SSS多読通信 152号 (2006/11/16)

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712. SSS多読通信 152号 (2006/11/16)

お名前: まこと
投稿日: 2006/11/16(23:33)

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        SSS多読通信 第152号 (2006/11/16)

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【1】今週の100万語通過者 (11/6-11/12)
【2】今週のお薦め本 「成長していく少女達」特集
【3】今週の掲示板ダイジェスト (11/6-11/12)
【4】SSSコラム「オランダの教育レポート その5」 (Kian)
【5】SSSニュース 
【6】編集後記     
                        編集:まこと
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【1】今週の100万語通過報告者(11/6-11/12)
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 今週の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございます!
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■100万語通過しました               pinceanaさん
……………………………………………………………………………………………
PGR3のThe Return of Sherlock Holmesで100万語を通過されたpinceanaさん。
近くの大学図書館を利用して、GRをたくさん読んだそうです。100万語を
過ぎて気がついたこと、本屋さんで見つけたQuick Readsというお薦め本のこと
を丁寧に報告されています。「今、読書がとても楽しいです。」と感じている
pinceanaさんのこの言葉は、多読にとって最高の言葉ですね♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6373]
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【2】今週のお薦め本  「成長していく少女達」特集
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周りの大人達はまだまだ子供と思っていても、子供達は悩みながら、でも確実
に成長しています。一生懸命生きている少女達の姿に、心打たれた本を紹介し
ます。
……………………………………………………………………………………………
■A Little Princess(OBW1)             5,841語  YL2
……………………………………………………………………………………………
心の優しい7歳の少女Saraは、お父さんと離れて女学校の寄宿舎に入り、お友
達と仲良く幸せに過ごしていました。しかしお父さんが事業に失敗した上に急
死したため、屋根裏部屋に追いやられ、召使として働くことになります。それ
でもSaraは、優しさを忘れずお友達を大事にします。そんなある日、・・・。
邦訳「小公女」として知られている児童文学の名作のGR版です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000307]
……………………………………………………………………………………………
■Kiki's Delivery Service            43,000語  YL3.5
……………………………………………………………………………………………
魔女の少女Kikiは、13歳になる年の満月の夜に、魔女として独り立ちするた
めに黒猫のJijiと旅に出ます。魔女の独り立ちとは、自分の家を離れ、魔女の
いない街を探して、ひとりで暮らし始めること。Kikiが選んだ街は、大きくて
人が多く、どこかよそよそしいところでした。Kikiはその街で宅急便を始めま
す。ジブリ映画「魔女の宅急便」の原作の英訳本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005612]
……………………………………………………………………………………………
■So B. It                    41,751語  YL5
……………………………………………………………………………………………
12歳の少女Heidiは、お父さんがいないし誕生日もわかりません。お母さんは
脳に障害があり、話せるのは23の言葉だけ。その中に一つだけ意味のわから
ない「soof」という言葉がありました。soofって何?私は誰?どこから来たの?
ある日見つけた古い写真を手がかりに、Heidiはついに自分探しの旅に出かける
決意をします・・・。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011371]
……………………………………………………………………………………………
■Walk Two Moons                 54,000語  YL5
……………………………………………………………………………………………
13歳の少女Salamancaのお母さんは、ある日家を出て行ったまま戻ってきませ
ん。Salamancaと祖父母の3人は、お母さんを訪ねるためにアメリカ大陸横断の
ドライブに出かけます。旅の退屈さをまぎらわせるためにSalamancaは友達の
Phoebeの話を祖父母に話し始めます・・・。ニューベリー賞受賞作。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001960]
……………………………………………………………………………………………
■Dustbin Baby                 38,000語  YL5.5
……………………………………………………………………………………………
生まれた直後にはだかのままピザ屋の裏のゴミ箱に捨てられていたのを、奇跡
的に発見されたApril。いまは里親のMarionと暮らしていますが、Aprilの心の
中はいつも見たことのない母親への想いでいっぱいです。14歳の誕生日の朝
に、プレゼントのことでMarionと喧嘩したことがきっかけで、Aprilはそのまま
学校をさぼり、とりつかれたように昔の里親と住んでいた家や児童保護施設な
どをまわり、自分の過去を旅していきます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002234]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト(11/6-11/12)
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■悩みながらの75万語                ことりさん
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「同じ時期にはじめた方達がどんどん100万語報告をされてるのをみて、ちょっ
とだけ焦りににたものを感じていました。」ということりさんの悩みに、大き
く頷いている人はたくさんいるはず。私もすごく気持ちがわかります!先輩方
のアドバイスが、嬉しいですね。焦らず、楽しく、Happy Reading!!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=23181]
……………………………………………………………………………………………
■150万語通過&1年経過報告♪           もえぎさん
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途中停滞があっても、自分のペースで多読を楽しまれているもえぎさん。ご主
人が多読に興味を持ったり、息子さんへの読み聞かせを始めたり、家族の環境
にも素敵な変化が出てきたそうです。親子3人の報告が実現するといいですね♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=8750]
……………………………………………………………………………………………
■数の数え方について                tsumugiさん
……………………………………………………………………………………………
10月末にトロントに引っ越したtsumugiさんが体験している、現地でならで
はの苦労話に、アドバイスが届いています。「困ったときは掲示板」ですね!
tsugumiさん、とても大変そうですが頑張って下さいね!!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=e&id=1093]
……………………………………………………………………………………………
■世界史クラブ 番外編 (祝)南極観測50周年    パピイさん
……………………………………………………………………………………………
南極観測船「宗谷」が南極に向かって出航した50年前と同じ日(11月8日)に、
「南極と、その周辺の自然がいかに厳しいところであるかを教えてくれる本」
をパピイさん紹介して下さいました。多読をしていると、英語だけでなくいろ
いろな知識が増えていくことが、楽しいですね♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=762]
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【4】SSS コラム  「オランダの教育レポート その5」  (Kian)
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 こんにちは、Kianです。前々回、前回に引き続き、ウチの上の子が1年間通
った、オランダ語が流暢でない子ども達のための移民教育を行っている小学校
について、今回は午後の勉強を中心に紹介します。

 午後は、自習、アクティビティ、そして「School Taal(School Language)」
という理科や社会の勉強をします。(自習については前回書いたので省きます。)
アクティビティは、曜日ごとに違い、月曜日はテレビ、火曜日は歌、木曜日は
体操、金曜日は工作です。月曜日のテレビは、自然や動物を扱った理科の内容
の、親しみやすい楽しい番組を見ていました。火曜日は、事務の先生がギター
を持って来て、歌を教えてくれます。学校をやめる時に、一年間で歌った歌全
部の楽譜や歌詞のファイルを持って帰りましたが、それを見ると、曜日、十二
ヶ月の名前や季節の歌、数字、前後左右など、オランダ語の基本的な表現を繰
り返し繰り返し、歌で学んだようです。また、事務の先生がギターがあまり上
手ではなかったのがとても面白かったようで、何回弾いても上手に出来ない時
は、子ども達に手拍子を求めて「応援して!」という感じになったとか。楽し
かったんだろうなぁと思いました。木曜日の体操は、鬼ごっこなどもしたそう
ですが、オランダの、歌いながらする身体を使った遊びなどをすることが多か
ったそうです。金曜日の工作は、何週間もかけて丁寧に作品を作っていました。
作品を持って帰ると、私は「よくこんな大作を作ったなぁ」と、毎回感心して
いました。工作の時間にも、基本的なオランダ語を繰り返し聞いたはずですし、
こうしてみると、楽しみながら、また、本人はあまり自覚せずに、毎日自然に
基本的なオランダ語に触れていたんだなと思います。

 「School Taal」は、先生とする理科や社会の勉強ですが、これはオランダ
語が少し進んでから勉強します。「School Taal」がまだできない子は、自習
をします。この学校は12歳までの子どもが行くので、年齢が高い子どもの本
格的な勉強はこの「School Taal」になります。ただ、ウチの子は、この学校
に通ったのが7歳の一年間だったので、プリント類を見てみると「よくこんな
に難しいことをやったなあ」と、少々あきれてしまいました。もちろん、最初
の何ヶ月かはしなかったのですが、パラパラとめくるだけで、「地図の見方、
読み方」「カビ」「バクテリア」「動物」「植物」「エネルギー」「病院」
「事故」「レントゲン」「運河」「家の見取り図」「僧」・・・などが目につ
きます。理科や社会の領域を超えて、まさに総合学習です。また、説明や問題
の文章の字は小さくて、つまっていて、まるでGRやPBみたい、なんて思ってし
まいました(笑)。子ども達は、毎日学校で、まさにオランダ語の多読をして
いるのですね。こんなこと、母語でも難しいだろうに、と思うのですが、子ど
も達がオランダの学校で一人立ちするために必要な勉強なのでしょう。

 この学校に通い始める前に先生に言われた言葉があります。「宿題は一切な
いですよ。子ども達は、毎日学校でとてもハードな勉強をするので、家ではリ
ラックスすることが大切だから。」聞いた時は、「家庭学習が全くなしで、本
当に大丈夫なのかな」と思いましたが、今はものすごく納得しています。「親
が全くオランダ語ができなくても大丈夫。私達に任せてくださいね」というプ
ロの先生達に任せて、本当によかったと、今は思っています。
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【5】SSS ニュース
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■多読講演会 セミナーの予定
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11月20日(月) 横浜  英書多読が図書館のためにできること
11月25日(土) 小牧  多読でひらく英文小説の豊かな世界
12月03日(日) 東京  やさしい絵本から始める多読
12月16日(土) 帯広  詳細未定
12月17日(日) 札幌  詳細未定
12月17日(日) 大阪  関西児童英語多読研究会
詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
……………………………………………………………………………………………
■2006年全国タドキスト大会のお知らせ
……………………………………………………………………………………………
12月2日(土)夜のオフ会の参加申し込みは締め切りました。
みなさんとお会いするのを楽しみにしています。
詳しくは、タドキスト大会用掲示板をご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=v&num=300]
……………………………………………………………………………………………
■多読関連求人案内
……………………………………………………………………………………………
◆編集者
「多読多聴マガジン」を発行しているコスモピア社では、多読に興味のある
編集者を募集しています。詳しくは、下記まで。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-for-job&c=e&id=13]
◆多読指導講師
SEGでは、多読コースの講師を募集しています。詳しくは下記まで。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-for-job&c=e&id=12]
□多読関連の求人を希望される方は、
 sss-jimuあっとseg.co.jp に詳細を連絡ください。
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【6】編集後記                (まこと)
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お薦め本に出てくる主人公達は、考え方がしっかりしていて、自分というもの
をしっかり持っていますね。(同じ頃の自分を振り返ると、あまりにも考えが
幼稚で、情けなくなりますが・・・。)最近、いじめを苦にして自殺をする子
供の話が多く、心を痛めています。でもどんな逆境でも、この主人公達のよう
に、強くたくましく生きてほしい。まだまだこれから楽しいことを体験できる
年齢なのだから。そう願わずにはいられない今日この頃です。
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次号の担当は しおからさん です。お楽しみに!

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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713. Re: SSS多読通信 152号 発行データ(発行部数5654部)

お名前: まこと
投稿日: 2006/11/16(23:59)

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●マガジンタイトル
SSS多読通信
●件名
SSS多読通信 第152号 (2006/11/16)
●発行部数
5654


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