[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(01:45)]
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3487. Re: 音読について意見をお願いします。---質問です!
お名前: ヨシ
投稿日: 2002/8/10(13:30)
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メイさん,こんにちは。 ヨシと申します。 横レスで失礼します。 私も音読派と言うか,シャドーイング派と言うか,英語とは結局”聞けて” ”話せて””読めて””書けて”話せて”ての話と思っていますので,音読, 英語を音として捕らえる(ひょっとすればある意味の音楽として)hearing とspeakingについては,自分で声を出して練習するしかないと思っていま した。そんななかでそこまで音読にこだわった英語の学習持論をお持ち メイさんの投稿を見て感動したしだいです。 私の周りには音読論を主張 される人が身近にいなかったので,余計に感動しています。 〉中学以来、音読は大好きでした。私はどうも言葉のリズムとか響きの美しさなどに惹かれるタイプらしく、シャンソンの歌詞でも、コーランのお祈りの声でも、じっと聞き入ってしまいます。それで、英語というものを学ぶようになったときにも、日本語とは違うリズムや子音のつながりの美しさに惹かれ、自分でも何度も何度も音読した覚えがあります。ちょうど好きなアーティストの歌をまねして歌うような気分だと思います。 ・・・・・少しアプローチの仕方が違うかも知れませんが,私も中学生の 時の試験勉強はもっぱらテキストの音読であったと記憶しております。 試験範囲の部分を5〜6回?読む以外の勉強法はしませんでした。 〉意味を考えたかという点については、それこそお構いなしに、というのが答えになるでしょうか。学校で新しいところに入るとまず、テープを聞いて音読をしますが、そのとき家でやったのは、意味がよくわからないまま、ただただ音の響きがなるべく本物らしくなるように、ということだけを考えました。やがて、学校で文法を学び、訳をして意味がわかってからも、同じように音読しました。そこで気がついたことは、意味は訳という日本語で入ったものでしたが、何度も読んでいるうちに、意味と音がどこかで自然に結びついて、日本語はいつの間にかどこかへ行ってしまい、英語がそのまま自分の中に入ってくるということでした。けっして暗記しようとは思いませんでしたが、教科書の数レッスンくらいは、だいたい覚えてしまう感じでした。 ・・・・・あえて違う点は(これもよく分かりませんが),私の場合は特に speakingの方は体育系のトレーニングと文系のトレーニングの合体と 思う様になって来ました。 例えばある初めてのセンテンスを覚えるな り,発音練習するなりするとき,カタカナ発音でアクセントも付けずに発 音をすることが出来たとしても,native speakersの様にスラスラと発音 しようとしても,口の方が付いて行けないと経験されたことはありませ んか? 私なんぞは難しい文章(意味が難しいのではなくてスラスラ発 音することが難しい文章)の場合,10回〜場合によっては30回くらい リピートして,口の筋肉がケイレンするかと思うくらい練習します。 で もいつかはその文章がスラスラ言えるようになります。 それが体育系 ですネ。 それと意味的にどうしても日本語の語順と理解の違う様な文章の場合 は厄介ですでネ! 例えは: No sooner had I sat back and relaxed than the phone rang. They had not been married a month before they began to quarrel. 私にはまだ音読をだいぶとしましたが,英語の語順がまだ完全には身 についていないと感じる文章例です。 これらは発音が出来ても少し意 味が頭に入りにくい。 それを音読を繰り返し,脳細胞に感じてもらって その意味が違和感なしに身に着くようにする。 こう言った場合が文科 系トレーニングと理解しています。 〉それで、高校の英文法も受験も全部、音読でこなしました。試験問題を見ても、ちょっと読んでみて、こんな感じと答えが先に感じられ、あとから文法的なことを考えて確認するという風だったと思います。長文といわれるものも、すうっと読めましたし、英作文も自然に頭の中から出てきてくれる感じでした。 ・・・・・音読をすることでここまでの経験は私にはありません。この辺は 頭の上がらない所でしょうか。 メイさんの実体験を励みに再度音読を 見つめ直して見たいと思います。 〉私にとって、音読は頭の先っぽで学んだことを体のすみずみの細胞まで行き渡らせ、私の血や肉になるのを助けてくれたもののように思えます。それで今も苦手なシャドウイングよりもついつい音読に走ってしまう、というわけです。やっぱり私は音読が好き! ・・・・・ここのパラグラフでは前半部分はメイさんと100%同感です。で もシャドイングの効果も私は見捨てられません。 理由としてはシャド イングはhearingとspeakingの練習を同じに出来るからです。 音読も シャドイングも音を出すと言う行為は同じですが,シャドイングの方は さらにテンションを上げて集中力を上げて聞いて・話す行為を同時にし て行かなくてはなりません。(当然この辺のことは私が言うまでもない ことなのですが) でもこの集中してやるトレーニングの緊張感が私 は好きです。 もし宜しければNO.3097のしおさん宛ての私の投稿 にもう少しシャドイングのこと書いていますの,ご参考に。 ・・・・・最後にメイさん少し質問させて下さい。 音読されるのに1回に どれくらい続けてされますか? 私はまあ1時間やれば咽がガラガラ です。 メイさんはどうですか? (だから政治家の人や,落語家,話 す職業の人の声帯はやっぱりプロだなぁと感じています。) ・・・・・それと今でも音読はreadingの合間を見てやられているのでしょ うか。 私は正直のところreadingにその時間を奪われているのが本音 の所です。 もし良ければ教えて下さい。 Reading brings you happiness!
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3524. Re: 音読について意見をお願いします。---質問です!
お名前: メイ
投稿日: 2002/8/11(19:17)
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ヨシさん、こんにちは。メイです。
ヨシさんはシャドウィングにしろ音読にしろ、本当によく研究され、実行されていらっしゃいますね。理論的にものごとを捉えるのが苦手な私にはうらやましいところです。私は感覚派というか、感性派というか、どちらかと言えばあの「長嶋さん」に近いタイプかもしれません。というわけで、「論」というものはなく、お答えになるかどうかわかりませんが、私なりに書いてみます。
〉・・・・・少しアプローチの仕方が違うかも知れませんが,私も中学生の
〉時の試験勉強はもっぱらテキストの音読であったと記憶しております。
〉試験範囲の部分を5〜6回?読む以外の勉強法はしませんでした。
私の場合は、試験の前というより、それこそ毎日英語の本を開けて、楽しく音読していました。ミッション系の私立だったこともあり、週2回、英会話の時間がありましたが、nativeの先生の発音がどうも自分のとは少し違うみたいだ、と思うとその部分はちょっと多めにやってみたりしました。最初は英語の音の差もよくわかってはいなかったと思います。でも、ずっとやっていると、だんだん耳の方も鋭くなっていくようで、初めは日本語にはない子音の音が気になり、次には日本語の「い」とは違う
[i]を始めとして母音の音が気になり、earとyearは違うのかと半母音にも気をつけるというように、少しずつましな音になったような気がします。
例えばある初めてのセンテンスを覚えるな
〉り,発音練習するなりするとき,カタカナ発音でアクセントも付けずに発
〉音をすることが出来たとしても,native speakersの様にスラスラと発音
〉しようとしても,口の方が付いて行けないと経験されたことはありませ
〉んか?
もちろん、ありますが、あんまり気にしない方なのです。というのも変ですが、前述しましたように、だんだん音への感性が鋭くなるので、そのうちにはどうやってもカタカナ発音はできなくなっていくように思えます。ある書家が「手の中に美しい字をもってれば、どんな時も美しい文字が書けるものです。」と話していましたが、体の中に美しい発音を蓄えていくと考えたらいかがでしょう。
私なんぞは難しい文章(意味が難しいのではなくてスラスラ発
〉音することが難しい文章)の場合,10回〜場合によっては30回くらい
〉リピートして,口の筋肉がケイレンするかと思うくらい練習します。 で
〉もいつかはその文章がスラスラ言えるようになります。 それが体育系
〉ですネ。
実を言うと、私は口がケイレンするほど練習したことはありません。どちらかと言うと、トレーニングはからきしダメで、ラジオ講座も通信教育も続いた試しはありませんし、単語集もイディオム集も受け付けないタイプです。ですから、音読も自分で気持ちよいくらいで止め (うまくいかなくてキモチワルーイ日もありましたが)、次の日にまたやってみるという調子です。
〉それと意味的にどうしても日本語の語順と理解の違う様な文章の場合
〉は厄介ですでネ!
〉例えは:
〉No sooner had I sat back and relaxed than the phone rang.
〉They had not been married a month before they began to quarrel.
この辺の問題には多読が答えになりそうです。英語が頭からそのまま入るような回路を作れば、後はそれに音がつけば良さそうな気がしませんか?私の場合はある程度のところまで、音声による多読状態にあったため、初歩的な回路を作り上げたのかもしれないと思いますが、まだまだ非常に不十分な状態なので、ヨシさんと同じ問題をかかえているのです。
〉・・・・・ここのパラグラフでは前半部分はメイさんと100%同感です。で
〉もシャドイングの効果も私は見捨てられません。 理由としてはシャド
〉イングはhearingとspeakingの練習を同じに出来るからです。 音読も
〉シャドイングも音を出すと言う行為は同じですが,シャドイングの方は
〉さらにテンションを上げて集中力を上げて聞いて・話す行為を同時にし
〉て行かなくてはなりません。(当然この辺のことは私が言うまでもない
〉ことなのですが) でもこの集中してやるトレーニングの緊張感が私
〉は好きです。 もし宜しければNO.3097のしおさん宛ての私の投稿
〉にもう少しシャドイングのこと書いていますの,ご参考に。
ええ、シャドウィングは優れた方法だということは納得できるのですが、多分トレーニング的なところが続かない原因だと思います。音読だと(私は短文ではなく、ある程度のまとまった文章をやります)その文章のイメージや感覚を楽しみながらやっていけるのですが、シャドウイングだと水道を流しっぱなしにするような(聞きながら発音していく)自分の中を音だけが通っていく感じがして、どうも楽しめないのです。
〉・・・・・最後にメイさん少し質問させて下さい。 音読されるのに1回に
〉どれくらい続けてされますか? 私はまあ1時間やれば咽がガラガラ
〉です。 メイさんはどうですか? (だから政治家の人や,落語家,話
〉す職業の人の声帯はやっぱりプロだなぁと感じています。)
〉・・・・・それと今でも音読はreadingの合間を見てやられているのでしょ
〉うか。 私は正直のところreadingにその時間を奪われているのが本音
〉の所です。 もし良ければ教えて下さい。
今は特に意識して練習してはいません。でも、好きなので、ちょっと気に入った文章や詩や物語の一部など、つい読んでみたくなってやってみたりしています。でも、絶対、のどが枯れるほどやることはなさそうです。私にとっては勉強も研究も遊びの延長なのだと思います。
たいしてわかってもいないわりには、いろいろ書いてしまいました。ヨシさんはものごとを深く見つめられる方なので、いつかきっともっと良い答を見つけられるのではないでしょうか。
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3544. Re: 音読について意見をお願いします。---質問です!
お名前: ヨシ
投稿日: 2002/8/12(17:21)
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メイさん,ヨシです。 暑い中,お返事有難うございます。
〉ヨシさんはシャドウィングにしろ音読にしろ、本当によく研究され、実行されていらっしゃいますね。理論的にものごとを捉えるのが苦手な私にはうらやましいところです。私は感覚派というか、感性派というか、どちらかと言えばあの「長嶋さん」に近いタイプかもしれません。というわけで、「論」というものはなく、お答えになるかどうかわかりませんが、私なりに書いてみます。
・・・・・・イエ,イエ大変貴重なご意見有難うございました。 大変参考に
なりました。 メイさんの投稿はプリントアウトして保存版としてファイルし
ておきます。 逆に私にはその長島的感性がないが故に,理屈を求めざ
るを得ない,またそちらの方面がどうしても得意になり理屈っぽくなって
しまう帰来があります。
〉 私の場合は、試験の前というより、それこそ毎日英語の本を開けて、楽しく音読していました。ミッション系の私立だったこともあり、週2回、英会話の時間がありましたが、nativeの先生の発音がどうも自分のとは少し違うみたいだ、と思うとその部分はちょっと多めにやってみたりしました。最初は英語の音の差もよくわかってはいなかったと思います。でも、ずっとやっていると、だんだん耳の方も鋭くなっていくようで、初めは日本語にはない子音の音が気になり、次には日本語の「い」とは違う
〉[i]を始めとして母音の音が気になり、earとyearは違うのかと半母音にも気をつけるというように、少しずつましな音になったような気がします。
・・・・・・このメイさんのお話を聞いて思い出しましたヨ! 上で長島さんの
例が出ましたが,これはまさしくメジャーリガーのイチローが言ってた話に
大変似ています。 彼は小学生の時からバッティング練習場へ行き140
キロの球を打つ練習をしていたとのこと。 だから他の選手が高校生に
なってから,あるいはそれ以降の年齢になってからつまりプロになってか
ら140キロ以上の球速の球を打つ練習をしていても,意味が違うと言い
ます。 高校生以上になってからの練習は,それは技術を磨くものであっ
て才能があればそれなりに開花するでしょうが,彼の場合は頭では
なくて体に覚えこましている。 だから球速の変化があっても,体が対応
していると。 それが他の選手との決定的に違うのだと言っていました。
まるでそんな気がします。
〉 もちろん、ありますが、あんまり気にしない方なのです。というのも変ですが、前述しましたように、だんだん音への感性が鋭くなるので、そのうちにはどうやってもカタカナ発音はできなくなっていくように思えます。ある書家が「手の中に美しい字をもってれば、どんな時も美しい文字が書けるものです。」と話していましたが、体の中に美しい発音を蓄えていくと考えたらいかがでしょう。
・・・・・・この辺も上述のイチロー張りのセンスの違いとなって出てきて
いる様に思えます。 クヤシー!! 私はその辺は変に頭が硬くて理
屈で音の違いを理解することからスタートせざるを得ません。
〉 実を言うと、私は口がケイレンするほど練習したことはありません。どちらかと言うと、トレーニングはからきしダメで、ラジオ講座も通信教育も続いた試しはありませんし、単語集もイディオム集も受け付けないタイプです。ですから、音読も自分で気持ちよいくらいで止め (うまくいかなくてキモチワルーイ日もありましたが)、次の日にまたやってみるという調子です。
・・・・・・あえて言うとこの辺だけが私の方が少しだけ努力をすることに
抵抗をメイさんよりも感じない様に人間が設計されている様です。 天は
二物を与えずとはこのことなんでしょうか?
〉 この辺の問題には多読が答えになりそうです。英語が頭からそのまま入るような回路を作れば、後はそれに音がつけば良さそうな気がしませんか?私の場合はある程度のところまで、音声による多読状態にあったため、初歩的な回路を作り上げたのかもしれないと思いますが、まだまだ非常に不十分な状態なので、ヨシさんと同じ問題をかかえているのです。
・・・・・・その意見に同感です。 今までの私には欠けていたとすれば多
読です。 だからこの100万語への道程には非常に楽しみで,自分で
自分の将来が楽しみと感じています。 大概の文章は頭から読んで行っ
ても抵抗はほとんどありませんが,でも例文の様にまだちょっと引っかか
る文章がありますね。
〉 ええ、シャドウィングは優れた方法だということは納得できるのですが、多分トレーニング的なところが続かない原因だと思います。音読だと(私は短文ではなく、ある程度のまとまった文章をやります)その文章のイメージや感覚を楽しみながらやっていけるのですが、シャドウイングだと水道を流しっぱなしにするような(聞きながら発音していく)自分の中を音だけが通っていく感じがして、どうも楽しめないのです。
・・・・・・・なるほど! これは好みの差と言うか性格の差によるコントラ
ストが出ているのですネ! メイさんのご意見に逆らうつもりはありませ
んが,私には不思議な話です。 音読の好きなメイさんがその様に言わ
れることがです。 でも面白いです。 全く私の理解とは時空のphaseが
違っておられるのですネ!
〉 今は特に意識して練習してはいません。でも、好きなので、ちょっと気に入った文章や詩や物語の一部など、つい読んでみたくなってやってみたりしています。でも、絶対、のどが枯れるほどやることはなさそうです。私にとっては勉強も研究も遊びの延長なのだと思います。
〉たいしてわかってもいないわりには、いろいろ書いてしまいました。ヨシさんはものごとを深く見つめられる方なので、いつかきっともっと良い答を見つけられるのではないでしょうか。
・・・・・・・最後は何かprosecutor(この単語事件物の話には良く出てき
ますね)が良くする質問みたいになって失礼しました。 再度お礼を申し
上げます。 有難うございました。 私にとっては異星人的なメイさん。
マークです。 これからのメイさんの投稿を楽しみにしています。 これ
かも宜しくお願いします。
Reading may be a cause likely to lead you to happiness!
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kikuhiroです。こんばんは。
酒井先生、ヨシさん、メイさん大変参考になりました。ありがとうございました。意味を考えた方がいいという意見と考えなくていいという意見がありますが、私にとって意味を考えなくてもいいというよりは文章が難しいので意味が浮かばないということだったのです。
でもあまり考えずにビジネス英会話の音読を続けることにします。
HAPPY READING!