[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/27(07:40)]
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お名前: kirino
投稿日: 2002/5/11(10:17)
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Pixy10さん、K子さん、こんにちは
私も1000時間は挫折しました。
K子さんと違って、かなり終盤になって多読を始めたので、何とも言えない部分が
ありますが、教材は聞かなくても最後のテストだけは出していたのですが、それまで
B−から良くてB+だったのが、最後の回だけAにひっかかりました。
個人的には、英語を学習する際、聴く、読む、書く、話すの4つをその時々に応じ
バランス良く配合するのがベストだと考えています。
初期の段階ではインプットが重要なので、当然、聴くと読むが中心になってくると
思いますが、インプット効率を考えれば、やはり多読でしょう。
因みに私が100万語を通過した際の、多読にあてた時間は約170時間でした。
1000時間の根拠は確か「学校の英語の授業時間に相当」、100万語は
「学校英語の全リーダー(より多い?でしたっけ)」。
時間とテキスト数を単純に比較できませんが、多読の方が圧倒的にインプット効率
がいいのは確かです。
比較的遅読の私でこうですから、もっと読むのが早い人だともっと効率がいいこと
になります。
いまやそうなりつつあると言うことですが、インプットの中心に多読を据えると
いうことでいいのではないでしょうか。
一方で私は、1000時間を否定するものではありません。
私も、K子さんの「比較的安価のうち、いろいろな音声教材を集めることができる」
という意見に賛成です。
これもK子さん同様、MD化して常時鞄の中に入れておき、なんとなく読む気分
よりは聴く気分の時、物理的に読めない時(通勤電車が殺人的に混んだ時、奥さんに
命じられて庭の草むしりをしている時など)に活用しています。
内容も、簡単なものから難しめのものまで、ニュース、ドラマからネイティブ同士
の雑談まで豊富で、それぞれストーリーやシチュエーションがあるので、GRを
読むのと同じことができると思います。
(レベルの上げ下げ、つまらないものは止めて飛ばすなど)
私の場合、結構ドラマが好きで、その中で"Why Don't you 〜" のようについつい
「どうして〜しないのか...→〜しようよ」的な解釈をしてしまう表現が、自然な
会話の流れと感情が篭った抑揚のある生のセリフを通して身につきました。
その後、多読に移っても、そういう部分は、パッとイメージが拡がるんですよね。
まあ、100万語か1000時間かなどと堅苦しく考えず、欲望の赴くままにやり
たい方をやるのがいいのではないでしょうか?
どんな勉強方にも必ずいいとこはあるし、逆に悪いところもあります。
そこを自分なりに判断して、いいとこ取りするのが理想だと思います。
逆に、やっちゃいけないのは「この苦しみを乗り越えたあとに、輝く未来が待って
いる」などと考え、勉強モードに入らないこと。
1000時間の悪いところは、教材ではなくて、そういう根性モードだと思います。
結局どうしたって、初期はインプットが重要で、その両方のソースを持っていて、
それを臨機応変に使い分けることで、総量としてのインプットが上がればそれに
こしたことはないのですから、気楽にいきましょう。
Happy reading!
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お名前: Pixy10
投稿日: 2002/5/13(15:48)
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K子さん、kirinoさん こんにちは
返事が遅くなり申し訳ありません。
〉そうだ、ぜひやってみてもらいたいことがあります。私、多読始める前、
〉例の月例テストでいつもB-ばかりだったんですけど(恥ずっ)、多読始めて
〉30万語過ぎたあとのものは全部Aです。ひとつなど満点に3つ足りないって
〉程度まで成長しました! 多読でヒアリングの理解力は確実に伸びます!
〉(だって多読始めてから通勤でも読んでて、100万越えるまでの間
〉ほっとんど音は聴いてなかったのですから!)
〉私も1000時間は挫折しました。
〉K子さんと違って、かなり終盤になって多読を始めたので、何とも言えない部分
〉がありますが、教材は聞かなくても最後のテストだけは出していたのですが、
〉それまでB−から良くてB+だったのが、最後の回だけAにひっかかりました。
やはり多読でヒアリングの力も伸びるんですね。実は薄々そう感じていました。
英語を聞いていると、文章が聞き取れても、瞬時に意味が浮かんでこないことが
よくあります。結局そういう文書は、テキストを読んでも、一瞬考えないと意味が
出てきません。まずは易しい文章をスラスラ読めるようになることが先決だと、
多読を始めた次第です。
お二方の経験で「多読=ヒアリング力UP」が実証されているので、安心して多読に
励めます。アドバイスありがとうございました。
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お名前: SSS英語学習研究会 酒井邦秀
投稿日: 2002/5/15(23:25)
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こんばんは、 Pixy10 さん、K子さん、kirinoさん!
〉〉そうだ、ぜひやってみてもらいたいことがあります。私、多読始める前、
〉〉例の月例テストでいつもB-ばかりだったんですけど(恥ずっ)、多読始めて
〉〉30万語過ぎたあとのものは全部Aです。ひとつなど満点に3つ足りないって
〉〉程度まで成長しました! 多読でヒアリングの理解力は確実に伸びます!
〉〉(だって多読始めてから通勤でも読んでて、100万越えるまでの間
〉〉ほっとんど音は聴いてなかったのですから!)
〉やはり多読でヒアリングの力も伸びるんですね。実は薄々そう感じていました。
〉英語を聞いていると、文章が聞き取れても、瞬時に意味が浮かんでこないことが
〉よくあります。結局そういう文書は、テキストを読んでも、一瞬考えないと意味が
〉出てきません。まずは易しい文章をスラスラ読めるようになることが先決だと、
〉多読を始めた次第です。
多読でリスニングが向上するのはどうもまちがいなさそうです。
もう数え切れないくらい実例があります。
で、読んでるだけで聞けるようになる理由ですが・・・
1.多読により、英語を出てくる順に理解できるようになっている。
つまり返り読みしなくても理解できるようになっているので、
頭の使い方に負担がなく、「聞く、理解する」に集中できる。
2.多読により、わからない部分があっても無視して先を聞き続け
ることができる!つまりずうずうしさが身についた!
ということではないでしょうか?
シャドーイングの話、もすこし待ってください。
原稿書きの疲れから回復中です。
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酒井先生、そしてみなさん、こんばんは(^^)
すっげー即レス! (笑)
〉で、読んでるだけで聞けるようになる理由ですが・・・
〉1.多読により、英語を出てくる順に理解できるようになっている。
〉 つまり返り読みしなくても理解できるようになっているので、
〉 頭の使い方に負担がなく、「聞く、理解する」に集中できる。
まさしく。英語が身体の中に蓄積されているからこそ、だと思います。
徐々に英語が他所ものではなくなってきている感じがカイカンです。
(もちろん、叶わぬ恋ではないけれど、届きそうで届かない永遠の恋人ではあり(オーバー))
〉2.多読により、わからない部分があっても無視して先を聞き続け
〉 ることができる!つまりずうずうしさが身についた!
ここはぜひ私の感想も言わせてください!
多読で時々詳細にこだわって御法度の辞書とも案外仲良しの私ですが、
聞く時には要所をギュッと掴むというモードに切り替わります。
掴めず「???」になる時は、私にとって文法的に難解な時だけです。
だからこれが友達との会話だと、とってもコミュニケートできてるように
思えるけど、実はきっとかなり取りこぼしている。いい加減に聞いているから(苦笑)。
でも相手はこっちが十分理解しているように見えるようなので時々恐いです。
相手がラジオなんかだと、30%理解くらいで「すごっ!」と自分を
褒めてあげたい気分と共に優越感すら湧いてきます(^^;)。
私の言うところの30%とは、「詳細はわからないけど、何が話題に
なっているのかくらいはわかる」という感じですが、これがまさに
私の現在のヒアリングレベルです。もちろん、ものによってはもっと
わかりますし、会話だったりする場合は相手が面と向かっている分
すごくわかりやすい。これは母国語じゃない言葉に接している人は
みんなそうらしく、私の知り合いで日本語がかなりできる外国人が
何人かいるのですが、異口同音に「自分に向かって話されていることは
わかるけど、今、目の前で君が他の日本人と話しはじめたら途端に
理解不能になる」と言います。私はこれを聞いて、かなり安心しました。
みなさんも、同じ思いをするようなことがあったらこれを思い出して
安心してください(^^)。
相変わらず横道に逸れてしまいましたが、とにかく、目からたくさんの
情報を取り入れることを継続的にすることで、それが確実に蓄積され、
脳が英語を聞き取るためのプログラミングをしてくれているのは事実です。