[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/11/23(19:27)]
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/7/24(22:41)
------------------------------
しばらく前に全巻制覇したのですが、
書こうと言う気が起こらなかったので延び延びに。
結論から言えば、全部読まなくてもよかったと思います。
特に”The Brethren”以降はイマイチ。
グリシャムは映画化された作品だけで十分ではないでしょうか。
私は、グリシャムの弱者の視点に立ち、
法は正義を現わすものだという姿勢が好きなのですが、
最近の作品はその姿勢が感じられません。残念です。
コナリーやルへインには揺るぎない正義の姿勢が感じられるのですが。
以下レビューです。皆様の参考になれば幸いです。
■”A Time to Kill” ★★★☆☆ Level9 183000
結構読みにくかったし、あまり乗っていかなかったです。
人種差別の色濃く残る南部を舞台に
娘をレイプされたCarl Lee(黒人)が犯人(白人)を打ち殺してしまい、
裁判にかけられるという話なのですが、
裁判の展開の面白さというよりも南部の風土に重点をおいた作品でした。(2005.03.26)
■The Firm ★★★★★ Level8 148000
よく分らなかった所もありますが面白かったです。最初から最後まで眼が離せません。
特に最後の100ページは手に汗握る展開、ドキドキしました。
読み手に余韻を残させる終わり方、グリシャムは本当にうまいですね。
先に読んだ”The Street Lawyer”よりも読みやすく感じました。(2004.01.08)
■The Pelican Brief ★★★★★ Level8 107000
政・官・財の癒着を一人の法学生とジャーナリストが暴いていく、
なかなかスリリングな展開。面白かったです。結構好きな話です。
最初の2人の判事が殺害される所は結構エグかったです。
”The Street Lawyer”、”The Firm”よりも少し難しく感じました。(2004.01.17)
■The Client ★★★★★ level7 140000
面白かったです。分らない単語も多いですが、
人物描写・風景描写が細かく描かれていて、とてもイメージしやすいです。
もっとマフィアが前面に出てくるのかと思いきや、
実は、Mark&Regggie vs FBIなのです。
マフィアは”刺身の褄”みたいなもんです。
とにかくストーリーが分厚いんです(本も分厚いですが)。
1パラグラフ分らなくても、長いので、読んでいるうちに大体分かりました。
最後の終わらせ方も本当にいいです。
全速力で走った後に軽いジョギングをしているような終わらせ方。うまいです。
あと登場人物が多いので、人物リストを作るべきだったかなあと思います。
300ページ近くまで誰が誰だかよく分らなかったです
(最後の方では大体掴めてましたが)。
とにかく今は、”グリシャム読めた”ということで満足しています。(2003.08.21)
■The Chamber ★★★☆☆ Level9 211000
死を覚悟したサムと生き長らえさせたいアダムとの葛藤、
サムの娘リーの生き様など死について家族について考えさせられる。
祖父サムの生き様を知ることにより自分自身が何者なのか、
アダムの自分探しの物語のような気がします。
ところで、印字が全体的に真中によっていて結構読みにくかったです。
文章自体は読みにくくはなかったですが。(2004.05.21)
■The Rainmaker ★★★★★ Level8 176000
200ページぐらいまで、よく分からなかったですが、読みやすく面白かったです。
法廷闘争に入るまでは、結構ゆっくりした流れでしたが、自分としてはいい感じで読めました。
法廷闘争からは本当に一気読みです。600ページの長さを感じさせない1册。
この作品で”alone”と”lonely”の違いを捉えたような気がします。(2004.03.13)
■The Runaway Jury ★★★★★ Level9 167000
いやあ面白かったです。読後唸ってしまいました。
Marleeっちゅう女はホンマたいした女ですわ、天才や。
300ページぐらいまで”よー分からんなあ。それに語彙がちょっと難しいなあ。”
”投げるタイミングを逸したかなあ?”などと思いながら読んでましたが、
そこからは結構忙しかったです。
登場人物も多く誰が誰だか良く分からなかったですが、だんだん気にならなくなりました。
NicholasとMarlee、Fitchの3人だけ押さえておけば大丈夫。(2004.08.03)
■The Partner ★★★★★ Level8 134000
登場人物も多く、話ややこしかったですが、読みにくくはなかったです。
最後の最後で・・・大・ドン・デン返し! 参った。ボーゼン。
読後唸ってしまいました。グリシャムもこんな大仕掛けをするんですね。
どこかに布石あったんかな? 見逃してたら悔しいです。
参った、参った。ホンマにやられた。”とにかく読んでみて!”としか言えない。(2004.06.15)
■The Street Lawyer ★★★☆☆ Level8 107000
読み始めは”グリシャムにしては粗いなあ。
イマイチやなあ”なんて思いましたが、
30章以降グリシャムらしさで一気に読ませてくれました。
最後ちょっと、じ〜んときました。
社会的弱者に対する眼差しが優しいよね、グリシャムは。
あとがきでも述べてますが、これまで感心のなかった
ホームレス問題を取り上げ、
より社会と関わろうとしている意欲を感じました。
単語(法律用語?)が難しかったですが、文章自体は読みやすかったです。
これって矛盾してるかなあ?(2003.12.30)
■The Teastament ★★★★☆ Level8
結末が悲しすぎます・・・。
でも終わらせ方は本当にうまいです。
じーんときました。
タイトルの”The Testament”も読み終わってみれば
重い意味だったんだなあと納得。
スリリングな展開はないですがいい作品でした。(2005.08.26)
■The Brethren ★★★☆☆ Level9
”300ページぐらいまで全然面白くないなあ”と思いましたが、
残り100ページちょいはまあまあでした。適当に読んでいたので
最後はドカン!と落としたんでしょうが、
私は”はあっ?!(マジャコング風)”って感じでした。
この本は再読の方が面白いと思います。(2005.11.11)
■A Painted House ★★★★☆ Level7 127000
読みやすかったです。
”結構いろんな事があるもんだなあ”と思いながら読みました。
グリシャムは描写が本当に細かくて、読んでいて眼に浮かんできます。
長い事が苦にならない方でしたらレベル6が読めれば
かなり楽に読めるのではないかと思います。
レベル9になっていますが、個人的にはレベル7ぐらいだと思います。(2003.12.21)
■Skipping Christmas ★★★☆☆ Level7 46000
結構読みやすかったです。
この話ってディケンズのクリスマスキャロルを
モチーフにしてるんだろうなあと思いました。(2004.12.23)
■The Summons ★★★☆☆ Level7 87000
あまり評判が良くなかったので期待していなかったのですが、まあまあでした。
結構読みやすかったです。
ハラハラドキドキ感はほとんどなく淡々と描かれています。
最後ちょっと山があったのですが、ちょっと消化不良。
先に”The Runaway Jury”を読んでおくとニヤッと笑えます。
次作の”The King of Trots”と併せて読むといいらしいので、次が楽しみです。(2004.10.02)
■The King of Torts ★★★☆☆ Level8 114000
”The Summons”のアマゾンでのレビューが最後まで尾を引いてしまいました。
”The Summons”とは全然ちゃうやん(怒)。
どちらかと言えば”The Rainmaker”じゃないかな?
グリシャムも歳をとってきて、”だんだん目線が親父になってきたなあ”という印象を受けました。
(2004.11.08)
■Bleachers ★★★☆☆ Level7 44000
とても読みやすく感じました。たまにはこういう話もいいかも。
過去のいざこざの折り合いをつけて新しい1歩を踏みだしていく。
分かっちゃいるけどじーんときました。
でも一番のお気に入りは、87年決勝、Neely率いるSpartanがコーチ不在の中、
31ー0から奇跡の逆転劇を演じるラジオ放送です。
こちらもラジオを聞いている気分にされてくれます。(2004.07.19)
■The Last Juror ★★☆☆☆ Level9
最後はそれなりにまとめてきましたけど。
もうちょっとスリリングな展開がほしかったです。
読んでいてだらだら長く感じました。(2006.01.18)
■The Broker ★★★☆☆ Level8
前作よりは面白かった。
主人公の描き方が、最初は”合州国大統領に次ぐ実力者”だったはずなのに、
どうもそのキレがなくイタリアで語学の勉強なぞ。
この辺はほとんど必要ないですね。
CIAの監視下に置かれているとはいえ、もうちょっとなんか画策するでしょう。
監視の一瞬の隙をついて、逃げ出したあとは、そこそこ面白かったです。
Joel Backmanの人物描写が60歳とはとうてい思えず、
読んでいて、恐いもの知らずの若い弁護士って感じがしました。(2006.06.30)
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お名前: Yoshi
投稿日: 2006/7/25(23:08)
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間者猫さん、先日はありがとうございました。
最近もけっこうむちゃしてるYoshiです。(嘘)
John Grisham 全巻制覇のご報告をありがとうございます。
僕もあとに続きたいところですが...なかなか達成までには
日にちがかかりそうな...。
ですので、お話し通りに最近のは外して、比較的初期のもの
を中心に読破といこうなんて思っております。
ファンタジーの苦手な間者猫さ〜ん、”ゲド戦記”は、
ちょっと他とは違うので、ぜひぜひ...。
と誘って、フェードアウトしてみる...。
ではでは〜。
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/7/27(06:37)
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"Yoshi"さんは[url:kb:752]で書きました:
〉間者猫さん、先日はありがとうございました。
こちらこそ。
〉最近もけっこうむちゃしてるYoshiです。(嘘)
〉ですので、お話し通りに最近のは外して、比較的初期のもの
〉を中心に読破といこうなんて思っております。
その方がいいと思います。
〉ファンタジーの苦手な間者猫さ〜ん、”ゲド戦記”は、
〉ちょっと他とは違うので、ぜひぜひ...。
ゲド戦記買いましたよ。
ちょっと読んでみますね。
〉と誘って、フェードアウトしてみる...。
〉ではでは〜。
ではまた。
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/7/25(23:15)
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猫さ〜ん! 酒井@快読100万語!です。
〉 しばらく前に全巻制覇したのですが、
〉書こうと言う気が起こらなかったので延び延びに。
〉結論から言えば、全部読まなくてもよかったと思います。
〉特に”The Brethren”以降はイマイチ。
〉グリシャムは映画化された作品だけで十分ではないでしょうか。
〉 私は、グリシャムの弱者の視点に立ち、
〉法は正義を現わすものだという姿勢が好きなのですが、
〉最近の作品はその姿勢が感じられません。残念です。
〉 コナリーやルへインには揺るぎない正義の姿勢が感じられるのですが。
〉以下レビューです。皆様の参考になれば幸いです。
レビューは全部読みましたよー!
Grishamは全巻制覇じゃないんだけど・・・
(というのは、The Partnerあたりからあまりおもしろくなくなって、
Brethrenくらいまでは読んだんだけど、Summonsからは読んでない・・・
つまり、猫さんと感想がよく似ている!
ぼくのいちばんのおすすめはThe Client、いちばんはらはらしたのは
The Firmかな?
京都で会えるね! うれしーぞぉー!!
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/7/27(06:39)
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"酒井@快読100万語!"さんは[url:kb:753]で書きました:
〉猫さ〜ん! 酒井@快読100万語!です。
御無沙汰しています。
〉レビューは全部読みましたよー!
〉Grishamは全巻制覇じゃないんだけど・・・
〉(というのは、The Partnerあたりからあまりおもしろくなくなって、
〉Brethrenくらいまでは読んだんだけど、Summonsからは読んでない・・・
〉つまり、猫さんと感想がよく似ている!
〉ぼくのいちばんのおすすめはThe Client、いちばんはらはらしたのは
〉The Firmかな?
私はThe Rainmakerが一番好きです。
〉京都で会えるね! うれしーぞぉー!!
私も楽しみにしております。
では。
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お名前: marin
投稿日: 2006/7/27(22:26)
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間者猫さん、こんばんは。 marinです。
ついに、Grisham全巻制覇ですね。おめでとうございます!
〉 しばらく前に全巻制覇したのですが、
〉書こうと言う気が起こらなかったので延び延びに。
〉結論から言えば、全部読まなくてもよかったと思います。
〉特に”The Brethren”以降はイマイチ。
〉グリシャムは映画化された作品だけで十分ではないでしょうか。
最近のはイマイチなんですね。今のところ、間者猫さんが星を5,4と
つけたものしか読んでないので(The SummonsとThe King of Tortsを
未だ読んでないのがバレバレ)、Grishamに関して、イマイチ感はないん
ですが、最近のものは買わない方が良さそうですね。
〉 私は、グリシャムの弱者の視点に立ち、
〉法は正義を現わすものだという姿勢が好きなのですが、
〉最近の作品はその姿勢が感じられません。残念です。
〉 コナリーやルへインには揺るぎない正義の姿勢が感じられるのですが。
コナリーですが、Bosch3巻目のConcrete Brondeがamazonで1ヶ月以上待たさ
れたあげく、キャンセル。。。(今見ても売り切れのままでした^^;)
あせって、その後の巻は中盤まで揃えましたが、2巻読んだままお預け状態
です。
ルヘインは、全然知らなかったのですが、今度チェックしてみます。
それにしても、全巻制覇って、響きは気持ちいいですね(^^)。
私も、King全巻制覇、頑張ろうって気になりました。まあ、あと最低でも
5年はかかると思いますが(^^;)。(←なにしろまだ10巻。)
それでは、Happy Reading!
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/7/28(22:55)
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"marin"さんは[url:kb:756]で書きました:
〉間者猫さん、こんばんは。 marinです。
こんばんは。御無沙汰しています。
〉ついに、Grisham全巻制覇ですね。おめでとうございます!
ありがとうございます。
〉最近のはイマイチなんですね。今のところ、間者猫さんが星を5,4と
〉つけたものしか読んでないので(The SummonsとThe King of Tortsを
〉未だ読んでないのがバレバレ)、Grishamに関して、イマイチ感はないん
〉ですが、最近のものは買わない方が良さそうですね。
初期の作品のハラハラドキドキ感を求めると
最近の作品は軒並みだめですねえ。
〉コナリーですが、Bosch3巻目のConcrete Brondeがamazonで1ヶ月以上待たさ
〉れたあげく、キャンセル。。。(今見ても売り切れのままでした^^;)
〉あせって、その後の巻は中盤まで揃えましたが、2巻読んだままお預け状態
〉です。
これは痛いですね。
〉ルヘインは、全然知らなかったのですが、今度チェックしてみます。
重いけどいいですよ。
〉それにしても、全巻制覇って、響きは気持ちいいですね(^^)。
〉私も、King全巻制覇、頑張ろうって気になりました。まあ、あと最低でも
〉5年はかかると思いますが(^^;)。(←なにしろまだ10巻。)
King全巻制覇できたらすごいですね。
やってみたいなあ。これこそライフワークかも(笑)
〉それでは、Happy Reading!
marinさんもHappy Reading!
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お名前: 湘南のおねえさん
投稿日: 2006/7/28(10:05)
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こんにちは。グリシャムはチェックを怠らない作家のひとりなので、大変参考になりました。こりゃ、永久保存版だな、と思ってます。
The king of torts を読み終わったとき、なんだかグリシャムも変わっていくのか、、、、それが作家の成長なのか、、、と思いました。
ペインティッドハウスの流れは、あれはあれでいいなあと認めることができましたが、お家芸の法廷物がこれじゃなあ、、、、って感じでした。
作家の成長に読者がついていけないってこういうことなのだろうか?
あるいは、高村薫、私の大好きな作家のひとりですが、晴子情歌で完全においてきぼりをくらったと思いました。
また、MOMA親爺さんとねたばれトークを約束しながら再び止まっているネルソンデミル。Lion's Game のときのようなジェットコースター読み(読み出したら止まらない)になってきません。
でも、つまらない、とは決して言えないんです。だって大好きな作家たちなんですから。
あの、どきどきわくわくをもう一度、と願うのは、正しいファンじゃないのかな?
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/7/28(23:03)
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"湘南のおねえさん"さんは[url:kb:757]で書きました:
〉こんにちは。グリシャムはチェックを怠らない作家のひとりなので、大変参考になりました。こりゃ、永久保存版だな、と思ってます。
ありがとうございます。
〉The king of torts を読み終わったとき、なんだかグリシャムも変わっていくのか、、、、それが作家の成長なのか、、、と思いました。
成長といっていいのかどうか。
この辺の路線変更を本人がどう考え、
現代アメリカ社会をどう捉えようとしているのか、
聞いてみたいものですね。
〉あるいは、高村薫、私の大好きな作家のひとりですが、晴子情歌で完全においてきぼりをくらったと思いました。
高村薫さんは神戸で震災にあわれて、周りでたくさんの人が死んでいくのを見、
自分の作品の中で殺せなくなった、で書けなくなったと聞いた事があります。
そういう意味ではコナリーはすごいなあと思います。
〉また、MOMA親爺さんとねたばれトークを約束しながら再び止まっているネルソンデミル。Lion's Game のときのようなジェットコースター読み(読み出したら止まらない)になってきません。
デミルもなかなか面白いですね。
デミルも全部読みたいと思っています。
〉あの、どきどきわくわくをもう一度、と願うのは、正しいファンじゃないのかな?
僕もその一人です。
グリシャムちゃんと書いてくれ!(笑)
では。
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お名前: 湘南のおねえさん
投稿日: 2006/7/30(11:15)
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なるほどねえ、高村ねえさんには、そんな事情があったとは、、、、
そういうことなら、こっちも上巻だけで止まっているのをきっちり終了させて自分の中でまじめに評価しとかなきゃ、それがファンの役目かな。
もうひとつ止まっているデミルのNight Fall これも実は、9.11以降、デミルが変わったような印象を受けて、どんな中断を経ても読むぞ、と思っているものなんです。
グリシャムについては、9.11の前後で何か変化のようなものを感じられましたか?
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/8/1(06:08)
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"湘南のおねえさん"さんは[url:kb:763]で書きました:
〉グリシャムについては、9.11の前後で何か変化のようなものを感じられましたか?
The Testamentが1999年なので、
それ以降、なにを書こうか迷っていたと思うんですね。
グリシャムはテロの話はでてこないので、
あまり影響は受けなかったのではないかと思いますが。
これはよく分かりません。
ただ、The Brokerは、軍事機密に関する話なので、
多少影響を受けているのかもしれないなと思います。
あまり答えにはなっていませんが。
では。
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お名前: ジェミニ http://creek.hp.infoseek.co.jp/english/index.html
投稿日: 2006/7/29(01:09)
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間者猫さん、こんにちは。ジェミニです。Grisham全巻制覇おめ
でとうございます。
〉結論から言えば、全部読まなくてもよかったと思います。
〉特に”The Brethren”以降はイマイチ。
〉グリシャムは映画化された作品だけで十分ではないでしょうか。
〉 私は、グリシャムの弱者の視点に立ち、
〉法は正義を現わすものだという姿勢が好きなのですが、
〉最近の作品はその姿勢が感じられません。残念です。
〉 コナリーやルへインには揺るぎない正義の姿勢が感じられるのですが。
なるほど。映画化されたモノはダテに映画化されているわけでは
ないはずですから。
〉以下レビューです。皆様の参考になれば幸いです。
〉■”A Time to Kill” ★★★☆☆ Level9 183000
〉結構読みにくかったし、あまり乗っていかなかったです。
〉人種差別の色濃く残る南部を舞台に
〉娘をレイプされたCarl Lee(黒人)が犯人(白人)を打ち殺してしまい、
〉裁判にかけられるという話なのですが、
〉裁判の展開の面白さというよりも南部の風土に重点をおいた作品でした。(2005.03.26)
A Time To Killは、ビデオで観て、マシュー・マコノヒーが
裁判の最後の場面のスピーチが好きで、思わずアメリカのアマ
ゾンからビデオを個人輸入してしまいました。
いつか、原作も読んでみたいと思っています。
〉■The Firm ★★★★★ Level8 148000
〉よく分らなかった所もありますが面白かったです。最初から最後まで眼が離せません。
〉特に最後の100ページは手に汗握る展開、ドキドキしました。
〉読み手に余韻を残させる終わり方、グリシャムは本当にうまいですね。
〉先に読んだ”The Street Lawyer”よりも読みやすく感じました。(2004.01.08)
The Firmは評判がいいですね。他のウェブでもグリシャムで
一番のお勧めになっていました。これは、日本語版で以前読んでいますが、
PBでも読んでみたいです。
〉■The Pelican Brief ★★★★★ Level8 107000
〉政・官・財の癒着を一人の法学生とジャーナリストが暴いていく、
〉なかなかスリリングな展開。面白かったです。結構好きな話です。
〉最初の2人の判事が殺害される所は結構エグかったです。
〉”The Street Lawyer”、”The Firm”よりも少し難しく感じました。(2004.01.17)
ビデオで観て、ジュリア・ロバーツのファンになりました。確かに
ハラハラドキドキですが、登場人物が多くて、GRで読んでも結構難し
かったです。ビデオが良かったので、数年前にPBを買って積読状態
になっています。
〉■The Client ★★★★★ level7 140000
〉面白かったです。分らない単語も多いですが、
〉人物描写・風景描写が細かく描かれていて、とてもイメージしやすいです。
〉もっとマフィアが前面に出てくるのかと思いきや、
〉実は、Mark&Regggie vs FBIなのです。
〉マフィアは”刺身の褄”みたいなもんです。
〉とにかくストーリーが分厚いんです(本も分厚いですが)。
〉1パラグラフ分らなくても、長いので、読んでいるうちに大体分かりました。
〉最後の終わらせ方も本当にいいです。
〉全速力で走った後に軽いジョギングをしているような終わらせ方。うまいです。
〉あと登場人物が多いので、人物リストを作るべきだったかなあと思います。
〉300ページ近くまで誰が誰だかよく分らなかったです
〉(最後の方では大体掴めてましたが)。
〉とにかく今は、”グリシャム読めた”ということで満足しています。(2003.08.21)
The Clientも、The Firmと同様に評判の良いPBですね。
〉■The Street Lawyer ★★★☆☆ Level8 107000
〉読み始めは”グリシャムにしては粗いなあ。
〉イマイチやなあ”なんて思いましたが、
〉30章以降グリシャムらしさで一気に読ませてくれました。
〉最後ちょっと、じ〜んときました。
〉社会的弱者に対する眼差しが優しいよね、グリシャムは。
〉あとがきでも述べてますが、これまで感心のなかった
〉ホームレス問題を取り上げ、
〉より社会と関わろうとしている意欲を感じました。
これ、200万語超えたあたりで、グリシャムで自分が読んだ
初めてのPBでした。自分もすごく感動しました。アメリカでは
ホームレスに関してのボランティアのようなネットワークが整備
されているんだなと思いました。
〉■Skipping Christmas ★★★☆☆ Level7 46000
〉結構読みやすかったです。
〉この話ってディケンズのクリスマスキャロルを
〉モチーフにしてるんだろうなあと思いました。(2004.12.23)
昨年のクリスマス前に読破しました。グリシャムの法律モノとは
違うのですが、語数も少ない方で読みやすく面白かったです。
間者猫さんのこのグリシャムのレビュー、本当にありがとうござ
います。本屋に行ってあのグリシャムの分厚いPBからどれを読めば
いいかと思ったときのいいガイドになると思います。
では、間者猫さん、これからも、Happy Reading!
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/7/30(10:00)
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"ジェミニ"さんは[url:kb:760]で書きました:
〉 間者猫さん、こんにちは。ジェミニです。Grisham全巻制覇おめ
〉でとうございます。
ありがとうございます。
〉 A Time To Killは、ビデオで観て、マシュー・マコノヒーが
〉裁判の最後の場面のスピーチが好きで、思わずアメリカのアマ
〉ゾンからビデオを個人輸入してしまいました。
〉 いつか、原作も読んでみたいと思っています。
映画を観ていれば楽に読めるかもしれません。
私は観ていないので、ちょっと難しく感じました。
〉 The Clientも、The Firmと同様に評判の良いPBですね。
両方とも読んで損はないと思います。
〉〉■The Street Lawyer ★★★☆☆ Level8 107000
〉 これ、200万語超えたあたりで、グリシャムで自分が読んだ
〉初めてのPBでした。自分もすごく感動しました。アメリカでは
〉ホームレスに関してのボランティアのようなネットワークが整備
〉されているんだなと思いました。
グリシャムも社会に眼を向けようとしてるのだと期待したのですが
これ以降の作品にその意気込みが感じられませんね。
〉 間者猫さんのこのグリシャムのレビュー、本当にありがとうござ
〉います。本屋に行ってあのグリシャムの分厚いPBからどれを読めば
〉いいかと思ったときのいいガイドになると思います。
参考になればとても嬉しいです。
〉 では、間者猫さん、これからも、Happy Reading!
ジェミニさんもHappy Reading!
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お名前: たかぽん
投稿日: 2006/7/30(16:47)
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間者猫さん、偉業達成、おめでとうございます!(おくればしてごめんやして。たかぽんです。)
そして、とても参考になるガイドをありがとうございます!
グリシャム、まだ一冊も読んどらんですが・・・。
(っていうか、小説のPB、ほとんど読んだことない・・・。)
つい昨日、『ニューオーリンズ・トライアル』を見ました。『Runaway Jury』の映画版ですね。
(映画は銃でしたが、原作はタバコなんですよね。)
けっこう面白かったです。原作も面白いんですね。先に原作を読むべきだったかなぁ。
かなり遅れてから日本でも起こり得る話なんですかねぇ。いや、日本の司法はもともと
強い者有利にできてるから、強い者がお金をつぎ込むこともないかな。
(このへんは憶測です。)
猫氏のガイドに従って、(面白そうなのだけでも)一冊ずつ読んでいこうと思います。
ではではまたちかぢか。
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/8/1(06:10)
------------------------------
"たかぽん"さんは[url:kb:764]で書きました:
〉間者猫さん、偉業達成、おめでとうございます!(おくればしてごめんやして。たかぽんです。)
〉そして、とても参考になるガイドをありがとうございます!
ありがとうございます。
〉つい昨日、『ニューオーリンズ・トライアル』を見ました。『Runaway Jury』の映画版ですね。
〉(映画は銃でしたが、原作はタバコなんですよね。)
〉けっこう面白かったです。原作も面白いんですね。先に原作を読むべきだったかなぁ。
〉かなり遅れてから日本でも起こり得る話なんですかねぇ。いや、日本の司法はもともと
〉強い者有利にできてるから、強い者がお金をつぎ込むこともないかな。
〉(このへんは憶測です。)
この本半分ぐらいまで退屈なので気をつけて下さいね。
〉ではではまたちかぢか。
ではまた。
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お名前: じゅん
投稿日: 2006/8/1(22:44)
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間者猫さん、こんばんは。
すっかりご無沙汰しております。
グリシャム完全制覇おめでとうございます。
〉 しばらく前に全巻制覇したのですが、
〉書こうと言う気が起こらなかったので延び延びに。
この気持ち・・・良くわかります。私もPBの紹介を書こうかな・・・と思いつつ延び延びになり、きっともう書けないなぁと悲観的(?)になっています。
〉結論から言えば、全部読まなくてもよかったと思います。
その昔、私も完全制覇欲求が強かったのですが、最近は面白くないものは読まない、が徹底されつつあります。
今完全制覇しているのは、Michael Connellyくらいかな。
7-8割くらい制覇していると思われるのが、Jeffery Deaver, Jan Burke, Nelson DeMille, John Dunning, S.J.Rozan。
Robert B. ParkerとJames Pattersonもずいぶん読んだけど、彼らは多作なだけに、制覇は難しそうです。
そういえばDan Brownって4冊しか書いてないのかな?そしたら完全制覇してるかも。
ConnellyとDan Brownは、リスニング完全制覇も射程距離内のような気がするので、せっかくだからやってみようかなぁ。
グリシャムは5冊くらい読んでます。
でもどうも弁護士物が好きになれず、中断しちゃいました。
ルヘイン面白いですか?
ミスティックリバーとシャッターアイランドは読みましたが・・・あんまりはまらなかったんですけど。
最近、のめりこめるものが無くて探してます。
お薦めがあれば紹介してください!
では!
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/8/2(21:15)
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"じゅん"さんは[url:kb:768]で書きました:
〉間者猫さん、こんばんは。
〉すっかりご無沙汰しております。
〉グリシャム完全制覇おめでとうございます。
ありがとうございます。
〉この気持ち・・・良くわかります。私もPBの紹介を書こうかな・・・と思いつつ延び延びになり、きっともう書けないなぁと悲観的(?)になっています。
私も書かないと書けなくなるので、
ブログ書いてます。
〉その昔、私も完全制覇欲求が強かったのですが、最近は面白くないものは読まない、が徹底されつつあります。
面白くないものは読むのがツライですね。
〉今完全制覇しているのは、Michael Connellyくらいかな。
〉7-8割くらい制覇していると思われるのが、Jeffery Deaver, Jan Burke, Nelson DeMille, John Dunning, S.J.Rozan。
Jeffery Deaverはまだ読んだ事がないのですが、
気になっております。
Nelson DeMilleは読むつもりで結構手元にあるんです。
〉Robert B. ParkerとJames Pattersonもずいぶん読んだけど、彼らは多作なだけに、制覇は難しそうです。
Parkerは数冊読んでお腹いっぱいになりました。
もういいです。
〉そういえばDan Brownって4冊しか書いてないのかな?そしたら完全制覇してるかも。
〉ConnellyとDan Brownは、リスニング完全制覇も射程距離内のような気がするので、せっかくだからやってみようかなぁ。
すごいですねえ。
〉ルヘイン面白いですか?
〉ミスティックリバーとシャッターアイランドは読みましたが・・・あんまりはまらなかったんですけど。
〉最近、のめりこめるものが無くて探してます。
〉お薦めがあれば紹介してください!
ルヘインはパトリック&アンジーシリーズが5册でているんですが、
こちらの方が面白いです。
3作目からめちゃくちゃ面白いです。
だた、児童虐待など家族の有り様を問いかけているので
重たいです。
全部で7册なんですぐ完全制覇ですしね。
私、未読がシャッターアイランドのみとなってしまいました。
〉では!
では。