Re: Classicsは難しい??

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(09:53)]

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3394. Re: Classicsは難しい??

お名前: ワタナベ
投稿日: 2002/8/6(00:44)

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  はじめましてヨシさん、ワタナベと申します。
  すっかり忘れていたのですが、僕は古めかしい本の書評を何冊分か
書かせてもらっていたのでした。それで今までに気がついたことを
ひとつお伝えしたいと思います。

  マンスフィールドにGarden Partyという作品があります。
ペンギンの4、オックスフォードの5に入っています。
この作品の最後のところが会話になっていて、そこが難しく、
なんだろこれと思い、家にたまたまあったリライトされていない原文
(研究社から出ている古い本です)とその注釈をみてみました。
 
  そして気がついたのですが、原文とリトールド版のそれがほとんど同じです。
(しかも研究社のその本には、そこに注釈がついてました)
これを一般に言うことは無理ですが、山場とか、きめぜりふとか、
作品中の名場面がほぼ原作そのままになっている場合があることもあるのです。

  そういえば『アンナ・カレーニナ』の冒頭も有名なくだりですが(たしか
「幸福な家庭はどれも似たりよったりだけど、不幸な家庭はそれぞれに不幸だ」
とかなんだとか。反対かもしれません(笑))、これもペンギンの本には、
うまく書いてあった気がします。それから最後の、ある人物が鉄道にひかれる
場面は、なんだか変に印象的な文章だったような。そのかわり、他のところの
描写は平板でつらかったり。

  こんなふうに思います。

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3397. Re: Classicsは難しい??

お名前: まりあ
投稿日: 2002/8/6(10:12)

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SSS英語研究会 佐藤まりあです。 こんにちは。

〉 マンスフィールドにGarden Partyという作品があります。
〉ペンギンの4、オックスフォードの5に入っています。
〉この作品の最後のところが会話になっていて、そこが難しく、
〉なんだろこれと思い、家にたまたまあったリライトされていない原文
〉(研究社から出ている古い本です)とその注釈をみてみました。

〉 そして気がついたのですが、原文とリトールド版のそれがほとんど同じです。
〉(しかも研究社のその本には、そこに注釈がついてました)

   私の場合は、シャーロックホームズの書評を書こうとしたとき、
どうも腑に落ちないところが多かったので、家にあった日本語訳
「シャーロックホームズの冒険」を読んでみました。(ワタナベさんと
次元が違うのが(T_T;) そしてどの部分がカットされているかが判明
したのですが、ドイルの作品は中身が濃く、どこもカットされると
ストーリーが判りにくくなるのは当然と感じました。最近の分厚い
ペーパーバックのように冗長ではないため、グリシャムやフォーサイスと
同じ圧縮率で短くすると、たとえ日本語で書いてあっても解りにくさを
感じそうです。
   ジェーン・オースティンやサッカレーなどのものは、彼等の時代の
考え方に現代人は共鳴しにくく、読みにくさを感じる人も多いのでは
ないかと思います。
   クラシックで読みやすいのは19世紀のシドニー・シェルダン!
オスカー・ワイルド。そしていわゆる少年少女文学全集に収録される
ような若草物語や小公子・小公女、秘密の花園、モンテクリスト伯
などなども、沢山のretoldが出されているので、それなりに完成度が
高くなっていて、読みやすいように思います。

   
 


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3400. Re: Classicsは難しい??

お名前: ヨシ
投稿日: 2002/8/6(12:51)

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今日は,ワタナベさん。 よろしくお願いします。

〉 マンスフィールドにGarden Partyという作品があります。
〉ペンギンの4、オックスフォードの5に入っています。
〉この作品の最後のところが会話になっていて、そこが難しく、
〉なんだろこれと思い、家にたまたまあったリライトされていない原文
〉(研究社から出ている古い本です)とその注釈をみてみました。

・・・・Garden Party覚えておきます。

〉 そして気がついたのですが、原文とリトールド版のそれがほとんど同じです。
〉(しかも研究社のその本には、そこに注釈がついてました)
〉これを一般に言うことは無理ですが、山場とか、きめぜりふとか、
〉作品中の名場面がほぼ原作そのままになっている場合があることもあるのです。

・・・・ヘェーそんなこともあるのですか! あまりにもその場面が山場である
為,盛り上がる為に,その感情を維持する為にre-toldであっても原文の響きは
外せないと言うことですネ! しかもGRには注釈無し。 それでは原文の本より
も難しくなってしまいますね。

〉 そういえば『アンナ・カレーニナ』の冒頭も有名なくだりですが(たしか
〉「幸福な家庭はどれも似たりよったりだけど、不幸な家庭はそれぞれに不幸だ」
〉とかなんだとか。反対かもしれません(笑))、これもペンギンの本には、
〉うまく書いてあった気がします。それから最後の、ある人物が鉄道にひかれる
〉場面は、なんだか変に印象的な文章だったような。そのかわり、他のところの
〉描写は平板でつらかったり。

・・・・結局はre-toldされた本の場合,難しさを画一的に言い切ることに無理
がありそうですね。大体の傾向は言えたとしても。そりゃそうでしょう,大体一
般的に本の難しさを論じること自体がナンセンスだったのかも知れません。

〉 こんなふうに思います。

・・・・参考になりました。 これからもよろしくお願いします。

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