ヒストリカル・ロマンス経過報告

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/24(13:48)]

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859. ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/12/2(00:14)

------------------------------

みなさま、こんにちは。
5月にヒストリカル・ロマンスでPBデビューして読み始めて半年経ったので、経過報告をします。タドキスト大会に間に合わせようと思っていましたがものすいごいギリギリになってしまいました。
総合的に紹介してくれているRaquelさんや久子さんと違って、私のは初心者の経過報告、個人的感想です。
ちなみに私はロマンス本は日本語では全く読んだことがありません。

★Lady Sophia's Lover (Lisa Kleypas)
最初に読んだ本です。1冊読めたのでうれしくてすでに報告済み。
最初は難しくて一体何が何やらわかりませんでしたが、ぐいぐい引きつけるストーリーで、読み進むほど加速度がつきました。

★Worth Any Price (Lisa Kleypas)
Lady Sophia's Loverの続編です。おなじみの人物が出てくるので話に入りやすく、読みやすい上に内容もとても面白かったです。とってもおすすめの本ですが、Lady Sophia's Loverの盛大なネタばれから始まりますので、この本を先に読むわけにはいかないのが残念。でもLady Sophia's Loverを読んだ方はぜひ、絶対こっちも読んでください。

★Suddenly You (Lisa Kleypas)
独身の女性作家が30歳を契機に男娼を買おうとするという、時代物にしては「!!!」な始まり方です。しかし文章はわりあいわかりやすく、Lady Sophia's Loverよりはずっとはいりやすいように思いました。導入部が「!!!」ですが、そこはロマンス本。結局はヒロインの前にヒーローとなるべき男性が現れあれこれすったもんだ・・・・

Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。内容はラブコメディです。

★To Catch An Heiress
これはイチオシおすすめ!特に初心者向けだと思います。
両親を亡くして後見人の間を転々として暮してきたCaroline。現在の後見人は息子に彼女を襲わせて結婚させて彼女の遺産をいただこうとします。Carolineはそこから逃げ出しますが、スパイを追っていたBlakeが、夜中に家を抜け出して逃げ出す怪しい行動を見て彼女をスパイと間違え拉致監禁。
誤解が解けた後も後見人から身を隠すため、CarolineはBlakeの家に居座り、家の中を引っ掻き回してBlakeとその友人をあきれさせたり、あわてさせたり。かなりなドタバタ劇を繰り広げたりします。
内容はわかりやすく、大きな出来事よりも小ネタが多いですがハラハラさせるところもあり、少々わからないところも気楽に飛ばして読めます。

★How to Marry a Marquis
両親を亡くしたElisabethは弟や妹を養うためにも財産のある男性と結婚する必要にせまられています。彼女がお話し相手を務める貴婦人のお屋敷の図書室で見つけたのはHow to Marry a Marquisと言う本。ドキドキしながら手にとってしまい、しかもそれを貴婦人の新しく来たestate managerに見られてしまう。しかし彼は彼女に協力することを申し出て…?
物語の起伏があまりなく、ほとんど漫才のような会話で進んでいきますので、読み進む原動力としては少々弱いかも。実はestate managerはTo Catch An Heiressに出てきたBlakeの友人で、最後の方にCarolineとBlakeも少し出てきます。

★Viscount Who Loved Me
Bridgerton series シリーズで、長兄のAnthonyの結婚話。最初は登場人物がごちゃごちゃしていてつかみにくく思いましたが、結局ロマンス本ではヒーローとヒロインがわかっていればなんとかなります。このお話ではストレートに出会わないで少々紆余曲折ですが。蜂に刺されて毒を吸い出そうとしているのを見られて、スキャンダルになる!結婚しなさい!という展開はやはり時代物ならではでしょう。

これだけ読んできたら別の作家も読みたくなりました。
それで手にとったのが
★A Summer To Remember (Mary Baough)
700万語通過本です。結構てこずって時間がかかりました。
最初は何が書いてあるかほとんどわからず。しかも字が細かい。3ページぐらい読んで、あまりにわからないのでもう一度最初から読み直しました。しかしやっぱり難しい。ぼんやりとした理解のまま読み進みました。最初ヒーローのKitがヒロインのLaurenを舞踏会でダンスに誘ったり、翌日花を贈ってお出かけに誘ったりしてもLaurenは無関心でそっけなくて、さっぱり話が進みそうになくてどうやって話を進めるんだろうと思いました。しかし90ページぐらいで話の方向が見えてきて、しかもタイトルの意味がわかり、そこで俄然先が読みたくなってきました。
そうすると、最初はとても読みにくくて2〜3ページ読んではページを確認して「まだこれだけかー」と思っていたのが、進み始めると気がついたら10ページぐらい読んでる、という状態になりました。しかもその状態になると、知らない単語の三つや四つや五つあってもそれほど気にならずにどんどん読み進めることができて、しかも知らない単語があちこちあるのにあまり「飛ばしている」感じがしないできちんと読んでるような気になっています。文章もそんなに難しく感じません。「わかりやすい」とまではいきませんが…。
結局本が読めるか読めないか、は英語力の問題ではないんだろうな、ということを再確認しました。

****総合的な感想****

PBを読むにあたっては、まず最初はとっつきやすいものから始めてみれば、何冊か読んでいるうちに慣れてくるような気がします。そもそも1冊10万語前後あるものが多いので、何冊か読むとそれだけ語数が蓄積されて読む力がついてくるのではないかと思います。
特にロマンス本は基本が男女二人が出会って恋に落ちる、なので「Lady Sophia's Lover」や「A Summer To Remember」のように最初の方がさっぱりわからなくても途中で話がわかってくると読み進むことができるようになったりします。また、PBはかなり飛ばしても大丈夫、と聞いていたのが本当にそうだと思いました。

以前、まだPBを読む人があまりいなかったころがんばって読んでいたのが間者猫さんとじゅんさんでした。二人ともGRも苦手、児童書も苦手、で仕方なく大人向けの本に突入して四苦八苦しながら読んでいて、その様子がうかがえる投稿をしていました。
間者猫さんに言わせると、児童書は少し飛ばすとわからなくなる、PBは1ページや2ページ飛ばしても、1章や2章わからなくても大丈夫だから、ということでした。そして飛ばしすぎてわからなくなったら「今日はこのへんで勘弁しっとたるわ」という捨てゼリフで投げるのです。
実際PB(といってもロマンス本しか読んでませんが)を読んでみると、例えばGRなどと違って展開がゆっくりです。描写が細かいせいもあって、同じ場面が何ページも続いていたりします。そういうところが飛ばしても大丈夫、というところなんでしょう。

ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん読めるようになるんだと思います。私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がついたんだと思います。
四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。


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861. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: 久子
投稿日: 2006/12/3(14:31)

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杏樹さん こんにちは 久子です。

〉5月にヒストリカル・ロマンスでPBデビューして読み始めて半年経ったので、経過報告をします。タドキスト大会に間に合わせようと思っていましたがものすいごいギリギリになってしまいました。

ご報告ありがとうございます。

〉★Lady Sophia's Lover (Lisa Kleypas)
〉最初に読んだ本です。1冊読めたのでうれしくてすでに報告済み。
〉最初は難しくて一体何が何やらわかりませんでしたが、ぐいぐい引きつけるストーリーで、読み進むほど加速度がつきました。

最初の方は、わかりにくいと思います。
初めって会った時から ヒーローがヒロインに強烈にひかれた ことくらいしか
わかりませんでした。
始まりが 少々わからなくても 先へ行っての影響は少ないと思います。

〉★Worth Any Price (Lisa Kleypas)
〉Lady Sophia's Loverの続編です。おなじみの人物が出てくるので話に入りやすく、読みやすい上に内容もとても面白かったです。とってもおすすめの本ですが、Lady Sophia's Loverの盛大なネタばれから始まりますので、この本を先に読むわけにはいかないのが残念。でもLady Sophia's Loverを読んだ方はぜひ、絶対こっちも読んでください。

こっちの方が、わかりやすいですね。
でも、Lady Sophia's Lover を読んでいないとネタバレ面以外でも
最初のシーンが理解し難いかな とおもいます。

〉★Suddenly You (Lisa Kleypas)
〉独身の女性作家が30歳を契機に男娼を買おうとするという、時代物にしては「!!!」な始まり方です。しかし文章はわりあいわかりやすく、Lady Sophia's Loverよりはずっとはいりやすいように思いました。導入部が「!!!」ですが、そこはロマンス本。結局はヒロインの前にヒーローとなるべき男性が現れあれこれすったもんだ・・・・

この本は、タドキスト大会ですごく話題になっていました。
設定が すごいので 興味をひく人が多いみたいです。

〉Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

時代を感じさせる シーンが多いですよね。
温水シャワー は私も 驚きました。

〉さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。内容はラブコメディです。

時代を感じさせられるところが、ほとんど無い から読みやすいのですが、
To Catch An Heiress で、なぜ スペインのスパイ を追いかけているのかが ?
となる方がいらっしゃるかもしれません。この時代は、イギリスとスペインは
戦争をしていたことを知っていた方がいいかもしれないですね。

How to Marry a Marquis は、おっしゃる通り会話を楽しむ系なので
ストーリー展開にひっぱられて という本ではないですね。

〉★Viscount Who Loved Me
〉Bridgerton series シリーズで、長兄のAnthonyの結婚話。最初は登場人物がごちゃごちゃしていてつかみにくく思いましたが、結局ロマンス本ではヒーローとヒロインがわかっていればなんとかなります。このお話ではストレートに出会わないで少々紆余曲折ですが。蜂に刺されて毒を吸い出そうとしているのを見られて、スキャンダルになる!結婚しなさい!という展開はやはり時代物ならではでしょう。

ヒーローの兄弟8人と母親、ヒロインの妹、母親 その他、脇役が5人くらい
でしたでしょうか? 少々登場人物が大目なので、最初の内はわかり難いです。
このシリーズの4巻と7巻には、How to Marry a Marquis の Lady Dunbery が
登場しますし、Anthony と James は学友らしい とどの巻かで書いてあった
ような気がします。
ロマンス本では、こいったファンサービスみたいなお楽しみがよくあります。

〉★A Summer To Remember (Mary Baough)
〉700万語通過本です。結構てこずって時間がかかりました。
〉最初は何が書いてあるかほとんどわからず。しかも字が細かい。3ページぐらい読んで、あまりにわからないのでもう一度最初から読み直しました。しかしやっぱり難しい。ぼんやりとした理解のまま読み進みました。最初ヒーローのKitがヒロインのLaurenを舞踏会でダンスに誘ったり、翌日花を贈ってお出かけに誘ったりしてもLaurenは無関心でそっけなくて、さっぱり話が進みそうになくてどうやって話を進めるんだろうと思いました。しかし90ページぐらいで話の方向が見えてきて、しかもタイトルの意味がわかり、そこで俄然先が読みたくなってきました。
〉そうすると、最初はとても読みにくくて2〜3ページ読んではページを確認して「まだこれだけかー」と思っていたのが、進み始めると気がついたら10ページぐらい読んでる、という状態になりました。しかもその状態になると、知らない単語の三つや四つや五つあってもそれほど気にならずにどんどん読み進めることができて、しかも知らない単語があちこちあるのにあまり「飛ばしている」感じがしないできちんと読んでるような気になっています。文章もそんなに難しく感じません。「わかりやすい」とまではいきませんが…。
〉結局本が読めるか読めないか、は英語力の問題ではないんだろうな、ということを再確認しました。

ちょっと読みにくい本ですね。
この作家のほかの本も導入は ちょっと話の進む方向が見えにくいような
気がします。
Kit の弟の Sydnam のお話しが、Simply Love として出版されました。
ヒロインは、Slightly Scandalous に出てきているので、そちらを先に読んで
なんて思うと 作者の罠にかかってしまったような気もします。 (笑

〉****総合的な感想****

〉PBを読むにあたっては、まず最初はとっつきやすいものから始めてみれば、何冊か読んでいるうちに慣れてくるような気がします。そもそも1冊10万語前後あるものが多いので、何冊か読むとそれだけ語数が蓄積されて読む力がついてくるのではないかと思います。
〉特にロマンス本は基本が男女二人が出会って恋に落ちる、なので「Lady Sophia's Lover」や「A Summer To Remember」のように最初の方がさっぱりわからなくても途中で話がわかってくると読み進むことができるようになったりします。また、PBはかなり飛ばしても大丈夫、と聞いていたのが本当にそうだと思いました。

〉以前、まだPBを読む人があまりいなかったころがんばって読んでいたのが間者猫さんとじゅんさんでした。二人ともGRも苦手、児童書も苦手、で仕方なく大人向けの本に突入して四苦八苦しながら読んでいて、その様子がうかがえる投稿をしていました。
〉間者猫さんに言わせると、児童書は少し飛ばすとわからなくなる、PBは1ページや2ページ飛ばしても、1章や2章わからなくても大丈夫だから、ということでした。そして飛ばしすぎてわからなくなったら「今日はこのへんで勘弁しっとたるわ」という捨てゼリフで投げるのです。
〉実際PB(といってもロマンス本しか読んでませんが)を読んでみると、例えばGRなどと違って展開がゆっくりです。描写が細かいせいもあって、同じ場面が何ページも続いていたりします。そういうところが飛ばしても大丈夫、というところなんでしょう。

間者猫さんの名言ですね。
GR や 児童書は、密度が濃いので 細かく読まないと厳しいですが
ロマンスは、極端な話 どんな色の服を着ていたか、庭に咲いている花はなにか
といった描写が延々続ので ざーっと飛ばしても大筋には大きな影響は
ありません。まあ、わかった方が 楽しめますけど....

〉ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん読めるようになるんだと思います。私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がついたんだと思います。
〉四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。

思い切ってってじゃんじゃん飛ばしまくって読む という思い切りさえあれば
PB への離陸は難しくない と思います。
人間 たまに 本当に読めているのだろうが と迷いが入ると ぐらっと来てしまう
このあたりを うまく自分でコントロールできると いいのかな と思います。
楽しいか 楽しくないか を中心に考えるのよさそうです。


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881. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/12/5(00:42)

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久子さん、こんにちは。

〉〉★Suddenly You (Lisa Kleypas)
〉〉独身の女性作家が30歳を契機に男娼を買おうとするという、時代物にしては「!!!」な始まり方です。しかし文章はわりあいわかりやすく、Lady Sophia's Loverよりはずっとはいりやすいように思いました。導入部が「!!!」ですが、そこはロマンス本。結局はヒロインの前にヒーローとなるべき男性が現れあれこれすったもんだ・・・・

〉この本は、タドキスト大会ですごく話題になっていました。
〉設定が すごいので 興味をひく人が多いみたいです。

そんなに注目を浴びていましたか。読む人が増えるでしょうか。

〉〉Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

〉時代を感じさせる シーンが多いですよね。
〉温水シャワー は私も 驚きました。

ですねー。「ヒストリカル」として読みごたえがあります。

〉〉さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。内容はラブコメディです。

〉時代を感じさせられるところが、ほとんど無い から読みやすいのですが、
〉To Catch An Heiress で、なぜ スペインのスパイ を追いかけているのかが ?
〉となる方がいらっしゃるかもしれません。この時代は、イギリスとスペインは
〉戦争をしていたことを知っていた方がいいかもしれないですね。

そのへんの時代背景はあまり意識してませんでした…。まあ、読むのに支障はありませんでしたが。

〉How to Marry a Marquis は、おっしゃる通り会話を楽しむ系なので
〉ストーリー展開にひっぱられて という本ではないですね。

「会話を楽しむ」というと上品に聞こえますが、内容はかなりギャグっぽいですね。

〉〉★Viscount Who Loved Me
〉〉Bridgerton series シリーズで、長兄のAnthonyの結婚話。最初は登場人物がごちゃごちゃしていてつかみにくく思いましたが、結局ロマンス本ではヒーローとヒロインがわかっていればなんとかなります。このお話ではストレートに出会わないで少々紆余曲折ですが。蜂に刺されて毒を吸い出そうとしているのを見られて、スキャンダルになる!結婚しなさい!という展開はやはり時代物ならではでしょう。

〉ヒーローの兄弟8人と母親、ヒロインの妹、母親 その他、脇役が5人くらい
〉でしたでしょうか? 少々登場人物が大目なので、最初の内はわかり難いです。

兄弟がみんなABC順なので、そこは順番がわかりやすかったです。

〉このシリーズの4巻と7巻には、How to Marry a Marquis の Lady Dunbery が
〉登場しますし、Anthony と James は学友らしい とどの巻かで書いてあった
〉ような気がします。
〉ロマンス本では、こいったファンサービスみたいなお楽しみがよくあります。

おおぉ〜。おもしろいですね。

〉〉★A Summer To Remember (Mary Baough)

〉ちょっと読みにくい本ですね。
〉この作家のほかの本も導入は ちょっと話の進む方向が見えにくいような
〉気がします。

リサ・クレイパスやジュリア・クインよりは難しかったですが、話の方向が見えてくるとけっこう読めるものだということがわかりました。

〉Kit の弟の Sydnam のお話しが、Simply Love として出版されました。
〉ヒロインは、Slightly Scandalous に出てきているので、そちらを先に読んで
〉なんて思うと 作者の罠にかかってしまったような気もします。 (笑

シリーズものの罠ですか。しかも他の作品と連動してるなんてー。

〉〉ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん読めるようになるんだと思います。私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がついたんだと思います。
〉〉四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。

〉思い切ってってじゃんじゃん飛ばしまくって読む という思い切りさえあれば
〉PB への離陸は難しくない と思います。
〉人間 たまに 本当に読めているのだろうが と迷いが入ると ぐらっと来てしまう
〉このあたりを うまく自分でコントロールできると いいのかな と思います。
〉楽しいか 楽しくないか を中心に考えるのよさそうです。

そうですね。読む前はどの本が読めるかわからないので悩みますが、何冊か読んでみると、結局読んだら読んだだけ読めるようになりますから。楽しかったら読む、楽しくなかったら投げる、と思い切りよく割り切るといいと思います。


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863. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: りあ http://riepp.blog71.fc2.com/
投稿日: 2006/12/3(16:59)

------------------------------

杏樹さん、はじめまして!りあと申します。

PBもまだ全然読んでいない超初心者なのですが、下の投稿にも書きましたが
一生のうちでいつかは噂のヒストリカル・ロマンス本を読んでみたいな〜と
思っています!
ということで、投稿、とても興味深く読まさせてもらいました^^

私も日本語でロマンス本というのは読んだことがありません;;
だけど、英語ならなんとなく読めそうかな〜という気がしなくもないというのを
感じています。なので軽い感じのお話から読んでいけたらなと思いました。

デビューがいつになるかは分かりませんが、そのときまで永久保存しておきます!
本当にありがとうございました♪


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882. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/12/5(00:48)

------------------------------

りあさん、はじめまして。PBデビューおめでとうございます。

〉PBもまだ全然読んでいない超初心者なのですが、下の投稿にも書きましたが
〉一生のうちでいつかは噂のヒストリカル・ロマンス本を読んでみたいな〜と
〉思っています!
〉ということで、投稿、とても興味深く読まさせてもらいました^^

と言いつつPBデビュー報告ですね。きっとロマンス本も遠くはありませんよ。

〉私も日本語でロマンス本というのは読んだことがありません;;
〉だけど、英語ならなんとなく読めそうかな〜という気がしなくもないというのを
〉感じています。なので軽い感じのお話から読んでいけたらなと思いました。

軽い感じがいいのならJulia Quinnがいいかもしれません。

〉デビューがいつになるかは分かりませんが、そのときまで永久保存しておきます!
〉本当にありがとうございました♪

そんな風に言っていただいて恐縮です。とりあえず手元に置いて時々のぞいてみる、を実行してみれば意外と早く読めるかもしれません。

それでは〜。


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864. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: Raquel
投稿日: 2006/12/3(18:56)

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杏樹さん、こんにちは。Raquelです。

"杏樹"さんは[url:kb:859]で書きました:

〉5月にヒストリカル・ロマンスでPBデビューして読み始めて半年経ったので、経過報告をします。タドキスト大会に間に合わせようと思っていましたがものすいごいギリギリになってしまいました。
〉総合的に紹介してくれているRaquelさんや久子さんと違って、私のは初心者の経過報告、個人的感想です。
〉ちなみに私はロマンス本は日本語では全く読んだことがありません。

読み始めの頃の感想は、これから読もうという方にはとてもためになると思いますよ。
ご報告ありがとうございます。

〉Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

そういえば、彼女はこの時代(産業革命の時代)にこだわりがあるのか、
背景だけではなく、丁寧に描かれていますよね。
それにやはり、ストーリーが面白く、主人公たちの乗り越えなければならない障害や
葛藤が大きいだけに、先を読みたい気持ちが募ります。
「物語の力」が強いので、PBを読み慣れない方にはオススメでしょうね。

〉さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。内容はラブコメディです。

〉★To Catch An Heiress
〉★How to Marry a Marquis

これは、少女マンガみたいですよね。
私は、"How to 〜"の方が面白かったですが、それは好みの問題ですね。

〉★Viscount Who Loved Me
〉Bridgerton series シリーズで、長兄のAnthonyの結婚話。最初は登場人物がごちゃごちゃしていてつかみにくく思いましたが、結局ロマンス本ではヒーローとヒロインがわかっていればなんとかなります。このお話ではストレートに出会わないで少々紆余曲折ですが。蜂に刺されて毒を吸い出そうとしているのを見られて、スキャンダルになる!結婚しなさい!という展開はやはり時代物ならではでしょう。

これは、上の二つよりエモーショナルな深みもあり、面白いと思います。

〉これだけ読んできたら別の作家も読みたくなりました。
〉それで手にとったのが
〉★A Summer To Remember (Mary Baough)
〉700万語通過本です。結構てこずって時間がかかりました。
〉最初は何が書いてあるかほとんどわからず。しかも字が細かい。3ページぐらい読んで、あまりにわからないのでもう一度最初から読み直しました。しかしやっぱり難しい。ぼんやりとした理解のまま読み進みました。最初ヒーローのKitがヒロインのLaurenを舞踏会でダンスに誘ったり、翌日花を贈ってお出かけに誘ったりしてもLaurenは無関心でそっけなくて、さっぱり話が進みそうになくてどうやって話を進めるんだろうと思いました。しかし90ページぐらいで話の方向が見えてきて、しかもタイトルの意味がわかり、そこで俄然先が読みたくなってきました。
〉そうすると、最初はとても読みにくくて2〜3ページ読んではページを確認して「まだこれだけかー」と思っていたのが、進み始めると気がついたら10ページぐらい読んでる、という状態になりました。しかもその状態になると、知らない単語の三つや四つや五つあってもそれほど気にならずにどんどん読み進めることができて、しかも知らない単語があちこちあるのにあまり「飛ばしている」感じがしないできちんと読んでるような気になっています。文章もそんなに難しく感じません。「わかりやすい」とまではいきませんが…。
〉結局本が読めるか読めないか、は英語力の問題ではないんだろうな、ということを再確認しました。

丁寧な感想、とてもためになります。
何か大きな謎や事件がある訳じゃないので、流れに乗れるまで辛いかもしれませんね。
ストーリーのうねりで読ませる作家と、心理描写の妙で読ませる作家の違いでしょう。
ところで私、今でも、「まだこれだけかー」とよく思いますよ。

〉****総合的な感想****

〉PBを読むにあたっては、まず最初はとっつきやすいものから始めてみれば、何冊か読んでいるうちに慣れてくるような気がします。そもそも1冊10万語前後あるものが多いので、何冊か読むとそれだけ語数が蓄積されて読む力がついてくるのではないかと思います。
〉特にロマンス本は基本が男女二人が出会って恋に落ちる、なので「Lady Sophia's Lover」や「A Summer To Remember」のように最初の方がさっぱりわからなくても途中で話がわかってくると読み進むことができるようになったりします。また、PBはかなり飛ばしても大丈夫、と聞いていたのが本当にそうだと思いました。

〉以前、まだPBを読む人があまりいなかったころがんばって読んでいたのが間者猫さんとじゅんさんでした。二人ともGRも苦手、児童書も苦手、で仕方なく大人向けの本に突入して四苦八苦しながら読んでいて、その様子がうかがえる投稿をしていました。
〉間者猫さんに言わせると、児童書は少し飛ばすとわからなくなる、PBは1ページや2ページ飛ばしても、1章や2章わからなくても大丈夫だから、ということでした。そして飛ばしすぎてわからなくなったら「今日はこのへんで勘弁しっとたるわ」という捨てゼリフで投げるのです。
〉実際PB(といってもロマンス本しか読んでませんが)を読んでみると、例えばGRなどと違って展開がゆっくりです。描写が細かいせいもあって、同じ場面が何ページも続いていたりします。そういうところが飛ばしても大丈夫、というところなんでしょう。

分からないところを気にすると読みづらいですが、分からなくても気にしないと
思っていると、娯楽系PBを読むのは難しくないと思います。
まだレベル4くらいだから、児童書をたくさん読まないとPBが読めないと
思っていらっしゃる方がいたら、
「順番ではないんですよー!」と言いたいです。
読みたいPBを手元に置いてちらちら見ることを、ほんと、オススメしたいと思います。

〉ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん読めるようになるんだと思います。私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がついたんだと思います。
〉四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。

どなたがおっしゃっていたのか忘れましたが、全ては冊数が解決すると思います。
何冊か読んでいるうちに、どんどん読めるようになります。
後は、同じジャンル・時代を続けて何冊か読む方が、使われている単語や時代背景が
身に付きやすいです。

丁寧な感想、ありがとうございました。

これからも、楽しい読書を♪


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884. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/12/5(01:02)

------------------------------

Raquelさん、こんにちは。

〉読み始めの頃の感想は、これから読もうという方にはとてもためになると思いますよ。
〉ご報告ありがとうございます。

そう言っていただけてありがたいです。

〉〉Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

〉そういえば、彼女はこの時代(産業革命の時代)にこだわりがあるのか、
〉背景だけではなく、丁寧に描かれていますよね。
〉それにやはり、ストーリーが面白く、主人公たちの乗り越えなければならない障害や
〉葛藤が大きいだけに、先を読みたい気持ちが募ります。
〉「物語の力」が強いので、PBを読み慣れない方にはオススメでしょうね。

物語の力は大きいですが、それでも最初に読むとかなり難しく感じました。「わからないところは飛ばす」を思い切り実行しました。

〉〉さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。内容はラブコメディです。

〉〉★To Catch An Heiress
〉〉★How to Marry a Marquis

〉これは、少女マンガみたいですよね。
〉私は、"How to 〜"の方が面白かったですが、それは好みの問題ですね。

Lisa Kleypasを読んだあとにHow to〜でJulia Quinnを最初に読んだので、会話中心に進むのになじみにくかったというのもあるかもしれません。

〉〉★Viscount Who Loved Me
〉〉Bridgerton series シリーズで、長兄のAnthonyの結婚話。最初は登場人物がごちゃごちゃしていてつかみにくく思いましたが、結局ロマンス本ではヒーローとヒロインがわかっていればなんとかなります。このお話ではストレートに出会わないで少々紆余曲折ですが。蜂に刺されて毒を吸い出そうとしているのを見られて、スキャンダルになる!結婚しなさい!という展開はやはり時代物ならではでしょう。

〉これは、上の二つよりエモーショナルな深みもあり、面白いと思います。

そうですね。シリーズになっているのでもっと読みたいと思います。

〉〉これだけ読んできたら別の作家も読みたくなりました。
〉〉それで手にとったのが
〉〉★A Summer To Remember (Mary Baough)

〉丁寧な感想、とてもためになります。

Raquelさんにそう言われるなんてうれしいです。

〉何か大きな謎や事件がある訳じゃないので、流れに乗れるまで辛いかもしれませんね。
〉ストーリーのうねりで読ませる作家と、心理描写の妙で読ませる作家の違いでしょう。
〉ところで私、今でも、「まだこれだけかー」とよく思いますよ。

Raquelさんもそう思うんですか。ロマンス本でも内容の特徴がそれぞれいろいろありますね。

〉分からないところを気にすると読みづらいですが、分からなくても気にしないと
〉思っていると、娯楽系PBを読むのは難しくないと思います。
〉まだレベル4くらいだから、児童書をたくさん読まないとPBが読めないと
〉思っていらっしゃる方がいたら、
〉「順番ではないんですよー!」と言いたいです。
〉読みたいPBを手元に置いてちらちら見ることを、ほんと、オススメしたいと思います。

本当にそう思います。とりあえず私は「GRを読んでPBにつなげよう」と思いましたが、そろえたGR全部読み終わらないのに、買い置きのヒストリカル・ロマンスが突然読みたくなって読んでしまいましたから。

〉〉ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん読めるようになるんだと思います。私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がついたんだと思います。
〉〉四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。

〉どなたがおっしゃっていたのか忘れましたが、全ては冊数が解決すると思います。
〉何冊か読んでいるうちに、どんどん読めるようになります。
〉後は、同じジャンル・時代を続けて何冊か読む方が、使われている単語や時代背景が
〉身に付きやすいです。

そうですねー。リージェンシー時代の雰囲気にずいぶんなじんだような気がします。

〉丁寧な感想、ありがとうございました。

〉これからも、楽しい読書を♪

RaquelさんもHappy Reading!


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890. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: たまこ
投稿日: 2006/12/5(22:04)

------------------------------

杏樹さん、こんばんは。
たまこです。

以前からロマンス本を読んでみたいと思っていましたが、まだまだ難しいのではないかと思い
なかなか手を出せずいました。
そんな時、杏樹さんの投稿を読んで、よ〜し次はロマンス本を読んでみようと思う事が出来ました。
杏樹さんの投稿のおかげできっかけが出来ました。
本当にありがとうございました。
私は今、ロマンス本2冊目を読んでいるところです。
(途中ミステリーやらダレンシャンを読んでいたので、やっと2冊目です)
この後はしばらくヒストリカル・ロマンスを読もうと思っています。

〉★Lady Sophia's Lover (Lisa Kleypas)
〉最初に読んだ本です。1冊読めたのでうれしくてすでに報告済み。
〉最初は難しくて一体何が何やらわかりませんでしたが、ぐいぐい引きつけるストーリーで、読み
〉進むほど加速度がつきました。

私もこの本を最初に読みました。
書評を読んで、私の想像ではヒーローはとても真面目なお堅い男性だと思っていました。
ところが読み始めるといきなり最初からヒロインにメロメロで、あれぇっと思いました。
タドキスト大会で久子さんに、この感想を話すと、真面目な男性も恋に落ちると情熱的な男性に
なるという証拠ですよ、と言われました。確かに!
初めて見る単語が結構あって、ちょっと難しかったです。
初めてのPBでこの本を読まれるなんて、杏樹さんはすごい!と思いました。
ストーリーは、展開が早くなぞとかも出てくるので面白くて、ぐいぐい読めました。

〉★Worth Any Price (Lisa Kleypas)
〉Lady Sophia's Loverの続編です。おなじみの人物が出てくるので話に入りやすく、読みやすい上に
〉内容もとても面白かったです。
〉とってもおすすめの本ですが、Lady Sophia's Loverの盛大なネタばれから始まりますので、この本を
〉先に読むわけにはいかないのが残念。でもLady Sophia's Loverを読んだ方はぜひ、絶対こっちも読ん
〉でください。

今、この本を読んでいます。
いきなりヒーローの過去の心の傷に関するシーンで始まり、頁をめくる手を止められませんでした。
前作ではかっこいいけどちょっと悪っぽい印象でしたが、今回は過去の心の傷が明らかになり、より人間的
に感じられました。
なるほど、これがスピン・オフの楽しみなんですね。
続きが楽しみです・・・

〉★Suddenly You (Lisa Kleypas)
〉独身の女性作家が30歳を契機に男娼を買おうとするという、時代物にしては「!!!」な始まり方です。
〉しかし文章はわりあいわかりやすく、Lady Sophia's Loverよりはずっとはいりやすいように思いました。
〉導入部が「!!!」ですが、そこはロマンス本。
〉結局はヒロインの前にヒーローとなるべき男性が現れあれこれすったもんだ・・・・

タドキスト大会で話題になっていました。
皆さん、初ロマンス本としてこの本を読んでみるとの事でした。
そう言う私も早速注文しました。

〉Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに
〉出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

Worth Any Priceで温水シャワーのシーンがよく出てきてます。
出しすぎると水になって冷たくなってます。
もうこの頃からシャワーがあったのかと驚きました。

〉さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。
〉内容はラブコメディです。

〉★To Catch An Heiress
〉これはイチオシおすすめ!特に初心者向けだと思います。
〉両親を亡くして後見人の間を転々として暮してきたCaroline。現在の後見人は息子に彼女を襲わせて結婚させて
〉彼女の遺産をいただこうとします。
〉Carolineはそこから逃げ出しますが、スパイを追っていたBlakeが、夜中に家を抜け出して逃げ出す怪しい行動を
〉見て彼女をスパイと間違え拉致監禁。
〉誤解が解けた後も後見人から身を隠すため、CarolineはBlakeの家に居座り、家の中を引っ掻き回してBlakeと
〉その友人をあきれさせたり、あわてさせたり。かなりなドタバタ劇を繰り広げたりします。
〉内容はわかりやすく、大きな出来事よりも小ネタが多いですがハラハラさせるところもあり、少々わからない
〉ところも気楽に飛ばして読めます。

私もこの本はチェックしてました。
初心者向けなんですね。
Lisa Kleypasの次に読んでみます。

〉★How to Marry a Marquis
〉両親を亡くしたElisabethは弟や妹を養うためにも財産のある男性と結婚する必要にせまられています。彼女が
〉お話し相手を務める貴婦人のお屋敷の図書室で見つけたのはHow to Marry a Marquisと言う本。ドキドキしなが
〉ら手にとってしまい、しかもそれを貴婦人の新しく来たestate managerに見られてしまう。
〉しかし彼は彼女に協力することを申し出て…?
〉物語の起伏があまりなく、ほとんど漫才のような会話で進んでいきますので、読み進む原動力としては少々弱い
〉かも。実はestate managerはTo Catch An Heiressに出てきたBlakeの友人で、最後の方にCarolineとBlakeも少し
〉出てきます。

この本も読んでみたいと思っていました。
読み進む原動力は少し弱いんですね。
気をつけて読みます。
ロマンス本を読むようになってMarquisという単語を知りました。
今ではすっかりよく見る単語になりました。

〉★Viscount Who Loved Me
〉Bridgerton series シリーズで、長兄のAnthonyの結婚話。最初は登場人物がごちゃごちゃしていてつかみにくく
〉思いましたが、結局ロマンス本ではヒーローとヒロインがわかっていればなんとかなります。
〉このお話ではストレートに出会わないで少々紆余曲折ですが。蜂に刺されて毒を吸い出そうとしているのを見られて、
〉スキャンダルになる!結婚しなさい!という展開はやはり時代物ならではでしょう。

Bridgerton series シリーズも読んでみたいと思っていましたが、登場人物が多そうなので整理しながら読んだ方が
よさそうですね。

〉これだけ読んできたら別の作家も読みたくなりました。
〉それで手にとったのが
〉★A Summer To Remember (Mary Baough)
〉700万語通過本です。結構てこずって時間がかかりました。
〉最初は何が書いてあるかほとんどわからず。しかも字が細かい。3ページぐらい読んで、あまりにわからないので
〉もう一度最初から読み直しました。しかしやっぱり難しい。ぼんやりとした理解のまま読み進みました。
〉最初ヒーローのKitがヒロインのLaurenを舞踏会でダンスに誘ったり、翌日花を贈ってお出かけに誘ったりしても
〉Laurenは無関心でそっけなくて、さっぱり話が進みそうになくてどうやって話を進めるんだろうと思いました。
〉しかし90ページぐらいで話の方向が見えてきて、しかもタイトルの意味がわかり、そこで俄然先が読みたくなって
〉きました。
〉そうすると、最初はとても読みにくくて2〜3ページ読んではページを確認して「まだこれだけかー」と思っていたのが、
〉進み始めると気がついたら10ページぐらい読んでる、という状態になりました。
〉しかもその状態になると、知らない単語の三つや四つや五つあってもそれほど気にならずにどんどん読み進めることができて、
〉しかも知らない単語があちこちあるのにあまり「飛ばしている」感じがしないできちんと読んでるような気になっています。
〉文章もそんなに難しく感じません。「わかりやすい」とまではいきませんが…。
〉結局本が読めるか読めないか、は英語力の問題ではないんだろうな、ということを再確認しました。

この本を読んでみたいと思っていたのですが、久子さんのロマンス本紹介の投稿に「この作者はPBを読みなれてから
読んだ方が良い」と書いてあったので、もうしばらくしてから読もうと思っていました。
でも90頁くらい読んで話の方向が見えてくると、面白くなるんですね。
気になります!!

〉****総合的な感想****

〉PBを読むにあたっては、まず最初はとっつきやすいものから始めてみれば、何冊か読んでいるうちに慣れてくるような気が
〉します。そもそも1冊10万語前後あるものが多いので、何冊か読むとそれだけ語数が蓄積されて読む力がついてくるのでは
〉ないかと思います。
〉特にロマンス本は基本が男女二人が出会って恋に落ちる、なので「Lady Sophia's Lover」や「A Summer To Remember」の
〉ように最初の方がさっぱりわからなくても途中で話がわかってくると読み進むことができるようになったりします。
〉また、PBはかなり飛ばしても大丈夫、と聞いていたのが本当にそうだと思いました。

あっという間にこんなにPBを読まれて、たくさんの語数を蓄積されたんですね。
杏樹さんや久子さんやRaquelさんや多くのタドキストの方の貴重な情報のおかげで、後に続く者としてはいろんな情報を
事前に入手する事ができます。
本当にありがとうございます。

〉以前、まだPBを読む人があまりいなかったころがんばって読んでいたのが間者猫さんとじゅんさんでした。
〉二人ともGRも苦手、児童書も苦手、で仕方なく大人向けの本に突入して四苦八苦しながら読んでいて、その様子がうかがえる
〉投稿をしていました。
〉間者猫さんに言わせると、児童書は少し飛ばすとわからなくなる、PBは1ページや2ページ飛ばしても、1章や2章わから
〉なくても大丈夫だから、ということでした。そして飛ばしすぎてわからなくなったら「今日はこのへんで勘弁しっとたるわ」
〉という捨てゼリフで投げるのです。
〉実際PB(といってもロマンス本しか読んでませんが)を読んでみると、例えばGRなどと違って展開がゆっくりです。
〉描写が細かいせいもあって、同じ場面が何ページも続いていたりします。そういうところが飛ばしても大丈夫、というところ
〉なんでしょう。

間者猫さんの「今日はこのへんで勘弁しとったるわ」の捨てゼリフは何度聞いても、胸がすっとします。
とは言え、捨てゼリフをいいながら、心は「やられたー」としゅんとしてしまいます・・・

〉ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん
〉読めるようになるんだと思います。
〉私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がつい
たんだと思います。
〉四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。
〉やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。

杏樹さん、報告ありがとうございました。
とっても参考になります!!
私もいろいろ読んでみます!!


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895. Re: ヒストリカル・ロマンス経過報告

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/12/7(00:29)

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たまこさん、こんにちは。

〉以前からロマンス本を読んでみたいと思っていましたが、まだまだ難しいのではないかと思い
〉なかなか手を出せずいました。
〉そんな時、杏樹さんの投稿を読んで、よ〜し次はロマンス本を読んでみようと思う事が出来ました。
〉杏樹さんの投稿のおかげできっかけが出来ました。
〉本当にありがとうございました。
〉私は今、ロマンス本2冊目を読んでいるところです。
〉(途中ミステリーやらダレンシャンを読んでいたので、やっと2冊目です)
〉この後はしばらくヒストリカル・ロマンスを読もうと思っています。

ロマンス本を読み始めたんですね。きっかけになれてうれしいです。

〉〉★Lady Sophia's Lover (Lisa Kleypas)
〉〉最初に読んだ本です。1冊読めたのでうれしくてすでに報告済み。
〉〉最初は難しくて一体何が何やらわかりませんでしたが、ぐいぐい引きつけるストーリーで、読み
〉〉進むほど加速度がつきました。

〉私もこの本を最初に読みました。
〉書評を読んで、私の想像ではヒーローはとても真面目なお堅い男性だと思っていました。
〉ところが読み始めるといきなり最初からヒロインにメロメロで、あれぇっと思いました。
〉タドキスト大会で久子さんに、この感想を話すと、真面目な男性も恋に落ちると情熱的な男性に
〉なるという証拠ですよ、と言われました。確かに!
〉初めて見る単語が結構あって、ちょっと難しかったです。
〉初めてのPBでこの本を読まれるなんて、杏樹さんはすごい!と思いました。
〉ストーリーは、展開が早くなぞとかも出てくるので面白くて、ぐいぐい読めました。

最初に何を読んでいいかわからなかっただけです。頼りになったのは書評に書いてある設定と、今までPBを読んできた方々の経験で「かなり飛ばしても大丈夫らしい」ということでした。

〉〉★Worth Any Price (Lisa Kleypas)
〉〉Lady Sophia's Loverの続編です。おなじみの人物が出てくるので話に入りやすく、読みやすい上に
〉〉内容もとても面白かったです。
〉〉とってもおすすめの本ですが、Lady Sophia's Loverの盛大なネタばれから始まりますので、この本を
〉〉先に読むわけにはいかないのが残念。でもLady Sophia's Loverを読んだ方はぜひ、絶対こっちも読ん
〉〉でください。

〉今、この本を読んでいます。
〉いきなりヒーローの過去の心の傷に関するシーンで始まり、頁をめくる手を止められませんでした。
〉前作ではかっこいいけどちょっと悪っぽい印象でしたが、今回は過去の心の傷が明らかになり、より人間的
〉に感じられました。
〉なるほど、これがスピン・オフの楽しみなんですね。
〉続きが楽しみです・・・

おもしろいでしょ〜?あの人物にこんな面が…。この本は最後まで飽きさせませんでした。

〉〉★Suddenly You (Lisa Kleypas)
〉〉独身の女性作家が30歳を契機に男娼を買おうとするという、時代物にしては「!!!」な始まり方です。
〉〉しかし文章はわりあいわかりやすく、Lady Sophia's Loverよりはずっとはいりやすいように思いました。
〉〉導入部が「!!!」ですが、そこはロマンス本。
〉〉結局はヒロインの前にヒーローとなるべき男性が現れあれこれすったもんだ・・・・

〉タドキスト大会で話題になっていました。
〉皆さん、初ロマンス本としてこの本を読んでみるとの事でした。
〉そう言う私も早速注文しました。

タドキスト大会、行けなくて残念でしたが、けっこうロマンス本で盛り上がったみたいですね。特にこの本は注目の的だったとか。

〉〉Lisa Kleypasのお話は、当時の生活の描写がていねいで時代を感じさせてくれます。特にWorth Any Priceに
〉〉出てくる温水シャワーのしくみには「へぇ〜」でした。

〉Worth Any Priceで温水シャワーのシーンがよく出てきてます。
〉出しすぎると水になって冷たくなってます。
〉もうこの頃からシャワーがあったのかと驚きました。

驚きますよね。しかも作者はちゃんと調べて書いてる。

〉〉さて、次はJulia Quinnです。こちらはあまり時代背景は関係なく、たんに設定が18**年というだけ。
〉〉内容はラブコメディです。

〉〉★To Catch An Heiress

〉私もこの本はチェックしてました。
〉初心者向けなんですね。
〉Lisa Kleypasの次に読んでみます。

「次」でなくても、Lisa Kleypasを投げたときにでも。
ラブコメなので、ずいぶん雰囲気が違います。

〉〉★How to Marry a Marquis

〉この本も読んでみたいと思っていました。
〉読み進む原動力は少し弱いんですね。
〉気をつけて読みます。

こちらのほうが面白いという方もいますので、好みの問題ではないかと思います。ただ、物語はTo Catch An Heiressに出てきた人物が出てきますので、順番としてはこちらが後になりますから、To Catch An Heiressでジュリア・クインに慣れてから読むといいと思います。

〉ロマンス本を読むようになってMarquisという単語を知りました。
〉今ではすっかりよく見る単語になりました。

普段使わない言葉をいろいろ覚えますね。Viscountとかも知りませんでした。覚えても使えません…。

〉〉★Viscount Who Loved Me

〉Bridgerton series シリーズも読んでみたいと思っていましたが、登場人物が多そうなので整理しながら読んだ方が
〉よさそうですね。

そうみたいですね。私も久子さんの投稿を参考に選んでいきたいと思っています。

〉〉★A Summer To Remember (Mary Baough)

〉この本を読んでみたいと思っていたのですが、久子さんのロマンス本紹介の投稿に「この作者はPBを読みなれてから
〉読んだ方が良い」と書いてあったので、もうしばらくしてから読もうと思っていました。
〉でも90頁くらい読んで話の方向が見えてくると、面白くなるんですね。
〉気になります!!

やはりちょっと難しいですね。でもリサ・クレイパスとジュリア・クイン3冊ずつ読んだら読めるようになりました。「読みなれてから」がどれぐらい、というのはその人次第でしょう。

〉〉****総合的な感想****

〉〉PBを読むにあたっては、まず最初はとっつきやすいものから始めてみれば、何冊か読んでいるうちに慣れてくるような気が
〉〉します。そもそも1冊10万語前後あるものが多いので、何冊か読むとそれだけ語数が蓄積されて読む力がついてくるのでは
〉〉ないかと思います。
〉〉特にロマンス本は基本が男女二人が出会って恋に落ちる、なので「Lady Sophia's Lover」や「A Summer To Remember」の
〉〉ように最初の方がさっぱりわからなくても途中で話がわかってくると読み進むことができるようになったりします。
〉〉また、PBはかなり飛ばしても大丈夫、と聞いていたのが本当にそうだと思いました。

〉あっという間にこんなにPBを読まれて、たくさんの語数を蓄積されたんですね。
〉杏樹さんや久子さんやRaquelさんや多くのタドキストの方の貴重な情報のおかげで、後に続く者としてはいろんな情報を
〉事前に入手する事ができます。
〉本当にありがとうございます。

それまで児童書とGRしか読んだことがなかったので、1冊にずいぶん時間がかかるような気がして、本人的には「あっという間」ではなかったですけれど…。7冊読んだら後に続く人の参考になれる、というのはさすが多読の世界。1冊でも1万語でも多く読んでたら先輩になってアドバイスができる・・・?

〉間者猫さんの「今日はこのへんで勘弁しとったるわ」の捨てゼリフは何度聞いても、胸がすっとします。
〉とは言え、捨てゼリフをいいながら、心は「やられたー」としゅんとしてしまいます・・・

とりあえず言ってみることですね。「このへんで勘弁しとったるわ」って。

〉〉ですから最初は思い切ってじゃんじゃん飛ばしまくって読んでみればなんとかなるし、そうやって何冊も読んでいたらだんだん
〉〉読めるようになるんだと思います。
〉〉私も「A Summer To Remember」が読めたのは、リサ・クレイパスとジュリア・クインを3冊ずつ読んだからその分読む力がつい
〉たんだと思います。
〉〉四苦八苦しながら読んでいた間者猫さんも、今はアメリカの古典文学に挑戦しようと言うぐらいになっています。
〉〉やっぱり「読んでいくうちに読めるようになる」…これこそ多読法の特徴ですね。

〉杏樹さん、報告ありがとうございました。
〉とっても参考になります!!
〉私もいろいろ読んでみます!!

それではHappy Romance Reading!


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