Re: 暗記など - (及びリンク報告)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/26(11:03)]

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296. Re: 暗記など - (及びリンク報告)

お名前: Taka http://www.hk.airnet.ne.jp/sugi/english/
投稿日: 2002/1/30(13:09)

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〉〉大学の先生って、はたから見るとすごく英語に詳しいと思ってしまいますが。

〉いや、細かいことに詳しすぎるんです。特定の作家の用語法とか、
〉動詞の不定詞の名詞用法の変遷とか、ね。

でも、英語を読んだり書いたりする事は、上級レベルなのですよね?
喋ったりするのは苦手なのかもしれませんが。(^_^;

〉〉暗記しないと英語を身につけるのにとても遠回りのように思えてしまうのです。
〉〉とくに英語を喋ることに関しては、暗記しているとフレーズが口をついて出てくるようになる気がするのです。

〉かもしれませんが、ぼく自身は暗記したことがないので、
〉効果についてはわかりません。

暗記したことがないなんて、すごすぎる。酒井先生って特殊なタイプなのでは?
だって、英語ができるようになった(と思われる)人が書いた本には、若いときに夢中になって暗唱していたことが書いてあることが多いですから。

〉〉これは最近流行の一冊の本を何度も音読するということも、効果が薄いと言うことなのでしょうか?

〉それはわかりませんが、日本語はそんなことやってできるようになったわけではないということは言えませんか?そもそも1冊の本を何度も音読するなんて、ぼくには退屈でとてもできそうもありません。できる人には何らかの効果はあるでしょうね、きっと。どんな効果があるのですか?提唱している人はなんと言っているんでしょう?

同時通訳者の國弘正雄さんが提唱している只管朗読(ひたすら朗読する)というのが有名なのだと思います。
國弘氏は中学時代、教科書を一つのレッスンについて平均500回、声に出して繰り返し読んだそうです。

國弘氏は著書「國弘流 英語の話しかた」の中で以下のように述べています。

<只管朗読の教材について>
まず、中学生の場合ですが、これはやはり、学校の教科書をおすすめします。現実に学校で使っているからです。
高校生の場合も、ごく最近まで勉強していたという点で、やはり中学の教科書は手頃です。
中には、中学時代の英語には良い思い出がないので、心機一転、別の教材を使いたいという人もいるでしょう。そうした場合は自由におやりください。
大学生や社会人の方が一念発起して只管朗読をする場合には、テキストの点でかなり自由になります。
ただ、短い会話文だけのものはおすすめ出来ません。やはり、単語の点でも、文の構造の点でも、基礎的なものが一通り出てくるような教材が望ましいです。
そうしたもので基礎を作れば、会話文というのはかなり楽に覚えられるものなのです。

<中学英語教科書の習熟度、その質の到達点について>
(1)英文をひっくり返さずに頭から順番に読んで意味がわかる。
(2)日本語が頭に浮かばないのに、意味がイメージとして実感できる。
(3)普通のスピードで吹き込まれた付属のテープをテキストを見ずに理解できる。
(4)音読がネイティヴ・スピーカーに楽々と通じる。
(5)文のどの部分が、他の言葉と入れ替え可能かという、基本的な予測能力がある。

<只管朗読にはどんな功徳があるか>
1.直読直解が可能になる
2.有意義な多読が可能になる
3.自分が必要とする会話表現を、いろいろな媒体から取り込む力がつく
4.英作文の力が会話力になる
5.難しい英語に取り組む力がつく

能動的文法力のためのドリルについての質問に対しては、以下のように答えています。
國弘氏は野球のバッティング練習に例えて説明しています。
(1)ただバットを一人で振るだけの素振り
(2)専用の器具の上に静止したボールを打つティー打撃
(3)至近距離からトスされたボールを打つマシン打撃
(4)ピッチングマシンの球を打つマシン打撃
(5)バッティングピッチャーの球を打つフリー打撃
(6)試合でピッチャーの球を打つ実践打撃
只管朗読を(1)の素振り、さらには(2)のティー打撃とすれば、文法ドリルは(3)ないしは(4)のマシン打撃に相当するのではないでしょうか。
私の場合は只管朗読からいきなり(5)、(6)の実践に向かったということです。

こんなに著書を引用してしまって良いのでしょうか?まずかったら、削除して下さい。>管理者様


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303. Re: 暗記など - (及びリンク報告)

お名前: 酒井邦秀
投稿日: 2002/1/30(23:59)

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〉國弘氏は中学時代、教科書を一つのレッスンについて平均500回、声に出して繰り返し読んだそうです。

〉國弘氏は著書「國弘流 英語の話しかた」の中で以下のように述べています。

そういうやり方が楽しければ、きっと効果があるのでしょう。
なんていうと冷たいかな。冷たいです。
自分で成功した方法をほかの人にすすめるというのは
よくあることで、たしかに成功した実例が一つはあるのだから、
自信を持ってすすめられるのでしょうけど、人間さまざま
ですからね。

ぼくはSSSのやり方で、英語を獲得したいという人の
2割5分が英語を使えるようになったらうれしいと思います。
SSSが確かなものになったら、残りの7割5分の人のために
なにか見つけなければと思っています。

なお、ぼくは文法少年でした。その後、朗読派でも暗唱派でもなく、
模索派をやってきましたね。やっと最近、ほかの人にすすめられる
やり方が見つかったと思っているところです。


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