SSS多読通信第443号（2020/04/12）

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　　　　　　　　ＳＳＳ多読通信　第443号　（2020/04/12）
　　　　　　　　～読める本、読みたい本をお気楽に～
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【１】１００万語通過報告　(3/9-4/12)
【２】今号のお薦め本「元気が出る本」　　　 　（リリー・ローズ）
【３】ＳＳＳコラム　「いかがお過ごしですか？」 　　　（まりあ）
【４】ＳＳＳニュース　　　　　　　　　 （ＳＳＳ英語多読研究会）
【５】編集後記　　　　　　　　　　　　　　編集：リリー・ローズ
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【１】１００万語通過報告　(3/8-4/12)
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この期間の100万語通過報告はありませんでした。
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【２】今号のお薦め本「元気が出る本」（リリー・ローズ）
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　新型コロナ感染拡大の中、何となく気持ちがざわめいて
落ち着いて読書する気になれない方もいるかもしれません。
そんな時にちょっとでも元気が出る本をご紹介できたらうれしいです。
以前に紹介したThe DotやSomedayなどでお馴染みの
Peter H Reynoldsさんが家にいる子供たちに自身のFBで
読み聞かせをしています。こちらもぜひあわせてどうぞ。
[url:https://www.facebook.com/PeterHamiltonReynolds/]
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■ A is for activist　　　　　 YL 1.5-2.5　　504語
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　ワシントンD.C.在住のお友達が教えてくれたボードブックです。
ボードブックとは、幼児向けのかじっても大丈夫な厚紙でできた丈夫な本のこと。
幼児向けのABC本なのにその内容といったら！タイトルのA is for activistからも
わかるように、かなり過激というかおよそ幼児にわかるかしらという単語の
オンパレード。Dはdemocracy。Fはfeminist。LはL-G-B-T-Q。NはNO。
XはMalcolm Xだし、ZはZapatista、メキシコのゲリラ組織です！
音読すると頭韻を踏んでいて妙に気持ちが高揚してしまいます。
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/1609805399/sss-22]
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■ A is for Awesome!　　　　　　　　　 YL1.0～2.0　　695語
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　これも上と同じABC本ボードブック。副題23 Iconic Women Who
Changed the Worldがついています。見開きにJunoという少女が登場し、
「私のお気に入りのinspiring sheroesを紹介するわね！」と話します。
sheroesとはfemale heroes = heroinesのこと。イラストもポップで
カラフルでとってもオシャレです。
AはAmelia Earhart, BはBeyoncé, TはTina Turnerなどと続き、知らない
名前はついつい調べてみたくなります。そしてWのWu Zetian武則天の次を
めくると丸々1ページ鏡になっていて、そこには “…and X, Y, and Z are for”…
あとは読んでのお楽しみ！
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/1250215994/sss-22]
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■ Women Who Changed the World　　　　　　　YL3.4～3.6　 10.991語
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　新しく発刊されたPenguin Readersからの1冊。女性の様々な権利を
勝ち取るために戦った人々について、写真や図版も豊富に過不足なく言及し、
俯瞰している読みやすく、わかりやすい本です。教育、政治、科学、スポーツ、
そして最近のセクハラ#MeTooに至るまで説明されています。
各国の婦人参政権獲得年表に日本が載っていないのは少し残念ですが
おススメです！音声はダウンロードできます。
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/0241375282/sss-22]
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■What Is the Story of Hello Kitty?　　 YL2.5～3.5 　 8,500語
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　人気のWho Was (Is) ~? What Was (Is) ~?シリーズになんとKittyちゃんが登場！
知らなかったこと、突っ込みどころ満載で読む手が止まりません。さてクイズです。
1.Hello Kittyの本名は？ 2.家族構成と名前は？ 3.どこに住んでいる？
実はKittyちゃんが住んでいるのは日本ではないのです！
サンリオという会社名の由来は、この本で初めて知りました。
世界3大文明発祥の３つの川（Tigris River, Nile River, The Yellow River）から、
サン（3つ）＋リオ（Rio=スペイン語で川）＝サンリオ！
Hello Kittyがどのように生まれ、一大ビジネスになったかという歴史に加え、
日本の「kawaii」が世界に与えた影響など文化論の要素もあって興味深いです。
サンリオピューロランドは休園中ですが、仮想訪問して久しぶりにKittyちゃんに
会ってはいかがでしょう？　[url:https://www.puroland.jp/webvr/]
[url:https://www.amazon.co.jp/dp/1524788392/sss-22]
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【３】ＳＳＳコラム　「いかがお過ごしですか？」　　　　（まりあ）
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　デカメロン、ベニスに死す、ペスト．．．疫病の大流行を描いた小説はいく
つも読みましたが、まさか自分が実体験をするとは思いもよりませんでした。
医学が発達し、予防接種もあるし、病気は病院に行けば治して貰えるもの、と
いう安心感を持って生きていた世界が崩壊してしまいました。
　発達する航空網、ネットから便利に情報収集できるホテルや観光地、世界の
好きな場所に旅立てる便利な世の中には、こんな代償があったことに気付かさ
れました。また、コストダウンのために賃金の低い国に生産拠点を移してしま
うリスクも、マスクや防護服不足が教えてくれました。
　現在コロナウィルス感染防止のために、海外からの渡航を禁止したり物流を
制限したり、あるいは特定の医療品を輸出禁止にしたり、と各国が躍起になっ
ています。20世紀後半に持て囃されたグローバリゼーションも少し退行するの
かも知れません。一方、世界各地に住む音楽家がオンラインでコラボしたり、
オンライン宅飲みが流行したり、今まで顔を合わせてするのが当然だと思われ
ていたことが実はオンラインでもできることに気付いて、一層物理的な距離を
超越するようになったり、コロナ収束後の世界はかなりドラスティックな変化
が見られることでしょう。そんな新しい時代を見ることを楽しみに、「当分の間
は不要不急で出歩かない」で堪え忍びましょう。
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【４】ＳＳＳニュース　　　　　　　　　（ＳＳＳ英語多読研究会）
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■SEGブッククラブ休止のお知らせ
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コロナ肺炎感染防止のため、SEG新宿ブッククラブの貸出もしばらく休止
します。また、４月～６月の読書相談会・講演会はすべ中止します。
みなさんも元気にお過ごしください。
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【５】編集後記　　　　　　　　　（リリー・ローズ）
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担当を引き継いだ1か月前は「疫病」関連本特集を考えていました。
でもさらに気持ちが沈んでしまったらどうしようとご紹介は控えました。
タイトルだけ挙げておきます。興味があったらご覧ください。
1.The Great Fire of London (Oxford Dominoes Starter)
2.The Great Plague (World History Readers 5)
3.The Medical Revolution (World History Readers 5)
4.Amazing Medical People (Collins English Readers2)
5.Fuzzy Mud (Louis Sachar)
6.Betrayal of Trust (Laurie Garrett)
7.The Coming Plague (Laurie Garrett)

Stay healthy. Stay home.
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　　　　　　　　　　多読通信、次号もお楽しみに！
　　　　　　　　今 週 も　H a p p y　R e a d i n g !
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