ＳＳＳ多読通信　第75号

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　　　　　　　　ＳＳＳ多読通信　第75号　（2004/3/31）

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【１】今週の１００万語通過者(3/21-3/27)
【２】今週のお薦め本 「Byrd Baylor & Peter Parnallの絵本」
【３】今週の掲示板ダイジェスト
【４】SSS コラム　「宇都宮に新しいブッククラブ！」
【５】SSS ニュース
【６】編集後記
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編集：ぷーさん
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【１】今週の１００万語通過報告者　 (3/21-3/27)
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今週は100万語通過の報告はありませんでした。次号をお楽しみに！

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【２】今週のお薦め本　「Byrd Baylor & Peter Parnallの絵本」
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　旅先の書店で力強い絵に引かれて手に取ったのが、この二人の絵本との出会
いでした。
　Byrd Baylorはアリゾナに生まれ育ち今もその地に住んでいます。ネイティ
ブアメリカンの言い伝えを収集しており、その影響が彼女の書くものにも見受
けられます。自然を大切にすること、他の生き物と共存することの大切さを思
い出させてくれます。詩のような美しい文章も印象的です。
　Peter Parnallの描く絵は力強い線とはっきりとした色合い、自然や生き物、
人が溶け合うように描かれる不思議な絵が美しいです。
　Byrd Baylorの書くお話はそれだけでも素敵ですが、Peter Parnallの絵を得
たことでより魅力的になっています。
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■Everybody Needs a Rock　675語　YL3.5
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　なぜ石が必要なの？って思いますよね。物を言わない石だからこそ、いつも
そっとそばに寄り添ってくれるいい友達になってくれるのかもしれません。そ
んな自分だけの大切な友達になってくれる石の選び方と共に、自分なりの価値
観を持つことの重要さを伝えてくれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008826]
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■The Way to Start a Day　570語　YL4.0
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　朝を迎える儀式は世界各地にいろいろあります。各地のいろいろな風習を紹
介し、陽の光の力、大切さを感じさせてくれる絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009080]
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■The Desert Is Theirs　1030語　YL4.0
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　砂漠は何も無い寂しい場所だと思っていませんか？でも、砂漠には多くの生
き物がいるんです。そして砂漠に生きるものたちは厳しい環境に耐える知恵と、
他の生き物を思いやる優しい気持ちを持っています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009081]
……………………………………………………………………………………………
■Your Own Best Secret Place　1180語　YL4.0
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　誰もが子供の頃、植え込みの影や山の斜面に作ったことのある自分だけの秘
密の場所。その頃のことを思い出させてくれる絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009084]
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■Desert Voices　1470語　YL4.5
……………………………………………………………………………………………
　Jack Rabbit、Coyoteなど砂漠の生き物が自らについて語ります。それも詩
で。彼らによって語られる砂漠の生活はとても美しいです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008827]
……………………………………………………………………………………………
■And It Is Still That Way　11100語　YL3.0
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　番外編。Byrd Baylorが集めたアリゾナインディアンの伝説や物語です。長
い間、それぞれの部族に語り伝えられてきたものを、子供たちから聞き取り、
書き記したものです。出てくる動物や、環境は違いますが、わたしたちが祖父
母に聞かせてもらった昔話を思い出させてくれる本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009094]
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【３】今週の掲示板ダイジェスト
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■とまと☆ままさんの10万語報告
　8万語までは児童書を中心に読み進めてきたとまと☆ままさん。「少なくと
も1日に1冊は読む」を目標に、でも気負わずマイペースで楽しんでいらっしゃ
います。
　[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=8024]
……………………………………………………………………………………………
■フクさんの300万語報告
　語数と自分の感じ方、停滞について詳しく分析されてます。ペーパーバック
への道筋はとても参考になります。また、報告後半ではお母様の多読の様子や、
フクさんのスペイン語多読についても報告があります。
　[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=5230]
　[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=5256]
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■語数を加算していい条件はあるの？
　多読を始めたばかりのりもさんの質問です。SSS多読では飛ばし読みは大切
な技術の一つ。でも分からないまま飛ばし読みした語数も加算していいの？同
じ悩みを持っている方、ぜひご覧ください。
　[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=t&id=2033]
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■日向さんの200万語報告
　絵本、児童書、マンガといろんな種類の本を紹介してくださっています。他
言語の多読が疲れたときのリフレッシュになったそうです。自分にあったリフ
レッシュ法を見つけることも大切ですね。
　[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=5249]
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【４】SSS コラム　「宇都宮に新しいブッククラブ！」（酒井）
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　３月２６日の土曜日に宇都宮に行ってきました。小山さんという方がブック
クラブをはじめるので、その応援のために多読についてお話をしました。小山
さんは２年以上も前から新宿の集まりに来てくださっていて、「いつか宇都宮
にブッククラブを開きたい」とおっしゃっていた夢を実現したというわけです。
「酒井さん、いよいよ４月から多読を中心とした、子どもから社会人までの英
語教室をはじめます。ブッククラブも近いうちに・・・」と連絡があったのは
去年の秋。前からの約束通り、記念講演会をやりましょうということに。
で、さっそく大分でブッククラブをはじめたSakiyukaさんと連絡をとってもら
いました。Sakiyukaさんは大分でブッククラブ（個人では第１号！）を開いて
いて、そのときの記念講演会がたくさんの人を集めて大成功だったのでした。

　小山さんはゆったりした、独特のリズムを持った方で、いそがしく講演会の
準備！なんて全然似合わない人なのですが、今回は名刺を持ってあちこち駆け
回ったそうです。４５人もの人が集まったのはそのおかげにちがいありません。
ほとんどの参加者は今回の小山さんの広報活動で多読をはじめて知ったという
人たちですから、「多読」や「酒井」で集まってきたのではないのです。講演
はいつものように「多読とは？　その効果は？　どうやってはじめる？」とい
う内容で、はじめるには小山さんのブッククラブへどうぞ！という結論にしま
した。

　午後２時から５時までの集まりが終わると、さっそくブッククラブはいつか
ら始まるのかという問い合わせしきりだったそうです。きょう（２７日）小山
さんから「講演会は大成功でした」というメールをいただきました。ぼくもち
ょっとほっとしました。よかった、よかった・・・

　でも、「ちょっと」ほっとしたというのは、個人のブッククラブ経営はとて
もむずかしいに違いないと思うからです。ご存知のように、多読の最大の弱点
は最初にお金がかかることです。だからこそ、これからはじめようという人に
はあちこちに少しずつ出来てきたブッククラブが大きな救いになるのですが、
そのブッククラブを経営する方はやはり初期投資額が大きいということになり
ます。

　あれこれ考えるだに、多読はボランティアに支えられているのだという思い
を確認することになります。小山さんやSakiyukaさんのブッククラブの将来は
多読の普及とお互いに関わっています。ニワトリとタマゴのように、「ブック
クラブがあれば多読が広がる。多読が広がればブッククラブが成り立ちやすく
なる」関係なのですね。

　そうでした！　小山さんのブッククラブでは小山さんのご家族みなさんの応
援がすごいのです。ほんとに感じ入りました。いわば小山さんのご家族は小山
さんのボランティアを支えるボランティアなのですね。なんとかニワトリとタ
マゴが同時に並行して大きくなっていきますように！
　小山さんやSakiyukaさんの応援に応えるべく、SSSもぼくもがんばります！
楽しいから！！

　なお、アメリカに都合６年半いた小山さんの英語教室はグローバル・リンク
スという名前で、JR宇都宮駅のすぐそばにあります。とてもきれいな居心地の
よい教室です。電話番号は０２８−６３５−３７１９です。
　Sakiyukaさんのブッククラブの電話番号は０９７−５３４−１１３７です。

■全国のブッククラブの案内は、
　[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/class_annai.html]
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【５】SSS ニュース
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■ＳＳＳ講演会・セミナーのお知らせ
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◆ＳＳＳ講演会
4月17日（日）横浜講演会　フォーラムよこはま　ランドマークタワー13階
お申込は予約が必要です。詳細はこちらをご覧ください。
　[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]

◆ＳＳＳ多読セミナー
6月4日（土）杉並区永福　アルク本社地階・イベントホール
お申込は予約が必要です。詳細はこちらをご覧ください。
　[url:http://www.alc.co.jp/event/05/0604e/]
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■『教室で読む英語１００万語』、『１００万語多読入門』発売開始！
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◆中学・高校・児童英語・高専・大学の英語の先生方へ
教育現場からの授業報告に加え、多くの社会人からの報告も掲載されています。
『教室で読む英語１００万語』（酒井邦秀・神田みなみ編著）
大修館書店　ISBN 4-469-24504-6　税込1575円
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469245046/sss-22/ref=nosim]

◆これから多読を始める英語学習者のみなさんへ。
酒井先生によるシャドーイング指導のCDも付いてます。
『１００万語多読入門(CD付）』（古川昭夫・伊藤晶子著・酒井邦秀監修）
コスモピア ISBN 4-902091-25-9 税込1890円
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902091259/sss-22/ref=nosim]

◆読書記録手帳が新しくなりました。
Greaded Readerに加えて児童書シリーズの語数も追加されました。
『めざせ１００万語！読書記録手帳』（ＳＳＳ英語学習法研究会著）
コスモピア ISBN 4-902091-26-7 税込630円
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902091267/sss-22/ref=nosim]

SEG Bookshop、書店にて発売中です。詳しい内容はこちら。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/100mango-kyoshitsu_nyumon.html]
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■SEG Bookshopが新しくなりました！
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個人用セット購入ページにショッピングカート方式が導入され、ますますお買
い物しやすくなりました。新しいセットも加わりました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-library&c=e&id=46]
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■Active Englishで連載中
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Active English （アルク）の５月号(4/9発売）に「１００万語多読」特別連
載、第２回目が掲載されます。４月号はただ今発売中。酒井先生からのメッセ
ージが満載です。
[url:http://www.alc.co.jp/ae/yokoku.html]
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■多読通信の編集員を募集しています
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毎週１回お届けしているこの多読通信は、ボランティアのタドキストが協力し
て編集しています。現在、新しい通信編集員を募集しています。多読が好き、
多読をしている方を応援したいという方、いっしょに多読通信を作りませんか。
詳しくはこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&c=e&id=1195]
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【６】編集後記
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　明日からは新年度。新しい生活が始まり、新しい仲間と出会う人も多いこと
でしょう。既に学生ではなく、仕事もしていない私の場合、ここ数年、新しい
人との出会いはあまり多くはありませんでした。でも、多読を始めて久しぶり
に多くの人と出会うことができました。なかでも同じ頃に多読を始め、掲示板、
オフ会を通じて励ましあい、共に悩みながら歩んできた仲間はまるで学生時代
の同級生のようで、多くの仲間の中でもちょっと特別な感じがします。新しい
職場で学校で、そして掲示板やその他の場所で、皆さんに素晴らしい出会いが
ある春となりますように！（ぷーさん）
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次号の担当は メイさん です。

　　　　　　　　　今 週 も　H a p p y　R e a d i n g !

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　利用して発行しています。
　申込・中止はこちらまで　[url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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　　　　発行：SSS英語学習法研究会（[url:http://www.seg.co.jp/sss/]）
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●マガジン名称　　　　：ＳＳＳ多読通信
●サブジェクト（件名）：SSS多読通信　第75号
●発行部数　　　　　　：3705部