SSS多読通信 第296号 (2011/10/13)

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1351. SSS多読通信 第296号 (2011/10/13)

お名前: かのん http://kanon021230.cocolog-nifty.com/
投稿日: 2011/10/13(06:19)

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       SSS多読通信 第296号 (2011/10/13)

       〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

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【1】100万語通過報告 (9/19〜10/9)
【2】今週のお薦め本特集 「社会派な本がお好きなあなたへ」
【3】SSSコラム 東京でどのくらい英語が通じる?    (まりあ)
【4】SSSニュース            (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記
                          編集:かのん
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【1】 100万語通過報告 (9/19〜10/9)
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この期間の100万語通過者は2名でした。おめでとうございます!
……………………………………………………………………………………………
■51歳!100万語達成しました!         高崎さん
……………………………………………………………………………………………
 「本日、100万語達成しました!」そんなうれしいひとことから始まる、
高崎さんの100万語報告です。
 高崎さんの文章からは喜びと楽しさがあふれていて、読ませてもらっている
こちらまでもおもわず笑顔になってしまいます。
 高崎さん、100万語通過、おめでとうございます。ぜひこれからも楽しい
読書を♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=7688]
……………………………………………………………………………………………
■100万語達成。              faure1845さん
……………………………………………………………………………………………
 「なんとかここまで来られました」と100万語通過を報告されたfaure1845
さん。古典の名著はGR各社に収録されていることが多いのですが、話を楽し
むことに加え、同じ話を各社で読み比べてみることが楽しかったのだそうです。
 どうぞこれからも faure1845さん流に。2周めも Happy Reading!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=7695]

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【2】 今号のお薦め本 「社会派な本がお好きなあなたへ」 (かのん)
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 暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい季節になりました。暑いときには重い
テーマの本は敬遠したいし、冬は心がほっこりするような本がいい。
 いまはちょうど読書の秋ですから、ちょっぴりシリアス路線の本を選んでみ
ました。
 語数が多め、読みやすさレベル高めの本が多いので、邦訳タイトルもあわせ
てご紹介します。面白そうな本があったら、洋書・和書、どちらでもお好みの
ほうを探してみてください。
……………………………………………………………………………………………
■ Ways to Live Forever    by Sally Nicholls
                         28,938語 YL4.5
……………………………………………………………………………………………
1. My name is Sam.
2. I am eleven years old.
3. I collect stories and fantastic facts.
4. I have leukemia.
5. By the time you read this, I will probably be dead.
 Sam が書いたこんなメモから物語は始まります。読みはじめるのに勇気がい
りましたが、読み終えたときにはたくさんのものを受けとりました(受けとめ
きれないものもたくさんありましたが)。小学校高学年以上向け。
                     邦訳『永遠に生きるために』
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021528]
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■Three Cups of Tea: Young Readers Edition:
 One Man's Journey to Change the World... One Child at a Time
         by Greg Mortenson, David Oliver Relin, Sarah Thomson
                         40,838語 YL5.5
……………………………………………………………………………………………
 1993年夏、アメリカ人登山家の Greg はヒマラヤにある世界第2の高峰、K2
から下山の途中で道に迷い、登山ルートからはずれた寒村にたどりつく。貧し
い暮らしながらも暖かくもてなしてくれた村長にお礼をと Greg は子どもたち
が勉強しているところを見せてほしいと申し出る。村長の案内で Greg が目に
したのは吹きさらしの山の中腹で地面を帳面がわり、棒きれを鉛筆がわりに、
週に3日しか来ない先生のもとで勉強をする子どもたちの姿だった。そんな子
どもたちのために Greg はこの村に学校をつくることを決意する。
 パキスタン、アフガニスタン、そしてアメリカを行き来し、学校をつくるた
めに奔走する Greg と村人たちの交流をつづります。実話。
 2003年に出版された Three Cups of Tea は全米で400万部を越えるベスト・
セラーになりました。今回ご紹介するのは2009年出版の Young Readers
Edition です。             邦訳『ここに学校をつくろう』
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000020677]
……………………………………………………………………………………………
■ Do Not Pass Go        by Kirkpatrick Hill
                         40,696語 YL7.0
……………………………………………………………………………………………
 Deet の家族は、両親とふたりの妹の5人家族。ごくふつうの高校生活を送っ
ていた。ところが、Deet の父が麻薬の使用で逮捕、投獄。それ以来、Deet の
生活は一変する。
 アラスカの小さな町を舞台に高校生の成長を描いた物語です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021529]
……………………………………………………………………………………………
■ In the Country of Men   by Hisham Matar
                         73,000語 YL7.5
……………………………………………………………………………………………
 1969年、王制だったリビアはカダフィ大佐を中心にしたクーデターにより共
和国になりました。
 これはクーデターから10年後の1979年、リビアの首都トリポリを舞台にした
物語です。厳しい言論統制や秘密警察の監視下にあるトリポリの日常生活が9
歳の少年 Suleiman の視点で描かれます。物語はフィクションですが、筆者の
実体験が色濃く映し出されているようで、読みがいのある一冊です。2006年出
版。                  邦訳『リビアの小さな赤い実』
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021530]
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■ Sarah's Key       by Tatiana De Rosnay
                         82,809語 YL7.5
……………………………………………………………………………………………
 1942年7月16日未明。ナチス・ドイツ占領下のパリで、ユダヤ人の一斉検挙
が始まった。この事件から53年後の1995年に、フランス大統領のシラク氏が
この事件はフランス政府が行ったことであると公式に認めたそうです。
 "Sarah's Key" では、この事件を体験した10歳の少女の視点と、この事件
を取材する女性記者による現代の視点、その2つの視点を絡めながら物語が
展開します。
 2007年にフランスで出版、2010年に映画化され、フランスで大きな反響を
呼んだそうです。今年(2011年)の秋から冬にかけて、『サラの鍵』という
タイトルで日本でも公開が予定されています。   邦訳『サラの鍵』
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021531]
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■ The Boy Who Harnessed the Wind:
   Creating Currents of Electricity and Hope
            by William Kamkwamba, Bryan Mealer
                        88,880語, YL7.5
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 アフリカ大陸の南東部に位置する内陸国マラウィ。世界でも最貧国のひとつ
と言われています。そこで暮らす William は子どもの頃から機械が大好き。
小学生の頃から壊れたラジオを修理して小遣い稼ぎができるほどだった。
 中学生のとき、国中を天候不良による飢饉が襲う。換金作物の葉たばこも主
食となる穀物もとれない年が続き、一家は食べていくのがやっと。学費が払え
ず中学を中退。けれどいつか復学したい。William は近くの図書館へ通い、そ
こで風力発電のしくみを解説した本に出合う。つよい風ならいつも吹いている。
発電ができれば、夜に本を読める。William は廃品を集め、自分で風力発電用
の風車を作り始める。
 電気って自分で作れるんだ。貧しくても知恵と工夫を駆使するバイタリティ
あふれる少年の姿に胸をうたれます。実話です。  
                     邦訳『風をつかまえた少年』
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000021532]
 
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【3】SSSコラム 東京でどのくらい英語が通じる?  (まりあ)
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 日本人のTOEFL点数を国際比較すると、アジアでビリから2番目という惨状だ
そうで、確かに諸外国の大学生と日本人大学生を較べると、かなり見劣りする
ことは否定できません。でもそれと、町中でどのくらい英語が使えるか?とい
うことは別問題です。旧英国植民地圏を除くと、中国のTOEFL点数はかなり高
いのですが、上海のような商業都市ですら英語がまったく通じないことがいく
らもあります。TOEFL点数はずっと低いタイやラオスでは、英語だけで過ごせ
たのですが。東京ではどうなのか?って案外分かりませんよね。わざわざ英語
で話しかけて試したことはないですし、白人のお客さん相手にしどろもどろで
困惑している店員さんはよく見かけるし。
 先日、日本語を話せない中国人とあちこちでお買い物をしました。最初は彼
女の希望を英語で聞いて、お店の人に私が日本語で話すのですが、そのうちに
彼女に直接英語で説明し始める店員さんもかなりいて、「おおっ、日本人も結
構英語できるじゃん!」って思いました。英語しか話さないけど白人じゃない、
通じなかったら連れのおばさんがなんとかしてくれそうだ、ということで白人
の外国人に英語で話しかけられるよりも気持ちの余裕があるからかなぁ..
「うわっ、外人だ、どうしよう?」ってドギマギしなければ、結構英語を話せ
る日本人は多いんじゃないかなぁ、ってちょっと見直しました。
 
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【4】 SSSニュース        (SSS英語多読研究会)
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■多読関連図書、新聞、雑誌情報の紹介
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●『AERA English 12月号 洋書読書特集』 (朝日新聞出版) 10/22発売
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10/22発売予定の、AERA English 12月号は、洋書読書特集です。 p12-p23 に、
読者の多読体験記、多読Q&A、TOEICの点数によらないレベル判定テスト、おすす
めGRガイドが収録されています。
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/B005T5W36A/sss-22/]
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●『毎日Weekly 12月号第1週号 多読教室訪問記』(毎日新聞) 10/29発売
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10/29発売予定の週刊英字誌『Mainichi Weekly』で、都内の多読教室の訪問記
が掲載される予定です。編集長の多読授業見学の感想、実際に多読をしている
高校2年生3名のコメント、おすすめGRなどの記事が掲載予定です。
お買い求め・予約は、お近くの毎日新聞販売店にて
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●朝日小学生新聞『The Toytown Fire Engine』 (Cengage Learning PM+)
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朝日小学生新聞では、毎月1回第4木曜日に、C'mon Tadokids コーナーで、
やさしい絵本を紹介しています。絵本の内容と音声は、朝日小学生新聞の
Web pageでもアクセスすることができます。
[url:http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm]
今月は、PM Library Plus (Cengage Learning)より、
絵本、『The Toytown Fire Engine』を紹介しています。
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■多読講演会、セミナーのお知らせ
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10/29 新宿 ごく易しい本からの多読と、多聴のヒント 繁村一義

内容や申込み方法の詳細は、
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
をご参照ください。

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【 5 】 編集後記                  (かのん)
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 10月22日はオリオン座流星群が極大になります。ことしは月あかりの影響も
少なく明るい流星が見られそう、とのこと。秋は大気が安定し透明度もあがる
ので、流星観測に限らず、星空を眺めるには絶好のシーズンです。
 とはいえ、町なかでは地上できらめく人工の星たちにかき消され、天の星た
ちに出合うのがむずかしいのが現状です。ここ数年、首都圏を中心にプラネタ
リウムの開館・リニューアルオープンが続いています。最近のプラネタリウム
は技術がすすみ、肉眼では見えない暗い星々までも映し出すことができるのだ
そうです。肉眼で見えない星々を楽しめるようにと双眼鏡を貸し出すプラネタ
リウムもあるのだとか。
 読書の秋、スポーツの秋、天体観測の秋、楽しみはいろいろありますが、
やっぱりいちばんは、食欲の秋、でしょうか(笑)。
 みなさまもいい秋を堪能されますように。
 
……………………………………………………………………………………………

    多読通信、次号もお楽しみに! 【第2、第4木曜日発行】

       〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

       今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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多読通信に関するみなさまのご意見・感想などをお待ちしております。
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[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
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場合があります。ご了承ください。
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多読通信の過去記事
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/]
利用して発行しています。
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発行:SSS英語多読研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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1352. SSS多読通信 第296号 (2011/10/13) 発行データ(発行部数8096部)

お名前: かのん http://kanon021230.cocolog-nifty.com/
投稿日: 2011/10/13(06:31)

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●マガジンタイトル
SSS多読通信
●件名
2011/10/13
SSS多読通信 第296号 (2011/10/13)
●発行部数
8,096部


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