に「現状に行き詰まりを感じて」と書きましたが、今の自分には英語を見たり聴い
たりした時に、その内容を直解する、所謂エンジンにあたる部分がまだまだ弱く、
そこを鍛えないで、耳を鍛えたり、無理矢理話そうとしても、これ以上のレベル
アップは無いのではと思っておりました。
だから受けても無駄と、その後TOEICは受験していない訳です。
そんな訳で始めた多読です。まだ17万語くらいで何も言えませんが、最近仕事で海外
から来るe-mailは、辞書なしで大意がわかり、読むスピードも速くなった実感があり
ます。その実感の確認のため、次の3月には久しぶりに受験して見る積りです。
多分、私の場合、その他の要素を思いっきり引っ張り上げている状態ですから、
ここからの上昇分は純粋に多読の成果だと考えていいと思います。
当然、100万語達成の暁にも受験してみる積りです。
〉いよいよTOEIC不信が募るわけです。
〉みなさん、くれぐれもTOEICなんぞを最終目標に
〉しないでくださいね。
同感です。
現実の仕事上でも、TOEIC900点台でも、全く仕事に役に立たない人もいれば、逆に
700点台で文法も表現も滅茶苦茶なのに、海外で外人相手にちゃんと仕事をまとめら
れる人がいるというのを数多く体験しています。
当たり前の話ですが、英語はコミュニケーションの手段であって、肝心なのはそれを
使って何をしたいのかということですよね。
自分の場合はビジネス上の必要はもちろんですが、海外のビジネス書や論文を日本語
訳が出る前に読めたらいいな・・・などと遠い先を夢見ています。
ただ、「英語などただの手段」と書いたものの、一方で一つの言語を学ぶという事は
その言語の背景にある国の文化や歴史なども併せて学ぶことだと感じています。
そしてそれはやはり並大抵の事ではありません。
ややもすると挫けそうな自分を励まし、自分の進歩を測定するツールの一つとして、
TOEICを利用することは、そんなに悪いことではないと思っています。
以上、長文になってすみません。
私のデータが少しでもお役に立てばと思います。
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お名前: shin
投稿日: 2002/3/1(15:00)
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所謂エンジンにあたる部分がまだまだ弱く、
〉そこを鍛えないで、耳を鍛えたり、無理矢理話そうとしても、これ以上のレベル
〉アップは無いのではと思っておりました。
〉だから受けても無駄と、その後TOEICは受験していない訳です。
〉そんな訳で始めた多読です。
はじめまして。ハンドルネームshinといいます。
私も社会人ですが、同感です。ここに来てから読むことの有効性を実感しました。
私はTOEICは受験したことがありません。私のいるところは、私的なツアー旅行で
一・二度しか海外に行ったことがないような人間にいきなり、「翌々月、一人で○○
へ行ってきて」というような荒技を突然かけてくるところなので、わざわざお金を払
ってTOEICを受験してまで落ちこむ暇がないのです。それは冗談ですが、必要のない限
り、もう、試験はいいだろうという感じがあって。受験的「英語」の呪縛をなくした
いと思っているのに、いくら「生きた英語」とはいえ、またぞろ参考書を使って新手
のお勉強をするのは勘弁、という気持ちがあります。中学校の時、英語の成績が、学
年で(下から)10位以内なんてことも経験しているので、試験は受けなくていいな
らばそれにこしたことないのです。
まあその程度で済む仕事ということではありますが。
私の場合、仕事で海外にでて面白いと感じるのは、専門の話ではなく(ペーパー+
コンタクト先は用意されているのが普通なので)、そこに来ているそれぞれの国の人
がどんな人で、どんなことに関心を持っているか(私的なことも含め)、どんなふう
に振る舞うか、みたいなことです。そういったところにお国柄みたいなことがすごく
反映していると思うし、文献でその国のことを読んだだけではわかないことがわか
る、そんなことが多いです。それは仕事でも役立ちます。
そんなことを経験しはじめたなのがここ数年前のことなので(最初に行くことが決
まった時、まっさきに覚えたのはby the wayみたいに話題を変えたりする類の言葉で
した)、話す力は弱く(ほぼゼロ)、もっぱら聞くばかり。必要に応じてポツポツと
返すくらいです。でも、あまり話せないのは辛い。英国人のお役人と話した時、ある
ことについて、「日本に比べ我が国はこの点はすすんでいる」と自慢を始めたのです
が、そりゃどう考えてもウソでしょ、とう思いがあったのに返せなくて・・・。
そういうことが英語をまじめにやり直す理由でした。そして、昨年末、このサイト
を知ったわけです。
「英語」に痛めつけられたにも拘わらず、仕事で急に必要になり取り組み始めた人
がまわりにもいるのですが、TOEICに熱心になっている人はあまりいません。中年にさ
しかかると。職責の方が重くなってくるので、それに熱中する暇がないのだと思いま
す。そういう人たちがもっとこのサイトにくればいいのにと思います。
でも伸び盛りの若い人はどんどん受けた方がいいと思いますよ。
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お名前: kirino
投稿日: 2002/3/2(18:45)
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shinさん、はじめまして
100万語達成のshinさんをして
〉話す力は弱く(ほぼゼロ)、もっぱら聞くばかり。必要に応じてポツポツと
〉返すくらいです。
とは...
まあ、話すほうは多読とは別に訓練がいるのは当然と言えば当然ですよね。
私は、業務上ではバイリンガルのメンバーと一緒なので、話すほうはある程度頼れる
のですが、聞いて解る部分を何とかしないといけません。
shinさんは、そこのところは大丈夫なんですよね。
社会人としては、仕事が忙しくなると、多読の期間が途絶えてしまうことがあるのが
つらいです。
生来、本を読むのは好きなので、ついつい仕事から逃避して、自分の首を締め勝ちです。
100万語目指して、ぼちぼち追いかけますので、これからもよろしくお願いします。
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〉100万語達成のshinさんをして
〉〉話す力は弱く(ほぼゼロ)、もっぱら聞くばかり。必要に応じてポツポツと
〉〉返すくらいです。
〉とは...
ええと。逆なのです。「話す力は弱く(ほぼゼロ)」だったので、巡り巡って、多
読を始めたということです。ですので、私は全くの初心者です。
〉私は、業務上ではバイリンガルのメンバーと一緒なので、話すほうはある程度頼れ
るのですが、聞いて解る部分を何とかしないといけません。
〉shinさんは、そこのところは大丈夫なんですよね。
前にも書いたのですが、100万語を始める前は、1)英語のドラマを繰り返し繰
り返し繰り返し・・・見る、2)パタン・プラクティスを大量に自習する位しかしていませんでした。あとは、海外のサイトを見てはいろいろと質問メールをだすという
ことでしょうか。
「聞けるのか」ということですが、一人で海外に行き帰ってくる程度には。仕事の
方では、「返ってきた答えを聞いてもだいたい推測できること」を質問しました。つ
まり、専門ということです。やはり、それくらいしかできませんね。でも、話し好き
の人は、質問すればかなり答えてくれます。時折、How?とかWhy?とか、こちらがは
さんでいけば。それに、対面しての会話だと、TVや映画なんかと比べ、かなりスピ
ードは落ちるのではないでしょうか(もっとも、こちらが話せないから、気を使って
スピードを落としたのかもしれませんが)。
でも、こちらはあまり話せなかったです。それが、英語を使いたいと思った動機のひとつです。また100万語であう前のことです。
私は「業務上ではバイリンガルのメンバーと一緒」に仕事することがありません。
バイリンガルの人は別の部門には結構おり、その人達と一緒に仕事できるのが楽で一
番いいのですが、あまりこちらのやっている分野のことを知らないし、経費節約?の
ため一人で外に出されるケースが多いです。そういうことがあり、英語のTVドラマ
はほんとうに繰り返し見ました。必死でした。聞く上ではそれは役には立ったと思い
ます。
でも100%聞けなくても成り立つと思います、会話は。もちろん仕事の内容如何
ですが。
おそらくkirinoさんにはいわずもがなのことでしょうが。