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923. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本
お名前: 久子
投稿日: 2007/4/15(15:26)
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パピイさん こんにちは! 久子です。
〉題して
〉「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
〉 サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。
パチパチパチ.... 待ってました (^^)
ロマンスで100万語 おめでとうございます!
それにしても すごいスピードですね。それだけ面白かったってことですよね。
〉次に「最初にロマンス本って何?」と思われた方のために(私も最初はそうでした)
〉久子さんの説明では、
〉「恋愛模様がストーリーの軸になっていて、最後は二人が結ばれてHappily ever after で終わる本」
〉「大人な女性向けのファンタジー」
〉とのこと。
「大人な女性向けのファンタジー」 これは、言い出したのは私じゃなくて
どなただったかな? 多読で初めてロマンスを読まれた方のコメントでした。
決まりごとの中で、どれだけ読者を楽しめさせるか という種類の本です。
〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
〉和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
〉どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。
3点とも 納得です。
私も同じようなところに、面白さを感じています。
男女間の恋愛もの という どの時代、どこの国 でも普遍的なものがテーマに
なっていますので、少々分からなくても 話の流れで なんとなく理解できます。
特有の用語、ビッグワードを除けば 英文自体は さほど難しくない。
あとは、その時代の社会常識をある程度知っていれば Happily ever after の
お約束のもと 気軽に読めます。
貴族社会特有なのかな? さまざまな、婉曲な表現 も 他ではあまり見かけず
楽しめますね。でも、いったい どこで使うの? という表現ばかりです。
〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
〉昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。
〉女性が自立すること自体が困難だった時代で、文才で何とか自立しようとするヒロインと、彼女が最も嫌う急成長の
〉出版社社長がヒーローで、物語もよく出来ていますので、「これが楽しめれば、あなたもロマンス本読者になれます」と
〉言ってもいいのではないでしょうか。少なくとも私は、そのひとりです。
タドキスト大会の夜の部では、かなり話題になっていましたよね。
翌日だったかな、この本 Amazon.co.jp ランキング: 洋書で100位台!
いったい何人のタドキストが購入したのか と 驚いちゃいましたよ。
みなさん読まれたのかしら?
〉◇ The Naked Marquis / Sally MacKenzie 語数:84,000語 ISBN:0821778323
〉姪二人も、二人が一緒になってくれればと、いろいろ作戦を立て、実行するところも微笑ましいですし、
〉サイドストーリーとして、幽霊騒動などもあって、面白く読めました。
投げたのは、置物でしたか (^_^;)
書評に花瓶って書いてますね.... 大筋とは関係ないのでいい加減に読んでました。
姪二人も微笑ましくて良かったのですが、ヒーローの叔母 Lady Beatrice の型破りな
キャラクターが面白かったです。
次回作の The Naked Earl は、これまた ありえない 出だしに期待して読んだのですが
うーん 話の方向性が好みでなかったです...。男性の方が、ヒーローの悩みに共感
できるかもしれません。
〉◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810
漫才みたいな会話が楽しかったです。
しっかり者の妹に、ちょっと のんびりしたお姉さん の会話もなかなかです。
〉◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290
〉◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330
〉◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081
〉◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536
壁の花シリーズ全部読まれたのですね。
濃いお話が多くて人気があります。
私も3作目が面白かったです。Klaypas は、悪い男(本当のワルではない)が、女性を
愛したことで 真面目になる というお話が得意なのかな と思います。
このシリーズは、続編もでるようでして ジプシーの彼のお話も構想にあるとのこと
ちょっと楽しみです。
〉◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353
〉空腹、食べ物の話が続き、もうロマンスというより、コメディというほうがぴったりの本ですから、
〉ロマンスはちょっとねの方や、ロマンス本初めての方にもお薦めです。
熱々のロマンスを期待すると 大きく外す ことになりますね。
特に Klaypas の後に読むと ギャップ が大きいかな と思います。
〉◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
〉今思いついたのですが、5年前に妻を亡くしたお奉行様と、奉行所に奉公に来た女とのロマンスに例えると
〉わかりやすいかも知れませんね(爆)
うまい!
脳裏に 遠山の金さん と 日本髪で 黒い襟の地味な縞の着物に前掛けした女性が
浮かんじゃいましたが.... (爆
〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073
〉この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
〉Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
〉「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」
20万語を超える本もありますので、9万語ちょい は Short なのかもしれないです。
ハーレクインは、6万語くらいかな?
20万語程度だと A Rose in Winter とか Whitney, My Love など読みました。
どちらも体力勝負です。 (笑 A Rose in Winter の方が好みでした。
〉■雑談
〉◇ なんとかならないの?・・・表紙
〉ロマンス本のよいところを中心に書いてきましたが、もちろんなんとかならないの?というところもあります。
〉まず表紙!
〉例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
〉表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
〉積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。
〉誰の趣味なのでしょうね。
〉出版社側?購入者側?あるいは売る側の単なる思い込み?
どこかで読んだのですが、最大の読者層は米国中西部の40歳代の女性 なんだそうです。
彼女たちの 好みを考えているのかな?
ジャケ買いするタイプの本なので、インパクト勝負に走っている?
たまに、超ハンサムなヒーローが、えぇ っというほと不細工に描かれてたり
本当にいったい 誰の思惑で決めているのでしょうね。
おばさんも Amazon があって良かった と シミジミ 思いってます。
あの表紙では、ちょっと買うのをためらってしまいます。
〉他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
〉もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。
この作家の本、ギラギラ系のほかにパール調がありました。 (爆
Slightly シリーズは、5冊買って全部 ギラギラ系でした。
お勧めしておいてなんですが、 A Summer to Remember を読むと スピン オフ の泥沼に
嵌る危険が... すでに、嵌っていて 6冊読んで、まだ未読本有りなのは 私です。
〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。
〉ただ10冊も読んでいると、もう当然、それが普通のように感じるようになってきていますが(爆)
こちらが 海外ロマンスファンの間で人気の表紙モデルさんなんだそうです。
文字で書かれたものを、実体化するとこうなるのか?
[url:http://images.google.com/images?&hl=ja&num=10&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%
A2&lr=lang_ja&as_ft=i&as_qdr=all&as_dt=i&as_rights=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&um=1&sa=N&tab=wi&q=fabio%20romance]
こんな記事もありました。
ロマンス小説のハーレクイン、表紙モデルをオーディション
[url:http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703270029.html]
北米のロマンスファンの間では大柄でマッチョじゃなきゃ男じゃないのかもしれないです。(^_^;)
〉◇ 英語で読むということ
〉通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
〉なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。
〉あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
〉日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。
そうですよね〜。
日本語だと キザな男か、ホストみたいな感じになりそうです。
言われたほうも 嬉しいより あなた頭大丈夫? って返したくなるかも。
〉最後に、私は投稿原稿書きが遅いので、読みながらちまちま書き溜めた物をつなぎ合わせるやり方をしているの
〉ですが、一冊の内容がそれぞれ長くなってしまったため、こんな長文になってしまい、申し訳ありません。
〉全部読んだ方、お疲れ様でした。
ばっちり 全部読ませていただきました。
執筆 お疲れ様です。 第二弾も期待していますよぉ。
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928. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本
お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/16(20:46)
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久子さん、こんにちは。
〉パチパチパチ.... 待ってました (^^)
先月の池袋絵本の会で、この話をしてからちょうど5週間目で投稿できました。
〉それにしても すごいスピードですね。それだけ面白かったってことですよね。
そうですね。週一冊ペースで読んできましたから。
〉〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉男女間の恋愛もの という どの時代、どこの国 でも普遍的なものがテーマに
〉なっていますので、少々分からなくても 話の流れで なんとなく理解できます。
男女間の恋愛ものって、「普遍的テーマ」ですよね。
話はちょっとずれますが、PGR6で名作と誉れ高い「Madame Bovary」と、「Anna Karenina」を
期待して読んでみたら、不倫物でビックリ!まあ、「源氏物語」も同じですが…。
今回読んだロマンス本はその点、健全でしたねー(笑)
〉〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉次回作の The Naked Earl は、これまた ありえない 出だしに期待して読んだのですが
〉うーん 話の方向性が好みでなかったです...。男性の方が、ヒーローの悩みに共感
〉できるかもしれません。
次々回候補(笑)として、チェックしておきます。
こんなことをしていると、あっという間に、500万語分くらいの予定が立ったちゃいそうですね(笑)
〉壁の花シリーズ全部読まれたのですね。
〉濃いお話が多くて人気があります。
〉私も3作目が面白かったです。Klaypas は、悪い男(本当のワルではない)が、女性を
〉愛したことで 真面目になる というお話が得意なのかな と思います。
〉このシリーズは、続編もでるようでして ジプシーの彼のお話も構想にあるとのこと
〉ちょっと楽しみです。
そういう情報もあるのですね。
シリーズ物って、はまると設定が良くわかっていて、著者の文体にもなれてくるので
とても読みやすくなりますね。
〉〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073
〉〉この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
〉〉Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
〉〉「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」
〉20万語を超える本もありますので、9万語ちょい は Short なのかもしれないです。
〉ハーレクインは、6万語くらいかな?
〉20万語程度だと A Rose in Winter とか Whitney, My Love など読みました。
〉どちらも体力勝負です。 (笑 A Rose in Winter の方が好みでした。
A Rose in Winterは、Kathleen E. Woodiwissで、576ページ。
Whitney, My Loveは、Judith McNaughtのデビュー作で、736ページ。
うーん、長そうですね。
わたしにとって、10万語前後というのは長さ的にも、厚さ的にも手ごろですが、体力勝負と言う前に
20万語 中だるみもせずに、ロマンスを成立させられるってところがすごいですね。
〉〉■雑談
〉〉◇ なんとかならないの?・・・表紙
〉どこかで読んだのですが、最大の読者層は米国中西部の40歳代の女性 なんだそうです。
〉彼女たちの 好みを考えているのかな?
〉ジャケ買いするタイプの本なので、インパクト勝負に走っている?
〉たまに、超ハンサムなヒーローが、えぇ っというほと不細工に描かれてたり
〉本当にいったい 誰の思惑で決めているのでしょうね。
やはりそうなのですか。
〉Slightly シリーズは、5冊買って全部 ギラギラ系でした。
〉お勧めしておいてなんですが、 A Summer to Remember を読むと スピン オフ の泥沼に
〉嵌る危険が... すでに、嵌っていて 6冊読んで、まだ未読本有りなのは 私です。
Slightly シリーズは、A Summer to Rememberを200万語通過本にして、
300万語までの候補にしようかと考えているところです。
ところで、Slightly シリーズは全部で6冊ですよね?
〉〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉こちらが 海外ロマンスファンの間で人気の表紙モデルさんなんだそうです。
〉文字で書かれたものを、実体化するとこうなるのか?
〉[url:http://images.google.com/images?&hl=ja&num=10&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%
〉こんな記事もありました。
〉ロマンス小説のハーレクイン、表紙モデルをオーディション
〉[url:http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703270029.html]
〉北米のロマンスファンの間では大柄でマッチョじゃなきゃ男じゃないのかもしれないです。(^_^;)
リンクを見てビックリ!!!
やはりお客さんの期待に答えているのですね。
〉〉◇ 英語で読むということ
〉そうですよね〜。
〉日本語だと キザな男か、ホストみたいな感じになりそうです。
〉言われたほうも 嬉しいより あなた頭大丈夫? って返したくなるかも。
女性の方でも、そう感じるのですね。
〉ばっちり 全部読ませていただきました。
〉執筆 お疲れ様です。 第二弾も期待していますよぉ。
次回の100万語は、Amanda Quick、Julia Quinn、Mary Baloghの予定です。
では〜。
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パピイさん こんばんは 久子です。
〉男女間の恋愛ものって、「普遍的テーマ」ですよね。
〉話はちょっとずれますが、PGR6で名作と誉れ高い「Madame Bovary」と、「Anna Karenina」を
〉期待して読んでみたら、不倫物でビックリ!まあ、「源氏物語」も同じですが…。
〉今回読んだロマンス本はその点、健全でしたねー(笑)
ロマンス本に、不倫はご法度のようです。
Secret Pearl は、微妙ですが なにやら賞を受賞しているので
このくらいなら大丈夫なのでしょう。
あまり健全ではない現実的な話。
Laura Lee Guhrke の The Marriage Bed は、不倫ものではないけど
we want romance, not reality って評価があり今ひとつです。
〉Slightly シリーズは、A Summer to Rememberを200万語通過本にして、
〉300万語までの候補にしようかと考えているところです。
〉ところで、Slightly シリーズは全部で6冊ですよね?
はい、6冊シリーズです。5冊だけ買いました。
Simply シリーズも関連作で、全4作の予定ですが、PBになっているのは2冊
あと、One Night For Love は、A Summer to Remember のヒロインを
捨てた婚約者がヒーロー です。
〉次回の100万語は、Amanda Quick、Julia Quinn、Mary Baloghの予定です。
それは 楽しみです。
それでは Happy Reading!