おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

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[バレ] 920. おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/14(20:31)

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みなさま、こんにちは。
この掲示板への投稿初心者のパピイです。

昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。

題して
「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。

■ まえがき
最初に 「ネタバレマーク」の意味
後半に読んだ本を紹介していますが、どう面白かったかを、少し踏み込んで書いています。
核心には触れていませんが、少しのネタバレも嫌な方は、(今まで紹介されたことのある本ばかりですから)
そこは読まないほうが良いでしょう。
ただ、読んだとしてもネタバレとしては不十分なので、逆に読みたくなる場合があるかもしれませんね(笑)

次に「最初にロマンス本って何?」と思われた方のために(私も最初はそうでした)

久子さんの説明では、
〉「恋愛模様がストーリーの軸になっていて、最後は二人が結ばれてHappily ever after で終わる本」
〉「大人な女性向けのファンタジー」
とのこと。

ある本によると、
「ありえない設定で、ありすぎる起承転結、そしてお決まりのハッピーエンド」だそうです。
テレビドラマの「水戸黄門」や、「遠山の金さん」みたいですね。

また、ヒストリカルの場合ですと、時代背景が現在とかなり違いますので、登場人物に感情移入しにくく、
たんなる娯楽のために手軽に安心して読める本という意見もあるようです。

■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。

第1に、読みやすく、どんどん読めている気になる
今回読んだ本は、プロローグあるいは第一章を終わる頃には物語に引き込まれました。それと言うのも、
えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

またヒストリカルということからでしょうが、普段見かけぬビッグワードがたくさん出てきます。
が、そこはそれ、人間、男と女の話ですから、大人のあなたなら、場面の流れからだいたい何を考えているか、
どう感じているか、どう行動しているは容易に想像できるでしょうし、そう外れてはいないでしょう。

ですから、知らない単語がいくつもあっても、流れに乗れれば、どんどん読み進め、「飛ばしている」感じがあまりなく、
きちんと読んでいるような気になってきます。(どなたかの報告にも同じ感想がありましたよね)その結果、
ディテールまで結構わかり、それがとってもうれしいし、楽しく読めています。

そうそう、大事なことを忘れていました。
私は、GRの古典で、ジェーン・オースティン他を相当読んでおり、ヒストリカルの用語でもGRレベルなら
ほとんどわかります。また、久子さんの「ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ」投稿を読んで、事前に専門用語を
知っていたことが役に立ったことも付け加えておきます。

第2に、読んでいて安心
言い換えると、読んでいて気疲れしないということです。
これは児童書などで、結構深刻な内容のものを読むのこととの比較ですが。

今回読んだのが、リージェンシーだからでしょうが、戦闘などで人が死ぬ場面はあんまり出てきませんし、
最期はどうせハッピーエンドとわかっていますので、気楽に読めます。サスペンスや、ミステリーほど、ドキドキ感は
ありません。先に書いたように感情移入しにくいという理由もあるのでしょうね。

第3に、英語が面白い
これはどういうことかというと、他では見ない表現(言い回し)、単語に出会えて面白いと言うことです。

もう少し具体的に言うと、登場人物の発言が、貴族社会ですから婉曲な表現が良く使われ、また恋愛物ですから
会話で成立っています。その内容も賛辞、お世辞から、皮肉、軽蔑まで多種多彩ですごく面白いです。
これは一方、多読でアウトプットの効果を期待する人には不向きでしょうね。

もちろん、なんでも良い面と、悪い面があります。
それについては後で、雑談として挙げていますので、そこを読んでくださいね。

■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。

内容は、みなさんがあちこちで触れられていますので省略しますが、プロローグから「えっー!」な作品です。
先に述べた「ありえない設定・・・」に、まさにぴったりです(笑)

女性が自立すること自体が困難だった時代で、文才で何とか自立しようとするヒロインと、彼女が最も嫌う急成長の
出版社社長がヒーローで、物語もよく出来ていますので、「これが楽しめれば、あなたもロマンス本読者になれます」と
言ってもいいのではないでしょうか。少なくとも私は、そのひとりです。

◇ The Naked Marquis / Sally MacKenzie 語数:84,000語 ISBN:0821778323
次男坊として軍隊生活を送っていたCharlesは、兄夫婦がイタリア旅行中に事故でなくなったため、
予想もしていなかったthe Marquis of Knightsdaleになってしまい、気の重い貴族としての義務を果たし、
兄が残した姪二人面倒をみなくてはならなくなってしまいます。
兄の家に着いた時、幼馴染のEmmaが、偶然臨時のGovernessとして、二人の女の子の面倒をみていました。
Charlesは、彼女と結婚すれば、全ての問題が一挙に片付くと考えて、プロポーズしますが、
彼女の答えは、陶器の犬の置物を投げつけることでした。   以上が、第1章(/全17章)です。

さあどうやってCharlesはEmmaを説得していくのでしょう?

姪二人も、二人が一緒になってくれればと、いろいろ作戦を立て、実行するところも微笑ましいですし、
サイドストーリーとして、幽霊騒動などもあって、面白く読めました。

◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810
1815年の英国Surreyに住む、Elizabeth Hotchkissは、baronetの父が財産をほとんど残さず亡くなってから
5年、3人の妹弟をなんとか育ててきたけど、弟をイートン校に入れるのには、とてもお金がたりません。
そのためには、すぐにでも裕福な男と結婚するほかありません。ある日、companionをしている貴婦人の家で、
「How to Marry a Marquis」という本を見つけ、妹にも勧められ、その本に書いてある事を実践することになります。

一方James Sidwell、the Marquis of Riverdaleは、叔母であるその貴婦人が、何者かに脅迫にされたと聞かされ、
身分を隠して叔母を訪ね犯人さがしを始めます。そして、最初に疑ったのはElizabeth。でもすぐに疑いが晴れます。

ある日Elizabethが「How to Marry a Marquis」を持っていることを知った彼は、ある申し出をします…。
さて、この先二人はどのように結ばれるのでしょうか?

物語の他に面白いと思ったことがありまた。それは、まず 表紙をめくると、著者から読者への挨拶と、
この本のタイトルに関する説明があり、最後の行に、Happy reading!  と書かれていたことです。

◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290
1843年ロンドン、もうすぐ25歳のAnnabelleは、父の死後窮乏していた家族を救うため、なんとかお金持ちと結婚
したい、上流社会で生きていくためにもできたら貴族と、と夢見ていますが、持参金の無い彼女はいつも壁の花。
一方Simonは平民の生まれですが、今は青年実業家でお金持ち、2年前からAnnabelleに密かに恋をしているが
上流階級の彼女に思いを伝えられません。この二人がある社交パーティーで再開するところから物語が始まります。

このパーティーで知り合った3人の壁の花たちと、消去法で選んだターゲットにプロポーズをさせようと、あれこれ
計画を立て実行していきますが、Simonに引かれ、彼ももあの手この手とAnnabelleの邪魔をしようとするのが
とても面白いです。その間の会話も笑えるし、楽しく読めます。

3分の2過ぎで、結婚してしまいます。なんで、こんなに早く?と思いましたが、機関車製造工場である事件が起き、
二人が愛を確かめあい、終わり方もさわやかです。

主人公たち以外の、3人の女性も生き生きと描写されており、次回作以降への期待も高まります。
そうそう、結婚初夜のむふふ描写は、このシリーズの中では一番すごいです。

最初、久子さんのお薦めに従って翻訳で読んでいましたが、とても面白いので、英語で読み直しました。
どうでもいいことですが、翻訳本の表紙には、「Secret of a Summer Night」と書かれており、「なんでSecretに
冠詞もなければ、複数でもないの?」と、こんなところに違和感を覚えるようになったのも、多読のせいなのでしょう。

◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330
米国の実業家の姉妹で姉の方Lillianと、英国貴族の中でも名門の伯爵Marcus Westcliffの物語です。

最初は、米国育ちでしきたりなんか気にしないで、自分の考えを素直に述べる彼女を無作法と感じるMarcusと、
厳格な父に伯爵家の跡取りとして、厳しく育てられ、それを傲慢で、堅苦しいと感じるLillianです。そのため、
二人だけでの会話は、丁丁発止と、まるで決闘のように緊張感が漂います。でもそのうちに、お互い惹かれあい、
愛を自覚していく過程と葛藤が、とても良く書けており面白いので、ここはぜひじっくり読みましょう。

英国社交界での常識が欠けているとして、有る貴婦人が、Lillian姉妹の教育をする話があります。
椅子に座るとき背筋を背もたれにつけてはいけないから始まり、会釈の仕方、お礼を言ってはいけない、
スプーンを使ってはいけない食べ物とか、Lillianでなくても呆れる作法がえんえんと述べられています。
この時、貴婦人への呼びかけ方が、地位によって異なることが述べられており、それが後で・・・。

第1作も十分面白かったのですが、主人公たちの性格がはっきりしているだけに、この本はもっと面白かったです。
またエピローグの最後は、第3作の頭出しとなっており、おおっと言う展開で、読者に期待を持たせます。

またこの本の中で、米国人に嫁いだMarcusの妹二人の過去が明かされます。
それはネタバレというより「今は幸せだが、過去は大変だったのよ」という程のことで、
その過去は次に紹介する「Again the Magic」として、一冊の物語となっています。

◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081
壁の花シリーズ全編に登場する、ウェストクリフ伯爵の妹二人の恋物語が同時に進行していきます。

1934年英国の名門Marsden家の長女Alineは、幼い時、馬屋で働く少年McKennaと恋に落ちますが、
ある日二人の関係が厳格な父親に知られ、少年は遠くに追放されます。また戻ってくると言う彼を守るために、
冷たく突き放して追い出した彼女は、その後悲運に見舞われてしまいます。

それから12年後、米国で実業家として成功した彼は、共同経営者たちと邸に招待され、二人は再開します。
彼女への復讐のために舞い戻ったMcKennaと、今でも彼を愛するAline。さて、この先・・・。

一方有る事件で、社交界から身を引いていた次女Oliviaは、McKennaと一緒に来たGideonに惹かれ、
閉ざしていた心を開き始めます。また妹思いのWestcliffは、二人のためを思っていろいろ介入してきます。

5人で繰り広げる物語は、内容盛りだくさんでとても面白いです。
またWestcliff一家のことがいろいろ出てきますので、これから読む人は、壁の花シリーズの第2作を読む前に
この本を読んでおくとよいでしょう。

◇ Devil in Winter / Lisa Kleypas 語数:92,997語 ISBN:006056251X
母親は両家の出身だが、父親は賭博場経営で財をなしているためWallflowerになっているEvangeline(Evie)と、
侯爵家の後継ぎながらも父親がつくった借金のためにお金に困っているSebastian, Lord St. Vincentの物語。

第2作の最後は、第3作の序章となっています。
あまりにもシャイで、4人の中でももっとも目立たないEvieと、あんなことをしでかした悪党Sebastianで、
ヒロインとヒーローがはれるのか?ほんとにロマンスが成立つのか?と私を含めて多くの読者は感じるでしょうね。

この本のもっとも面白いところは、この疑問が解けるところにあります。
ですから、これ以上の紹介はいたしません(笑)し、順に読み進むことをお薦めします。

これだけではなんですので、このシリーズの中のベストを挙げるなら、
ヒロインで選ぶなら本作Evangeline。
ヒーローで選ぶなら、第2作Westcliffかなというのが、私の好みですが、
たぶん多くの女性読者は、本作のSebastianを選ぶのでしょうね。
ということで、ベストは第3作、次点で第2作というのが私のお薦めです。
もちろん、第1作から順に読み進めていくという条件付ですが。

◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536
Lillianの妹Daisyと、彼女の父が、自分の会社の後継者として選んだ夫候補Matthewの物語。

社交界で3シーズンも過ごしたけれど夫を捕まえられないDaisyは、業をにやした父親に、5月末までに自分で
夫を見つけられなければ、Matthewと結婚するよう言い渡されます。Daisyは、Matthewを以前から知っており
やせっぽちで、口数すくなく冷静な彼を好ましく思っていませんでした。数年ぶりに再開したMatthewは肉体的にも
魅力的な男性に変わっており、Daisyは動揺します。

なんだ第1作と同じような設定か!第3作に登場したジプシーの彼が、今度のヒーローだったら良かったのに!
なんて思っていましたが、MatthewはSimonほどの押しの強さはなく、Daisyのことを好きで好きでたまらないが、
自分には手の届かない相手と信じ込んでいるため、なかなか先に進まず、キスするまでなんと百数十頁もかかる始末。
第1作のSimonの場合は、数頁だったのに(笑)

逆にDaisyは、Matthewの内面を知ることにより、次第に彼に惹かれていきます。そして、Matthewの自分への
気持ちを確かめるために、いろいろ誘惑する作戦を実行していきます。いままで結構子ども扱いで描写されていた
彼女が大胆にも・・・。

そうそう、本作では妹思いのLillianが、かなりでしゃばってきますが、最後のほうで、得意技(笑)も冴えますし、
啖呵を切るシーンは圧巻です。またそれに呼応するWestcliffもよかったです。
最終話とあってか、他の3人のWallflowerたちもいろいろ活躍し、エピローグでの乾杯のシーンも印象に残ります。

◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353
血まみれの男が床に倒れており、銃を手に持ち呆然としているCaroline。
「えっ〜!これはロマンス本だったはずだよねー!!」というシーンから物語は始まります。

両親を亡くして後見人の間を転々としてきたCarolineは、あと数週間で21歳の誕生日を迎え、自分の相続財産が
自由に使えるようになります。それを知っている現在の後見人は、息子に彼女を襲わせて無理やり結婚に持ち込み
財産を頂こうと計画しますが、彼女はなんとか逃げ延びます。一方War Officeで働くBlakeは、たまためその周辺を
見張っており、夜中に家を抜け出す彼女を見て、女スパイと勘違いして自宅に拉致監禁して、尋問を始めます。

誤解が解けた後も、彼女は後見人から身を隠すためにBlakeの家に居座ろうとしますが、彼と彼の友人James
(How to Marry a Marquisのヒーロー)が、その後見人を犯罪者として逮捕することに協力することになり、
ひょんなことからまた逃げ出した家に戻ることに・・・。

勘違いの逮捕に端を発して同じ屋根の下に一緒に住むことになったCarolineと、Blake。当然そのことを隠し通す
必要があるのに、執事や召使、他の登場人物が絡んできて、ドタバタ喜劇の様相を呈します。

空腹、食べ物の話が続き、もうロマンスというより、コメディというほうがぴったりの本ですから、
ロマンスはちょっとねの方や、ロマンス本初めての方にもお薦めです。

◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
掲示板によく登場している作品ですので、改めての紹介は不要かと思いますが、
冒頭  It’s been a long time since he bedded with women.と始まり、つかさず魅力的な女性が登場します。

さすがKleypas、読者の「つかみ」はうまいですね。そして、二人がそれぞれ過去に縛られながらも、惹かれあって
いく物語にぐいぐい引き込まれ、後半のあっと驚く展開でさらに加速して楽しく読めます。

ただ舞台がBow Street Forceと呼ばれる警察の前身みたいなところですので、そのあたりの設定が
よく理解ができるかどうかで、物語にのれるタイミングが変わってくるでしょうね。

今思いついたのですが、5年前に妻を亡くしたお奉行様と、奉行所に奉公に来た女とのロマンスに例えると
わかりやすいかも知れませんね(爆)

◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073
主人公24歳が、高級娼館に童貞を捨てに来るところから物語が始まります。
「なんだ、Suddenly youと同じ設定?!」
そこで彼が、お相手に選んだ女性は若くも美人でもない、なんと38歳の中年女性!
「えーっ!このカップルでロマンスになっちゃうの??」

そしてことを終えた後、彼のことを気に入った彼女は、自分が会得した古今東西の性に関する
すべての知識と技術を伝授しようと提案します。そして3年の修行ののち・・・。
「うーん!なんか書いていて、ちょっと違うような気が・・・。
とてもロマンス本の紹介とは、思えませんよね(苦笑)」

でも、プロローグと第一章の一行目までを要約すると、ほんとにこうなのです。
でも先が気になって、気になってどんどん読み進み、気がついた頃にはKleypasワールドに
どっぷり浸っている自分に気がつくことでしょう(笑)

さて、当のロマンスの方はというと、その彼と、許婚から逃げ出したヒロインで、しっかり盛り上がります。
もちろんテクニシャンの彼ですから、むふふ描写はすごいです!
どうすごいかと言うと、時には20頁続くこともあります(笑)

この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」

だんだん紹介が雑になってきていますが、この本をロマンス本100万語通過本に選んだのは、
本当に正解でしたということで、紹介を終わります。

■雑談
◇ なんとかならないの?・・・表紙
ロマンス本のよいところを中心に書いてきましたが、もちろんなんとかならないの?というところもあります。

まず表紙!
例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。

誰の趣味なのでしょうね。
出版社側?購入者側?あるいは売る側の単なる思い込み?

そうそう、もしロマンス本が書店で購入するしか方法が無かったのなら、オジサンにはとても
レジに持っていけない本もたくさんあります(笑)
ほんとにAmazonがあってよかったと思っています。そしてブックカバーは必須アイテムになっています。
一昨年のタドキスト大会で、景品に提供していただいた方に感謝しています!

他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。

◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
今回読んだ11冊しか知りませんが、
ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

ただ10冊も読んでいると、もう当然、それが普通のように感じるようになってきていますが(爆)

◇ 英語で読むということ
通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。

あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。

■ あとがき
昨年のタドキスト大会の準備で連絡に使ったMLに
『PB掲示板の久子さんとRaquelさんの投稿を読んでそのパワーに圧倒されています。
流されやすい性格のパピイは、女王様たちに呑み込まれて、来年の今頃、「世界史クラブ 男性だってロマンス本」
などを投稿しているのかもね(笑)』などと、冗談のつもりで書いていましたが、半年も経たないうちに、この投稿を
することになろうとは、それも100万語も読んで!!

私はあまりPBを読まないほうなので、いままで読んだPBは全部でたった11冊でしたが、
ロマンス本だけでさらに11冊読んだことになります。
そして掲示板を参考に、さらに100万語分買い揃えてあり、
その次の100万語分の購入本を絞り込み中です(爆)

ロマンスの大海はおそろしく広そうなので、ちょっと怖いというのが現在の偽らざる心情ですが、
一方でラクチンなロマンス本読みに耽っていていいのか?夏にはハリポタの最終巻が発行されるのに!
という心の声もあり、それに備えてYLが高めの児童書をしばらく読もうかとも考えています。

ということで次回は、ロマンス本200万語通過報告か、YL高めの児童書紹介でお会いしましょう。
そうそう、もうすぐYou Wouldn’t Want to シリーズの新作4冊も発売されそうですね。

以上、本紹介で語数稼ぎのパピイ@パパの変化形  でした。

最後に、私は投稿原稿書きが遅いので、読みながらちまちま書き溜めた物をつなぎ合わせるやり方をしているの
ですが、一冊の内容がそれぞれ長くなってしまったため、こんな長文になってしまい、申し訳ありません。
全部読んだ方、お疲れ様でした。


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[脱帽] 921. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: 酒井@tadoku.org http://tadoku.org
投稿日: 2007/4/14(22:59)

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パピイさん、脱帽です!
さかい@根性なし、です。

すごいなあ、Raquelさんといい、久子さんといい、杏樹さんといい、
パピイさんといい、ロマンス系の人々はなんでこんなに熱いんだろう?
(ほかにもロマンス・ファンの方いたら、ごめんなさい!)

以下、ざっとは読みましたが、くわしくは読んでいません!

でもね、いつかこども式サイトの方で、みなさんに
貢献していただきたいと考えております。
早くお願いに上がりたいんですが、なにしろたくさんの
プロジェクトがあって、いまはそういうプロジェクトを
どう軌道に乗せていくか、それを考えている段階なので・・・

でも、もし軌道に乗せ方も相談に乗ってくださるなら、
こども式のメール・フォームで、お申し出下さい・・・


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926. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/16(20:34)

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酒井先生、こんばんは。

〉すごいなあ、Raquelさんといい、久子さんといい、杏樹さんといい、
〉パピイさんといい、ロマンス系の人々はなんでこんなに熱いんだろう?

たぶん、ロマンス本自体に勢いがあるのでしょうね。
ロマンス本は、文学作品というより、(売れる)商品として熾烈な競争を
勝ち抜くことが要求されているからではないのでしょうか。

〉でもね、いつかこども式サイトの方で、みなさんに
〉貢献していただきたいと考えております。
〉早くお願いに上がりたいんですが、なにしろたくさんの
〉プロジェクトがあって、いまはそういうプロジェクトを
〉どう軌道に乗せていくか、それを考えている段階なので・・・

お気持ちとてもよくわかります。
私も多読だけでなく、今やりたいことがいっぱい有ります。

私の場合、考えて時間を使うより、とりあえず、出来るところから手をつけて
やっていく方法を取っています。でも、事前に段取りをしっかりやっておくほうが、
結果的に早いことも多いのですが・・・(汗)


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[喜] 922. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/4/15(00:07)

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パピイさん、やりましたね! まりあ@SSSです。

〉昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。
〉題して
〉「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
〉 サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。

   あのときの冗談がついに現実に! それにしても
   11冊はすごい("-")

〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
〉和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
〉どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。

〉えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

   登場人物の数は、読みやすさと重大な関連がありますね。
   とくに、少しずつしか読む時間がない場合には、
   「この人なんだっけ?」がなくなって続けやすい("-")

〉ですから、知らない単語がいくつもあっても、流れに乗れれば、どんどん読み進め、「飛ばしている」感じがあまりなく、
〉きちんと読んでいるような気になってきます。(どなたかの報告にも同じ感想がありましたよね)その結果、
〉ディテールまで結構わかり、それがとってもうれしいし、楽しく読めています。

   私は最近、世界ツアーに出かけたティーンアイドルが経験する
   様々な出来事を綴った、完全ミーハー知性0というシリーズを
   読んだのですが(まもなく書評します)、「読んでいて知性を
   使わない英語は、知らない単語を苦痛なく飛ばせる」法則を
   発見しました!
 
   児童書って、最近日本で出る大人の本などよりよほど人間性の
   奥深いところを描いていたり、第一に、「アメリカ・イギリスの
   子供がこれを読めるのよね」という意識があって、「飛ばさなくては
   いけない自分」に、無意識の敗北感みたいなものがあるんじゃないか
   と思いはじめて...
   

〉そうそう、大事なことを忘れていました。
〉私は、GRの古典で、ジェーン・オースティン他を相当読んでおり、ヒストリカルの用語でもGRレベルなら
〉ほとんどわかります。また、久子さんの「ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ」投稿を読んで、事前に専門用語を
〉知っていたことが役に立ったことも付け加えておきます。

   最近発見したLady Grace Mysteries(これもこれから書評頑張ります)
   ヒストリカルの準備に良いと思います。

   ヒストリカルは要するに『大奥物語』みたいなものだから、
   御台様・お部屋様・上臈・中臈...といった用語が出てきますが、
   このシリーズでは女王の侍女・貴族の侍女その他諸々の階級名
   なんかが覚えられます。

   GRや児童書のレベル6まで読めても、一般的なペーパーバックまで
   まだ少し狭間があります。ここを埋めるのにちょうど良いものと
   いうと、ロマンスや、ミステリだったらコージーミステリとか
   女性向きとされているものが圧倒的。ちょっと女性有利なのが
   現状かと思います。
   男性陣も思い切って飛び込んで、パピイさんに続いて貰うと、あと
   半年後にはペーパーバックリーダー大増殖となるでしょう。
   なにブックカバーさえあれば、通勤電車の隣の人に覗かれても
   大丈夫ですよ(笑)

   Happy Reading!


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925. Re: 横レス:Lady Grace & historical fiction

お名前: 柊
投稿日: 2007/4/15(17:41)

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 パピイさん、失礼します。まりあさん、こんにちは。

〉   最近発見したLady Grace Mysteries(これもこれから書評頑張ります)
〉   ヒストリカルの準備に良いと思います。

 確か、第一巻の書評を挙げました(すいません、でも投げました)。最後のところにそれこそ侍女とかそういう単語の説明がついていましたね。古風な綴りをわざと使って、雰囲気を出していたのは覚えています。

〉   ヒストリカルは要するに『大奥物語』みたいなものだから、
〉   御台様・お部屋様・上臈・中臈...といった用語が出てきますが、
〉   このシリーズでは女王の侍女・貴族の侍女その他諸々の階級名
〉   なんかが覚えられます。

 Carolyn MeyerのYoung Royalsみたいな児童書で、結構ちゃんと書いてあるものを読むといいですよね。呼びかけにLadyと使われて怒る人がいるとは思わなかったです。

 ところで、Lady Graceって時代的にはどの辺りなんでしょう。ウィリアム・セシルがまだバーリー男爵じゃなかったし、レディ・ジェインのことも自分で知っていて覚えている様子でしたが、表紙の絵はアルマダ・ポートレイトですよね?(時代がわかる前に投げました)
 Lady Graceの名字はキャベンディッシュでしたが、キャベンディッシュというと、エリザベス1世の親戚にそういう名前の人がいました。結構凝っていますね。

 あの辺りでYLが低そうなのというと、他にはNine days a QueenというAnn Rinaldi作のものがありますね。あれは、最初から現代っ子の口調で本当に歴史物かと思いましたが、参考文献は結構ちゃんとしてました。

 散々歴史物を読んでいますが、Maids of hounorとLadies in waitingの違いが今ひとつわかりません。階級か年齢とにらんでいますが。
 しかし、女官と侍女の違いもわかりませんから、何となくわかっていれば、そういうものでいいんでしょうね。水戸黄門がなぜ黄門か、なぜか私は知っていますが、知らなくても問題ないですし。


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927. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/16(20:36)

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まりあさん、こんばんは。

〉パピイさん、やりましたね! まりあ@SSSです。

ええ、例の冗談が現実のものとなってしまいました。
私はやはり、流されやすい性格なのでしょうか(笑)

〉〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉〉えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

〉   登場人物の数は、読みやすさと重大な関連がありますね。
〉   とくに、少しずつしか読む時間がない場合には、
〉   「この人なんだっけ?」がなくなって続けやすい("-")

ほんとうにそのとおりです。
シリーズ物になると、読むのがぐっと楽になりますね。

〉〉ですから、知らない単語がいくつもあっても、流れに乗れれば、どんどん読み進め、「飛ばしている」感じがあまりなく、
〉〉きちんと読んでいるような気になってきます。(どなたかの報告にも同じ感想がありましたよね)その結果、
〉〉ディテールまで結構わかり、それがとってもうれしいし、楽しく読めています。

〉   私は最近、世界ツアーに出かけたティーンアイドルが経験する
〉   様々な出来事を綴った、完全ミーハー知性0というシリーズを
〉   読んだのですが(まもなく書評します)、「読んでいて知性を
〉   使わない英語は、知らない単語を苦痛なく飛ばせる」法則を
〉   発見しました!

これはどういうことなのでしょう。
書評をあげるときに、いっしょに説明していただけるとうれしいです。

〉   児童書って、最近日本で出る大人の本などよりよほど人間性の
〉   奥深いところを描いていたり、第一に、「アメリカ・イギリスの
〉   子供がこれを読めるのよね」という意識があって、「飛ばさなくては
〉   いけない自分」に、無意識の敗北感みたいなものがあるんじゃないか
〉   と思いはじめて...

実は私もそう感じていましたが、10歳以上向けなどを読むときには、
まだ多読始めてから10年経っていないから飛ばすのはしょうがないよねー、
と思うことにしています。

〉   GRや児童書のレベル6まで読めても、一般的なペーパーバックまで
〉   まだ少し狭間があります。ここを埋めるのにちょうど良いものと
〉   いうと、ロマンスや、ミステリだったらコージーミステリとか
〉   女性向きとされているものが圧倒的。ちょっと女性有利なのが
〉   現状かと思います。
〉   男性陣も思い切って飛び込んで、パピイさんに続いて貰うと、あと
〉   半年後にはペーパーバックリーダー大増殖となるでしょう。

多読自体もそうでしたが、読んでみて初めて気が付くことがいっぱいありますよね。
先入観を捨てて、読んでみたら面白かった、あるいはつまらなかったなどと、いろいろあるでしょう。
この投稿も、男性タドキストに読んでもらいたいと、タイトルに「男性だって」と入れました。

〉   なにブックカバーさえあれば、通勤電車の隣の人に覗かれても
〉   大丈夫ですよ(笑)

そう、なにはともあれブックカバーですよね(笑)
Happy Reading!


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923. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: 久子
投稿日: 2007/4/15(15:26)

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パピイさん こんにちは! 久子です。

〉題して
〉「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
〉 サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。

パチパチパチ.... 待ってました (^^)
ロマンスで100万語 おめでとうございます!
それにしても すごいスピードですね。それだけ面白かったってことですよね。

〉次に「最初にロマンス本って何?」と思われた方のために(私も最初はそうでした)

〉久子さんの説明では、
〉「恋愛模様がストーリーの軸になっていて、最後は二人が結ばれてHappily ever after で終わる本」
〉「大人な女性向けのファンタジー」
〉とのこと。

「大人な女性向けのファンタジー」 これは、言い出したのは私じゃなくて
どなただったかな? 多読で初めてロマンスを読まれた方のコメントでした。
決まりごとの中で、どれだけ読者を楽しめさせるか という種類の本です。

〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
〉和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
〉どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。

3点とも 納得です。
私も同じようなところに、面白さを感じています。

男女間の恋愛もの という どの時代、どこの国 でも普遍的なものがテーマに
なっていますので、少々分からなくても 話の流れで なんとなく理解できます。

特有の用語、ビッグワードを除けば 英文自体は さほど難しくない。
あとは、その時代の社会常識をある程度知っていれば Happily ever after の
お約束のもと 気軽に読めます。

貴族社会特有なのかな? さまざまな、婉曲な表現 も 他ではあまり見かけず
楽しめますね。でも、いったい どこで使うの? という表現ばかりです。

〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
〉昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。

〉女性が自立すること自体が困難だった時代で、文才で何とか自立しようとするヒロインと、彼女が最も嫌う急成長の
〉出版社社長がヒーローで、物語もよく出来ていますので、「これが楽しめれば、あなたもロマンス本読者になれます」と
〉言ってもいいのではないでしょうか。少なくとも私は、そのひとりです。

タドキスト大会の夜の部では、かなり話題になっていましたよね。
翌日だったかな、この本 Amazon.co.jp ランキング: 洋書で100位台!
いったい何人のタドキストが購入したのか と 驚いちゃいましたよ。

みなさん読まれたのかしら?

〉◇ The Naked Marquis / Sally MacKenzie 語数:84,000語 ISBN:0821778323

〉姪二人も、二人が一緒になってくれればと、いろいろ作戦を立て、実行するところも微笑ましいですし、
〉サイドストーリーとして、幽霊騒動などもあって、面白く読めました。

投げたのは、置物でしたか (^_^;)
書評に花瓶って書いてますね.... 大筋とは関係ないのでいい加減に読んでました。
姪二人も微笑ましくて良かったのですが、ヒーローの叔母 Lady Beatrice の型破りな
キャラクターが面白かったです。

次回作の The Naked Earl は、これまた ありえない 出だしに期待して読んだのですが
うーん 話の方向性が好みでなかったです...。男性の方が、ヒーローの悩みに共感
できるかもしれません。

〉◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810

漫才みたいな会話が楽しかったです。
しっかり者の妹に、ちょっと のんびりしたお姉さん の会話もなかなかです。

〉◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290
〉◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330
〉◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081
〉◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536

壁の花シリーズ全部読まれたのですね。
濃いお話が多くて人気があります。
私も3作目が面白かったです。Klaypas は、悪い男(本当のワルではない)が、女性を
愛したことで 真面目になる というお話が得意なのかな と思います。

このシリーズは、続編もでるようでして ジプシーの彼のお話も構想にあるとのこと
ちょっと楽しみです。

〉◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353

〉空腹、食べ物の話が続き、もうロマンスというより、コメディというほうがぴったりの本ですから、
〉ロマンスはちょっとねの方や、ロマンス本初めての方にもお薦めです。

熱々のロマンスを期待すると 大きく外す ことになりますね。
特に Klaypas の後に読むと ギャップ が大きいかな と思います。

〉◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065

〉今思いついたのですが、5年前に妻を亡くしたお奉行様と、奉行所に奉公に来た女とのロマンスに例えると
〉わかりやすいかも知れませんね(爆)

うまい!
脳裏に 遠山の金さん と 日本髪で 黒い襟の地味な縞の着物に前掛けした女性が
浮かんじゃいましたが.... (爆

〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073

〉この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
〉Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
〉「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」

20万語を超える本もありますので、9万語ちょい は Short なのかもしれないです。
ハーレクインは、6万語くらいかな?

20万語程度だと A Rose in Winter とか Whitney, My Love など読みました。
どちらも体力勝負です。 (笑 A Rose in Winter の方が好みでした。

〉■雑談
〉◇ なんとかならないの?・・・表紙
〉ロマンス本のよいところを中心に書いてきましたが、もちろんなんとかならないの?というところもあります。

〉まず表紙!
〉例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
〉表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
〉積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。

〉誰の趣味なのでしょうね。
〉出版社側?購入者側?あるいは売る側の単なる思い込み?

どこかで読んだのですが、最大の読者層は米国中西部の40歳代の女性 なんだそうです。
彼女たちの 好みを考えているのかな?
ジャケ買いするタイプの本なので、インパクト勝負に走っている?
たまに、超ハンサムなヒーローが、えぇ っというほと不細工に描かれてたり
本当にいったい 誰の思惑で決めているのでしょうね。
おばさんも Amazon があって良かった と シミジミ 思いってます。
あの表紙では、ちょっと買うのをためらってしまいます。

〉他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
〉もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。

この作家の本、ギラギラ系のほかにパール調がありました。 (爆
Slightly シリーズは、5冊買って全部 ギラギラ系でした。
お勧めしておいてなんですが、 A Summer to Remember を読むと スピン オフ の泥沼に
嵌る危険が... すでに、嵌っていて 6冊読んで、まだ未読本有りなのは 私です。

〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

〉ただ10冊も読んでいると、もう当然、それが普通のように感じるようになってきていますが(爆)

こちらが 海外ロマンスファンの間で人気の表紙モデルさんなんだそうです。
文字で書かれたものを、実体化するとこうなるのか?

[url:http://images.google.com/images?&hl=ja&num=10&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%

A2&lr=lang_ja&as_ft=i&as_qdr=all&as_dt=i&as_rights=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&um=1&sa=N&tab=wi&q=fabio%20romance]

こんな記事もありました。
ロマンス小説のハーレクイン、表紙モデルをオーディション
[url:http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703270029.html]

北米のロマンスファンの間では大柄でマッチョじゃなきゃ男じゃないのかもしれないです。(^_^;)

〉◇ 英語で読むということ
〉通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
〉なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。

〉あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
〉日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。

そうですよね〜。
日本語だと キザな男か、ホストみたいな感じになりそうです。
言われたほうも 嬉しいより あなた頭大丈夫? って返したくなるかも。

〉最後に、私は投稿原稿書きが遅いので、読みながらちまちま書き溜めた物をつなぎ合わせるやり方をしているの
〉ですが、一冊の内容がそれぞれ長くなってしまったため、こんな長文になってしまい、申し訳ありません。
〉全部読んだ方、お疲れ様でした。

ばっちり 全部読ませていただきました。
執筆 お疲れ様です。 第二弾も期待していますよぉ。


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928. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/16(20:46)

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久子さん、こんにちは。

〉パチパチパチ.... 待ってました (^^)

先月の池袋絵本の会で、この話をしてからちょうど5週間目で投稿できました。

〉それにしても すごいスピードですね。それだけ面白かったってことですよね。

そうですね。週一冊ペースで読んできましたから。

〉〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ

〉男女間の恋愛もの という どの時代、どこの国 でも普遍的なものがテーマに
〉なっていますので、少々分からなくても 話の流れで なんとなく理解できます。

男女間の恋愛ものって、「普遍的テーマ」ですよね。
話はちょっとずれますが、PGR6で名作と誉れ高い「Madame Bovary」と、「Anna Karenina」を
期待して読んでみたら、不倫物でビックリ!まあ、「源氏物語」も同じですが…。
今回読んだロマンス本はその点、健全でしたねー(笑)

〉〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)

〉次回作の The Naked Earl は、これまた ありえない 出だしに期待して読んだのですが
〉うーん 話の方向性が好みでなかったです...。男性の方が、ヒーローの悩みに共感
〉できるかもしれません。

次々回候補(笑)として、チェックしておきます。
こんなことをしていると、あっという間に、500万語分くらいの予定が立ったちゃいそうですね(笑)

〉壁の花シリーズ全部読まれたのですね。
〉濃いお話が多くて人気があります。
〉私も3作目が面白かったです。Klaypas は、悪い男(本当のワルではない)が、女性を
〉愛したことで 真面目になる というお話が得意なのかな と思います。

〉このシリーズは、続編もでるようでして ジプシーの彼のお話も構想にあるとのこと
〉ちょっと楽しみです。

そういう情報もあるのですね。
シリーズ物って、はまると設定が良くわかっていて、著者の文体にもなれてくるので
とても読みやすくなりますね。

〉〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073

〉〉この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
〉〉Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
〉〉「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」

〉20万語を超える本もありますので、9万語ちょい は Short なのかもしれないです。
〉ハーレクインは、6万語くらいかな?

〉20万語程度だと A Rose in Winter とか Whitney, My Love など読みました。
〉どちらも体力勝負です。 (笑 A Rose in Winter の方が好みでした。

A Rose in Winterは、Kathleen E. Woodiwissで、576ページ。
Whitney, My Loveは、Judith McNaughtのデビュー作で、736ページ。
うーん、長そうですね。

わたしにとって、10万語前後というのは長さ的にも、厚さ的にも手ごろですが、体力勝負と言う前に
20万語 中だるみもせずに、ロマンスを成立させられるってところがすごいですね。

〉〉■雑談
〉〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

〉どこかで読んだのですが、最大の読者層は米国中西部の40歳代の女性 なんだそうです。
〉彼女たちの 好みを考えているのかな?
〉ジャケ買いするタイプの本なので、インパクト勝負に走っている?
〉たまに、超ハンサムなヒーローが、えぇ っというほと不細工に描かれてたり
〉本当にいったい 誰の思惑で決めているのでしょうね。

やはりそうなのですか。

〉Slightly シリーズは、5冊買って全部 ギラギラ系でした。
〉お勧めしておいてなんですが、 A Summer to Remember を読むと スピン オフ の泥沼に
〉嵌る危険が... すでに、嵌っていて 6冊読んで、まだ未読本有りなのは 私です。

Slightly シリーズは、A Summer to Rememberを200万語通過本にして、
300万語までの候補にしようかと考えているところです。
ところで、Slightly シリーズは全部で6冊ですよね?

〉〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。

〉こちらが 海外ロマンスファンの間で人気の表紙モデルさんなんだそうです。
〉文字で書かれたものを、実体化するとこうなるのか?

[url:http://images.google.com/images?&hl=ja&num=10&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%

〉こんな記事もありました。
〉ロマンス小説のハーレクイン、表紙モデルをオーディション
〉[url:http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703270029.html]

〉北米のロマンスファンの間では大柄でマッチョじゃなきゃ男じゃないのかもしれないです。(^_^;)

リンクを見てビックリ!!!
やはりお客さんの期待に答えているのですね。

〉〉◇ 英語で読むということ

〉そうですよね〜。
〉日本語だと キザな男か、ホストみたいな感じになりそうです。
〉言われたほうも 嬉しいより あなた頭大丈夫? って返したくなるかも。

女性の方でも、そう感じるのですね。

〉ばっちり 全部読ませていただきました。
〉執筆 お疲れ様です。 第二弾も期待していますよぉ。

次回の100万語は、Amanda Quick、Julia Quinn、Mary Baloghの予定です。
では〜。


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930. Re: Slightly シリーズ は全6冊

お名前: 久子
投稿日: 2007/4/17(00:31)

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パピイさん こんばんは 久子です。

〉男女間の恋愛ものって、「普遍的テーマ」ですよね。
〉話はちょっとずれますが、PGR6で名作と誉れ高い「Madame Bovary」と、「Anna Karenina」を
〉期待して読んでみたら、不倫物でビックリ!まあ、「源氏物語」も同じですが…。
〉今回読んだロマンス本はその点、健全でしたねー(笑)

ロマンス本に、不倫はご法度のようです。
Secret Pearl は、微妙ですが なにやら賞を受賞しているので
このくらいなら大丈夫なのでしょう。

あまり健全ではない現実的な話。
Laura Lee Guhrke の The Marriage Bed は、不倫ものではないけど
we want romance, not reality って評価があり今ひとつです。

〉Slightly シリーズは、A Summer to Rememberを200万語通過本にして、
〉300万語までの候補にしようかと考えているところです。
〉ところで、Slightly シリーズは全部で6冊ですよね?

はい、6冊シリーズです。5冊だけ買いました。
Simply シリーズも関連作で、全4作の予定ですが、PBになっているのは2冊
あと、One Night For Love は、A Summer to Remember のヒロインを
捨てた婚約者がヒーロー です。

〉次回の100万語は、Amanda Quick、Julia Quinn、Mary Baloghの予定です。

それは 楽しみです。
それでは Happy Reading!


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924. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: 柊
投稿日: 2007/4/15(17:20)

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 パピイさん、こんにちは。Julia Quinnを、重たいヒストリカル・フィクションと並行して読むと、とっても気が楽になると発見した柊です。歴史小説は好きですが、最後非業の死を遂げる人があまりにも多いので、たまにロマンスに逃げます。

〉昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。

 嫌いな食べ物でも、隣でおいしそうに食べている人がいるとつい食べてしまい、案外おいしいかもと思う心理、でしょうか。

〉■雑談
〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

 全く同感です。Julia Quinnは、パステル・カラーのとっても綺麗な本なんです。表紙絵もシンデレラの靴とか羽ペンとかで、あとはタイトルが綺麗にデザインされているぐらい。でも、背表紙が……。最近、観音開きの扉のついた本棚を買いましたが、買って良かったと思いました。
 ロマンスではないヒストリカルのJean Plaidyはどの本を見ても装丁が綺麗ですが、やはりロマンスではない(はず)のPhilippa Gregoryは、女性の上半身が描いてあって、なんの本だか見た目ではわかりにくいです。しかも昔の宮廷風のドレスなので、胸元がびっくりします。首かあごで切れているので、顔はわかりません。

〉そうそう、もしロマンス本が書店で購入するしか方法が無かったのなら、オジサンにはとても
〉レジに持っていけない本もたくさんあります(笑)
〉ほんとにAmazonがあってよかったと思っています。そしてブックカバーは必須アイテムになっています。
〉一昨年のタドキスト大会で、景品に提供していただいた方に感謝しています!

 これまた同感です。

〉他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
〉もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。

 上には上がいますね。

〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

 ううん、Julia Quinnしかまともに読んでいませんが、放浪癖があったのが、結婚して以来故郷に定住して旅行記を書いているColinや、芸術家肌なのかちょっと変わっているBenedict、ガーデニングを学んでいたので植物の学名がどんどん出てくるし、押し花を手紙と一緒に送っちゃったりするSir Phillipなんていう感じで、あまりそういう人は見かけませんでしたね。まあ、体力はありそうでしたけど、あまりそういう描写はなかった。

〉◇ 英語で読むということ
〉通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
〉なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。

〉あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
〉日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。

 日本人なら言うかどうかわかりませんが、日本語だったら絶対に読まない自信があります。この場合、舞台が現代日本ではないことが、突っ込みたくなる気持ちを抑えるようですね。現代日本だったら、こういう恋愛ものは私は苦手です。

〉■ あとがき
〉昨年のタドキスト大会の準備で連絡に使ったMLに
〉『PB掲示板の久子さんとRaquelさんの投稿を読んでそのパワーに圧倒されています。
〉流されやすい性格のパピイは、女王様たちに呑み込まれて、来年の今頃、「世界史クラブ 男性だってロマンス本」
〉などを投稿しているのかもね(笑)』などと、冗談のつもりで書いていましたが、半年も経たないうちに、この投稿を
〉することになろうとは、それも100万語も読んで!!

〉私はあまりPBを読まないほうなので、いままで読んだPBは全部でたった11冊でしたが、
〉ロマンス本だけでさらに11冊読んだことになります。
〉そして掲示板を参考に、さらに100万語分買い揃えてあり、
〉その次の100万語分の購入本を絞り込み中です(爆)

 未読本がずらーっと並んでいるんでしょうね。私の本棚と一緒です。

 疲れたときは、お約束な展開で楽ですね。
 最後がわかっているのが、スリルがないと感じる人もいるんでしょうが、私の場合、最後がバッド・エンドとわかっている本と一緒に読んでいますから。それだったら、ハッピー・エンドとわかっている方が楽です。
 読み終わって、やったー! でも、主人公死んじゃった。しかも、処刑。うーん。
 というのが、最近読んでいる本です。面白いんですが、体力いりますね。


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929. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/16(21:36)

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柊さん、こんにちは。

〉 パピイさん、こんにちは。Julia Quinnを、重たいヒストリカル・フィクションと並行して読むと、とっても気が楽になると発見した柊です。歴史小説は好きですが、最後非業の死を遂げる人があまりにも多いので、たまにロマンスに逃げます。

Julia Quinnを読むと、「とっても気が楽になる」、また「ロマンスに逃げます」という発言、
この気持ち、ロマンス本を読んだことの有る人にしか、わかりませんよね。

〉〉昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。

〉 嫌いな食べ物でも、隣でおいしそうに食べている人がいるとつい食べてしまい、案外おいしいかもと思う心理、でしょうか。

ちょっと違いますね。
「今まで見たことのない」食べ物でも、隣でおいしそうに食べている人がいると、
「美味しいのかな?」と興味を持って食べてしまい、「おおっ!美味しーい!!」と感じたようです。

〉〉■雑談
〉〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

〉 全く同感です。Julia Quinnは、パステル・カラーのとっても綺麗な本なんです。表紙絵もシンデレラの靴とか羽ペンとかで、あとはタイトルが綺麗にデザインされているぐらい。でも、背表紙が……。最近、観音開きの扉のついた本棚を買いましたが、買って良かったと思いました。

私の持っているJulia Quinnの場合、表表紙は庭園や、館で花があしらわれていたりして結構おとなしいです。
一方、Amanda Quickはパステルカラーでレースとか、仮面とかが表表紙に描かれていますが、
しっかり背表紙に…。

〉〉そうそう、もしロマンス本が書店で購入するしか方法が無かったのなら、オジサンにはとても
〉〉レジに持っていけない本もたくさんあります(笑)
〉〉ほんとにAmazonがあってよかったと思っています。そしてブックカバーは必須アイテムになっています。
〉〉一昨年のタドキスト大会で、景品に提供していただいた方に感謝しています!

〉 これまた同感です。

同意いただいて、ありがとうございます。

〉〉他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
〉〉もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。

〉 上には上がいますね。

そうなんですよ。
久子さんによると、このシリーズはみんなこうだとか。

〉〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

〉 ううん、Julia Quinnしかまともに読んでいませんが、放浪癖があったのが、結婚して以来故郷に定住して旅行記を書いているColinや、芸術家肌なのかちょっと変わっているBenedict、ガーデニングを学んでいたので植物の学名がどんどん出てくるし、押し花を手紙と一緒に送っちゃったりするSir Phillipなんていう感じで、あまりそういう人は見かけませんでしたね。まあ、体力はありそうでしたけど、あまりそういう描写はなかった。

今回読んだ、Julia Quinn2冊もそれほどマッチョ君は出てこないというか、そういう描写はなかったのですが、
Lisa Kleypasはそればっかり(笑) もし、読む機会があれば、私の言うことがおわかりになるでしょう。

〉〉◇ 英語で読むということ
〉〉通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
〉〉なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。

〉〉あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
〉〉日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。

〉 日本人なら言うかどうかわかりませんが、日本語だったら絶対に読まない自信があります。この場合、舞台が現代日本ではないことが、突っ込みたくなる気持ちを抑えるようですね。現代日本だったら、こういう恋愛ものは私は苦手です。

壁の花シリーズの第一作を翻訳で最初読んでみたのですが、柊さんがおっしゃるように、
舞台が現代日本でないことが救いでしたね。ロマンス本を翻訳で読んでいらっしゃる方々も
多分同じように感じていらっしゃるのでは。

〉〉■ あとがき

〉 疲れたときは、お約束な展開で楽ですね。
〉 最後がわかっているのが、スリルがないと感じる人もいるんでしょうが、私の場合、最後がバッド・エンドとわかっている本と一緒に読んでいますから。それだったら、ハッピー・エンドとわかっている方が楽です。

ほとんどのエンターテイメントは、最後がハッピー・エンドが基本ですから、
娯楽で読む本も当然、ハッピー・エンドですよね。

柊さんも、Happy Reading!


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931. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/4/18(00:57)

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パピイさん、こんにちは。

〉昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。

〉題して
〉「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
〉 サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。

すばらし〜。PBの広場はロマンス本花盛りですね。
あっというまに私の読んだ量を追い越されてしまいました。
最近中国語と日本語の本を読んでいて、ロマンス本は積んだまま減りません。

〉ある本によると、
〉「ありえない設定で、ありすぎる起承転結、そしてお決まりのハッピーエンド」だそうです。
〉テレビドラマの「水戸黄門」や、「遠山の金さん」みたいですね。

〉また、ヒストリカルの場合ですと、時代背景が現在とかなり違いますので、登場人物に感情移入しにくく、
〉たんなる娯楽のために手軽に安心して読める本という意見もあるようです。

安心感と手軽さですか。

〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
〉和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
〉どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。

私も日本語ではロマンス本を読もうとは思いません。ロマンス本の翻訳がズラっと並んでいるコーナーは無視でした。まあ、私の場合「ヒストリカル」という分野があるのを知ったのが大きいですが。読んだ本も積んである本も全部ヒストリカルですから。

〉第2に、読んでいて安心
〉言い換えると、読んでいて気疲れしないということです。
〉これは児童書などで、結構深刻な内容のものを読むのこととの比較ですが。

児童書が読めなくてPBを読む人もいますから。最初は「え?」と思いましたが、児童書は内容がぎゅっと詰まっていて飛ばすとわからなくなるけどPBはいくら飛ばしても大丈夫だということです。特にロマンス本は最後はちゃんとハッピーエンドなので安心して読めます。

〉第3に、英語が面白い
〉これはどういうことかというと、他では見ない表現(言い回し)、単語に出会えて面白いと言うことです。

〉もう少し具体的に言うと、登場人物の発言が、貴族社会ですから婉曲な表現が良く使われ、また恋愛物ですから
〉会話で成立っています。その内容も賛辞、お世辞から、皮肉、軽蔑まで多種多彩ですごく面白いです。
〉これは一方、多読でアウトプットの効果を期待する人には不向きでしょうね。

そういえばそうかも…。貴族社会独特の言葉遣いってありますね。

〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
〉昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。

1冊目のロマンス本として話題になりましたね。
ヒロインとヒーローが意外な出会い方をするところがドキドキ感を盛り上げます。

〉◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810
〉1815年の英国Surreyに住む、Elizabeth Hotchkissは、baronetの父が財産をほとんど残さず亡くなってから
〉5年、3人の妹弟をなんとか育ててきたけど、弟をイートン校に入れるのには、とてもお金がたりません。
〉そのためには、すぐにでも裕福な男と結婚するほかありません。ある日、companionをしている貴婦人の家で、
〉「How to Marry a Marquis」という本を見つけ、妹にも勧められ、その本に書いてある事を実践することになります。

これ、大きな話の動きはないものの、二人の掛け合いがおもしろいですね。

〉◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290
〉1843年ロンドン、もうすぐ25歳のAnnabelleは、父の死後窮乏していた家族を救うため、なんとかお金持ちと結婚
〉したい、上流社会で生きていくためにもできたら貴族と、と夢見ていますが、持参金の無い彼女はいつも壁の花。
〉一方Simonは平民の生まれですが、今は青年実業家でお金持ち、2年前からAnnabelleに密かに恋をしているが
〉上流階級の彼女に思いを伝えられません。この二人がある社交パーティーで再開するところから物語が始まります。

没落した家の娘がヒロイン、って定番なんでしょうか?
Lady Sophia's Loverもそうですし…。

〉◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353
〉血まみれの男が床に倒れており、銃を手に持ち呆然としているCaroline。
〉「えっ〜!これはロマンス本だったはずだよねー!!」というシーンから物語は始まります。

〉両親を亡くして後見人の間を転々としてきたCarolineは、あと数週間で21歳の誕生日を迎え、自分の相続財産が
〉自由に使えるようになります。それを知っている現在の後見人は、息子に彼女を襲わせて無理やり結婚に持ち込み
〉財産を頂こうと計画しますが、彼女はなんとか逃げ延びます。一方War Officeで働くBlakeは、たまためその周辺を
〉見張っており、夜中に家を抜け出す彼女を見て、女スパイと勘違いして自宅に拉致監禁して、尋問を始めます。

これ、本当にドタバタコメディですね。「吉本か?」と思うようなところも。事態を切り抜けようとするとかえってドツボにはまっていく…。

〉空腹、食べ物の話が続き、もうロマンスというより、コメディというほうがぴったりの本ですから、
〉ロマンスはちょっとねの方や、ロマンス本初めての方にもお薦めです。

私も初心者にお勧めの本だと思います。

〉◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
〉掲示板によく登場している作品ですので、改めての紹介は不要かと思いますが、
〉冒頭  It’s been a long time since he bedded with women.と始まり、つかさず魅力的な女性が登場します。

〉さすがKleypas、読者の「つかみ」はうまいですね。そして、二人がそれぞれ過去に縛られながらも、惹かれあって
〉いく物語にぐいぐい引き込まれ、後半のあっと驚く展開でさらに加速して楽しく読めます。

〉ただ舞台がBow Street Forceと呼ばれる警察の前身みたいなところですので、そのあたりの設定が
〉よく理解ができるかどうかで、物語にのれるタイミングが変わってくるでしょうね。

このへんは書評の紹介文で設定を確認しながら読みました。これが1冊目だったので。このように読んだ人同士が投稿して紹介してくれて、設定に関する予備知識があると最初の方はとっつきやすくなります。

〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073
〉主人公24歳が、高級娼館に童貞を捨てに来るところから物語が始まります。
〉「なんだ、Suddenly youと同じ設定?!」
〉そこで彼が、お相手に選んだ女性は若くも美人でもない、なんと38歳の中年女性!
〉「えーっ!このカップルでロマンスになっちゃうの??」

〉さて、当のロマンスの方はというと、その彼と、許婚から逃げ出したヒロインで、しっかり盛り上がります。
〉もちろんテクニシャンの彼ですから、むふふ描写はすごいです!
〉どうすごいかと言うと、時には20頁続くこともあります(笑)

会うなりいきなりそこまで…?とビックリしました。こんな強引さもロマンス本ならでは許されることでしょう。

〉この作品は2004年のRITA賞(全米ロマンス作家協会賞)で、
〉Best Short Historical Romanceを受賞しているそうです。
〉「へー、この本てShotに分類されているんだー!!」

え?!short?ひえ〜〜〜。

読んだものだけ感想をつけましたが、読んでいないものはありがたく参考にさせていただきます。

〉■雑談
〉◇ なんとかならないの?・・・表紙
〉ロマンス本のよいところを中心に書いてきましたが、もちろんなんとかならないの?というところもあります。

〉まず表紙!
〉例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
〉表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
〉積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。

そうそう!困るんですよ。Julia QuinnのDuke and Iの裏表紙なんか、とてもカバーなしでは読めない。背表紙も多いですねー。本棚に並べられません。Captain Underpantsの表紙は電車で読んでも平気ですが、ロマンス本はカバー必須です。
カバーと言えば、先日友達がブックカバーを作ってくれました。多読はしてないんですが、編み物をしたり、バッグや小物を作ったり、器用な人なんです。それで今ブックカバーを作ってるからサイズを教えてくれたら私のも作ってくれるというので、PB用のを作ってもらいました。これでロマンス本が安心して電車の中で読めます。

〉他にも、次に読もうと思って購入した「A Summer to Remember」の場合、届いてみてビックリ!!
〉もう前面ギラギラで、眩しいー!目が痛い!!タイトルがしばらく読めませんでした。

このシリーズ、ギラギラです。でも絵がないのでカバーなしでも大丈夫。

〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

〉ただ10冊も読んでいると、もう当然、それが普通のように感じるようになってきていますが(爆)

これはですねー、白人男性はだいたい日本人よりはるかに筋肉モリモリですから、しょうがないです。ディズニーアニメ「美女と野獣」に登場するナルシス男がいるんですが、日本で「ナルシス男」と言えば細身長身のすらりとした人を思い浮かべますが、「美女と野獣」のガストンは筋肉モリモリが自慢なんです。それが白人の価値観のようです。

〉◇ 英語で読むということ
〉通勤電車の中で多読をすることが多いのですが、物語がむふふシーン全開になってきても、あまり恥ずかしく
〉なく読みつづけられるということは、英語で読んでいるメリットなのでしょうね。翻訳物ではたぶん・・・。

〉あとラブシーンでの会話。英語で語られる分には、そうでもないのですが、これが日本語になると、
〉日本人ならこんなにストレートには言わないよねーと、少々恥ずかしく感じるでしょうね。

そうそう。日本語だと恥ずかしすぎるだろうなと思うようなセリフがあります。やっぱりロマンス本は原書ですね。

〉ということで次回は、ロマンス本200万語通過報告か、YL高めの児童書紹介でお会いしましょう。
〉そうそう、もうすぐYou Wouldn’t Want to シリーズの新作4冊も発売されそうですね。

さて、パピイさんの次回報告はいかに…。
PB読むと語数が稼げてしまうので、「え?この冊数で?」とビックリしてしまいます。さて、どこの広場にどの報告で現れるか楽しみにしています。

それではHappy Reading!


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932. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/18(22:24)

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杏樹さん、こんにちは。

〉すばらし〜。PBの広場はロマンス本花盛りですね。
〉あっというまに私の読んだ量を追い越されてしまいました。
〉最近中国語と日本語の本を読んでいて、ロマンス本は積んだまま減りません。

それだけロマンス本には、パワーがあるということでしょうか。
わたしも読んで見るまでは、想像だにしませんでした。

〉〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ

〉私も日本語ではロマンス本を読もうとは思いません。ロマンス本の翻訳がズラっと並んでいるコーナーは無視でした。まあ、私の場合「ヒストリカル」という分野があるのを知ったのが大きいですが。読んだ本も積んである本も全部ヒストリカルですから。

「ヒストリカル」とういからには世界史にある程度精通している必要があるのかな?と思っていましたが、
今回読んだ本は、そんな必要がまったくないと言うほどでしたね。
今から百数十年前だから車も飛行機も無いし、電話もメールもないのよね。また服も脱ぐのが面倒なくらい
着込んでいるし・・・という不便さが理解できていれば、十分でしたね。

〉〉第2に、読んでいて安心
〉〉言い換えると、読んでいて気疲れしないということです。
〉〉これは児童書などで、結構深刻な内容のものを読むのこととの比較ですが。

〉児童書が読めなくてPBを読む人もいますから。最初は「え?」と思いましたが、児童書は内容がぎゅっと詰まっていて飛ばすとわからなくなるけどPBはいくら飛ばしても大丈夫だということです。特にロマンス本は最後はちゃんとハッピーエンドなので安心して読めます。

今週から、ロマンス本をいったん置いておいて、杏樹さんお薦めの
Chinese Cinderella: The True Story of an Unwanted Daughterを読み始め、昨晩読み終えたのですが、
最後はほっとしますと書評には書かれていましたが、そこまではほんとうに(×3)辛く、
「本当の不幸本は、これだ!」と感じました。

今日からは、気分転換にロマンス本を読もうかと考えましたが、
結局 Chinese Cinderella And the Secret Dragon Societyに呼ばれました(笑)

〉〉■雑談
〉〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

〉そうそう!困るんですよ。Julia QuinnのDuke and Iの裏表紙なんか、とてもカバーなしでは読めない。背表紙も多いですねー。本棚に並べられません。Captain Underpantsの表紙は電車で読んでも平気ですが、ロマンス本はカバー必須です。

Julia Quinnは、Lisa Kleypasに比べればおとなしいと思っていましたが、Duke and Iはそうなんですか!
この本は、次回の100万語候補として、もうすぐ購入する予定です。

〉カバーと言えば、先日友達がブックカバーを作ってくれました。多読はしてないんですが、編み物をしたり、バッグや小物を作ったり、器用な人なんです。それで今ブックカバーを作ってるからサイズを教えてくれたら私のも作ってくれるというので、PB用のを作ってもらいました。これでロマンス本が安心して電車の中で読めます。

多読を始めたころは、人前でPBを読む自分を想像していましたが、
ブックカバーをかけて、こっそり読むようになるとは、想定の大範囲外でしたね。

ところで、ブックカバーかけてPBを読む人を見かけたら、ロマンス本読者と思って間違いないのかな?などとどうでもいい想像もしています(笑)

〉〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。

〉これはですねー、白人男性はだいたい日本人よりはるかに筋肉モリモリですから、しょうがないです。ディズニーアニメ「美女と野獣」に登場するナルシス男がいるんですが、日本で「ナルシス男」と言えば細身長身のすらりとした人を思い浮かべますが、「美女と野獣」のガストンは筋肉モリモリが自慢なんです。それが白人の価値観のようです。

おおっ、思い出しました。ナルシス男、ガストン!
やはり男性も含めて、白人の価値観なのですね。

〉〉◇ 英語で読むということ

〉そうそう。日本語だと恥ずかしすぎるだろうなと思うようなセリフがあります。やっぱりロマンス本は原書ですね。

わたしは、原書にこだわるほうではないので、GRだろうが、翻訳であろうが楽しければ気になりません。
でも、ロマンス本は原書ですよね。

〉さて、パピイさんの次回報告はいかに…。
〉PB読むと語数が稼げてしまうので、「え?この冊数で?」とビックリしてしまいます。さて、どこの広場にどの報告で現れるか楽しみにしています。

本紹介で語数稼ぎのパピイですので、読書記録以外に、紹介文を並行して書いています。
次回の報告を楽しみにしていただいていると思うと、うれしいです。

〉それではHappy Reading!

杏樹さんも、Happy Reading!


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934. Chinese Cinderella

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/4/19(00:58)

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パピイさん、こんにちは。

〉「ヒストリカル」とういからには世界史にある程度精通している必要があるのかな?と思っていましたが、
〉今回読んだ本は、そんな必要がまったくないと言うほどでしたね。
〉今から百数十年前だから車も飛行機も無いし、電話もメールもないのよね。また服も脱ぐのが面倒なくらい
〉着込んでいるし・・・という不便さが理解できていれば、十分でしたね。

でしょう?
リサ・クレイパスはまだ当時のことをよく調べて物語に取り入れてると思いますが、後は単に「むかし、あるところに…」みたいなものです。
服の脱ぎ着が面倒なのは、ファスナーがなくて全部ボタンやひもで留めてるからです。もちろん、コルセットや下着も着込んでますけど。そういえば服装史の本でしか見たことないような、下着関係の言葉もよくお目にかかります。

それからDuke and Iは内容は全然激しくありません。裏表紙が恥ずかしいだけです。ページ全面ですから。

〉今週から、ロマンス本をいったん置いておいて、杏樹さんお薦めの
〉Chinese Cinderella: The True Story of an Unwanted Daughterを読み始め、昨晩読み終えたのですが、
〉最後はほっとしますと書評には書かれていましたが、そこまではほんとうに(×3)辛く、
〉「本当の不幸本は、これだ!」と感じました。

うわ〜〜〜!やっと読んでくれた人に出会えた〜。すごい「シンデレラ」ぶりですよね。
この作者には大人向けの自伝的な作品「Falling Leaves」というのもあります。いつか読みたいと思っています。PGRにもあるんですが、原書が読めるのを目指します。Chinese Cinderellaの後にもいろいろあったみたいで、そのあたりのことも書いてあると思います。

〉今日からは、気分転換にロマンス本を読もうかと考えましたが、
〉結局 Chinese Cinderella And the Secret Dragon Societyに呼ばれました(笑)

おお!こちらは全然違う内容で、一種の冒険ものです。こちらのほうが楽しく読めると思います。

それでは…。


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936. Re: CC and the Secret Dragon Society読了

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/21(19:38)

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杏樹さん、こんにちは。

〉〉今週から、ロマンス本をいったん置いておいて、杏樹さんお薦めの
〉〉Chinese Cinderella: The True Story of an Unwanted Daughterを読み始め、昨晩読み終えたのですが、

〉うわ〜〜〜!やっと読んでくれた人に出会えた〜。すごい「シンデレラ」ぶりですよね。

読むのは辛い(精神的に)ですが、たくさんの人に読んでもらいたい作品ですね。

〉この作者には大人向けの自伝的な作品「Falling Leaves」というのもあります。いつか読みたいと思っています。PGRにもあるんですが、原書が読めるのを目指します。Chinese Cinderellaの後にもいろいろあったみたいで、そのあたりのことも書いてあると思います。

Chinese Cinderellaを読みながら、なんか聞いたことのあるような話だなあ?と感じていたのは、
Falling Leavesなのですね。PGRで、以前読みました。

そうそう、この本の中で、Woman’s Bankを作った女性の話が出てきたところで、MGRのThe Woman of Ironを
思い出しました。

〉〉今日からは、気分転換にロマンス本を読もうかと考えましたが、
〉〉結局 Chinese Cinderella And the Secret Dragon Societyに呼ばれました(笑)

〉おお!こちらは全然違う内容で、一種の冒険ものです。こちらのほうが楽しく読めると思います。

今日読み終わりました。こちらはフィクションですから、安心して楽しめました。
でも、ドゥリットル率いる日本本土発空襲の史実が物語の中で出てきて驚きました。空襲に成功した
爆撃機の行方は知りませんでしたが、この本に書かれているようなこともあったのでしょうね。
おっと、おもわず世界史クラブになってしまいました。

明日からはロマンス本に戻って、Amanda QuickのMistressを読もうと思っています。

杏樹さんも、Happy Reading!


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937. Re: Amanda QuickのMistress

お名前: 久子
投稿日: 2007/4/21(21:40)

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パピイさん 杏樹さん、こんにちは。

〉明日からはロマンス本に戻って、Amanda QuickのMistressを読もうと思っています。

おぉ これ読みましたよー。
コメディタッチ + ちょっとしたサスペンスで 面白かったです。

お節介な予備知識 を 一つ
この時代、白い服は未婚の若い女性のものです。
Amanda Quick は金太郎飴なので 連続して読まないほうがいいです。
この本の他には、The Paid Companion も面白かったです。

パピィさんも 杏樹さんも、Happy Reading!


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939. Re: Amanda QuickのMistress

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/23(23:00)

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久子さん、こんにちは。

〉〉明日からはロマンス本に戻って、Amanda QuickのMistressを読もうと思っています。

〉おぉ これ読みましたよー。
〉コメディタッチ + ちょっとしたサスペンスで 面白かったです。

今99ページ(第5章)まで読みました。
サスペンスが深まっていくところが、いいですね。

〉お節介な予備知識 を 一つ
〉この時代、白い服は未婚の若い女性のものです。

プロローグで、このことが言及されているところでも、ピーンと来ました。
やはり彼女は、◇◇なのですね。

〉Amanda Quick は金太郎飴なので 連続して読まないほうがいいです。

ご忠告に従って、他の本を間に入れながら読んでみようと思います。

〉この本の他には、The Paid Companion も面白かったです。

邦題は、「雇われた婚約者」とか。
チェック入れておきます。紹介、ありがとうございました。

久子さんも、Happy Reading!


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938. Re: CC and the Secret Dragon Society読了

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/4/23(00:27)

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パピイさん、こんにちは。

〉〉〉今週から、ロマンス本をいったん置いておいて、杏樹さんお薦めの
〉〉〉Chinese Cinderella: The True Story of an Unwanted Daughterを読み始め、昨晩読み終えたのですが、

〉〉うわ〜〜〜!やっと読んでくれた人に出会えた〜。すごい「シンデレラ」ぶりですよね。

〉読むのは辛い(精神的に)ですが、たくさんの人に読んでもらいたい作品ですね。

そうですね。読んで欲しいです。

〉〉この作者には大人向けの自伝的な作品「Falling Leaves」というのもあります。いつか読みたいと思っています。PGRにもあるんですが、原書が読めるのを目指します。Chinese Cinderellaの後にもいろいろあったみたいで、そのあたりのことも書いてあると思います。

〉Chinese Cinderellaを読みながら、なんか聞いたことのあるような話だなあ?と感じていたのは、
〉Falling Leavesなのですね。PGRで、以前読みました。

PGRを読んでましたか。どんな内容かますます気になりますが、やはり原書を目指します。

〉そうそう、この本の中で、Woman’s Bankを作った女性の話が出てきたところで、MGRのThe Woman of Ironを
〉思い出しました。

それ、私も読みました。おもしろかったけど、終わり方がブチ切れててがっかりしました。

〉〉〉今日からは、気分転換にロマンス本を読もうかと考えましたが、
〉〉〉結局 Chinese Cinderella And the Secret Dragon Societyに呼ばれました(笑)

〉〉おお!こちらは全然違う内容で、一種の冒険ものです。こちらのほうが楽しく読めると思います。

〉今日読み終わりました。こちらはフィクションですから、安心して楽しめました。
〉でも、ドゥリットル率いる日本本土発空襲の史実が物語の中で出てきて驚きました。空襲に成功した
〉爆撃機の行方は知りませんでしたが、この本に書かれているようなこともあったのでしょうね。
〉おっと、おもわず世界史クラブになってしまいました。

空想と史実をうまく織り交ぜてあって、世界史クラブ的にもおもしろいです。しかもフィクションの部分で活躍するのが子どもだというのがまたおもしろい。
おまけに、本当にそのアメリカ兵は戦後日本にやってきたんですね。
真珠湾攻撃の指揮官だった淵田美津雄という人が、戦後クリスチャンになってアメリカへ渡って伝導をするようになるのですが、それにも影響を与えているのです。余談かもしれませんが、こちらにそのあたりのことが書いてあります。

[url:http://www.being-nagasaki.jp/genbakutaikenki/hutidamituo.htm]

〉明日からはロマンス本に戻って、Amanda QuickのMistressを読もうと思っています。

私もそろそろ積んであるロマンス本に手を出したいです。

〉杏樹さんも、Happy Reading!

パピィさんもHappy Reading!


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933. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: Raquel
投稿日: 2007/4/18(23:49)

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パピイさん、お久しぶりです。Raquelです。
まずは、ロマンスで100万語、おめでとうございます♪
とっても力のこもった投稿に感激しました。

パピイさんやみなさんのご意見に、その通り!と思うこともあれば、
わたしとは違うなぁと思うところもありますが、多分、男性女性という違いだけでなく、
超が付くロマンスファンかどうかという違いもあるのでしょう。

それはおいといて。

〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ

〉第1に、読みやすく、どんどん読めている気になる
〉今回読んだ本は、プロローグあるいは第一章を終わる頃には物語に引き込まれました。それと言うのも、
〉えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

そうですね。
ロマンスファンは要求が厳しいので、立ち読みできる範囲くらいでストーリーに
引き込まれなければ、その本を買おうとは思わないんだそうです。
つかみが肝心なのはどのジャンルも同じでしょうが、ロマンスは特に、ということで。

登場人物に関しては、今回読まれた本はそうですね。
Julia Quinn のBridgerton シリーズや、Stephanie Laurens の Bar Cynster などの、
スピンオフ地獄は、前の本のあの人とか、次の本のその人がたくさん出てきて、
この人は誰の奥さんだ?と思うことがあったりして困ります(笑)

〉第2に、読んでいて安心
〉言い換えると、読んでいて気疲れしないということです。
〉これは児童書などで、結構深刻な内容のものを読むのこととの比較ですが。

うーん。
今回のセレクションはあまり重いテーマはありませんでしたが、
結構シリアスなものもありますよ。

〉今回読んだのが、リージェンシーだからでしょうが、戦闘などで人が死ぬ場面はあんまり出てきませんし、
〉最期はどうせハッピーエンドとわかっていますので、気楽に読めます。サスペンスや、ミステリーほど、ドキドキ感は
〉ありません。先に書いたように感情移入しにくいという理由もあるのでしょうね。

ここが、感じ方が違うなぁと思ったところです。
わたしは、戦闘シーンで血が飛び散っても、人が死んでも何も感じませんが、
主人公の葛藤や衝突を読むのは辛いです。
ハッピーエンドと分かっていても、全然気楽に読めません。
多分、わたしは感情移入しすぎるからなんでしょうね(笑)

〉第3に、英語が面白い
〉これはどういうことかというと、他では見ない表現(言い回し)、単語に出会えて面白いと言うことです。

改めていわれると、そうかなぁと思いますが、あまり気がつきませんでした。
確かに、単語も言い回しも、ちゃんとした作家にかかると(爆)、時代時代で違いますね。

〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325
〉昨年のタドキスト大会のオフ会で話題になり、最初の一冊に選びました。

まだ読んでないんですよー。

〉◇ How to Marry a Marquis / Julia Quinn 語数:94,681語 ISBN:0380800810

これは、少女マンガのようなコメディなので気楽に読めますね。

〉◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290

パピイさんは楽しまれたようですが、わたしはこれ、ヒロインが好きになれず、全然ダメだったんですよー。

〉◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330

これは翻訳でしか読んでませんが、とっても面白かったです。
Kleypas には珍しく、コメディタッチで、珍しくサスペンス度も低いところがわたし好みでした。
蛇足ですが、パピイさんの予想に反して、この作品のヒーロー Westcliff が
あちらのファンの間で一番人気なんですよ。
作者自身も、2番目に好きなヒーローなんだとか。

〉またエピローグの最後は、第3作の頭出しとなっており、おおっと言う展開で、読者に期待を持たせます。

そうそう、ここで終わるなんてひどすぎ(笑)

〉◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081

これは、翻訳もでていますがまだ読んでいません。
あらすじを読む限りでは、今後も読めないような気がします。
(最近、めっきり好き嫌いが激しくなりまして)

〉◇ Devil in Winter / Lisa Kleypas 語数:92,997語 ISBN:006056251X

こちらも、翻訳で読みました。
前作のコメディタッチとは一転、ふたりの心が寄り添っていく様子がとてもよかったです。
わたしも、これが一番好きです。

〉◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536

これは、来月翻訳がでるのでまだ読んでいません。
でも、前2作よりちょっと落ちるという評判どおりのようですね。

〉◇ To Catch an Heiress / Julia Quinn 総語数:87,535 ISBN:0380789353

これは、ドタバタコメディで、ロマンスを期待しているとちょっと肩すかしかもしれません。
"How to Marry a Marquis"の前作ですが、あちらの方がずっと面白いので、
パピイさんの読まれた順番がいいと思います。

〉◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
〉掲示板によく登場している作品ですので、改めての紹介は不要かと思いますが、
〉冒頭  It’s been a long time since he bedded with women.と始まり、つかさず魅力的な女性が登場します。

この最初の一文は、わたしでさえ(笑)、"Mackenzie's Mountain(Linda Howard)"の冒頭並みの
ショックでした。

〉ただ舞台がBow Street Forceと呼ばれる警察の前身みたいなところですので、そのあたりの設定が
〉よく理解ができるかどうかで、物語にのれるタイミングが変わってくるでしょうね。

そうなんです。
これを最初の1冊に読む方も多いですが、わたしは、どうかなぁと思います。
読みやすい、という評判が先行しているので、読んでみて手強さに驚く人も多そう。
分からない単語や設定をがんがん無視できる方限定で、と老婆心ですが、
太文字で注意書きを書きたくなります。

〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073

こちらも、衝撃的なつかみですよね。
しかし、ヒーローをヒロイン以外の女性といきなり。。。とは、
作者も冒険しますねー。
ファンは、H/H(Hero/Heroine)が相手以外と関係を持つことに、嫌悪感を持つことが多いのです。

〉■雑談
〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

〉まず表紙!
〉例の男女の抱擁シーンが、色鮮やかなバックの上に描かれているやつですよ。
〉表紙はそうでなくても、表紙をめくると、半裸でうっとりと抱き合っているシーンがでてくるのもありました。
〉積んで置くか、並べておけば表紙が見えないとおもったら、なんと背表紙に絵のある物もあります。

(笑)
ほんと、表紙に関しては、ファンでも勘弁してと言いたくなるものが多いです。
実は、出版社や年代によって傾向が違って、おしゃれな感じのものもあります。
今回読まれた、AVON の表紙は特に、うっふ〜ん度が高いです。

〉そうそう、もしロマンス本が書店で購入するしか方法が無かったのなら、オジサンにはとても
〉レジに持っていけない本もたくさんあります(笑)

そうですね。
わたしがロマンスを読み始めた10年前はまだ、オンラインで本を買う時代じゃなかったので、
レジに行くのが恥ずかしかったです。
誰も並んでない時を見計らったりして。

〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。
〉今回読んだ11冊しか知りませんが、
〉ヒロインにはけっこういろいろなタイプがあるのに、
〉ヒーロー君に関しては、みんな筋肉系、いわゆるマッチョ。当然胸毛有り。
〉たまには細身のヒーローも良いのでは?と感じていますが、みなさんはどう思います。

個人的には、細身のヒーローがいいなと思いますが、ヒストリカルでは
あまりお目にかかったことはないですね。
"lean"と形容されてても、脱いだらすごい(爆)みたいな。
胸毛は、日本のロマンスファンの大半には理解しがたいことですが、
向こうではセクシーなそうです。
信じられなーい。

あと、ヒストリカルでは、何らかの危険に巻き込まれたりする設定が多いので、
マッチョなヒーローじゃないとヒロインを守れないんでしょう。

〉■ あとがき
〉昨年のタドキスト大会の準備で連絡に使ったMLに
〉『PB掲示板の久子さんとRaquelさんの投稿を読んでそのパワーに圧倒されています。
〉流されやすい性格のパピイは、女王様たちに呑み込まれて、来年の今頃、「世界史クラブ 男性だってロマンス本」
〉などを投稿しているのかもね(笑)』などと、冗談のつもりで書いていましたが、半年も経たないうちに、この投稿を
〉することになろうとは、それも100万語も読んで!!

この投稿を最初見たとき、「わたしたちってば、パピイさんをどこに導いてしまったの。。。」
とちょっと後悔というか、悪いことしたかなと思ってしまいましたが、
肝心のパピイさんに後悔がなさそうなので、わたしも後悔しないことにします。

〉そして掲示板を参考に、さらに100万語分買い揃えてあり、
〉その次の100万語分の購入本を絞り込み中です(爆)

まぁ。
パピイさん、もう立派なロマンスファンですよ。

〉ロマンスの大海はおそろしく広そうなので、ちょっと怖いというのが現在の偽らざる心情ですが、

そうですよー。
紹介してませんが、ヴァイキングものとか、オーストラリア流刑地ものとか、
ヒストリカルにも色々あるんですよ。
ぜひ、未開の地に行きましょう(爆)

〉ということで次回は、ロマンス本200万語通過報告か、YL高めの児童書紹介でお会いしましょう。
〉そうそう、もうすぐYou Wouldn’t Want to シリーズの新作4冊も発売されそうですね。

またの投稿、楽しみにしていますね。

では、楽しい読書を♪


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935. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/19(21:48)

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Raquelさん、こんにちは。

〉まずは、ロマンスで100万語、おめでとうございます♪

ありがとうございます。

〉とっても力のこもった投稿に感激しました。

そう言われると、ちょっと照れますね。
昨年5月にオフ会でお会いした時は、Princess Academyを紹介していただき、
前回の世界史クラブへの投稿で紹介させていただきましたが、
ロマンス本にも手を出すとは、当時は想像だにしていませんでした。

〉パピイさんやみなさんのご意見に、その通り!と思うこともあれば、
〉わたしとは違うなぁと思うところもありますが、多分、男性女性という違いだけでなく、
〉超が付くロマンスファンかどうかという違いもあるのでしょう。

Raquelさんのこのレス、私にとってとても興味深いことをたくさん書かれており
大変興味深く読ませていただきました。その個所は、以下に「xxxxx」の様に書いています。

〉〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ

〉ロマンスファンは要求が厳しいので、立ち読みできる範囲くらいでストーリーに
〉引き込まれなければ、その本を買おうとは思わないんだそうです。
〉つかみが肝心なのはどのジャンルも同じでしょうが、ロマンスは特に、ということで。

「ロマンスファンは要求が厳しいので」というのは、初耳でしたが、
海外での出版量から察すると、ロマンス本商戦は大激戦のようですね。
それなら、読者の要求(ワガママ)は、全て通りそうですね(笑)

〉登場人物に関しては、今回読まれた本はそうですね。
〉Julia Quinn のBridgerton シリーズや、Stephanie Laurens の Bar Cynster などの、
〉スピンオフ地獄は、前の本のあの人とか、次の本のその人がたくさん出てきて、
〉この人は誰の奥さんだ?と思うことがあったりして困ります(笑)

「スピンオフ地獄」って、すごそうですね。
読まないではいられない、また読んでも??なんてことがたくさんあったりして。
うーん!恐ろしそう(笑)>今だけ、笑っていられのかな?

〉今回のセレクションはあまり重いテーマはありませんでしたが、
〉結構シリアスなものもありますよ。

ほおっ、テーマ的にも「結構シリアスなもの」というのもあるのですね。

〉〉今回読んだのが、リージェンシーだからでしょうが、戦闘などで人が死ぬ場面はあんまり出てきませんし、
〉〉最期はどうせハッピーエンドとわかっていますので、気楽に読めます。サスペンスや、ミステリーほど、ドキドキ感は
〉〉ありません。先に書いたように感情移入しにくいという理由もあるのでしょうね。

〉ここが、感じ方が違うなぁと思ったところです。
〉わたしは、戦闘シーンで血が飛び散っても、人が死んでも何も感じませんが、
〉主人公の葛藤や衝突を読むのは辛いです。
〉ハッピーエンドと分かっていても、全然気楽に読めません。
〉多分、わたしは感情移入しすぎるからなんでしょうね(笑)

「感情移入しすぎる」というのが、「超が付くロマンスファン」なのでしょうか。
いわゆる“トキメキ”とか、“胸キュン”を感じながら読んでいらっしゃるのでしょうね。
それはそれで、とてもうらやましいことのように思えます。
同じ本を読んでいても、私のようにテレビで時代劇を見るような感覚、たんなる娯楽で
読んでいるのに比べると、数段楽しさが違うのでしょうね。

〉〉第3に、英語が面白い
〉〉これはどういうことかというと、他では見ない表現(言い回し)、単語に出会えて面白いと言うことです。

〉改めていわれると、そうかなぁと思いますが、あまり気がつきませんでした。
〉確かに、単語も言い回しも、ちゃんとした作家にかかると(爆)、時代時代で違いますね。

これは、以前投稿した“多読的英文法の楽しみ”と同じなんですが、けっこう単語や文章を気にしながら
読んで“楽しんで”います。

例えば、ろうそくの火を消すときには、児童書などでは、put outが一般的に使われますが、ロマンス本では
extinguishと表現されていたりします。これを例に挙げたのは、以前SFテレビドラマの中で、地球人に変装した
宇宙人の女性が、タバコを吸う男性に向って火を消すように頼むのに、単語を使っていて、その不自然さが
面白いなあと、思ったことがあったからです。

〉〉■本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉〉◇ Suddenly You / Lisa Kleypas 語数:85,000語 ISBN:0380802325

〉まだ読んでないんですよー。

へーっ!ちょっと驚き。

〉〉◇ Secrets of a Summer Night / Lisa Kleypas 語数:98,496語 ISBN:0060091290

〉パピイさんは楽しまれたようですが、わたしはこれ、ヒロインが好きになれず、全然ダメだったんですよー。

久子さんも同じようなことを言われていましたが、このヒロインは女性には人気がないのでしょうか。

〉〉◇ It Happened One Autumn / Lisa Kleypas 語数:99,235語 ISBN:0061259330

〉蛇足ですが、パピイさんの予想に反して、この作品のヒーロー Westcliff が
〉あちらのファンの間で一番人気なんですよ。

てっきり、以前は悪役で、でも改心してヒロインにメロメロになっているヒーローというのが、
女性に人気なのかなと思っていました。

〉作者自身も、2番目に好きなヒーローなんだとか。

一番目は誰なのでしょうね。

〉〉またエピローグの最後は、第3作の頭出しとなっており、おおっと言う展開で、読者に期待を持たせます。

〉そうそう、ここで終わるなんてひどすぎ(笑)

まったく同感です。
初版や、翻訳で読んだ人は気の毒ですね。

〉〉◇ Again the Magic / Lisa Kleypas 語数:92,804語 ISBN:0380811081

〉これは、翻訳もでていますがまだ読んでいません。
〉あらすじを読む限りでは、今後も読めないような気がします。
〉(最近、めっきり好き嫌いが激しくなりまして)

久子さんも、投げたとおっしゃっていましたが、私は面白かったです。

〉〉◇ Scandal in Spring / Lisa Kleypas 語数:93,000語 ISBN:0060562536

〉これは、来月翻訳がでるのでまだ読んでいません。
〉でも、前2作よりちょっと落ちるという評判どおりのようですね。

でも、これを読まなきゃ壁の花シリーズは終われませんよ。
そうそう、翻訳本、何であんなに安いのでしょうね。原書にこだわらなければお買い得ですね。

〉〉◇ Lady Sophia’s Laver / Lisa Kleypas 語数:91,000語 ISBN:0380811065
〉〉掲示板によく登場している作品ですので、改めての紹介は不要かと思いますが、
〉〉冒頭  It’s been a long time since he bedded with women.と始まり、つかさず魅力的な女性が登場します。

〉この最初の一文は、わたしでさえ(笑)、"Mackenzie's Mountain(Linda Howard)"の冒頭並みの
〉ショックでした。

“Mackenzie's Mountain(Linda Howard)”気になっちゃいますね。メモっておこう(笑)

〉〉ただ舞台がBow Street Forceと呼ばれる警察の前身みたいなところですので、そのあたりの設定が
〉〉よく理解ができるかどうかで、物語にのれるタイミングが変わってくるでしょうね。

〉そうなんです。
〉これを最初の1冊に読む方も多いですが、わたしは、どうかなぁと思います。
〉読みやすい、という評判が先行しているので、読んでみて手強さに驚く人も多そう。
〉分からない単語や設定をがんがん無視できる方限定で、と老婆心ですが、
〉太文字で注意書きを書きたくなります。

そうですね。私の場合ロマンス本10冊目でしたから、最初から面白かったのですが、
最初の一冊に選ばないほうが、良いと思いますね。

〉〉◇Worth Any Price / Lisa Kleypas 語数:87,219語 ISBN:0380811073

〉こちらも、衝撃的なつかみですよね。
〉しかし、ヒーローをヒロイン以外の女性といきなり。。。とは、
〉作者も冒険しますねー。

へー、「作者も冒険しますねー」なのですね。

〉〉■雑談
〉〉◇ なんとかならないの?・・・表紙

〉そうですね。
〉わたしがロマンスを読み始めた10年前はまだ、オンラインで本を買う時代じゃなかったので、
〉レジに行くのが恥ずかしかったです。
〉誰も並んでない時を見計らったりして。

女性の方でも、そうなのですか。

〉〉◇ なんとかならないの?・・・ヒーロー。

〉あと、ヒストリカルでは、何らかの危険に巻き込まれたりする設定が多いので、
〉マッチョなヒーローじゃないとヒロインを守れないんでしょう。

そういう理由だと、納得できますね。

〉〉■ あとがき

〉この投稿を最初見たとき、「わたしたちってば、パピイさんをどこに導いてしまったの。。。」

ある種のパラダイスに導かれました(爆)

〉〉そして掲示板を参考に、さらに100万語分買い揃えてあり、
〉〉その次の100万語分の購入本を絞り込み中です(爆)

〉まぁ。
〉パピイさん、もう立派なロマンスファンですよ。

ありがとうございます。
以前掲示板で、「病院の待合室で、ディケンズの原書を読んでいるような、年寄りになりたい」
と言う方がいらっしゃいましたが、私の場合ロマンス本になるのかな?(爆)

〉〉ロマンスの大海はおそろしく広そうなので、ちょっと怖いというのが現在の偽らざる心情ですが、

〉そうですよー。
〉紹介してませんが、ヴァイキングものとか、オーストラリア流刑地ものとか、
〉ヒストリカルにも色々あるんですよ。
〉ぜひ、未開の地に行きましょう(爆)

うーん、非常にまずいですねえ(笑)
他にも以前紹介された、現代軍事(?)ロマンスとか、書店で見かけた(翻訳)アウトランダー・シリーズとか、
興味を引く物がいっぱいあり、パラノーマルには興味が無いのですが、あっという間に数十冊分の
リストができそうですね。

〉またの投稿、楽しみにしていますね。

はーい!

〉では、楽しい読書を♪

Raquelさんも、楽しい読書を♪


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